「学生時代に力を入れたこと」の考え方・書き方・例文を解説

このページのまとめ

  • 学生時代に力を入れたことでは「部活」「アルバイト」などがよく使われる
  • 人柄や考え方を判断するために、学生時代に力を入れたことを聞かれる
  • 学生時代に力を入れたことでは、企業の求める人材に合ったアピールが重要

「学生時代に力を入れたこと」の考え方・書き方・例文を解説のイメージ

「学生時代に力を入れたこと」をどうやって考えれば良いのか悩んでいる方は多いでしょう。ガクチカはエントリーシートでよく聞かれる質問のため、対策しておくことが大切です。

この記事では、企業がこの質問で本当に見ているポイントや、効果的な書き方、実際に使えるエピソード例などを紹介します。読み終えるころには、自分の経験を「選考で評価される強みに変える方法」が見つかるでしょう。

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目 次

「学生時代に力を入れたこと」でよく使われるテーマ

「学生時代に力を入れたこと」とは、一生懸命取り組んだ出来事や、スキルや知識を学んだ出来事のことです。就活では、「部活」「サークル」「ボランティア」などのエピソードがよくアピールされます。

ここでは、「学生時代に力を入れたこと」でよく使われるテーマを紹介するので参考にしてください。

部活やサークル

部活やサークルからは学べることが多く、「学生時代に力を入れたこと」でアピールされることがよくあります。大会で結果を残すためや、試合で勝つために努力した就活生も多いでしょう。

また、部活やサークルの場合、チームで活動する場面が多く、人との関わりのなかで学べる場面も。エピソードも伝えやすいので、アピールに向いています。

アルバイト

アルバイト経験も、「学生時代に力を入れたこと」でよく使われるテーマです。仕事を通して学んだことが、社会人にも活かせるとアピールしやすいのもポイントでしょう

アルバイト経験からは、課題解決能力やコミュニケーション能力などがアピールできます。

インターンシップ

インターンシップを題材にする際は、具体的にどんな業務に取り組んだかを詳しく伝え、やりがいや適性もアピールすることが大切です。

企業は、応募者が即戦力として活躍できるかを判断したいと考えています。取り組んだ業務の内容が明確だと、「自社でも同じ仕事を任せられる」とイメージしやすくなるでしょう。

たとえば、インターン中に担当したプロジェクトや作業内容を説明し、その中で「この仕事が楽しかった」「やりがいを感じた」というエピソードを盛り込むと効果的です。特に、志望している職種や業界がインターン先と同じ場合は、適性を強調することで評価が上がります。

勉強

ゼミなどの勉強した経験も、アピールにつながります。成果を出すために、コツコツと努力した経験はアピールしやすいでしょう。

ただし、大学受験についてのエピソードはアピールしない方が無難です。「学生時代に力を入れたこと」の場合、一般的には大学時代の経験について聞かれています。

ガクチカで高校時代の経験のアピールについては「学生時代に力を入れたことで高校時代の内容はあり?伝え方を解説」も参考にしてください。

留学

留学経験をアピールする際は、語学力だけを強調せず、「行動力」や「課題解決力」を中心に伝えることが大切です。現在は留学経験が珍しくなく、語学力だけで差別化するのは難しいといえます。実際、一定期間海外に滞在すれば、現地の言語をある程度習得するのは自然なことです。

語学力だけでなく、留学先で直面した困難や課題、そしてそれをどう乗り越えたかを具体的に話すことで、行動力や問題解決能力が伝わります。たとえば、異文化適応やコミュニケーションの壁を乗り越え、現地の人と協力して課題を解決した経験などが効果的です。

留学を通じて得た学びとそれを社会人生活にどう活かすかを整理して伝えれば、面接官に強い印象を与えられます。

ボランティア

ボランティア経験も、アピールする就活生が多いテーマです。社会に貢献する中で、学べることも多いでしょう。

ボランティア経験をアピールする場合、ボランティアの内容ではなく、経験を通して何を学んだかアピールするのが大切です。「学生時代に力を入れたこと」では、成し遂げた結果だけではなく、就活生の考え方が重視されているので覚えておきましょう。

委員会活動

委員会活動で企業から評価されるのは、「なぜその活動に参加したのか」という目的意識が明確なことです。委員会活動は任意で引き受けることが多いため、主体的に行動できる人材かどうかを見られます。

たとえば、「学部生に役立つ情報を発信したい」「イベント運営のスキルを身につけたい」など明確な理由があると、高く評価されやすくなるでしょう。

また、最初は「友だちに誘われて」「なんとなく参加した」という理由でも問題ありません。重要なのは、その後の心境の変化や、「もっと役に立ちたい」「責任感を持ちたい」と思ったきっかけを具体的に話すことです。

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就活で「学生時代に力を入れたこと」が聞かれる理由

企業が「学生時代に力を入れたこと」を聞くのは、人柄や物事に取り組む姿勢を見るためです。どのような点が見られているかがわかれば、アピールしやすくなるでしょう。

ここでは、「学生時代に力を入れたこと」から企業が見ている、3つのポイントを解説します。

人柄を確認するため

企業は「学生時代に力を入れたこと」を通じて、応募者の人柄を確認しています。人柄は社風との相性や長期的に働けるかどうかに直結するためです。いくらスキルや成績が優秀でも、社内の雰囲気に合わなければトラブルや生産性の低下を招く可能性があります。

そのため、エピソードを話す際は、単なる成果や実績の説明にとどまらず、あなたがどのような考えで行動したかを伝えることが重要です。具体的に「どのような価値観や姿勢で取り組んだか」を示すことで、人柄が面接官に伝わりやすくなります。

面接で人柄を伝える方法については「面接で人柄をアピールするには?人柄を伝える方法」も参考にしてください。

物事に取り組む姿勢を見るため

企業は「学生時代に力を入れたこと」を通じて、あなたの物事に対する取り組み方や姿勢をチェックしています。学生時代の取り組み方が、社会人になってからの仕事への姿勢に直結すると考えられているためです。

仕事では、直面する課題やトラブルを自ら解決していかなければなりません。面接やエントリーシートで「学生時代に力を入れたこと」を話す際には、課題をどう乗り越えたか、どのような工夫や努力をしたかを具体的に伝えると効果的です

こうしたエピソードは、企業から「問題解決力がある」「粘り強く取り組む姿勢がある」と評価されやすくなります。

伝える能力を確認するため

企業は「学生時代に力を入れたこと」を通じて、あなたが考えや経験をわかりやすく伝えられるかを見ています。社会人に求められる重要な資質の一つに、順序立てて相手に伝える能力があるからです。

具体的なエピソードを交えて説明すると、話の説得力が高まり、採用担当者に理解してもらいやすくなります。また、実績だけを羅列するのではなく、その時の自分の考えや感じたことも盛り込むことで、より深い理解を得られるでしょう。

採用担当者は初めて聞く話として受けとるため、誰にでも分かるように簡潔で順序立てた説明がポイントです。

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学生時代に力を入れたことをアピールする際の書き方

「学生時代に力を入れたこと」を伝える場合は、「結論」「エピソード」「学んだこと」「仕事への活かし方」の構成がおすすめです。伝わりやすい構成を意識し、アピールにつなげましょう。

それぞれの書き方について、詳しく解説します。

1.結論から伝える

「学生時代に力を入れたこと」では、何について頑張ったのか、結論から伝えるようにしましょう。結論から伝えるのは、話の内容を分かりやすくするためです。

たとえば、「私が頑張ったことは陸上部の活動です」「私が力を入れたのはボランティア活動です」などのように伝えましょう。

「私は大学2年生のときサークルで~」と、いきなりエピソードに入ってしまうと、話の内容がわからずに相手を混乱させてしまいます。「学生時代に力を入れたこと」に限らず、面接では結論からを意識しておくと良いでしょう。

2.具体的なエピソードで根拠を示す

具体的なエピソードを伝え、頑張ったことに対する根拠を示しましょう。「ボランティア活動を頑張りました」とだけ伝えても、エピソードがなければどんな実績があるのかわかりません。

エピソードを伝える際は、困難や課題を克服した経験を交えるのがおすすめです。課題に向き合い、解決した経験からは、「価値観」「行動力」「考え方」「解決能力」などさまざまな能力をアピールできます。

実績をアピールするのではなく、自分自身をアピールできるように伝え方を工夫しましょう。

3.経験から何を学んだのか伝える

経験を通して、具体的に学んだ経験やスキルも伝えましょう。頑張ったことをアピールするだけではなく、能力やスキルのアピールも必要です。

たとえば、「この経験から、仲間と物事を成し遂げる際には、共通認識を持つことが大事だと学びました。」のように伝えます。

「△△について頑張りました」だけでは、ただの思い出話です。経験から学びを得られる人物だとアピールすれば、入社後も成長できる人物として評価されます。

4.学んだことを仕事にどのように活かすか伝える

最後に、経験を通して学んだことを、仕事にどのように活かすか伝えます。

たとえば、「学生時代に身につけた行動力を活かして、営業職で成果を残します」「この経験で得た協調性を発揮して、チームで成果を残せるように努力いたします」のように伝えると良いでしょう。

学生時代に学んだことが、仕事に活かせるかどうかは重要です。アピールする能力が志望企業で活かせるかどうかも考えて、エピソードを選ぶようにしましょう

「学生時代に力を入れたこと」の書き方については「ガクチカとは?評価される書き方や例文18選を紹介!」も参考にしてください。

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「学生時代に力を入れたこと」を考える際のポイント

ここでは、「学生時代に力を入れたこと」を考える際のポイントを3つ解説します。

自分の経験を整理する

「学生時代に力を入れたこと」は、自分の経験を整理し、アピールできるエピソードを見つけることが大切です。企業は学生時代の頑張りからあなたの人柄や成長力を知りたいと考えています。たとえば、学業や部活、アルバイトなど、どのような活動でもあなたが工夫した点や継続した努力は、評価の対象です。

ただし、すぐに最近のできごとだけに注目せず、過去の経験もじっくり振り返りましょう。意外と自分では当たり前に思っていることが、ほかの人には難しいことであったり、あなたらしい工夫が含まれていることがあります。

まずは企業の評価を気にせず、「学生時代に力を入れたこと」と聞かれて思いつくエピソードを自由に書き出すことから始めてみてください。

実績だけではなく過程を伝える

大会結果やボランティアの結果のような実績だけではなく、どのように努力したのか過程を伝えましょう。企業が「学生時代に力を入れたこと」を聞く理由は、「課題に対して向き合う姿勢」を知りたいからです。

たとえば「TOEICの点数を400点あげる」という課題に対して、「1日8時間勉強時間を確保する」人もいれば、「電車の中などの隙間時間を見つけて効率良く勉強する」人など、実際の行動は異なってきます。行動によって、アピールできるスキルも変わってくるはずです。

人柄をアピールできるように、実績よりも過程に注目してアピールを考えましょう

企業の求める人物像に合った強みをアピールする

アピールする強みやスキルについては、企業の求める人物像に合うものにしましょう。企業で活かせる強みをアピールした方が、評価されます。

たとえば、営業職を募集している企業であれば、「行動力」「積極性」「粘り強さ」などが評価されるでしょう。しかし、営業職で「チームワーク」をアピールしても、チームで営業活動を行っていなければ評価にはつながりません。

企業に評価されるためには、入社後に活躍できそうかイメージさせるのが重要です。企業の求める人物像を理解し、求められている能力をアピールしましょう。

企業の求める人物像を調べるためには、企業研究が重要です。企業研究の進め方については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。

具体的な数字を使う

具体的な数字を使い、説得力を持たせるのもテクニックです。できるだけ具体的な表現ができるように工夫しましょう。

たとえば、「アルバイトで売上アップに貢献しました」よりも、「10%の売上アップに貢献しました」の方が具体的でイメージしやすくなります。また、「英語の勉強を続けました」よりも、「3年間、英語の勉強を続けました」の方がわかりやすいでしょう。

数字で表現できる部分は、明確にしておくのが伝え方のポイントです。より具体的に表現できるように、言い回しを工夫しましょう。

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「学生時代に力を入れたこと」を伝える際の注意点

「学生時代に力を入れたこと」を伝える場合、エピソードを複数入れたり、嘘をついたりするのはNGです。ここでは、アピール時の注意点を紹介します。

エピソードは1つに絞る

「学生時代に力を入れたこと」で伝えるエピソードは、1つに絞ることが大切です。複数の話を盛り込むと内容が散漫になり、伝えたいポイントがぼやけてしまいます。たとえば、多くの話を詰め込み過ぎると、採用担当者に「結局何が一番伝えたいのか」が伝わりにくくなるでしょう。

そのため、自分の強みやスキルを最もよく表せるエピソードを厳選し、それに集中して話すことがポイント。なお、ほかの経験は志望動機や自己PRなど、別の場面で使うことも効果的です。

エピソードの誇張や嘘はつかない

就活でエピソードを誇張したり、嘘をついたりするのは絶対に避けるべきです。面接では内容を深掘りされることが多く、嘘や誇張は簡単に見抜かれてしまいます。もし話が噛み合わなければ、「信用できない人」という印象を与えてしまい、選考に悪影響をおよぼすでしょう。

たとえ小さな実績でも、自分の言葉で正直に伝えることで、誠実さや一貫性が評価されることもあります。逆に、派手な成果を装っても、それが事実でなければ信頼は得られません。

就活で嘘をつくのがNGな理由については「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」も参考にしてください。

自慢話にならないようにする

学生時代に力を入れたことは、自慢話で終わらず「何を学び、どう成長したか」をしっかり伝えることが重要です。ただ結果や経歴を並べるだけでは、採用担当者があなたの強みや人柄を理解できません。

たとえば、優秀な学校を卒業したことや資格取得は、履歴書や経歴欄でアピール済みの情報です。これを繰り返しても差別化にはつながりません。面接官が知りたいのは、結果の裏にある「頑張った過程」や「そこから得た気づき・学び」です。

そのため、「なぜその活動に取り組んだのか」「どんな困難を乗り越えたか」「それによって自分がどう変わったか」を具体的に伝えることがポイントといえます。最後に必ず、内容が自慢話で終わっていないかをチェックし、学びや成長を示す言葉を入れるようにしましょう。

悪印象につながるエピソードは避ける

採用担当者に悪印象を与える可能性があるエピソードは、就活で使うべきではありません。話の内容によっては「信頼できない人だ」と判断されてしまうリスクがあります。

たとえば、ギャンブルや違法行為を連想させるような話題は、たとえ本人に悪気がなくても、企業の倫理観や採用基準に合わず、不採用の原因になることも。

「学生時代に力を入れたこと」は、あなたの価値観や人柄を表す大切な材料です。だからこそ、安心感や信頼感を与えられるエピソードを選びましょう。

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「学生時代に力を入れたこと」の参考にできる例文

ここでは、「学生時代に力を入れたこと」を考える際の参考になる例文を2つ紹介します。アルバイトと勉強のエピソードになるので、それぞれチェックしてください。

アルバイトのエピソードを伝える場合の例文

私が学生時代に力を入れたことは飲食店でのアルバイトです。勤務していたお店は関東エリアで顧客満足度が50店舗中45位と低く、お客さまからのクレームが多いという問題がありました。

満足度が低いのは、マニュアルがなく、接客が属人化していることが原因だと考え、バイトリーダーだった私はマニュアル作成を行いました。

具体的には、接客が上手い社員にそれぞれのポジションで意識していることをヒアリングしたり、実際のお客さまからの声を確認し改善策を考えたりしました。また、できたマニュアルをスタッフ全員で読み合わせる会を月に一度開催し、全員の意識統一を図りました。

その結果、半年後の顧客満足度調査では3位を受賞し、大幅に改善することができました。
この経験から、大きな問題に直面したとしても諦めず、自分のできることを探し取り組む大切さを学びました。貴社に入社した際には、粘り強さを武器に、どんなに難しいことでも果敢に挑戦していきます。

勉強のエピソードを伝える場合の例文

私が学生時代に力を入れたことはTOEICの勉強です。1年生のときに短期留学に行ったものの、英語が話せず悔しい思いをし、スムーズに英語でコミュニケーションをとることができるようになりたいと思ったのがきっかけです。

勉強にむけては、アルバイトや大学の講義もあったため勉強時間を多く確保できず、効率よく勉強を行うことが課題でした。勉強時間を確保するために、行ったことは3つあります。

1つ目は、毎日大学やアルバイト先に向かう30分の電車の中では必ず単語帳を読み、語彙力を上げるようにしました。

2つ目は、週に2本海外の映画を字幕で観るようにし、リスニング力を鍛えました。

3つ目はとにかく実践を積みました。大学内の留学生とのコミュニケーションスペースに週に1度通い、学んだことを実際に話してコミュニケーションをとることができるか確認していました。

この勉強を1年続け、TOEICの点数を550点から820点まで上げることができました。この経験から、高い目標を掲げ、こつこつ計画的に取り組む力を得ることができました。貴社ではさまざまな資格をとることができるため、継続力を活かし多くの知識を吸収し、お客さまや貴社に貢献していきます。

「学生時代に力を入れたこと」の例文については「ガクチカとは?評価される書き方や例文18選を紹介!」も参考にしてください。ただし、例文をそのまま使うのではなく、自分のエピソードに変えてアピールするようにしましょう

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「学生時代に力を入れたこと」が思いつかないとき

「学生時代に力を入れたこと」が見つからない場合は、自己分析を行ったり、周囲に聞いてみたりするのがおすすめです。エピソードを見つけるためにできる、3つの方法を紹介するので実践してみてください。

自己分析や自分史で過去の経験を振り返る

エピソードが見つからない場合、自己分析や自分史を行って探してみましょう。過去の経験を振り返れば、アピールできる内容が見つかります。

特に、自身の意志で始めたことや、ささいなことでもやり遂げたものは印象的なエピソードとなるでしょう。まずは思い出せる出来事をすべて書き出してみてください。

そして、書き出した経験から、ガクチカになるエピソードを見つけましょう。「習い事を10年続けてきた」「毎朝30分のジョギングを日課にしている」などのエピソードでも書き方次第ではアピールできます。

自己分析や自分史については「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」や「自分史の書き方はどうすればいい?テンプレートの例やまとめ方を解説」もチェックしましょう。

企業の求める強みを発揮した経験を探す

企業が求める人材像や強みから逆算してエピソードを選ぶと、より効果的に自分をアピールできます。企業が求める能力を持っていることを証明できれば、採用担当者に「この人は自社に合っている」と思ってもらえるためです。

エピソードがなかなか決められない場合は、話したい内容が多過ぎて整理できていないケースもあります。そのようなときは、まず「この企業はどんな人物を求めているのか?」を確認し、その強みが発揮された経験を振り返ると、自然と絞り込めるようになるでしょう

友人や家族に聞いてみる

学生時代に力を入れたことのヒントが見つからないときは、家族や友人に聞いてみるのがおすすめです。自分では当たり前と思っていることが、他人から見ると立派なアピールポイントになっている場合があります。

特に、自己評価が低過ぎたり、毎日の習慣が「努力」として意識されていなかったりするケースでは、他己分析が有効です。たとえば、「いつも時間を守っている」「責任感が強い」「誰にでも気配りができる」といった普段の行動が、立派なガクチカの材料になることもあります。

周囲の人に「私ってどんなときに頑張ってた?」「印象に残ってる行動ある?」と気軽に聞いてみることで、思いがけない強みや経験が見つかるかもしれません。

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学生時代に力を入れたことをうまく伝えたいあなたへ

「学生時代に力を入れたこと」を聞く企業は多く、アピールのチャンスです。自分の人柄や考え方を伝え、企業が求める人物であることを認識してもらいましょう。

しかし、「学生時代に力を入れたこと」をどのように伝えるか、どのエピソードを使うか迷う人も多いはず。その場合は、ぜひキャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、あなただけのアドバイザーが、マンツーマンでサポート。過去を振り返り、アピールできるエピソードがないか一緒に探します。

就活を有利に、効率的に進めるためには、就活エージェントのサポートが重要です。より自分をアピールするためにも、キャリアチケットに登録してサポートを受けてみましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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