このページのまとめ
- 職場見学は内定承諾までに企業の雰囲気を確認できる機会
- 職場見学では社風や職場の環境、立地などを確認する
- 職場見学に行く前に、質問したいことをまとめておくとよい
職場見学では、企業の雰囲気や社風を実際に確認できます。あらかじめ質問を用意し、入社後のミスマッチを防ぎましょう。職場見学後は、お礼メールを送ることも大切です。
この記事では、職場見学の流れや確認事項、マナー、服装を解説します。用意しておくと良い質問例も紹介したので、職場見学で印象を上げたい学生は参考にしてください。
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- 職場見学とは面接前に企業の雰囲気を確認できる機会のこと
- 職場見学ですべき確認事項
- 実際に働いている社員の仕事に対する姿勢
- 上司となりうる社員の人柄
- 職場の雰囲気や立地
- 職場見学の当日の流れ
- 用意しておくと良い職場見学での質問例
- 企業についての質問例一覧
- 業務についての質問例一覧
- やりがいについての質問例一覧
- 仕事で活躍できるスキルについての質問例一覧
- 職場見学にふさわしい服装
- 「指定なし」はスーツが基本
- 「私服可」ならオフィスカジュアル
- 全体的な身だしなみにも気を配る
- 職場見学で大切な4つのマナー
- 1.遅刻をしない
- 2.携帯の電源を切る
- 3.きちんと挨拶する
- 4.メモを取る
- 職場見学に必要な持ち物
- A4サイズが入るカバン
- 履歴書と証明写真
- 学生証などの身分証
- スマートフォンとモバイルバッテリー
- 筆記用具とメモ帳
- 身だしなみを整えるもの
- 職場見学後のお礼メールの送り方と例文
- 職場見学のマナーや服装などでお悩みのあなたへ
職場見学とは面接前に企業の雰囲気を確認できる機会のこと
職場見学は、学生に職場の様子や雰囲気、入社後の業務内容などを知ってもらうために企業が行うものです。内定者のフォローを目的として行われる場合もあります。
職場見学の担当者は、学生からの質問に随時応じながら、職場や施設などを案内するのが一般的です。ひととおり職場見学を行ったあとに、担当者への質問の時間が設けられている場合もあります。
また、企業によっては、グループワーク方式で職場見学を行うこともあるようです。職場見学でどのような質問をするか悩んだら、「就活生が知るべき、企業見学で使える質問集」をご覧ください。
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職場見学ですべき確認事項
職場見学では、「自分に合う企業か」「企業が理念に沿って運営をしているか」を知る必要があります。また、企業の情報だけでなく、働いている社員や見学担当者の就業環境も確認すると良いでしょう。
以下の確認事項を参考にしながら、職場見学に参加してみてください。
実際に働いている社員の仕事に対する姿勢
実際に働いている社員や見学担当者の、仕事に対する姿勢を確認してみてください。
熱心に仕事をしている社員が多い場合は、モチベーションを保って業務に向き合えるでしょう。穏やかに仕事をしている社員が多い場合は、少ないストレスで働き続けられる可能性が高いです。
働いている社員を自分と当てはめ、理想とする働き方が実現できるかを考えてみてください。
後悔しない就活を行いたい方は、「仕事選びで後悔しないために|就活生が心得るべきポイントと対策」も参考にしてください。
上司となりうる社員の人柄
職場見学の担当者や社員は、上司になる可能性のある人物です。社員の人柄や性格を確認してみましょう。高圧的な態度を取ったり、馬鹿にしたような発言をしたりする社員がいる場合は要注意です。パワハラの被害に遭う可能性が高くなり、早期退職に繋がるかもしれません。
上司との相性や人間関係は避けられない問題です。職場見学で分かる情報から、可能な限り回避しましょう。
職場の雰囲気や立地
職場見学では、実際に働くことを想定し、就業環境や立地を確認してください。デスクや廊下が整理されていない場合、企業の体制なども整っていない可能性があります。
また、駅から職場が遠かったり日当たりの悪い立地であったりする場合は、疲れやストレスが溜まりやすくなるかもしれません。自分が働くうえで苦手とする内容を整理し、職場見学に行く企業がそれに当てはまっていないかを確認してみてください。
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職場見学の当日の流れ
職業見学当日の流れの一例は、以下のとおりです。
・ロビーや電話での受付
・企業説明会
・オフィス見学
・質疑応答
まずは受付から始まり、企業説明会が開催されます。受付で担当者に、氏名と大学名、職業見学に参加する旨を伝えましょう。
オフィス見学や質疑応答では、受け身ではなく、積極的な姿勢を見せることが大切です。メモを取り、気になるポイントがあれば質問しましょう。
職業見学が終わったあとは、担当者に感謝の気持ちを伝えてください。
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用意しておくと良い職場見学での質問例
職場見学に参加する前に、自分が知りたいポイントに沿った質問内容を考えておくと良いでしょう。
職場見学では、質問のための時間が設けられていることもあります。積極的に質問をすることで企業への熱意が伝わり、良い印象を残せる可能性があるでしょう。
なお、質問は、ほかの参加者と内容が被ることを想定して複数用意しておくのがおすすめです。
以下に、目的別の質問例を紹介します。
企業についての質問例一覧
社風や就業環境などは、会社や職場を見てある程度チェックできますが、実際に企業で働く社員や担当者に質問することで、より深い情報を得られます。気になる点は、積極的に質問するのがおすすめです。
・社内の雰囲気について教えてください
・職場の風通しは良いですか?
・入社前とあとで会社へのイメージのギャップはありましたか?
業務についての質問例一覧
具体的な就業内容も、職場見学で質問すると良いでしょう。企業は、自社の業務についてしっかりと理解してもらいたいと考えているはずです。この機会に疑問点を解消しましょう。
・1日の基本的なスケジュールを教えてください
・入社直後はどんな業務を担当していましたか?
・若手社員はどのくらいお仕事を任せてもらえますか?
やりがいについての質問例一覧
やりがいを聞くことで、企業の社員たちがどのような価値観で仕事しているのかを知ることができます。仕事で自分が得たいと考えるやりがいと、社員や担当者が感じているやりがいに乖離(かいり)がないかも確認できるでしょう。
・お仕事のなかで、どんなときにやりがいを感じますか?
・お仕事のなかで、一番大変なのはどんなときですか?
・お仕事をしていて成長した感じることを教えてください
仕事で活躍できるスキルについての質問例一覧
活躍するために必要な素質を把握すれば、自分が身につけるべきスキルや、入社後にどのような姿勢で働けば評価されるのか知ることができます。選考でも、答えに沿ったスキルをアピールすることでプラス評価につながるでしょう。
・御社で活躍している人に共通すると感じる能力はありますか?
・新入社員に求める考え方やスキルなどがあれば教えてください
・お仕事をするなかで大事にしている考え方や心構えは何ですか?
質問項目については、「会社見学で質問すべき内容は?質問例25選と参加時のマナーを解説」もあわせてご一読ください。
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職場見学にふさわしい服装
職場見学の際の服装は、「スーツ指定」「指定なし」「私服可」など、企業により異なります。職場見学も、就活の一つです。身だしなみもチェックされていることを意識して、シーンに適した格好を心掛けてください。
「スーツ指定」の場合は、面接と同様にリクルートスーツを着用すれば問題ありません。「指定なし」「私服可」の場合の服装については、以下で詳しく解説します。
「指定なし」はスーツが基本
事前に服装の指定がない場合は、リクルートスーツで参加するのがおすすめです。職場見学では、社内を回って説明を受けることになります。企業にもよりますが、就業時間にはスーツを着用している場合が多いです。マナー違反になることを避けるためにも、基本はスーツと考えておくと良いでしょう。
就活のスーツ事情については、「就活は服装から!スーツの選び方や服装自由の正解は?男女別にマナーを解説」もあわせてご覧ください。
「私服可」ならオフィスカジュアル
私服可の場合は、オフィスカジュアルがおすすめです。オフィスカジュアルとは、オフィスで着ていても違和感のない服装のことです。
男性は、襟付きシャツにスラックなどの比較的フォーマルな印象のパンツを組み合わせ、ジャケットを羽織ると良いでしょう。
女性は、シンプルなカットソーにスカートまたはパンツを合わせ、ジャケットを羽織るのがおすすめです。色は白やダークカラーが基本。柄は無地またはシンプルなものを選び、派手なものは避けましょう。
私服可だからといって、普段どおりのカジュアルな服装やTシャツ、サンダルなどのラフ過ぎる服装は避けてください。清潔感のある、社会人らしい格好を意識しましょう。
全体的な身だしなみにも気を配る
服装だけではなく、全体的な身だしなみにも気を配りましょう。スーツやシャツのしわ、靴の汚れ・磨り減りは、だらしない印象を与えてしまいます。また、髪型やメイクも清潔感を意識することが大切です。
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職場見学で大切な4つのマナー
職場見学に参加する際は、マナーを守ることも大切です。身だしなみで良い印象を与えられても、そのほかの振る舞いが悪ければマイナスな印象を与えてしまうでしょう。
この項で、職場見学に参加するうえで気をつけたいポイントや当日の持ち物についてチェックしておきましょう。
1.遅刻をしない
遅刻をしないのは、基本的なマナーです。開始時間の10~15分前には到着し、5分前までには受付を済ませておきましょう。
ただし、到着が早過ぎると企業や担当者に迷惑がかかることもあります。適切な時間に到着するように、最寄り駅から会社までにかかる時間を確認しておいてくださいね。
2.携帯の電源を切る
参加の前には、携帯の電源を切る、またはマナーモードに設定しておきましょう。職場見学中に携帯が鳴ると流れを止めることになり、企業側にもほかの参加者にも迷惑がかかってしまいます。
3.きちんと挨拶する
受付の社員や職場見学の担当者への挨拶はもちろん、執務スペースに入るときやすれ違う社員などにも挨拶をしましょう。声を出せるような雰囲気でない場合は、社員と目が合ったタイミングに会釈をすると好印象です。
4.メモを取る
メモを取ることで、職場見学参加後に何が大切だったかを振り返れます。些細なことでも、担当者の話や見学中の気づきなどをメモに取り、可視化しておきましょう。
「企業訪問の流れやマナーは?必要な準備や持ち物も合わせて解説!」でもマナーについて解説しています。不安な方は、こちらも確認してみてください。
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職場見学に必要な持ち物
職場見学に必要な持ち物も確認しておきましょう。必要なものをきちんと持ってきているかも、意外と見られているものです。当日慌てることがないように必要な持ち物を確認して、あらかじめ準備しておいてください。
A4サイズが入るカバン
職場見学には、企業から渡された資料などが入るA4サイズのカバンがおすすめです。当日は、担当者から配られた資料に沿って、説明を受けながら職場を見学して回ることになるでしょう。
その場では必要ない資料をしまったり、メモを取ったりできるように、A4サイズの資料を出し入れしやすい大きさのカバンで行くと安心です。また、置いたときに自立するタイプを選ぶのも大事です。
クリアファイルがあると便利
職場見学で企業から渡される資料をまとめて保管できるように、資料を入れるためのクリアファイルを持参すると便利です。企業の資料を大切に保管している様子は、好印象にもつながるでしょう。
履歴書と証明写真
履歴書と証明写真は、予備も含めて持参しましょう。職場見学の際に、予告なく履歴書の提出を求められることもあるようです。
また、企業によっては、職場見学後に「興味がある人は残ってエントリーシートを書いて提出してください。写真は後日でも構いませんが、もしお持ちの場合は貼って提出してください。」のように言われるケースもあります。その場で提出に応じられれば、企業への志望度の高さや熱意のアピールにもなるためおすすめです。
履歴書を書いたことがない方は、「就活の履歴書は何を書けば良い?履歴書の選び方から書き方まで解説します」をご覧ください。
学生証などの身分証
企業が大きなオフィスビルに入っている場合、セキュリティが厳しく、入館する際に受付で学生証の提示を求められることもあります。スマートに対応できるよう、学生証などの身分証も忘れずに携帯しておきましょう。
スマートフォンとモバイルバッテリー
スマートフォンとモバイルバッテリーも、職場見学に参加する際に必要な持ち物です。近年は、企業の採用活動もデジタル化が進んでいます。職場見学に参加した学生に対して、QRコードを提示してその場で登録やエントリーを求める企業もあるようです。
また、企業へ向かう途中の電車が遅延するといったトラブルが発生し、担当者への連絡が必要になったときにもスマートフォンは欠かせません。
スマートフォンは事前に充電しておくのがベターですが、念のため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心ですよ。
筆記用具とメモ帳
職場見学で気づいたことや大切なことをメモするために、メモ帳や筆記用具を持参しましょう。企業によっては、その場でアンケートやエントリーシートへの記入・提出を求めることもあるようです。そのため、シャープペンシルだけでなく、黒のボールペンも用意しておいてください。
身だしなみを整えるもの
身だしなみを整えるために必要なものも持っていきましょう。普段はハンカチやティッシュを持ち歩かない人も、社会人の基本の持ち物として持参してください。
また、スーツやダークカラーのジャケットは、自分で思う以上に糸くずやホコリが目立つもの。気になったらすぐに取り除けるように、携帯型のホコリ取りを用意しておくと安心です。女性は、化粧直しに必要な化粧品や替えのストッキングも持っていきましょう。
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職場見学後のお礼メールの送り方と例文
職場見学に参加したあとに、お礼のメールを送ることも印象アップのために欠かせないマナーです。
お礼のメールで感謝の気持ちを伝えることで、丁寧な印象を与えられるのはもちろん、企業への熱意や志望度の高さもアピールできます。
お礼のメールは、職場見学終了後できるだけ早く送ることが大切です。企業側の担当者の記憶が鮮明なうちに送ることで、自分をより印象づけられます。可能であれば当日中に、難しければ翌日の午前中までには送りましょう。
件名:▲月▲日職場見学のお礼(▲▲大学 氏名)
株式会社▲▲
人事採用ご担当 ▲▲様
お世話になっております。
▲▲大学▲▲学部の(氏名)と申します。
本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
職場見学に参加し、直に職場の空気に触れる機会を得られたことを深く感謝しております。
特に▲▲様に伺ったお話は、入社後▲▲に携わりたいと考える私にとってとても興味深く、大変勉強になりました。
貴社にて仕事に邁進したいという気持ちが、職場見学を通じますます高まりました。
取り急ぎ、職場見学のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
ご多忙かと存じますので、ご返信には及びません。
末筆にはなりますが、貴社のますますのご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
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▲▲大学▲▲学部▲▲学科4年
氏 名(ふりがな)
メールアドレス:▲▲▲▲▲▲▲▲
電話番号:▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
住所:〒▲▲▲▲▲▲
東京都▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
「誰も教えてくれない就活メールの基本!そのまま使えるパターン別例文をご紹介!」でもメールの例文をご紹介しています。
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職場見学のマナーや服装などでお悩みのあなたへ
職場見学を行うと、就業環境や具体的な業務が体感でき、入社後のミスマッチを回避できるでしょう。職場見学を有意義な時間にするために、当日の流れを把握し、企業や担当者への質問を準備することが大切です。
職場見学に行く前は、「どんな質問をしよう」「何を着ていこう」など、悩みが尽きないものです。もし、事前に誰かに相談したい場合は、就活エージェントのキャリアチケットをご利用ください。
就活のノウハウを持つキャリアアドバイザーが、些細な質問にもお答えします。また、質問しようと思っている内容を事前にヒアリングし、より良い聞き方や新しい質問をご提案することも可能です。少しでも悩んでいることがある方は、ぜひ下記のボタンから登録しご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。