このページのまとめ
- よほどのことがない限り、インターン応募書類の顔写真が選考に直結することはない
- インターンの採用担当者は顔写真からも社会人としてのマナーを読み取っている
- インターン用の顔写真を撮る際は、服装・髪型・表情・姿勢・清潔感に気を配る
インターンの応募書類で必要な顔写真は、多くの就活生が「どう撮れば好印象になるのか」「貼り方やサイズで失敗しないか」と悩むポイントです。写真は志望動機や自己PRと同じくらい、採用担当者に与える印象を左右します。
この記事では、服装や髪型、表情・姿勢の整え方、撮影方法など、インターン用顔写真の準備に必要な内容を解説。顔写真にも力を入れて、就活成功につながる書類を作成しましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
顔写真はインターンの選考に影響する可能性がある
企業などで職場体験ができる「インターン」は、気になる企業について知ることができたり、実務経験を積むことができたりと、就活生にとって数多くのメリットがあります。インターンに参加するためには、まずは書類選考を通過しなければなりません。
応募書類の志望動機や自己PRの作成には力を入れていても、添付する「顔写真」については二の次になってしまっている方は多くいます。しかし、内容と同じように顔写真も選考において大変重要です。
写真写りの良し悪しが合否に直結することはありません。しかし、「写真の貼り方が雑」「服装や髪が乱れている」「清潔感が感じられない」などの点があると、採用担当者に良い印象を与えることは難しいでしょう。
応募書類の顔写真は、相手に与える印象を大きく左右する部分です。志望動機や自己PRに力を入れるとともに、好印象を与えられる顔写真を用意しましょう。
履歴書の証明写真が就活に与える影響については「就活の履歴書は証明写真で印象が変わる!服装や髪型のポイントを解説」でも紹介しているため、ご参照ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
顔写真を撮るときに気をつけること
写真を撮影する際に気をつけるべきポイントを以下にまとめました。
服装
黒や紺、チャコールグレーのスーツに白いシャツを着て撮るのが良いでしょう。スーツには必ずネクタイを着用します。
また、着崩れや汚れ、破れ、シワなどがないかといった事前チェックは必須です。シワやよれがあるとだらしなく見られてしまいます。整った印象を与えるためにも、クリーニングに出したりアイロンをかけたりして、手入れをしましょう。
髪型
髪型の注意点は、「相手に顔がはっきり見えるようにすること」です。髪の毛が目や耳にかからないようにすると清潔感が出るでしょう。
髪が長い方はゴムで束ねるなどしてスッキリまとめます。前髪が目にかかって表情が見えないということのないように注意しましょう。また、写真を撮る前には、鏡で髪が乱れていないかを確認しておくことが大切です。
表情・姿勢
インターンの顔写真では、「口角を軽く上げた自然な笑顔」と「背筋をまっすぐ伸ばした姿勢」が好印象を与えるポイントです。
歯が見えるほどの大きな笑顔は、ビジネス用の応募写真では砕け過ぎた印象になり、真剣さが伝わりにくくなります。また、猫背や顎が前に出た姿勢は、自信や誠実さに欠ける印象を与えかねません。
撮影時は、口を閉じつつ口角を少し上げたほほ笑みを意識しましょう。スピード写真の場合は、背もたれや壁に肩が軽く触れるくらい後ろまで背筋を伸ばすと、自然に顎が引けてきれいな姿勢になります。
清潔感
髭はしっかり剃っておきます。剃り残しがあると不潔な印象を与えてしまう場合があるため、入念に鏡でチェックしましょう。
メイクはナチュラルなメイクを心掛けると好印象です。メイクアイテムは、ブラウンやローズピンクを基調としたものを選ぶと、華美になり過ぎず、就活の場での印象が良くなります。また、ネックレスやピアスなどのアクセサリーは外しておきましょう。
本記事では一般的に企業目線で好ましいとされがちな身だしなみの傾向を紹介していますが、一律にこうあるべきという価値観を押しつけるものではありません。就活に取り組む際は、自身が納得できるスタイルで取り組むことが重要です。
「証明写真をきれいに撮るコツは?ポイントや裏ワザをご紹介」では、就活用の証明写真をきれいに撮るコツを紹介しているため、あわせてチェックしてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
インターン応募用の顔写真を貼る際の3つの注意点
インターンの応募書類に証明写真を貼るときは、サイズの確認・写真裏の記名・データ化の3点を押さえることで、提出後のトラブルやマイナス印象を防げます。
せっかく好印象の写真を撮っても、貼り方や管理方法を誤ると「常識がない」「準備不足」といった印象を与えかねません。特に企業指定のルールに従わないと、不採用の要因になる可能性もあります。
インターン用顔写真のサイズ確認
インターン応募用の顔写真は、企業指定のサイズに合わせて貼ることが重要です。サイズを間違えると、印象が悪くなるだけでなく選考に影響することもあります。
証明写真のサイズは、応募書類全体の見栄えや整理のしやすさにも関わるもの。特にWebエントリーシートではpx指定が多く、紙の履歴書とは単位が異なるため注意が必要です。
・紙で提出する場合:縦4.0cm × 横3.0cm
・Webエントリーシートの場合:縦560px × 横420px、または縦600px × 横450px
写真館ならスタッフの方が確認してくれますが、スピード写真機や自撮りでは自分でチェックしなければなりません。企業ごとの指定サイズを事前に確認してから貼ることが大切です。
貼る前に必ずサイズをチェックして、紙・Webどちらでも規定どおりの写真を提出しましょう。これだけで、第一印象や書類の整合性に関するトラブルを防げます。
インターン用顔写真の裏に名前を記入する
インターン応募用の証明写真は、裏面に大学名・学部学科・フルネームを記入してから貼ることで、万が一剥がれた場合も混乱を防げます。
応募書類が郵送される際や、人事担当者が封筒を開けて整理する過程で、写真がはがれる可能性があります。写真に情報が記載されていないとどの応募者の写真か分からず、書類管理上のトラブルやマイナス評価につながるおそれがあるでしょう。
名前や大学名を書く際の注意点は、黒ペンで軽く記入し、写真表面に跡が残らないようにすることです。また、貼り付け後に全体を確認して、誤字や剥がれがないかもチェックしましょう。
裏面への記名は小さな作業ですが、書類管理や第一印象を守るために重要です。急いで貼る前に必ず確認し、清潔で整った状態で提出します。
インターン用顔写真はデータ化して保存する
インターン用の顔写真は、データ化して保存しておくことが便利で安心です。これにより、追加提出やWebエントリーシートへのアップロードもスムーズになるでしょう。
企業によっては、エントリーシートだけでなく履歴書やWeb応募でも写真の提出が求められる場合があります。紙の写真を使い回すと枚数が足りなくなるほか、その都度異なる写真を提出すると「準備不足」の印象を与える可能性も。
そのため、納得のいく1枚をデータとして保存しておくのがおすすめです。データ化しておけば、Web ESの提出や追加書類でも同じ写真を使い回せますし、スピード写真機で撮影した場合でも枚数が足りなくなったらデータから印刷して対応できます。毎回新たに撮影する手間や時間を削減できるのも大きなメリットです。
データ化は小さな手間に思えますが、提出の効率化や第一印象の統一に大きく貢献します。
証明写真の貼り方についてのマナーを詳しく知りたい方は「エントリーシートに使う写真の撮り方は?撮影方法や貼り方のマナーを解説」もあわせてご覧ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
インターン用顔写真の撮影方法
顔写真は本人確認だけでなく、応募書類全体の印象を左右します。特にインターンでは、社会人らしい清潔感と信頼感を写真で伝えることが大切です。ここからは、主な撮影方法を3つに分けてメリット・デメリットを比較します。
写真館・スタジオで撮影
インターン用の顔写真で確実に好印象を狙うなら、写真館やスタジオでプロに撮影してもらうのがおすすめです。
顔写真は第一印象を決める重要な要素。写真館ではプロのカメラマンが表情や姿勢、顔の角度まで指導してくれるため、自分では気づけない細部まで整った一枚が撮れます。また、就活専門のスタジオなら希望業界に合わせた雰囲気作りやレタッチも可能です。
メリット
・表情や姿勢を的確に指導してもらえる
・撮り直しが可能
・レタッチ対応(店舗による)
・就活用に特化した仕上がり
デメリット
・スピード写真より費用が高い
・店舗によっては予約が必要
費用はやや高めですが、写真館やスタジオでの撮影は「安心感」「品質」「第一印象」の3点でほかの方法より優れています。インターンから本選考まで使える一枚を作るなら、プロの手を借りるのが賢い選択です。
スピード写真機・証明写真機
費用と手軽さを重視するなら、スピード写真機や証明写真機での撮影が選択肢になります。ただし、クオリティ面では写真館より劣るため、撮影準備をしっかり整えることが重要です。
スピード写真機は駅やコンビニ、商業施設などにあり、24時間利用できるため急ぎのときに便利でしょう。料金も800〜1,000円程度と安価で、撮影から印刷までその場で完結します。ただし、撮影姿勢や表情を自分で管理する必要があり、明るさやレタッチ調整はできません。
メリット
・24時間いつでも撮影可能
・低価格で手軽に撮れる
・撮影後すぐに写真を受け取れる
デメリット
・姿勢や表情の調整を自分で行う必要がある
・明るさ調整やレタッチが不可
・撮り直し回数が限られる
スピード写真機はコストとスピードに優れていますが、仕上がりは自己管理次第です。撮影前の準備と当日の姿勢・表情づくりを徹底すれば、インターン用としても十分通用する写真が撮れます。
スマホ・デジカメで自撮り
スマホやデジカメでの自撮りは、納得するまで撮り直しができるという利点はありますが、インターン用の顔写真としては基本的におすすめできません。
証明写真は、企業が応募者の第一印象を判断する重要な材料。自撮りでは背景や照明、カメラの角度を適切に整えるのが難しく、ビジネスの場にふさわしい品質に仕上げるのは困難です。そのため、写真館や証明写真機に比べて、仕上がりが不安定になりやすい傾向があります。
メリット
・納得いくまで何度でも撮影可能
デメリット
・背景や照明などの撮影環境を自分で整える必要がある
・証明写真サイズへの調整や印刷に手間がかかる
・ビジネス向けの印象作りが難しい
自撮りはコストをかけず自由に撮れる一方で、撮影環境の整備や印刷の手間、品質面でのリスクが大きい方法です。「写真の専門的な知識がある」「撮影スタジオを用意できる」などといった場合でない限り、インターン用の顔写真は、できるだけ写真館や証明写真機で撮影するのが確実でしょう。
インターン用の写真をどこで撮るか悩んでいる方は「インターン用の証明写真はどこで撮る?撮影方法や印象の良い撮り方を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
インターン応募書類の顔写真撮影で悩んでいるあなたへ
インターン応募書類の顔写真は「第一印象を左右する重要な情報」です。内容が優れた志望動機や自己PRを書いても、写真の印象が整っていなければ、マイナス評価につながる可能性があります。
採用担当者は顔写真から清潔感・マナー・誠実さなどを無意識に判断しているからです。服装や髪型、表情、姿勢、写真の貼り方まで、すべてがあなたの人物像の一部として評価されます。
応募書類の作成や身だしなみなど、就職活動に不安がある方は、就職支援サービスを利用してみてはいかがでしょうか。キャリアチケットでは、新卒向けの就活支援サポートを実施。プロの就活アドバイザーが応募書類についての丁寧なアドバイスを行い、前向きに就職活動に取り組めるようあたたかく支援します。
また、書類の書き方や面接対策、自己分析なども全力でサポート。マンツーマンでの丁寧なカウンセリングから知り得た情報をもとに、あなたにぴったりの企業をご紹介します。就活にお悩みの方は、お気軽にキャリアチケットにご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら