このページのまとめ
- やりたいことがない場合でも就活はできるうえ、考え方次第で強みになる
- やりたいことを見つけるなら、できそうなこと・やりたくないことをヒントにする
- 仕事で本当にやりたいことは、働き始めてから見つかるケースがほとんど
就活で「やりたいことがない」と悩む学生は多いでしょう。就活でやりたいことがないと、モチベーションが下がったり、面接が難しくなったりします。一方で、どうしてもやりたいことがない場合には、強みに変えて選考を進めていけるでしょう。
この記事では、悩み別の対策ややりたいことを見つける方法をまとめました。やりたいことが明確になっていなければ、自己分析を徹底することから始めましょう。ぜひ就活の参考にしてください。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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- 就活でやりたいことがない人は多い
- 就活の面接で企業がやりたいことを聞く3つの理由
- 1.ミスマッチによる早期退職を防ぐため
- 2.働くことを具体化できているか把握するため
- 3.企業理解が十分にできているか把握するため
- 「やりたいことがない」人向けの就活の進め方
- 1.「やりたいこと」を無理に見つけようとしない
- 2.年表やモチベーショングラフを書く
- 3.誰かに相談をして他己分析を行う
- 4.自分の考え方の共通点を見つける
- 「就活でやりたいことがない」についてキャリアアドバイザーからのアドバイス
- 悩み別|就活でやりたいことがない場合の見つけ方
- 「どんな仕事に興味があるかわからない」場合の見つけ方
- 「なりたいものがない」場合の見つけ方
- 「理想のキャリアプラン・働き方がわからない」場合の見つけ方
- 「就活をするうちになにがしたいのかわからなくなった」場合の見つけ方
- 就活でやりたいことがない人が「今」できること
- 1.自己分析をする
- 2.興味から業界研究を広げる
- 3.自己分析と業界研究の結果を照らし合わせる
- 4.就活エージェントから客観的なアドバイスをもらう
- 就活で「やりたいことがない」と悩んでしまったあなたへ
就活でやりたいことがない人は多い
就活をはじめても、やりたいことがない就活生は多いです。就活を始めたタイミングから「自分はこの仕事がしたい」「将来こうなりたい」と考えている就活生は少なく、就活を進めていくうちに答えが見つかっているケースも少なくありません。
「やりたいことがないと就活をうまく進められないのでは?」と不安に思うかもしれませんが、「やりたいことがない」ことも、見方を変えると強みになるので安心してください。最初から明確なやりたいことをもって就活を始めるのではなく、試行錯誤するなかでやりたいことを見つけていけば問題ありません。
就活でやりたいことがない状況で仕事を探す方法は「就活でやりたいことがないのは良くない?気持ちを保つ考え方や対処法を解説」で詳しく解説しています。
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就活の面接で企業がやりたいことを聞く3つの理由
面接で企業の採用担当者がやりたいことを聞くのには、大きく分けて3つの狙いがあります。以下で企業がやりたいことを聞くおもな理由について解説するので、考え方のヒントにしてみてください。
1.ミスマッチによる早期退職を防ぐため
企業が新規採用で最も恐れているのが、ミスマッチによる早期退職です。どんなに優秀な学生でも、企業と考え方や目指すものが異なれば、採用しても早い段階で離職することに。採用活動には大きなコストがかかっているため、出来るだけ長く働いてくれる人材を求める企業は多いです。
採用後の早期離職やミスマッチを防ぐために、面接で就活生から入社後にやりたいことを聞き、「自社と学生の相性はどうか」「やりたいことが自社の事業から大きく離れていないか」などを確認しているのです。
2.働くことを具体化できているか把握するため
企業がやりたいことを聞く背景には、働くことをどれだけ具体的にイメージできているかを確認する狙いもあります。具体的なイメージを持てていない場合、「入社すること」がゴールになっていると捉えられかねません。
入社してからが本当のスタートであり、企業としては成長意欲の高い人材を求めている点は覚えておきましょう。
3.企業理解が十分にできているか把握するため
入社してからやりたいことを明確に回答できる就活生は、企業研究を入念に行っていると評価できます。企業研究をしっかりと行っていない場合、表面的かつ抽象的な回答しかできず、志望度が低いと判断されかねません。
企業でやりたいことの具体性を聞けば自社を理解しているかが分かり、自社だからこそ実現できる内容を答えられると、ほかの学生との差別化も図れるでしょう。
企業研究の重要性については、「就活を円滑に進める「企業研究」って? ポイントを解説!」でも詳しく解説しているので参考にしてください。
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「やりたいことがない」人向けの就活の進め方
やりたいことがない場合でも、順序立てて進めていくことで、就活を成功させられるでしょう。焦らずに自分を分析することが大切です。ここからは、やりたいことがない就活生向けの就活の進め方を紹介します。
1.「やりたいこと」を無理に見つけようとしない
冒頭でも述べたように、就活の段階で「やりたいことがない」状態は、決して珍しいことではありません。やりたいことを見つけることに注力しすぎると、自分の長所やアピールポイントを見逃したり、就活の軸がぶれたりする可能性もあります。
やりたいことが見つかっていない状態から就活を始めるときは、自己分析や業界研究を行い、一から自分や社会のことを理解することが大切です。
2.年表やモチベーショングラフを書く
理想のキャリアプランを考える際は、自分史やモチベーショングラフを作成するのがおすすめです。過去から現在までの変遷を辿ることで、未来の予想に役立ちます。
そもそも、自己分析をすれば自身の好き嫌い・得意不得意や、過去の印象的な出来事をある程度言語化できているはずです。自己分析に加えて、自分史やモチベーショングラフを作成することで、事細かに過去を振り返れます。
モチベーションの上がる出来事に共通点を見出せば、自身のキャリアにも落とし込めるはずです。なお、モチベーショングラフを作成する際は、感情が湧いた理由を深堀してください。ただ必死に動いてただけではなく、なぜ必死に動けたのかを考えることが大切です。
3.誰かに相談をして他己分析を行う
自己分析の方法の1つ「他己分析」を行うことで、客観的な自分を理解できるでしょう。他己分析では、自分では分からなかった自分の長所や強みなどを見つけられます。
「これやってるときの目が輝いているよ」「△△が向いているのでは?」など、自分の興味の対象を客観的に教えてくれることも。自分のことを徹底的に理解するためにも、他己分析は有効な手段の1つです。
4.自分の考え方の共通点を見つける
年表やモチベーショングラフ、他己分析などで分かった自分の考え方の共通点を探してみましょう。例えば、モチベーショングラフで気持ちが上がった出来事の特徴を書き出し、他己分析で分かった自分の性格と照らし合わせてみてください。
やる気が出るタイミングと性格の共通点を探すと、やりたいことやモチベーションを保つ方法が分かるでしょう。仕事選びの軸として設定し、就活を進めていくことをおすすめします。
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「就活でやりたいことがない」についてキャリアアドバイザーからのアドバイス
就職経験がない中で「やりたいこと」という観点で考えると、「働くイメージがあまり湧かない」「よく分からない、やりたいことがない…」というネガティブなループに入ってしまうことがよくあります。
これから自己分析をする就活生は、下記のステップを試してみてください。
2.年表やモチベーショングラフを書き、「得意なこと」「モチベーションが変動する要因」の共通点を見つける
3.誰かに相談をする機会を作り、他己分析から「得意なこと」「モチベーションが変動する要因」の共通点を見つける
4.見えてきた得意なことを活かせて、モチベーションが上がるような環境を軸に就活を進める
焦らず一つずつ解決していけば、「やりたいと思えること」が見つかる可能性があります。それでも分からなければ、就職アドバイザーが相談にのるキャリアチケットもご利用ください。
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悩み別|就活でやりたいことがない場合の見つけ方
「やりたいことがない」と一口にいっても、その実態は人によってさまざまです。ここでは、よくある3つの悩み別で「就活でやりたいことがない」への対策を解説します。
「どんな仕事に興味があるかわからない」場合の見つけ方
面接で聞かれるのは「入社後に」やりたいことです。人によっては、そもそもどのような仕事に興味があるのか、どんな仕事がしたいかすらわからないケースもあるでしょう。
就活生という立場では、社会にはどのような業界があり、各業界の中心的な企業や仕事内容についての理解が浅く、やりたい仕事が見つからない原因になりえます。仕事に対する興味関心を抱く前提として、業界全体の知識を身につけると、やりたいことが見つかりやすくなるでしょう。
合同説明会に参加してさまざまな企業に触れる
まずは自分のなかで取り得る選択肢を増やすことが大切です。世の中にどのような仕事があるかを知ったうえで、自分の適性を判断しましょう。
やりたいことを見つけるためにも、各業界から多くの企業がブースを出展している合同説明会への参加をおすすめします。合同説明会は、企業研究や業界研究の助けにもなり、企業選びの手段になりえます。
インターネットで検索すると自分の知っている業界しかリサーチしないことも多いため、知識の幅を広げるためにも積極的に参加しましょう。
「なりたいものがない」場合の見つけ方
「やりたいことがない」と悩む就活生のなかには、なりたいもの・職業と連動して考えている可能性があります。やりたいことは必ずしも職業として特定させる必要はなく、「どのような役割を担いたいか」という視点で考えてみましょう。
友人同士との関わり方や、部活動・サークルなどにおける立ち居振る舞いなど、自分が自然と取っているポジションがあるはずです。自身の行動を振り返りながら、職業に限定しない役割や貢献の仕方というアプローチで、入社後にやりたいことを考えてみましょう。
OB・OG訪問やインターンシップに参加する
「なりたいもの」という視点で知識や情報をインプットするなら、OB・OG訪問で実際に働く社員から話を聞いたり、就業体験型のインターンシップに参加したりするのがおすすめです。
今もつながりのある大学やサークルの先輩から仕事の話を聞くことで、企業研究では分からなかった具体的な業務内容や実際の働き方などが分かるケースも多いです。実際に入社した人の声から、働くイメージが具体的に湧くでしょう。
OB・OG訪問の方法は「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」をご覧ください。
「理想のキャリアプラン・働き方がわからない」場合の見つけ方
「やりたいこと」をより広義に捉えると、入社後にどのようなキャリアプランを築きたいか・働き方をしたいかがわからない就活生もいるでしょう。
社会人経験がない状態で、10年後のキャリアプランを具体的に考えるのは困難であると言わざるを得ません。ただし、キャリアは描いておくに越したことはないため、「30歳までに△△△をしたい」「40代では△△△のポジションで働きたい」など、漠然とした内容でイメージは持っておきましょう。
描いたプランは、入社してから随時見直せば構いません。配属先で得られる経験によって、適性の有無も見えてくるはずです。企業は「未来志向で考えられる人材であるか」も見ているので、実現できるかは別にして、大まかなキャリアプランは描いてみましょう。
「就活をするうちになにがしたいのかわからなくなった」場合の見つけ方
就活を進めていくと、「本当に自分がやりたいことが分からなくなった」「この道を進んで後悔はしないか」と悩むこともあるでしょう。就活では、さまざまな企業との出会いがあります。
就活の軸がぶれていると、進め方に迷いが生じる可能性が高くなるため、再度自己分析をやり直してみましょう。自己分析は1度きりではなく、複数回行うことで、自分への理解をブラッシュアップできます。
自己分析については、「『自己分析のやり方がわからない』と悩む人へ」で詳しく解説しているので参考にしてください。
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就活でやりたいことがない人が「今」できること
やりたいことは今すぐみつからない場合もあるので、極度に焦る必要はありません。現状でベストな就職活動をするために、以下の手順を参考にしてみてください。
1.自己分析をする
まずは自己分析を入念に行い、自分の仕事に対する価値観を把握しましょう。価値観とは、物事の価値を判断する時の個人の考え方を指します。
ある事柄に対するプラス・マイナスのいずれの感情も、それぞれの価値観によって判断したことで生まれています。仕事に対するモチベーションも、価値観によって大きく左右されるでしょう。
今までの経験を振り返り、自分はどのような価値観を持って物事に取り組んでいたのか、意思決定をしていたのかを洗い出してみてください。考え方を整理することで、企業の選定基準も言語化できるようになるでしょう。
2.興味から業界研究を広げる
やりたいことが思い浮かばず、企業探しのきっかけがない人は、自分の興味があるテーマや物事から企業探しをしてみてください。
就活サイトの検索窓に興味のある単語を入力すれば、さまざまな業界からその単語に関連する企業が見つかります。興味のある物事を起点に企業や業界、ビジネスモデルを調べていけば、そのキーワードにまつわるビジネスの全体像を把握できるでしょう。
3.自己分析と業界研究の結果を照らし合わせる
上記のステップで明らかにできた結果を照らし合わせて、相性のよさそうな企業を探します。自分の価値観は企業選びの軸になるため、漠然と調べていた企業に対して根拠を持って絞り込めるようになるはずです。
4.就活エージェントから客観的なアドバイスをもらう
自己分析がうまく進められなかったり、企業の絞り込みが難しかったりする場合は、就活エージェントからアドバイスをもらいましょう。就活エージェントは、専門のキャリアアドバイザーが学生一人ひとりとカウンセリングしたうえで、おすすめの求人を紹介してくれます。
自己分析のサポートやキャリアの相談に乗ってくれるだけでなく、履歴書やエントリーシートの添削、面接対策といった選考の準備まで幅広くサポートしてくれるので、プロの目線で客観的なアドバイスをもらうのにおすすめです。
就活生のさまざまな悩みを解決してきたプロに相談すれば、入社後にやりたいことを探すヒントが見つかるでしょう。
就職活動の進め方については、「就活でやりたいことがないのは普通?考え方や面接での伝え方を解説」も参考にしてください。
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就活で「やりたいことがない」と悩んでしまったあなたへ
就活でやりたいことがなくても、焦る必要はありません。就活を進めながら自分のやりたいことは見つけられるうえに、さまざまなアプローチで考えれば、やりたいことのヒントが見えてくるでしょう。
どうしても就活でやりたいことがなく不安な就活生は、就活のプロである就活エージェントの利用がおすすめです。 なかでも、「キャリアチケット」はあなたの価値観に合う企業に出会えることにフォーカスした就活エージェントです。
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