インターンをばっくれたらどうなる?想定される事態や必要な対応を解説

このページのまとめ

  • インターンをばっくれると選考に影響が出る可能性がある
  • インターンをばっくれた場合は電話やメールでの謝罪を行う
  • インターンはばっくれずに欠席や辞退の連絡をするのがマナー

インターンをばっくれたらどうなる?想定される事態や必要な対応を解説のイメージ

「インターンをばっくれるとどうなる?」と気になる就活生もいるのではないでしょうか。ばっくれるのはマナー違反であり、選考にも影響が出る可能性があるので避けてください。しかし、やむを得ずばっくれてしまい、困っている人もいるでしょう。

この記事では、インターンをばっくれた場合の影響や、必要な対応を解説しています。無断欠席はせずに、必ず連絡をしましょう。

インターンを辞退するか迷っている

   
目 次

インターンをばっくれたらどうなる?可能性がある事態を解説

インターンをばっくれると、その企業に就職できなくなる可能性があります。どのような可能性があるか、ばっくれてしまう前に知っておきましょう。ここでは、想定される3つのケースを紹介します。

ブラックリストに載ることがある

インターンをばっくれてしまうと、ブラックリストに載るかもしれません。「ほかの企業でのインターンや就活の選考が不利になる」といった噂を聞いた就活生もいるでしょう。

しかし、他企業の選考で不利になることはないといえます。個人情報の保護に関する法律の第二十七条で、「本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない」と定められているからです。

ただし、グループ企業には情報共有がされる場合もあります。インターンをばっくれた場合、グループ企業には情報が伝わっているかもしれません。インターン契約時に、「グループ企業間の個人情報公開については許可する」と結ばれていた場合は、法律的に問題がないからです。グループ企業以外には知られないとしても、ばっくれないようにはしてください。

参照元
e-GOV法令検索
個人情報の保護に関する法律(平成十五年法律第五十七号)

ばっくれた企業に就職できなくなる

ばっくれた企業に就職できなくなることはあり得ます。連絡もせずに辞退してしまうと、信頼できないと評価されてしまうからです。

ただし、企業側に連絡を行い納得してもらえる理由がある場合には、途中辞退でも影響は少ないでしょう。

家族や大学に連絡が入る

インターンをばっくれると、家族などの緊急連絡先に連絡が入るかもしれません。参加する途中に事故に巻き込まれていないかなど、安否確認をするためです。

きちんと辞退の連絡をしているのであれば、家族や大学に連絡が入ることはありません。ただし、無断欠席の場合には連絡が入る可能性があります。

インターンを欠席する際は、ばっくれずに連絡をしましょう。急な欠席の連絡方法については「例文あり!インターンをドタキャンする時のマナー」も参考にしてください。選考に影響が出る可能性もあるので、必ず連絡をしてください。

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インターンをばっくれてしまった場合に必要な対応

インターンをばっくれてしまった場合には、謝罪が必要です。謝罪をしているかどうかで印象が変わるので、必ず連絡をしましょう。

電話で謝罪をする

インターンをばっくれた場合、基本的には電話で謝罪をします。できるだけすぐに連絡を入れるように心掛けましょう。

電話で謝罪する場合の話し方については「就活の電話で抑えておくべきことは?すぐに使える例文や間違えやすい敬語」も参考にしてください。言葉遣いや欠席の伝え方も印象に影響するので、気をつけてください。

会社まで謝罪に出向く

会社まで謝罪に行くと、誠意を示せます。ただし、事前にメールか電話でアポイントをとっておきましょう。

謝罪に出向く際は、スーツを着用するのがマナーです。担当者にも予定があるので、時間をかけ過ぎず、簡潔に謝罪しましょう。

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インターンをばっくれたくなったときの対応

インターンをばっくれたくなっても、無断欠席は避けてください。企業には、必ず欠席の連絡をしましょう。

また、インターンの辞退理由は、正直に伝えない方が良い場合もあります。「思っていた内容と違う」「面倒に感じてしまった」などのマイナスな理由は避けましょう。

ここでは、インターンをばっくれたくなったときに、どのような対応をするべきか解説します。

辞退や欠席の理由を考える

インターンをばっくれたくなった場合、まずは欠席する理由を考えましょう。理由もなく欠席すると印象が悪くなり、今後の選考に影響が出るかもしれません。

欠席や辞退の理由に多いのは、次のような内容です。

・体調不良になった
・ゼミなどの授業への出席が必要になった
・大学の試験が入った
・家庭の都合で出席できなくなった

欠席理由を伝える場合、「ほかの企業のインターンに参加する」「選考に参加する」などの理由は印象が悪くなるので避けましょう。ほかの企業を優先していると思われてしまいます。学業が関わる理由であれば、企業側も納得しやすいでしょう。

企業に辞退の連絡をする

辞退理由が決まれば、企業に連絡を入れてください。連絡は、電話またはメールで行います。

基本的には、電話で連絡を行うのが望ましいでしょう。メールは、担当者が見落としたり届かなかったりする可能性があるからです。

ただし、欠席連絡をメールで行うように指示がある場合は、メールにしましょう。また、電話をかけて担当者が不在だった場合も、メールを送るのがおすすめです。

インターンを欠席する際のマナーについては「これで完璧!インターンを欠席する際の電話とメールのマナー」も参考にしてください。行きたくなくなっても、ビジネスマナーを身につけるチャンスと捉えて連絡を行ってください。

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インターンを辞退する場合の例文

ここでは、インターンを辞退する場合の例文を紹介します。電話とメールの2パターンを紹介するので、参考にしてみてください。

電話で辞退する場合の例文

電話で辞退する場合、次のように伝えてみましょう。

お世話になります。△△大学、△△学部の△△と申します。お忙しいところ恐れ入りますが、インターンシップの件でご連絡差し上げました。インターンシップの担当者様はいらっしゃいますでしょうか。

(担当者につないでもらったら)
お世話になります。△△大学、△△学部の△△と申します。先日はインターンシップの内定をいただき、ありがとうございました。

実は、インターンシップに参加を辞退させていただきたくお電話差し上げました。ゼミの集中講座が来週から行われることが決定し、単位取得のため参加が必要になったからです。

せっかく選考にお時間を割いていただいたにもかかわらず、ご迷惑をおかけすることになり、恐縮しております。

またの機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。この度は大変申し訳ありませんでした。失礼いたします。

電話で連絡する場合、次のような流れを覚えておきましょう。

・「大学名」「学部名」「氏名」を伝え、インターンの担当者につないでもらう
・担当者に再度、「大学名」「学部名」「氏名」を名乗る
・インターン辞退の理由を伝える
・丁重に謝罪し、電話を切る

電話をする際のマナーについては「インターン先への電話マナーと注意点|シーン別の会話例文付き」も参考にしてください。

メールで辞退する場合の例文

メールで辞退する場合、次のように送ってみましょう。

件名:インターンシップ辞退のご連絡 △△大学・△△学部 △△△△

△△部 田中様

お世話になっております。
△△大学・△△学部の△△△△と申します。

先日は貴社インターンシップの選考において、採用のご連絡をいただきありがとうございました。

来週△月△日からのインターンシップですが、ゼミの集中講座が始まることになり、こちらへの出席が単位取得の必須条件となったため、辞退させていただきたくご連絡申し上げます。

せっかくお時間を割いていただいたにもかかわらず、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。何卒ご容赦いただきたく存じます。

末筆ながら貴社のますますのご発展とご活躍をお祈り申し上げます。

----------------------------------
△△大学△△学部
△△△△
〒123-4567
東京都渋谷区1-2-3
TEL:090-0000-1111
MAIL:△△△△@△△.com
----------------------------------

メールで連絡する場合、件名に注意しましょう。分かりやすく、簡潔に伝えるのがポイントです。また、誰が送ったか分かるように、「大学名」「学部名」「氏名」も記載しましょう。

メールの件名については「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」も参考にしてください。メールの基本的なマナーなので、頭に入れておきましょう。

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長期インターンをばっくれたくなっても連絡は必要

長期インターンをばっくれたいと感じた場合も、無断欠席はやめてください。

長期インターンの場合、職場環境や仕事内容が合わず、続けるのが難しくなるかもしれません。ストレスで体調不良になる場合もあるので、思い切って辞退するのも一つの選択肢です。

しかし、欠席や辞退が言いにくいからといって、連絡しなくても良いわけではありません。途中でインターンを辞退する場合は、2週間前には報告しましょう。

インターンのミスマッチを避けるためには、事前の準備が大切です。「インターンシップ参加のメリットと企業の選び方」を参考に、選び方を知っておきましょう。

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インターンが辛くてばっくれたくなったあなたへ

「インターンが辛い」「環境が合わない」などを理由に、ばっくれたいと考えることもあるでしょう。実際に企業で仕事を体験するので、想像とのギャップに困惑することもあります。もし、インターンが辛くて悩む場合は、キャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、インターンの選び方やあなたに合う企業の探し方などをサポートしています。就活のプロが、マンツーマンで指導するので安心してください。インターンを有意義にするためには、企業選びが重要です。キャリアチケットのアドバイスを聞いて、インターンに参加して良かったと思えるようにしましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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