履歴書に書ける特技がない方へ!対処方法と好印象を与える書き方を紹介

このページのまとめ

  • 履歴書に特技を書くと人柄が伝わりやすく、さらにアイスブレイクに繋がることもある
  • 特技がない人は特技欄がない履歴書を選び、「特になし」と書くのは避ける
  • 履歴書に書ける特技がないと感じたら、周りの人に聞いてみると見つかることもある
  • 履歴書に特技を書くときは、書く項目を1つに絞って短い文章で簡潔に伝える
  • 犯罪や政治・宗教、ギャンブルなど、印象の悪い特技は記載しないほうが無難

履歴書の特技欄を書くときに「特技がない自分はどうしたらいいの?」と戸惑う方は多いでしょう。特技が思いつかない方でも、空欄で提出するのはおすすめできません。特技欄を書くことで、採用担当者にあなたの人柄や内面を伝えられたり、自己PRに繋げられたりするメリットがあります。このコラムでは、履歴書の特技の書き方と特技がない場合の対策方法をご紹介。正しい特技の書き方を把握し、好印象を残せるようにしましょう。

 

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履歴書に特技を書いたほうが良い理由

一見、仕事に関わりのなさそうな特技の欄ですが、書くことでメリットをもたらす場合があります。

面接官に人柄を伝えられるため

特技を記入することは、あなたの内面を知ってもらうチャンスです。特技は人によって異なるので、特技欄はその人らしさをアピールするきっかけになります。また、仕事に活かせる特技を書けば、自己PRの一環としても有効です。

アイスブレイクに繋がるため

就活生の緊張を和らげる「アイスブレイク」として、仕事とは関係のない話題を振る面接官もいます。特技は、就活生にとって得意なことなので、話しやすい話題としてうってつけです。書いておくことで話にのぼりやすく、面接官との距離を縮める糸口にもなるでしょう。         

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「特になし」と書くのは避けておこう

特技が思い浮かばない方も、欄が用意されている場合は何か記入しておくのが良いでしょう。「特になし」としてしまうと、「アピール能力が低い」「仕事への熱意がない」とみなされる恐れがあります。必ずしも目を引く特技である必要はありません。ありきたりなものでも良いので、記載することをおすすめします。

どうしても書けない場合は特技欄がない履歴書を選ぶ

どうしても特技が思いつかないときは、特技欄がない履歴書を使いましょう。履歴書は種類ごとにフォーマットが異なるので、特技欄がないものもあります。パソコンで制作すると、特技の欄の代わりに自己PRの欄を増やしたり、志望動機の欄を広げたりするなど臨機応変な使い方ができるのでおすすめです。

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特技がないと感じたときに試すべき方法3つ

自分を見つめ直すことで、思わぬ特技が見つかる場合があります。「特技がない」と感じている方は、ぜひ以下の3つを試してみてください。

1.周囲の人に自分のことを聞いてみる

特技が思いつかない場合は、周囲の人に聞いてみましょう。自分では気づかなかったあなたの得意分野を見つけ出してもらえる可能性があります。また、人からよく頼まれることが、あなたの特技であるケースも。たとえば、人からイベントの幹事をよく頼まれる人は、「幹事をすること」が特技として挙げられるでしょう。幹事を頼まれるということは、周囲の人から企画力やマネジメント能力を買われている証拠。調整スキルは、仕事にも繋がる特技です。周囲の人の視点に立って、まだ発見できていない特技を探してみましょう。

2.日常生活や過去の経験を振り返る

日常生活や、過去を振り返ってみるのも良い方法です。長年続けている習慣や、時間を忘れて没頭できることが思い浮かんだら、それは特技といっても良いでしょう。たとえば、「早起きが得意で遅刻したことは1度もない」や「部屋の掃除に没頭するのが好き」などというのも立派な特技です。どちらも自己管理能力の高さをあらわすので、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。視点を変えて日常を振り返れば、意外な特技が見つかることがあります。

3.実際に体験してみる

上記の方法を試してもこれといったもの思い浮かばない場合は、さまざまな体験を重ねて、これから特技を作るのもひとつの手です。興味があり、かつ、すぐできるものにどんどん挑戦してみると良いでしょう。料理や読書など、ささいなことでもこだわりを持って取り組むことで、特技に転じる可能性があります。積極的に試してみてください。

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履歴書に特技を書くときの4つの注意点

特技欄の書き方に明確な決まりはありませんが、下記の3つに注意しておくと、より好印象を残しやすくなります。

1.複数の特技を盛り込まない

記載する特技は、1つに絞りましょう。情報が多すぎると、一つひとつの印象が薄れてしまいます。複数の特技がある方は、その中でも社風にマッチしたものを選びましょう。

2.短い説明文をつける

履歴書に書く特技は、説明文を入れてわかりやすく書きましょう。簡単な説明文をつけることで、特技がより伝わりやすくなったり、面接官に話題にあげてもらいやすくなったりするというメリットがあります。箇条書きと文章で書くのとでは書き方が少し異なるので、気をつけてください。下記は、「ボランティア」を特技欄に書く場合の回答例です。

箇条書きの場合、カッコ書きで説明をつける

「ボランティア(地域のボランティアサークルに所属し、月に2回子どもたちに絵本の読み聞かせをしています。)」

文章の場合、2文程度で短く伝える

「特技はボランティアです。地域のボランティアサークルに所属し、月に2回子どもたちに絵本の読み聞かせをしています。」

どちらも短い文で簡潔に書くことを意識します。長いと読みにくい上に、自慢話と受け取られる可能性もあるので、注意しましょう。

3.嘘はつかない

履歴書に嘘を書くのは避けたほうが無難です。嘘をついたことがばれると、採用担当者に「信用できない人間」と判断される恐れがあります。ばれなければ大丈夫と考える方も多いようですが、採用担当者は選考のプロなので、不審な受け答えをすればすぐに嘘と見抜かれるでしょう。余計なリスクを負わないためにも、履歴書には事実を記載してください。個性的な特技や素晴らしい特技である必要はないので、嘘のない特技を記載しましょう。

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好印象を与えやすい特技とその例文

採用担当者にプラスイメージを与えるためには、履歴書に書く特技を選ぶのも大切なポイントです。以下、記載するのにおすすめな特技を例文とともに紹介します。

業務に関わるもの

履歴書に書く特技は、応募先企業の業務に関わるものだとなお良いでしょう。仕事に活かせる可能性が高いので、業務への適性の高さをアピールできます。例として、プログラミングやアプリ開発、英会話や映像制作、イラストなどの特技が挙げられるでしょう。
ここでは、「英会話」を例にした回答を紹介します。

「私の特技は英会話です。中学生までアメリカに住んでいたので、ネイティブと同等の英語力があります。」

専門性の高い特技を持つ方は、特技を通して自分の強みをアピールするのがおすすめです。

個性的なもの

個性的な特技がある方は、ぜひ記載しておきましょう。採用担当者の目を引くため、書類の段階でほかの学生よりも強い印象を残せます。個性的な特技の例は、速読やフラッシュ暗算、絶対音感など。以下、「速読」を記載する場合の回答例です。

「特技は速読です。最低でも1日に1冊、1年間では400冊以上の本を読んでいます。」

採用担当者が特技に興味を持てば、面接で話題にあがる傾向があります。特技がもとで会話がはずめば、リラックスした状態で面接に対応できるでしょう。

性格が分かるもの

応募者の性格が想像できるような特技を書くのもおすすめです。応募企業の社風にマッチする人柄であれば、書類選考を通過する可能性は高まるでしょう。例として、サッカーや料理、読書や茶道などが挙げられます。以下、「サッカー」を題材にした回答例です。

「私の特技はサッカーです。大学のサークルではキャプテンを務め、◯◯大会で準優勝を修めました。」

サッカーや野球などのチームで行う種目は、協調性のある人柄をアピールできます。チームワークを大切にする企業に応募する場合、有効なアピールとなるでしょう。

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履歴書で書くのは避けた方が良い4つの特技

特技の中には、履歴書に書かない方が良いものもあります。就活の履歴書は、イメージが大事です。クリーンなイメージを作るためにも、履歴書に書く特技は選んで書きましょう。

1.犯罪系

「ハッキング」や「狙撃」などの犯罪を想起させる特技は、履歴書に書くには適していません。暴力的なイメージを与える恐れがあるので、記載するのはひかえましょう。

2.政治・宗教系

信仰は心の中に留めておくほうが良いでしょう。面接官によって受け止め方が異なるので、リスクを冒してでも選ぶべき題材ではありません。

3.ギャンブル系

ギャンブル系の特技を記載するのは避けましょう。採用担当者に「のめり込みすぎて仕事に悪影響がでるのでは」と危惧される傾向があります。

4.ゲームやアニメ鑑賞など

ゲームやアニメに関する内容は、業界によって評価が分かれる場合があるので、書かないほうが安全です。クリエイティブ系の職種であれば好印象を持たれることもありますが、保守的な会社であれば、「内向的でコミュニケーションが難しいのでは」と思われてしまう場合があります。また、面接官の年齢によっても受け止め方は異なるでしょう。書くべきか否かの見極めが難しい場合、書かないほうが無難です。

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