面接に落ちたときのメンタル切り替え方法とは?原因や対処法も紹介

このページのまとめ

  • 就活で面接に落ちることは決して珍しくない
  • 面接に落ちてメンタルがやられている場合は、リフレッシュの時間をつくることが大切
  • うまくメンタルを切り替えられると、次回以降の面接に向けて前向きな行動ができる

面接に落ちたときのメンタル切り替え方法とは?原因や対処法も紹介のイメージ

「面接に落ちた」「不採用続きでメンタルがやられた」と、就活に悩んでいる学生もいるでしょう。何度も模擬面接をしたり、入念に自己PRを考えたりして対策したにもかかわらず、不採用通知が届くと落ち込んでしまうのは当然です。

この記事では、面接で落ちた際のメンタルの切り替え方を紹介します。面接に落ちる原因や次回以降の選考に突破するためのポイントも解説しているので、就活に悩んでいる就活生はぜひご覧ください。

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目 次

就活面接に落ちるのは珍しいことではない

就活面接に落ちてメンタルが落ち込んでいる方もいるかもしれませんが、選考を通過できないのは決して珍しいことではありません。

公益社団法人全国求人情報協会の「2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査」によると、大学生が面接などの選考を10.2社受け、内定(内々定)を取得した企業の数は2.4社が平均値となっています。

2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査の引用画像

引用:公益社団法人全国求人情報協会「2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査(16p)

複数企業の選考を受けたとしても、最終面接に進んで内定を獲得できる企業の数は少ないことが分かります。そのため、就活面接に落ちるのは決して珍しくなく、過度に落ち込む必要はありません。

ただし、エントリー数や面接を受けた企業が少ないなど、そもそもの行動量が少ない方は注意が必要です。

上記のデータによると、プレエントリーした企業の数の平均値は14.8社となっています。平均値の14.8社よりもエントリー数が少ない方は、行動量が足りておらず内定獲得のチャンスも低くなっている可能性が考えられます。

就活面接に落ちるのは珍しいことではありませんが、不採用通知をもらった場合は就活の行動量についても意識してみましょう。

不採用通知を受け取った際の対処法については、「お祈りメールを受け取ったら…不採用通知の対処法」をご覧ください。また、「就活で落ちまくるのは当たり前?全落ちの原因や対策を紹介」の記事もおすすめです。

参照元
公益社団法人全国求人情報協会
2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査

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就活面接に落ちたときは原因を特定しよう

就活の面接に落ちる理由は人によって異なりますが、代表的なのはビジネスマナーが身についていなかったり、質問の意図を理解できていなかったりする点があげられます。

面接に落ちたからといって長期間落ち込んでいる時間はありません。落ちた原因を特定し、内定獲得のために行動しましょう。就活面接に落ちる原因をいくつか紹介していきます。

自信がなさそうに見える

面接の受け答えに不安があったり、十分な対策ができていなかったりすると、自信のなさが全面に出てしまいます。企業は自社で活躍できる人材を探しているため、たとえ能力が高くても、自信がなさそうに見える就活生は「入社後に積極的に業務に取り組んでくれるだろうか」と不安を与えてしまうのです。

自信がないと判断される原因は、表情や仕草、話し方にあるケースが多い傾向にあります。たとえば、質疑応答中にずっと下を向いていたり、質問に対して沈黙してしまったりすると、面接官にマイナスな印象を与えかねません。

就活面接では相手の目を見て、はっきりとした声で質問に答え、堂々とした姿勢を心掛けることで、熱意と自信を伝えられるでしょう。

面接官がチェックしている項目について詳しく知りたい方は、「面接落ちたかも…採用担当者が何をチェックしているか確認しよう」を参考にしてください。

第一印象が悪い

面接における第一印象は、合否を左右する重要なポイントです。第一印象が悪いと、話の内容が素晴らしくても挽回するのが難しくなる場合もあるでしょう。

第一印象が悪いと判断される理由には、以下のような原因があげられます。

・髪型や服装が乱れている
・ヘラヘラした不真面目な態度をとっている
・挨拶やお礼ができていない
・入室や着席のマナーがなっていない

就活面接では、清潔感のある身だしなみを心掛け、明るくはきはきとした挨拶をして面接官に良い印象を与えなくてはなりません。マナーや態度を守れていても、髪型や服装まで気を配れていないケースもあるため、周囲にもアドバイスをもらいながら改善しましょう。

ビジネスマナーが身に付いていない

面接官は、「この人と一緒に働きたいか」「会社の代表として恥ずかしくないか」といった視点でも候補者を見ています。そのため、基本的なビジネスマナーが欠けていると、たとえ優秀なスキルを持っていても不合格になる可能性が高まるため注意が必要です。

就活生がやりがちなNGなビジネスマナーは以下があげられます。

・面接時間に遅刻する
・勧められる前に勝手に着席する
・面接官の話を遮って話し始める
・正しい敬語が使えていない

就活面接は社会人としての基礎力をアピールする場でもあるため、日ごろから言葉遣いや立ち居振る舞いに注意し、丁寧な態度で面接に臨みましょう。

企業研究や業界研究が不足していた

企業研究や業界研究が不足し、志望企業に対する理解が浅いと、「入社への熱意が低い」と判断されてしまいます。たとえ素晴らしい経歴やスキルを持っていても、志望企業でなければならない理由が明確でなければ面接官に熱意は伝わりません。

なぜその企業を志望したのか、志望企業で何がしたいのかを具体的に話すためには、企業研究や業界研究が不可欠です。企業のビジョンや事業内容、競合他社との違いなどを理解したうえで、自身の熱意や入社意欲を伝えましょう。

書類と面接の回答が矛盾している

事前に提出した履歴書やエントリーシートの内容と面接での回答に矛盾が生じると、面接官に不信感を与えてしまいます。

たとえば、書類には「チームワークを大切にする」と書いているのに、面接でのエピソードが個人での成果の話ばかりだと、面接官は「本当にチームワークを重視しているのか」と疑問に思うでしょう。

提出書類の内容は、面接でも一貫して語れるよう事前にコピーを取り、面接前にしっかりと確認しておくことが大切です。一貫性のある回答をすることで、面接官からの信頼を得られるでしょう。

また、一貫性を保ちながら自信を持って話すためには、嘘のエピソードを書かないことも大切です。嘘のエピソードを書いてしまうと、話しているうちに内容を忘れ、矛盾が生じやすくなります。書類と面接の矛盾を防ぐためにも、正直なエピソードを書きましょう。

質問の意図と回答がずれている

面接に落ちた原因として、質問の意図と回答がずれている可能性も考えられます。面接では、質問の意図を正確に理解して回答をしなくてはなりません。質問の意図からずれた回答をしてしまうと、「コミュニケーション能力が低い」「人の話を最後まで聞けない」とマイナスな印象を与えてしまいます。

たとえば、学生時代に最も頑張ったことを聞かれているのに、結論が曖昧で話が長くなってしまうと、面接官は「結局何が言いたかったのだろう」と感じるでしょう。頻出する質問に対しては、事前に回答を準備するだけでなく、意図を正確に捉え、簡潔に結論から話す練習をしておくと安心です。

自己中心的または受動的な受け答えをしている

面接官は会社に貢献してくれる人材を求めているため、自己中心的な発言や、受け身の姿勢は良い印象を与えません。「会社に自分を成長させてほしい」「会社が自分に何をしてくれるか」などの発言は、自分のことしか考えていないと受け取られる可能性があります。

また、業務で活かせる能力があるかだけでなく、周りと協力して仕事を進める協調性や、能動的な姿勢も重要視されるでしょう。自分の強みをアピールする際は、「どのように会社に貢献できるか」という視点を忘れずに伝えてください。

担当者との相性が良くなかった

面接に落ちた理由として、能力や経験とは関係なく、面接官との相性が悪かった可能性も考えられます。面接官も1人の人間であり、あなたの話し方や考え方などが、たまたま面接官の好みと合わなかったとも考えられるでしょう。

相性の問題は準備をしても予測できるものではありません。相性が原因で不採用になったのであれば、「縁がなかった」と割り切ることも大切です。面接は、企業側が就活生を評価する場であると同時に、自身が企業や働く人々と相性が良いかを見極める場でもあります。面接に落ちた結果は、入社後のミスマッチを防ぐための良い機会だったと前向きに捉えましょう。

企業が求める人材とマッチしていなかった

面接に落ちたのは、能力が足りないからではなく、企業が求める人材像とマッチしていなかったからかもしれません。企業は、部署やプロジェクトの目標を達成するため、特定のスキルや経験、人柄を持つ人材を求めていることがあります。

たとえば、チームでの協調性を重視する企業に、個人で成果を出すことを得意とする企業に応募した場合、どれだけ優秀でも「求める人材とは違う」と判断されるでしょう。一概に能力不足で不採用になるわけではない点を理解しておくと、メンタルが落ち込み過ぎるのを防げます。

就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事でも、就活で良くある悩みや失敗をまとめているので、参考にしてください。

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面接に落ちたときのメンタル切り替え方法8選

面接に落ちたときは、好きなことをしてリフレッシュしたり、周囲に相談したりしてメンタルを切り替えることが大切です。落ち込んだメンタルのまま就活を続けても、冷静に行動できず、自信のなさが全面に出てしまう可能性もあるでしょう。

ここでは、就活で落ち込んだときのメンタル切り替え方法を8つ紹介します。

1.好きなことをしてリフレッシュする

就活面接に落ちて落ち込んでいるメンタルを切り替えるには、好きなことをしてリフレッシュするのがおすすめです。「メンタルを切り替えなければ」と自分にプレッシャーを掛けるほど、かえって苦しくなってしまうことがあります。

説明会や面接のない日に、リフレッシュ日を設け、丸1日ゲームや趣味のスポーツを楽しんだり、友人と会って思い切り遊んだりしてみてください。

就活のことを一切考えない時間を持つことで、凝り固まった緊張やストレスがほぐれ、気分がリフレッシュされます。心身ともにエネルギーが満たされることで、「次からまた頑張ろう」と自然に気持ちを切り替えられるはずです。

第一志望の選考に落ちた際のメンタルの切り替え方は、「就活で第一志望に落ちたらどうする?気持ちの切り替え方を解説」もご覧ください。

2.自分を見つめ直す時間をつくる

就活で忙しくてまとまった時間が取れない場合でも、隙間時間を利用して自分自身と向き合ってみましょう。「どうして落ちたのか」とネガティブな理由ばかりを考えるのではなく、「何のために就活をしているのか」と原点に返ってみてください。

「本当にやりたい仕事は何なのか」「将来どのような自分になりたいのか」とポジティブな問いを自分に投げ掛けることで就活のゴールを再認識できます。自分を見つめ直すことは、気持ちが落ち込んで失いかけていたモチベーションを復活させるきっかけにもなります。

追い込まれているとネガティブなことしか考えられなくなるため、意識的にポジティブな考え方をすることが大切です。

3.家族や友人に励ましてもらう

1人で就活面接に落ちた悩みを抱え込むと、ネガティブなメンタルから抜け出せなくなってしまうため、家族や友人に励ましてもらうのもおすすめです。家族や信頼できる友人に話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなります。

身近な人からの温かい励ましや応援の言葉は、落ち込んだメンタルを切り替えるためのパワーになるはずです。

また、第三者に相談すると自分では気づかなかった長所や、選考の改善点を指摘してくれる可能性もあります。第三者の客観的な意見はメンタルの切り替えだけでなく、面接対策の大きなヒントになるでしょう。

4.悩む時間がもったいないと考える

メンタルがやられている場合は、やや強引に「落ち込んでいる時間がもったいない」「今回の経験は良い練習になった」と、あえて前向きに割り切る方法も有効です。思うような結果が出ない場合、メンタルがやられたりモチベーションが下がったりするのは当然といえます。

しかし、落ち込んでいる間も時間は止まりません。落ち込んで立ち止まっている時間で、自己分析を深めたり、エントリーシートの内容を見直したりできれば、次の選考に向けて万全の対策を整えられます。

なお、就活を再開するときは「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事を参考に、進め方を再確認するのがおすすめです。

5.企業との相性が悪かっただけと捉える

就活面接に落ちた際は、企業との相性が悪かっただけと考え、メンタルを切り替える方法もあります。面接に落ちると自分の人間性や能力が否定されたように感じてしまうかもしれません。

しかし、多くの不採用の理由は、単に企業との相性が悪かっただけです。企業にはそれぞれ、求める人物像や社風などさまざまな事情があります。あなたの個性や強みが、志望企業が求めるものと一致しなかったに過ぎません。

無理をして企業に合わせようとしても、入社後にミスマッチが生じ早期離職につながるリスクもあります。今回の結果は、「自分と本当に相性の良い企業」を探し直す良いきっかけになったと前向きに捉えましょう。

6.就活エージェントに相談する

自分なりに頑張っているけれど、なかなか解決策が見つからないときは、就活のプロである「就活エージェント」に相談してみるのも1つの手です。大学のキャリアセンターや民間の就活エージェントなど、相談できる場所はたくさんあります。

特に、民間の就活エージェントは、個別の面談を通じて一人ひとりの個性や適性を客観的に評価し、マッチした求人を紹介してもらうことが可能です。

過去の面接結果から落ちた理由を分析し、弱点を克服するための具体的なアドバイスをしてくれます。1人で悩むよりも効率的に改善点を見つけ、次の選考に臨めるのが就活エージェントのメリットです。

就活エージェントからの的確なアドバイスを受けることで、計画的に就活を進められるといった安心感もメンタルの切り替えにつながるでしょう。

7.さまざまな業界を調べて幅広い視点を持つ

特定の業界や企業だけに絞って就職活動をしていると、面接に落ち続けた場合に、視野が狭くなり、メンタルが落ち込みやすくなります。これまで興味を持たなかったさまざまな業界を調べてみると、新しい可能性を発見できるかもしれません。

たとえば、IT業界ばかり見ていたなら、製造業やサービス業、金融業界など異なる分野の企業を調べてみましょう。「エントリーできる企業が少ない」「内定獲得は難しいかもしれない」と落ち込んでいても、視野が広がることで安心しやすくなります。

さらに、業界を広げることで単純にエントリーできる企業の数が増えると、内定獲得のチャンスも広がります。

8.落ちた原因を冷静に分析する

面接に落ちた場合は、何がいけなかったのか原因を分析しましょう。面接に落ちた直後は、感情的になり、メンタルが落ち込んでしまう傾向にあります。落ち込んだメンタルのまま、やみくもに就活を続けていると暗闇の中を走り続けているような感覚になり、冷静な行動を取れなくなってしまう可能性もあるでしょう。

なぜ面接に落ちたのか、原因を客観的に洗い出すことで、次の面接に向けた具体的な改善点が見えてきます。

たとえば、面接官の質問にうまく答えられなかった点はないか、自分の強みを効果的にアピールできていたかなどを振り返ってみましょう。大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談すれば、プロの視点から客観的なアドバイスをもらえます。

面接に落ちたのは「失敗」ではなく、「次への改善点」を見つけるための貴重な経験です。経験を活かすことで内定獲得に近づけます。

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面接の合格・不合格サインについて

面接が終わった後、「面接官の態度はどうだったか」「もしかして不合格かもしれない」と不安になる方もいるでしょう。面接官の表情や態度、面接時間などさまざまな要素から合否のサインを読み取ろうとしてしまうのは自然なことです。

ここでは、面接の合格・不合格サインについて解説します。

面接の合格サイン

面接で手応えを感じた人があげる合格サインには、「勤務地の希望を聞かれた」「業務の説明があった」などがあげられます。不採用を前提としている候補者に対して、このような具体的な質問をする必要はないためです。

さらに、面接官が終始笑顔で和やかな雰囲気で会話が進んだ場合も、面接官が好印象を抱いている可能性が考えられるでしょう。面接官が興味を示していたり、終始笑顔だったりすると、「合格では?」と手応えを感じる方が多い傾向にあります。

面接の合格サインについて詳しく知りたい方は、「面接での合格サインって何?不合格の見極め方とは」も参考にしてください。

面接の不合格サイン

不合格を予感させるサインとしてあげられるのは、「面接官の反応が悪かった」「面接時間が短かった」などです。面接官の反応がそっけなかったり、面接時間が予定よりも極端に短かったりすると、不安になりやすいでしょう。

しかし、面接の手法としてあえてそっけない態度をとるケースもあるため一概に不合格とはいえません。気になるかもしれませんが、落ち着いて通知を待ちましょう。

なお、合格サインや不合格サインはあくまで参考程度として捉えてください。面接官のどんな態度が合格・不合格というデータはなく、サインがあったからといって必ずそうなるとは限りません。

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次回の選考を突破するための8つの対処法

メンタルを切り替えられたら、次回の選考を突破するために行動しましょう。ビジネスマナーを見直したり、面接練習を繰り返したりするなどやるべきことは多くあります。

次回の選考を突破するための対処法を8つ紹介します。

1.身だしなみをチェックする

面接官に良い第一印象を与えるためには、身だしなみを整えることが大切です。「自分は大丈夫だ」と思わず、改めて自分の身だしなみをチェックしてみましょう。

まず、リクルートスーツにシワや汚れはないか、サイズは合っているかなどを確認してください。ボタンが取れそうになっていないか、靴は磨かれているかなど細かい部分にも気を配ると好印象につながります。ほかにも寝癖はついていないか、顔がしっかり見えるように前髪を整えているかなど、清潔感を意識しましょう。

女性はナチュラルメイク、男性はひげの剃り残しがないかも大切なポイントです。最後に鏡の前で笑顔をつくり、表情が硬くなっていないかもチェックしておきましょう。

就活面接での身だしなみについては、「就活で黒髪は必須?髪色を調整する際のポイントや業界による違いを解説」も参考にしてください。

2.ビジネスマナーを見直す

面接では、社会人としてのビジネスマナーも確認されます。面接での基本的なマナーを確認し、面接官に不信感を抱かれないよう対策しておきましょう。

就活の面接で意識したいビジネスマナーは以下があげられます。

・面接の10〜15分前には到着して身だしなみを整える
・ノックは3回して「どうぞ」と言われてから入室する
・面接官から「どうぞ」と促されるまで、椅子の横で立ったまま待つ
・質疑応答中は、声の大きさや話すスピード、アイコンタクトを意識する
・背筋を伸ばして堂々と話す
・退室時は「失礼します」と言って一礼してからドアを閉める

面接のビジネスマナーに不安がある方は、大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用し、面接対策を受けるのがおすすめです。第三者と模擬練習をすることで、より本番をイメージしやすくなります。

3.就活の軸を再設定する

面接に落ちた場合は、就活の軸を再設定してみましょう。就活の軸とは、企業を選ぶ際の基準や価値観のことです。就活の軸がぶれると、面接官に一貫性のない人と思われやすくなります。

今一度自己分析から行い、自分の強みや価値観、将来何を成し遂げたいかを明確にしましょう。就活の軸が定まっていれば、面接官に「一貫性がない人」と思われずに済みます。

これから受ける企業が、自分の軸に合っているかを慎重に判断することも大切です。軸に沿って企業を選ぶことで、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

なお、内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、就職先を決めるにあたって重視していることについて、「企業等の安定性」が最も多く64.1%です。次に賞与や手当の手厚さが57%、ワークライフバランスについてが52.9%になっています。

学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書の引用画像

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(34p)

面接に落ちてメンタルが落ち込み、企業選びで重視していた要素が曖昧になってしまった方は、他者の考えも参考にして考え直すのもおすすめです。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

4.業界・企業研究を徹底する

業界・企業研究を徹底することも、面接に落ちた後にやるべき行動の一つです。業界や企業への理解が深いと、面接官に「なぜこの会社を志望するのか」を説得力を持って伝えられます。面接の最後に聞かれる「逆質問」にも、困らずに質の高い質問ができるようになるでしょう。

企業の公式サイトや採用情報だけでなく、IR情報やニュース、社員のインタビュー記事なども確認しておくと理念や想いを深められます。

また、以前面接に落ちた企業と同じ業界だからといって、業界研究を怠るのは控えましょう。面接に落ちた理由が業界研究が不足していたからかもしれないためです。次の選考で内定を獲得するためにも、業界研究・企業研究ともに行いましょう。

5.自分のアピールポイントを見直す

就活の軸や企業研究で得た情報を基に、志望動機や自己PRの内容を見直しましょう。アピールポイントは、自身が持っているスキルや経験を、志望企業でどのように活かせるかに焦点を当てることが重要です。

たとえば、大学時代のサークルやアルバイトの経験が企業のチームでの業務にどう貢献できるのかを具体的に説明します。アピールポイントは、面接官に深く掘り下げられることを想定し、具体的なエピソードを交えて話せるように準備しておきましょう。

6.面接の練習を繰り返す

面接本番で緊張してうまく話せず選考に落ちた方は、面接練習を繰り返しましょう。面接の緊張を和らげるには、場数を踏んで慣れることが効果的です。模擬面接や実際の選考を多く経験することで、面接の雰囲気に慣れていけます。

具体的には、大学のキャリアセンターや就活エージェントで模擬面接をしてもらうのがおすすめです。繰り返し練習すると、質問への答えがスムーズになるだけでなく、どんな質問にも落ち着いて臨機応変に対応する力が身につきます。

面接対策については、「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事でもまとめているので、参考にしてください。

7.秋・冬採用を視野に入れ焦らずに進める

面接に落ちて焦っている方は、秋・冬採用も視野に入れて就活を進めましょう。春・夏採用で内定を獲得する就活生が多い傾向にありますが、企業の中には、秋・冬採用や通年採用を行っているケースもあります。

特に、ベンチャー企業や中小企業、特定の専門職を募集している企業などは、時期を問わず優秀な人材を求めている傾向です。

焦って自分に合わない企業から内定をもらうよりも、自己分析や業界分析にマッチする企業に就職することが大切といえます。焦って就職すると、ミスマッチで早期離職のリスクを高める可能性もあるでしょう。

面接に落ちて、メンタルの状態が良くないまま就活するのではなく、自分のペースで選考を進めることも成功への大切なポイントです。秋採用について詳しく知りたい方は、「秋採用とは?実施企業の特徴や探し方は?内定獲得のコツも解説」もご覧ください。

8.プロや友人など第三者にアドバイスをもらう

面接で不合格になった原因は、自分では気づきにくい部分に隠れている可能性があります。落ちた理由が分からず悩んでいる方は、1人で抱え込まず、積極的に第三者にアドバイスを求めてみましょう。

大学のキャリアセンターや就職エージェントは、数多くの学生の就活をサポートしてきたプロです。エントリーシートの内容や面接での受け答えなどに客観的なフィードバックをもらうと、自分では気づかなかった改善点が見つかります。

また、信頼できる友人や家族に相談するのも良い方法です。面接でアピールすべきポイントについて、新たな視点を与えてくれる可能性もあるでしょう。

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就活面接に落ちてメンタルがやられているあなたへ

就活面接に落ちたと悩んでいる方もいますが、選考の過程で不採用通知をもらうことは珍しいことではありません。面接に落ちてメンタルがやられてしまった場合は、リフレッシュの時間を設けたり、悩む時間がもったいないと考えたりして前に進みましょう。

メンタルを前向きに切り替えられた後は、次の選考に挑むため、エントリーシートの見直しや面接対策などを行います。メンタルが落ち込んでいる状態からいかに早く切り替え、次の行動を起こせるかが、内定獲得への近道です。

「面接に落ちた」とメンタルがやられている就活生は、エージェントの利用をおすすめします。就職エージェントであるキャリアチケットでは、プロ目線で面接に対するアドバイスをしており、より効率的に就活を進めることが可能です。面接に落ちてメンタルが落ち込んでいる就活生は、ぜひキャリアチケットをご利用ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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