このページのまとめ
- 自己PRでは「何ができるか」を伝える
- 長所・短所では「どういう人間か」を伝える
- 強みや長所・短所を「入社後にどう活かせるか」アピールする
就活のためにエントリーシート作成に取り掛かったものの「自己PRと長所の違いが分からない」と不安を感じていませんか。
就活生が書類選考を通過するためには「自己PR」や「長所・短所」をうまくアピールしなければなりません。
この記事では、自己PRと長所の違いを例文とともに紹介しています。また、押さえるべきポイントも解説していますので、エントリーシート作成の参考にしてください。
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- 自己PRと長所・短所の違い
- 自己PRは「何ができるか」を伝える
- 長所・短所はあなたが「どういう人間か」を伝える
- 自己PRの書き方4ステップ
- ステップ①:経歴をもとにした「強み」を洗い出す
- ステップ②:企業に活かせそうな「強み」を選ぶ
- ステップ③:具体的なエピソードを伝える
- ステップ④:強みを業務にどういかせるか伝える
- 長所・短所の書き方4ステップ
- ステップ①:長所・短所を見つける
- ステップ②:志望する業種に適した長所を選ぶ
- ステップ③:短所を具体的な改善策や強みへつなげる
- ステップ④:入社後に長所や短所をどう生かすか伝える
- 業種別の例文紹介|面接で使える自己PRと長所・短所
- 自己PR「アルバイト経験」の例文
- 自己PR「学業・ゼミ経験」の例文
- 長所・短所の例文①
- 長所・短所の例文②
- 履歴書ではNG|自己PRと長所・短所
- NG①|自己PRと長所を両方聞かれた時に内容がかぶる
- NG②|社会人として「致命的」な短所を伝える
- NG③|自己PRと長所・短所に一貫性がない
- NG④|企業と関係のない自己PRや長所を伝える
- 履歴書や面接で長所・短所を聞く理由
- 長所を聞く理由は「自社とマッチするか」確認するため
- 短所を聞く理由は「改善できるか」を確認するため
- 長所・短所の見つけ方
- 家族や友人に聞いてみる
- 短所から長所に言い換える
- 今まで成し遂げたことの「理由」を考える
- 自己分析ツールを利用する
- 企業にアピールできる「強み」を見つけられないあなたへ
自己PRと長所・短所の違い
履歴書やエントリーシートには「自己PR」と「長所・短所」の欄があり、内容が似通ってしまうこともあるでしょう。面接で質問されることも多い項目のため、違いを把握しておくことが大切です。
それぞれの欄には、どのような内容を盛り込むべきか、分かりやすく解説します。
自己PRは「何ができるか」を伝える
自己PRとは、企業に対して自分の経験やスキルをアピールし、売り込むことです。簡単に言えば、自己PRでは「自分に何ができるのか」を伝えていきます。
ただし、できることなら何でもよいわけではなく、相手の立場に立って貢献できることは何かを考えることが大切です。
例えば、アルバイトリーダーになった経験があるなら、リーダーシップを重視するマネジメント職へのアピールになります。
今まで成し遂げたことやチャレンジしたことを思い返してみてください。習得したスキルや知識はないでしょうか。あなたの身につけた「強み」の中から、応募する企業のメリットになるものを選び抜いてアピールするのが自己PRなのです。
また、自己PRでの「強み」は転職のたびにアップデートすることをおすすめします。前職で得た経験やスキルによって「その時できること」は変化しているはずだからです。
履歴書でアピールできるスキルについては「履歴書でのスキルの書き方はどうする?アピールできる資格や例文を紹介!」でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
長所・短所はあなたが「どういう人間か」を伝える
長所・短所とは、あなたがもともと持っている性質の中で優れている点(長所)もしくは劣っている点(短所)を指します。
自己PRが後天的に身につけたスキルをアピールするのに対し、長所・短所で伝えるのは先天的な性格や気質など「人柄」の面です。
例えば「こだわりが強い」性格なら、商品開発をする業種へのアピールになるかもしれません。
ただし、もともと持っている性質は、客観的に判断するのが難しいこともあります。自分では気づきにくかったり、長所だと思っていた性質が短所だったりすることもあるでしょう。
客観的に見た自分の長所・短所を知っておけば、転職する際にも継続して利用できます。深掘りして把握しておくことが大切です。
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自己PRの書き方4ステップ
自己PRの作成方法をステップごとに解説します。
ステップ①:経歴をもとにした「強み」を洗い出す
自己PR作成で最初に行うことは自分の「強み」を明確にすることです。
今までの経験をリストアップし「そこで何を得たか」「何ができるようになったか」を洗い出しましょう。受験や部活動、アルバイトでの経験を振り返れば、そこで培ったスキルが見つかるはずです。
例えば、次のような経験が「強み」へと結びつきます。
・接客のアルバイトでお客様のニーズに気づき、商品の仕入れや陳列方法を提案をした。
→マーケティング力がある、提案力がある
・部活動でチームの弱点に気づき、効果的なトレーニング方法を全体で行った
→問題解決能力がある、リーダーシップが発揮できる
このように、ささいなことでも心に残っている経験をリストアップし、知識や経験につながらないか考えてみてください。
ステップ②:企業に活かせそうな「強み」を選ぶ
次に、洗い出したスキルの中から、希望している業種で活かせそうな「強み」を選び出します。
就活生に求める「強み」は、どの企業も同じではありません。業務に関わりのないスキルや経験は、内定獲得へのアピールにはつながらないでしょう。
そこで大切になるのが、自分自身をしっかり見つめ直し、アピールできるポイントを整理することです。さらに、企業研究をしっかり行い、企業が求める人物像を見極められるようにしておきます。
企業研究についてさらに詳しく知りたい人は「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事もおすすめです。
ステップ③:具体的なエピソードを伝える
続いて、選び出した「強み」に対して、具体的なエピソードを加えていきます。
具体的には、次の観点をもとにエピソードを組み立てるといでしょう。
・どのような活動を何のために行ったか
・問題にはどのように向き合って解決したのか
・どんな成果を得て何を学んだのか
例えば、「マネジメント力」や「問題解決能力」をアピールするなら、次のようなエピソードが考えられます。
アルバイトでお客様のクレームに対応した際、問題をしっかり捉え上司と連携して納得していただいた。また、同じことが起こらないように「引き継ぎノート」で、他のアルバイトメンバーと問題を共有した。
このように、より説得力のある自己PRにするには、具体的なエピソードが不可欠です。ステップ①と②で自分の経験をしっかり洗い出しておけば、エピソードの選定には苦労しないでしょう。
ステップ④:強みを業務にどういかせるか伝える
最後の締めくくりは「入社後、強みをどう生かすつもりなのか」という意思表明です。
入社後の展望を伝えることで、採用担当者もあなたが自社で活躍する姿をイメージできます。また、あなたがしっかりと企業研究を行っていることも伝わるでしょう。
例えば、あなたに「マネジメント力」があり、新規事業に取り組んでいる企業に志望するのであれば、次のように締めくくります。
私の培ったマネジメント力を活かし、新規事業の推進に貢献したいと考えています。
自己PRでは、自分の「強み」と「企業の特色」を結びつけることが重要です。そのためにも、事前に十分な「自己分析」と「企業分析」を行うことが欠かせません。
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長所・短所の書き方4ステップ
長所・短所の書き方も、基本的には自己PRと同じです。企業や業界の特色にマッチするあなたの性質を伝えていきます。
ただし、長所・短所の欄は、自己PRよりも狭いことがあります。エントリーシートの欄の大きさによって、それぞれのステップの量を調整してみてください。
ステップ①:長所・短所を見つける
まずは、自分の気質や性質の中から優れている点(長所)と劣っている点(短所)を見つけます。
履歴書やES(エントリーシート)によっては、長所の欄のみで短所の欄がないこともありますが、長所と短所のどちらも把握しておくのがおすすめです。
理由は次の2点です。
・長所と思っていても、実は短所であることがある(その逆もある)
・短所を伝えることで、長所に説得力を加えられる
長所だけの人間などいないことを、採用担当者もわかっています。あえて短所を伝えることで、自分自身を客観視できていることのアピールにもなるでしょう。また、長所そのものへの信頼性も高まります。
ステップ②:志望する業種に適した長所を選ぶ
次に、自分で長所だと思うものの中から、志望する業種にマッチしたものを選んでください。例えば、営業職を志望するのであれば「コミュニケーション力」や「共感力」といった長所が役立ちます。
長所を選ぶ場合にも、企業分析が重要です。志望する業種ではどのような性格や気質が好まれるのかリサーチしておきましょう。
長所にもエピソードを加えるのは効果的ですが、自己PRに比べて記入欄が狭いことがあります。その場合は省くことも可能です。
ステップ③:短所を具体的な改善策や強みへつなげる
長所だけを聞かれる場合にも、短所について触れることには一定の効果があります。理由は次のとおりです。
・自己分析を十分に行っている印象を与える
・自分を客観視できている印象を与える
・伝えている以上の短所はないような印象を与える
ただし、短所だけ書くと、マイナスのイメージだけを与えるため、自分なりに改善を加えていることを伝えます。
例えば、次のように伝えるのがおすすめです。
計画性がない(短所)
→スケジュール帳を使い、目標を立てる / 逆算して細かなタスクに分けて、スマホアプリで管理する
このように伝えることで、自分の弱みを客観的に捉え、改善しようとする姿勢を「強み」と判断される可能性もあります。
自分の短所をどのように言い伝えればよいかわからない人は「「自分の短所」を就活時の面接でポジティブに答える方法」の記事も参考にしてください。
ステップ④:入社後に長所や短所をどう生かすか伝える
業種にマッチした長所や短所を考えたら、入社後どのように生かせるかを考えましょう。
採用担当者が知りたいのは、あなたを採用する企業側のメリットです。あなたの持ち合わせている性質が、どのように業務に役立つのかを伝えるのが大切です。
例えばあなたの長所が「素直」なら「自分の欠点や間違いを素直に受け止めて、自己成長につなげられる」といった強みにつなげられるでしょう。未経験で知見のない業種へ応募する場合に、アピールできる強みとなります。
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業種別の例文紹介|面接で使える自己PRと長所・短所
経験別の自己PRと長所・短所の例文を紹介します。自分なりの自己PRや長所・短所を書く際の参考にしてください。
特別な経験が思い当たらず、何を書けばよいかわからない人は「特別な経験がなくても大丈夫!就活の自己PRの書き方」の記事も参考になります。
自己PR「アルバイト経験」の例文
私はどのような状況でも、自分にできることは何かを考え最大のパフォーマンスを発揮するために創意工夫することができます。
現在アルバイトをしている予備校での役割は、チューターとして大学受験生のサポートをすることです。そこで成し遂げたことは、生徒一人ひとりに合わせたサポートのためさまざまな取り組みをしたことです。
例えば、生徒の個人的な悩みや成績などの情報を記録し、約40名の生徒の課題や成長を可視化しフィードバックを行いました。その結果、多くの生徒からモチベーションが向上し、成績をあげることができたとの報告があり、達成感を得たのを覚えています。
私のこうした取り組みが評価され、70人のチューターの中から生徒が選ぶベストチューターに選ばれました。
貴社に入社させていただきましても、最大のパフォーマンスを発揮するために、創意工夫をこらし何ができるかを考え行動していく所存です。
自己PR「学業・ゼミ経験」の例文
私の強みは一つの目標を確実に達成できることです。目標に対して逆算し、計画を立てて実行することができます。
大学のゼミでは定期的に研究発表を行い、教授や他の学生による評価が行われています。私たちのグループの目標は、ゼミ内で一番の評価をとることでした。
私たちは、専門的な言葉を使わず分かりやすさを追求しました。難しすぎる言葉を使うと、教授からの評価を得られても他の学生からは評価されないと考えたためです。
また、細かなタスクと期限をグループ内で共有したのも有効な点であったと考えています。細かなタスクにしたことで心に余裕が生まれ、スケジュールを共有したことでお互いへの緊張感が生まれました。このことにより、ゼミ内で一番の評価を得ることができました。
このように、私は目標達成のために逆算して計画を立て努力することができる人間です。貴社でも任せられた業務は計画的に遂行し、確実に成し遂げることができると確信しております。
長所・短所の例文①
私の長所は、高いコミュニケーション能力で、他者との良好な関係が築けることです。
進学塾のアルバイトでは、持ち前のコミュニケーション能力で保護者と生徒のニーズを引き出し、最適な解決策を考え提供することで信頼関係を築きました。
しかし短所として、周囲に配慮しすぎるために、自分の意見を強く押し出せないところがあります。短所の改善のために努力していることは、相手の意見を受け入れつつも自分の意見を伝えることです。
貴社でご採用頂けました際には、お客さまや取引先とのコミュニケーションを通じて、良好な関係を築くことができます。また、会社の貢献のために必要なアイデアや意見をしっかり伝えていく所存です。
長所・短所の例文②
私の長所は「継続力」です。インターンで営業を経験し、移動時間中と出社時間を早めて訪問件数を増やしました。また、契約が取れない原因を業務後に分析し改善を繰り返しました。
このことにより、インターン生の中で「アポ獲得1位」を獲得することができました。
短所は計画性が乏しい所です。改善策として目標から逆算して計画を立て、予定帳やスマホのスケジュール機能を使って克服するよう努めています。
貴社に入社させていただきましたら、未経験のことでも継続して努力し信頼される人材になりたいと考えます。また、確実に与えられた任務を成し遂げられるよう、計画的に業務に当たっていく所存です。
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履歴書ではNG|自己PRと長所・短所
採用担当者にネガティブな印象を与えかねない、NGな自己PRや長所・短所の書き方と対処法を紹介します。作成した履歴書やESに当てはまっていないか確認しましょう。
NG①|自己PRと長所を両方聞かれた時に内容がかぶる
自己PRと長所の内容がかぶっていると、あなたの強みを採用担当者にうまくアピールできません。
自己PRでは、経験を通して身につけた知識やスキル、長所ではあなたの人柄を伝えるようにしましょう。
例えば、長所が「継続力」とするなら、継続によって身につけた「問題解決能力」や「マネジメント力」などが自己PRでの「強み」になります。
NG②|社会人として「致命的」な短所を伝える
長所と短所はうまく伝えれば内定獲得に効果的ですが、社会人としてあってはならない短所を伝えないように気をつけてください。
例えば、次のような短所を伝えるのはNGです。
・嘘をつく
・約束を守れない
・遅刻をする
・お金にだらしがない
このような人材を採用してしまえば、損害を被りかねません。企業としてもリスクを避けたいのは当然ですから、不採用にされる可能性は高いでしょう。
面接や履歴書で短所を伝えるときは「倫理的に問題のある短所ではないか」よく考えて採り入れましょう。
NG③|自己PRと長所・短所に一貫性がない
自己PRと長所・短所で伝えるメッセージに一貫性を持たせるようにしましょう。一貫性がないとエントリーシートそのものが支離滅裂になり、あなたのメッセージが伝わりません。
かぶるべきではない自己PRと長所・短所に、一貫性を持たせるのは難しいと感じるかもしれません。おすすめなのは、経験から考えていくことです。
例えば次のような流れです。
経験:高校時代、アメリカにホームステイをしてたくさんの出会いがあった
→できるようになったこと(自己PR):英語力が身についた
→可能にした性格(長所):人見知りをしない
困難だった経験:家族の英会話が聞き取れず、部屋にこもってしまった日があった
→困難にした性格(短所):苦手なことを避ける
→改善策:苦手なことでも少しずつ努力をして、自信が持てるまでスキルを上げる
経験によって得たスキル(自己PR)を掘り下げれば、自分の長所も見えてきます。経験の中でぶつかった課題を短所としてアピールすれば、一貫性を持たせられるでしょう。
NG④|企業と関係のない自己PRや長所を伝える
企業とマッチしない自己PRや長所を伝えてしまうと、アピールにならないどころか逆にマイナスの印象を与えてしまいかねません。
例えば、正確さが最重要とされる金融系の企業に「細かいことは気にしないおおらかな性格」をアピールすればどうでしょう。業種の適性とマッチせず、採用の確率も低くなります。
いくら素晴らしいスキルや長所があっても、企業側にとってのメリットとは受け止められません。また、企業分析をしっかり行えていないことも明らかになります。
自分の持っている強みや長所が、どのように業務に役立つかを把握するためにも、十分に業界研究を行っておくことが重要です。
業界研究について詳しく知りたい人は「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事もおすすめです。
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履歴書や面接で長所・短所を聞く理由
履歴書や面接でなぜ長所や短所を聞かれるのでしょうか。理由や目的を知ることで、採用担当者がどのような就活生を求めているのかがわかります。ぜひ参考にしてください。
長所を聞く理由は「自社とマッチするか」確認するため
企業が就活生の長所(強み)を知りたい理由は、次の2点を確認するためです。
・自社の求める人物像か
・自己分析が適切にできているか
「チャレンジ精神」に重きをおく企業であれば、学生時代に他人とは違う経験をした人を好むかもしれません。逆に、真面目さや着実さを評価する企業であれば、マイナスに捉えられる可能性もあります。
企業がどんな社員を求めているのか、明確に把握しておくことが重要です。ホームページでリサーチをしたり説明会に参加したりして「求める社員像は何か」を見極めるようにしましょう。
企業説明会に参加するときのポイントは「 企業説明会の種類や見つけ方は?参加時の注意点や質問の悩みについても解説」の記事でも詳しく解説しています。
短所を聞く理由は「改善できるか」を確認するため
企業が短所を知りたい理由は、次の3点を確認するためです。
・自分自身を客観視できているか
・短所とどう向き合っているか
・どう成長していきたいのか
誰しも短所を持ち合わせており、入社してからも困難が待ち受けているでしょう。難しい問題にぶつかった時に「前向きに捉えて、成長へつなげようとする姿勢があるのか」を採用担当者は知りたいのです。
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長所・短所の見つけ方
長所や短所はもともと持ち合わせている性質のため、自分で気づくのは難しいと感じることもあります。
ここでは、長所や短所を見つける方法を4つ紹介します。
家族や友人に聞いてみる
あなたの長所と短所について、家族や友人から率直な意見をもらいましょう。ここでポイントなのは、複数の人から意見をもらうことです。
1人の意見だけでは、相手との関係性が影響して客観性を保てないかもしれません。複数の人が同じ意見だったものが、客観的なあなたの長所や短所と言えるでしょう。
自分では気づかなかった長所や短所があったり、短所と思っていたものが長所だったりとさまざまな発見があるはずです。
短所から長所に言い換える
「短所ならたくさん挙げられるのに、長所が思いつかない」ということもあるでしょう。
そのような時は、短所から長所に言い換えてみるのがおすすめです。例えば、次のように短所を言い換えることができます。
心配性→準備を怠らない
せっかち→何事も早めに行動できる
優柔不断→慎重に判断する
ケアレスミスが多い→ミスに気づき改善できる
頑固→軸や価値観を持っている
負けず嫌い→向上心がある
視野が狭い→集中力がある
飽きっぽい→好奇心旺盛
自分では短所と思っていても、違う視点から見れば長所になることもあります。言い換えが難しければ「(短所) 長所 言い換え」とネット検索してみてください。ポジティブな印象の言い換え表現が見つかるかもしれません。
今まで成し遂げたことの「理由」を考える
小さなことでも、誰しも成し遂げたことはあるでしょう。今までの成果に対して「なぜ」と問いかけてみると長所が見つかることがあります。
例えば、次のように「なぜ」を加えながら考えていきます。
成果:高校時代にバスケットで全国大会まで出場できた
なぜ:部活が休みの日も、体力作りのために走り込みや筋トレを行ったから
なぜ:継続力がある(長所)
短所を見つけるには、経験の中で困難にぶつかった時のことを思い出し、同じように「なぜ」と問いかけていくと見つかります。
例えば、次のように進めていきます。
困難:チームメイトがスランプの時にうまく声をかけられなかった
なぜ:心無いことを言って、嫌な気持ちにさせてしまうのが怖かった
なぜ:人の目を気にしすぎる(短所)
経験は自分の性質や人柄によって作り出されています。心に残っている経験を深掘りして、長所や短所を見つけ出しましょう。
自己分析ツールを利用する
自己分析ツールで長所や短所を見つけ出すのもおすすめです。質問に答えていくだけで、自然と自分の長所や短所が洗い出されるため、難しい分析の必要がありません。
・自己分析シート
・自己分析診断のテスト
自己分析シートは、就活サイトで無料ダウンロードできるものもあります。自己分析診断テストはWeb上やアプリで診断できるため、手軽なうえ短時間でできるのがメリットです。
自己分析についてじっくり考えたい人は、本を読みながら段階ごとに考えていくのもよいでしょう。
自己分析のやり方について詳しく知りたい人は「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは 」の記事を参考にしてください。
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企業にアピールできる「強み」を見つけられないあなたへ
「就活を始めたが、エントリーシートの自己PRや長所・短所がうまく書けない」と悩んでいるなら、就活エージェントに相談するのがおすすめです。
経験から得たスキルやあなたの人柄をアピールすることが重要ですが、自己流では難しいと感じるかもしれません。
そんなときは、就活エージェント「キャリアチケット」がおすすめです。キャリアチケットでは、就活アドバイザーがあなたの希望の業種をお聞きし、自己PRや長所・短所の最適なアピール方法を提案します。
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