就活で「長所・短所」の魅力的な伝え方!26個の長所一覧と例文付き

このページのまとめ

  • 就活で主張する長所が思いつかない場合、短所をポジティブに言い換える
  • 就活における長所は、希望先の企業が求める人物像と合致させることが大切
  • 就活で長所を聞かれたときは、分かりやすく伝えるために結論を最初に話すと良い

就活で「長所・短所」の魅力的な伝え方!26個の長所一覧と例文付きのイメージ

就活の履歴書や面接で必要な長所に対し、「自分の長所が見つからない…」と不安に思う就活生は多いのではないでしょうか。この記事では、長所の例文とともに、書き方や見つけ方を紹介します。

自分の長所であれば何でも答えていいというわけではありません。企業の求める人物像と合致させることが重要です。この記事では長所の書き方や見つけ方、注意点をチェックして、選考突破につなげましょう!

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目 次

長所は人と比べるものではない

長所とは、その人が持っている優れた資質や人柄などを指します。そのため、他の人と比べて「自分は他の就活生より優れた点を思い浮かばない」と落ち込む必要はありません。

就活における長所とは、その企業に合った優れた資質や人柄を指します。多くの就活生が自分のよいところを見つけるのが難しいと感じているようです。

しかし、長所と短所は紙一重。見る角度を変えることで、短所が長所になったりもします。自分の長所を見つけられないと悩んでいる人は、この記事を参考に、自分の長所を見つけましょう。

長所を見つけるのが難しい人は、モチベーショングラフを書くのもおすすめです。詳しく知りたい人は「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成時のコツ・注意点・使い方」を参考にしてください。

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就活で長所と短所を聞かれる理由

就活で企業が長所と短所を聞くのには、以下のような理由があります。これらの理由を踏まえた上で回答を考えてみてください。

十分に自己分析できているか知るため

自分のことを理解しているか、思い込みで長所を捉えていないかを確認しています。理由を添えずに長所を伝えると、説得力がなく「嘘をついているのでは?」と思われてしまうでしょう。

自己分析で学生時代の勉強や部活動、アルバイトなどを振り返り、具体的なエピソードから長所を見出すことが大切です。

また、長所・短所それぞれ最低3つは答えられるよう準備しておくといいでしょう。実際に面接で聞かれることがあります。1つだけ答えるときよりも3つ答えるときのほうが、より一層客観的に自己理解できているかが見られています。

企業の求める人材に合うか確認するため

長所を聞くことで、企業の仕事内容や社風に合う人材かをチェックしています。しかし、ほかの就活生にはない突出した長所を述べたとしても、応募先企業の仕事に活かせない場合は高評価を得るのが難しいでしょう。

的を得ない長所を伝えてしまうと、「社風と合わず、社内の雰囲気になじめないのでは」と不安を与える恐れもあります。ニーズに沿った長所を伝えるために、企業のWebサイトや会社説明会などを活用し、企業研究を十分に行いましょう。

自分の長所・短所に悩んでいる人は「「あなたの長所・短所はなんですか」と聞かれたら?回答のコツと例文を紹介」を参考に、自分の長所と短所をを考えてみましょう。

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長所を見つける5つの方法

「自分の長所が見つからない…」という人に向けて、長所の見つけ方を5つ紹介します。長所は誰にでもありますが、自分のいいところを見つけるのが苦手な人は多いもの。しかし、探し方次第で、自分では気付かなかった長所を見つけられるかもしれません。ぜひ参考にして自分に合った方法を試してみてください。

1.思いつく限りの短所を書き出す

思いつく限りの短所を書き出し、ポジティブに言い換えられるものがないか探してみましょう。長所は思いつかないけど短所なら出てくるという人は多いのではないでしょうか。

自身が短所だと感じていることが、言い換えれば長所になることがあります。たとえば、「流されやすさ」が短所の場合は、ポジティブにいい換えると「周りの意見を尊重できる」という長所にすることが可能です。書き出した短所はポジティブにいい換えて長所にしてみてください。

2.過去に頑張ったことや成功したことを振り返る

過去に自分が頑張ったことや、大変だったことを振り返ることで、長所を見つけることが可能です。そのときにどのようなことを考え、どう行動に移したかという部分には長所が関係していることも。

たとえば、「学生会に所属して、学園祭を盛り上げた」という成功体験がある場合、「上の立場になり、期日までに準備を計画的に進められる」「周囲と協力して、1つの目標を進められる」などの長所を見出せます。

自分の過去を振り返り、印象に残っていることを掘り下げることで、長所につながるでしょう。

3.普段一緒に居る人に聞いてみる

「自分の長所は何か」「自分はどんな人間か」を普段一緒にいる人に聞くことも一つの手です。よく一緒に行動する友達や家族は、自分では知らない長所を知っていることもあります。

このように、自分について周囲に尋ねることは、単純に客観的な意見を得られるだけでなく、他社から見てどう思われているかがわかっていることも自己理解として重要です。

面接でも採用担当者から「周りからどんな人と思われますか?」と聞かれることはよくありますので、周りから見る自分はどんな人間かは把握しておくといいでしょう。

4.簡単にできることを挙げる

特に苦労を感じずできるものは、人から見たら素晴らしい長所である可能性があります。小さなことでも、苦労せずに簡単にできるものを挙げてみてください。

たとえば、「初対面でも緊張せずに自分から声をかけられる」という点を挙げるなら、コミュニケーション力の高さを長所として伝えられるでしょう。また社交的、明るい、人当たりがいいなどさまざまな長所が出てくるはずです。

5.友人や家族に喜ばれた言動を振り返る

友人でも家族でも、自分の言動で「ありがとう」と感謝されたり、喜ばれたりした経験を思い出してみましょう。

何気なく行ったことが、実は長所として使えることもあります。人には多くの短所がありますが、長所も必ずあるはずです。自分の言動を振り返り、自分のいい部分を言葉にしてみましょう。

面接で長所について聞かれたときのコツについては「自分のいいところの見つけ方!面接でのアピール方法や長所の例を紹介」を参考にしてください。

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就活でアピールできる長所と短所26個一覧

以下は就活でアピールできる長所の一覧です。自分に当てはまる要素があるかチェックしてみてください。

自身に働きかける長所と短所

長所 短所
真面目 頑固
正確 神経質
忍耐力 1人で抱え込む
努力家 完璧主義
前向き 楽観的
継続力 意固地
向上心 負けず嫌い
挑戦心 慎重さに欠ける
粘り強い 諦めが悪い
素直さ 流されやすい
責任感 他人に厳しい
探究心 考えすぎる
几帳面 こだわりが強い

周りに働きかける長所と短所

長所 短所
リーダーシップ おせっかい
コミュニケーション能力 でしゃばり
協調性 自己主張が控えめ
柔軟性 優柔不断
主体性 わがまま
行動力 あまり深く考えない

問題に働きかける長所と短所

長所 短所
洞察力 慎重になりすぎる
創造力 現実味に欠ける
提案力 自己主張が強い
分析力 深く追求しすぎる
説明力 理論的に考えすぎる
課題解決力 図々しい
計画性 融通が利かない
 

自分に当てはまる長所はありましたか?この一覧を参考に自分の特徴を捉え、企業で活躍する姿につながるような長所を見つけましょう。

長所の書き方の例文について知りたい人は「長所の書き方が分からない?20個の例文で書き方と自分の長所をチェック」を参考にしてください。

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長所と短所の書き方

長所と短所の書き方を紹介します。どちらも先頭に結論を持ってくることが重要です。面接官にとって結論と根拠を捉えやすい書き方をしましょう。

1.結論は最初に持ってくる

結論を最初に持ってきます。文章の始まりは「私の長所(短所)は〇〇です。」という形にすると良いでしょう。結論を先に述べると、聞く側である面接官にとって話の着地点が掴みやすく、わかりやすい文書にできます。

また、結論から話すというのは、長所・短所だけでなく志望動機や自己PRにも求められる書き方と話し方です。就活で重要なポイントになるため、あらかじめ押さえておきましょう。

2.具体的なエピソードを入れる

なぜ長所や短所といえるのか、根拠となるようなエピソードを入れてください。具体的なエピソードがないと長所は「自称」の扱いになり、信頼性が低くなるため気をつけましょう。エピソードは以下の流れで話を組み立てると、わかりやすくなります。

・1.長所を発揮した場面
・2.長所を発揮するきっかけ
・3.自分がとった行動
・4.長所を発揮したことで得られた成果

ただし、具体的なエピソードを長々説明しないように注意してください。順序どおりに話しても、内容が長過ぎると、面接官にとって聞き取りにくい話になるからです。

3.会社でどう活かすか

最後は、長所を仕事にどう活かすか、または短所をどう改善していくかで締めましょう。長所は企業に貢献できるように、短所は具体的な改善策を盛り込む回答にすると高評価に繋がります。

この際、短所の改善策はただ改善行動を述べるのではなく、実際にその企業で働くことを想定したとき、自分の弱みがどんな業務で壁にぶつかりそうか(困りそうか)、改善が必要かを述べた上で改善行動を書くと自己理解+仕事理解度も伝わるのでおすすめです。

このような3つの順序で述べたうえで、企業に活躍できるイメージを明確に持たせられると良い自己アピールといえます。

新卒の履歴書における長所の書き方については「履歴書の長所はどう書く?なぜ聞かれる?新卒向けに書き方のポイントを紹介」を参考にしてください。

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就活で使える長所と短所の例文

長所と短所の例文を紹介します。回答を考えるときの参考にしてみてください。

「柔軟性」を長所にした例文

私の長所は柔軟性を持って考えられることです。私は大学の学園祭でステージを準備する役目がありました。

副リーダーの立場として動く中で「材料を購入するときは顧問に直接相談する」という学園祭のマニュアルが準備を遅らせていました。顧問とは毎日会えるわけではなく、相談するまでに時間がかかるからです。

そのため、顧問に相談して「購入するときは顧問にメールで相談する」という内容に変更してもらいました。その結果、滞っていた準備がスムーズに進められ、期日までにステージを準備できました。

私は、この柔軟性を持って考えられる力を活かし、広い視野で問題を捉えて、円滑に仕事が進められるように尽力したいと思っております。

「計画性」を長所にした例文

私の長所は、目標に向けて計画を立て、確実に達成する計画性があることです。私はTOEICのスコアが現在750点ですが、初めて試験を受けたときは400点でした。そのため、半年間で点数を350点あげる計画を立てました。

大学もあったため、授業の隙間時間や通学時間も計画に入れたことが正確な計画を立てられたポイントだと思っております。時間と範囲を細かく決めて勉強することで、気が向かずに勉強しないことも防げ、結果、半年後の試験で750点取れました。

貴社に入社したら、この計画性を活かし目標に向かって着々と進んでいけるように、邁進していきます。

「抱え込みやすさ」を短所にした例文

私の短所は、何事も抱え込みやすいところです。私は、「せっかく自分に任せてもらえたことは最後までやり抜きたい」という思いが強く、自分のやるべきことがたくさんあっても、誰かに助けてもらおうとしませんでした。

しかし、1人で抱え込んで周りに相談しないことは、周囲の状況の把握を遅らせることにつながる要因になっていました。私は、ほかに手の空いている人が居たにも関わらず1人で抱え込み、早く進められていたはずの仕事に余計な時間をかけてしまい反省しました。

今では、進行状況や自分が抱えていることを、積極的に周りと共有することで、抱え過ぎを解消しています。

「心配性」を短所にした例文

私の短所は、心配性な性格であることです。私はゼミの発表で、毎回大きなプレッシャーを感じ、前日の夜は眠れないほど緊張してしまいます。その中で、一度、発表に必要な資料を持ってくるのを忘れてしまい、周囲に迷惑をかけてしまいました。

そのあと、私は「毎回不安を抱えているけど、不安を解消するための行動はしていない」ことに気づきました。今では不安なことがあれば、何が不安なのかを紙に書き出して可視化できるようにしました。
自分で解決できる心配ごとを消していくことで、無駄な不安に苦しめられることが減りました。

これからも、不安があるときには一度書き出し、目で見て判断することで解消していきたいと思います。

好印象を与える短所の書き方については「自己PRでの短所の書き方は?好印象になる伝え方も!」を参考にしてください。

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就活で長所・短所を回答するときの3つの注意点

就活の場で長所・短所を回答するときには、企業の求める人物像とすり合わせることや、結論を1番に持ってくるなどの注意点があります。以下に詳しくまとめたので、自分の回答が当てはまっていないか確認してみましょう。

1.具体的なエピソードがない

長所も短所も、具体的なエピソードがないと、内容の信憑性が低くなります。回答を作成するときは、具体的なエピソードが盛り込める長所・短所を選んでください。

短所のときのエピソード

短所の場合は、短所だけを述べるとマイナスイメージにしかなりません。短所を述べたあとには、「これからどう改善していくか」という具体的な策を提示することが大切です。

長所のときのエピソード

長所の場合は、客観的なエピソードが重要です。主観的な意見ばかりの回答では、面接官から「自分を客観的に見られない」という評価をされてしまいます。「長所を活かした結果」を入れると客観的なエピソードになります。

2.結論が1番にきていない

結論が1番にきていない場合、非常に分かりにくい文章になってしまいます。エピソードや理由から始めてしまうと、面接官は何について説明しているかが分からず、理由の把握も疎かになります。

面接の回答や履歴書では、分かりやすく簡潔に伝えることが大切です。長所・短所で結論を後回しにして長々と説明すると、面接官に「社会人に必要な回答力が低い」という評価に繋がる恐れもあります。簡潔な文章で、面接官に長所・短所をアピールしましょう。

3.希望先の企業が求める人物像と合致しない

アピールした長所・短所が、希望先の企業が求める人物像と合致していない場合、高い評価は得られません。自分の長所や短所をいくつかピックアップし、企業の求める人物像に近いものを選んでください。そのためには企業研究が欠かせません。企業のWebサイトを見たり、OBやOGに話を聞くなどして企業の情報を集めましょう。

就活で聞かれる長所・短所は、単純に答えれば良いというわけではなく、企業に対しても考慮した回答が必要なため注意してください。

履歴書の長所の書き方についてもっと知りたい方は「履歴書に長所はどう書く?書き方のコツやアピールできる例文を紹介!」を参考にしてください。

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長所と自己PRの違いを知っておこう

企業にとって、長所は「応募者の性格や人柄」、自己PRは「応募者が企業にアピールしたい良さ」を知るために質問します。就活生にとっては長所も自己PRも、どちらも自分の良さを主張する項目のため、同じ内容になってしまう人も多いでしょう。

しかし、長所と自己PRの内容が被ることは避けてください。せっかく与えられているアピールポイントで同じことを主張することは、面接官に「熱意がない」と捉えられる可能性があるからです。

長所と自己PRを考えるときは、いくつか自分の長所をピックアップして、それぞれ被らない内容にすると効果的なアピールになるでしょう。

長所の見つけ方や自己PRについて知りたい人は「自己PRを簡単に作成!長所の見つけ方と書き方、面接での伝え方を伝授」を参考にしてください。

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就活で長所をうまく見つけられないあなたへ

「自分の長所を探すのが苦手」「企業と自分の長所が合致しているのかわからない」など、長所について悩む就活生も多いでしょう。長所を上手にアピールすることで、採用担当者に好印象を与えられるかもしれません。

長所についての書き方が難しい人は、就活エージェントの「キャリアチケット」に気軽にご相談ください。キャリアチケットは、履歴書やエントリーシートの添削、面接対策など就活に関するすべてを手厚くサポート。

わからないことや、就活に対する不安など、何でもご相談ください。内定獲得まで、ともにがんばりましょう。

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