SPIの内容は?複数ある受検方法による違いを解説!

就活のなかでも、対策本などを用意している方の多いSPI。 試験のようなもの、と認識している方もいると思いますが、詳しい内容はご存知ですか? 当コラムでは、SPIの内容や受検方法の違いについて解説。 受検方法の違いを知って、SPI受検を有利に進めましょう!

目次
 

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SPIの内容とは?

SPIとは、「Synthetic Personality Inventory」の略で、日本語では総合適性検査と訳すことのできるテストです。
多くの企業の選考で使用されており、能力検査と性格検査に分類されます。

能力検査は、働く上で必要になる基礎的な能力を測るために実施され、「言語分野」と「非言語分野」の種類があります。
問題を通して「問われていることは何か」を正しく理解しているか、どのようなプロセスで答えを出すか、効果的かつ効率的に処理できるか、といった能力を見られるようです。
企業によっては言語分野として英語の問題を出題するケースも。

性格検査は、日頃の考えや行動など、受検者に対する多角的な質問から、受検者がどんな人間なのか、どのような仕事に向いているかなどを見るために実施されます。

いずれも、学生を理解するためや、入社後の配属先のために活用されることが多いようです。
また、企業によって能力検査の合否の基準が違ったり、受検者本人はテスト結果を見れないため、「◯点以上なら合格」などの明確な基準も分からないのがSPIです。

SPIテストの特徴については「【SPI試験】テストの特徴と時間切れを防ぐための解答のコツ」も参考にしてください。

 

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SPIの受検方法

まず、SPIの開発を行うリクルートキャリア社が用意した会場のパソコンを使用して受検する「テストセンター」。
選考を受ける企業から受験期間を指定され、その期間内にテストセンターの予約を取って受検をする方法です。

テストセンターの次に多くの企業に利用されているのが「webテスティング」です。
インターネット環境に接続できるパソコンからの受検方法で、企業から指定された受検期間内に、自宅や学校など、自分の都合の良い時間に好きな場所で受検できるのがメリットといえるでしょう。

応募先の企業が用意した会場でマークシートを使用して回答する「ペーパーテスト方式」や、応募企業内のパソコンで回答する「インハウスCBT」という受検方法もあります。

ペーパーテスト方式を除いた受検方法ではパソコンを使用するため、パソコンの操作に慣れておく必要があるでしょう。
webテストの体験版などもあるため、あらかじめ体験することが大切です。

SPIの受験方法については「SPIの受検方法はどうする?申し込みの流れや当日の受け方を解説」も参考にしてください。

 

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受検方法による違い

SPIをテストセンターで受検する際は、原則として筆記具の持ち込みは不可となっています。
筆記用具やメモ用紙は、会場で貸し出されるものを使うのが規則です。

さらに、テストセンターや企業内でのペーパーテストの場合、電卓の持ち込みも不可。
筆算をしながら計算問題に回答する必要がありますが、webテスティングの場合は電卓の使用が認められています。

一番の違いとして、受検方法によって出題範囲が変わることが挙げられるでしょう。
ペーパーテスト方式では、受検者全員が同じ問題を配布されますが、パソコンを使用した受検の場合は、受検者の回答に合わせて出題内容・出題数が変化します。
そのため、同じ時間に、同じ場所で受検をしていても、問題数に違いが出ることも。

さらに、ペーパーテスト方式では「全体で◯◯分」といった時間制限に対して、パソコン受検では「1問に対して◯分」と、1問ごとに制限時間があります。
制限時間内に回答できなければ次の問題に移動してしまい、前の問題には戻ることができないため注意が必要です。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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