就活は茶番?くだらないと感じる8つの理由やモヤモヤの乗り越え方を紹介

このページのまとめ

  • 就活を茶番に感じる理由は、マナーやルールの細かさや本音を言えないことへの違和感など
  • 就活には社会との接点をもち自分を成長させる意味や、自己実現や収入を得るメリットがある
  • 就活が茶番に感じるときは視点を変え、効率的に内定獲得できる方法を試してみよう

就活は茶番?くだらないと感じる8つの理由やモヤモヤの乗り越え方を紹介のイメージ

「就活なんて茶番だ」と感じている就活生の方もいるでしょう。就活では日本独自のルールや、細かいビジネスマナーが求められます。そのため、「意味はあるのか」「茶番では」という気持ちになってしまうようです。

この記事では、就活が茶番に見える理由と、就活を続けるための考え方や対処法について解説します。自分に合った企業に就職できるよう就活の目的を再認識し、自分に合ったやり方で乗り切るための参考にしてみてください。

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目 次

「就活が茶番だ」と感じる日本独特の就活ルール

「就活は茶番」と感じる背景に、日本独特の就活ルールの存在があるようです。日本では新卒一括採用が主流であり、「みんなが同じ時期に一斉に就活を始める」「実力よりもポテンシャルが重視される」など独自の就活ルールが確立されています。

日本の就活スタイルはルールが分かりやすい一方で、人によっては「画一的なやり方に違和感がある」「就活生の個性を見ていない」といった違和感につながりやすいもの。この違和感が、「あほらしい」「茶番だ」と感じてしまう要因のようです。

新卒一括採用

日本では、広報活動が3月から開始され、採用選考活動は6月以降にスタートするのが一般的な就活の流れです。一斉に就職活動を始める新卒一括採用では、「留学生や既卒者、海外大学出身者は応募しにくい」「卒論や試験の時期と被る」といった問題点があります。

また、新卒一括採用では、一部の専門職や技術職を除いて「総合職」として職種を限定しない採用を行う企業も。内定後に企業側が配属先を決めるため、必ずしも自分の希望する部署や職種に挑戦できるとは限らないのが現状です。

これらの背景から、新卒一括採用に対して「思うように就活ができない」「内定をもらったとしてもやりたいことができるとは限らない」といった不満を感じることもあります。結果として、「就活は茶番だ」と感じてしまうようです。

ただし、最近では新卒一括採用ではなく、通年採用を導入している企業も増えてきています。通年採用については、「就活生が通年採用を受けるメリットは?通年採用を導入する企業の特徴も解説」を参考にしてみてください。

実力ではなくポテンシャル重視

就活では、実力よりもポテンシャルが重視されやすいのも「茶番だ」という意見が生じる理由の一つです。

先述のとおり学生を同時期に募集する新卒一括採用では、「未経験者を育成して将来的に貢献してもらう」長期雇用を前提にしています。そのため、即戦力であるかどうかよりも「自社の文化や雰囲気に合っているか」「長く働いてくれそうか」などポテンシャルを重視する企業もあるのです。

そのため、優れた実績やスキルがあるにもかかわらず採用されなかったり、上手にアピールできなかったために良い評価を得られなかったりすることも。評価基準が曖昧になりやすいため、「茶番だ」と感じてしまうことがあります。

個性を出さないスタイル

「茶番だ」と感じやすい就活ルールとして、個性を出さないスタイルが求められることも挙げられます。

日本の就職活動では、身だしなみや服装、靴やかばんといった小物に至るまでスタイルが決まっているのが特徴。そのため、就活を進めるなかで周囲と同じ恰好をなかば強要されていることや、個性を出せないことに違和感を覚えるようです。

日本独自の就活ルールを見直す動きも進んでいる

近年では、日本独自の就活ルールを見直す動きが進んでいます。

内閣官房の「2026(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」では、就活の早期化や長期化について「学生に混乱をもたらすとともに、学生が学修時間等を確保しながら安心して就職活動に取り組める環境を損なっている」と言及しました。

こうした課題を改善し、企業が多様な人材を採用できるように、2025年度以降は新しい採用日程を採用。春休み以降に行われる専門活用型インターンシップに参加して就業体験を積んだうえで、6月より前に内定を得られるルートを設けました。

また、学生が知識やスキルに応じた適切なキャリアパスを形成できるよう、企業に配慮を求めています。

参照元
内閣官房
2026年(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

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就活は茶番と感じる8つの理由

就活は茶番だと感じるのは、就活への興味が薄れていることや、疲れやストレスが溜まっていたり制度への疑問や不満を感じていたりすることが理由の可能性があります。

ここでは、「就活は茶番だ」と感じる主な8つの理由をご紹介。就活に対してマイナスイメージを抱えている自分なりの理由を明確にしましょう。

1.そもそも就職に興味がないから

「とりあえず就職の時期だから」「周りと一緒に就活する」など、そもそも就職に対して意欲的でないと、就活独特の文化やルールを「茶番」と感じてしまうことがあります。

就活自体に意欲や興味を感じられないため、「なぜこんな面倒なことをしなくてはいけないのか」「ルールに意味はあるのか」といった疑問を抱いてしまうようです。

なかには、「就活したほうが良いことは分かっているものの、やりたいことがない」「仕事に興味がない」と悩んでいる方もいるかもしれません。就活に前向きになれないときは、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」を参考にしてみてください。

2.交通費や宿泊費などお金が掛かるから

就活では交通費や宿泊費などのお金が掛かるため、就活生の負担も大きいもの。たとえば、地方から都市圏の会社への就職やIターン就職、Uターン就職などを考えている場合、どうしても居住地から離れた企業に出向かなければならないでしょう。

「複数の選考や説明会に一度に参加する」「夜行バスで交通費を抑える」などの対策は可能なものの、ある程度の出費は避けられません。また、過密スケジュールやリラックスしにくい移動時間が続くと、心身のストレスにもつながります。

遠距離での就活で無理を重ねるうちに疲れが溜まってしまい、「こんなに頑張っているのに」「茶番だ」という気持ちにつながることもあるようです。

3.努力が報われないと感じるから

就活では努力すれば必ず内定を得られるとは限りません。自己分析や企業研究を行い、「絶対にこの企業に行きたい」「相性が良いはず」と思って選考に臨んでも、倍率が高かったり企業の求める人物像とずれていたりすれば内定を得られないこともあります。

真っすぐな気持ちで面接に挑み、書類対策も真面目にしているからこそ、希望が実らなかったときのショックは大きなもの。志望企業からの不採用通知が届くと、一生懸命就活に挑んでいたときの反動で一気に熱が冷めてしまうことがあります

4.筆記試験やSPI試験の対策をしなければいけないから

就活では面接の前に、筆記試験やSPI試験を受けるのが一般的です。試験を通過するためには問題集を買い、まとまった時間を掛けて対策する必要があります。

しかし、一部の専門職などを除いて、筆記試験の内容は業務に直接関係ないと感じる計算問題や教養問題が出題される傾向があるもの。そのため、「なぜ時間を掛けて対策しなくてはいけないのか」と疑問や不満を感じることがあるようです。

5.細かいマナーを守らなければいけないから

就活では、細かいマナーを守った行動が求められるものです。

たとえば「ノックは3回」「お辞儀の角度は場面に応じて使い分ける」など、これまでは意識する機会が少なかった細かいマナーが「できて当たり前」と言われるようになります。

マナーは社会生活を送るうえで必要ではあるものの、「形骸化したマナーを求められる」「細かい部分まで見られるのはつらい」とネガティブに感じることも。結果的に、「就活そのものが茶番ではないか」と思ってしまうようです。

6.同じような服装や身だしなみを求められるから

同じような服装や身だしなみを求められることにうんざりし、「就活は茶番だ」と感じることもあります。

就活では多くの学生が同じようなリクルートスーツを着用し、シャツの色や靴、かばんのデザインなどもある程度似たようなものになりがちです。また、「アクセサリーは避ける」「メイクをする場合はナチュラルに」など身だしなみも細かくチェックされる傾向があるでしょう。

画一的な服装や身だしなみを求められることで、人によっては「なぜそこまで制限されないといけないのか」「窮屈だ」といった気持ちを抱くことも。また、「個性や人柄重視とうたう企業も選考ではみんなスーツを着ていた」などの経験から就活に矛盾を感じ、マイナスイメージをもつ方もいるようです

7.面接の流れがある程度決まっているから

面接の流れや企業から聞かれる内容はある程度決まっているため、何回も同じことを繰り返さないといけないことを「茶番だ」と感じる方もいます。

多くの企業では同じような面接の流れを採用しており、「自己紹介をする」「志望動機や自己PR、ガクチカを聞く」「最後に逆質問の時間を設ける」など型が決まっているもの。そのため、就活生も「この質問にはこう回答する」「深掘りされたらこのエピソードを話す」など定型的な対策を取る傾向があります。

流れが分かりやすいのはメリットでもあるものの、「本当の自分のことを伝えられない気がする」「型にはまったやり方で評価されるのは嫌だ」と感じる方もいるでしょう。

8.「嘘つき大会」「きれいごとが評価される」と感じるから

面接に対して「嘘つき大会」「きれいごとばかり評価される」というイメージがあるあまり、茶番と感じてしまうこともあるでしょう。

企業側は面接での質問を通して、「仕事への意欲があるか」「長く働いてくれそうか」を評価します。そのため、就活生側もただ志望動機や強みを述べるだけでなく、「数ある企業からなぜ御社を選んだか」「強みを活かしてどう貢献するか」など企業に合った回答をする必要があるのです。

しかし、人によっては「思ってもいないことを言わなければいけない」「企業の望む回答が決まっていて茶番だ」と感じることも。自分の本当の気持ちとは異なる意見を言わなければいけないように感じ、ストレスを感じてしまうようです。

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そもそも就活をする意味や目的とは?

何度も面接で落ちたり、形ばかりのマナーや正解を求められたりすることで、就活に対する疑問や不満が募ることもあるかもしれません。しかし、就活には形式的な側面がある一方で、「なぜ働くのか」「どのように生きていくか」といった自分自身の人生に向き合う機会でもあります

ここでは、そもそもなぜ就活を行う必要があるのか、その意味や目的をあらためて整理してみましょう。

就活を通して自分を成長させるため

就活には、学生生活ではなかなか経験できない「社会との接点」をもち、自分自身を成長させる目的があります。企業説明会で社会人と直接話す機会、インターンシップでの業務体験、さらにはエントリーシートや面接など、いずれも新しい学びに満ちた経験です。

たとえば、企業の担当者とのやりとりを通してビジネスメールの基本を学んだり、面接練習を重ねることで自分の考えを相手に分かりやすく伝えるスキルを磨いたりできます。こうした一つひとつの過程は、たとえ大変に感じられても、将来どこで働くことになっても役立つ「社会人としての土台」を築くためのステップなのです。

また、就活を通じて「自分はこんなことを考えていたんだ」と気づくこともあります。自己分析を進めるなかで新たな興味や価値観に出会い、自分自身の新たな可能性を見つけるきっかけにもなるでしょう。

安定した生活を手に入れるため

就活の目的の一つは、仕事を得て生活を安定させることです。仕事を得ることで、定期的に収入を得られるようになり、自分の力で生活できるようになります。

安定した生活基盤が整うと、心のゆとりや将来の選択肢の広がりにもつながるものです。自分好みのライフプランを考えたり、家や車など大きな買い物に積極的になれたりと、働く前よりも広い視野で人生について考えられるようになります。

働くことはただ収入を得るだけではなく、自立した生活を築くための大切な一歩でもあるのです。

自分自身の目標や夢を実現するため

就活は、自分のやりたいことや叶えたい目標に近づくための手段でもあります。

たとえば、「日本の文化を世界に発信したい」という夢があったとしても、一人でできることには限界があるでしょう。しかし、すでに発信力のある企業に所属することで、より大きな影響力を持ちながらその夢に取り組める可能性が高まります。

企業に入ることで得られるのは、収入だけではありません。実際の現場での経験、人とのつながり、スキルの習得、チームで働く喜びなど、あなたの目標達成を支える多くのリソースが揃っています。

就職はゴールではなく、あなた自身の夢を叶えるためのスタート地点と考えてみると、就活そのものの見え方も少しずつ変わってくるかもしれません。

就活でよくある悩み別の解消法について知りたい方は「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」もご一読ください。

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「就活は茶番」と感じてもやめないほうが良い理由

就活を進めるなかで「もう就活はやめたい」「就活よりも自分の好きなことに時間を使いたい」と感じることは、決して珍しいことではありません。就活そのものに疑問を感じたり、茶番のように思えたりするような状況では、なおさらその気持ちは強くなるでしょう。

しかし、就職活動をしない決断には相応のリスクがともなうことも、冷静に理解しておく必要があります。就活は、ただ「就職先を探す作業」ではなく、その後のキャリアや生活基盤に大きく影響する重要なステップです。

ここでは、就活をしないことによってどのような不利益が生じる可能性があるのかを、具体的に解説します。

新卒カードを逃してしまう

就活をやめてしまうと、新卒カードを逃すリスクがある点に注意が必要です。

新卒一括採用を行っている企業では、先述したように就活生のポテンシャルや将来性を重視した採用活動を実施しています。若手人材を求めて新卒採用を積極的に行っている企業も多く、「スキルや経験に関係なく」「多くの選択肢から」企業を選べるのは、新卒就活の大きな魅力です

反対に、中途採用枠では実務経験やスキルが求められやすかったり、企業によっては欠員が出たときのみ求人を出していたりします。卒業後おおむね3年以内であれば既卒枠で未経験から応募できる企業もあるものの、新卒枠よりは数が少ないのが現状です。

つまり、新卒カードを逃すと、就職の難易度が徐々に上がってしまいます。のちのち「あのとき就職しておけば…」と後悔する可能性もあるため、就活をやめるかどうかは慎重に判断する必要があるでしょう。

社会人としての基礎スキルを獲得しづらくなる

社会人としての基礎スキルを獲得しづらくなる点も、就活をやめるデメリットの一つです。

新卒採用を行っている企業の多くは、入社後にビジネスマナーや仕事に必要な知識・スキルを習得するための手厚い研修や、教育期間を用意しています。先輩や上司から丁寧にサポートを受けたり、同期と切磋琢磨したりしながら仕事を身につけられるのは新卒ならではでしょう。

一方、新卒で就職しなかった場合、社会で求められるマナーやスキルを獲得できる機会を逃してしまうことに。中途採用では教育コストの掛からない経験者を求める企業も一定数あるため、将来的に就職しようと思ったときに不利になる可能性が十分あります。

安定した収入を得にくくなる

就職を避けることで、安定した収入を得にくくなるリスクも考えられます。アルバイトやフリーランスとして働く場合、収入は働いた時間や成果物に応じて支払われるのが一般的です。祝日や年末年始などで月の労働時間が減ったり、案件が減ったりすると収入額に直結するため、生活が不安定になってしまうでしょう。

一方、正社員として就職すれば、給与は月給制で安定している傾向があります。各種手当やボーナスが支給される会社ならプラスアルファの収入も得られるため、経済的なリスクを減らせるのが魅力です。

社会的信用を築くことが難しくなる

正社員として働くことは、社会的信用を得るための重要な一歩です。

賃貸契約や住宅ローン、クレジットカードの契約など、社会生活のさまざまな場面で「安定した職業に就いていること」が信頼の基準となります。アルバイトやフリーランスなどは先述したとおり収入や雇用の安定性に欠けると判断されやすく、審査で不利になってしまう可能性があるのです。

就活をやめることでストレスから解放されたり好きなことができたりするメリットはあるものの、上記のような長期的なデメリットも無視できません。「就活をやめたいと感じる理由は?内定なしから挽回するためのOK・NG行動」でもリスクを解説しているので、就活をやめたいとお悩みの方はご一読ください。

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就活の茶番につきあうのが疲れたと感じたときの対処法6選

就活の細かいルールや決まりに疲れてしまったときは、「就活はあくまで自己実現や就職を実現する手段」と割り切って考えてみましょう。

また、インターンに参加したり型にはまらない採用スタイルの企業を探してみたりして、違った視点から就活を見つめ直してみるのも方法の一つです。

「茶番だ」と思いながら就活を続けるのは、精神的にもつらいもの。就活の見方を変えてみることで、モチベーションをもって就活に取り組めるようになる可能性があります。

就職は自己実現をするための通過点ととらえる

「就活はあくまで自己実現をするための通過点」ととらえることで、茶番のように思える就活を手段と割り切れるようになる可能性があります。

たとえば、「人を笑顔にするのが好きだから接客業に就きたい」「安定した収入を得て趣味を充実させたい」など、自己実現の内容は仕事に限りません。

プライベートも含めてあなたのやりたいことを明確にすることで、「じゃあ就活を頑張ってみようかな」「今耐えれば目標の実現に一歩近づく」と前向きに考えられる可能性があります。

就活に疑問を感じる姿勢や考え方は強みに言い換えられる

就活に対して疑問を感じる姿勢や考え方は、自分自身の強みに言い換えることが可能です。以下のように言い換えて、「自分の考え方を就活や仕事でどう活かせるか」を前向きに考えてみてください。

・「みんながやっているから」で流されない、客観的な分析力や洞察力がある
・ルールや決まりに対して「本当にそれで良いのか」と立ち止まる思考力がある
・人と違うことを恐れない芯の強さがある

上記の能力や着眼点は、アルバイトや学業でも活かせている場面があるでしょう。強みや能力を活かして自分らしく働くために、まずは自分の考えを整理してみることから始めてみてください。

「仕組みやルールが分かりやすい」とポジティブにとらえる

「就活は仕組みやルールが分かりやすい」とポジティブにとらえることで、就活の攻略法が見えてくることもあります。

たとえば、「服装や身だしなみを整えていればマイナス評価になることはない」「選考では企業と自分の強みの共通点をアピールするのがコツ」など、就活の法則性を探してみましょう。

就活で求められるマナーやルール、選考対策の考え方を習得すれば、就活はもちろん就職後や転職活動でも役立ちます。「企業を攻略するゲーム」「社会人としての経験を積むためのミッション」ととらえ、前向きな考え方を意識してみましょう。

自分が企業を選ぶ側だと考える

面接を受けた企業から不採用の知らせを受けると、「企業に選ばれなかった」と人格まで否定された気持ちになり、落ち込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、就活は企業側が一方的に採用するかどうかを判断する場ではありません。企業と就活生双方にとって「この人(企業)と働きたい」と思える相手を探す場であり、あなたがこの企業で良いかを見極める場でもあるのです

そのため、選考に落ちたときは重く受け止め過ぎず、「たまたまお互いの条件が合わなかっただけ」「自分に合う環境ではなかった」と考えてみてください。考え方を変えることで気持ちが軽くなり、就活と程良い距離感で付き合えるようになる可能性があります。

建前を抜きにして働きたい企業のインターンに参加する

就職活動のさまざまなしがらみやルールを気にするあまり、本当に働きたい企業を見失ってしまっていることもあります。そのような場合はいろいろな建前を抜きにして、「純粋に働いてみたい」「興味がある」企業を探してみましょう。

自分にとって魅力的な企業が見つかったら、その企業のインターンに参加してみるのがおすすめです。特に長期インターンに参加できれば、実際の業務に携われます。働くなかで入社後の働き方を具体的にイメージできたり、あなたの実現したいキャリアが明確になったりして、就活に前向きになれる可能性があります。

就活に疲れを感じる人は「就活に疲れたときの対処法10選!適切な向き合い方とやめたいときの考え方」をご覧ください。

就活生の本音を大切にする企業の選考を受けてみる

就活の面接対策で「本音を言えない」「自分を取り繕っている」と苦しさを感じる場合は、就活生の本音を大切にする企業の選考を受けてみるのがおすすめです。

たとえば、対話を重要視するカジュアルな選考や、実際に活躍している社員と本音で話せる場を用意している企業もあります。また、就活生の普段の姿や個性を知るために「服装自由」で選考を行う企業もあるようです。

特にベンチャー企業や中小企業、アパレル業界やIT業界、エンタメ業界などでは、ユニークな選考や私服での面接を取り入れている傾向があります。

就活のことを考えない日をつくる

就活が茶番に感じて前向きに取り組めないときは、就活のことを考えない日をつくることも大切です。特に、就職活動がうまくいっていないと、就活のことを考えれば考えるほどストレスを感じてモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。

たとえば「次の日曜日はスマホを置いてリフレッシュする」「友達と遊ぶ日をつくる」など、丸一日就活から離れるのがおすすめです。

まとまった時間を確保するのが難しい場合は、数時間でも自分の好きなことに時間を使ってみましょう。頭や気持ちをリセットすることで、就活に対してもう一度前向きになれる可能性があります。

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茶番に感じる就活を早く終わらせるための対策

就活のモヤモヤから抜け出すために、効率的かつ自分らしく行動できる「就活の進め方」をご紹介します。「できるだけ早く自分に合った企業と出会いたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

選考直結型イベントを活用する

効率良く内定を得たい方には、「選考直結型イベント」への参加を検討してみてください。

選考直結型イベントの魅力は、参加することで書類選考が免除されたりその場で選考を受けられたりすること。また、複数の企業がイベントに参加しているため、効率的に応募できるのもポイントです。

「今すぐにでも動き出したい」「一度にいろいろな企業を知りたい」という方は、こうしたイベントに積極的に参加してみましょう。

逆求人サイトを利用する

就活のストレスや理不尽さを少しでも軽くしたいと感じている方には、「逆求人サイト」の活用がおすすめです。

逆求人サイトの特徴は、学生が企業に応募するのではなく、企業が学生にオファーを送ること。あなたのプロフィールを見た企業が「ぜひ話を聞いてみたい」と声をかけてくれるのです。

自己PRやガクチカを企業ごとに考える必要はなく、プロフィールを一つ作成しておけば企業が連絡をくれるため、就活の手間が大幅に減ります。

就職エージェントに相談する

就活の不安や負担を軽減したいなら、就職エージェントを利用するのも一つの方法です。

就職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就活の最初から最後まで、あなたに寄り添ってサポートしてくれるサービスのこと。自己分析のアドバイスや履歴書・エントリーシートの添削、面接対策など、幅広く支援を受けられます

また、エージェントではキャリアアドバイザーが適性に合う企業を厳選してくれるので、効率的に内定獲得を目指せるのが魅力です。「どんな企業が自分に合っているのか分からない」「一人では就活を進めるのが不安」という方も、安心して就活を進められるでしょう。

就活を効率的に進めるやり方は、「就活を楽に終わらせる方法は?早期内定のメリットや難航する原因を解説」の記事で解説しています。あわせて参考にしてみてください。

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「就活=茶番」と感じているあなたへ

就活の必要性や就職するメリットは分かっているものの、「就活のルールに疑問がある」「茶番に感じてしまう」と悩みを抱えている方もいるでしょう。就活に前向きになれずつらいときは、就職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのがおすすめです。

キャリアチケットは、新卒専門の就職エージェントサービス。就職に悩む就活生に対し、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで対応して内定獲得をサポートします。

あなたに合う企業を厳選して紹介し、選考対策の疑問や不安に丁寧に対応するため、就活への不満や悩みを解消しながら内定獲得を目指せるでしょう。まずはお気軽にご利用ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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