インターンシップのエントリーシートには何を書く?項目や回答のコツを解説

このページのまとめ

  • インターンシップのエントリーシートでは、参加意欲やマッチ度が見られている
  • インターンシップのエントリーシートを作る前に、自己分析や企業研究をすることが大事
  • インターンシップのエントリーシートでは、自己PRや志望動機が求められる

インターンシップのエントリーシートには何を書く?項目や回答のコツを解説のイメージ

「インターンシップのエントリーシートでは何を伝えれば良いの?」と悩む就活生も多いでしょう。インターンシップの時期はこれから就活準備を行う学生も多く、何を答えれば良いか悩むのはよくあることです。聞かれる項目を知り、回答の準備を進めましょう。

この記事では、インターンシップのエントリーシートによくある項目と回答方法を解説しています。項目ごとに例文も紹介しているので、文章を作る際にぜひお役立てください。

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目 次

インターンシップでエントリーシートの提出が求められる理由

ここでは、なぜインターンシップにおいてエントリーシートの提出が求められているか、詳しくまとめました。

学生の意欲を確認するため

エントリーシートの内容から、インターンシップに対する意欲が見られています。参加意欲の高い学生を採用することで、後の本選考につながる可能性もあるからです。「志望度はどのくらいか」「本選考に参加する意欲はあるか」などを確認することにより、モチベーションの高い学生を選んでいます。

優秀な学生を選ぶため

優秀な参加者を見極めるためにも、エントリーシートを使用しています。優秀な学生に参加してもらい、本選考に参加する意欲を高めてほしいと考えているからです。

企業がインターンシップを開催するのは、優秀な人材を採用するため。インターンシップの時点で優秀な参加者を見つけておけば、選考を免除したり、インターンシップ参加者のみ本選考に進んでもらうことも可能です。

選考の効率を良くするため

応募人数が多い場合、エントリーシートで効率的に選考を行う企業もあります。多くの応募者が募った場合、全員と面接するのは難しいため、エントリーシートを活用して人数を絞る必要があるためです。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、77.1%の就活生がインターンシップに参加しています。2019年度から2023年度まで、年々増加していることがわかります。

インターンシップ選考の効率化のため、エントリーシートの内容によって、面接に進んでもらうかを決めています。

プログラムとのミスマッチを防ぐため

自社が行うインターンシッププログラムに合う人材を選ぶことも、エントリーシートの目的です。就活生の学びたいことと、プログラムの内容が合致していないと、双方に良い結果をもたらすことは難しいでしょう。

インターンシップによってプログラムの内容は異なり、学生の学びたい内容も違います。学生にとっても企業にとっても有意義なインターンシップにできるように、プログラムとマッチするかをエントリーシートで見ているのです。

インターンシップってどんなプログラムがあるの?と気になる就活生には、「インターンシップ1dayの内容は?禁止になる?気をつけるポイントも解説」の記事がおすすめです。参加前にプログラムの内容を確認し、インターンシップに参加する意味を見出しましょう。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)

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インターンシップのエントリーシート作成前に必要な準備

ここでは、インターンシップのエントリーシートを作る前にできる準備について説明します。評価されるエントリーシートで選考を突破するために、次の4つを行ってください。

自己分析

自己分析を行い、自分の強みや志望動機、考え方など、自分自身についての理解を深めましょう。自己理解ができているほどエントリーシートの内容が詳しくなり、アピールにつながります。

自己分析を行う方法は、これまでの出来事を振り返り、そのときに考えていたことや発揮された強み・スキルなどを書き出すのが一般的です。書き出した内容から、アピールにつながりそうなものをピックアップしましょう。

自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

企業研究

企業研究を行い、参加を希望している企業がどのような企業なのか調べておきましょう。企業について理解するとともに、「なぜこの企業のインターンシップに参加したいのか」を明確にしてください。

企業研究を行う際は、希望の企業だけではなく、ほかの企業と比較するのもおすすめ。「△△社と比べて、△△の点に興味を持ったから」のように、比較してインターンシップ先を選ぶのも大事だからです。

企業研究の効率的になやり方が知りたい学生は、「企業研究ってなに?シートを作成して効率よく行う方法」の記事で紹介していますので、参考にして実践してみてください。

説明会への参加

インターンシップの説明会に参加し、情報を集めておくのも大切です。どのようなプログラムを行うのか、どのような人材を求めているかなどを説明してもらえる企業もあります。

また、企業によっては、インターンシップ説明会への参加が必須となる場合もあります。説明会でエントリーシートが配布される場合もあるので、インターンシップへの参加を考えている企業の説明会には出席しておくことをおすすめします。

OB・OG訪問

OB・OG訪問を行い、企業について聞いてみるのもおすすめです。OB・OG訪問では、Webサイトを調べても分からない内容を聞けるのがメリットです。

実際に会社で働いているOB・OGからのリアルな話を聞くことで、エントリーシートの内容に深みが増し、ほかの就活生と差別化を図りたいときにも効果的です。

OB・OG訪問の実施方法については、「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」の記事で解説しています。たとえ知り合いのOB・OGであっても社会人の先輩にあたるので、マナーを守って連絡をとりましょう。

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インターンシップのエントリーシートで聞かれる項目

ここでは、エントリーシートでよく聞かれる質問と内容を解説します。インターンシップの選考突破に向けて、回答を把握し準備しておきましょう。

自己PR

自己PRは、自分の強みやスキルをアピールする項目です。企業は、エントリーシートの自己PRの内容から、学生の人柄や人間性を知ろうとしています。

自己PRでアピールできる強みや長所は、志望企業の仕事に活かせるものを選ぶことがポイントです。たとえば、「協調性」や「コミュニケーション能力」は、販売業や接客業など、人とかかわることが多い職種の企業にアピールすると高評価を狙えるでしょう。

志望動機

志望動機は、その企業のインターンシップを志望する理由を問われる項目です。数あるインターンシップの中で、「なぜその企業のインターンシップなのか」を明確に伝える必要があります。

その際、どの企業にもあてはまる理由では、採用に至るのは難しいでしょう。たとえば、「IT業界について学べると思いました」だけでは、IT業界であればどこでも良いのでは、と思われてしまいます。

採用担当者に納得してもらうためには、企業研究を行いほかの企業との違いを調べ、その企業のインターンシップでなければいけない理由を回答しましょう。

インターンシップで学びたいこと

インターンシップで学びたいことを述べましょう。企業は、目的や目標が明確な学生に参加してほしいと思っているからです。

志望企業のプログラムをしっかり把握し、インターンシップを通して何を得たいのか、身につけたいスキルなどを伝えることが重要です。その際、将来のキャリアプランやビジョンを伝えると、より採用担当者の印象に残りやすいでしょう。

インターンシップで学びたいことについては、「インターンシップで学びたいことの書き方は?志望理由別に例文も紹介!」の記事でも解説しています。参加前だと何を学べるのかイメージがしにくい就活生も多いと思うので、ぜひ目を通してみてください。

ガクチカ

「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」も、インターンシップのエントリーシートでよく聞かれる項目です。ガクチカのエピソードを聞くことにより、学生のモチベーションの源や、課題を解決する能力があるかどうかなどを見ています。

アルバイトや部活、学業など力を入れたことであればどのような内容でも大丈夫ですが、結果や成果以上に重要なのが過程です。

「どんな目標を立て」「何が課題で」「その課題をどう乗り越えたか」という点を入れてエピソードを考えましょう。また、「その経験から何を得、それをどうインターンシップで活かすか」を伝えるのがおすすめです。

長所・短所

インターンシップのエントリーシートで「長所と短所」は、セットで聞かれることが多いです。自分を客観的に見れているかどうかを確認する項目と言っていいでしょう。

短所をどう伝えればいいのか迷う学生もいるかもしれませんが、短所は、長所の裏返しという意識を持ち、言い換え表現をするのがおすすめです。

また、短所をただ述べるだけではなく、どう克服しようと思っているか、どう努力しているかを伝えるとプラスの評価になります。エントリーシートでの短所の書き方については、「エントリーシートの短所はどう書く?見つけ方や例文を徹底解説」の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

資格

資格の項目には、所持している資格があれば記載します。なくてもかまいませんが、自分の興味のある仕事に関連する資格があれば、高評価につながるでしょう。

今から資格を取得しようとしているなら、就活で役立つ資格がおすすめです。就活でおすすめの資格については、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事で詳しく解説しています。就活を有利にするために資格を取りたいものの、どの資格がいいか悩んでいる人は参考にしてください。

趣味・特技

趣味や特技も聞かれる場合があります。趣味は基本的に何を書いても問題ありませんが、ギャンブルや宗教、政治に関する趣味は印象が悪くなりやすいため書かないのが無難です。

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インターンシップのエントリーシートについてのキャリアアドバイザーのアドバイス

Q.インターンの志望動機はどう考えればいいですか?また考えるために何をすればいいですか?

アドバイザー目線でおすすめなのは、「インターンシップで身に着けたい力から考える」ことです。
もう少し具体的にすると、「その企業の、そのインターンシップの、どんなコンテンツで、どんな力をつけられるのか」を考える必要があります。また同時に、「なぜその力をつけたいと思っているのか」も考えるとよいでしょう。

考え方としては簡単に2つに分けることができます。自分の強み・弱みから逆算して考えると考えやすいですよ。
・今の自分の弱みだから、インターンシップで力を身に着けたい
・強みだから伸ばしたい、仕事となったときにどう生かせそうか体験してみたい

よくやってしまいがちなのが、インターンシップの志望動機を本選考の志望動機ととらえて考えてしまうことです。ですが、この考えはNG。インターンシップの志望動機なので、その企業に行きたい理由ではなく、あくまで「その企業のインターンシップに参加したい理由」で考えます。書き終えたら改めて見直して、目的に合った志望動機になっているか確認しましょう。

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インターンシップのエントリーシートの書き方!6つのポイント

ここでは、インターンシップのエントリーシートを書く際のポイントを解説します。多くの参加者のなかで評価されるには、内容だけではなく書き方も大切になるので、ぜひ参考にしてください。

1.枠は8割以上を埋める

エントリーシートの記入枠は、文字数の指定がない限り、8割以上を目安に埋めましょう。空白が多いと、「意欲がない」「企業研究ができていない」というマイナス評価につながりやすいからです。

ただし、文字を大きくして枠を埋めようとするのは避けてください。

2.結論から書くようにする

エントリーシートの回答文は、結論から書くことを意識しましょう。どの項目であっても、結論から書くことで回答が明確になります。

採用担当者は大量のエントリーシートを読んでおり、内容の分からないものは読みとばされてしまう可能性も。結論から書けば伝えたい内容が分かりやすく、「文章伝達能力が備わっている」という評価も期待できるでしょう。

3.具体的な表現を心掛ける

エントリーシートの自己PRやガクチカのエピソードでは、具体的な表現を心掛けましょう。結果や成果に関して、具体的な数字があれば積極的に盛り込むのがおすすめです。

たとえば、「大勢の部員を率いる部長でした」よりも、「50名の部員を率いる部長でした」のほうが部の規模が分かります。「大勢」と書くと読み手次第で捉え方が変わってしまい、客観的な内容になりにくいです。

「いろいろ」「さまざま」などの表現は、使いがちなので注意しましょう。具体的な数値や数字を用いることにより、内容に説得力が増します。

4.企業の求める人物像を意識する

インターンシップのエントリーシート上では、「企業の求める人物」に沿った回答を意識することが大切です。自己PRやガクチカ、志望動機など、どの設問に対しても言えることです。

たとえば、接客業を営む企業に対して、短所で「コミュニケーション能力が苦手です」と伝えるのは致命的です。自己PRなどの内容が良くても、「自社には合わないかもしれない」と思われてしまいます。

インターンシップのエントリーシートで「この学生と一緒に働きたい」と採用担当者に思ってもらえれば、その後の本採用に応募する際も、有利に選考に進むことができるでしょう。

5.下書きをしてから清書をする

手書きのエントリーシートの場合は、下書きをしておくと良いでしょう。ミスをすると最初から書き直しになってしまいます。

まず鉛筆で書き、その上からボールペンでなぞるのがおすすめです。また、パソコンやスマホに書く内容をメモし、見ながら書く方法もあります。自分がやりやすいほうを試してみてください。

6.第三者のアドバイスをもらう

エントリーシートができたら、第三者のチェックを受けるのもおすすめです。客観的な意見をもらうことで、さらに良い内容にレベルアップできます。

友人や家族はもちろん、キャリアセンターや就活エージェントの力も借りてみましょう。エントリーシートを添削する相談先や依頼方法は、「ES添削は誰にお願いすべき?おすすめの依頼先や選び方・注意点も解説」の記事でも紹介しています。

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インターンシップのエントリーシートを書くときの注意点

インターンシップのエントリーシートを書く際は、気をつけるべきポイントがいくつかあります。ここでは、エントリーシート作成時の注意点をまとめました。

専門用語の使用は避ける

エントリーシートで専門用語を使うのはやめましょう。専門用語が多いと、「相手に分かりやすく伝える力がない」というマイナスな評価になる可能性があるからです。

「誰でも分かるように物事を説明する」能力は、社会人としての基礎的な文章能力でもあります。インターンシップに限らず、就活の本選考でも問われるため、この機会に習得しておきましょう。

アピールしたい内容は一つに絞る

エントリーシート上でアピールする内容は、一つに絞りましょう。複数の内容をアピールすると、一番伝えたい内容が分からなくなるからです。

たとえば、「私の強みは、コミュニケーション能力と積極性と忍耐力です」と伝えた場合、どれを一番アピールしたいか、採用担当者に伝わりにくくなります。

一つの強みや長所に対し、背景や課題、得た結果などのエピソードを加えて深い内容にしましょう。

書き言葉を使う

エントリーシートには書き言葉を使ってください。話し言葉を使ってしまうと、状況に応じて適切な言葉選びができていないと思われます。たとえば、「なので」は使わず、「そのため」を使います。「ちゃんと」「そんな」などの表現も話し言葉なので使わないようにしてください。

エントリーシートでは、書き言葉と同様に敬語の使い方も重要です。「履歴書は「ですます」「である」のどっちがいい?使い分けのコツを解説」も参考にして正しい伝え方を勉強しておくと、より良いエントリーシートになります。

記号・絵文字・装飾は使わない

エントリーシートでは、記号や絵文字の使用は控えてください。印象が悪くなるのでやめましょう。また、文字の装飾やマーカーの使用も禁止です。赤のボールペンで記入したり、マーカーで線を引いたりして強調する必要はありません。

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インターンシップのエントリーシートで聞かれる項目の書き方と例文

ここでは、エントリーシートでよく聞かれる項目の書き方と、その例文を紹介します。

自己PR

自己PRは、次の3つの順番で書いてみましょう。

1.アピールしたい強み
2.強みを発揮したエピソード
3.強みをどのように仕事に活かすか

たとえば、次のような自己PRができます。

私の強みはコミュニケーション能力です。1年間の留学経験を通して、誰とでも自信を持って話せる力が身につきました。

留学当初は英語に自信がなく、うまく話せませんでしたが、「とにかく話さないとうまくならない」と思い、日本語は使わずに英語だけで話すようにしました。また、話す回数を増やせるほど学びが増えるので、自分から積極的に話しかけた結果、誰とでもコミュニケーションをとれるようになりました。

貴社の接客業でも、コミュニケーション能力と学んできた英語力を活かし、インバウンドのお客さまに対しても満足いただけるサービス対応を実現いたします。

アピールする強みは、志望企業ごとに変えてください。もし、インターンシップで業務体験ができる場合は、体験する業務に必要な強みやスキルをアピールしましょう。

志望動機

志望動機は、次の順番で書くと分かりやすい文章になります。

1.インターンシップの志望理由
2.志望理由となったきっかけやエピソード
3.インターンシップで実現したいこと

この構成を使えば、次のように志望動機をまとめられます。

私が貴社のインターンシップを志望するのは、IT業界の業務について深く学びたいと考えたからです。

私はIT業界を志望していますが、どのような業務を行っているかまだ理解できていない部分があります。実際の業務を体験することで、どのような自分に合うかどうかが判断できると感じました。

志望業界を明確にするためにも、貴社のインターンシップで経験を積み重ねたいと思います。

インターンシップの志望動機では、「なぜその会社のインターンシップなのか」がポイントです。ほかの会社と比べてどのように感じたかも盛り込むと、より良い志望動機になるでしょう。

インターンシップで学びたいこと

インターンシップを通して学びたいことは、次の順番で伝えてみてください。

1.インターンシップで学びたいこと
2.学びたいと思った理由
3.インターンシップに向けての意気込み

たとえば、次のように伝えられます。

私がインターンシップで学びたいことは、貴社の社風や雰囲気です。説明会でお話を伺った方の印象が良く、ほかにはどのような方が働いているのだろうと感じたからです。

もともと△△業界を志望しており、インターンシップで実際の業務を体験したいと考えていました。インターンシップを通して、自分が社風に合うかどうかを考えたいと思います。

プログラムの内容を事前に調べて学べそうな事柄を考えてみると、学びたいことが思いつきやすいのでおすすめです。

ガクチカ

ガクチカは、力を入れたことの内容から伝えましょう。一般的なガクチカの構成は、次のとおりです。

1.力を入れたことの内容
2.具体的なエピソード
3.経験を通して学んだこと

構成を参考にした例文を見てみましょう。

私が学生時代に力を入れたことは、サークル活動です。美術サークルに所属し、コンクールに向けて絵を書いていました。

特に印象に残っているのは、大学2年生の冬にあったコンクールです。これまで一度もコンクールで入賞できておらず、参加するのを辞退するか迷っている状況でした。

しかし、コンクールに向けて努力する仲間たちを見て、ここであきらめてはいけないと思いました。思うように作品を完成させられず苦しむ時間もありましたが、コンクールまでの2ヶ月間は毎日作品と向き合いました。

その結果、コンクールでは初めて入賞しました。私はこの経験を通して、苦しいときでもあきらめず、地道に努力することの大切さを学びました。

ガクチカの例文は、「ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説」の記事でもご紹介しています。力を入れた内容別に18個の例文があるので、あなたが力を入れたことの例文も見つかるはずです。

長所・短所

長所と短所では、説明を入れてアピールするのがポイントです。「長所:主体性がある」のように短く伝えるだけでは、アピールのチャンスを逃してしまいます。

たとえば、「長所は主体性です。誰よりも早く、積極的に行動できます。」のように説明を入れておけば、どのような人柄なのかアピールしやすいです。

短所の場合は、「短所は優柔不断なところです。改善するために、迷ったときは1分以上は迷わないと決めて、行動するようにしています。」のように改善方法を伝えると、努力していることが分かります。

学歴

学歴は、学校名を正式名称で書きましょう。中学校卒業から大学卒業までを記載します。

平成△年 3 △△中学校 卒業
平成△年 4 △△高等学校 入学
令和△年 3 △△高等学校 卒業
令和△年 4 △△大学 △△学部 △△学科 入学
令和△年 3 △△大学 △△学部 △△学科 卒業見込み

職歴欄もある場合には、「なし」で問題ありません。なお、一般的にアルバイト経験は職歴に含まれないので覚えておきましょう。

資格

資格は、取得した日付も記載します。また、資格名は正式名称で書いてください。

令和△年 8 普通自動車第一種免許 取得
令和△年 10 TOEIC Listening & Readingスコア△△△点取得

英検3級と英検2級のように、同じ取得の級違いを所持している場合は上の級を書いてください。

趣味・特技

趣味も、長所・短所と同様に詳細に書くのがおすすめです。「趣味:野球」など単語で書いてしまうと、アピールにつながりにくくなります。

趣味は野球です。高校生までは部活動に所属しており、大学からはサークルにて活動を行っています。勝つために練習と向き合う部分と、チームで協力して勝利した瞬間が好きです。

趣味や特技を通して学んだことをアピールするのも良いでしょう。ただし、アピールし過ぎると自己PRになってしまうので気をつけてください。

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インターンシップのエントリーシート提出時のマナー

エントリーシートを作成できたら、提出に向けてのマナーも確認しておきましょう。提出の仕方によって、与える印象が変わります。

郵送で提出する場合

郵送でエントリーシートを提出する場合、封筒に入れて郵送しましょう。白色の角型2号がおすすめです。角型2号であれば、エントリーシートを折らずに提出できます。

また、エントリーシートはクリアファイルに入れ、汚れたり濡れたりしないようにしてください。送付状も同封すれば、より丁寧な印象を与えられます。送付状って何?と疑問に思う就活生は、「新卒の就活で添え状は必要?書き方や送付時の注意点について解説」の記事をご参照ください。

メールで提出する場合

メールでエントリーシートを送る場合は、PDFファイルにしましょう。PDFファイルは編集ができないので、ミスで内容が変わってしまうことがありません。

また、ファイルにはパスワードをつけてから送信しましょう。別途、パスワードを書いたメールを送ることで、万が一送信ミスが起きても大丈夫なようにセキュリティ対策もできます。

エントリーシートをメールで送る際のポイントは、「【例文あり】エントリーシートをメールで送るときのマナーやポイントを解説!」の記事も参考にしてください。この記事を読めば、メールで送る際の流れが分かります。

写真を貼る際

エントリーシートに証明写真を貼る際は、のりか写真用のテープを使うのが基本です。また、証明写真によってはシール状になっているので、そのままシールで貼り付ける方法もあります。

証明写真の裏側には、氏名と大学名を記載してください。写真がはがれてしまった場合でも、誰の写真なのかが分かるようにしておきます。

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インターンシップのエントリーシートでアピールしたいあなたへ

インターンシップに参加する場合、エントリーシートを求められるケースはよくあります。提出を求められて、何を書けば良いのか悩むこともあるでしょう。

インターンシップの時期は就活対策がまだできていない就活生も多く、いきなりエントリーシートを書けといわれても大変です。自分だけで作成するのが難しいと感じたら、ぜひキャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットは、就活生のあらゆる悩みをサポートする就活エージェントです。インターンシップに向けてのエントリーシート作成もお任せください。

インターンシップだけではなく、本選考に向けた就活サポートも万全です。内定獲得までマンツーマンで支援しますので、就活成功に向けて一緒に頑張りましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。