このページのまとめ
- 面接フラグとは、面接官の態度や質問内容から判断する合格/不合格の条件のこと
- フラグから面接の合否を判断することは難しいのが実情
- 代表的な合格フラグは「業務を想定した質問」「メモが多い」などが挙げられる
- 「大げさな褒め方」「就活を応援される」のは不合格フラグに当てはまることが多い
- 不合格フラグを感じたら、逆質問で自分をアピールしてみよう
「面接フラグ」「合格フラグ」といった言葉を聞いたことのある就活生もいるでしょう。面接フラグとは、面接官の態度や雰囲気から合否を予想する条件のこと。このフラグを知っていると、面接中にある程度の合否予想を付けることも可能になります。
当コラムでは、代表的な合格/不合格フラグについてご紹介。面接結果を早めに知りたい、合否の予想を立てたいという方は参考にしてください。
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「面接フラグ」で面接結果を予想することはできる?
面接官の態度や質問内容から合否を予想する「面接フラグ」。フラグの内容から結果を判断することはできるのでしょうか。
フラグやサインだけで合否を判断することは難しい
結論から述べると、面接フラグから選考の合否を判断するのは難しいのが実情です。仮に面接中に「合格フラグ」と言われるサインを確認しても、自分よりあとに面接を行った就活生のほうが企業に適していれば、企業はそちらの学生を採用するでしょう。
また、自分では面接に手応えを感じていても、以下のケースに当てはまると不合格になり得ます。
面接が盛り上がった=合格ではないので注意
面接が盛り上がったから合格、と早合点するのは危険でしょう。会話として盛り上がっていても、就職相談的な内容や業務に関係のない話が続いていれば不合格の可能性が高め。
また、面接時間の短さをカバーしたり、リラックスした雰囲気を出して本音を聞き出したりするために会話を盛り上げる面接官もいるようです。
良い雰囲気でも不合格というケースもある
面接の雰囲気が良かった場合も要注意。近年では、面接に来た就活生を「お客様」として扱う企業が増えており、悪い印象を与えたくないため、不合格の人に対して丁寧な対応を取るケースもあるようです。
「不合格だから」と横暴な態度を取れば、不合格となった就活生が周囲に会社の悪評を伝えかねません。悪評が広まれば採用活動だけでなく、通常の企業活動に影響が出る可能性も。
企業側は、「せっかく面接に来てくれたので、良い気分で帰ってもらおう」「会社の悪い評判を広められないようにしよう」という思いから、いい雰囲気を作っているのでしょう。
上記のように、就活生側が手応えを感じていても、実際には不合格というケースは多く見受けられます。
最終面接での面接の反応については「それはフラグかも…最終面接での面接官の反応とは?」も参考にしてください。
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面接中に判断できる5つの「合格フラグ」
ここでは、一般的にいわれている代表的な「合格フラグ」を5つご紹介します。
1.質問内容:実際の勤務を想定した質問
よくいわれるのが、実際の業務を想定した質問をされたら合格、というもの。
不合格の人に給与や休日、配属などを聞いても意味がないため、勤務に関して具体的な質問をされたら合格フラグと捉える就活生は多いようです。
2.面接にかかる時間:想定よりも面接時間が長い
面接にかかる時間は30分~1時間が一般的。それ以上の時間をかけて面接しているなら、設定時間を超えてでも聞きたいことや伝えたいことがあるということでしょう。
3.面接官の言動:メモが多い、回答を深堀りする
面接中にメモを多く取っていたり、回答に対して深堀りしてきたりするのも合格フラグといわれています。これは、面接官が就活生に対して興味を持っているため。
ただし、不合格であってもメモを取る面接官は多いので、質問の回数や内容と照らし合わせてみましょう。
4.次の面接に対するアドバイスがある
面接中にも関わらず、「次の面接では◯◯に注意したほうがいい」「もっと◯◯について知っておいたほうがいい」など、次の面接に対するアドバイスをされることがあります。
前述の質問内容と同様に、不採用とする人に次の面接に関する話をしないことから、合格フラグと捉える就活生は多いでしょう。
5.他社の選考状況を気にして聞いてくる
他社の選考状況を質問する意図としては、「就活の軸を確認する」場合と「内定の参考にする」場合の2パターンがあります。
選考が進んでいる状態でこの質問をされたら、「採用したいけど他社の選考状況が気になる」「他社の選考次第で内定を出す」ことを目的としている可能性が高いでしょう。
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新卒面接の代表的な「不合格フラグ」4選
次に、「不合格フラグ」とされているものをご紹介します。
1.中身のない褒め方をしてくる
大げさに褒めたり、言葉だけで中身のない褒め方をされたりしたら不合格の可能性があります。
これは、冒頭で述べた「雰囲気の良い面接」と同様に、企業の印象を悪くしたくない、不合格だと気づかれたくないという理由から行われるもの。
もちろん本心で褒めてくれる面接官もいますが、褒め方が大げさな場合は気をつけましょう。
2.回答内容を否定/論破される
質問の回答に対して否定的な意見を述べたり、論破したりする面接官もいるようです。
しかし、この手の対応はストレス耐性などを見るための圧迫面接として行われるケースもあるので、すぐに不合格と判断せず様子を見ることも必要でしょう。
3.想定よりも面接時間が短い
想定よりも早く面接が終わるということは、就活生に興味がないと捉えることができます。中には、早い段階で不合格を決めたら、その後は簡単な質問で済ませて見切りを付けるという面接官も。
ただし、面接対象者が多く合格の最低ラインだけを知りたいなど、時間が短くても合格しているケースもあり得るので、注意しましょう。
4.就活を応援される
面接官に「頑張ってね」と応援されたら不合格フラグの可能性が高くなります。中には「(次の選考も)頑張ってね」という意味合いで応援してくれる方もいますが、たいていは「(他社の選考も)頑張ってね」という意味。
これも、「雰囲気の良い面接」「中身のない褒め方」と同様に、悪印象を与えないための対策の1つです。
上記以外にも、「定番の質問しかされない」「メモをとらない」「業務に関係のない話をされる」といったものも不合格フラグに挙げられます。
では、面接中に不合格フラグに気付いたらどうしたら良いのでしょうか。対処法を次項で説明しています。
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不合格フラグに気付いたときの対処法
これまで紹介してきた合格・不合格フラグはあくまでも目安。前述した内容が必ず合格・不合格につながるとは限りません。
しかし、面接中のフラグやサインに気づくことは、「今がいい流れ/悪い流れなのか」を判断する材料となります。さらに、その判断から面接中に不合格フラグを感じても、行動次第で挽回することは可能です。
逆質問をしてアピールする
もし、面接中に不合格フラグに気付いたら、面接官に興味を持ってもらえるようアピールするのが効果的。ただし、質問や会話を遮ってまでアピールをすると逆効果になるので、最後の「逆質問」のタイミングで行いましょう。
質問によって入社意欲を伝えたり、自分の強みをアピールできたりするため、目的に合わせた逆質問を用意しておくことがポイントです。
「その企業とは合わなかった」と諦めることも大切
面接中に不合格フラグが立った、最後のアピールもうまくいかなかったという場合は、「その企業と縁がなかった」と判断して諦めることも大切です。
就活は能力を競う場ではなく、「自分に合う企業を見つける場」。選考を受ける企業の全てが自分に合うとは限らないため、選考を受けた企業と自分は合わなかったと割り切って考えてみましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。