このページのまとめ
- 面接で短所を聞かれたら、1つに絞り改善の努力と入社後の活かし方を含めて答える
- 答え方のポイントは、結論から話し始めて具体的なエピソードを盛り込むこと
- 面接では致命的な欠点を避け、自己理解の深さや課題解決力をアピールしよう

短所は面接の定番質問の一つです。しかし、「適切な短所の伝え方が分からない」「弱みをそのまま伝えたらマイナス評価につながりそう」と悩む就活生もいるでしょう。面接で短所を聞かれたら、改善のための工夫を盛り込み、なるべく前向きに答えるのがコツです。
この記事では、面接で問われる短所について、答え方のポイントや見つけ方、回答例文を紹介します。選考突破に向けて、好印象を与える短所の答え方をマスターしましょう。
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- 面接における短所の答え方のポイント6選
- 1.短所は1つに絞る
- 2.結論から話し始める
- 3.具体的なエピソードで説得力を高める
- 4.改善のための工夫を盛り込む
- 5.努力や経験を入社後どのように活かすか説明する
- 6.ポジティブな言葉や柔らかい表現を使う
- 面接で答える短所の見つけ方
- 自己分析をする
- 他己分析をする
- 長所の裏返しとして考える
- 面接における短所の答え方の例文一覧
- 1.せっかち
- 2.マイペース
- 3.飽きっぽい
- 4.計画性がない
- 5.目立ちたがり
- 6.負けず嫌い
- 7.流されやすい
- 8.自己主張が苦手
- 9.おせっかい
- 10.仕切りたがり
- 11.人見知り
- 12.完璧主義
- 13.慎重
- 14.優柔不断
- 15.頑固
- 16.理屈っぽい
- 17.心配性
- 18.緊張しやすい
- 19.マイナス思考
- 20.一人で抱え込みやすい
- 面接で短所が聞かれる理由
- 自分を客観視できているか知るため
- 課題解決能力があるか確認するため
- 入社後の活躍を見極めるため
- 企業との相性を判断するため
- 面接における短所の答え方のNG例
- 「ありません」と回答する
- 社会人として致命的な欠点を挙げる
- 仕事に関係ない短所を伝える
- 身体的な特徴について説明する
- 企業や職種とミスマッチな短所を述べる
- 長々と回答する
- 面接における短所の答え方に悩むあなたへ
面接における短所の答え方のポイント6選
面接で短所を聞かれたら、単に弱みを答えるのではなく、それを改善するために努力していることを伝えるのが大切です。
ここでは、面接で短所を聞かれた際の答え方を紹介します。ポイントを押さえて、面接官に好印象を与えられる回答を考えてみましょう。
1.短所は1つに絞る
面接では、複数の短所を挙げるのではなく、1つに絞って回答することが重要です。複数の短所を挙げると、マイナスイメージが強くなり、面接官からの印象が悪くなってしまいかねません。
また、短所を1つに絞ることで、回答時間内に克服方法や改善への取り組みを詳しく説明できます。1点を深く掘り下げることで、回答に一貫性も生まれやすいでしょう。
自分の短所が分からない人は、「就活で使える弱み一覧105選を紹介!伝え方や注意点も例文付きで解説」の記事も参考にしてみてください。
2.結論から話し始める
面接では、結論から話し始めるのが答え方の基本です。「私の短所は△△です」と初めに伝えることで、面接官に話の全体像を理解してもらえます。結論を述べたうえでエピソードや改善策、入社後に活かせることなどを加えることで、論理的な回答になるでしょう。
3.具体的なエピソードで説得力を高める
面接では、単に短所を伝えるだけでなく、具体的なエピソードを盛り込むことが重要です。短所が原因で、どんな課題や困難に直面したかを説明しましょう。エピソードを話すことで、回答に説得力が増します。
また、実体験を盛り込むと、自己分析の深さのアピールにもつながるでしょう。面接官にも、人柄を深く理解してもらえる可能性があります。
4.改善のための工夫を盛り込む
面接では、短所の改善に向けて取り組んでいることを伝えましょう。面接官が知りたいのは、「短所を客観的に把握し、それを克服するために努力できているか」という点です。
課題や困難に直面した際に、具体的な対策を考えて行動を起こしていることをアピールできれば、「成長意欲のある人物」という評価につながる可能性があります。
5.努力や経験を入社後どのように活かすか説明する
企業側にとって、面接とは将来的に自社で活躍してくれる人材を見つける機会。そのため、面接では短所の改善のための努力や経験を、入社後どのように活かせるのか伝えることも大切です。
企業へ貢献する意欲をアピールすることで、短所の回答も前向きな印象に変えられるでしょう。
6.ポジティブな言葉や柔らかい表現を使う
なるべくネガティブな印象を与えないように、言葉遣いや表現に気をつけることも面接における短所の答え方のポイントです。回答の際は、ネガティブな表現をそのまま使うのではなく、以下のようにポジティブな言葉に置き換えることを意識しましょう。
・心配性:リスクを考慮する
・優柔不断:慎重に物事を進める
・できない:発展途上
・失敗した:学びを得た
・直らない:日々改善に向けて努力中
また、「~するように心掛けています」「~を意識して取り組んでいます」などの柔らかい表現を使うことで、謙虚さと向上心を同時に表現することができます。ポジティブで柔らかい表現を使うと、短所の説明でも好印象を残すことができるでしょう。
「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事では、就活の面接でよくある質問や答え方の例を紹介しています。ぜひ、短所の答え方とあわせてご確認ください。
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面接で答える短所の見つけ方
面接では、短所に関する質問も自分の魅力をアピールするチャンスです。質問された際に適切な答え方ができるように、自分の短所を正確に把握しておきましょう。ここでは、短所の見つけ方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
自己分析をする
自己分析は、自分の短所を見つけるための基本的な方法です。過去の経験や行動パターンを振り返ることで、自分の特徴や課題が見えてきます。具体的には、以下のポイントに注目して自己分析を行いましょう。
・学生時代の失敗体験
・ストレスの原因
・日常生活で困ることや苦手なこと
・後回しにしてしまうこと
・周りの人によく受ける指摘や注意
自己分析を行う際は、単に短所を列挙するのではなく、具体的なエピソードもあわせて記録することが重要です。エピソードを整理しておくと、面接で具体的な答え方ができるようになります。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で詳しくご確認ください。
他己分析をする
自分で短所が分からない場合は、周りの人からの評価や意見を集めてみましょう。家族や友人、大学の教授など、さまざまな立場の人に「直したほうが良い点」や「自分とコミュニケーションをとるうえで少し気になる点」などを尋ねてみてください。
他己分析をすることで、より客観的な短所の把握が可能になります。周りの人からの客観的な評価があると、回答の説得力も高まるでしょう。
長所の裏返しとして考える
「自分の短所が分からない…」と悩んでいる場合は、長所をもとに考えてみてください。短所は、長所の裏返しとして捉えられる場合があります。たとえば、「計画的で真面目」という長所は、裏返せば「融通が利かない」や「石橋を叩き過ぎてしまう」という短所になり得るでしょう。
長所の延長線上にある短所を答えると、面接官に「努力で改善が見込める」「回答に一貫性がある」とポジティブな印象を与えやすくなります。
長所と短所の言い換え例
長所と短所の具体的な言い換え例を以下にまとめました。
・協調性が高い⇔意見の主張が苦手
・真面目で丁寧⇔完璧主義
・好奇心旺盛⇔飽きっぽい
・責任感が強い⇔一人で抱え込みがち
例を参考に、長所から短所を見つけたり、自分の短所をポジティブに言い換えるための工夫をしたりしてみてください。
「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、就活の基本的なやり方を解説しています。面接対策のためにできることも紹介しているので、ぜひ内定獲得のヒントにしてください。
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面接における短所の答え方の例文一覧
ここでは、主な短所の答え方の例文をまとめました。例文を参考に、面接に備えて自分なりの答え方を考えてみましょう。
1.せっかち
私の短所は、せっかちなところです。行動力がある反面、焦りから確認作業を飛ばしてしまいそうになる傾向があります。大学のゼミで資料の提出期限が迫っているとき、自分のタスクを終わらせることを優先して引用文献のチェックが疎かになり、教授から指摘を受けた経験があります。
この短所を克服するために、今は「作業を始める前に、必ず最終チェックリストを作成する」ことを習慣化しています。入社後もこの習慣を活かし、スピード感を持ちながらも確実に仕事を行います。
2.マイペース
私の短所は、マイペースなところです。一度集中し始めると、周りの状況が見えなくなり、チームメンバーとの連携が遅れてしまうことが課題だと認識しています。
アルバイト先の飲食店で、混雑時にほかのスタッフがヘルプを求めていることに気づかず、自分の持ち場での作業を続けてしまったことがあります。その結果、店舗全体の回転を遅らせてしまいました。
この反省から、現在は1時間に一度は必ず周りのメンバーに声を掛け、業務の進捗状況を確認し合うことを意識しています。入社後も、チーム内での情報共有を密にし、生産性向上に貢献したいと考えています。
3.飽きっぽい
私の短所は、物事に飽きっぽい傾向があることです。新しい知識やスキルを学ぶのは好きなのですが、最初の手応えを感じられない段階で、別の興味に移ってしまうことがありました。
以前、プログラミング学習を始めた際も、基礎の反復練習の段階で難しさを感じ、すぐに挫折しそうになりました。この短所を改善するため、「目標を達成するまでのプロセスを細かく分解し、小さな成功体験を積み重ねて次のステップに進む」という手法を取り入れています。
この継続力を高めるための工夫は、入社後の新しい業務や専門知識の習得において役立つと考えています。すぐに成果が出なくても、目標を細分化して着実に進めることで、粘り強くスキルを定着させていきます。
4.計画性がない
私の短所は、計画性がないところです。目の前のタスクをすぐ片付けようとするあまり、全体のスケジュールを見通せず、結果的に必要な準備が間に合わなくなることがあります。
たとえば、大学で大規模なイベントを企画したときは、内容の検討ばかりに時間を費やし、会場の手配や広報活動の開始が遅れてしまいました。
この反省から、現在はタスクに着手する前に、必ず締め切りから逆算した詳細なスケジュールを作成することを徹底しています。入社後は、この計画力を活かし、見通しを持って業務を進めることで、予期せぬトラブルにも柔軟に対応できるよう努めます。
5.目立ちたがり
私の短所は、目立ちたがりなところです。良いアイデアを思いつくと、つい自分の意見を強く主張してしまい、議論の場でほかのメンバーの発言機会を奪ってしまう傾向がありました。
サークルの企画会議では、自分の案を通そうとして、ほかのメンバーが意見を出しづらい雰囲気を作ったことをあとで反省しました。この短所を改善するため、現在は「発言前に、まず3人のメンバーの意見を聞く」というルールを自分に課しています。
入社後は、積極的に意見を出しつつも、周りを尊重する姿勢を大切にし、チーム全体の意見をまとめ上げる存在になりたいと考えています。
6.負けず嫌い
私の短所は、負けず嫌いなところです。特に大学のフットサルサークルの活動で、その傾向が強く出ました。私のチームが一つ下の学年に負けたとき、悔しさのあまりメンバーへの指導がエスカレートしてしまい、チーム内の雰囲気を悪くしたことがあります。
この経験から、ただ勝つことだけが目的ではないと反省し、今は「チーム全体で成長すること」を一番の目標にしています。自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見を聞き、チームとしての最善策を冷静に考えるように意識しています。
御社に入社後も、目標達成に向けて努力を惜しまず、チームで協力し、結果を出していきたいと考えております。
7.流されやすい
私の短所は、周囲の意見に流されやすいところです。大学のゼミでグループディスカッションをする際、活発な人の意見に「なるほど」と納得してしまい、自分の意見を言わなかったことがありました。
しかし、それではディスカッションの意味がないと考え、現在は改善に取り組んでいます。具体的には、誰かの意見を聞く前に、必ず一度立ち止まって自分の考えをメモする習慣をつけました。
そのうえで、他者の意見と自分の意見を比較し、賛成・反対の理由を明確に伝えるようにしています。御社でも、周囲との協調性を保ちつつ、自分で考えた意見を発信し貢献したいと考えています。
8.自己主張が苦手
私の短所は、自己主張が苦手な点です。大学のサークル活動でイベントを企画する際、より良い方法があると感じても、「全体の和を乱したくない」「反対して場を険悪にしたくない」という気持ちから意見を主張できず、受け身になってしまうことがありました。
この短所を改善するため、相手を否定するのではなく「~という意見も良いと思いますが、別の視点として~はいかがでしょうか」と、提案の形で意見を述べる練習をしています。御社では、チームの協調性を大切にしながら、意見はしっかりと発信していきます。
9.おせっかい
私の短所は、おせっかいなところです。親しい友人が忙しそうにしていると、つい「これも手伝おうか?」「大丈夫?」と、必要以上に声を掛けてしまいます。
以前、アルバイト先の後輩がミスで落ち込んでいたとき、良かれと思って細かく仕事の進め方を指導した結果、「自分で考えたかったのに」と、逆に負担を掛けてしまったことがあります。
この経験から、今は相手が何を求めているかをしっかり見極めるようにしています。すぐに手を出すのではなく、「何か手伝えることはある?」と相手の意思を確認するステップを踏むように改善中です。
相手のペースを尊重し、真に必要なサポートができる社会人になりたいです。
10.仕切りたがり
私の短所は、グループで活動する際、つい仕切りたがりになってしまう点です。効率を重視するあまり、自分のやり方が一番早いと考えてしまい、周囲に相談なくタスクを割り振ってしまうことがありました。
大学の文化祭実行委員で、その独断的な進め方が原因で、メンバーのモチベーションを下げてしまった苦い経験があります。
現在は、まずメンバー全員の意見を聞く場を必ず設けるようにしています。そして、「このタスクは誰が一番得意か?」と、それぞれの意見や能力を尊重して役割分担をするように改善しました。
御社では、リーダーシップを発揮しつつも、周囲の力を最大限に引き出して業務に貢献します。
11.人見知り
私の短所は、初対面の人に対して人見知りをしてしまうことです。新しい環境に飛び込んだ直後は、自分から積極的に話し掛けるのに時間が掛かってしまいます。しかし、私は一度打ち解けると、その人との関係をとても大切にすることができます。
短所を克服するために、今は大学のグループワークやアルバイトで、自分から一つ質問をするという目標を立てて実行しています。たとえば、「△△さんは、この課題についてどうお考えですか?」といった具体的な質問をしています。
御社に入社後も新しい環境に早く慣れ、チームの一員として貢献できるよう努めます。
12.完璧主義
私の短所は、完璧主義なところです。大学のレポート作成では、クオリティを重視するあまり、満足いくまで推敲を重ねた結果、締め切りギリギリになってしまうことがありました。
この反省から、現在は「6割できたら一度提出し、フィードバックをもらう」といった、目標達成のための明確な線引きを設けるようにしています。
こだわるべきところと、迅速に終わらせるべきところのメリハリをつけられるよう努力しており、入社後もこの姿勢で業務に取り組みたいと考えています。
13.慎重
私の短所は、物事を慎重に考え過ぎるあまり、行動に移すのが遅くなってしまうことです。以前、新しいボランティア活動に参加しようか迷ったとき、調べ物に時間を掛け過ぎた結果、定員が埋まってしまいチャンスを逃した経験があります。
この教訓から、「情報収集は30分まで」と時間を区切り、まず行動してみて、あとから修正していくという意識を持つようにしました。計画的に準備を進める長所は生かしつつ、スピーディーに決断を下せるよう、日々意識して行動しています。
14.優柔不断
私の短所は、優柔不断なところです。たとえば、飲食店のアルバイトで、急なトラブルが発生した際に、どの対応策がベストか考え過ぎてしまい、対応が遅れたことがあります。結果として、お客さまに迷惑を掛けてしまいました。
この経験から、「即決すべきこと」と「時間を掛けて考えるべきこと」の判断基準を明確に持つようにしました。特にアルバイトにおいては、優先順位をすぐに判断できるよう、普段から業務フローを頭のなかでシミュレーションする訓練をしています。
御社に入社後も迅速な判断と行動で、業務に貢献したいです。
15.頑固
私の短所は、自分の考えややり方に固執してしまう頑固な一面があるところです。
学生団体でイベントを運営した際、一度決めた企画の方針に強いこだわりを持ってしまい、メンバーから新しいアイデアが出ても、「このやり方で進めるべきだ」と却下してしまったことがあります。
その結果、チームが険悪な雰囲気になってしまいました。この経験で、柔軟に意見を取り入れることの重要性を学びました。
現在は、自分の意見を主張する前に、必ず相手の意見のメリットを見つけてから話すように意識しています。この工夫を通じて、多様な考えを受け入れられるようになりました。御社に入社後は、柔軟な姿勢で周囲の意見を受け入れ、大きな成果につなげたいです。
16.理屈っぽい
私の短所は、理屈っぽいところです。大学の研究室で、後輩の発表を聞いている際、理論的に筋が通っていない部分を指摘し過ぎた結果、相手を委縮させてしまい、本来の目的である議論を深めることができませんでした。
この経験から、今は「正論を言うこと」よりも「相手が成長すること」を優先するように意識しています。まずは相手の良い点を認め、そのうえで改善点を質問形式で伝えるように工夫しています。
論理的な思考力を生かしつつも、周囲との円滑なコミュニケーションを大切にできる社会人になりたいです。
17.心配性
私の短所は、心配性なところです。何事も失敗したくないという気持ちが強いため、必要以上に準備に時間を掛けたり、最悪の事態を想定し過ぎて身動きがとれなくなったりすることがあります。
しかし、そのおかげでサークル旅行の計画では、詳細な予備プランを立て、急な悪天候にも迅速に対応できました。
現在は、準備の徹底は継続しつつ、「まずはここまで準備したら行動に移す」というラインを設定し、スピードを上げることを心掛けています。リスクを管理しつつも、迅速に行動できる人材として御社に貢献したいです。
18.緊張しやすい
私の短所は、新しい環境や人前で話すときに、極度に緊張してしまうことです。大学の授業でプレゼンテーションを行う際、頭が真っ白になってしまい、準備していた内容の半分も話せなかったことがありました。
この経験を教訓に、現在は緊張を和らげるための対策を徹底しています。まず、「徹底的な事前準備」を行い、どんな質問が来ても答えられるように練習しています。さらに、プレゼンや面接前には、深呼吸を3回行うという自分なりのルーティンを定めました。
この対策のおかげで、緊張はしますが、それを乗り越えて自分の考えをしっかりと伝えられるようになりました。
19.マイナス思考
私の短所は、ついついマイナス思考になってしまうことです。新しいことに挑戦する際、「失敗したらどうしよう」と、行動する前に立ち止まってしまうことがありました。大学の海外インターンシップへの応募をためらい、締め切り直前まで悩んだ結果、申し込みを諦めてしまった経験があります。
現在は、マイナスに考えそうになったら、成功した場合のメリットを3つ以上書き出す習慣をつけ、ポジティブな側面に目を向けるよう改善しています。リスクを想定しつつも、前向きに挑戦できる姿勢で御社の事業に貢献したいです。
20.一人で抱え込みやすい
私の短所は、一人で物事を抱え込みやすいところです。誰かに相談すると、その人の負担になるのではないかと考え、自分一人で解決しようとしてしまいます。大学祭の模擬店リーダーをしていたとき、準備が間に合わない状況になって初めて周囲に助けを求めた結果、チームに大きな混乱を招いてしまいました。
この経験から、「早めに相談することが、逆にチームのためになる」と考えるようになりました。現在は、週に一度、進捗状況をチームに共有する場を設け、少しでも不安があれば自ら報告するようにしています。
御社に入社後も、チームメンバーを信頼し、積極的に連携をとることで、より大きな成果を目指したいです。
「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事では、面接でよくある質問と回答例を紹介しているので、ぜひご確認ください。
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面接で短所が聞かれる理由
面接で短所を聞かれたときは、面接官の意図を汲んだ答え方を心掛けましょう。ここでは、面接で短所について聞かれる主な理由を解説します。理由を理解し、評価につながる答え方を考えてみてください。
自分を客観視できているか知るため
面接官が短所を尋ねる理由の一つは、就活生がどれだけ自分を客観的に把握できているかを知るためです。自分の弱みや課題を正確に把握できている人は、社会に出てからも課題に直面した際に冷静に原因を分析し、改善のために努力できると評価されるでしょう。
自分を客観視するためには自己分析が重要です。自己分析の方法は、「自己分析のやり方がわからない」と悩む人へ方法を解説」の記事でご確認ください。
課題解決能力があるか確認するため
面接官は、短所への対処方法を聞くことで就活生の課題解決能力や改善に向けた行動力を確認しています。
課題解決力は、企業が重視するスキルの一つです。厚生労働省の「令和6年度 能力開発基本調査 結果の概要」では、企業の発展にとって最も重要だと考える労働者の能力・スキルについて、以下の表の結果が出ていました。
※50歳未満の正社員、管理職を除く
※複数回答(3つまで)
※上位5項目
| 最も重要と考える能力・スキル | 重視する企業の割合 |
| チームワーク、協調性・周囲との協働力 | 58.6% |
| 職種に特有の実践的スキル | 36.9% |
| コミュニケーション能力・説得力 | 34.6% |
| 課題解決スキル(分析・思考・創造力等) | 31.5% |
| マネジメント能力・リーダシップ | 29.4% |
参照:厚生労働省「令和6年度 能力開発基本調査 結果の概要(p.5)図 8 最も重要と考える能力・スキル」
調査結果から課題解決能力は、チームワークや実践的スキル、コミュニケーション能力に次いで重要視されていることが分かります。短所を冷静に把握し、それに対して具体的な対策を講じていることをアピールすると、評価につながる場合があるでしょう。
参照元
厚生労働省
能力開発基本調査:結果の概要
入社後の活躍を見極めるため
短所に関する質問は、就活生が入社後にどのように活躍できるかを見極めるためにも行われます。具体的には、面接官は以下の点を確認し、就活生が将来的に活躍できる人材かを判断しているようです。
・短所がチームや業務に与える影響
・得意な業務と不得意な業務
・課題を克服するための粘り強さや成長意欲
・ストレス耐性
面接での回答が、入社後の配属部署や職種を決める要素の一つになることもあるでしょう。
企業との相性を判断するため
短所への答え方は、就活生と企業の相性を判断する重要な材料です。面接官は、回答内容から企業文化やチームの雰囲気、業務内容とのマッチ度を確認し、長期的に活躍してくれる人材を選ぼうとする傾向があります。
たとえば、チームワークが重視される企業の面接で「一人で抱え込むこと」を短所に挙げる場合、周りに助けを求めることへ前向きな姿勢を見せると、評価につながることがあるでしょう。
短所について聞かれたら、志望する企業の求める人物像や仕事内容を念頭に置き、適切な答え方をすると相性の良さをアピールできます。
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面接における短所の答え方のNG例
面接で短所を聞かれた場合は、答え方に注意が必要です。NG例を理解し、適切な答え方をして選考突破を目指してください。
「ありません」と回答する
「短所はありません」と自信満々に答えるのは避けましょう。短所がないのは一見良いことに感じますが、実際は以下の印象を持たれる恐れがあります。
・嘘をついている
・自己分析ができていない
・誠実さに欠ける
・成長意欲がない
面接官が知りたいのは就活生の人物像です。短所に関する質問も自分の人柄をアピールするチャンスと考え、誠実に答えることを心掛けましょう。
社会人として致命的な欠点を挙げる
面接で短所を聞かれた際、社会人として信頼性や倫理観に関わる重大な欠点を挙げるのは避けてください。たとえば、以下は仕事をするうえで重大なリスクになるのが予想されるため、マイナスイメージにつながります。
・遅刻が多い
・約束を守らない
・嘘をつく
・話を聞かない
短所とはいえ、社会人として分別のある回答を心掛けましょう。
仕事に関係ない短所を伝える
面接で、趣味や私生活に関わる短所を伝えることも避けてください。たとえば、以下のような内容はビジネスの場である面接にふさわしくありません。
・歩くのが遅い
・料理が苦手
・休日に寝過ぎてしまう
面接官は、個人的な短所ではなく仕事を進めるうえでの弱みと、それに対する改善策を知ろうとしています。プライベートの内容に絞った答え方は、「質問の意図を理解できていない」と思われかねないので、避けるのが望ましいでしょう。
身体的な特徴について説明する
身体的な特徴や生まれ持った性質を短所として述べるのはNGです。短所とは、本人の意思や努力で改善可能な行動や性格の傾向を指します。身体的な特徴は、努力で改善するのが難しく改善策をアピールできないため、面接の回答には適切ではありません。
企業や職種とミスマッチな短所を述べる
応募する企業や職種の特性を考えずに短所を述べるのは控えましょう。ミスマッチと判断され、選考に通過できない恐れがあります。
たとえば、接客業に応募しているのに「コミュニケーションが苦手」と述べたり、チームでプロジェクトを進める仕事なのに「我が強い」と伝えたりするのは避けましょう。「入社してもうまくやっていけないのでは?」という疑念が生じやすく、マイナス評価になりかねません。
面接では、企業や職種で活かせる長所を持ちつつ、改善の余地がある点を短所として挙げるのが望ましいでしょう。
長々と回答する
面接で短所や改善策について長々と話すのもNGです。ダラダラと話し続けると、要点がぼやけたり、「話しをまとめられない」と思われたりする恐れがあります。先述したように結論から話し、1分程度でまとめることが答え方のポイントです。
「面接で強みと弱みを聞かれたら?回答のコツや言い換え例の一覧を紹介!」の記事では、面接で強みと弱みを聞かれたときの答え方を解説しています。面接官に好印象を与えるため、ぜひご覧ください。
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面接における短所の答え方に悩むあなたへ
「短所を聞かれたら何と答えれば良い?」「この答え方でマイナス評価にならない?」と不安に思う就活生もいるでしょう。面接で短所を聞かれたら、改善のための努力も盛り込んでなるべく前向きに答えることが大切です。
面接での答え方に自信がない場合は、就職エージェントの利用も検討してみましょう。就職エージェントは、一人ひとりに合わせた求人紹介や選考対策を実施しています。
就職エージェントのキャリアチケットでは、企業別の面接対策や人事視点でのアドバイスで内定獲得をサポート。選考対策を受けた人は、内定率が約1.4倍にアップしています。無料で利用できるので、ぜひお気軽にご相談ください。
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