このページのまとめ
- 27卒とは、2027年3月に学校を卒業する学生のこと
- 27卒の就活は2026年3月から準備を開始し、翌年の10月に内定獲得するのが基本
- 27卒の就活は早期化しているので、早めに準備をしておくことが内定獲得のカギ

「27卒って今は大学何年生?」「いつから就活を始めれば良い?」などと気になる学生も多いでしょう。27卒は2027年3月卒の学生であり、2026年4月で大学4年生になります。就活を成功させるために、早めの準備を心がけましょう。
この記事では、27卒が就活に向けて取り組むべき準備や就活スケジュールを解説。また、就活で気をつけたいポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 27卒とは?学年別に卒業年度を解説
- 27卒の就活準備はいつから始める?スケジュールを解説
- 27卒の就活生が知っておきたい「就活の基本」
- 27卒の就活動向
- 企業の新卒採用ニーズは変わらず高い
- 採用形式は多様化している
- 27卒の就活は「やばい」といわれる理由
- オンラインを活用した就活が進んでいる
- 早期選考・早期内定が進んでいる
- 採用につながるインターンが増えている
- 27卒の就活生が今すぐ行いたい10の準備
- 1.自己分析
- 2.業界研究
- 3.企業研究
- 4.OB・OG訪問
- 5.履歴書・エントリーシート対策
- 6.適性検査対策
- 7.グループディスカッション対策
- 8.面接対策
- 9.就活サイトへの登録
- 10.就職エージェントへの登録
- 27卒が就活するときに気をつけたいポイント
- スケジュールを詰め過ぎない
- 大手企業だけに絞らない
- 焦って就職先を決めない
- 就活を成功させたい27卒のあなたへ
27卒とは?学年別に卒業年度を解説
「27卒」とは、2027年3月に大学・大学院を卒業(修了)し、その年の4月に入社する学生を指す言葉です。就職活動を行う学生を区別するために使われる用語で、主に企業の採用活動や就活情報サイトなどで用いられるので覚えておきましょう。
「27卒って何年生?」と気になる方へ、どの学年が何年卒になるのか以下でまとめました。
| 卒業年度(△△卒) | 学年(2026年4月時点) | 大学入学年度 |
| 27卒 | ・大学4年生 ・大学院修士2年生 |
・2023年度(大学4年生) ・2021年度(大学院修士2年生) |
| 28卒 | ・大学3年生 ・大学院修士1年生 |
・2024年度(大学3年生) ・2022年度(大学院修士1年生) |
| 29卒 | 大学2年生 | 2025年度 |
| 30卒 | 大学1年生 | 2026年度 |
27卒の学生が現在何年生であるかは、卒業年度である2027年から現在の年度を引くことで把握できます。「27卒」の学生は、一般的に大学3年生の春頃(2025年3月~)から就職活動を本格化させ、大学4年生の秋頃(2026年10月)までに内定を得るスケジュールで動くことになるでしょう。
基本的な就活スケジュールは、「就活とは何か?内定を得るために必要な準備とステップ」の記事もチェックしてみてください。
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27卒の就活準備はいつから始める?スケジュールを解説
27卒の就職活動は、大学3年生の4月から本格的な準備を始めるのが望ましいでしょう。特に、早めに自己分析や業界研究、インターンシップへ参加することはキャリアの軸を固め、後悔のない選択をするために重要です。
以下で、27卒の就活スケジュールを確認してみましょう。
| 学年・時期 | 主要な活動内容 | 目的・ポイント |
| 大学3年生4月~ | ・自己分析 ・業界/職種/企業研究 |
就職活動の軸を定め、興味のある分野を広げる。 |
| 大学3年生5月~ | 合同説明会へ参加 | 多くの企業を知り、視野を広げる。インターンシップの情報を得る。 |
| 大学3年生7月~ | 夏のインターンシップ・キャリアへ参加 | 実際の業務や企業の雰囲気を体感する。早期選考につながる場合もある。 |
| 大学3年生10月~ | ・OBOG訪問 ・履歴書やエントリーシートの準備 ・適性検査の対策 ・面接やグループディスカッションの準備 |
・実際に働く人の話を聞き、企業・仕事への理解を深める。 ・自己分析の結果を整理し、応募書類のひな型を作成し始める。 ・Webテスト(SPIなど)の形式に慣れ、対策を始める。 ・志望動機や自己PRを言語化し、模擬面接などで練習を始める。 |
| 大学3年生12月~ | 冬のインターンシップ・キャリアへの参加 | 選考直前の実践的なインターン。選考を兼ねているケースも多い。 |
| 大学3年生3月~ | ・採用情報公開/本選考エントリー ・企業説明会へ参加 |
・企業へのプレエントリーが本格化。エントリーシートの提出も始まる。 ・採用担当者から直接、事業内容や選考プロセスなどの詳細を聞く。 |
| 大学4年生6月~ | ・本選考 ・内々定 |
選考に合格し、企業から内々定の通知を受け取る。 |
本格的な選考が始まる大学3年生の3月以降は、ES作成や面接対策、企業説明会への参加などで非常に忙しくなる傾向があります。大学3年生の夏から秋にかけて、自己分析や業界研究を行い、エントリーシートや適性検査、面接などの対策を前倒しで進めておくことが成功のカギです。
特に、インターンシップやOBOG訪問を通じて得た体験は、説得力のある志望動機や自己PRに直結します。計画的に準備を進め、余裕をもって本選考に臨みましょう。
27卒の就活スケジュールは、「27卒の就活スケジュールをチェックしよう!いつ何をすべきか解説」の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。
2026年3月~:就活本格化
2027年卒業予定者の就職活動における企業の広報活動開始日は、現行の指針上は3月1日と定められています。多くの企業で、この日からエントリー受付が一斉に始まるでしょう。
しかし、近年は採用活動の早期化が進んでおり、特に外資系やベンチャー企業などでは3月1日以前からエントリーを開始しているケースもあるので注意してください。
企業説明会への参加には、多くの場合予約や申し込みが必要ですが、企業からの重要な情報や選考スケジュールを受け取るためにプレエントリーが必須となるケースも多いようです。
まずは就活サイトや企業の採用ページで、興味のある企業にプレエントリーを済ませ、説明会の予約を進めましょう。
一方、企業研究や自己分析が進まず焦っている方は、まずは短期間開催の「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」を目的としたプログラムに参加してみるのもおすすめです。オープン・カンパニーは、オンライン開催など学業との両立に配慮されているため、スケジュール調整がしやすく、全学年対象のため気軽に参加できます。
社員の働き方や企業の雰囲気を短時間で感じとり、自身の興味や価値観を整理するきっかけになるので、少しでも興味があったら参加してみましょう。
また、多くの企業が集まり、各企業の担当者から話を聞くことができる合同説明会は、広報活動開始日の3月1日以降に多く開催されます。この時期は、まだ志望企業が明確ではない学生も多いので、まずは情報収集の場として活用し、焦らずに自分に合う企業を探しましょう。
合同説明会については「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
2026年6月~:採用選考スタート
6月に入ると採用選考が一斉にスタートします。次のような選考が行われるので、準備しておきましょう。
・履歴書やエントリーシートなどの書類選考
・SPIや玉手箱などのWebテストまたは筆記試験
・グループディスカッション
・面接
6月以降も説明会や会社訪問を行う企業は少なくありません。選考に参加しながらも、これらの企業研究や情報収集活動を同時並行で行うことになるため忙しい時期となります。
スケジュール管理を徹底して、志望企業の選考に万全の状態で臨めるよう準備しておきましょう。
2026年10月~:内定式・二次募集
政府が定める指針では、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降とされています。この日程を受けて、多くの企業は10月1日以降に内定式を実施します。
内定通知書の発行と学生による承諾をもって、企業との間に「始期付解約権留保付労働契約」という労働契約が成立したとみなされます。内定式は、この内定通知を正式に行う場の一つです。
あくまで口約束である内々定の企業が複数ある場合には、この正式な通知の時期を前に、入社する企業を一つに決めておきましょう。
もし、10月までに内定がなくても諦める必要はありません。秋採用や冬採用を行う企業もあるため、焦らず就活を続けていきましょう。特に、ベンチャー企業や中小企業は、秋採用や通年採用を行っているケースが少なくありません。
ただし、春・夏採用と比べて採用人数の枠が少なくなることや、選考時期を遅らせた就活生が殺到する傾向があるため、選考の倍率が高くなる企業も。就活を成功させるには、情報収集と事前準備が重要です。
就活の流れは「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事も参考にしてみてください。
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27卒の就活生が知っておきたい「就活の基本」
就活には、企業と学生の間の採用活動の公平性を保つために政府や経済団体によって定められた指針が存在しています。特に、採用活動が過熱しすぎることや、学業に支障が出ないようにするのが目的です。
内閣官房の「これから就職活動を行う学生の皆さんに知っておいていただきたいこと(2026年度卒用)」で公表された就活ルールの主な流れは、「広報活動が始まる時期」「採用選考が始まる時期」「内定が出始める時期」の3つの期間に分かれています。このスケジュールは、27卒の就活生にも同様の枠組みが適用される見込みです。
いつから選考が始まり、いつまでに準備を終えるべきか計画を立てて、効率的に就活を進めるために確認しておきましょう。

引用元:内閣官房「これから就職活動を行う学生の皆さんに知っておいていただきたいこと(2026年度卒用)」
その年度の就活指針は例年春頃に公表されますが、基本的には前年度を踏襲するため、現時点では27卒にも同様の枠組みが適用される見込みです。そのため、26卒のスケジュールを基本的な枠組みとして確認しておき、正式公表後に最新情報を改めてチェックしましょう。
また、就活の指針には法的拘束力があるわけではないので注意が必要です。外資系企業やベンチャー企業など、一部の企業は異なるスケジュールで選考を進めるケースもあります。
志望する企業がどのような採用スケジュールをとっているかを、個別に確認することが重要です。基本的な指針を知ったうえで、企業ごとの動きをチェックするようにしましょう。
参照元
内閣官房
就職・採用活動に関する要請
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27卒の就活動向
27卒の就職活動は、前年までの動向を引き継ぎつつ、さらに変化が見られます。全体的な特徴として、「企業の新卒採用ニーズは変わらず高い」ことと、「採用形式は多様化している」ことの2点が挙げられます。以下でそれぞれ解説するので、チェックしておきましょう。
企業の新卒採用ニーズは変わらず高い
27卒の就職活動においても、26卒に続き企業の新卒採用に対するニーズは高くなっています。少子化による若年労働人口の減少や、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進による専門人材の需要増加などが背景として考えられるでしょう。
特にIT業界やコンサルティング業界など、成長分野で採用意欲は旺盛です。人手不足が深刻化するなかで、企業は中途採用では獲得が難しい専門性を、自社で育成できる将来の成長を支えるポテンシャルをもつ新卒採用を特に重視しています。
また、早期から優秀な学生を囲い込む動きが加速しており、サマーインターンシップや早期選考の機会が増えている点も、新卒採用ニーズの高さを示しているといえるでしょう。
新卒として就活するメリットは、「新卒カードとは?使用するメリット・デメリットと就活成功のポイントを解説」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
採用形式は多様化している
27卒の就職活動では、企業と学生の入社後のミスマッチを減らすため、採用形式の多様化が進んでいます。従来の画一的な「一斉エントリー」や「面接」だけでなく、学生の能力や企業とのカルチャーフィットをより多角的に評価するため、多様な手法が主流となっています。
主な動向と対策は、以下のとおりです。
・オンライン選考の定着
・インターンシップの重視
・リクルーター制度や座談会
Web面接や録画面接が引き続き活用されることで、地理的な制約が減少しています。特に録画面接では、論理構成力と話し方が重要視される傾向があるでしょう。
短期・長期問わず、インターンシップが早期選考への優遇ルートや本選考における一部選考免除など、実質的な選考の場としての役割を強めています。チームでの協調性や課題解決能力が評価ポイントです。
リクルーター制度や座談会など、選考とは別の非公式な交流機会が増加しています。学生にとっては企業への理解を深める場となり、企業側にとっては早期に優秀な人材と接触し、志望度を高める場として機能するのが特徴です。
就活生は、それぞれの形式がもつ評価ポイントを深く理解し、自身の強みが活かせる方法を見極めて準備を進めることが内定獲得へのカギとなります。
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27卒の就活は「やばい」といわれる理由
学生のなかには、「27卒の就活がやばい」と耳にしたことがある方もいるかもしれません。27卒の就活がやばいといわれている理由は、昨今の就活が以前とは大きく変化し、従来の常識だけでは通用しなくなっている傾向があるためです。
以下で、27卒の就活はやばいといわれる理由を解説するので、スムーズに選考を進められるようチェックしてみてください。
オンラインを活用した就活が進んでいる
27卒の就活がやばいといわれる理由は、オンラインを活用した就活が進んでいるためです。企業説明会や面接、グループディスカッションなど場所を問わずWeb上で完結するケースが増えています。
なぜなら、企業の採用活動における効率化の推進と、学生側の移動時間・コストの削減というメリットがあるためです。オンラインであれば地理的な制約がなく、地方学生でも都市部の企業選考に参加しやすくなりました。
ただし、オンライン面接では、対面とは異なるコミュニケーション能力やWeb環境を整えるスキルが求められます。特に、表情やジェスチャーなどの非言語コミュニケーションが伝わりにくいぶん、意図を明確に伝える工夫が必要です。
オンライン面接でのマナーは、「【就活】オンライン面接だからこそ気をつけたいマナーや当日の注意点を解説」の記事を参考にしてみてください。
早期選考・早期内定が進んでいる
選考スケジュールが全体的に早期化していることが、27卒の就活において学生の準備期間を圧迫し、大きな負担となっている要因です。採用活動の開始時期を前倒しし、従来の正式な選考開始時期よりも前に内定を出す「早期選考・早期内定」の動きが加速しています。
政府が定める就活ルールでは、採用選考が開始されるのは卒業・終了年度の6月1日以降です。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」による内々定を得た時期をみてみましょう。

引用元:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 4.内々定を受けた時期(p.8)」
上記のデータをみると、4月に内々定を得た人の割合が最も多いです。この結果から、採用選考開始日の6月1日以前に内々定を得ている人が多く、政府の定めるルールと実際の採用活動の状況に乖離が生じていることがわかります。
就活の早期化の背景には、企業が優秀な人材を早期に囲い込みたいという強い意図があります。早期選考に参加するには、大学3年生の夏や秋といった早い段階からインターンシップに参加したり、逆求人型の就活サイトを活用したりすることが有効です。
早期内定を獲得できれば、残りの期間でさらに就活を続けるか、学業や残りの学生生活に注力するかを戦略的に判断できるというメリットがあるでしょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
採用につながるインターンが増えている
27卒の就活において、長期インターンシップに参加する学生が増加傾向にあります。ここでいう長期インターンとは、数週間から数ヶ月にわたって実際に企業で働きながら実務経験を積むプログラムを指します。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」で、インターンシップに参加した日数の割合をみてみましょう。

引用元:「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 6.「インターンシップと呼称されるもの」への参加状況等(p.10)」
インターンシップ参加者のうち、最も割合が多いのは実施日数が11~15日以上で25.5%でした。長期インターンシップへの参加者が増えた背景には、企業側が即戦力や入社後のミスマッチの少なさを重視し始めている点が挙げられます。
また、経済産業省の「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」によって、5日以上の「働く体験」を伴うインターンシップに参加すれば、その頑張りが就活に直結する可能性が公式に認められたのもの一因と考えられるでしょう。
長期インターン経験者は具体的な業務経験やスキル、企業文化への理解度が高いため、選考で高く評価されやすい傾向があります。そのため、従来の1日〜数日程度のインターンシップだけでなく、実務に触れる機会を求める学生が増えているといえるでしょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
経済産業省
インターンシップ推進
キャリア形成支援の4種類
長期インターンの参加者が増加している背景には、学生のキャリア形成を支援するための取り組みが多様化し、企業側も採用活動への活用を明確化している点があります。
2023年卒の就職活動から、従来のインターンシップの定義が見直され、キャリア形成支援として「オープン・カンパニー」「キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」の4つの類型に整理されました。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
| 類型 | 主な内容 | 採用活動との関連性 |
| オープン・カンパニー | ・企業説明会 ・セミナー ・社員との交流会 ・職場見学 |
なし(広報活動の一環) |
| キャリア教育 | ・大学の授業/講義 ・企業による教育プログラムやグループワーク |
なし |
| 汎用的能力・専門活用型 インターンシップ |
・職場で実務体験(OJT) ・社員からのフィードバック |
あり(一定条件で採用選考に活用可能) |
| 高度専門型インターンシップ | 高度な専門スキルを活かした実務体験 | あり(一定条件で採用選考に活用可能) |
それぞれの活動は、目的や期間、内容、採用活動との関連性などに違いがあり、自身の就活の段階や目的に合わせて選ぶことが重要です。特に「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と「高度専門型インターンシップ」は、一定の条件を満たすことで企業が学生情報を採用選考に活用できるでしょう。
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27卒の就活生が今すぐ行いたい10の準備
「本格的な選考」が始まる前に、「何をすべきか」と焦りを感じている人もいるかもしれません。ここでは、27卒の就活生がすぐに着手すべき10の準備を紹介します。就職活動は早期の準備が成功のカギを握るため、内定獲得に向けてチェックしてみてください。
1.自己分析
自己分析とは、自分の強みや考え方、価値観などを整理するプロセスです。自分の強みを明確にしておくことで、エントリーシートや面接で自己PRを聞かれた際にアピールしやすくなります。
また、自分の価値観を整理し、就活の軸を決めるためにも自己分析は欠かせません。次のような考えを整理しておくと、企業選びに役立ちます。
・どのような仕事に就きたいのか
・どのような条件がよいのか
・どのような仕事に向いていそうか
・将来どのように活躍したいのか
企業選びや選考でのアピールなど、自己分析は就職活動の土台になるため、何から始めるか迷ったときは一番に実施しましょう。
自己分析の方法については「自己分析とは?就活におすすめのの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事を読んでおくのがおすすめです。正しい進め方を知っておけば、自分に対する理解が深まります。
2.業界研究
就職活動を始めたら、まずは幅広い業界研究を行い、自分にとっての候補となる業界を見つけましょう。就職活動で一般的に用いられる業界の分類は、扱う「モノ」や提供する「サービス」の種類によって、大きく5つの分類に分けられます。
・メーカー(製造)
・商社
・小売
・金融
・サービス/インフラ
・マスコミ
・ソフトウェア/通信
・官公庁/公社/団体
この分類を参考に幅広い業界について調べ、自分に合いそうな業界を探してみてください。
本格的に選考対策を進める前に、志望する業界を2~3つ程度に絞るのがおすすめです。志望する業界の幅が広過ぎると方向性がわからなくなり、「どこにエントリーすれば良いかわからない」と就活の進め方に迷う可能性があります。
一方で、志望業界を1つに絞ってしまうのも視野が狭くなり、内定が得にくくなったり、方針を変えたいときに動きにくくなったりすることがあるでしょう。
業界について調べるには、企業の採用サイトや就職情報サイトの業界研究ページ、四季報などをチェックしてみてください。また、業界研究のセミナーも開催されているので、参加してみるのも良いでしょう。
業界研究の方法は、「就活生が知っておくべき業界を紹介!絞り方のコツや方法も解説」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
3.企業研究
興味のある業界を絞り込んだら、次は企業研究を深めましょう。企業研究とは、特定の企業の事業内容や企業理念、強み、社風などを詳細に調べることです。
「なぜその業界のなかでも、その企業で働きたいのか」という質問に明確に答えるためには、ほかの競合企業との違いを理解している必要があります。企業が発信している採用ページやIR情報、プレスリリースなどに目を通し、企業の現在地と将来の展望を把握することが重要です。
企業研究を徹底することで、入社への熱意と理解度を企業に効果的に伝えられるでしょう。
企業研究の進め方は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しています。企業研究は、企業とのミスマッチ防止はもちろん志望動機作成にも重要なので、力を入れて実施してみてください。
4.OB・OG訪問
OB・OGを訪問し、企業についてより詳しく学ぶのもおすすめです。OB・OG訪問では、実際にその会社で働いているからこそわかるリアルな話を聞けるメリットがあります。
Webサイトや採用ページには掲載されていない、具体的な仕事内容や職場の雰囲気、キャリアパスといったリアルな話を質問できるため、企業研究の一環としても実施できるでしょう。
また、OB・OG訪問で得た具体的なエピソードや独自の視点は、選考で求められる「志望度の高さ」や「企業への理解度」を示すエントリーシートや履歴書を作成する際の大きな材料になります。
OB・OGの知り合いがいない場合は、大学のキャリアセンターに相談すると紹介してもらえる場合があるので、ぜひ聞いてみてください。
5.履歴書・エントリーシート対策
履歴書・エントリーシート(ES)は、自分の魅力を企業に伝える重要な最初の機会です。しっかり対策して、書類選考の通過を目指しましょう。
自己PRや志望動機、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を記入する際には、具体的なエピソードを含めることが大切です。どのような状況で、自分が何を考え、どう行動し、どんな結果が得られたのかを明確にすることで文章の説得力が上がり、採用担当者に好印象を与えられます。
また、企業のWebサイトや採用情報から、企業理念やビジネスモデルを理解し、企業の求める人物像を意識することも重要です。自分が志望企業でどのように貢献できるかを伝えることで、「入社後に活躍できる人材」であると企業にイメージさせられれば、評価につながるでしょう。
履歴書やエントリーシートが書けたら、友人や家族、大学のキャリアセンター、就職エージェントなどの第三者に添削してもらうのもおすすめです。客観的な視点を取り入れることで、自分では気づけない視点のズレや表現の曖昧さを発見できるので、完成度の高い書類を作成できるでしょう。
履歴書やエントリーシートの書き方については、「エントリーシートと履歴書の違いは?それぞれの項目や書き方を解説」でも解説しています。
6.適性検査対策
適性検査は、多くの企業が選考の初期段階で導入しており、学力や性格を測るために用いられます。適性検査の点数が一定の基準を満たさないと、面接に進むことができないというケースも少なくありません。
特に「SPI」や「玉手箱」といった主な形式には、早めに慣れておくのがおすすめ。市販の問題集を繰り返し解いたり、Web模擬試験を受けたりして、出題形式や時間配分に慣れておくことが有効な手段です。
性格検査については、自分を偽らず、正直に回答することが重要です。企業は、あなたの特性が求める人物像や社風とマッチしているかを判断しているため、一貫性を持った回答を心がけるようにしましょう。
適性検査の対策については「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」を参考にしてください。
7.グループディスカッション対策
グループディスカッション(GD)は、企業がチームでの協調性や論理的な思考力、コミュニケーション能力など、参加者が集団のなかでの自分の役割や立ち回りを見るために行われます。
GDでは、単に結論の良し悪しだけでなく、結論を出すまでのプロセスやチームへの貢献度を評価するのが目的です。対策として、タイムキーパーや書記、ファシリテーターなどの役割を意識して発言する練習をしたり、異なる意見を尊重しつつ議論を建設的に進める方法を学んだりすることが大切です。
大学のゼミや友人とテーマを決めて模擬GDを行うことで、実践的な経験を積むのも良いでしょう。ほかの就活生がどのような発言をするのかを観察し、議論のなかで自分の強みを活かせる立ち位置を見つけることを意識してみてください。
8.面接対策
面接は、質問に対する回答の論理性やコミュニケーション能力、入社意欲を見て、応募者が本当に自社で活躍できる人物かを判断するのが目的です。面接では、履歴書やESに書かれた内容を深く掘り下げる場で、自分の人柄や企業への熱意が直接伝わります。
事前に想定される質問に対する回答を用意しておきましょう。一貫性のある回答ができるうえに、落ち着いて面接に臨めるため好印象を与えられる可能性があります。
本番で実力を発揮できるよう、大学のキャリアセンターや就職エージェントを活用して、模擬面接を繰り返し行うのがおすすめです。場の雰囲気に慣れておけば、自信をもって本番に臨めるでしょう。
面接でよく聞かれる質問は「面接でよくある質問20選を回答例付きで解説!就活成功のための対策も紹介」の記事で解説しています。回答例も紹介しているので、参考にしてみてください。
9.就活サイトへの登録
就活サイトへの登録がまだ済んでいない場合は、登録しておきましょう。多くの企業が登録されており、検索機能を使って効率的に企業を探せたり、エントリーや選考の進捗管理がしやすかったりするといったメリットがあります。
また、近年の就活では、就活サイトでエントリーしてから説明会や選考へ参加する場合がほとんど。企業へのエントリーを行うためにも、就活サイトへの登録は必要です。
就活サイトによって掲載されている企業や得意な業種、スカウト機能の有無など特徴もさまざま。自分にあう企業に出会う確率を高めるためにも、複数のサイトに登録しておくことをおすすめします。
10.就職エージェントへの登録
就活を成功させるために、就職エージェントに登録するのも良いでしょう。就活は自己分析や企業研究、面接対策などやるべきことが多く、学業と両立しながら1人で進めるのは大変だと感じるときもあるかもしれません。
就職エージェントを活用することで、自分に合った求人を紹介してもらえたり、応募書類の添削や面接対策をしてもらったりするなど選考突破に必要なサポートが受けられます。就活にかかる時間や労力の負担を軽減し、効率的に就活を進められるでしょう。
また、就職エージェントは就活のプロであるため、わからないことや不安・悩みがある場合もすぐに相談でき、適切なアドバイスを受けることで安心して就活を進められるのも大きなメリットです。エージェントによって特徴や得意とする分野が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。
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27卒が就活するときに気をつけたいポイント
就活が長期化しないように、計画的に進めつつも、視野を狭めないようにすることが大切です。ここでは、27卒が就活するときに気をつけたいポイントを紹介するので、後悔のない就活につなげましょう。
スケジュールを詰め過ぎない
これから就活を始める際は、スケジュールを詰め過ぎないように注意してください。同時に複数の企業の選考を受けることは大切ですが、スケジュールが詰まり過ぎると一社にかけられる時間が少なくなってしまいます。
エントリーシートの作成に時間がかけられなかったり、面接対策がおろそかになってしまったりして選考に通りづらくなることもあるでしょう。
また、スケジュールを詰め過ぎると精神的に余裕がなくなり、気持ちが切れてしまう恐れもあります。就活は数ヶ月にわたって行うため、心に余裕をもって進めることが大切です。
就活のスケジュール管理が不安な人には、「就活ノートの作り方は?まとめたい内容やポイント・サイズも解説」の記事もおすすめです。
大手企業だけに絞らない
これから就活を始める人は、エントリーする企業を大手企業だけに絞らないよう注意が必要です。大手企業は人気があり、多くの就活生がエントリーします。選考を通過できる倍率も自然と高くなり、内定をもらう難易度が高まるでしょう。
「大手企業に就職すれば安泰」「大手企業に就職できなければ就職活動は失敗だ」と考えている人もいるかもしれません。しかし、就職活動で大切なのは、自分に合う会社に就職し、そこで成果を出したりやりたいことを実現することです。
大手企業に就職しても、自分の価値観に合わなかったりやりたいことができなかったりすれば早期離職の可能性も高まります。大手企業に絞らず、自分の価値観や目標に合う会社を幅広く探しましょう。
中小企業の魅力を「中小企業にはどんなメリットがある?大手企業との違いと合わせて解説」で解説しています。興味のある方はぜひご一読ください。
焦って就職先を決めない
就職活動を頑張ってやっと内定がもらえたときには、大きな喜びや安心を感じるでしょう。しかし、その感情だけですぐに就職先を決めないように注意が必要です。
内定をもらえたという嬉しさや「これで終わりたい」という気持ちから決めるのではなく、以下の重要な視点をもって判断しましょう。
・本当に自分に合っているか
・やりたいことが実現できるか
特に、周囲の友人がすでに就職先を決めている場合、取り残されたくないという焦りから、深く考えずに決めてしまうことがあります。就活において、内定を得ること自体がゴールではありません。
焦る気持ちを抑え、一つひとつの内定と向き合い、納得がいく会社を見極める時間をもちましょう。焦らずに、心から「ここだ」と思える会社で働ける可能性と、内定を辞退した場合のリスクを考慮して、慎重に判断することが大切です。
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就活を成功させたい27卒のあなたへ
就活を成功させるためには、就活スケジュールを把握して必要な準備を着実に行っていくのが大切です。
しかし、就活で必要な準備や行動が想像以上に多くて不安を感じる人もいるでしょう。自己分析や企業研究、選考対策などが必要といわれて、「どう進めれば良いかわからない」と戸惑うこともあるかもしれません。
就活のサポートがほしいと感じたら、就職エージェントに相談してみましょう。キャリアチケット就職エージェントでは、27卒の学生の就活サポートを実施しています。
これから就活を始める方はもちろん、始めてみたけれどうまくいっていない方も大歓迎です。就活スタートから内定獲得まで、一貫してサポートを行っています。
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