就活が怖い・できないと感じる原因とは?自信をつける方法も解説

このページのまとめ

  • 自分に自信がない人は「就活が怖い」「できない」と思う傾向がある
  • 面接が苦手で「就活が怖い」「できない」と感じる人は多い
  • 自信を取り戻すには、自己分析で長所を見つけるのがおすすめ
  • 「就活が怖い」「できない」ときは、身近な人に相談して話を聞いてもらおう
  • 実践を積んで本番慣れすれば、就活への怖さが和らぐ可能性がある

就活が怖い・できないと感じる原因とは?自信をつける方法も解説のイメージ

「就活が怖い」「できない」と感じる人は多いでしょう。
原因は「面接が怖い」「結果待ちが怖い」など、人それぞれかと思います。
就活への怖さを克服するには、自信を取り戻すことが大切です。ネガティブ思考をポジティブに変え
れば、モチベーション高く内定を目指せるでしょう。
このコラムでは、就活が怖い原因や陥りやすい失敗、効果的な対策について解説します。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

25卒の就活について相談したい

 

「就活恐怖症」とは?

就活恐怖症とは、就活に恐怖を感じてやめたいと思う状態のこと。「就活恐怖症」という造語が生まれるほど、多くの就活生が「就活が怖い」「できない」と感じています。
人によっては眠れなくなったり、食欲がなくなったりすることも。特に人と接することに苦手意識がある人や、失敗を恐れる人に多い傾向があります。
就活恐怖症は、克服しない限り続くのが一般的です。自分の気持ちを見つめ直し、一刻も早い解決をおすすめします。

▼関連記事
「就活できない」と感じる原因は5つ!柔軟に対処するのが成功のコツ
 

 

25卒の就活について相談したい

 

自信がない人は「就活が怖い」「できない」と思いがち

「就活が怖い」と感じる人は、根本的な自信を失くしている可能性があります。「自分に長所はない」「明るい未来なんてない」と思い込み、「就活できない」と感じる人は多いようです。過去のネガティブな出来事が原因で、自信が持てない人もいるでしょう。
自信がないと人からの評価が気になり、「自分を否定されたくない」と就活を避ける傾向があります。

未知の経験を「怖い」と思うのは当然のこと

就活は多くの学生にとって初めての経験なので、「怖い」と感じるのは当然でしょう。人は未知の出来事に警戒し、恐怖を感じる生き物だからです。「怖い」と思うのは自然な反応なので、「自分はダメだ」と否定することはありません。
ただし、就活準備をしてある程度イメージできていれば、恐怖が和らぐ傾向にあります。「就活できない」と感じる背景には、準備不足も考えられるでしょう。

▼関連記事
「就活が怖い」と感じて動けないのはなぜ?原因と対処法をご紹介
 

 

25卒の就活について相談したい

 

就活が「怖い」「できない」と感じる7つの原因

「就活が怖い」「できない」と感じるのは明確な原因があります。
下記で、考えられる主な原因を確認しておきましょう。

1.企業説明会に行くのが怖い

企業説明会は多くの就活生が集まるため、「怖い」と感じる人が多いようです。「話についていけるだろうか」「ほかの就活生に馬鹿にされないか」などと不安に駆られ、説明に集中できないことも。
周囲の学生が優秀に見え、その場にいるのがつらくなることもあるでしょう。

2.面接を受けるのが怖い

「相手からどう思われるか」が気になる人は、面接が怖いと感じる傾向があります。
面接はピリピリした雰囲気の中、社会人と差し向かいで話すのが一般的です。コミュニケーションが苦手な人や緊張しやすい人は、プレッシャーを感じやすくなるでしょう。
面接で萎縮してしまい不採用が続くと、「やっぱり自分はダメだ」と自己否定に陥る恐れも。
また、グループディスカッションで話についていけなかったり、空気を乱したりした経験があると、「もう就活できない」と思うこともあるでしょう。

3.採用結果が出るのが怖い

合否の結果が出るまでには時間がかかるため、「待ち時間が怖い」と感じる人も多いようです。「落ちていたらどうしよう」と不安に駆られると、ほかのことに手がつかなくなる場合も。「面接でうまく答えられなかった」「どうしてあんなことを言ったのか」などと考えていると、自信を失う悪循環に陥る恐れがあります。

4.やりたい仕事が見つからなくて怖い

自分がやりたい仕事が分かっていないと、未来の方向性が分からず「就活が怖い」と感じる傾向があります。就職したい企業が見つからず、「自分は社会で働けないのでは?」と不安に思う人も多いでしょう。漠然として不安が原因で、「就活できない」状態に陥る人も一定数います。

5.親の期待が怖い

親の期待がプレッシャーとなり、「就活が怖い」と感じる人もいるでしょう。親によっては「有名企業に入ってほしい」「〇〇職についてほしい」などと子どもに過度な期待を掛けることも。
「期待に応えなくては」「落ちたらどうしよう」と自分を追い込んでいると、「就活できない」と感じる原因になり得ます。

6.社会人になるのが怖い

社会人になることに明るいイメージが持てない人は、就活が怖いと感じやすくなります。「社会人は自由な時間がない」「責任が重い」と考えていると、学生生活との落差に恐怖を感じることも。特に社会人と話した経験が少なく、思い込みに捉われている人は要注意です。

7.ブラック企業に入社しないか怖い

「ブラック企業に入社したらどうしよう」と不安に思い、「就活できない」と感じる人もいます。
「自分が受ける企業はブラック企業ではないか」が気になり、エントリーに迷うこともあるでしょう。疑心暗鬼になってしまい、就活するのが怖いと感じる人は多いようです。

▼関連記事
ブラック企業の見分け方とは?その特徴と対応策
 

 

25卒の就活について相談したい

 

就活が怖い人が陥りやすい5つの失敗

就活が怖いと感じる人は、失敗を繰り返し自信を失くす傾向があります。
同じ失敗をしていないか、下記で確認しておきましょう。

1.自分が知っている業界や企業だけ受ける

自分が知っている業界や企業だけを受けていると、不採用が続く恐れがあります。「社名を知っているから」「この企業の商品が好きだから」といった理由でエントリーしている人は要注意です。自分が好きな企業だからといって、相性が良いとは限りません。
「どんな仕事に関わりたいか」「仕事でどう貢献できるか」が説明できないと、評価されにくいでしょう。

2.対策しないまま選考に参加する

対策しないままいきなり選考に参加するのは危険です。履歴書やESの書き方が間違っていると、評価を下げる原因になり得ます。対策しないままSPIを受けて、筆記試験で落ちる人もいるでしょう。
特に、大学3年3月の解禁と同時に就活をスタートさせた人は、ESの作成や面接といった予定に追われ、対策する時間が取れない傾向があります。

3.仕事に対するイメージが漠然としている

仕事に対するイメージが漠然としており非現実的だと、就活がうまくいかない原因になります。
「残業なしでやりたいことができて、休みも取りやすい仕事が良い」と思っていると、条件に合う企業はなかなか見つからないでしょう。結果として「自分に合う企業はない」と思い込み、将来を悲観することも考えられます。

4.不採用に落ち込み行動量が減る

「不合格=人格を否定された」と思い込むと、「もう傷つきたくない」という気持ちから就活を避ける傾向があります。採用の可否と自分の人格を切り離して考えられない人は要注意です。行動量が減れば内定も遠のくため、就活がうまくいかなくなることも。
行動できない自分を恥じ、「自分は一生就職できない」と落ち込むループに入る人もいるでしょう。

5.面接でうまく答えられずトラウマになる

面接でうまく答えられないと、失敗がトラウマとなり就活が怖くなることも。面接官から考えの甘さを指摘され、傷ついた経験がある人は多いようです。想定外の質問にパニックになったり、答えが浮かばず黙ってしまったりすることもあるでしょう。本音と建て前を使い分けられず、正直に答えて評価を下げることもあり得ます。
いずれにせよ準備不足の人が陥りやすいミスなので、対策が必須です。

▼関連記事
面接が怖いときの原因と対策とは?行きたくないときの対処法も解説
 

 

25卒の就活について相談したい

 

「就活が怖い」「できない」人が取るべき8つの対策

自分の長所を理解したり、身近な人に相談したりすれば、就活に対する怖さが薄れる傾向にあります。
下記で、就活が怖いときに取るべき対策を確認しておきましょう。

1.自己分析で自分の強みを理解する

自己分析で自分の強みを理解すると、自信につながる傾向にあります。「自分ができること」「やりがいを感じること」を理解することで、やりたい仕事が見つかるメリットも。やりたい仕事をもとに「今やるべきこと」を逆算すれば、目的意識を持って就活に取り組めるでしょう。

2.選考を受ける前に対策を徹底する

選考対策を徹底すれば、自信を持って本番に臨める可能性があります。
取り組むべき主なポイントは下記のとおりです。

・履歴書やESの書き方を学ぶ
・過去問を繰り返し解き筆記試験に備える
・志望業界の規模や動向、将来性などを調べる
・応募先企業の業務内容やビジョンを把握しておく
・自分の長所とマッチする希望職種を見つける
・模擬面接で質疑応答の練習をする

志望企業のことはもちろん、自分自身をよく知ることが自信をつけるポイントです。

3.身近な人に相談してアドバイスをもらう

家族や友人、先輩など身近な人に相談して、アドバイスをもらうのもおすすめです。話を聞いてもらうことで、就活に対する不安が和らぐ可能性があります。模擬面接やESの添削をお願いして、客観的な意見をもらうのも良いでしょう。
「自分はどんな人間か」と質問することで、自分では分からなかった長所に気づくことも。人の話を聞くことで意識が変わり、就活が楽しくなる可能性もあります。

4.実践を積み経験値を増やす

本やWebサイトの知識だけでは実力がつかないので、実践を積んで経験値を増やしましょう。
第一志望を受ける前に選考慣れしておけば、本来の力を発揮しやすくなります。不合格が続いたときは落ちた原因を反省するのが大切です。「同じ失敗は繰り返さない」という決意があれば、就活に対する怖さは薄れるでしょう。

5.面接官も自分と同じ人間と捉える

面接官は学生を品定めする機械ではなく、自分と同じように泣いたり笑ったりする人間です。「完璧な受け答えをしなくては」と気負わず、面接官との対話を意識しましょう。
また、「一方的に審査されるのではなく、自分も審査する人間」と考えるのもおすすめ。「企業側との相性をチェックしてみよう」くらいの気持ちがあると、余裕を持って面接に臨めるでしょう。

6.大学のキャリアセンターを利用する

大学のキャリアセンターを利用して、就活相談に乗ってもらうのもおすすめです。キャリアセンターは生徒の就活を支援する場なので、親身になってくれる傾向にあります。就活に関するイベントやセミナーを開催することも多く、利用することで知識が深まるでしょう。

7.就職エージェントを利用する

効率良く内定を目指したい方は、就職エージェントを利用すると良いでしょう。
就職エージェントとは、プロのアドバイザーが内定に向けてサポートしてくれるサービスのこと。プロの視点でESの添削や模擬面接を受けられるため、課題が分かりやすいのがメリットです。
また、自己分析のサポートを受けられるため、やりたいことが分からない人でも安心して利用できます。

8.発想を転換する

ネガティブ思考はポジティブに変え、発想を転換しましょう。
発想の転換方法は下記のとおりです。

・面接で失敗しそうで怖い→未来に不安を感じるのは当然、今できる対策をしておこう
・自分だけ内定が出なくて怖い→人によってテンポは違う、自分のペースを大事にしよう
・就職できる気がしなくて怖い→自分に合う企業に出会えていないだけ、諦めずに就活しよう
・自分に価値がないようで怖い→「不採用=駄目な人間」ではない、自分の長所を考えよう

ポジティブに意識を変えることで、モチベーション高く就活を続けられるでしょう。

▼関連記事
就活成功のコツって?就職できない人の特徴

 

25卒の就活について相談したい

 

 就活ができない、怖いと思う方へのキャリアアドバイザーのアドバイス

就職活動は誰にとっても初めての経験。未知の領域に挑戦するで大半の人は少なからず恐怖や不安を抱いています。就活に対して「怖い」「無理」と感じているのは自分だけじゃないと考えましょう。

就活ができない怖いと感じる場合には以下のような原因が考えられます。

1.説明会に行くのが怖い
説明会に行くのが怖いと感じたときは、説明会の内容や参加者について考えてみましょう。
説明会は「多くの優秀そうに見える就活生が集まる場所」と捉えがちですが、ほとんどの参加者は自分と同じ就活が初めての人。みんな自分と同じように少なからず不安を抱いていると考えれば、不安も軽減されるのではないでしょうか。また、説明会では自分が発言する機会はあまりないので心配せず、「まずは就活の雰囲気をつかむ」という気持ちで参加してみてくださいね。

2.面接が怖い
面接が怖いときは、事前の準備を「これでもかというほど」十分に行うのをお勧めします。自己理解、企業理解を十分にした上でこの企業が自分と合っていると胸を張って言えるくらいに準備をしていけば、むしろ面接が楽しみになってくるはず。

3.不合格が怖い
選考に落ちてしまうのが怖い、という方は多いですが、面接に落ちる=学生に問題があるというわけではないので安心してください。面接に落ちてしまう時は企業が求めいている学生の像と学生が持っているものがズレているだけ。学生さん1人1人に素晴らしい長所、強みが必ずあります。それを求めてくれる企業を見つけられるといいですね。

最後に、周囲からの評価が怖い人に向けて。
就活を進める中で周囲からいろいろ言われることもあるでしょう。しかし、決めた就職先で働くのは自分です。評価をしている友達や親御さんが働くわけではないので、自分がいいと思った道に自信を持って進んでくださいね。

25卒の就活について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。