このページのまとめ
- ゲーム業界は現在スマホゲームやオンラインゲームが主流となり、市場は拡大傾向にある
- ゲーム業界ではゲームプランナーやデザイナーなど、さまざまな職種で活躍できる
- ゲーム業界では、技術的なスキルのほかにコミュニケーションスキルなどが求められる
「ゲーム業界に興味があるけど、具体的な仕事内容が分からない」と感じている就活生も多いでしょう。ゲーム業界には、さまざまな種類があるため、特徴をよく理解したうえで志望先を検討することが大切です。
この記事では、ゲーム業界の主な職種や仕事内容、求められる人物像などを解説します。ゲーム業界に就職するための対策や志望動機を書く際のポイントもまとめているので、ゲーム業界に興味がある方は、参考にしてください。
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- ゲーム業界とは?ビジネスモデルから将来性まで解説
- ゲーム業界の事業分類と企業例
- ゲーム業界のプラットフォーム
- ゲーム業界の市場動向と課題
- ゲーム業界の特徴3選
- 1.ビジネスモデルが多様である
- 2.1つのゲーム制作に多くの人が関わる
- 3.時代の変化に影響を受けやすい
- ゲーム業界のトレンド事情
- スマホゲームの普及が広がっている
- VR技術がゲーム化している
- eスポーツの普及が広がっている
- AIの利用が広がっている
- 「ゲーム業界はやめとけ」と言われる理由
- 労働環境の悪いイメージがある
- 人材不足で大変なイメージがある
- 納期がありストレスになる
- ゲーム業界の主な職種と仕事内容
- ゲームプロデューサー
- ゲームプランナー
- ゲームプログラマー
- ゲームデザイナー
- シナリオライター
- サウンドクリエイター
- デバッカー
- 営業職
- ゲーム業界が求める人物像
- 熱意を持ってゲーム制作できる
- トレンドやニーズに敏感である
- コミュニケーション能力が高い
- プログラミングの知識やスキルがある
- 忍耐力がある
- 細部まで注意を払える
- ゲーム業界に就職するための5つの対策
- 1.自己分析をする
- 2.業界・企業研究を徹底する
- 3.プログラミングの知識を身につける
- 4.インターンシップに参加する
- 5.就活エージェントを活用する
- ゲーム業界の志望動機を書く際のポイント
- 「ゲームが好きだから」だけでは不十分
- 実際にプレイしてエピソードを具体化する
- 楽しませる側の視点を盛り込む
- ゲーム業界の自己PRを書く際のポイント
- 自己PRの構成を理解しておく
- 企業の求める人物像に沿ってアピールする
- ゲーム業界への就職を目指しているあなたへ
ゲーム業界とは?ビジネスモデルから将来性まで解説
ゲーム業界とは、主にゲーム機やゲームソフトなど、娯楽商品の企画や開発、販売をする業界を意味します。ゲーム業界と一言でいっても、企業によって事業内容や取り扱うサービス・商品はさまざまです。
まずは、ゲーム業界の事業分類や今後の見通しについて解説していきます。
ゲーム業界の事業分類と企業例
ゲーム業界に該当する企業は、大きく3種類に分類できます。それぞれの事業範囲と企業例を下表にまとめました。
事業分類 | 事業範囲 |
ゲームハードメーカー | 家庭用ゲーム機器やVRゲーム機器などを開発・販売する |
ゲームパブリッシャー | ゲームソフトやパソコン・スマホ用ゲームのコンテンツを企画・販売する |
ゲームデベロッパー | ゲームソフトの開発のみを担う |
ゲームハードメーカーでありながら、ゲーム機器だけでなくゲームソフトの開発を自社で行う企業もあります。
ほかにも、モバイルゲーム会社や開発中のゲームをテスト・修正するデバッグ会社など、ゲーム業界に関わる企業はさまざまです。このように、ゲーム業界は多くの企業が関わってビジネスが成り立っています。
ゲーム業界のプラットフォーム
ゲーム業界には、いくつかのプラットフォームが存在します。プラットフォームとは、ゲームを提供するための媒体や環境のことです。
ゲーム業界のプラットフォームとして、下記の4つが挙げられます。
・コンシューマー:携帯ゲーム機や据え置き型ゲーム機などの家庭用ゲーム機
・アーケード:ゲームセンターや商業施設などに置かれるゲーム機
・モバイル:スマートフォンなどのモバイル機器によるオンラインプラットフォーム
・PC:PCによるオンラインプラットフォーム
なお、近年はスマートフォンを中心としたモバイル分野が、ゲーム市場の主要なプラットフォームとして位置づけられています。
ゲーム業界の市場動向と課題
ゲーム業界は、日本経済を牽引する重要な産業の一つです。ゲーム業界の市場は、近年、家庭用ゲームからスマホゲームやオンラインゲームへと移行してきました。
経済産業省がまとめた「ゲーム産業は依然高水準!」によると、2022年の国内ゲーム市場規模は2兆316億円とされています。2020年以降、3年連続で2兆円の大台を超えており、2020年のコロナ禍による巣ごもり需要の増加も要因の一つといえるでしょう。
また、内訳はスマートフォンやタブレット、PCなどを利用したオンラインプラットフォームが1兆6568億円と最も多く、ゲーム市場の約8割を占めています。日本のゲーム業界は、世界的にも高い評価と注目度を集めており、今後もさらなる成長が期待できるでしょう。
一方で、少子化におけるゲームの普及率の低さから、どのようにユーザー層を拡大していくかといった課題もあります。海外と日本で好まれるゲームの趣向が異なるなど、海外進出においてもいくつか課題があるようです。
このような課題とどのように向き合っていくかが、今後のゲーム業界の発展に大きく影響していくでしょう。
ゲーム会社への就職を志望している方は、「ゲーム会社への就職は難しい?市場のトレンドや職種データから徹底解説!」も参考にしてください。
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ゲーム業界の特徴3選
ゲーム業界を目指す場合、業界の特徴を知り、志望動機に反映させることが大切です。ここでは、3つの特徴を紹介するので、業界研究の一環として参考にしてください。
1.ビジネスモデルが多様である
ゲーム業界と一言でいっても、企業や部門によって中心的なビジネスが異なります。
・家庭用ゲームソフトの開発
・スマートフォン用ゲームアプリの開発
・VR・ARを使ったソフトウェア開発 など
ビジネスモデルが違えば、利益の上げ方もさまざま。たとえば、家庭用ゲームソフトを開発する場合、ゲームソフトの売上が主な利益になります。一方で、ゲームアプリを開発する場合は、無料ゲーム内のアイテム課金や広告収入などで利益を得るケースが多いようです。
ゲーム業界はビジネスモデルが多様であるため、しっかりと企業研究をしたうえで志望先の企業を選びましょう。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。
2.1つのゲーム制作に多くの人が関わる
ゲーム制作に多くの人が関わるのも、ゲーム業界の特徴の一つ。そのため、ゲーム会社にはさまざまな部署が存在します。ゲーム制作は、次のような流れで進められるのが一般的です。
・企画
・仕様書作成
・原画・音楽・シナリオなどの作成
・実装
・テスト
・完成
ゲーム業界では、技術職以外にも経理や営業、広報といった幅広い職種が関わりながら仕事を進めています。仕事内容がそれぞれで大きく異なるため、ゲーム業界を志望する場合は、自分の興味・関心や特性を活かせる職種を選びましょう。
3.時代の変化に影響を受けやすい
絶え間なく技術革新が起こるのも、ゲーム業界の特徴です。そのため、通信技術の発達や環境の変化によって、ニーズやトレンドが大きく左右されるなど、時代の変化に影響を受けやすい業界だといえます。
また、ゲーム業界は会社の吸収や合併が多い傾向です。実際に、同業他社にはないスキルや能力を持った小規模の企業が、大きなビジネスチャンスを掴む可能性もあります。トレンドが激しく変化するゲーム業界では、今後も企業の業務形態が多様化していくでしょう。
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ゲーム業界のトレンド事情
ゲーム業界はスマホの普及やVR技術など、トレンドも変化しています。今のゲーム業界の状況を紹介するので、企業選びや志望動機作成の参考にしてください。
スマホゲームの普及が広がっている
スマートフォンが普及したことにより、スマホゲームの普及が急速に広がっています。スマホゲームが普及したのは、無料のゲームが多いこと。従来のゲームのようにソフトを購入する必要がないため、誰でも気軽に遊びやすいメリットがあります。
スマホ用ゲームの普及を受け、業界内でスマホゲームを開発する企業が増えています。家庭用ゲーム機ソフトをスマホ用にしたものや家庭用ゲーム機ソフトに関連する内容なども多く、ユーザーも拡大しているといえるでしょう。
VR技術がゲーム化している
VRとは、「バーチャルリアリティ」の略称です。仮想現実と訳されることが多く、空想の世界や仮想都市など、目の前に本当の空間が広がっているような体験ができる技術です。
このVR技術をゲームに導入する企業も増えてきました。従来のゲームよりも立体感や臨場感があり、人気を集めています。
eスポーツの普及が広がっている
eスポーツと呼ばれる、ゲームをスポーツ競技のように競う仕組みが普及しています。「プロゲーマー」と呼ばれる人たちも増えており、スポンサーとしてeスポーツに関わる企業も増えてきました。
現代はインターネットやスマートフォンが当たり前になり、人々がゲームをプレイしやすい環境です。また、自分がプレイするだけではなく、見ることを楽しむ人々も増えています。
eスポーツはオンライン観戦の環境が整っており、無料で観戦しやすい点も普及理由の1つだと考えられます。大企業がスポンサーとして参入するケースもあり、今後の市場拡大も期待できるでしょう。
AIの利用が広がっている
AIを活用し、ゲームに使用する企業が増えています。AIはプログラミング、イラスト、文章など、ゲームに関するさまざまな点で活用できるためです。
たとえば、AIでプレイヤーの動きを学習し、AIと対戦できる格闘ゲームもあります。プレイヤーが遊ぶことで、ゲーム内容に変化を与える仕組みです。
これからAIの技術は発展していき、より多くのゲーム体験に影響を与えていくでしょう。
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「ゲーム業界はやめとけ」と言われる理由
ゲーム業界がやめとけと言われる背景には、労働環境や働き方などに悪いイメージがあるからです。なぜやめたほうがよいと言われるかについて詳しく解説します。
労働環境の悪いイメージがある
ゲーム業界はやめとけといわれるのは、労働環境の悪いイメージがあるからです。昔のゲーム業界では、「休みがない」「残業ばかり」「仕事で家に帰れない」などの状況もあったようです。しかし、現代は働き方改革の影響や労働問題の発生などもあり、働き方は改善傾向にあります。
実際にゲーム業界で働いておらず、イメージだけで「やめとけ」という人もいるでしょう。ゲーム業界で働くことを希望しているなら、他人の意見も参考にしつつ自分で実態を調べることが大切です。
人材不足で大変なイメージがある
ゲーム業界に対し、人材不足で大変だとイメージする人も多いでしょう。ゲームを作るにはプログラミングスキルやデザイン能力など高いスキルが必要であり、誰でもできるわけではないからです。
しかし、現在は働き方の改善や給与などの改善に動く企業が多く、人材不足解消の傾向にあります。また、ゲーム業界自体の人気が高く、人材も集まりやすい状況です。企業次第ではあるものの、一概に人材不足とはいえないでしょう。
納期がありストレスになる
ゲーム業界には納期があるため、ストレスで大変だと言う人もいます。ゲームの発売日やアプリの配信日までに完成させる必要があり、スケジュールが苦しいときもあるでしょう。
また、納期に間に合ったとしても、バグやトラブルで修正が必要になることも。メンテナンスを行うために、残業や泊まり込みが発生するケースもあります。仕事柄ストレスがかかりやすい点も、ゲーム業界がやめとけと言われる理由です。
どの業界を目指すかを考えるときは、自分の意見を持つことが大切です。周囲の意見に流されて決めてしまうと、就職後に後悔する恐れもあります。就職後に後悔しないためには、企業研究を入念に行い、納得して入社することが大事。企業研究の進め方は「ほかの就活生と差をつけろ!1歩先行く業界企業研究のコツ」の記事で解説しているので参考にしてください。
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ゲーム業界の主な職種と仕事内容
ゲームを制作するためには、さまざまな職種が開発に携わっています。以下で、ゲーム業界の主な職種を紹介するので、仕事内容を理解するための参考にしてください。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲーム制作における工程全般をマネジメントする職種。予算やスケジュール管理から人員編成まで、ゲームプロデューサーの仕事は多岐にわたります。
ゲームプロデューサーには、ゲーム制作に必要な知識全般のほか、問題解決能力やコミュニケーション能力が求められます。そのため、プロジェクト全体を指揮できるよう、幅広い現場経験を経てキャリアアップするのが一般的です。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、新しいゲームを開発する際に企画や構成を考えるのが主な仕事です。
ゲームの世界観やシナリオ、キャラクターなどを決めるにあたり、市場のニーズやトレンドを敏感に察知する必要があるほか、発想力や論理的思考力が求められます。
また、関係する部署や担当者に指示を出したり、プレゼンテーションしたりする機会もあるので、説明力やコミュニケーション能力も役立つでしょう。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、ゲームが形となって動くようにシステムを構築する職種です。
ゲームプランナーの企画をもとに作成された設計書に沿って、キャラクターの動作やBGMなどをプログラミングします。ゲームプログラマーには、プログラミングスキルはもちろん、作業の正確さや不具合に対応するための集中力も必要です。
また、周囲と細かいすり合わせをしなければならないため、コミュニケーション能力があればゲームプログラマーとして幅広く活躍できるでしょう。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーは、ゲームの背景やキャラクター、アイテムなどのデザインを担う職種です。
CGなどを用いてゲームに登場するさまざまなビジュアルや画像をデザインし、企画をより具体的な内容に落とし込んでいきます。ゲームの世界観やストーリーに配慮したアイデア、センス、思考力が問われる仕事です。
企業によっては、ゲームの世界観やストーリー創作にも携わるため、「ゲームプランナー」と職種を一括りにされている場合もあります。
シナリオライター
シナリオライターは、ゲームの物語や登場するキャラクターのセリフなどを書く職種です。
ゲームの大まかな方向性や世界観をもとに、ゲームのストーリーやキャラクターの設定を具体化して詰めていきます。コンセプトを実現するためには、高い文章力はもちろん、想像力や論理的思考力も必要です。
ゲーム業界において、文系出身の学生でも目指しやすい職種といえるでしょう。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ゲームの挿入曲や効果音を制作する職種です。
サウンドクリエイターの仕事は、ゲームの世界観を高度に表現するのに欠かせません。センスを高めるためにも、幅広いジャンルの音楽を聴いたり、ヒット曲に触れたりするなど、クリエイターとしてトレンドに敏感であることも大切です。
また、サウンド制作にはPCを使用します。音楽に関するセンスに加えて、音楽制作ソフトを扱うスキルも必要です。
デバッカー
デバッカーは、ゲームが仕様どおりに問題なく動くかどうかテストを行います。
具体的には、さまざまなパターンや行動でゲームをプレイし、決められたチェック項目に沿ってバグやエラーが発生しないか確認するのが主な仕事です。長時間の単純作業が多いため、根気強さを備えている人に適しているでしょう。
また、不具合があれば、修正作業も担います。デバッガーとして活躍するためには、高度なプログラミングスキルが必要なだけでなく、さまざまなゲームに精通していなければなりません。
営業職
ゲーム業界における営業職は、販売戦略の策定や販売店への営業活動が主な仕事です。営業先としては、家電量販店やゲームショップなどが挙げられます。ほかにも、ゲーム関連の展示会に出展したり、プロモーション活動に参加したりするなど、広報担当と協力してゲームの魅力や面白さを伝えるのも役割の一つです。
ゲーム会社の営業には、ゲームの世界観や特徴を伝える説明力のほか、営業先と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力が求められます。
ゲーム会社の職種や就職難易度については、「ゲーム会社に就職するには?新卒向けに職種や5つの就活対策を解説」もご覧ください。
ゲーム業界は文系でも就職できる
ゲーム業界には、文系でも理系でも就職できます。ゲーム制作だけではなく、「シナリオライター」「営業職」のように、文系で学んだ知識が生かせる職種もあるからです。
たとえば、シナリオライターでは物語を作る文章力や構成力が求められます。営業職では、商品を店舗においてもらえるように交渉する提案力や、商談をまとめるコミュニケーション能力が必要です。
ただし、ゲーム制作のように専門的な知識が求められる職種では、理系が評価される傾向にあります。文系でもゲーム業界を目指す場合は、大学で学んだ知識やスキルが活かせそうな職種を目指しましょう。
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ゲーム業界が求める人物像
ここでは、ゲーム業界が求める人物像について解説します。ゲーム業界への就職を目指している方は、ゲーム業界が求める人物像に自分が合っているか確認してみてください。
熱意を持ってゲーム制作できる
ゲーム業界で求められるのが、熱意を持ってゲーム制作できる人材です。
ゲーム制作の現場では、スケジュールにあわせて企画・開発・販売を進めなければなりません。そのため、「ゲームが好き」「開発もやってみたい」といった気持ちだけで働くには、厳しい業界だといえます。
実際に、熱意がなければ、たとえ入社しても忙しい仕事を長く続けるのは難しいでしょう。ゲーム会社を志望する場合は、自分の想いや考えをしっかりと言語化してみてください。
トレンドやニーズに敏感である
ゲーム業界では、トレンドやニーズに敏感な人材が求められます。なぜなら、変化が激しいゲーム業界で生き残るために、企業は常に新しいチャレンジを続けながら成長していく必要があるからです。
ゲーム制作に携わる人が新しいことに挑戦的でなければ、これまでにない新しいゲームの開発は難しいでしょう。
また、技術革新は進化のスピードが早く、常に最新の情報をアップデートしておかなければ、ニーズの変化に対応できなくなります。トレンドやニーズに敏感な人のほうが、ゲーム業界で長く活躍できるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高いことも、ゲーム業界で求められる資質の一つです。ゲーム業界では、専門的な知識やスキルに限らず、コミュニケーション能力を発揮する場が多くあります。
ゲーム制作は、さまざまな役割の人と連携して企画を進めるのが基本です。周囲とうまくコミュニケーションを取れれば、仕事を円滑に進められるうえ、信頼関係も築きやすいでしょう。
プログラミングの知識やスキルがある
プログラミングの知識やスキルがあれば、ゲーム業界では評価されやすくなります。ゲーム業界は即戦力が好まれる傾向にあり、ゲーム開発にプログラミングは必要なスキルだからです。
ゲーム開発以外の職種を志望する場合も、プログラミングの知識は役立ちます。知識を持っていることで、開発チームなどほかのメンバーとのコミュニケーションがとりやすく、スムーズに業務を進められるでしょう。
忍耐力がある
ゲーム業界で求められる人物像として、忍耐力も挙げられます。
ゲーム制作の現場では、スケジュールどおりに開発を進められないケースも珍しくありません。たとえば、細かなイメージをすり合わせるために議論を重ねたり、何度も修正したりする場面が多くあります。そのため、根気よく作業を続けられる忍耐力が必要です。
職種によっては、何度も同じ作業を繰り返すため、忍耐力がある人のほうがゲーム業界に向いているといえるでしょう。
細部まで注意を払える
細かなところに注意を払える点も、ゲーム業界で求められる人物像の一つです。
ゲーム制作において、細部へのこだわりはゲームの世界観に大きく影響します。デザインの色味やキャラクターのセリフなど、一つでも妥協してしまうとよりよい作品が生まれません。
ゲーム業界では、「よい作品を作る」といった共通意識が深く根づいている印象です。そのため、すべての工程において、細部まで注意を払って作業をする姿勢が求められます。
問題点を見つけたり丁寧に作業したりするなど、細部まで注意を払って仕事を進められる人は、ゲーム業界での活躍を期待できるでしょう。
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ゲーム業界に就職するための5つの対策
ゲーム業界に限らず、就活を成功させるためには対策が不可欠です。ここでは、ゲーム業界に就職するための具体策を5つ解説します。
1.自己分析をする
ゲーム業界に就職するためには、自己分析をして自分の強みや仕事選びの軸を明確にすることが大切です。自己分析ができていないと、たとえ興味のある企業を見つけても志望動機を深掘りできません。
また、就活で内定を獲得するためには、具体的な表現で自己アピールする必要があります。
たとえば、ゲーム会社を志望する際に、「ゲームを作りたい」と伝えるだけでは不十分。「企業のどのような点に共感したのか」「自分の強みをどのように活かせるのか」など、自分の価値観や強みをアピールする内容でなければなりません。
ゲーム業界で活かせる強みは、技術的なスキルのほかにも、コミュニケーション能力やリーダーシップなどが挙げられます。まずは自己分析をして、自分の強みや仕事選びの軸を明確にしましょう。自己分析の効果的な進め方については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にしてください。
2.業界・企業研究を徹底する
ゲーム業界に就職するためには、業界・企業研究を徹底する必要があります。なぜなら、ゲームに関する知識や業界の理解を深められるほど、説得力のある志望動機を書けるからです。
業界・企業研究は、企業選びや志望動機の作成だけでなく、面接対策としても役立ちます。有名企業や興味・関心のある企業に絞らず、まずは業界全体の動向などを幅広く調べてみてください。
面接では、業界や企業の理解度を測るための質問をされるケースも少なくありません。ゲーム業界における複数の企業を比較したり自分の意見や考えをまとめたりしておくと、聞かれたときにも回答しやすくなります。
業界研究の進め方は、「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」の記事で解説しています。まだ業界研究ができていない場合は、取り組んでみてください。
3.プログラミングの知識を身につける
学生のうちにプログラミングの知識を身につけておくと、ゲーム業界への就職に役立ちます。実践的なスキルや経験がなくても、基礎知識があれば、入社後の成長スピードも早まるはずです。
プログラミングを学ぶ場合、「独学で学ぶ方法」と「プログラミングスクールに通う」方法があります。独学の場合は書籍や学習サイトを使って、少ない費用で勉強できる点がメリットです。プログラミングスクールに通えば、カリキュラムに沿って効率よくプログラミングを学べる点がメリット。独学での勉強に自信がない場合でも安心です。ただし、プログラミングスクールは費用がかかるので、メリットデメリットを考えたうえで、どのように勉強するか決めるとよいでしょう。
4.インターンシップに参加する
ゲーム業界を志望する場合は、インターンシップへの参加がおすすめです。インターンシップに参加すると、実際の業務を経験しながら、企業理解を深めたり自分の適性を判断したりできるメリットがあります。
また、インターンシップでの働きが評価されると、優先して選考を案内されるケースもあるようです。興味のある企業がインターンシップを実施している場合は、積極的に参加しましょう。インターンシップに参加する方法については、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」で詳しく解説しています。
5.就活エージェントを活用する
ゲーム業界への就職を成功させるためには、就活エージェントの利用もおすすめです。ゲーム業界は就活生に人気の業界の一つで、内定を獲得するのは簡単ではありません。
就活エージェントに相談すれば、一人ひとりの希望や就活状況にあわせて、プロの視点からさまざまなアドバイスをもらえます。自己PRや志望動機の作成から面接対策まで、ゲーム業界に就職するためのポイントをおさえて対策できるでしょう。
内定獲得に向けて効率よく就活を進めたい方は、就活エージェントに相談してみてください。
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ゲーム業界の志望動機を書く際のポイント
ゲーム業界の志望動機を考える場合、「ゲームが好きだから」だけではなかなか評価されません。人気の業界でもあるので、ほかの就活生との差別化も意識しましょう。
ここでは、ゲーム業界の志望動機を考える際のポイントを3つ解説します。
「ゲームが好きだから」だけでは不十分
ゲーム業界の志望動機で、ゲームが好きなことを理由にしても十分なアピールにはつながりません。志望動機では、自分の想いを書くのではなく、入社後どのように貢献できるかを採用担当者に伝える必要があります。
ゲームが好きという気持ちに問題はありません。大切なのは、「ゲームが好き」だけで終わらせず、「入社後に何を実現したいのか」まで伝えることです。具体的には、「なぜ自分が好きなことを仕事にしたいのか」というきっかけや、自分の強みを活かせる職種や業務内容を盛り込むとよいでしょう。
実際にプレイしてエピソードを具体化する
企業が提供しているゲームを実際にプレイして、志望動機のエピソードを具体化する方法もあります。実際にプレイしてみると、それぞれの企業の特徴や他社との違いを発見できるかもしれません。
ただし、「楽しかった」「△△の点がよかった」といった感想だけを伝えるのはNGです。「どのような点がなぜよかった・不満だったのか」など、企業側の視点を意識してプレイしてみるとよいでしょう。
楽しませる側の視点を盛り込む
ゲーム業界の志望動機を書く際は、「企業側=ユーザーを楽しませる側」の視点を盛り込むのがポイントです。多くの学生は、ゲーム業界というと「ユーザー側=ゲームを楽しむ側」の印象が強くなるでしょう。
ユーザー側の視点だけで志望動機を書くと、自分の想いや感想に内容が偏ってしまいます。企業が志望動機から知りたいのは、楽しませる側として「自社をどれほど理解しているか」「入社後に何を実現したいか」といった点です。
効果的な志望動機を書くためにも、楽しませる側としての企業の特徴や魅力に焦点を当てて企業研究をしてください。伝わりやすい志望動機を書くコツについては、「志望動機の書き方のコツを例文付きで紹介!企業に響くポイントを押さえよう」で詳しく解説しています。
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ゲーム業界の自己PRを書く際のポイント
ゲーム業界での自己PRを考える場合、企業の求める人物像を意識するのがポイントです。企業の求めている強みやスキルをアピールすることで、選考突破につながります。
ここでは、ゲーム業界の自己PRを書く際のポイントを紹介するので参考にしてください。
自己PRの構成を理解しておく
自己PRを作る際は、基本的な構成を知っておきましょう。構成を知っておくことで、伝えたい内容をわかりやすく伝えられます。自己PRの基本的な構成は、次のとおりです。
1.アピールしたい強み
2.強みを裏付けるエピソード
3.強みを発揮して企業に貢献する方法
自己PRで大切なのは、「どのような強みを持っているか」です。強みやスキルが聞かれているので、持っている強みから答えるようにしましょう。
自己PRの構成については、「自己PRってなに?答え方のコツや注意点を例文付きで解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
企業の求める人物像に沿ってアピールする
アピールする強みは、企業が求める人物像にあったものを選びましょう。優れた強みやスキルを持っていても、仕事で活かせない能力であれば評価されません。
企業の求める人物像は、企業研究を行えばわかります。企業のWebサイトや説明会に参加し、確認してみましょう。
もし、わからない場合は、志望する職種でどのような強みが求められるか考えてください。たとえば、ゲーム開発を希望するなら、「プログラミングスキル」や「チームメンバーと協力するためのコミュニケーションスキル」などが必要だと考えられます。「業務で活かせそうか?」を意識すると、評価される強みがわかるはずです。
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ゲーム業界に興味があるけれど、「自分に合った仕事があるか」「どのように志望先を選べばよいのか」と漠然とした悩みを抱えている就活生も多いでしょう。ゲーム業界には、事業形態が異なるさまざまな企業があるうえ、幅広い職種の人材が活躍しています。
ゲーム業界に就職するためには、まず業界・企業研究を徹底して、自分にあった企業選びをするのがポイントです。一人で就活を進めるのが不安な場合には、キャリアチケット就職エージェントに相談してみてください。
キャリアチケットでは、専門知識を持った専任のキャリアアドバイザーが学生の志向や価値観などを丁寧にヒアリングしたうえで、企業選びや選考対策のサポートをしています。ゲーム業界への就職を成功させたい方は、ぜひ気軽に相談してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。