就活でやりたいことがないのは当たり前?見つけ方や面接での伝え方を解説

このページのまとめ

  • 就活で「やりたいこと」がないことは珍しくなく、就職してから見つかることもある
  • 企業が「やりたいこと」を聞くのは、ミスマッチの防止や理解度の確認のため
  • やりたいことがないときは、自己分析や業界研究で自分の興味関心を掘り下げてみよう

就活でやりたいことがないのは当たり前?見つけ方や面接での伝え方を解説のイメージ

就活準備を進めるなかで、「自分はどんな仕事をしたいんだろう」「やりたいことを聞かれたらどう答えよう…」など悩む方もいるでしょう。しかし、就活の時点でやりたいことがないのは珍しくなく、仕事探しをしたり実際に働いたりするなかで見つかることもあります。

この記事では、就活で「やりたいことがない」と悩んだときの対処法や、面接で質問されたときの答え方を解説。就職して実現したいことや自分に合う仕事を明確にし、前向きに就活を進めましょう。

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目 次

大学3年生時点で志望業界を決めていない人は51.8%

就活の準備や選考対策を進めるなかで、「やりたいことがないと就活できない?」と悩んでしまう就活生の方は少なくありません。しかし、やりたいことがなくても就活し、内定を獲得することは可能です。

キャリアチケットの調査によると、大学3年生の4月時点で志望業界を決めていない人の割合は51.8%。過半数が志望業界を決めておらず、やりたいことや就活の方向性が定まっていないことが分かります。

志望業界は決まっているかのイメージ

上記から分かるように、やりたいことや行きたい業界が決まっていない状態で就活を始めることは珍しくありません。そのため、必要以上に焦ったり、周囲の就活生と比較して自分を責めたりすることは避けましょう。

参照元
キャリアチケット
2026年入社予定学生の就活状況に関する調査

やりたいことがないと悩んでしまう主な理由

就活でやりたいことが分からないと悩む理由は、大きく分けて「自己理解不足」「業界や仕事に関する知識不足」の2つです。自分自身の興味適性を明確にできていなかったり、就職後にできることが分かっていなかったりすると、自分が何をしたいかもあやふやになってしまうでしょう。

そのため、やりたいことがないときは自分なりの理由を突き止めることが大切です。以下を参考に、自分に当てはまるものはないか考えてみてください。

自己理解が足りていないから

自己理解が足りていないために、就活でやりたいことが分からなくなってしまうことがあります。自分の価値観や強み、興味・関心を十分に把握できていないと、どんな仕事が自分に合っているかを判断するのは難しいでしょう。

たとえば、「人と関わることが好き」というざっくりとした認識では、店舗スタッフや営業職、介護職、教育関係など、人と関わるさまざまな仕事のなかから適職を見つけられません。「商品やサービスを通して人の悩みを解決したい」「誰かの成長を見守りたい」など、自分の興味や価値観をより深く把握する必要があります。

就活を始めたばかりだったり、自己分析が十分にできていなかったりすると、自分のやりたいことの方向性はなかなか掴めないもの。結果的に、「何がしたいか分からない」という状況に陥ってしまいます。

業界や仕事に関する知識を深められていないから

やりたいことが分からないもう一つの理由として、業界や仕事に関する知識を深められていないことが挙げられます。

たとえば、営業職一つとっても「新規開拓営業」「ルート営業」「内勤営業」など種類はさまざまです。なかにはノルマや新規開拓がなかったり、外回りをせずに店舗に来店した顧客に対して営業活動を行ったりするスタイルの営業職もあります。

しかし、「営業職は飛び込み営業が大変そう」「ノルマがきつそう」といった漠然としたイメージしかないと、正しく職種理解を深められません。結果的に、自分に合ったスタイルや働き方の営業職があったとしても、見逃してしまうでしょう。

曖昧なイメージや印象でしか業界・職種を探せなかったり、知識のある限られた仕事のなかから選ぼうとしたりすることで、「やりたいことがない」と感じるようです。

何をしたいのか分からない原因については、「「自分が何をしたいのかわからない」を解消するための方法を紹介!」の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

就活や就職を通してやりたいことが見つかることもある

現在はやりたいことがなくても、就活中や就職後にやりたいことが見つかる可能性は十分にあります。

情報収集の段階ではイメージできなくても、実際に企業説明会やインターンに参加するうちに仕事内容や企業への理解が深まることも。今まで知らなかった魅力的な職業を知れたり、働くことへの解像度が高まったりして、やりたいことが明確になることが期待できます。

また、就活の時点ではやりたいことがなくても、新卒入社した会社で働くなかで仕事の面白さが分かり、自分なりの目標やキャリアプランを見つけられることもあるでしょう。

重要なのは、やりたいことがないから就活を諦めるのではなく、積極的に行動して視野を広げることです。その過程で自然とやりたいことが見つかったり、見つからなかったとしても適職と出会えたりする可能性があります。

就活でよくある悩み20選!不安になる理由や解消法もご紹介」の記事では、やりたいことがないという悩みをはじめ、就活でよくある悩みと対処法をまとめました。あわせて参考にしてみてください。

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就活で企業が「やりたいこと」を聞く理由

就活では、企業側の採用担当者から面接時に「入社後にやりたいこと」を聞かれることが珍しくありません。なぜなら、企業はやりたいことの質問を通して、就活生と自社の相性や志望度を確認しようとしているからです。

ここでは、企業がやりたいことを質問する主な理由を解説します。

入社後のミスマッチを防ぐため

企業が「やりたいこと」を聞く理由の一つが、入社後のミスマッチを防ぐためです。

就活生が考えているやりたいことと、企業の業務内容にミスマッチがあれば、どんなに優秀な学生を採用しても早期離職のリスクは高くなります。採用コストや教育コストを掛けた人材がすぐに離職してしまうのは、企業としては避けたいでしょう。

そのために、企業は学生にやりたいことを聞くことで、自社の事業の方向性や成長戦略、業務内容との相性を確認。「長く活躍してくれそうか」「自社で成長してくれるか」を判断しているのです

自社の理解度を確認するため

自社についてどれだけ理解しているか確認するのも、「やりたいこと」を聞く理由です。やりたいことの内容から、企業についてどこまで深掘りできているか、どれほど志望度が高いのかを判断しています

たとえば、販売業の企業での選考で「人と関わる仕事がしたいからです」と述べても、販売業の数ある企業のなかでなぜその企業を選んだのか伝わりません。採用担当者には、「どの企業でも良いのでは?」「うちの会社である必要はないのでは?」と評価されてしまうでしょう。

同じ販売業であっても、企業ごとに考え方や取り組みは違います。企業独自の商品や販売スタイル、同業他社と比べたときの強みなどを挙げながら、「なぜその企業で仕事をしたいのか」を具体的に伝える必要があるのです。

やりたいことを面接で伝えるポイントは、「「入社後したいこと」はどう答えたら良い?キャリアプランを聞く理由と答え方を解説!」の記事で詳しく解説しています。

就活生の考え方や伝え方を確認するため

就活生の就活や仕事に対する価値観や考え方と、それを論理的に伝える能力があるかを確認するために、やりたいことを質問することもあるようです。

たとえば、「デジタル技術を活用した新たな販売手法にチャレンジしたい」と述べれば、新しいことに積極的に挑戦する姿勢をアピールできます。

また、ただやりたいことを述べるだけでは、「どうやって実現するのか」「どう貢献できるのか」を論理的に伝えられません。学生時代の経験やデジタルスキルなど明確な根拠をもって論理的に説明することで、面接官は「社会人に欠かせない論理的思考力や説明力がある」と判断します。

このように、企業は就活生がやりたいことをどのように説明しているかを観察し、就活生のパーソナリティやコミュニケーションスキルなどを確認しているのです。

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就活でやりたいことを見つける方法

就活でやりたいことを見つけるには、先述したやりたいことがない理由ごとに有効な対処法を試すのがおすすめです。

やりたいことがない背景をもとに、自分に合った就活でやりたいことを見つける方法を試してみてください。

やりたいことがない大まかな理由 対処法
自己理解が不足している ・自己分析を行う
・Will・Can・Mustフレームワークを行う
仕事へのイメージが具体的でない ・業界研究でどのような仕事があるかを知る
・気になる業界でアルバイトをする
・興味のあるキーワードで求人情報を検索する
・企業訪問をする
・OB、OG訪問をする

自己分析で興味関心のある分野を明確にする

就活でやりたいことがない場合は、まず自己分析を行いましょう。「自分史をつくって印象に残っているエピソードを掘り下げる」「好きなことをピックアップする」などいくつかの視点から、自分の好き嫌いや長所・短所、価値観を分析するのがおすすめです。

たとえば、「大学時代の部活動での会計の仕事にやりがいを感じた」という場合、事務系の仕事に適性がある可能性があります。また、「友人に合ったファッションを提案するのが好き」であれば、アパレルスタッフをはじめとする接客業が向いているかもしれません。

自己分析を行うことで、過去の経験や自分の考えを明確にしながらやりたいことを見つけるヒントを得られます。「自己分析は難しい?できないと感じる理由や効果的なやり方を解説」の記事も参考にしながら、ぜひ試してみてください。

Will・Can・Mustで考える

「Will・Can・Must」という3つの視点でやりたいことを考えるのも効果的です。以下の例を参考に、自分に当てはめて考えてみましょう。

手順 内容
1.Will(やりたいこと) 仕事・プライベートにかかわらず、将来実現したいことや理想とする自分の姿 ・誰かの役に立てる仕事がしたい
・安定した給与を得て、プライベートを充実させたい
2.Can(できること) 現時点で自分がもっている知識やスキル、経験 ・部活動で会計の経験があり、Excelスキルがある
・細かい数字を扱い続ける集中力がある
3.Must(社会や企業に求められていること) WillとCanを満たす職種と、その仕事に就くうえでの需要や役割 ・営業事務や経理などのバックオフィス業務
・文書作成や経費精算などをとおして、会社の経営を支える重要な役割

「Will」を考えるときは仕事内容だけでなく、待遇・条件面やプライベートの希望でも構いません。「安定した生活を送りたい」「いつか家を建てたい」など、思いつくものを書き出してみてください。

自分のやりたいこととできること、そして社会に求められていることを順番に分析していくことで、3つの要素が掛け合わさった適職に出会える可能性があります。

業界研究でどのような仕事があるかを知る

やりたいことがないときは、業界研究や企業研究を行って就職先の情報を集め、仕事内容や働くことへのイメージを具体的にすることも大切です。「メーカーはモノをつくる」「サービス業はお客さまにサービスを提供する」のような曖昧な認識だと、「その業界や企業で何ができるのか」「どう働くのか」を具体的にイメージできません。

業界研究では、業界について詳しく書かれている書籍や新聞、Webサイトをチェックしてみましょう。また、企業研究では企業のWebサイトや求人情報を調べたり、企業説明会やOB・OG訪問などイベントに参加したりしてみてください。

一口にメーカーといっても、食品や繊維、電化製品など扱っているものはさまざま。さらに、同じ食品メーカーでも、「地域の特産品に特化している」「レトルト食品のシェアNo.1」などその企業の強みや特徴、規模感は大きく異なります。

就職活動では企業の立ち位置や社風、社員の様子などを丁寧に調べることで、それぞれの業界や企業の違いが分かるでしょう。事業内容や仕事内容が明確にイメージでき、自分のやりたいことを見つけられる可能性があります。

気になる業界でアルバイトをする

就活でやりたいことが分からなくなりそうだと感じたら、興味のある業界でアルバイトをしてみてください。実際にその業界を体験してみることで、自分に向いているかどうか、長く続けていきたい職業かどうかが分かります。

アルバイトの募集がない場合、長期インターンシップをやっていないか調べてみましょう。多くの企業が行っているインターンシップの大半は、就活を控えた大学3年生が対象です。しかし、なかには大学1、2年生も参加できるインターンシップを企画している企業もあるため、積極的に参加してみましょう。

興味のあるキーワードで求人情報を検索する

自分が好きな分野や興味のあるジャンルからキーワードを選び、就活サイトで検索してみましょう。

たとえば、映画が好きであれば「映画」や「映画制作」などのキーワードを検索してみてください。映画に携わる仕事は監督や俳優、カメラマンといったイメージしやすい職業以外にも、宣伝広告やプロデューサー、配給、バイヤーなど多岐にわたります。

興味のあることを軸に求人情報を調べることで、「やってみたい」と思える職業や魅力的な企業が見つかる可能性も。気になる企業や職種を見つけたら、積極的に説明会に参加して理解を深めましょう。

企業訪問をする

やりたいことが見つからない場合は、実際に企業を訪問してみることをおすすめします。企業訪問に参加することで、職場の雰囲気や業務内容を直接感じ取れるためです。

会社説明会やオフィスツアーに参加すれば、社員の方々と直接話せます。働く環境や具体的な仕事内容について、求人情報やWebサイトだけでは伝わり切らない細かい部分まで確認できるでしょう

また、企業訪問では、ただ話を聞くだけでなく現役社員に質問でき、自分の興味や関心がどの職種に向いているかを見極める手助けにもなります。さらに、実際に働いている人たちの姿を見ることで、自分がその企業で働く姿をイメージしやすくなるでしょう。

インターンシップやアルバイトも効果的ですが、まとまった時間が必要です。そのため、まずは短時間で多くの情報を得られる企業訪問から始めてみるのも手。訪問先で得た知見や感じたことをもとに自己分析を深めていけば、次第にやりたいことが見えてくるでしょう。

企業訪問の方法について詳しく知りたい方は「企業訪問の流れやマナーは?必要な準備や持ち物も合わせて解説!」の記事をご覧ください。

OB・OG訪問をする

OB・OG訪問をしてみるのも、自分のやりたいことを探すヒントになります。

OB・OG訪問とは、すでに企業で働いている社会人の方に会いに行き、就活の体験談や実際の業務について話を聞くことです。年齢が近い方であれば実践的な就活の話を聞けるほか、就活情報サイトなどでは知り得ないリアルな現場の情報を得られます。

やりたいことがない場合、自分と同じ大学の先輩や、サークル先輩など幅広くOB・OG訪問をするのがおすすめ。どのように今働いている企業を決めたのか、志望のきっかけはなにかなど、先輩がどのような経緯で企業を選んだのかを集中的に聞けば、自分の企業選びにも役立つでしょう。

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就活でやりたいことがないときの考え方

情報収集をしてもやりたいことが見つからず、どう就活を進めれば良いか悩む方もいるでしょう。そのような場合は、無理にやりたいことを見つけ出そうとするのではなく、考え方を変えて仕事探しをしてみるのがおすすめです。

先述したように、現在やりたいことがなくても、就活中や就職後に見つかることもあります。焦らずに、まずは自分の適性ややりたくないことなどを踏まえて仕事の候補を絞ってみましょう。

自己分析で見つけた「できること」を基準に仕事を探す

やりたいことが分からないときは、自己分析で見つけた「できること」を基準に仕事を探してみましょう。

たとえば、会計をした経験があるのであれば、「Excelのスキル」「細かい数字を扱う集中力」「裏で組織を支える責任感」などのスキルがあります。これらのできることから、向いている可能性のある職業として事務系や金融系の仕事、プログラマーなどが候補に挙げられるでしょう。

スキルを活かせる職業を選べば、入社後に仕事に馴染みやすかったり、能力を活かして活躍できたりする可能性があります。やりたいことではなくても前向きに仕事に取り組みやすいほか、将来的にやりたいことを見つけるヒントになることも期待できるでしょう

やりたくないことから消去法で仕事を探す

やりたいことがないときは、やりたくないことから消去法で仕事を探してみましょう。やりたいことは思いつかなくても、苦手なことや嫌いなことは見つけやすいものです。

たとえば、「体力がないから体を動かす仕事は避けたい」「不特定多数の人と話すのは苦手」など、やりたくないと感じるものをできるだけ具体的に挙げてみてください。苦手分野を明確にすることで、さまざまな企業や職種を調べるなかで「これは向いていなさそう」「これならできそう」と消去法で仕事を絞り込めます。

この方法なら、入社後に「思っていた仕事と違った」「こんなはずじゃなかった」と感じるリスクを減らせるでしょう。

仕事に対する考え方を変えてみる

「自分はどんな仕事をしたいのか」と考えると、やりたいことが分からないと感じてしまうかもしれません。そこで、「この仕事がしたい」というような考え方ではなく、夢や目標からアプローチしてみましょう。

たとえば、「将来は海外で暮らしたい」という夢があれば、「どこでも働けるように手に職をつけられる環境に身を置こう」「英語力を鍛えるために英語でコミュニケーションをとる職場にしよう」といった考え方ができます。

また、自分がどんなスキルを身につけたいかも重要です。具体的に何を学びたいか決まらない方は、「大学生のうちに取るべきおすすめの資格14選!文系・理系・業種別に紹介」の記事も参考にしつつ、長期的な視点で役に立ちそうな資格やスキルは何かを考えてみてください。

理想のライフスタイルを設計してみる

人生を仕事中心で考えるのではなく、自分の求めるライフスタイルから考えてみましょう。

たとえば、「年に一度は海外旅行に行きたい」という方であれば、長期休暇の取りやすさが勤務条件に入ります。旅行に関する知識を身につけられたり社割を活用できたりする、旅行代理店やエアライン関係の仕事も候補になり得るでしょう。

また、地元から離れたくない方は、支社や営業所が遠方にない企業や、転勤のない職種を選ぶのがおすすめです。あくまで仕事は自分のライフスタイルの一部だと考えることで、自分に合った仕事や働き方を見つけられる可能性があります

就職以外の道を考えてみる

大学を卒業したら必ず就職しないといけないというわけではありません。やりたいことを実現するために、あえて就職をしない選択肢もあります。大学院に進学して自分の研究を極めたり、海外留学やワーキングホリデーで知見を深めたりしても良いでしょう。

ただし、新卒のチャンスを逃すと未経験から挑戦できる求人が減って就活の難易度が上がったり、学費や生活費などの費用が掛かったりするデメリットもあります。長期的な計画や掛かるお金の見通しを立てたうえで、慎重に判断する必要があるでしょう。

就活以外の進路については、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」の記事で解説しています。

悩んで考える前に行動してみる

悩み続けるあまり動き出せない場合は、悩みをいったん置いてとりあえず行動してみるのも一つです。行動してみた結果、「やりたい」「やりたくない」に気づける場合もあります。

たとえば、すべての業界についてとりあえず調べてみましょう。業界研究を行うなかで、「この仕事なら楽しそう」「経験が活かせそうだ」などと気づく場合もあります。

自分で調べたり実際に体験したりすることで、業界や企業、働き方に関する新たな発見ができるでしょう。経験を通して視野が広がった結果、やりたいことや自分にできることが見つかる可能性もあります。

「やりたいことがない」ということは多くの可能性に挑戦できる

やりたいことが見つかっていないのは、逆に多くの可能性に挑戦できるチャンスともいえます。

特に新卒の就活では、業界や職種を問わず幅広い求人のなかから就職先を選べるのが大きな魅力。やりたいことがない状況を逆手にとって、自分の可能性を狭めずに将来について考えてみましょう。

反対に、目標や希望職種が決まっていると、そこに集中するあまり他の選択肢を見逃してしまうことも。やりたいことがないことをポジティブに捉え、就活の幅を広げていく姿勢が大切です。

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就活でやりたいことを聞かれたときの例文

就活の面接対策でやりたいことの回答を考えているものの、「どう伝えれば良いか分からない」「やりたいことがないときはどう伝えれば…」とお悩みの方もいるでしょう。

ここでは、やりたいことがある場合とない場合の企業に評価されやすい例文と、企業に評価されにくい例文をご紹介します。就活を進めるうえでの参考にしてみてください。

【やりたいことがある場合】企業に評価されやすい例文

やりたいことが明確にある場合は、それを企業の事業や理念と結びつけて伝えることが効果的です。

私は貴社のマーケティング部門で、データ分析を通じて新しい顧客層の開拓に貢献したいと考えています。大学のゼミでマーケティングを学び、特にデータ分析に興味をもちました。自主的にPythonやSQLを学び、分析スキルを高めています。
貴社の○○という商品は若年層に強みがありますが、私はシニア層へのアプローチ方法を研究し、新しい市場を開拓したいと考えています。

ポイントは、具体的な根拠や行動計画を示すこと。「この職業でこんなことをしたい」「そのために自分はどう能力を発揮し、どう貢献できるか」を具体的に伝えることで、意欲や将来性を評価してもらいやすくなります

【やりたいことがない場合】企業に評価されやすい例文

やりたいことが具体的に定まっていない場合は、自分の強みや興味の方向性を伝え、その会社での成長意欲を示しましょう。

現時点では、明確にやりたいことは見つかっていません。しかし、私は人とのコミュニケーションを通じて課題を解決することにやりがいを感じます。大学ではサークル活動のリーダーとして、メンバー間の意見の相違を調整し、団結力を高めることに努めました。
貴社はチームワークを重視する社風と伺っていますので、私の強みを活かしながら、業務を通じて成長していきたいと考えています。将来的には、チームを牽引できるリーダーを目指したいと思います。

「やりたいこと」そのものではなく、自分の強みや価値観、会社での成長イメージを伝えることで、ポテンシャルをアピールできます。また、「やりたいことはない」と断言するのではなく、「人と関わりたい」「チームワークを大切にしたい」など、ある程度の方向性を示すことも大切です。

企業に評価されにくい例文

内容が抽象的だったりありきたりだったりすると、企業の評価は得られません。ここでは、企業に評価されにくい例文を紹介します。

やりたいことがある場合の例文

やりたいことがあったとしても、それを伝えるだけでは良い評価につながらないことも。以下は、企業に評価されにくい例文です。

入社後は、マーケティング部門でデータ分析を行いたいです。大学時代にゼミで学ぶなかで、顧客層やニーズに合ったマーケティング戦略を立て、実行する重要性を学んだためです。
ゼミで身につけた分析力を活かし、御社に貢献したいと考えています。

この例文では、その企業ならではの理由に言及できていません。また、やりたいことの内容や目標実現に向けての努力、活かせるスキルについても深掘りできていないため、面接官に「本当に自社で働きたいのか」「企業研究が足りていない」と評価されてしまう可能性があります。

やりたいことがない場合の例文

以下は、やりたいことがない場合の評価されにくい例文です。

正直に申し上げますと、現時点では特にやりたいことが見つかっていません。自己分析も行いましたが、自分が何に向いているのか確信がもてない状況です。
ですので、入社してから研修や日々の仕事を通じて、自分が何をやりたいのかをゆっくり探していければと考えています。まずは与えられた仕事を一通り経験させていただき、やりたいことが見つかるまでご指導いただければ幸いです。

この例文では、やりたいことを積極的に見つけようとする姿勢が感じられません。また、会社に貢献したいという意欲が伝わらないため、良い評価にはつながらないでしょう。

入社後にしたいことの例文19選!伝えるときのポイントや注意点を解説」の記事では業界・職種別に19の例文を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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就活でやりたいことがないと悩んだときの相談先

就活でやりたいことが分からないと悩んだときの相談先を紹介します。

一人で悩まずに、誰かに気持ちや悩みを共有することで、解決の糸口が見えてくる場合も。自分にとって相談しやすい相手を選んでみてください。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターでは、就職活動や卒業後の進路に関する相談ができます。自己分析のアドバイスや適職診断、業界情報の提供などを受けることが可能です。

キャリアセンターの強みは、その大学の卒業生の就職データや、学生向けの求人を豊富に扱っていること。学校内にあるため気軽に相談でき、やりたいことに関する悩み相談から内定獲得までを親身にサポートしてくれるでしょう

身近な社会人

自分が働いているイメージをもてない方は、身近な社会人に話を聞いてみましょう。業界や業種は問わず、なぜその仕事に就いたのか、仕事のやりがいは何かなどを質問してみてください。

ポイントは、両親や仲の良い先輩など、身近な人を選ぶことです。働くうえでの苦労ややりがいなど、よりリアルな情報を得られるでしょう。

また、実際に働いている企業の求人を紹介してくれる可能性も。働くうえでのメリットやデメリットを知れる場合もあり、自分に合う企業探しにつながります。
身近に社会人がいない場合、大学のキャリアセンターや企業説明会を通じてOB・OG訪問を計画するのも有効です。

就職エージェント

やりたいことが分からない場合、就職エージェントに相談してみましょう。

就職エージェントは民間企業が運営している就職支援サービスで、学生は無料で利用できます。就職活動に関する豊富な知識とノウハウをもっており、「やりたいことがない」「どの業界や仕事が合うか分からない」という漠然とした悩みにもプロの目線でのアドバイスを受けられるのが魅力です

また、やりたいことやできることをもとに、就活生一人ひとりに合った企業の求人を厳選して紹介してくれます。内定獲得まで一貫したサポートを受けられるため、就活全般に対して漠然とした不安がある方におすすめです。

就活相談はどこでする?おすすめの相談先と相談内容を紹介!」の記事では、就活に関する悩みを相談できる機関や相手をまとめています。あわせて参考にしてみてください。

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就活でやりたいことがない人へのキャリアアドバイザーからのコメント

やりたいことがないときは、仕事を通じて叶えたいことや、自分が価値を感じていて広めたいものはあるか?といった観点で考えてみましょう。

企業は、お客さまに対して商品やサービスなどの価値を提供することで売上を得て、経営しています。そのため、企業に就職する以上は「誰に対して、どんな価値を届けたいか?」という観点で仕事を行う必要があるのです。

とはいえ、働いたことがないと、そもそもどんな選択肢があるのか分からないこともあります。

明確にやりたいことがない場合は、「△年後どんな自分になりたいか」という理想像を思い浮かべてみてください。その理想から逆算し、目標にたどり着くために身につけたいスキルや経験を洗い出してみましょう。

将来のビジョンを考えるコツは、「就活で将来のビジョンを聞かれたら?考え方のコツと面接で使える例文7選」の記事で詳しく紹介しています。

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就活でやりたいことがない状態から抜け出したいあなたへ

「就活が始まるけどやりたいことが分からない」という悩みは、就活生に多いもの。やりたいことが明確でないことで「何を目指して就活を進めれば良いのだろう」と感じ、行動に移せない方もいるかもしれません。

また、自己分析や企業研究をしてみたものの、やりたいことがよく分からないという方もいるでしょう。この記事で紹介した対処法を試してもやりたいことが見つからない場合は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、あなたがやりたいことやあなたに合う仕事を見つけるお手伝いをします

また、一人ひとりに合った求人情報の紹介や、応募書類の書き方や模擬面接などの選考対策も実施。内定獲得まで丁寧にサポートします。「一人では就活をうまく進められなさそう」「悩みが多くて行動に移せない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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就活でやりたいことがないときのQ&A

ここでは、就活でやりたいことがないときのよくある質問にお答えしています。
「仕事に興味がなくて就活が進まない」「就活を進めるなかでやりたいことが分からなくなった」といった悩みの対処法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Q.どこの業界や企業にも興味がないため、就活が進みません

A.「業界や企業に興味がもてない」という悩みは、情報不足が原因の可能性も。まずは幅広く業界研究をしてみましょう。インターネットや書籍だけで情報収集するのでなく、実際にその企業で働く人の話を聞いたり、インターンシップに参加したりすることで、興味が湧いてくることがあります。

また、業界や企業よりも、「どんな働き方をしたいか」「どんな環境で働きたいか」という視点から考えてみるのも有効です。たとえば、「安定した環境で働きたい」「チームで協力して働きたい」など、自分の価値観に合う働き方ができる業界や企業を探してみましょう。

Q.就活を進めるうちに、やりたいことが分からなくなってきました

A.調べるうちにやりたいことが分からなくなる理由として、情報が多過ぎて整理できていなかったり、周囲の意見に振り回されたりしていることが考えられます。そのため、一度立ち止まって、自分の価値観や強みを再確認してみましょう。

具体的には自己分析をやり直して、自分の興味のあることや好きなこと、得意なことをもう一度分析してみるのがおすすめです。改めて言語化することで、「自分はこれがやりたかったんだ」と気づける可能性があります。

Q.やりたいことがないまま就職しても良いのでしょうか?

A.やりたいことがないまま就職しても問題ありません。誰もが就活の時点でやりたいことが明確になっているとは限らず、就活を進めたり就職して仕事を経験したりするなかでやりたいことに気づく人もいます。

ただし、やりたいことがないまま就活を進めるときは、「自分のできること」「自分の性格や価値観に合っている環境」などへの理解を深め、適性や人柄とのミスマッチのない企業を選ぶことが大切です。

「やりたいことがないまま就活を進めるのは不安…」という方は、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケット就職について

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