就活はいつから?28卒向けのスケジュールと今からできる準備を紹介

このページのまとめ

  • 就活をいつから始めるか迷う場合は、志望企業の採用スケジュールの確認が大切
  • 就活を早めに始めると、選考対策の時間を十分にとれたり早期選考に参加できたりする
  • 就活をいつから始めるか不安な場合は、就職エージェントに相談しよう

就活はいつから?28卒向けのスケジュールと今からできる準備を紹介のイメージ

「就活はいつから?」と考える就活生も多いでしょう。就活を始める時期は人によってさまざまです。大学3年生になる前に始める方もいれば、3年生のサマーインターン前に始める方もいます。

この記事では、就活をいつから始めれば良いか、具体的に何をすれば良いかについて解説します。28卒向けの就活スケジュールや近年の就活事情、就活を早めに始めるメリットなども解説するので、活動の開始時期を決める際にお役立てください。

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目 次

就活はいつから始める?28卒のスタート時期を解説

就活をいつから始めるかは、人によってさまざまです。就活の早期化が進む近年では、大学2年生のうちに就活を始める学生も多くいます。また、大学3年生の夏のインターンシップ前に就活を始める学生もいるでしょう。

ここでは、就活をいつから始める学生が多いのか、実際のアンケートをもとに解説します。28卒の就活生の方は、ぜひチェックしてみてください。

大学2年生の3月までに始めている学生が多い

キャリアチケットの「2026年入社予定学生の就活状況に関する調査」によると、大学2年生の3月までに本格的に就活を始めている学生の割合は29.9%でした。約3割の学生が大学3年生になる前に就活を始めていることが分かります。

就活を本格的に始めたい時期のイメージ

また、同調査によると、大学3年生の4月時点で就活情報を集め始めている学生が72.9%。自己分析を始めている学生は51.6%、イベントやインターンシップに参加している学生が29.9%でした。

26卒の就活状況(2024年4月末時点)のイメージ

これらの結果から、就活は大学2年生の終わりから3年生の春にかけて本格化することがわかります。多くの学生が、この時期に将来のキャリアを意識し始めているのです。

参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生の就活状況に関する調査

サマーインターン前に動き出す学生もいる

大学3年生の6月ごろから動き出す学生もいます。大学3年生の夏にはインターンシップがはじまり、その準備が必要になるためです。

この時期には、インターンシップに参加する企業を探すため、自己分析や企業研究を行う学生が増加します。また、インターンシップで選考を行う企業もあるため、履歴書やエントリーシート作成に乗り出す学生も増えてくるでしょう。

大学3年生の参加が多いサマーインターンについては、「サマーインターンとは何をする?参加する意味やメリットを解説」の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

就活がいつからいつまでかは人によって認識が異なる

就活には大まかなスケジュールはありますが、明確に「いつから始まっていつに終わる」とは決まっていません。人によって、就活のスタート・ゴールの時期は認識が異なることも覚えておきましょう。

スタートに該当するタイミング

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」によると、22.7%の学生が、就活のスタートのタイミングを「インターンシップに関するWebサイトに登録したとき」と認識していることが分かりました。また、「就活に関するWebサイトに登録したとき」「エントリーシートを提出したとき」を就活のスタート時期と認識している学生の割合は10.8%でした。

就活のスタートのタイミングのイメージ

引用:「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(令和6年度)

上記の調査からも、就活のスタート時期に関する認識が人によって異なることが分かります。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

ゴールに該当するタイミング

一方、多くの学生が就活のゴールとして捉えるのは、以下のようなタイミングです。

・内々定をもらったら
・内定をもらったら
・内定式を終えたら

就活のゴールは、「内定」が目安になります。内定の確約状態といえる内々定がゴールだと認識する人もいれば、労働契約を結ぶ内定、内定者が確定して一堂に会する内定式など、捉え方は人それぞれです。なかには、内定式を終えても入社式までは就活は終わらない、と考える人もいるでしょう。

多くの方が就活のゴールと捉える内定については、「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」で解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

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就活はいつから?28卒向けのスケジュール

大学生の就活では、大学3年生の春ごろまでに準備を開始し、大学4年生の10月に内定式に参加して終えるのが一般的です。ここでは、28卒向けに基本的な就活スケジュールをご紹介します。これから就活を始める28卒の方は、今後どのように動くと良いのか把握しておきましょう。

大学2年生の3月~大学3年生の6月:早期選考の準備

大学2年生の3月~大学3年生の6月は、主に早期選考に向けた準備期間です。早期選考は一般的に大学3年生の夏ごろから始まります。内定は、本選考が本格的に開始される大学4年生の6月より前に出されるのが一般的です。

企業によっては、大学3年生の夏のインターンシップ参加が早期選考のエントリー条件となることもあります。そのため、この時期の就活ではインターンシップ情報の収集も欠かせません。夏のインターンシップの参加のために選考が行われることもあるため、期間内の応募や選考対策を忘れないようにしましょう。

早期選考には、就活へのモチベーションが高い就活生が参加する傾向にあるため、早いうちから計画的に準備を進めることが大切です。
早期選考への参加を検討している28卒の方は、「早期選考は受けるべきか?メリット・デメリットや企業の見つけ方を解説!」の記事も参考にしてみてください。

大学3年生の7月~3月:インターンシップへの参加

大学3年生の7月ごろになると、夏のインターンシップが始まります。インターンシップは、選考にも影響を与える可能性がある大切なイベントです。秋や冬にも開催されるので、志望する業界や企業の情報を逃さないようにしましょう。

インターンシップでは、実際の職場で働く経験を通じて、企業の雰囲気や業務内容を直接確認できるでしょう。また、業務内容の理解だけでなく、社員との交流も大切です。社風や働き方を深く理解することで、自分との相性を確認することができます。
さらに、インターンシップでの経験は、エントリーシートの作成や面接で具体的なエピソードとして活用できるでしょう。

大学3年生の3月以降:合同説明会や企業説明会への参加

大学3年生の3月は、合同説明会や企業説明会に参加するタイミングです。就活サイトも解禁され、プレエントリーも始まります。

合同説明会や企業説明会には積極的に参加し、興味のある業界や企業を増やしましょう。志望企業が決まるまでは、合同説明会で多くの企業の話を聞くのがポイントです。
また、少しでも興味のある企業があるなら、個別説明会にも参加しましょう。企業によっては、説明会に参加しなければ選考に参加できない場合もあるので注意してください。

合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」で解説しています。

大学4年生の4月以降:エントリーシートや履歴書の提出

大学4年生の4月以降は、エントリーシートや履歴書を提出する期間です。企業によって提出のタイミングは違うので、必ず確認しておきましょう。経団連に加入していない企業の場合、4月よりも早い段階で提出を受け付けている場合があります。

エントリーシートや履歴書の提出は、企業の採用担当者に自分のことを知ってもらう最初の機会です。選考結果に影響するため、時間をかけて対策を行いましょう。セミナーに参加して、添削をしてもらうのもおすすめです。

エントリーシートの書き方については、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

大学4年生の6月以降:筆記試験や面接などの選考開始

大学4年生の6月以降は、筆記試験や面接などの選考が開始されます。志望企業の試験内容や面接で聞かれやすい質問を確認し、徹底的な対策を行いましょう。選考でチェックされているのは試験の点数や面接での発言内容だけではないので、身だしなみやマナーなどにも注意が必要です。

選考では、1対1の面接以外にも、集団面接やグループディスカッションなどが実施される場合もあります。それぞれ対策方法が違うので、しっかり準備するようにしてください。

面接対策については、「就活の面接対策はどうする?方法やよく聞かれる質問54選と回答例を解説」の記事で詳しく解説しています。

大学4年生の10月以降:内定の発表

大学4年生の10月以降になると、内定の発表や内定式が行われます。正式な内定が出されるまでは、あくまでも内々定として扱われるので覚えておきましょう。

また、内定をもらったからと安心せず、「内定はもらったけれど卒業できない…」とならないように、学業にも真剣に取り組むことが重要です。

就活のスケジュールについては、「27卒大学生の就活スケジュールと流れは?26卒の動向や準備のコツを解説」でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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活動はいつから?と悩むときに知りたい就活事情

近年の就活事情についてよく知らないために、「いつから就活を始めたら良いか分からない…」と悩む方もいるでしょう。近年の就活では新卒需要が高いものの、大手企業や有名企業などの難易度は高いといえます。採用活動の早期化や多様化が進んでいるのも特徴でしょう。

新卒需要が高く選択肢が豊富

現在の就職市場は、新卒採用に対する企業の意欲が高く、求人数も豊富にあります。これは、少子高齢化による労働力不足や、企業の成長戦略における若手人材の重要性が高まっていることが背景にあるようです。

そのため、新卒者にとっては、多くの企業のなかから自分に合った企業を選べるチャンスが広がっています。ただし、選択肢が多い分、企業選びに悩む可能性もあるので、自分自身のキャリアプランを明確にし、企業選びの軸をもつことが重要です。

大手企業への就職難易度は高い

新卒需要が高まっているとはいえ、大手企業への就職難易度は依然として高い状況です。大手企業は、給与や福利厚生が充実しているだけでなく、研修制度やキャリアパスも整備されているため、多くの学生が志望します。そのため、競争率が高く、選考も厳しくなる傾向です。

大手企業を目指す場合は、早期から十分な準備を行い、ほかの学生との差別化を図る必要があります。インターンシップへの参加やOB・OG訪問などを通じて、企業理解を深めることが重要です。

採用活動の早期化・多様化が進んでいる

近年、企業の採用活動は早期化・多様化が進んでいます。以前は大学3年生の後半から本格的に始まるのが一般的でしたが、現在では大学2年生からインターンシップや早期選考を行う企業が増えています。

また、採用方法も多様化しており、従来の筆記試験や対面の面接だけでなく、グループディスカッションやグループワーク、Web面接など、さまざまな形式で学生の能力を評価する企業も多いでしょう。

早期から情報収集を行い、多様な選考方法に対応できる能力を身につける必要があります。

オワハラ被害に遭う就活生も少なくない

近年の就活では、一部の企業による「オワハラ(就活終われハラスメント)」が問題視されています。オワハラとは、企業が内定を出した学生に対し、他社の選考を辞退するように強要したり、就活を終えるように圧力をかけたりする行為のことです。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」によると、2024年度に内定を獲得した就活生のうち、9.4%が「オワハラを受けた経験がある」と回答しました。

「オワハラ」経験の有無のイメージ

引用:「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(令和6年度)

オワハラは、学生の自由な選択を妨げるだけでなく、精神的な負担を与える深刻な問題です。もしオワハラに遭ってしまった場合は、大学のキャリアセンターや弁護士などに相談し、適切な対応をとることが重要です。

これらの就活事情を踏まえると、就職活動は早期から情報収集を開始し、自己分析や業界研究、企業研究を計画的に進めることが重要です。多様な選考方法に対応できる能力を身につけ、オワハラなどの問題にも注意しながら、自分に合った企業を見つけるための活動を進めていきましょう。

活動の開始時期以外にも、就活に関する悩みを抱えている方は多いでしょう。「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では、就活でよくある悩みと解決策をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

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就活スタートまでに始められる12の準備

就活で本格的な選考が始まる前に、自己分析や企業研究などの準備をしておきましょう。ここでは、学年に関係なく実施できる準備を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.いつから就活を始めるかを決める

まずは、いつから本格的に就活を始めるかを決めましょう。新卒採用には基本的なスケジュールがありますが、企業によって実際の動きはさまざまです。志望する業界や企業の採用スケジュールに合わせて、就活のスタート時期を決定しましょう。

ここでは、志望する企業別に就活のスタート時期をご紹介します。

大手企業志望の場合

日本の大手企業の多くは、経団連のルールに沿って就活スケジュールを決めています。内閣官房の「2026(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」によると、経団連に所属している企業の採用活動では、大学3年生の3月に採用情報を解禁し、大学4年生の6月から本格的に選考を始めるのが基本です。経団連に所属している中小企業の場合も、このルールに従っています。

そのため、3月の情報解禁と同時に就活を本格化させる就活生もいるでしょう。ただし、大手企業のなかにも経団連に所属していない企業が存在するので、事前に採用スケジュールを確認するようにしてください。

参照元
内閣官房
2026年(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

中小・ベンチャー企業志望の場合

経団連に入っていない中小企業やベンチャー企業の場合、一般的な就活ルールに縛られません。そのため、大手企業に比べて採用スケジュールが比較的柔軟な傾向にあります。企業によっては、秋・冬採用や通年採用を実施している企業もあるでしょう。

しかし、人気企業は早期に採用活動を始めることもあります。有名な中小・ベンチャー企業を志望している方は、大学3年生の春ごろから情報収集を始め、興味のある企業があれば積極的に説明会やインターンシップに参加しましょう。「大手企業じゃないからまだ大丈夫」と油断せずに、早めに動いて情報をチェックしておくことが大切です。

早期選考に参加する場合

早期選考に参加する場合、大学3年生の春には就活準備を始めるのがおすすめです。大学3年生の夏インターンが早期選考につながる場合もあれば、10〜11月ごろから応募を始め、秋〜冬のインターンを通じてそのまま選考に入る企業もあります。なかには、11月以降に内定を出して、年内に選考を終える企業もあるでしょう。

早期選考のスケジュールを知らないと、「気づいたら募集が終わっていた…」ということも考えられるので、大学3年の前半からしっかり情報収集して、早めに準備を始めることがとても大切です。

2.自己分析

本格的な就活が始まる前に、自己分析を行いましょう。自己分析とは、自分の過去を振り返り、強みや考え方などを整理する作業です。履歴書やエントリーシート作成、面接対策などの基礎となるため、早めに実施してみてください。

特に、インターンシップ参加前までに行うのがおすすめです。インターンシップでも自己PRや志望動機が求められることが多いため、自己分析で考えを整理しておくことが大切。

また、インターンシップでどの企業を選ぶかも、自己分析で知った自分の価値観や就活の軸に沿って考えることになるでしょう。自己分析をしていないと就活は動き出せないので、最初に取り組んでください。

自己分析の進め方については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で解説しています。

3.ガクチカの準備

本格的に就活が始まる前に、ガクチカの準備も進めましょう。ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉です。エントリーシートや面接で聞かれることが多いので、答えられるように経験を積んでおく必要があります。

ガクチカの内容は自由に決められますが、以下のような経験を説明できるでしょう。

・学業
・サークル
・アルバイト
・ボランティア
・留学

一つでも力を入れているものがあれば、経験を深掘りしてみてください。学んだことや困難を乗り越えた経験などを、具体的なエピソードとともにアピールしましょう。ガクチカがない場合は、就活が本格化する前に、本気で取り組めることを見つけておくことも大切です。

4.業界分析

就活準備として、業界分析も行ってみてください。業界研究とは、世の中にどのような業界があるかを調べ、自分の志望業界を決める作業です。最初のうちは、興味のあるなしに関わらず、どのような業界があるかを調査してみましょう。

業界研究を行うメリットは、ミスマッチを防ぎやすくなる点です。自分の強みや特徴を活かせる業界を志望できるようになります。

5.企業研究

就活が本格化する前に、企業研究を行うことは大切です。企業研究とは、志望企業の仕事内容や職種、方針などを調べる作業のこと。企業研究と自己分析の結果を照らし合わせることで、自分に合う企業を見つけやすくなります。

また、企業研究は、評価される志望動機を作成するためにも欠かせません。企業に合わせた志望動機を作成するためにも、同業他社との比較を行い、志望先にしかない特徴を明確にする必要があります。

6.職種研究

志望業界や企業が定まったら、気になる仕事や職種について調べてみてください。まずは、「この仕事は何をするんだろう?」という視点で、仕事内容や求められるスキルを見てみましょう。さらに、その職種で働いている人が、どんな経験を積んでキャリアアップしていくのかを知ることで、自分がその仕事に就いたときの未来の姿をイメージしやすくなります。

自分の得意なことや大切にしたい価値観にマッチしているかどうかを見極めることも大切です。早いうちから職種について理解を深めておくと、就活本番での業界研究や企業探しがスムーズに進みます。

7.就活サイトへの登録

就活が本格的に始まる前に就活サイトに登録しておくと、業界や職種の情報、インターンやキャリアに関するニュースを早くからチェックできます。大学2年生や3年生の早いうちは「まだ早いかも?」と思うかもしれませんが、企業や仕事について知るにはちょうど良いタイミングです。

たとえば、就活サイトによっては、大学1・2年生向けに作られていて、社会人のリアルな働き方や企業の取り組みを紹介する記事、自己分析に使えるツールなどが揃っています。自分の興味を広げたり、将来を考えたりするヒントが見つかるでしょう。

8.オープンカンパニーへの参加

本格的な就活前に、オープンカンパニーに参加するのも一つの手です。オープンカンパニーでは、企業の説明を聞いたり、業務を体験できたりします。実際に企業で働く方の話を聞けば、企業や業界についての理解を深められます。
また、実際に業務を体験することにより、自分に合う合わないを見極めやすくなるでしょう。

9.OB・OG訪問

OB・OG訪問を行い、志望企業で働く人の話も聞いてみましょう。OB・OG訪問なら、会社説明会やオープンカンパニーよりもラフな雰囲気で質問できるメリットがあります。

会社説明会などの場合、ほかの就活生もいるため詳しく話を聞けない場合もあるでしょう。OB・OG訪問は一対一になりやすく、聞きたい質問を複数できる点もポイントです。

10.Webテスト対策

就活では、書類や面接だけでなく「Webテスト」と呼ばれる筆記試験が実施されることもあります。SPIや玉手箱、CAB、性格診断など、テストの種類は企業によってさまざまです。

これらのテストでは、言葉の理解力や計算力、性格の傾向などがチェックされます。苦手分野がある人は、少しずつ練習しておくと安心です。時間に余裕があるうちに対策を始めて、自信をつけておきましょう。

11.書類選考対策

本格的な就活が始まる前に、書類選考対策を始めることもできます。エントリーシート(ES)や履歴書による書類選考では、「あなたがどんな人なのか」「どんな思いでその会社を目指しているのか」を、しっかりと言葉で伝えることが大切です。

主に、以下のような内容を記入することになるでしょう。

・自己PR
・志望動機
・学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

上記は就活の定番項目なので、自分の経験や考えをもとに、説得力のある内容にまとめることが重要です。自己分析で見つけた強みや、企業研究で知ったことを活かして、「自分らしさ」が伝わる文章を考えてみてください。早めに準備しておくと、実際の選考でも焦らず対応できます。

12.面接対策

就活が本格的に始まる前に面接対策を行っておくこともできるでしょう。面接は企業が応募者を知る場であると同時に、自身も企業との相性を見極めるチャンスです。自分がどんな人なのか、どんな思いでその会社を目指しているのかを、しっかりと言葉で伝えられるように準備しておきましょう。

とはいえ、面接では緊張して頭が真っ白になってしまうこともよくあります。だからこそ、「企業が面接でどこを見ているのか?」を事前に知ることが大切です。よくある質問を想定して答えを考えておいたり、模擬面接をしてみたりすることで、自信をもって本番にのぞめるようになるでしょう。

就活準備については、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事でも解説しています。こちらもぜひご一読ください。

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就活を早めにスタートするメリット

早めに就活を始めることで、自分が本当にやりたい仕事や向いている職種をじっくり考える時間が増えます。また、企業の早期選考にも参加するチャンスが広がるでしょう。インターンシップやキャリアイベントにも積極的に参加できるようになります。

ここでは、就活を早くから始めるメリットをより具体的にご紹介。就活をいつから始めるかお悩みの方は、ぜひご一読ください。

自己分析や業界研究を深掘れる

早めに就活を始めることで、じっくりと自己分析や業界研究に時間を掛けられ、納得のいく選択をするための準備が整います。

自己分析や業界研究は、簡単に終わるものではありません。「自分のことはよく知っている」と思っていても、実際に客観的に見るのは意外と難しいものです。また、業界はたくさんあるので、どの業界が自分に合っているのかを調べ、さらにそのなかから気になる企業を見つけて研究するとなると、多くの時間が掛かります。

早くから始めておけば、急いで決めることなく、自分にピッタリの仕事や企業を見つけやすくなるでしょう。

早期選考に応募できる

就活を早めにスタートするメリットの一つとして、早期選考に応募できることが挙げられます。早期選考とは、就活が本格的に始まる3月1日より前に行われる選考のことで、企業が「優秀な学生を早く採用したい」と考えて実施しています。特に、外資系企業やコンサル、ベンチャー企業などでよく行われている方式です。

早期選考を受けると書類作成や面接の経験を積むことができ、本選考に緊張し過ぎることなく臨めるでしょう。また、早めに内定を獲得できることで、ほかの選考も焦らずに進められるので、心の余裕が生まれるでしょう。

インターンやキャリアイベントを経験できる

就活を早めに始めると、多くのインターンやキャリアイベントに参加でき、業界や企業のことをより深く知れるのもメリットです。

早い段階で「どの業界が自分に合っているのか」や「どんな職場環境が自分に向いているのか」を理解できます。実際に働いてみたときに「思っていたのと違った…」というミスマッチを減らし、効率的に就活を進められるでしょう。

また、インターンシップでは、参加者だけを対象にした早期選考を行う企業も。参加することで内定をもらえるチャンスも広がります。

就活を早めに始めるメリットをより詳しく知りたい方は、「早期内定を得るメリット・デメリットは?効率的な内定獲得のポイントも解説」の記事をご確認ください。

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就活スタートが遅れるデメリット

就活は遅くに始めてしまうと、時間が足りずに焦りが生じたり、第一志望の選考時期を見逃してしまうリスクがあります。就活のスタート時期は自分で決められますが、遅くなり過ぎないように注意しましょう。

ここでは、就活スタートが遅れたときの具体的なデメリットを紹介します。就活を遅くに始めることのデメリットをしっかり理解し、早めに行動を起こしましょう。

準備時間が足りずに焦ってしまう

就活を遅くに始めると、選考までの時間が足りなくなり、十分に準備ができなくなります。準備が不十分だと焦りが生まれ、自分の本来の力をうまく発揮できないかもしれません。自己PRや志望理由の内容が薄くなってしまったり、面接で回答に詰まってしまう可能性もあります。

就活には早めに取り掛かり、しっかり準備して、自分の強みを最大限にアピールしましょう。

第一志望の選考時期を見逃すリスクがある

就活のスタートが遅いと、第一志望の選考時期を見逃してしまう恐れもあります。就活の一般的な情報解禁日(3月1日)は、経団連に加盟している企業にとってのスタート時期ですが、実際には企業によって選考のタイミングが異なります。

経団連に属していない企業では、早くから選考を始めていることが多いので、遅れて就活を始めると「気づいたら第一志望の選考が終わっていた…」なんてことにもなりかねません。
自分が行きたい企業の選考スケジュールをチェックして、早めに動き出すことが大事です。

周囲に遅れをとる可能性がある

周囲に遅れをとる可能性があるのも、就活のスタートが遅れるデメリットです。就活に早くから取り組んでいた学生と、遅れて始めた学生では、さまざまな部分で差がついてしまいます。
たとえば、自己分析や企業研究がしっかりできているかどうかでエントリーシートの質が変わり、それが合否に影響を与えることもあるかもしれません。

早めに始めた学生は、それだけ選考を有利に進められる準備を整えやすくなります。就活準備を早く始めることが、最終的な結果に大きく影響してくるのです。

就活のスタートが遅れてしまったときの対処法については、「今から就活を始めて間に合う?スタートに遅れた人がすぐやるべき対策を解説」の記事で解説しています。ぜひ就活にお役立てください。

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就活をいつから始めるかでお悩みのあなたへ

就活では、スタートするタイミングが遅れていないか、ほかの就活生が就活を終えているのに自分だけ続けていないか、不安になるものです。

就活を始める時期や進捗は、人によって異なります。まずは業界や企業について調査し、志望企業を決めましょう。志望企業が決まれば、就活を始める時期もおのずと定まります。選考から逆算して、就活準備を始めることが大切です。

就活をいつから始めるべきか不安になる場合は、キャリアチケットにご相談ください。キャリアチケットは、就活にお悩みを抱えている学生の支援に特化した就職エージェントです。多くの就活生をサポートしてきた経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたにピッタリの企業を厳選してご紹介します。
就活に関するどのようなお悩みにも丁寧に対応するので、スタート時期の相談はもちろん、実際にどのように動けば良いかもアドバイスが可能です。

企業紹介やお悩み相談以外にも、スケジュール管理や自己分析・企業研究サポート、書類添削、面接対策などのサービスも充実しています。すべてのサポートを無料で受けられるので、まずはお気軽にキャリアチケットへご相談ください。

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就活のスケジュールに関するよくある質問

ここでは、就活のスケジュールに関するよくある質問にQ&A形式で回答します。

Q.大学生の就活はいつからいつまで?

A.大学生の就活は、大学3年生の7月ごろに始まり、大学4年生の10月ごろまでに終えるケースが一般的です。基本的なスケジュールは、次のような流れになります。

・大学3年生の7月~3月:インターンシップへの参加
・大学3年生の3月以降:合同説明会や企業説明会への参加
・大学4年生の4月以降:エントリーシートや履歴書の提出
・大学4年生の6月以降:筆記試験や面接などの選考開始
・大学4年生の10月以降:内定の発表

ただし、自己分析や業界研究のように、時期に関係なく実施できる就活もあります。早めに動いても損はないので、前もって準備を進めておくと良いでしょう。

Q.もうすぐ就活だけど何もしていないのはやばい?

A.就活を直前に控えて何もしていない場合は、すぐに動き出しましょう。本格的な就活が始まる前でも、自己分析や企業研究など、できることはあります。就活前は効率的に準備を進めることが重要です。

必要であれば就職エージェントに相談し、進め方を教えてもらってみましょう。キャリアチケットでも、就活のアドバイスを行っています。
また、これから就活を始める方には、「就活は何から始めると良い?時期別の対策・効率アップのコツを解説」の記事もおすすめです。

Q.大学3年生はいつから就活を始めれば良い?

A.大学3年生の場合、5月・6月ごろに就活を始めるのがおすすめです。7月にはサマーインターンが始まるので、インターンに向けて準備をしておきましょう。

就活サイトが解禁される大学3年生の3月から始めた場合、周囲と比べて遅れてしまう恐れもあります。余裕をもって就活をできるように、早めの準備を心掛けてください。

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