自己PRの添削は誰にしてもらう?依頼先の選び方と自分で見直すポイント

このページのまとめ

  • 自己PRの添削をしてもらうなら、就活エージェントやハローワークの利用がおすすめ
  • 自己PRは異なる立場の人から、複数回添削を受けることでクオリティがより高まる
  • 自己PRの添削を依頼する前にセルフチェックすると、より的確なアドバイスをもらえる

自己PRの添削は誰にしてもらう?依頼先の選び方と自分で見直すポイントのイメージ

自己PRの添削は、就職活動の第一歩を支える有効な手段です。応募書類で問われる自己PRに対して、「自信がない」「うまく書けない」と悩む方は少なくありません。

この記事では、自己PRの添削を依頼できる相手や、選ぶ際のポイント、注意点について詳しく解説します。さらに、セルフ添削のコツや効果的な活用方法も紹介。自己PRの質を高め、選考通過率を上げたい方に役立つ情報をお届けします。

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目 次

選考通過率を上げたい人は自己PRを添削してもらおう

自己PRは、就職活動のあらゆる場面で重視される重要な質問です。企業が求める人物像に自分が合致していることを、いかに的確に伝えられるかが選考の通過に大きく影響します。

応募書類の記入時はもちろん、面接でも高い頻度で問われるため、自己PRの完成度を高めておくことは欠かせません。

より質の高い自己PRを仕上げるには、自分自身での添削に加え、第三者から客観的なフィードバックをもらうことが効果的です。添削を受けながら内容を磨き上げ、内定獲得へとつなげましょう。

自己PRについては、「自己PRとは?企業が求める理由や回答のポイント・例文を紹介」の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

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自己PRから企業がチェックしていること

企業の採用担当者が就活生の自己PRからチェックしている点について、下記のようにまとめました。

・自社が求める人物像を理解しているか
・長期間にわたって活躍してくれそうか
・自社への入社を希望する熱意がどれほどあるか
・自分の適性や強みをわかりやすく伝えられるか

「自己PR=大きな成果や華々しいエピソードが必要」というイメージをもっているかもしれませんが、企業が求める人物像に自分がマッチすることを伝えられれば、成果や結果の大きさは関係ありません。何千・何百と届く応募書類のなかから採用担当者に「もっと話を聞いてみたい」と思ってもらうには、自社での活躍を期待できる内容にまとめる必要があります。

ほかの就活生との差別化を図るためにも、自己PRは企業目線を理解したうえで内容やまとめ方を考えることが大切です

自己PRの作り方のコツを知りたい就活生は「評価される自己PRの作り方は?人事に刺さるポイントや例文を解説」の記事をご覧ください。

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自己PRの添削は誰に依頼できる?おすすめ6選

ここでは、自己PRの添削先としておすすめのサービスや依頼先を6つ紹介します。それぞれの特徴や自分の状況、依頼しやすさなどを踏まえてどのサービスを使ってみるか考えてみてください。

1.就職エージェント

自己PRの添削を依頼するなら、就職活動のプロである就職エージェントがおすすめ。就職エージェントにはこれまで多くの学生の添削を行ってきたノウハウがあり、あなたのアピールしたい内容に合わせたサービスを受けられるからです

また、就職エージェントの場合、自己PR作成に必要な「強みの発見」からもサポートしてもらえます。自己PRを作成したいけど、強みが見つからなくてうまく考えられていない就活生も安心です。

就職エージェントは多くのサービスが無料で利用できるため、相談しやすいのもメリット。自己PRの添削をどのサービスに依頼するか迷ったら、相談してみるのがおすすめです。

自己PRの添削ならキャリアチケットにお任せ

自己PRの添削を希望する就活生には、就職エージェントのキャリアチケットをおすすめします。

キャリアチケットの特徴は、マンツーマンでサポートを行うこと。あなたが伝えたい自己PRの内容に合わせて、専任のキャリアアドバイザーがアドバイスを送ります。

自己PRの添削はもちろん、エントリーシート作成や面接対策、就職活動のあらゆる悩み相談もお任せください。自己PRの添削はもちろん、就職活動全般のサポートを受けて効率良く就職活動を進めたい人は、キャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットで実際に自己PRを添削した様子を「【実際のESをプロが添削!ES書き方講座#1】~剣道部Mさん 自己PR編~」の記事で紹介しているので、こちらもぜひ参考にご覧ください。

2.ハローワークの添削サービス

自己PRの添削に関しては、ハローワークの利用もおすすめです。

ハローワークは、新卒の就職活動で利用できるイメージが湧かない人もいるかもしれませんが、各都道府県に1ヶ所以上、全国に56ヶ所の「新卒応援ハローワーク」が設置されており、就活生や卒業後おおむね3年以内の人を対象に、以下のようなサービスを提供しています。

・就職支援ナビゲーターによる個別支援
・エントリーシートや履歴書などの作成支援
・模擬面接などの面接対策
・全国の求人情報の検索

ハローワークで培われた転職支援に関する知識や経験を活かして、就活生向けのサポートを提供しているので、添削を通じて実践的なアドバイスを受けられるでしょう。新卒応援ハローワークも無料で利用できるので、お住まいの地域で近くにある場合は活用してみてください。

参照元
厚生労働省
新卒応援ハローワーク

3.大学のキャリアセンター

自己PRの添削依頼先として、大学のキャリアセンターもおすすめです。キャリアセンターや就職支援課などの名称で、就職活動やキャリア形成をサポートする組織を設けています。就活生に対して、無料で下記のようなサービスが受けられるのがメリットです。

・自己PRやESの添削
・模擬面接の実施
・大学に直接届く求人情報の閲覧
・支援員への各種相談

講義の空き時間や講義終わりなどに気軽に立ち寄れるので、利用しやすいでしょう。自己PRの添削以外にも、就職活動に役立つさまざまな情報を得られる場所なので、積極的に利用してみてください。

4.社会人の先輩やOB・OG

大学の先輩やOB・OGなど、社会人として働いている身近な方に添削をお願いするのも一つの方法です。以前に就活生を経験している人に添削を依頼することで、学生時代の目線と社会人としての視点の両方から、実践的でリアルなアドバイスをしてくれる可能性があります。また、気軽に連絡がとれる関係であれば心理的なハードルも低く、相談しやすい点もメリットです。

ただし、社会人とはいえ就活指導の専門家ではない場合も多いため、添削してもらった内容が「企業が本当に求めている人物像」に沿っているかは慎重に見極める必要があります。そのため、可能であれば先輩やOB・OGからのフィードバックに加え、就活エージェントやキャリアセンターなど、専門的な機関からのアドバイスも併用すると安心です。

特に、自分が志望している業界や職種で実際に働いている先輩に自己PRを見てもらえると、より業界特化型の視点から助言をもらえるため、内容の精度も高まります。自己PR添削は、複数の視点を取り入れることで説得力が増すので、積極的に活用してみましょう。

5.友人や家族

より身近な人に自己PRの添削を依頼したい場合は、友人や家族を頼るのも一つの方法です。就活仲間やアルバイト先の先輩など、自分の性格や行動を日常的に見ている人からのフィードバックは、自分では気づけなかった強みを知るヒントになるでしょう。

友人や家族であれば気軽に相談しやすく、文章を何度も見直してもらえるという点でも心強い存在です。ただし、OB・OGと同様に就職活動のプロではないため、企業側の視点や選考の基準に沿ったアドバイスをもらうのは難しい場合があります。

そのため、友人や家族に自己PR添削を依頼する際は、「誤字脱字がないか」「表現が分かりやすいかどうか」「自分の人柄が伝わるか」など、文章の読みやすさや形式面に注目してもらうと良いでしょう。

6.AIサービス

AIサービスを活用し、自己PRの添削を行う方法もあります。AIサービスであれば自己PRの文面を送るだけで簡単に添削してもらえるので、すぐに添削を受けたいときにおすすめです。

添削をサービスや人に依頼する場合、添削が終わるまでに時間がかかります。AIサービスだと即座に結果が出るので、「明日の面接までに自己PRを作成したい」などの状況に良いでしょう。

AIサービスを活用する注意点は、テンプレート化してしまいやすい点です。蓄積されたデータに基づいて添削を行うので、特徴のない自己PRになってしまう恐れがあります。

AIだけに頼るのではなく、自分で内容を考え、最後の仕上げにチェックしてもらう形が効果的に使えるでしょう。

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自己PRの添削を依頼するのがおすすめな就活生の特徴

ここでは、登録して自己PRを添削してもらうべき就活生の特徴をまとめたので、どれかに該当する場合は、利用しやすい添削サービスを活用してみてください。

自己PRを初めて作成した

自己PRを初めて作成した場合は、添削を依頼するのがおすすめ。最初は自己PRをどのように作成するのか、何を意識すれば良いのかがわからず、うまく考えることが難しいからです。

就職活動を始めたての就活生によくある自己PRの失敗を以下に紹介します。

・採用担当者の目線で書けていない
・論理的でなく意味が通らない
・主語と述語の関係ができていない
・言い回しや表現が抽象的で分かりにくい
・誤字脱字がある

初めて作成する段階から、完成度の高い自己PRにすることは難しいでしょう。単に自分の書きたいことだけではなく、就職活動で企業に評価されるポイントや言い回し、注意すべき点について添削を受けながら理解してくことが大切です。

自己PRが思うように書けない

納得いく自己PRが作成できない場合は、添削サービスを受けるのがおすすめです。次のような悩みを抱えている場合は、サポートしてもらうと改善点が分かるでしょう。

・何を書けばよいか分からない
・アピールポイントが分からない
・文字数が収まらない・足りない
・浅くてありきたりな内容になっている

就職活動ではやるべきことが多く、自己PRだけに時間を使うわけにはいきません。効率良く完成度の高い自己PRを作成したいなら、添削サービスを使うのがおすすめです。

自己PRの基本的な書き方を知りたい就活生は「受かる自己PRのまとめ方と分かりやすく伝えるポイントを解説【例文付き】」の記事をご覧ください。

自己PRの内容に自信がない

自分の自己PRに対して「これで本当に大丈夫だろうか」「採用担当者にきちんと伝わるだろうか」などの不安を感じてしまう方には、添削サービスの活用がおすすめです。第三者に内容を見てもらうことで、自分では気づかなかった長所や改善点が見えてきます。

文章の構成やアピールポイントの伝え方など、客観的な視点からフィードバックをもらうことで、「ここはもっと強調できる」「この表現は分かりにくい」といった具体的な改善策が得られるでしょう。

自信が持てないときこそ、自分一人で悩まず、他者の力を借りてブラッシュアップすることが重要です。

書類選考で何度も落ちてしまう

「エントリーシートを何通送っても書類選考に通過しない…」と悩んでいる方も、自己PR添削サービスを利用してみましょう。自分が評価されると考えている内容と、実際に選考で評価される内容がずれている場合があります

添削サービスを利用すれば、プロの視点で文章を見直してもらえるため、自分と企業側との認識のギャップを埋められます。結果として選考で評価されやすい自己PRに仕上げることができ、書類通過率の向上にもつながるでしょう。

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自己PRの添削を依頼する6つのメリット

ここでは、自己PRの添削を依頼すべきメリットを6つ紹介するので、添削の必要性を判断する際の参考にしてみてください。

1.客観的なアドバイスを受けられる

自己PRを第三者に添削してもらうと、客観的な目線を取り入れられます。

・自分では気付けない言い回しの癖や違和感に気付ける
・より効果的でわかりやすい文章表現を提案・指摘してもらえる
・企業の採用担当者目線で自己PRを評価してもらえる
・自分が伝えたいアピールポイントが正しく伝わるか判断できる
・自分では納得できるエピソードが、第三者からすると評価されにくいことが分かる

自己PRを自分一人で完成させると、どうしても主観的な目線に偏ってしまうので注意しましょう。第三者に添削してもらうことで、上記のような、読み手目線での気づきを発見できます。客観的な目線が加わることで、自己PRのクオリティはグッと高まるでしょう。

2.表現できていない箇所を言語化してもらえる

自己PRを添削してもらうことで、現状の内容に不足する下記のようなポイントや要素を言語化してくれるメリットもあります。

・アピールしたい内容とエピソードが合っていない
・エピソードが抽象的で何を言いたいか分からない
・伝えたいことが多くてまとまりがない
・言葉を削り過ぎて伝わらない部分がある

たとえば、「私の強みは、積極的なところです」という文章を印象に残る表現にするには、「私の強みは、誰よりも率先して行動に移せる積極性です」のように添削してもらえるでしょう。

添削を通じて、自分では言語化できなかったもやもやを解消できる場合もあります。分かりやすさを意識して、初見でも正しく意味が伝わる自己PRの作成が重要です。

3.課題や改善点を把握できる

自己PRを第三者に添削してもらうことで、自分では気づきにくい「改善すべき点」や「伝わりにくい箇所」についてアドバイスを受けられるのが大きなメリットです。

自分では強みだと感じていた表現が、実は企業側にとっては弱点に映ることもあります。添削によってそうしたギャップに気づくことができ、自分の課題や成長すべきポイントを明確に把握するきっかけになるでしょう。

客観的な視点からのフィードバックを受けとることで、より説得力のある自己PRに磨き上げていけます。

4.自信をもってアピールできるようになる

第三者の視点からアドバイスを受けることで、書類の記載内容や面接に自信をもてるようになるのも大きなメリットとして挙げられます。

自分ひとりで作成した自己PRは、客観的に見てどうなのか、説得力があるのか、判断が難しい場合も多いでしょう。そのようなときに頼りになるのが、就職エージェントなどによる自己PR添削サービスです。

添削を通して自己PRの完成度が高まれば、面接時にも自然と自信がつきます。自信をもって話す自己PRは、聞き手に安心感を与え、企業からの評価も高くなりやすいものです。「自分はこれを伝えたい」という軸がしっかりしていれば、質問にも的確に答えられるようになるでしょう。

就職活動において、自信は大きな武器です。自己PR添削を通じて「伝わる表現」を手に入れ、自信を持って選考に臨みましょう。

5.誰にとっても伝わりやすい文章に仕上がる

文章がより分かりやすく、読みやすくなる点も、自己PRを添削してもらうメリットです。自分では読みやすいと思っていても、第三者が読むと「分かりにくい」「構成が曖昧」と感じることも少なくありません。

他者に読んでもらい、表現や構成についてアドバイスを受けることで、文章の完成度が大きく向上します。誰にとっても理解しやすい自己PRにするためにも、添削は有効なステップといえるでしょう。

6.ほかの就活生と差別化できる

自己PRの添削によって、ほかの就活生との差別化を図ることができます。特に、多くの志望者が募る人気企業などでは、書類選考である程度人数を絞る傾向にあり、ありきたりな文章では、第一段階の選考通過は難しいでしょう。

膨大な数の中から採用担当者の目に留まる自己PRにするためには、オリジナリティの高さが重要です。就職活動のプロ目線が加わることで、マニュアルどおりの一辺倒な内容ではない、オリジナルな自己PRを作成できるでしょう。

経験豊富な第三者に添削を依頼することで、ありきたりな内容を避けるための工夫も教えてもらうことができ、効果的に差別化を図れるのがメリットです。

なお、自己PRは添削を受ける以外に、悪い事例からも学べます。「自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法」の記事もおすすめです。参考にしながら、より魅力的な自己PRを作成しましょう。

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自己PRの添削の依頼先を選ぶポイント

ここでは、自己PRの添削を誰に依頼すべきか、選ぶ際のポイントをまとめました。参考にして、自分のニーズに合う依頼先を選んでみてください。

無料で利用できるか

自己PRの添削を依頼する際は、無料で利用できるサービスから優先的に選びましょう。「有料サービス=内容やサポートが充実している」というわけではなく、無料でも充実したサポートを提供しているサービスは数多く存在します。

特に、就職エージェントはキャリアアドバイザーから専門的なアドバイスを無料で受けられるのが大きなメリットです。

自己PRの添削を含めた就活全般のサポートを受けられることを踏まえると、悩んだときは就職エージェントの利用をおすすめします

すぐに対応してくれるか

自己PRの添削を依頼する際は、レスポンスの早さも意識しましょう。添削の回答が依頼から2週間が経過するようなケースでは、提出期限に間に合わない可能性もあります。

依頼から回答までの時間がどの程度かかるかはサービスによって異なるため、利用の前に必ず確認しておきましょう。

たとえば、大学のキャリアセンターは利用しやすさにメリットがある一方で、依頼が多く、順番待ちで時間がかかる可能性もあります。前倒しで自己PRの添削を依頼するのはもちろん、スケジュールに合わせてスピーディーな対応をしてくれるサービスを選ぶと、焦ることなく応募書類を作成できるでしょう。

自己PRの添削以外もサポートしてくれるか

自己PRの添削以外にも幅広くサポートしてくれるかも重要なポイントです。

就活では、応募書類に記載するのは自己PRだけではなく、志望動機やガクチカ、長所・短所などの項目も書かなければなりません。書類選考では、自己PRを含めたトータルの内容で就活生のポテンシャルや将来性を評価しているため、応募書類全体のクオリティの高さが求められます。

そのため、自己PRの添削だけでなく、応募書類に記載する各項目も添削してくれるサービスのほうが、書類選考の通過率アップに役立つでしょう。

自己PRとガクチカの書き方で悩んでいる人は「これでもう悩まない! 自己PRとガクチカの書き分け方」の記事もおすすめです。

希望したい内容の添削が受けられるか

希望する内容の添削が受けられるかも確認しておきましょう。利用するサービスによって、特徴が変わってくるからです。

たとえば、就職エージェントであれば、就職活動のプロ目線で企業がどのような評価をするかをもとに添削をしてもらえます。社会人の先輩やOB・OGであれば、実際の経験をもとに添削をしてもらえるでしょう。

自分の希望する内容と添削結果が違うと、納得してアドバイスを受け入れることが難しくなります。「どのような添削を求めているのか」を明確にして、どのサービスや依頼先を選ぶかを考えてみてください。

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自己PRの添削を依頼する際の注意点

ここでは、自己PRの添削を依頼する際の注意点をまとめたので、添削サービスを活用する際の参考にしてください。

提出日を逆算して依頼する

自己PRの添削を依頼する際は、提出日から逆算して余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

添削サービス次第ですが、依頼から3〜5日ほどで回答をもらえるケースが一般的です。添削された自己PRを再度チェックする期間も踏まえると、提出期限の1週間前には添削を依頼できると良いでしょう

添削サービスを利用する前に、依頼から返答までの期間は必ず確認しておいてください。

多様な添削サービスを活用する

複数の添削サービスを利用することで、さまざまな視点から自己PRについてアドバイスを受けられ、自身の表現の幅を広げることが可能です。一つのサービスに依存すると、その担当者の考え方や感覚に影響された内容になりやすく、結果として企業の求める人物像とズレが生じることもあります。

そのため、複数の担当者から添削を受けることで、より客観的かつ多角的な視点を取り入れた自己PRに仕上げられるでしょう。さらに、異なるサービスからのフィードバックを比較することで、自分の強みや改善すべきポイントが見えてきます。それをもとに修正を重ねることで、今後は自分自身の力で効果的なアピール文を書く力も養われていくでしょう。

添削を依頼する相手の特性を把握する

自己PRの添削を依頼する際には、相手の立場や視点の特性を理解しておくことが大切です。たとえば、家族や友人に依頼した場合は、あなたの人柄や伝わりやすさに関するコメントが得られ、親身な視点でのアドバイスが期待できます。ただし、企業側の視点で見た場合の説得力や効果についての指摘は得にくいこともあるでしょう。

一方で、就職エージェントのような専門家に依頼すれば、企業が重視するポイントや評価の観点から的確なフィードバックをもらえる可能性が高くなります。このように、それぞれの依頼相手の強みを理解したうえで意見を取り入れることで、より完成度の高い自己PRに仕上げられるでしょう。

指摘の多さは気にしない

自己PRの添削を受けた際の心構えとして、指摘の多さは気にしないようにしましょう。添削サービスによっては想像以上の指摘を受ける可能性もありますが、指摘事項は自己PRの伸び代と言い換えられます。

指摘を受けた箇所は、人によっては違和感やわかりづらさを感じるポイントであるとして、今後の改善事項にしていく姿勢が大切です。

添削の内容が正解とは限らない

自己PRの添削を経て応募書類を提出したからといって、書類選考を必ず通過できるとは限りません。

そもそも、添削者によって価値観や評価するポイントが異なるため、指摘箇所や内容もさまざまです。そのため、添削された内容をすべて鵜呑みにする必要はないでしょう。

大切なのは、添削内容を正解だと捉えず、自分の頭で考えて企業目線を踏まえた魅力的な自己PRを作成することです。添削によって得られた指摘や意見をそのまま反映させず、盛り込むべき内容は自分で考えましょう。

自己PRで企業が求めている内容を確認したい就活生は、「自己PRのポイントをつかむ!企業が学生に求めることは?」の記事もおすすめです。

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自己PRの添削効果をグッと高める4つの方法

ここでは、自己PRの添削効果をさらに高める方法を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.複数人から添削を受ける

自己PRの完成度をさらに引き上げたい場合は、複数人から添削を受けるのがおすすめです。添削者によって視点が異なるため、複数サービスを併用することで、読み手目線の違いによる評価ポイント・指摘箇所が明らかになります。

複数のサービスを利用することにより、より客観的な視点での自己PR添削が可能です。添削の依頼先について迷っている就活生は「ES添削は誰にお願いする?おすすめの依頼先10選・選び方・注意点も解説」の記事でも詳しくまとめています。

2.繰り返し添削を受ける

応募書類の提出までに時間がある場合は、同じ人から繰り返し添削を受けるのも効果的です。指摘事項を踏まえて毎回ブラッシュアップできるため、回数を重ねるほど、納得いく自己PRが完成するでしょう。

下記のように、回数ごとにポイントを絞ってチェックすると効果的に改善できます。

・1回目は誤字脱字を見直す
・2回目は言い回しやリズム感を見直す
・3回目は書類全体の一貫性を見直す

3.自分でも添削する

自己PRの添削を第三者に依頼すると同時に、自ら添削することも忘れないようにしましょう。添削してもらう前・後に自分で確認することによって、より内容が頭に入り、面接の際に深掘りの質問をされても対応できるようにするためです。

セルフ添削のポイントは次の見出しで具体的に解説しているので、ポイントを押さえて自己PRの完成度を高めてみてください。

4.自ら添削したうえで第三者に依頼する

自己PRの添削効果を最大限に高める方法が、セルフ添削を何度も行ったうえで、第三者に依頼することです。

添削を第三者に依頼する前提として、主観的には納得いく仕上がりの自己PRを作成しておく必要があります。添削する立場としても、何をアピールしたいかわからない、誤字脱字が散見される自己PRを見せられても、何から指摘すべきか迷ってしまうでしょう。

自己PRのクオリティをできる限り高めたいなら、現時点で作成できるベストな内容にまとめたうえで添削を依頼することが大切です。

クオリティの高い自己PRを作成するためには、自己分析が有効。「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事を参考に、自分の強みを知っておきましょう。

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自分で自己PRを添削するときのポイント11選

ここでは、自分で自己PRを添削する際のポイントを11個紹介しているので、誰かに依頼する前のチェックリストとして活用してみてください。

1.誤字脱字がないか

自己PRをまとめた際は、最初に誤字脱字がないかしっかりと確認してください。

提出書類に誤字脱字があると、企業の採用担当者に「注意力が欠けているのでは」などのマイナスの印象を与えてしまう原因になります。履歴書やESは選考を左右する重要な書類であるため、基本的なところで評価を大きく下げないように気をつけましょう。

第三者に自己PRの添削を依頼する際も、誤字脱字があるのはマナー違反といえます。自分の注意力だけで防げるものでありながら重要度は極めて高いので、誤字脱字のチェックだけは怠らないようにしましょう。

2.主語と述語の使い方に誤りがないか

誤字脱字がないことを確認できたら、主語と述語を正しく使えているかチェックしてください。主語と述語の関係性や受け・かかり(修飾・被修飾語)を間違えると、文章が読みにくくなるため気をつけましょう。

なかでも、自己PRではエピソードを交えるため、「誰が」「何を行ったか」を明確にしてください。自己PRには文字制限があるため単語を省略しがちですが、主語を省略して意味が通じない文章になっていないか一文ずつ見ていきましょう。

以下に例文を掲載したので、自分が書いた自己PRの言い回しも確認してみてください。

OK例

私の目標は、自らの長所である企画力を活かして、△△業界の発展と御社の売上拡大に寄与することです。

NG例

私は、自らの長所である企画力を活かして、△△業界の発展と御社の売上拡大に寄与することが目標です。

この例では、主語の「私は」に対して、述語が「寄与することが目標です」となってしまい、関係性が崩れています。NG例を言い換える際は、「〜に寄与したいです」などとしましょう。

3.一文が長過ぎないか

主語と述語の関係性をチェックしながら、一文の長さにも注意が必要です。一文が長過ぎると何を伝えたいかがわかりにくくなってしまうため、適切な長さで区切るようにしましょう。

一文の目安として、50文字前後にまとめると読み進めやすいといわれています。文章が長い場合は、以下のポイントを踏まえて2つの文章に分けられないか考えてみてください。

・息継ぎのタイミングで文章を区切る
・長短のリズム感を考えて文章を構成する
・一文につける読点(、)は2つまでにする
・20文字前後で読点をつける

一文の長さをチェックする際は、完成した自己PRの音読がおすすめです。実際に声に出してみると、読みやすさや読みにくさがよりはっきり分かるでしょう。

OK例

縦社会色が強い日本では個人に与えられる裁量権が少なく、仕事を進めるうえでいくつもの工程を踏みます。その結果、上司の顔色をうかがいながら仕事をするため、効率的に仕事を進められないことが多々あると聞いています。

NG例

縦社会色が強い日本において、個人に与えられる裁量権は少なく、仕事を進めるうえでもいくつもの工程を踏み、上司の顔色をうかがいながら仕事をするため、効率的に仕事を進められないことが多々あると聞いています。

一文だけで100文字あり、意味を理解しづらい文章になっています。一文が長いと主語述語の関係性もわかりにくくなるため、OK例のような二文構成にして、読みやすさを意識しましょう。一つの文章に一つのメッセージをまとめるようにすると、冗長的な表現を回避できるはずです。

4.説得力のある文章構成か

一文ずつ形式的なチェックを済ませたら、作成した自己PR全体の構成について、「説得力があるか」という視点で見ていきましょう。説得力のある文章構成として使いたいのが、PREP法と呼ばれる手法です。

・Point:結論(私の強みは△△です。)
・Reason:理由または根拠(強みである△△は△△の際に意識し始めました。)
・Example:具体例(エピソードで強みを具体的にアピール)
・Point:再度結論(自身の△△を活かし、御社の△△に貢献したいです。)

PREP法とは、文章を読みやすく、伝えやすくするための方法。営業の提案やプレゼンテーションなどで多用されており、自己PRを書く際は上記の順番でまとめます。

自己PRを読み直した際、「文章が読みにくい」「伝わりにくい」と思った場合は、PREP法に沿った論理展開になっているか確認しましょう。

なお、自己PRを少ない文字数でまとめる書き方は「自己PRを200字でまとめるコツは?わかりやすく伝える構成や例文を解説」の記事を参考にしてみてください。

5.結論から書けているか

限られた文字数や時間で自己アピールするには、結論ファーストが重要。

自己PRだけでなく、応募書類の各項目や面接においても、最初に結論を伝えて採用担当者の理解を促すことが大切です。物語や小説などで使われる文章構成の起承転結は、自己PRや志望動機などには適していません。

質問に対する自分の主張を明確にするためにも、先ほど紹介したPREP法を参考に、結論から書けているかチェックしましょう。

6.アピールポイントが明確か

自己PRで伝えるアピールポイントは、1つに絞るのがおすすめ。限られた文字数で複数のアピールポイントを伝えると、結局どれがその人の強みなのかがわかりにくくなってしまうからです。

企業が求める人物像を基準にアピールポイントを1つに絞り、自分を採用するメリットを伝えるようにしましょう。

7.直近の経験が反映されているか

大学(大学院)・短大・専門学校など、可能な限り現在に近い時期の経験を盛り込みましょう。中学時代や高校時代など、昔のエピソードばかりを取り上げてしまうと、企業側に「今の学生生活では何をしているのだろうか?」と疑問をもたれる可能性があります。

ただし、もし高校時代の経験が最も自分らしさをアピールできる内容であれば、取り入れても問題ありません。その場合は、別の項目で大学やアルバイトなどでの取り組みにも触れておくと、よりバランスの取れた自己PRになります。

8.自発的な取り組みが描かれているか

自己PRでは、誰かに頼まれて動いたことよりも、自分の意思で考え、行動した経験を通じて、自分ならではの姿勢や価値観をアピールしましょう。

どのように課題に向き合い、どのような工夫をしたのかなど、自主性がうかがえる内容を意識して作成することがポイントです。

9.他者との協力やチームでの経験が含まれているか

企業ではどのような業務でも他者と協力して進めることが多いため、チームでの経験を重視する傾向があります。そのため、自己PRでは「自分一人の成果」だけでなく、「周囲とどのように協力したか」「どのような働きかけを行ったか」にも触れると、より説得力が増すでしょう。

チーム活動やグループでの取り組みの中で自分の役割や工夫した点があれば、積極的に盛り込むことをおすすめします。

10.入社後を見据えたアピールができているか

自己PRのまとめとして、入社後を見据えたキャリアやビジョンをアピールしましょう。企業は、自社で長期にわたって活躍してくれる人材を求めているからです。

たとえどれほど立派な実績や強みがあったとしても、自社の価値観や社風とマッチせず、キャリアアップのイメージが湧かなければ選考を通過するのは難しいでしょう。

職種によってアピールポイントは異なるため、業界・企業研究を入念に行い、入社後の働く姿をイメージできる内容としてまとめられているか確認してみてください。

企業研究のやり方をおさらいしたい就活生は、「就活を円滑に進める「企業研究」って?ポイントを解説!」の記事もおすすめです。

11.応募書類全体の内容に一貫性があるか

自己PRのセルフ添削の最後に、書類全体として一貫した内容をアピールできているか、整合性をチェックしてください。

・アピールしたい強みとエピソードの関係性
・エピソードと結果の関係性や説得力
・強みがその企業で活かせるのか
・長期間活躍できそうなイメージを持てるか
・自己PRと志望動機やガクチカとの関連性

自己PRとして内容に一貫性が求められるのはもちろん、応募書類の各項目を通して筋が通っているかも重要です。

自己PRを書き終えたら、今まで解説した項目のチェックだけでなく、書類全体の整合性も意識すると、よりクオリティの高い内容に仕上がるでしょう。

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自己PRのセルフ添削の効果を高めるコツ

ここでは、自己PRのセルフ添削の効果をさらに高めるコツを紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

時間をあけて見直す

自己PRをセルフ添削する際は、作成日に行うのではなく、数日空けて添削することをおすすめします。

書き終えてすぐにチェックすると、自己PRを主観的に読んでしまいがちです。その結果、間違いや違和感に気づきにくくなるため気をつけてください。

セルフ添削をする際は1日空けて頭の中を一度リセットさせて、客観的な目線を意識することが大切です。日を改めて自己PRを添削することで、書き終えた直後には発見できなかったミスや言い回しの違和感を見つけられるでしょう

声に出して読む

作成した自己PRは、目視のチェックだけではなく、声に出して読んでみてください。実際に発声することによって、下記のような事項に気付きやすくなります。

・誤字脱字を見つけやすくなる
・読点の位置が悪くて読みづらい
・言葉選びがイマイチでリズム感の悪さが見つかる
・一文が長くて読みづらい
・同じ語尾が連続して幼稚な印象がある

スムーズに音読できる文章は目視でも読み進めやすいため、音読によるチェックは必ず実践しましょう。

印刷して文字数のバランスを見る

声に出して読むことと並行して、印刷した状態でバランスをチェックするのもおすすめです。採用担当者が応募書類を見るのと同じように印刷したほうが、実際に提出した際の見栄えに近づきます。

改行の入れ方で見栄えを工夫できないか、文字が詰まって見えないかなど、リアルな読み手目線で自己PRをチェックしてみてください。

ひと目見た印象でも読みやすさ・読みにくさが変わるため、パソコンやスマートフォンで作成した画面上でチェックせず、実際に印刷した状態で確認してみましょう。

自己PRのサンプルを参考にしたい就活生は、「強み・業界別自己PRサンプル集|魅力が伝わる書き方のポイントを解説」の記事も参考にしてみてください。

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自己PRの添削を今すぐしたいならAIがおすすめ

「自己PRのセルフ添削はできたものの、第三者に依頼するほどの時間は取れない」という人は、AIの活用がおすすめです。

なかでも、対話型の文章生成AIを使えば、「プロンプト」と呼ばれる指示の仕方次第で、精度の高い添削も実現できます。

・文字数を気にせず書いたうえで、指定の文字数に要約してもらう
・不足する文字数を補うような文章を考えてもらう
・箇条書きした内容を文章として構成してもらう

自己PRに独自性や差別化が求められるのは当然ですが、AIを補助的に活用して作業を効率化させることは十分可能です。

誤字脱字のチェックや自分では思いつかない言い回しの発見などにも利用できるため、各自で工夫を凝らして使いこなせると強い武器になるでしょう。

自己PRの評価ポイントをおさらいしたい就活生は「自己PRの書き方は?就活で評価されるアピール方法や強みを例文つきで解説」の記事もおすすめです。

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自己PRの添削を通じて選考通過率を上げたいあなたへ

「高いレベルの自己PRを作成したい」「納得のいく自己PRが書けない」などと悩んでいる就活生も多いでしょう。応募書類や面接で必ず問われる自己PRは、ほかの就活生との差別化や内定獲得のために高いクオリティが求められます。

自己PRの内容に自信がなく、就職活動が思うように進んでいない人は、キャリアチケットがおすすめです

キャリアチケットは、就職活動に悩む就活生をサポートする就職エージェント。自己PRの書き方はもちろん、自己分析や面接対策など、すべての選考フローをサポートしています。キャリアアドバイザーによるマンツーマンの指導を実施しているため、自己PRをしっかり添削してほしい人も安心です。

魅力的な自己PRを作成して選考通過率を上げたい人は、お気軽にキャリアチケットにご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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