このページのまとめ
- ガクチカでアルバイト経験を伝えるのはアピールになる
- 企業はガクチカでのアルバイト経験を通して考え方や企業とのマッチ度を見ている
- ガクチカでアルバイト経験を伝える際はエピソードを1つに絞る
「ガクチカでアルバイト経験って大丈夫?」「話せる内容が思いつかない」などと悩みを抱える就活生もいるでしょう。ガクチカで何を伝えるかは悩みやすく、内容を考えるのは大変です。
そこで、この記事ではガクチカを伝える際の構成や、アピールする際のポイントを解説しています。ガクチカを通してどのような強みがアピールできるかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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- ガクチカではアルバイトのエピソードを話してもOK
- ガクチカを通して企業が判断している4つのポイント
- 1.人柄や考え方
- 2.自社の社風とのマッチ度
- 3.物事に真剣に取り組む姿勢
- 4.課題解決能力
- ガクチカでアルバイト経験を伝える際の構成
- 1.結論
- 2.具体的なエピソード
- 3.得た経験や知識の仕事への活かし方
- ガクチカのアルバイト経験でアピールしやすい強み
- 協調性(チームワーク)
- 責任感
- 忍耐力
- 問題解決能力
- リーダーシップ
- 提案力
- コミュニケーション能力
- 臨機応変さ
- ガクチカでアルバイト経験を魅力的に伝えるポイント
- 伝えるエピソードは1つに絞る
- PREP法を使う
- アルバイト経験をどのように活かすか伝える
- 自分の価値観が伝わるようにする
- 数字を使って結果や実績を伝える
- 5W1Hを意識した具体的な内容にする
- ガクチカで伝えるアルバイト経験を選ぶコツ
- 長く続けたアルバイトにする
- 志望業界と関連のある仕事にする
- 成果や実績を残した仕事にする
- ガクチカでアルバイト経験をアピールする場合の注意点
- 世間的にいいイメージのない業種は避ける
- 短期間で辞めた仕事は避ける
- 専門用語は使わずにわかりやすく伝える
- 守秘義務を遵守する
- 虚偽の内容は伝えない
- やって当たり前のことをアピールしない
- 被りそうなエピソードは避ける
- 【業種別】ガクチカでアルバイト経験を伝える例文7選
- 飲食店(接客)の場合の例文
- 飲食店(キッチン)の場合の例文
- スーパー(品出し)の場合の例文
- スーパー(レジ打ち)の場合の例文
- コンビニの場合の例文
- カフェの場合の例文
- 塾講師の場合の例文
- アパレル販売員の場合の例文
- 軽作業アルバイトの場合の例文
- ガクチカでアルバイト経験をアピールして内定を獲得したいあなたへ
ガクチカではアルバイトのエピソードを話してもOK
ガクチカでは、アルバイトの経験を話しても問題ありません。アルバイト経験からはアピールできる内容が多いので、積極的に伝えるといいでしょう。
たとえば、仕事に対する姿勢や、お客さまやスタッフとのかかわり方を伝えれば、入社後にどのような対応ができるかをアピールできます。アルバイト経験と志望する仕事が似ている場合は、よりアピールにつながるでしょう。
また、ガクチカを伝える際は経験だけではなく、あなた自身の「考え方や価値観」も伝えるのがおすすめです。新卒採用はポテンシャルを見られている場合が多く、就活生が自社に合うかどうかが判断されています。
経験だけで評価されるわけではないので、あなたが仕事に対してどのように向き合っていたのか、成果を出すためにどのように考えていたのかなどを伝えてみてください。
ガクチカの書き方については「ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説」も参考にしてください。
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ガクチカを通して企業が判断している4つのポイント
企業はガクチカを通して、「人柄や考え方」「社風と合うか」「課題解決能力」などを確認しています。よりアピールを成功させるために、企業がガクチカで何を確認しているかを知っておきましょう。
ガクチカで見られているポイントについて詳しく解説するので、参考にしてください。
1.人柄や考え方
企業はガクチカを通して、あなたの人柄や考え方を見ています。学生時代の経験だけに注目しても、自社の雰囲気に合うかどうかはわからず、ミスマッチにつながるからです。
ミスマッチを避けるためにも、あなたならではの観点や、考え方をアピールするようにしてください。たとえば、アルバイトで意識していたポイントや、どのような姿勢で働いていたかなどを伝えるのが有効です。
また、企業はあなたのモチベーションについて知りたいと考えている場合もあります。アルバイト経験のなかで、「苦労した点」「失敗した点」「困難を乗り越えた経験」などを述べるのもアピールにつながるでしょう。
2.自社の社風とのマッチ度
ガクチカからは、企業の社風と合っているかも見られています。企業に評価されるためには、あなたが企業の求める人物像に合っているとアピールするのが大切です。
マッチ度が見られている理由は、企業に合わない人物は早期退職しやすいからです。企業は長く働いてほしいため、マッチ度を重視しています。
また、マッチ度が低いと従業員のモチベーションはあがらず、成果にも影響が出るでしょう。志望企業とマッチ度の高さをアピールするためにも、どのような人材を求めているかを知り、アピールにつなげてください。
企業がどのような人材を求めているかは、企業研究で調べます。企業研究の進め方については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
3.物事に真剣に取り組む姿勢
企業は、新卒社員に対して真剣に仕事に取り組む姿勢を求めています。就職活動において、学生時代の経験を通じてどれほど熱心に取り組めるかを示すことが重要です。特に、ガクチカを通じて、物事に対する真剣さや努力の度合いをアピールすることが有効です。
アルバイト経験は、その一例として挙げられます。学生でありながら社会に出て働き、対価として給料をもらう経験は、仕事に対する姿勢を具体的に示す絶好のエピソードです。
アルバイトを通じて、どれだけ真剣に業務に取り組み、課題解決に努めたかを具体的に伝えることで、面接官に良い印象を与えることができます。
例えば、アルバイト先での業務改善や売上向上に向けた取り組み、チームリーダーとしての経験などをアピールポイントとして活用すると良いでしょう。具体的なエピソードを交えて、真剣に向き合った結果として得られた成果や学びを強調することが大切です。
このように、アルバイト経験を通じて培った真剣な姿勢や取り組み方を示すことで、企業に対する信頼感や採用意欲を高めることができます。ガクチカを効果的に活用し、自分の強みを最大限にアピールしましょう。
4.課題解決能力
ガクチカでは、課題解決能力のアピールも大切です。仕事ではあなたがこれまでに経験してこなかった困難も発生しますが、その困難を乗り越えられる人材が求められています。
ガクチカでは、あなたが困難や課題に対し得てどのように向き合うかや、どのように解決をするかを伝えましょう。また、再現性を意識して、同じような状況に陥った場合でも、また乗り越えられそうだとイメージさせるのが重要です。
具体的なエピソードについては「「「ガクチカがない…」は勘違い!見つからない時の対処法や7つの例文を紹介」も参考にしてください。
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ガクチカでアルバイト経験を伝える際の構成
ガクチカでアルバイト経験を伝える場合は、「結論」「エピソード」「仕事への活かし方」の構成がおすすめです。採用担当者に伝わりやすい書き方なので、覚えておきましょう。
ここでは、ガクチカの構成について詳しく解説します。
1.結論
ガクチカでは、「私が学生時代に力を入れたことは△△です」のように結論から伝えましょう。結論から伝えるのは、あなたがこれから何について話すのかわかりやすくするためです。
結論から伝えない場合、話の要点がまとまらず、何を言いたいのかわかりにくくなります。いきなりエピソードから伝えないように気を付けましょう。
2.具体的なエピソード
ガクチカでは、エピソードをどのように伝えるかが重要です。アルバイトの内容だけではなく、自分が取り組んだ経験も伝えるようにしましょう。
特に効果的なアピールが、「成果を出したエピソード」と「課題を解決したエピソード」です。たとえば、「売り上げを出すために△△をした」「業務効率をあげるために△△をしたら効果的だった」のようなアピールは、入社後にもつながるいい内容でしょう。
また、「お客さまとのコミュニケーションに失敗していたが、笑顔で対応することを続けたらうまくいくようになった」「客数が少なくて悩んでいたアルバイト先で、SNS集客を行い客数を増やした」のように、課題に対してどのように対応したかのアピールも有効です。
あわせて、「なぜその課題に取り組んだのか」「なぜそのような対策をしたのか」のような考え方もアピールしましょう。成果だけではなく、過程も意識して伝えれば、評価されやすい内容になります。
3.得た経験や知識の仕事への活かし方
最後に、アルバイト経験を通して得たものを、仕事でどのように活かすかを伝えましょう。入社後に活躍するイメージを採用担当者に持ってもらうためです。
たとえば、「コミュニケーション能力を活かして、お客さま対応に活かします」「同僚とうまくコミュニケーションを取り、協力して成果を出せるように取り組みます」のようなアピールができるでしょう。
よりアピールするためには、志望先の仕事について調べておくのが大切です。「営業職だからコミュニケーション能力や主体性が活かせそう」「事務職だから正確性が評価されそう」などのように考え、アピール内容を選んでください。
ガクチカの書き方については「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)をESに書こう!エピソードの選び方も解説」も参考にしてください。オリジナルのエピソードを使い、印象に残るアピールをしましょう。
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ガクチカのアルバイト経験でアピールしやすい強み
ガクチカのアルバイト経験では、「協調性」「リーダーシップ」「コミュニケーション能力」などがアピールしやすい強みです。ここでは、ガクチカでおすすめの強みを紹介するので、どのような内容にするか考えている場合は参考にしてください。
協調性(チームワーク)
協調性やチームワークは、入社後も活かしやすい強みなのでおすすめです。同僚と協力した経験があれば、アピールするといいでしょう。
会社に勤めると、年齢や価値観、考え方の異なる人々と仕事を行います。どのような人でも柔軟に合わせ、協力して仕事に取り組める姿勢は重要です。アルバイトでも、同僚が年上だったり考え方が違ったりするなかで、協力した経験もあるはず。社会人になっても同じなので、アピールにつなげてみてください。
協調性のアピールについては「協調性を自己PRで伝えるコツは?アピールにつながる書き方や例文を解説」も参考にしてください。
責任感
責任をもって仕事を行うことも、社会人に必要とされる能力です。任された仕事を全力でやり遂げようとする姿勢は、評価されるでしょう。
責任感をアピールする場合は、アルバイトの立場でも責任をもってやり遂げた経験を伝えるようにしてください。任された仕事で成果を出せた経験があれば、さらなるアピールになるでしょう。
忍耐力
辛いことや大変なことがあっても諦めない、忍耐力もアピールできる強みです。社会人になるとアルバイトよりも大変な場面も多く、投げ出さない精神は重要です。
また、仕事には目立たなくても大切なものや、成果を出すためにコツコツと努力しなければならない場面もあります。継続して努力できる忍耐力をアピールすれば、結果を出すまで頑張れそうだと評価してもらえるでしょう。
問題解決能力
問題解決能力も、ガクチカでアピールしやすい強みです。課題があった際に、どのように向き合い、どのように解決したかをアピールしましょう。
仕事をしていると、困難や失敗の場面はよくあることです。その際、諦めるのではなく、どのように解決するかの姿勢が欠かせません。アルバイトであっても、失敗や課題が発生し、解決するために努力した経験があるはず。入社後も解決に向けて取り組めるとアピールできれば、採用担当者に評価してもらえます。
リーダーシップ
バイトリーダーなどを任されていた場合は、リーダーシップのアピールもおすすめです。社会人になってもチームで働く場合は多く、アピールにつながります。
リーダーシップをアピールする際は、どのようにリーダーシップをとったかを伝えましょう。周囲を引っ張るリーダーもいれば、周りを支えながら成果を出すリーダーもいます。どのような取り組みを行ったかを伝えれば、より評価されるでしょう。
提案力
同僚やお客さまに対する提案力も、アピールにおすすめです。提案力をアピールすれば、相手のニーズを聞き出す能力や、わかりやすく伝える能力もあると印象付けられます。
誰かに提案をするためには、何を必要としているのかを察する能力が欠かせません。うまくコミュニケーションをとり、話を聞ける人物だと評価されます。また、提案を通すためには、話す内容をうまくまとめ、わかりやすく伝える能力も欠かせません。提案力を伝えるだけで、聞く能力も話す能力もアピールできるので覚えておきましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も、社会人で評価されやすい能力です。仕事では、同僚やお客さま、取引先など、あらゆる場面でコミュニケーション能力が求められます。
コミュニケーション能力をアピールする場合は、どのようなコミュニケーション能力に自信があるかを伝えましょう。話す能力なのか、聞く能力なのか、プレゼンのような場面で伝える能力なのかなど、コミュニケーションといっても幅広いからです。
「相手の状況に合わせて対応できるコミュニケーション能力があります」「相手のニーズをうまく引き出すコミュニケーション能力があります」のように、具体的に伝えられれば、より評価されるでしょう。
臨機応変さ
臨機応変さのアピールも、ガクチカでは有効です。仕事ではイレギュラーな場面も多く、落ち着いて対応できるのは強みになるでしょう。
アルバイトでも、お客様の対応が必要になったり、トラブルが発生したりと臨機応変な対応が必要になった場面があるはず。その場合に、どのように考え、どのような対応をしたかを伝えれば、アピールになるのでおすすめです。
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ガクチカでアルバイト経験を魅力的に伝えるポイント
ここでは、ガクチカでのアルバイト経験をより魅力的にアピールするコツを紹介します。アルバイト経験をアピールする就活生は多いので、伝え方で差を付けましょう。
伝えるエピソードは1つに絞る
ガクチカで伝えるエピソードは1つに絞ってください。複数を紹介してしまうと、何をアピールしたいのかがわからなくなるからです。
また、伝える強みも1つに絞るようにしましょう。たくさんアピールしたい気持ちもわかりますが、伝えるエピソードや強みが増えるほど内容が複雑になるので気を付けてください。どんなエピソードがいいのだろう?と迷った場合については「就活の自己PRで強み・エピソードをアピール!10個の例文で書き方を解説」も参考にしてください。
PREP法を使う
わかりやすく伝えるために、PREP法を使うのもおすすめです。PREP法は文章校正の型であり、次のような流れを指します。
・Point:結論
・Reason:理由
・Exampl:具体例
・Point:結論
ガクチカの場合は、次のような構成にしてみましょう。
・結論:何に力を入れたのか
・理由:力を入れた理由
・具体例:どのように取り組んだか
・結論:取り組みで得た結果や評価
まず、最初の結論では「私が学生時代に力を入れたことはアルバイトです」のように結論から伝えます。次に、なぜアルバイトに力を入れたのかを述べましょう。「売上が下がっていたので回復させるために努力した」「仕事でミスをしてしまい、挽回したかった」などのような例が挙げられます。
具体例については、アルバイトのエピソードです。どのような行動をしたのか示し、数字を使って成果をアピールするのもいいでしょう。
最後の結論では、アルバイト経験を通して得たものや取り組みの結果を伝えます。「取り組みの結果、売上10%アップを達成した」のように成果をアピールするといいでしょう。また、「お客様対応でコミュニケーション能力が身についた」のように、得た強みをアピールするのも有効です。
アルバイト経験をどのように活かすか伝える
アルバイトで得た経験やスキルを仕事にどのように活かすかも伝えましょう。入社後の活躍をイメージしてもらうためです。
企業はガクチカを通して、「仕事で活躍できそうか」を見ています。ガクチカでアピールした内容と仕事に必要な能力がマッチしていれば、評価も高まるでしょう。「アルバイト経験で得た△△を活かし、△△の業務で活躍したいです」のようにアピールすれば、好印象を与えられます。
自分の価値観が伝わるようにする
あなたの魅力が伝わるように、価値観や考えを盛り込むようにしてください。仕事内容だけを伝えても、あなたなりのアピールにはなりません。
たとえば、「接客に力を入れ、常に笑顔でいるように努めました。」とアピールしても、ありきたりなエピソードです。就活のガクチカでは、「なぜ接客に力を入れたのか」「なぜ笑顔が大切だと思ったのか」という考えが評価されます。
採用担当者の印象に残るには、オリジナリティが大切です。自分なりの考えや価値観を盛り込み、ほかの就活生との差別化を図りましょう。
数字を使って結果や実績を伝える
わかりやすく伝えるために、数字を使うのもおすすめです。具体的には、次のような表現ができるでしょう。
・売り上げが10%上がった
・お客様アンケートで6ヶ月間、高評価を獲得した
・生徒のテスト成績が15点向上した
・アルバイト先の離職率が30%低下した
数字を使って表すと、その仕事をしたことがない人でも具体的な成果がイメージしやすくなります。また、実績だけでなく、アルバイト先の環境やスタッフの人数なども数字を用いて具体的に表すと、より伝わりやすいガクチカに仕上がるでしょう。
5W1Hを意識した具体的な内容にする
エピソードをわかりやすくするために、5W1Hを意識してください。5W1Hとは、以下の5つの英単語の頭文字をとった情報伝達のテクニックです。
・When:いつ
・Where:どこで
・Who:だれが
・What:何を
・Why:なぜ
・How:どのように
5W1Hを使えば、エピソードが伝えやすくなるので試してみましょう。採用担当者もアルバイトの情景がイメージしやすくなり、評価にもつながります。
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ガクチカで伝えるアルバイト経験を選ぶコツ
アルバイト経験が複数ある場合は、「志望業界と関連がある」「成果や実績がある」などの基準で伝える内容を選ぶのがおすすめです。ここでは、ガクチカで伝えるアルバイト経験を選ぶコツを解説します。
長く続けたアルバイトにする
ガクチカで伝えるアルバイトは、長く続けたものを選びましょう。勤務年数が長いと、入社後も長く働いてくれそうなイメージを与えられるからです。
また、長く続いたアルバイトほどエピソードも多く、企業の求める人材に合わせた強みをアピールしやすくなります。まじめさや継続性もアピールできるでしょう。
志望業界と関連のある仕事にする
志望業界と関連のあるアルバイトを選ぶのもおすすめです。入社後は即戦力として期待できるため、評価が上がりやすくなります。たとえば、飲食店やアパレルなどの接客業務は、企業や勤務先が異なっても仕事内容は大きく変わらないのが一般的。そのため、アルバイト経験を活かして活躍できます。
また、同じ仕事ではなくても、仕事内容が近ければ活躍できそうだと評価につながるでしょう。志望する業界や仕事内容と関連のあるアルバイトは、積極的にアピールしてください。
成果や実績を残した仕事にする
実績を残したアルバイト経験をアピールすれば、説得力が増します。具体的な数値でアピールできる成果があれば、積極的に選びましょう。
たとえば、次のような成果や実績は、アピールに効果的です。
・自分の行動や努力で売り上げが増加した
・アンケート内での顧客満足度が上昇した
・お店のSNSのフォロワー数が増加した
・アルバイトの離職率が下がった
成果や実績を書く際は、「売上が10%増加」「フォロワーが500人増加」のように、数字で示しましょう。「たくさん」「さまざま」などの抽象的な言葉は、避けるのがおすすめです。
ガクチカをエントリーシートでアルバイト経験を記載する場合は、「アルバイト経験をESでアピールする方法!文字数ごとの例文とともに解説」も参考にしてください。
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ガクチカでアルバイト経験をアピールする場合の注意点
ガクチカでの印象をよくするために、アピール時の注意点を解説します。
世間的にいいイメージのない業種は避ける
一般的にいいイメージのないアルバイトは避けましょう。次のような仕事は、いい印象を持たれにくいので気を付けてください。
・水商売
・キャッチ
・規則に反するアルバイト(高校時代の居酒屋バイトなど)
・ギャンブル関係(パチンコ店、雀荘など)
このようなアルバイトは、志望業界や志望先が事業として行っている場合を除いてマイナスに働いてしまうことも。できるだけ無難なアルバイトを選ぶのがおすすめです。
短期間で辞めた仕事は避ける
短期間で辞めてしまったアルバイト経験は、避けるのがおすすめです。「正社員として採用してもすぐにやめてしまう」「継続力がない」などの印象を持たれてしまうでしょう。
また、すぐにやめてしまった仕事の場合、面接で深掘りされた場合に受け答えができない可能性もあります。質問されても大丈夫なように、長く続けたアルバイトを選びましょう。ただし、1日だけの単発バイトや、短期契約のアルバイトのエピソードは活用しても問題ありません。しかし、アピールする内容を見つけるのが難しく、ガクチカには向かない場合もあります。基本的には長期で勤務し、学びを得た仕事を選ぶのがおすすめです。
専門用語は使わずにわかりやすく伝える
専門用語は使わずに、誰でもわかりやすい文章を意識しましょう。いいエピソードを紹介しても、専門用語が難しく、内容が伝わらないケースも考えられます。
たとえば、飲食店でアルバイトをしている場合、次のような用語は伝わりにくいので気を付けましょう。
・バッシング→食器を下げる
・リセット→バッシングと同様
・ダスター→テーブルの拭き掃除に使う布
・ラウンド→手が空いたとき、お客様のテーブルを回りサービスする業務
・トレンチ→お盆
専門用語が伝わらないと、話の内容がつかみにくかったり、スムーズな理解ができなかったりなどのデメリットがあります。相手に伝わるように話せていない、といった印象も与えてしまうので注意しましょう。
ガクチカは面接で伝える場合も多く、話し方が重要になります。面接で意識したい話し方については「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」も参考にしてください。
守秘義務を遵守する
エピソードを伝える際に、守秘義務は守りましょう。守秘義務とは、第三者に漏洩してはならない、業務上の情報です。
たとえば、企業ならではのレシピや、店舗の合併などが守秘義務に該当する場合も。企業によって違いますが、危うい情報は話さないようにしましょう。面接やエントリーシートで守秘義務に違反してしまうと、情報漏洩を行う人物だとみなされてしまいます。評価が悪くなるので、話してもいい内容なのかはしっかりと考えるようにしてください。
虚偽の内容は伝えない
ガクチカでは、自分の経験や成果を正確に伝えることが重要です。虚偽の情報を記載すると、面接で深掘りされたときに具体的な説明が難しくなり、信頼を失う可能性があります。実際に経験したことをありのまま伝えることで、信頼性が高まり、面接官にも誠実な人柄が伝わります。
例えば、アルバイトの経験を過大にアピールするために実際には達成していない売上目標を掲げたとします。面接官が詳細を尋ねた際に具体的なエピソードやデータが答えられないと、不信感を抱かれてしまうでしょう。
やって当たり前のことをアピールしない
アルバイトの経験をアピールする際、避けるべきは「任された仕事をしっかりこなした」といった当たり前のエピソードです。企業は、新卒社員に対して高い期待を持っており、基本的な業務を遂行することは当然のこととされています。
これをガクチカとして話してしまうと、「当たり前のことも頑張った」という印象を与えかねません。
例えば、「時間を守って行動した」や「1日も休まずアルバイトに行った」といったことも、社会人としては当然のことです。これらをアピールポイントとするのではなく、通常業務を超えた努力や工夫を具体的に伝えることが重要です。
被りそうなエピソードは避ける
アルバイト経験をガクチカとしてアピールする際、他の就活生と同じようなエピソードを避けることが重要です。多くの学生がアルバイト経験を話題にするため、一般的なエピソードでは埋もれてしまう可能性があります。
以下のような内容は、多くの学生が経験しているため、避けた方が良いでしょう。
・常に笑顔で接客しました
・コミュニケーション能力を身につけました
・お客様に満足してもらうための接客を心がけました
・忙しい中でもお店をスムーズに回しました
これらのエピソードは他の学生と被りやすく、特別感が薄れてしまいます。オリジナリティを持たせるためには、自分なりの目標設定や工夫した点を具体的に盛り込むことが大切です。
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【業種別】ガクチカでアルバイト経験を伝える例文7選
ここでは、ガクチカでアルバイトを経験を伝える際の例文を7つ紹介します。業種や仕事内容別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
飲食店(接客)の場合の例文
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋でのアルバイトです。接客業務に携わり、状況に応じて臨機応変に対応することの大切さを学びました。
私のアルバイト先は駅前のチェーン店であり、週末には50席規模の店内がいつも満席になっていました。そのため常時3〜4人体制で接客業務を行っていたのですが、ある時スタッフの1人が急な体調不良で欠勤してしまい、人手が足りない状況に陥ってしまいました。
このような状況では、「お客様にご迷惑をおかけしてしまう」と判断した私は、調理時間が短いメニューを中心に「本日のおすすめ」としてこちらからご提案する方法を実施しました。キッチンスタッフの調理時間を短縮し、接客業務のサポートに入ってもらうことで、なんとかその日の業務をノークレームで終えられました。
この経験からどれだけ困難な状況でも少しの機転と諦めない心があれば、状況を打破できると学びました。また、チームワークの大切さと普段からスタッフ内でコミュニケーションを取ることの重要さを再認識できたのも大きな気づきだと感じています。
入社後もまずはサポートしあい、困難を乗り越えられるチーム関係を築きたいと考えております。
飲食店(キッチン)の場合の例文
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店でのアルバイトです。キッチンでの仕事経験を通して、全体を見て優先順位を決めることの大切さを学びました。
アルバイトを始めたばかりの時期は何もわからず、先輩の指示を受けて言われるがままに仕事をしていました。しかし、複数の先輩から指示を受けたときに言われた順番とおりにやると余計に時間がかかったり、ミスをしたりすることが何度かありました。
そのため、「先輩はどんなタイミングで指示をするのか」「自分のした仕事がどこにつながるのか」を意識して、キッチンに入った注文を自分なりの優先順位を決めるようにしました。その結果、ミスも減り同じ時間にキッチンに立つ人から「一緒のシフトだと仕事がやりやすい」と言っていただくことができました。
私はこの経験から、広い視野を持って周囲の状況を判断する力を得ました。仕事でも自分で優先順位を決め判断していくことで、社内で円滑に業務が進められるような人材になれるよう邁進します。
スーパー(品出し)の場合の例文
私が学生時代に力を入れたことは、スーパーでのアルバイトです。なかでも品出し業務の効率化に尽力しました。
私の働いていたスーパーでは、お客さまが多いときに、一部の陳列棚がガラ空きの状態になることがよくありました。私はこの状況に対し、せっかくお客さまがたくさん来ている時間帯にガラ空きの陳列棚があるのはもったいないと思い、品出し業務の効率化に力を入れました。
そのためにまず、商品の売り場を正確に覚えることに徹しました。売り場を探しながら陳列することが何度もあり、効率が悪いと考えたからです。お米や調味料という大きなカテゴリーの位置だけでなく、それぞれの商品を記憶することで探す時間が省かれ、以前自分がこなしていた品出しの量を1.5倍に増やすことができました。
その結果、店長から「以前より売上が少し伸びている。品出しを頑張ってくれているからだ」と言っていただくことができました。この経験を活かして、自身が改善したいと思った部分に尽力し、効率のいい仕事ができる社会人を目指します。
スーパー(レジ打ち)の場合の例文
私が学生時代に力を入れたことはスーパーでのアルバイトです。レジ打ちの業務改善に力を入れました。
私がレジ打ちをしていると、長い行列ができることが多くなっていました。待つ時間が長いとお客様に迷惑をかけてしまうと感じたことから、業務改善に力を入れました。
そのため、まずは自分から見てレジ打ちが早いと思った人に休憩時間や人が少ない時間帯を狙って「どうやってレジ業務をこなしているか」を聞きに行きました。レジ業務は機械を使い、マニュアルにならって仕事をしますが、人それぞれ確認の仕方やかごへの商品の入れ方などが少し違うことに気が付いたからです。
また、もともと設置してあるレジトレーが高い位置にあったため、お客さまに合わせて個別のトレーを差し出すなどの工夫もしました。このように参考にしたコツや気遣いの工夫をしたところ、素早くレジ打ちをできるようになり、行列を改善することができました。
この経験を活かして自身に足りない部分と向き合い、改善していくことで頼りがいのある人材となり会社に貢献できるよう目指します。
コンビニの場合の例文
私が学生時代に頑張ったことは、コンビニのアルバイトです。そこでは人の入れ替わりが早く、1年以上続くバイトの割合が少ないという課題がありました。
ある日、新人研修担当の先輩に相談してみると、「人が辞めるのが当たり前だから、マニュアルを渡して自分で覚えてもらっている」と言われました。これが原因で新人へのサポートが不足していると感じました。
そこで、新人研修のフローに作業ごとのテストを追加することを提案しました。簡単なテストですが、合格できないと研修担当の評価にも影響するため、サポートも以前より丁寧になりました。
研修担当の負担も増えることを懸念しましたが、どちらにも負担にならないように、効率的な研修方法を積極的に話し合い、改善策を見つけました。その結果、1年で5割の新人が辞めていたのが、2割程度に減少しました。この経験から、働く環境において周りや上司のサポートが大切だと学びました。
御社に入社した際も、周りとの協力やサポートを大切にし、円滑に業務を進めていきたいと思います。
カフェの場合の例文
私が学生時代に力を入れたことは、3年間続けたカフェのアルバイトです。その中でも力を入れたのが、マルチタスクを効率よく行うことです。
私が勤務していたカフェは、ホールの担当を2人でこなしていました。そのため、料理を提供しつつレジ業務をするなど一人で複数の仕事をしなくてはいけませんでした。
そこでマルチタスクを効率的にこなし、お客さまの待ち時間を減らそうと考えました。まず、もう一人のホール担当者と積極的にコミュニケーションを取ることから始めました。一人で淡々とこなすのではなく、「料理持っていきます」「レジ入ります」と声がけすることで、どの業務に手が回っていて、足りないところはどこか気づけるからです。
次に、目の前の仕事にすぐ飛びつくのではなく、全体を見てから取り組むことも心がけました。お客さまが退店したあと、すぐ片付け作業に入るのではなく次のお客さまを案内し、メニューを見ている際に片付けに入るなど、何に時間をあてるか先を考えながら行動しました。
その結果、席は空いているのに業務が追いつかずに案内できないという事態が減少し、スムーズに業務をこなすことができました。
この経験を活かし、コミュニケーションを取りながら複数の仕事でも広い視野を持って業務をこなし、会社で活躍できるよう精進します。
塾講師の場合の例文
私は塾講師のアルバイトで、生徒ひとりひとりに向き合い、相手の立場になって考えることに力を入れました。
塾講師としては生徒の点数を上げることが1番の目標です。そのためには生徒がどこにつまづいて、何が分からないのかを把握することが必要だと考えたからです。
まずは、自分が受け持っている生徒たちの立場になって考えることに注力しました。淡々と教えるのではなく、教えている最中に首をかしげていたり、手の止まっている生徒がいればその後に直接「さっきの説明で分からなかったことはない?」と聞きに行くなど、教えながら生徒の反応を見ることで生徒の抱えている疑問を解決していきました。
その結果、自身に質問をする生徒が増え、以前より生徒全員の平均点が20点ほど上がりました。この経験を活かして、お客さまの立場に立って考え、問題解決に尽力できるような社会人となれるよう邁進していきます。
アパレル販売員の場合の例文
私が学生時代に力を入れたことは、アパレルの販売員です。お客さまに合った提案をすることに力を入れました。
初めはお店に飾ってあるディスプレイの組み合わせやお店で一押しの商品を1番におすすめしていましたが、お客さまからの反応があまりよくありませんでした。
そこから、お客さまが手にとった商品とその人自身のファッションを観察し、これなら興味を持ってもらえるかもしれないという商品を自分で選び、おすすめをしました。その際には、お客さまの身につけているものに興味を示したり、共感したりすることで話すきっかけをつくるようにしました。
その結果、以前はすぐ受け流されていたお声がけも、試着室まで足を運んでくれるようになり、売上につなげることができました。この経験を活かして、お客さまひとりひとりに合った提案をして会社に貢献できるように尽力してまいります。
軽作業アルバイトの場合の例文
私が学生時代に頑張ったことは、軽作業のアルバイトです。特に梱包の仕事に従事し、その過程で効率的に作業を進める方法を模索しました。
最初は与えられた作業をこなすだけでしたが、次第に作業の効率を上げる方法を考えるようになりました。梱包する商品の種類や形状に応じて最適な順序を見つけるために、作業手順を見直しました。また、バイト仲間と協力して、各自の得意な部分を活かした分担をすることで、全体の作業効率を向上させました。
特に効果があったのは、作業手順を見直し、効率的な動きを導入したことです。この結果、一人で作業しているときと比べて、全体の作業時間を30%短縮することができました。
この経験から、単純作業であっても改善の余地があり、協力することで大きな成果を上げられると学びました。社会人になってからも、この経験を活かし、チームで協力しながら効率的に仕事を進めることで、業務の改善に貢献したいと考えています。
ガクチカをアピールする際に大切なことは、オリジナリティのあるエピソードを伝える点です。例文を丸写ししないように注意しましょう。就活のガクチカが無い時については「就活のガクチカがないときはどうする?聞かれる理由と例文を確認しよう」も参考にしてください。。書き方のコツを学び、オリジナルの文章を書きましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。