このページのまとめ
- 就活ではありのままの自分をアピールすることが重要
- 面接官は学生の嘘や仕事への適性を見ている
- 「ありのまま」といっても、就活対策は怠らないようにしよう
就活のESや面接で、どこまで自分を正直にさらけ出すべきなのか。就活中は、「ありのままの自分」について疑問や不安を抱える人も多くいるでしょう。
少しでも自分をよく見せようと、背伸びしたり嘘をついたりしたくなる気持ちもわかりますが、就活では好ましくない行動です。
この記事では、就活で「ありのままの自分」を出すメリットを、面接官の視点などから詳しく解説していきます。
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- 就活は「ありのままの自分」をアピールしても大丈夫
- 自分のことを素直に伝えることが大切
- 誤魔化しや嘘は悪印象になる
- 同じ型にはまった就活生ばかりで面接官も困っている
- 「ありのままの自分」を伝えたくない理由
- 学歴や資格、経験などに自信がない
- 自分をよく思ってもらいたい気持ちが強い
- 就活で「ありのままの自分」をアピールする3つのメリット
- 改善点が見つけやすい
- 会社とのミスマッチを防げる
- 自信をもって面接に臨める
- 人を見るプロ「面接官」の3つの視点
- 1.嘘いつわりなく正直に話しているか
- 2.能力や経験よりも、一緒に働きたい人物か
- 3.入社後に活躍しそうなポテンシャルを持っているか
- 「ありのままの自分」をアピールするなら就活対策も万全に
- 就活でありのままの自分に自信を持つ3つのポイント
- 1.他の候補者と比べず自分は自分と割り切る
- 2.前向きな姿勢が大切だと知る
- 3.失敗しても悔やまない
- 就活で「ありのままの自分」に自信が持てない人へ
就活は「ありのままの自分」をアピールしても大丈夫
就活では、「ありのままの自分」をアピールすべきだと言われることも多々あります。
しかし、多くの学生にとって就活は初めての経験であるため、話を盛ったり、自分を優秀そうに見せたりしたほうがいいのかと悩むこともあるでしょう。
しかし、就活で誤魔化すことや嘘をつくことはよくありません。
背伸びをせず、ありのままの自分をアピールしていくようにし、面接対策に活かしましょう。
はじめに、アピールの際に大切にしてほしいことをご紹介します。
自分のことを素直に伝えることが大切
会社に提出するESを作成するときや、面接での質問に回答する際は、自分のことを素直に伝えることが大切です。
なぜなら、面接官は、学生のありのままの人柄を見て採用の判断をしたいためです。
ただ、自分のことをアピールする際の注意ポイントもあります。
学生の中には、「自分は◯◯が得意で、◯◯もできます!」というように、「すごい自分」をアピールしなければ面接官に刺さるアピールにならないのではないか…と不安になる人が一定数います。
実際、自分の能力を高く見せようと、話を盛ってしまったり誤魔化してしまったりするパターンは、少なからずあるようです。
しかし、そのような誤魔化しや嘘は面接官に悪印象をもたせることになってしまいます。
誤魔化しや嘘は悪印象になる
ESや面接で自分の欠点や不得意なことを誤魔化したり、実際に持っていない能力や経験を伝えたりすると、それがバレた時、面接官に非常に悪い印象を与えかねません。
倍率の高い会社の選考の場合、一発で不採用とされてもおかしくないでしょう。
コミュニケーションの基本は、信頼関係です。
誤魔化しや嘘で面接官との信頼関係を崩さないためにも、ありのままの自分で勝負するようにしましょう。
また、嘘をつくことで自分自身が持っているリアルな魅力を伝えるチャンスを逃してしまう側面もあるため、誤魔化しや嘘は面接対策として決してオススメできません。
このことを肝に銘じて、面接対策に取り組みましょう。
同じ型にはまった就活生ばかりで面接官も困っている
就活のコツを伝えるサイトや本が充実し、同じような回答や自己PRをする就活生が増えています。
そのため、面接官はそれに飽き飽きしている場合が多く、新鮮な印象を持つ学生に目を留める可能性が高い状況にあると考えられるでしょう。
就活のコツや攻略法に惑わされずに面接対策に取り組み、自分らしい回答を心掛けることで、面接官に強い印象を残すことができるでしょう。
就活でありのままの自分を出すためには、まず自信を身につけなければいけません。自信が持てない人は、「就活で自信がない学生必見!原因と対策を知って前向きに就活を進めよう」を参考にしてください。
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「ありのままの自分」を伝えたくない理由
就活に慣れるまでは、「ありのままの自分」を伝えることに不安や悩みを抱えることもあるでしょう。
就活生がそのように考えるのには、さまざまな理由が存在します。
ここからは、その理由について詳しく解説します。
学歴や資格、経験などに自信がない
学歴にコンプレックスがある、資格がない、目立った経験がないなど、自分に自信が持てない場合、ありのままの自分では勝負できないと考えるようです。
よほどの高学歴や特出したスキルがない限りは、自分の能力や経験を少しでもよく見せようと考えたり、実際に盛って話したりしたことは、誰しも1度はあるのではないでしょうか。
それでも、就活では自分の学歴や能力について誤魔化したり嘘をついたりしてはいけません。
面接官は採用のプロです。
ESや面接の回答内容から、嘘や誤魔化しは見抜いてしまいます。
嘘や誤魔化しがばれ、信用度が下がるリスクを考えれば、ありのままの自分で勝負するべきでしょう。
このことを念頭に面接対策をするようにしましょう。
自分をよく思ってもらいたい気持ちが強い
自分をよく思ってもらいたいという気持ちが強いことも、ありのままの自分をアピールすることを躊躇してしまう理由の一つです。
就職活動という一大イベントでは、会社からの評価が直接自身の未来に影響を及ぼすため、自分をよく思ってもらいたいという気持ちが強くなるのは当然です。
そのため、自分の欠点や不得意な部分を隠し、よい面だけを強調したいと考えてしまうのも当然でしょう。
ただ、長期的に考えれば、自分のよい面を強調しすぎたり、背伸びをしてしまったりすることにはリスクが伴います。
内定をもらって入社できたとしても、ESや面接で伝えていた内容が嘘だとばれたら、その後の社会人生活はどうなるでしょうか。
一時の誘惑に惑わされず、ありのままの自分をアピールするようにしましょう。
就活にネガティブな感情を抱いてしまう人は「就活が怖い・できないと感じる原因とは?自信をつける方法も解説」を参考にしてください。
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就活で「ありのままの自分」をアピールする3つのメリット
「ありのままの自分」をアピールすることには、多くのメリットがあります。
この記事では、メリットのうち主な3つを詳しく紹介します。
改善点が見つけやすい
自分の弱点や不得意な部分を隠さずに伝えることで、面接官やリクルーターから具体的なフィードバックやアドバイスを受けられ、改善点を見つけやすくなる可能性があります。
客観的な意見は、自己分析や改善の指針として非常に貴重です。
自分では気づきにくい改善ポイントを知ることができれば、次回の面接や選考に生かすことが可能となり、効率的な面接対策につなげられます。
会社とのミスマッチを防げる
「ありのままの自分」を伝えることは、会社とのミスマッチを防ぐことにもつながります。
自分の性格やスキルを誤魔化して就活した場合、会社が学生に求めることと、実際のスキルが異なってしまいます。
会社からすれば「なぜこんな学生を採用してしまったのか」、学生からすれば「できないことばかりやらされる」との思いを抱くこととなり、双方とも得がありません。
「ありのままの自分」をしっかりと伝えれば、会社側もあなたの実際のスキルや性格を理解できます。
このため、会社との価値観や方針のミスマッチに早い段階で気づくことができ、不必要な入社後のトラブルや早期退職を防ぐことが可能となるでしょう。
就活でもっとも避けたいことの一つが、会社とのミスマッチです。まだ就活の軸を定められていない方は「仕事選びで後悔しないために|就活生が心得るべきポイントと対策」を参考にしてください。
自信をもって面接に臨める
自分のすべてを隠さずに、誠実に伝えることで、面接時の緊張感やプレッシャーを減らし、自信をもって面接に臨むことができるようになります。
誤魔化しや嘘で面接を乗り切ろうとする場合、「バレるかもしれない」という心理的な負担感の他、入念にストーリーを作り込むなど、真っ当に就活をすれば必要のない負荷を背負わなければならなくなります。
「ありのままの自分」を軸に就活をすれば、このような不安感を抱く必要はなくなります。
ESや面接での受け答えも安定感をもってできるようになるため、自信にもつながります。
自分を偽ることなく、ありのままの自分を受け入れて面接対策を進めるようにしましょう。
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人を見るプロ「面接官」の3つの視点
ありのままの自分をどう表現すべきか分からない人は、面接官の視点や見るポイントを意識するとより効率的に面接対策を進められるでしょう。
面接官は、会社と会社と応募者のマッチングを判断するため、主に以下の3つのポイントから学生を見ています。
1.嘘いつわりなく正直に話しているか
これは、社会人として信頼の置ける人物かをチェックするためです。
嘘をつく人物や背伸びをして話そうとする人は、「入社後も嘘をつくのでは?」と警戒されます。
たった1つの嘘でも、「すべて本当のことを話しているのだろうか」という不信感があれば、マイナス評価に繋がるでしょう。
また、嘘をつく人物は自分に自信がない傾向があります。
たとえ、すばらしい能力がなくても正直に話す人のほうが、「今の自分をわきまわえている」と前向きな評価を得られるでしょう。
2.能力や経験よりも、一緒に働きたい人物か
新卒生の多くは社会人経験がなく、業務を行ううえでの経験や能力が不十分である場合がほとんどです。
そのため、面接官は能力や経験よりも人柄や将来性を重視して面接に臨む傾向があります。
具体的には、「社風や職場に馴染めそうな人物か」「「一緒に働きたいと思える人物か」といったポイントを見ています。
特に、1次面接や2次面接では、現場の若手社員や職場の責任者などが面接官を務めることが多いため、いっそう「一緒に働きたいか」を見られやすいといえるでしょう。
「会社が求める人物像」と自分の強みや価値観を照らし合わせ、「一緒に働きたい」と思ってもらえるようなアピールを面接対策の段階から考えておきましょう。
3.入社後に活躍しそうなポテンシャルを持っているか
新卒の学生のほとんどは、社会人として通用するスキルや経験を持っていません。
このため、新卒採用は入社後にどれほど能力値を伸ばす余地があるかを重視する「ポテンシャル採用」であることが多いと言えます。
営業職を例に挙げると、コミュニケーションスキルや提案力といった業務に関する強みが評価されやすい反面、人と関わるのが苦手などの弱みを持っていると合わないと判断される可能性があります。
応募先の会社を探す際は、自分の強みがどのような業界・職種で活かせるのかをしっかりと考えておくことが大切です。
面接では、多くの面接官から共通して聞かれる質問があります。事前によく聞かれる質問を押さえておきたい方は「就活で面接官によくきかれる質問50選を好印象を与える答え方とあわせて解説」を参考にしてください。
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「ありのままの自分」をアピールするなら就活対策も万全に
「ありのままの自分」をアピールする際には、単に正直さだけではなく、しっかりとした就活対策や面接対策もポイントになります。
自分の魅力や強みを最大限に活かすために、自己分析や企業研究、模擬面接の経験など、準備をしっかりと行うことが重要です。
中でも重視したいのは、自己分析です。
自分の過去の経験と向き合い、自分がどのような人生を送りたいのか、どのような価値観を持っているのかなどを明確にするのが上手に自己分析を行うポイントです。
自己分析から導き出した自分の特長や価値観を、ESや面接で、会社の求める人材像とどのようにマッチしているのかを明確に伝えることで、ありのままの自分を強みとしてアピールすることができます。
自己分析のやり方を学びたい方は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。
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就活でありのままの自分に自信を持つ3つのポイント
「ありのままの自分」をアピールするためには、自信を持つことが欠かせません。
ここからは、自信を持つための3つのポイントを紹介します。
1.他の候補者と比べず自分は自分と割り切る
自分の方向性を見失ってしまうのは、就活がうまくいかない要因の1つです。
就活をしていると、他の応募者の学歴や能力、人柄などが気になるものです。
人と比べて「自分にはなにもない…」と自信をなくしてしまったり、「自分もこんなことを言えばよく見えるかも!」と影響を受けたりすることもあるでしょう。
しかし、考えてみてください。
学生のすべてが、特別な経歴・能力・経験を持っているわけではありません。採用する企業もそれを分かっています。
面接官が見たいポイントは応募者の「ポテンシャル」です。面接では学生の今の姿ではなく、これからどう成長していくかを軸に判断するのです。
今特別な能力や経験がなくても大丈夫。自分は自分と割り切り、ありのままの自分を素直に伝えてください。
2.前向きな姿勢が大切だと知る
就職活動は、前向きな姿勢が成功の重要なポイントです。
けれども、自分に自信がないときは、ネガティブな姿勢になりがち。
マイナスな気持ちは、表情や言葉に影響を及ぼす可能性があるため、そのまま就活や面接対策を続けても壁にぶつかってしまうでしょう。
ポイントは、気持ちの切り替えです。
「特別な能力がなくたって大丈夫」「ありのままの自分を受け入れてくれる企業は必ず見つかる」という前向きな気持で挑めば、よい表情や熱意につながり、面接官にも伝わるでしょう。
3.失敗しても悔やまない
「失敗しても次に活かすこと」が大切です。
失敗が続いていると、「自分は企業から求められていないのではないか…」「あのとき◯◯していれば…」と不安や後悔で気持ちがいっぱいになることもあるでしょう。
書類選考がうまくいかない、次の選考に進めない、不採用通知が続いている、といった失敗には必ず原因があります。
選考の前段階の、自己分析や面接対策でつまずいてしまうっ人もいるかもしれません。
しかし、悔やんで落ち込んでいるだけでは、何も解決しません。
自己PRや志望動機は応募した会社を意識した内容になっていたか、会社について詳しく知ろうとしていたかのか。
面接対策は入念に行ったかなど、今までの就活を振り返ってみましょう。
実際に就活で失敗すると、気持ちがネガティブな方向に傾いてしまいがちです。失敗してしまったときの対策について知りたい方は「就活に失敗しても死ぬ必要はない!失敗したときの対処法や相談先を解説」を参考にしてください。
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就活で「ありのままの自分」に自信が持てない人へ
就活では、「ありのままの自分」の価値を理解し、伝えることが求められます。
しかし、自分の魅力や強みが何なのか、どう伝えればよいのか、わからないと感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方々にとって、就活エージェント「キャリアチケット」は大変役立つサービスとなるでしょう。
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コンサルタントからのアドバイスをもとに就活を進めれば、他の就活生とは比べ物にならないくらい、効率的に面接対策を進められるでしょう。
「ありのままの自分」に自信が持てないまま就活を進めるのは、常に不安がつきまとってしまいます。
ぜひ「キャリアチケット」を上手に利用して、輝かしい社会人生活のスタートダッシュを決めてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。