このページのまとめ
- 就活の仕方では準備から内定獲得までの流れを把握し、スケジュールを立てることが大切
- 自己分析と業界研究・企業研究を徹底すれば自分にとって正しい選択をしやすい
- 早めに必要な準備を行っておけば、就活が本格化した際に慌てずに進められる
「就活の仕方で何から手をつけてよいかわからない」と悩んでいる就活生は多いでしょう。まずは、全体的な流れや必要な準備を把握したうえで、スケジュールを立てて対策することが大切です。
この記事では、就活のやり方についてスケジュールを踏まえた流れや、事前に準備しておくべきものを解説します。また、エントリーや面接といった選考対策のやり方も紹介するので、ぜひ参考にして内定獲得につなげてください。
就活の効率の良い進め方について知りたい方は、「就活は何から始める?基本の進め方や効率良く終わらせるためのコツが分かる!」も参考にしてください。
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- 就活の仕方がわからない!準備から内定獲得までの基本的な流れ
- 大学3年生の6~9月頃
- 大学3年生の10~2月頃
- 大学3年生の3月~4年生の5月頃
- 大学4年生の6~9月頃
- 大学4年生の10月以降
- 就活の仕方で重要な選考対策
- 1.自己分析を行う
- 2.業界研究や企業研究に取り組む
- 3.インターンシップに参加する
- 4.会社説明会・セミナーに参加する
- 5.OB・OG訪問する
- 6.ESや履歴書を書く
- 7.エントリーを行う
- 8.筆記試験や適性検査の対策を行う
- 9.面接・グループディスカッションの練習を行う
- 10.内々定・内定をもらった時の対応を準備しておく
- 大学生が就活を始める前に必要な5つの準備
- 1.必要なアイテムを用意する
- 2.身だしなみを整えておく
- 3.ビジネスマナーを学んでおく
- 4.ゴールから逆算してスケジュールを組む
- 5.就活サイトや就活エージェントを活用する
- 就活の仕方がわからず不安を抱いているあなたへ
- 就活の仕方で悩む人によくある質問
- Q.就活のやり方を教えてください
- Q.就活はいつまでに内定がもらえないとやばいですか?
- Q.就活は早くていつくらいに終わりますか?
就活の仕方がわからない!準備から内定獲得までの基本的な流れ
「就活の仕方がわからない」と焦ってしまうと、「とりあえずエントリーしよう」「とりあえず書類を出そう」と無計画に進めてしまうことに。就活全体の流れや対策を知らないままだと内定を得ることは難しくなるため、全体のスケジュール感や進め方を把握しておくことが大切です。
2024年度に卒業する学生の就活スケジュールは、政府の通達である「2024(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について(別紙1)」により次のようにルール化されています。
・広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
・正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降
ただし、企業によっては独自の選考日程を組んでいるケースもあるため、基本スケジュールとして押さえつつ、自分が目指す業界や企業の採用情報は常にチェックするのが重要です。
ここでは、2024年度(2025年)卒業予定者の基本的なスケジュールを踏まえて、就活の準備を行う時期から内定獲得までの流れを解説します。
参照元
内閣官房
2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請
大学3年生の6~9月頃
大学3年生の夏頃は、サマーインターンシップが募集・開催される時期です。また、大学3年生の秋頃から新卒の採用募集を先行して行う企業もあります。
秋から早期選考を行っている企業もあるため、インターンシップへの応募の有無に限らず気になる業界や企業があれば早めに調査しておくことが重要です。
大学3年生の10~2月頃
大学3年生の秋から冬にかけては、ウインターインターンシップの時期となります。就活が本格化する直前のため、志望企業をすでに定めていたり、自分が目指す方向性に沿った分野のインターンシップに参加したりしている人が多いです。
また、外資系やマスコミ関係など一部の業界や企業では、10月頃から説明会や選考が開始されます。
4年生に進級する前でもあるため、就活準備を進めつつ大学卒業に必要な単位の取得状況も確認しておきましょう。
大学3年生の3月~4年生の5月頃
大学3年生の3月には、企業へのエントリーが解禁されます。企業説明会もほとんどの会社で3月から行われるため、一気に「就活が始まった」と感じるでしょう。
応募書類の作成や説明会への参加など取り組むことが多いため、この時期までに自己分析や業界・企業分析を済ませておくのがおすすめです。
また、就活に時間を割けるよう、アルバイトや研究・ゼミに費やす時間を調整し、スケジュール管理を徹底してください。
大学4年生の6~9月頃
大学4年生の6月には選考で面接まで進む人が多くなります。政府からの通達によるスケジュールでは、本格的に選考が始まる時期であり、内々定を勝ち取る人もいるでしょう。
近年は就活の選考は早期化しているともいわれています。乗り遅れないためにも、企業の採用情報を随時確認しながら進めてください。
大学4年生の10月以降
政府がルール化したスケジュールによると、正式な内定日は大学4年生の10月1日以降とされています。内定式が行われる時期ですが、秋採用も始まるため、就活が思うように進んでいなくても挽回は可能です。
さらに詳しく就活の流れややり方を知りたい人は、「就活の流れと時期別にやるべきことは?卒業年度・学年・企業タイプ別で解説」を参考にするとよいでしょう。就活期間を有意義に過ごすためにも、スケジュールの全体像を把握したうえで進めてください。
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就活の仕方で重要な選考対策
就活では、自己分析や面接など選考に関する取り組みについて、それぞれ具体的に対策することが重要です。ここでは、就活の一般的な進め方を10個のステップに分けて解説します。
初めて行う作業に対して「やり方がわからない」と悩む人は、参考にして就活をスムーズに進めましょう。
1.自己分析を行う
就活の仕方として、最初に自己分析で自分の性格や強み、進みたい方向性を明確にし、就職活動の軸を定めることが重要です。
自己分析は、おもに以下のようなやり方が挙げられます。就職の方向性を確立させるためにも、入念に自己分析を行いましょう。
・自分の大切にしている考え方や好きな物事から、強みや自分に合う環境を洗い出す
・小学生の頃からの出来事を時系列に書き出し、強く記憶に残っている内容を深掘りして何に価値や喜びを感じるのかを見つける
・テーマを決めて思いついたことを書き「なぜそう思うのか」を繰り返し、関連する事柄をつなげて普段意識していなかった価値観を掘り起こす
自己分析で自分の強みがわかれば、志望する業界や企業、やりたい仕事、将来像をイメージできます。就職後のキャリアビジョンを達成するため企業に何を求めるのかも明確にしておいてください。
的確な自己分析をしていけば、ESや面接でも自信を持って企業側に自分を採用するメリットをアピールできるため、しっかり取り組みましょう。
自己分析のやり方をさらに詳しく知りたい人は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」を参考にするのがおすすめです。
2.業界研究や企業研究に取り組む
自己分析と並行して、業界・企業研究にも取り組みましょう。
就活において、自分と企業の相性を見ずにやみくもな応募をしても、内定を勝ち取るのは難しいです。自己分析と合わせて業界や企業研究を行うことで、自分の志望をより明確にしたり、企業側の求める人物像とマッチしているかがわかりやすくなったりします。
業界や企業研究を行うおもなやり方は以下の通りです。
・業界紙や業界地図を参考にして、気になる業界の動向などを浅く広く把握する
・自分の就活の軸に沿って、取り組んでみたい事業を展開している企業を探す
・業界内における企業の立ち位置や関連会社、同業他社の情報を把握する
・就職四季報や企業のHPなどで気になる会社の情報を詳しく調べる
なお、業界・企業研究を基に自分とマッチする会社を見つけるやり方は、以下の流れを参考にしてください。
視野を広く持って志望企業を探す
まずは、幅広い業界や分野を参考にしながら、自分に合いそうな働き方や取り組みたい仕事などを探しましょう。
就活で志望企業を探す際、扱う分野や会社自体にどれほど魅力を感じても、業界や企業の風習、仕事内容を重視せず就職した場合、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。
そのような事態を防ぐため、最初は視野を広げて業界・企業研究を行ったうえで、志望企業を絞っていくことが大切です。
就職した後のキャリアをイメージする
自分に合った企業を選ぶためには、就職した後のキャリアプランを明確にしておくのも欠かせません。たとえば、「△△に携わり、将来は全体のマネジメント職に就きたい」「△年後、海外支社で働きたい」など、働く上での大まかなキャリアをイメージしてみてください。
加えて、入社後に自分がどのような生活スタイルを送りたいかも考えておくとよいでしょう。仕事と生活は切り離せないため、今の時点でライフプランを作成しておくのもおすすめです。
公表されている企業のデータを活用するのはもちろん、気になる業界や分野で働く人のSNSなどを通して就職後のキャリアをイメージしてみましょう。
自分の強みと企業の求める人物像が合うか見極める
最後に、自分の強みや能力と、企業が求める人物像やスキルがマッチするか見極めます。マッチしていれば自分にとっての正しい応募先と考えられるため、自信を持って選考に臨みましょう。
また、マッチしている基準をノートなどに書いて視覚化しておけば、複数の企業で選考が進んだ際、最終的にどの企業を選ぶか判断する軸になるのでおすすめです。就職した後、ミスマッチによる早期退職など、両者の不利益も回避できるでしょう。
業界研究のやり方をさらに詳しく知りたい人は、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」を参考にしてください。
3.インターンシップに参加する
就活の仕方として、インターンシップにはできるだけ参加するのがおすすめです。インターンシップに参加すればリアルな職場環境や仕事を体験できるため、適性を総合的に判断できます。企業への理解も深まり、キャリアを想像しやすくなるでしょう。
また、インターンシップへの参加は、就活を有利に進めるためにも重要です。
前に述べた政府からの通達によると、2024年度に卒業予定の大学生について、一定の条件を満たすインターンシップに参加した情報を、企業は選考の際に活用できることがルール化されています。
インターンシップでよい印象を残せば、選考をスムーズに進められる可能性が高まるでしょう。なお、インターンシップへの参加はESの提出といった選考を行う場合があるため、早めにスケジュールを組んで対策してください。
4.会社説明会・セミナーに参加する
企業が開催する説明会で直接社員の話を聞いたり、就活準備のサポートを受けられるセミナーで情報を得たりするのも大切です。企業説明会やセミナーに関する情報は、おもに以下のような場所で見つけられます。
・企業のホームページ
・就活情報サイトや就活エージェントのサイト
・大学のキャリアセンター
・大学の先輩や友人
企業主催の説明会では社員の話を直接聞けるため、就職した際のイメージや仕事の内容を掴みやすいでしょう。また、合同説明会は思わぬ企業に出会えたり、イメージが変わって志望先になったりと視野を広げるチャンスにつながる可能性があります。
民間の就職支援会社が開催するセミナーに参加すれば、自己分析のやり方やエントリーシートの書き方を教えてもらえるなど、就活準備や対策に関する情報を得られるでしょう。内容はセミナーによって異なるため、自分が必要だと思うイベントに参加するのがおすすめです。
5.OB・OG訪問する
就活で企業についてより深く理解するために、OB・OG訪問も行いましょう。説明会といった全体の場では聞けなかったことも質問できる可能性があります。
OB・OG訪問を依頼する相手の見つけ方は以下を参考にしてみてください。
・大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらう
・大学のキャリアセンターや教授に紹介してもらう
・OB・OG訪問専用のアプリやサイトを利用する
・オファー型の逆求人サイトで企業にメッセージを送る
・企業に直接電話する
・就活エージェントを利用する
なお、OB・OG訪問当日に慌てないように、事前に質問内容をメモしておいたり、敬語や身だしなみといったマナーを学んでおいたりするのが大切です。
6.ESや履歴書を書く
応募したい企業が決まったら、ESや履歴書を書きましょう。
ESや履歴書は目的が異なるものの、内容に一貫性を持たせるように注意してください。作成する際のポイントは以下の通りです。
・日付は持参する場合は当日、郵送の場合は投函日とする
・学歴欄は中学校以降の経歴を記載する
・趣味や資格は正式名称を書き、企業や希望職種に合ったものを選ぶとより望ましい
・志望動機、自己PRなどは「結論→具体的なエピソード→結論」の順で簡潔に書く
・自分をアピールする項目では、どのようなスキルや経験を企業で活かせるかを書く
・本人希望欄は「貴社の規定に従います」とし、謙虚な姿勢を示す
・文字が消えるボールペンは使用しない
特に、自己PRや志望動機は企業への入社意欲や熱意を伝える大切な項目といえます。自己分析から導いた自分の強みや実現したいことと、業界・企業研究で得た情報を踏まえて、入社後に取り組みたい仕事や会社に貢献する意欲をアピールしてください。
企業が求める人物像と自分がマッチしていなければ採用される可能性は低くなるため、必ず応募先に合わせて作成しましょう。
エントリーシートの書き方や履歴書との違いをさらに詳しく知りたい人は、「エントリーシートとは?選考を突破する書き方のコツを例文付きで解説」を参考にしてください。
7.エントリーを行う
就活の仕方として、エントリーを行うことも大切です。2024年度の基本スケジュールでは、大学3年次の3月1日からエントリーがスタートします。
就活サイトなどによって「プレエントリー」と表現したり、本選考への応募を「本エントリー」と記載していたりする場合があるため、調べる際は注意してください。
エントリー数の目安は20社前後ですが、エントリーしたからといって選考に参加しなくても問題ありません。
エントリーをすれば企業に対して興味があることを示し、選考スケジュールや説明会の案内といった情報の取得が可能です。ただし、なかには選考に参加するためにエントリーを必須としている会社もあるため、事前に志望企業の方針を確認しておきましょう。
また、本選考への応募は別途必要なため、期限までに対応が必要です。書類選考の通過率を上げるためにも、就職ガイダンスやセミナーへの参加などで、ESや履歴書の添削を受けておくとよいでしょう。
8.筆記試験や適性検査の対策を行う
就活では、筆記試験や性格検査への対策も欠かせません。エントリー後は応募者の学力や適性を判断するため、適性検査や性格検査、時事問題に関する鐘楼分といった筆記試験が行われる場合があります。
特に、時事問題やSPI検査などの筆記試験は、普段から意識したり練習したりしていなければ選考通過は難しいでしょう。そのため、準備や対策が可能な部分はできる限り早めに行うのがおすすめです。
筆記試験や適性検査の事前対策は以下を参考にしてください。
・参考書などを活用して過去に出題された問題を解く
・頻出問題は公式やパターンを暗記しておく
・普段から新聞やニュースを見て自分なりの考えをまとめる練習をしておく
・模擬試験を受けて現状の把握や操作に慣れておく
・性格検査では直感に従って回答する
企業によって行われる試験は異なるため、志望企業を絞っている場合は例年の傾向を調べて準備しておくとよいでしょう。
9.面接・グループディスカッションの練習を行う
就活では個別面接を中心に、集団面接やグループディスカッションが行われます。企業によって形式や実施方法が異なるため、それぞれに沿った対策を行うのが大切。具体的な対策は以下を参考にしてください。
・頻出の質問について事前に回答を準備しておく
・ESや履歴書を読み返し、発言に不一致がないようにする
・グループディスカッションは一般的な役割を把握しつつ、どのポジションになってもメンバーとしてグループに貢献する意識を持つ
・リアルな会場を想定し、一連の流れについて模擬面接を行う
面接やグループディスカッションに関するマニュアルを読み込んだだけでは、想定外の質問が来た際に通用しない場合があります。
また、コミュニケーションが得意な人でも、いざ面接の場に行くと緊張してしまい、普段の能力を出しきれない場合があるでしょう。ほかにも、個別面接は得意でも、集団面接やグループディスカッションは不得意という場合も考えられます。
空気感を掴んだり場慣れしたりするためにも、実践的な練習を重ねましょう。
10.内々定・内定をもらった時の対応を準備しておく
最終面接を突破できると内々定が出され、10月には内定式が開かれる企業が多いです。内定後は、内定承諾書といった書類へのサインを求められます。自分が納得して就職する意思が固まっていれば、承諾書にサインして提出しましょう。
しかし、複数内定をもらっていたり、その企業に就職してよいのか悩んだりする場合は、早めに決断する必要があります。
最後にスムーズに選択するための対策として、就活中は選考が進んでいる企業をノートに書き出し、逐一情報を更新していきましょう。そして、更新する都度、自分の就活の軸と照らし合わせて志望度を確認するのがおすすめです。
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大学生が就活を始める前に必要な5つの準備
就活を始める前に、リクルートスーツなどのアイテムを準備したり、ビジネスマナーを学んだりしておくのが大切です。ここでは、就活で事前に準備しておくべきことを5つ紹介します。
1.必要なアイテムを用意する
就活を始めるにあたって、準備が必要な物は以下のとおりです。
・リクルートスーツ一式
・靴
・腕時計
・カバン
・文房具
・証明写真
・履歴書やES
・メールアドレス
・認め印
リクルートスーツは黒や紺の無地、シャツは白が基本です。カバンは会社案内などを入れられるよう、A4サイズの書類が入る大きさを用意しましょう。
就活用として専用のメールアドレスを用意しておけば、採用担当者との連絡を見落としたり、送信先を誤ってしまう可能性を減らせたりします。大学から付与されたアドレスがあれば使用し、必要に応じてフリーメールアドレスも取得しておきましょう。
そのほか、就活で使える便利なグッズを知りたい人は、「就活便利グッズを活用しよう!お役立ちアイテムを項目別にご紹介」を参考にしてください。
2.身だしなみを整えておく
就活を始める前に、髪形やメイクなど身だしなみを整えておくことをおすすめします。「この人と働きたい」と採用担当者に思われるためには、見た目の清潔感が大切。自然な髪色で華美なアレンジはせず、清潔感や新卒らしいフレッシュさを意識しましょう。
ほかにも、以下のような点に注目してみてください。
・汚れやほこり、しわがスーツなどについていないか
・服装や持ち物に統一感があるか
・華美なアクセサリーやネイルをしていないか
・姿勢が歪んでいないか
・靴は磨かれているか
社会人として、取引先やお客様からどう見られるかを意識するのも大切と捉え、第三者からのアドバイスももらうとよいでしょう。
3.ビジネスマナーを学んでおく
就活が本格化する前に、一般的なビジネスマナーを事前に学んでおくことも大切です。たとえば、以下のような箇所に注目してください。
メールを送る際のマナー
採用担当者とメールでやり取りする際は、次の内容に留意して送るのがおすすめです。
・送り先のメールアドレスに誤りはないか
・件名は一目見て内容が分かるものになっているか
・会社名や相手の名前を正しく書けているか
・「採用試験にてお世話になっております」などの挨拶や自己紹介を記載しているか
・丁寧な言葉遣いで簡潔かつ分かりやすい文章になっているか
・署名として自分の氏名や連絡先を記載しているか
特に、件名や署名は見落としがちなので注意してください。採用担当者がメールを受け取っても、就活生からの送信であることが明確に分からなければ読んでもらえない可能性があるからです。
そのため、就活で不利にならないようメールのマナーをしっかり学んでおきましょう。
電話でやりとりする際のマナー
電話で採用担当者とやりとりする際は、次のようなマナーを意識してください。
・焦って何を伝えたいか忘れてしまわないよう、事前にメモを取っておく
・迷惑が予想される時間帯を避けて電話をかける(9~10時頃・正午前~13時頃・17時以降は極力避ける)
・電話をかけたら先に挨拶と自分の氏名や大学名を伝える
・会社の電話にかける際は、取り次いでもらう担当者の部署や氏名を正確に伝える
・担当者につながったら「今お時間よろしいでしょうか」など、相手の都合を確認する
・言葉遣いに注意して内容を簡潔に伝える
・声のボリュームが小さくなったり、トーンが低すぎたりしないように注意する
・電話を切る時は「お時間をいただきありがとうございました」「失礼いたします」などの挨拶を忘れない
なお、自分から電話をかけた場合、要件が終われば1~2秒間を空けて切ると失礼にあたらないでしょう。
採用担当者から発信の場合は、相手が切るのを待つのがマナーです。ただし、5秒ほど待って切り忘れていると思われる場合は、「失礼いたします」と再度述べて自分から切っても問題ありません。
面接会場でのマナー
面接時の会場入室から退室までのマナーは、合否に直結する可能性があるため注意が必要です。たとえば、以下のような点を押さえておきましょう。
・会場や会社で受付する際は、ハキハキと自分の氏名や要件を伝える
・すれ違った社員への挨拶もできる限り欠かさない
・面接会場に入る前にスマートフォンの電源を切っておく
・入室前は3回ノックし、「どうぞ」などの声をかけられてから「失礼いたします」と述べてドアを開ける
・入室後、退室前の挨拶を忘れない
・ドアの開閉はできる限り静かに行う
なお、面接官が後から来るため先に着席した場合は、担当者の入室と同時に立って挨拶するのがマナーです。
4.ゴールから逆算してスケジュールを組む
就活を始める前に、全体的なスケジュール感を踏まえてゴールを設定し、早めに自分の行動計画を組むことも重要です。
前にも述べたように、一部の業界や企業は基本的なスケジュールよりも早めに選考を行っていることも多く、全体的に採用活動が早期化している傾向もあります。また、複数の企業で選考が進むごとに対応していると、内容が不十分なまま書類を提出したり、期限に間に合わなかったりする可能性もゼロではありません。
そのため、自分が志望する・興味のある業界や企業の選考スケジュールを早めに押さえ、いつまでに何をすべきかを計画し準備する必要があります。余裕がある時期に選考対策を進めておけば、直前になって慌てることも減るでしょう。
ただし、あくまでもスケジュールのため、「これを完璧にしなければ次の段階に行けない」「失敗したら終わりだ」と自分を追い込まず柔軟に進めることも大切です。長期的な目線で、失敗してもゴールを達成するために必要なステップを踏んでいると捉えて就活を進めていきましょう。
5.就活サイトや就活エージェントを活用する
就活サイトや就活エージェントに登録し、活用するのもおすすめです。就活サイトでは、複数の企業の募集を閲覧できるため視野が広がります。
業界や企業選びで迷っている人や、就活に割ける時間が少なく焦っている人は、就活エージェントの利用を検討してみてください。就活エージェントでは独自のセミナーやサポートを受けられたり、企業の情報提供や紹介をしてもらえたりするため、スムーズに就活を進められるでしょう。
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就活の仕方がわからず不安を抱いているあなたへ
就活の仕方で重要なのは、全体的なスケジュールを把握したうえで、必要な準備を行うことです。自分に合った就職先を選択するために、自己分析と業界研究・企業研究は早い段階から行っておくとよいでしょう。
ただし、やり方は1つではないため、周りと比較して焦らず、自分のペースで就活を進めてください。
しかし、なかには「就活の仕方が合っているか不安」という人もいるでしょう。そのようなときは、大学のキャリアセンターや就職課、民間の就活エージェントなどに相談するのがおすすめです。
なかでも、キャリアチケットでは自己分析や企業選びから、ES添削、面接対策まで、それぞれの進捗に合わせてサポートを行っているので、安心して就活を進められるでしょう。
就活のやり方に不安を感じて進めにくい人は、キャリアチケットを利用してみてください。
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就活の仕方で悩む人によくある質問
就活の仕方で悩む人によくある質問についてまとめました。
Q.就活のやり方を教えてください
A.まずは就活の全体的なスケジュールを把握したうえで、必要な準備や対策を行います。
一般的な流れとしては、自己分析や業界研究・企業研究、インターンシップや説明会への参加、OB・OG訪問、ES・履歴書作成、選考・面接対策の順に対策します。
時期や状況によってできる内容ややるべきことは違うため、ほかの就活生と比べず、自分のペースを保ち集中して取り組んでください。できる限り早めの行動を意識すれば、余裕をもって進められるでしょう。
就活での悩みについて解消方法を知りたい人は、「就活でどうすれば良いか分からなくても大丈夫!悩みの対処法を解説」も参考にしてみてください。
Q.就活はいつまでに内定がもらえないとやばいですか?
A.大学4年生の1月頃までに内定がないと、厳しい状況であるといえます。
春から夏にかけての結果が思わしくない場合、秋採用で挽回できますが、12月までに内定を出し、募集を終了する企業がほとんどです。
また、卒論の作成・提出なども重なるため、就活に集中できなくなってしまいます。今できることをしっかり行い、後悔のない就活をしてください。
内定がもらえない原因や対策を知りたい人は、「就活でどこも受からないのはどうして?考えられる原因や対処法を解説」を参考にするとよいでしょう。
Q.就活は早くていつくらいに終わりますか?
A.早期選考を行っている企業では、大学3年の9~12月頃に内々定を出すケースがあります。おもにベンチャー企業や中小企業、外資系企業が挙げられるので、企業の採用スケジュールを確認してください。
なお、大学4年生の夏には約8割の学生が内々定を獲得しています。
しかし、内定をもらったあと、「この企業は自分に合っているのか」と悩む人もいるため、自己分析と企業研究を徹底したうえで選考を進めるのが重要です。
内定がもらえない原因や対策を知りたい人は、「今の内定先に決めるか、就活継続するか、どう見極めたらいいですか?」を参考にするとよいでしょう。
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