このページのまとめ
- 社長面接の逆質問が重視されるのは、入社意欲の高さや企業とのマッチ度を知るため
- 社長面接の逆質問は、企業理解度の深さや社長自身の考え方を理解できるものがおすすめ
- 社長面接の逆質問では、調べれば分かる内容や待遇面の内容は避けよう

「社長面接では何を質問すれば良い?」「逆質問が思いつかない」と不安を感じている就活生もいるでしょう。社長面接の逆質問では企業理解度の深さをアピールできたり、社長にしか聞けなかったりする内容にするのがおすすめです。
この記事では、社長面接における逆質問の例文や避けたい内容を解説します。また、成功させるポイントや必要な準備も紹介。社長面接を突破して内定獲得を目指したい方は、ぜひご覧ください。
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- 社長面接で逆質問が重視されている理由
- 入社意欲の高さを知りたいから
- 自社とマッチするか見極めたいから
- 学生の不安や疑問を解消したいから
- 社長面接の逆質問で成功させる4つのポイント
- 1.企業研究を徹底して行ったことをアピールする
- 2.社長しか答えられないことを質問する
- 3.質問内容に自分の仮説を盛り込む
- 4.質問の意図や背景を具体的に伝える
- 【テーマ別】社長面接で逆質問するときの例文27選
- 入社後に活躍する姿や貢献意欲をアピールする質問
- 企業理解を深める質問
- 社長自身の考え方を理解する質問
- 社長面接の逆質問で避けたほうが良い6つの内容
- 1.調べれば分かる質問
- 2.待遇面に関する質問
- 3.他社でも使い回せる質問
- 4.プライベートに関する質問
- 5.現場の業務に関する質問
- 6.「はい」「いいえ」で回答できる質問
- 社長面接=ほぼ内定とは限らない!逆質問に必要な準備
- 一次・二次面接との評価基準の違いを理解する
- 質問は5つ以上用意しておく
- 企業理念やビジョンに共感する理由を言語化する
- 社長の経歴や発信内容をリサーチする
- 自分の質問に対する社長からの回答を想定しておく
- 社長面接でうまく逆質問できるか不安なあなたへ
- 社長面接の逆質問に関する質問
- Q.社長面接の逆質問は何個用意しておけば良い?
- Q.社長面接までいったらほぼ内定って本当ですか?
- Q.社長面接では面白い逆質問をして印象を残すべき?
社長面接で逆質問が重視されている理由
中小企業やベンチャー企業における選考では、最終面接で社長と面接するケースは少なくありません。「社長面接」は現場レベルの一次・二次面接よりも、経営視点に基づいた深く掘り下げた質問がなされるのが特徴です。
こうした応募者側からの逆質問も合否を分ける重要な要素となります。逆質問の意図を正しく理解し、準備しておくことで、自身の意欲を効果的に伝えられるでしょう。
ここでは、社長面接で逆質問が重視されている理由を解説します。
入社意欲の高さを知りたいから
社長面接で逆質問が重視されるのは、学生が自社とマッチするか見極めたいという目的があるためです。新卒採用においては、即戦力で活躍できるスキル以上に長期的に活躍できるポテンシャルを秘めているかどうかが重視されます。
長期的な活躍のためには、企業の理念や社風への共感が欠かせません。学生と企業との間でミスマッチが起きてしまうと早期退職につながる可能性があり、企業としては採用コストが無駄になるのを避けたいと考えています。
そのため、最終面接で社長に対して逆質問する機会を設けて、トップ自らが応募者の資質を判断したいという意図があるのです。
自社とマッチするか見極めたいから
学生の入社意欲の高さを確認するために、社長面接で逆質問の時間を設けることがあるでしょう。学生が質問する内容からは、その人の思考の癖や仕事に対して何を優先するのかという価値観がみえてくるためです。
たとえば、初期配属が確約されていない企業で、「入社してから△△の部署で△△について携わりたいのですが、どのようなスキルを身につける必要がありますか」といった質問をしたとします。一見、意欲的にみえる質問ですが、企業側は「もし希望部署に配属されなかった場合、すぐに意欲を失うのではないか」「自社のキャリアパスと本人の理想が乖離している」と捉えかねません。
その結果、「うちでは学生が希望するキャリアビジョンを実現できないかもしれない」とネガティブな印象を与えやすくなるでしょう。
企業は学生の柔軟性や適応力を確認して、長期的に活躍し、貢献してくれる人物かどうかを見極めたいと考えています。
学生の不安や疑問を解消したいから
企業が社長面接で逆質問を重視する理由は、学生の不安や疑問点を解消したいためです。内定を出した学生が迷いなく入社を決断し、入社後にミスマッチを感じて早期離職することを防ぎたいと考えています。
ビジョンや事業の方向性について経営者自らが直接答えることで企業の透明性を示せば、学生も信頼し、安心して内定を承諾できるでしょう。また、学生側にとっても、疑問を残さず主体的に情報を得ようとする姿勢は、入社への意欲や誠実さとして高く評価されるポイントとなります。
面接で企業がチェックしていることは、「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事で解説しているので参考にしてみてださい。
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社長面接の逆質問で成功させる4つのポイント
社長面接で逆質問をするときは、自分を採用するメリットをアピールできる内容にするだけでなく、質問の意図や背景を具体的にして、答えやすい尋ね方を意識しましょう。
ここでは、社長面接の逆質問で成功させるポイントを4つ解説します。面接官に好印象を残せる逆質問をしたい方は、逆質問を作成するときの参考にしてみてください。
1.企業研究を徹底して行ったことをアピールする
社長面接の逆質問では、しっかりと企業研究してきたことが伝わるような内容にするのがポイントです。逆質問は面接の最後に組み込まれることが多く、最終面接においては、自己PRや自分を採用するメリットを伝える最後のチャンスといえます。
具体的には、単に一般論を尋ねるのではなく、以下のように企業のビジョンや方向性と自身の視点を絡めた質問を構成しましょう。
・今後さらに注力される事業領域の展望について
・御社の成長に貢献してきた活躍する人材に共通するマインドセットについて
・長期的に価値を提供し続けるために必要なスキルについて
このように、収集した情報に「自分はどう貢献したいか」という視点を添えて質問することで、志望度の高さと熱意をより強く印象づけられます。
企業研究で調べておくべき内容は、「企業研究のやり方は?基本的なステップや効率良く進めるポイントを解説」の記事で解説しているので参考にしてみてください。
2.社長しか答えられないことを質問する
最終面接では、社長しか答えられない内容を質問するのがおすすめです。社長と直接話をできる機会は少なく、企業規模によっては、入社後はほとんど接しない場合もあります。
貴重な機会を最大限活用するためには、現場の担当者でも回答できるような実務的な問いは避けて、経営者ならではの視点を引き出す質問を投げることが重要です。
たとえば、以下のような切り口が考えられます。
・創業の想いや今後の10年を見据えた長期的なビジョン
・業界の動向を踏まえた、独自の競争優位性や戦略の核心
・社長が理想とする組織文化や社員に期待する覚悟
このように、経営の根幹に関わる問いを立てることで、単なる条件確認ではない、一段高い視座をもった志望者であることを印象づけられるでしょう。
3.質問内容に自分の仮説を盛り込む
社長面接の逆質問で成功させるために、質問内容に自分の仮説を盛り込むことを心掛けましょう。質問する時点で自分の仮説・意見を盛り込むことで、論理的な思考力もアピールできます。
たとえば、志望企業の事業内容に対して「自分は△△と考えていますが、この点についてはどのようにお考えですか?」といった形で、自身の仮説を前提として提示しましょう。
単に質問するだけでなく、自分の意見をはっきりと伝えようとする姿勢は、入念な企業研究の裏付けとなり、志望度の高さが評価されやすくなります。
4.質問の意図や背景を具体的に伝える
社長面接で逆質問をする際は、回答のしやすさを意識し、質問の意図や背景をできる限り具体的にしておくことが重要です。質問が抽象的過ぎると相手が回答の方向に迷うだけでなく、こちらの知りたい意図も正確に伝わらず、欲しい回答を得にくくなります。
たとえば、「大切にしている価値観を教えてください」という聞き方では、組織の指針を聞きたいのか、社長個人の信念を聞きたいのかが曖昧です。
もし、社長自身の仕事観を知りたいのであれば、「御社の一員として働く際のマインドセットの参考にさせていただきたいため、社長が仕事を進めるうえで大切にされている信念や価値観を教えていただけますか?」といった形で、背景を添えて問いかけましょう。
「どのような回答を求めているか」を明確に示すことで、社長からもより深い話を引き出せるはずです。
最終面接を含めた就活全体の流れをおさらいしたい方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事でおすすめの相談先を紹介しているので参考にしてみてください。
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【テーマ別】社長面接で逆質問するときの例文27選
「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際、企業の核心に触れる質の高い逆質問ができるかどうかで、採用の決め手となる熱意や視座の高さを印象付けられます。
ここでは、「入社後に活躍する姿や貢献意欲をアピールする質問」「企業理解を深める質問」「社長自身の考え方を理解する質問」の3つのテーマに分けて、社長面接で逆質問するときの例文を紹介します。企業の性質や特徴に合わせて逆質問を考えてみてください。

入社後に活躍する姿や貢献意欲をアピールする質問
入社後のキャリアや意欲をアピールできる逆質問の例は、以下の内容が挙げられます。
・御社で早期に戦力として貢献するために、入社までに準備しておくべきスキルや知識があればアドバイスをいただけますか
・御社の△△事業に興味をもっております。将来的にその領域に携わるために、まずはどのような経験を積むべきでしょうか
・社長がこれからの会社を担う若手社員に対して最も期待されている役割や素養を教えてください
・御社で目覚ましい成果を出している方に共通する思考習慣や行動特性があれば、ぜひお伺いしたいです
・先ほど「△△(成果や目標)」についてお話しいただきましたが、その成果を出すプロセスにおいて、特に重要視される評価指標はありますか
・先ほど伺った△△業務に非常に魅力を感じています。まずは現職(配属先)で成果を出すことが前提ですが、将来的にその業務に挑戦するための社内公募やキャリア支援の制度はありますか
・御社において「プロフェッショナルとして信頼される人」に共通する共通言語や、仕事への向き合い方を教えてください
・1日でも早く組織に馴染み、成果を出したいと考えています。入社直後の数ヶ月間で、特に意識すべき立ち振る舞いや陥りやすい注意点があれば教えてください
入社後の抱負や興味のある仕事に関連づけることで、熱意をアピールできるはずです。
企業理解を深める質問
企業理解を深めるのにおすすめな逆質問の例をまとめました。
・御社が描いている5年後、10年後のビジョンを教えてください
・現在は△△事業に注力されていますが、今後さらに拡大・強化を予定している事業はありますか
・△△事業の今後の展望について現場レベルでの具体的な目標があれば教えてください
・これから新たに参入したい事業領域と、その理由について教えてください
・今後さらなる発展をしていくために、組織全体で共通認識としてもっておきたい価値観や具体的なアクションはありますか
・今後も継続したい会社の文化と、時代の変化に合わせて刷新が必要だとお考えの文化があれば教えてください
・△△社が主要な競合に該当すると拝察しますが、競合優位性をより強固にするために、現在どのような差別化戦略を重視されていますか
・御社が持続的に成長していくうえで、現在最も克服すべき課題や不足しているリソースは何だとお考えでしょうか
・御社の理念は「△△」ですが、日々の業務の中でその理念を最も強く実感したエピソードがあれば教えてください
企業理解を深めるには、表面的な事業内容の把握だけでなく、企業の意思決定の軸や課題感を知ることが欠かせません。最終面接の前にあらためて企業研究を行い、自分がその組織の一員として貢献している姿を具体的にイメージできるようにしましょう。
社長自身の考え方を理解する質問
社長自身の考え方を理解できる逆質問には、以下のような内容が挙げられます。
・これまでの経営者人生のなかで、最も「この仕事をしていて良かった」と心から震えた瞬間を教えてください
・△△な社風とお伺っておりますが、その文化を維持・発展させるために、社長が行動で示すうえで特に意識されていることはありますか
・御社が△△でトップシェアを誇る要因は△△という強みにあると拝察しております。経営者の視点からみて、他社には真似できない「一番の原動力」は何だと思われますか
・社長がビジネスパーソンとして、また一人の人間として、判断に迷った際に立ち返る判断軸や座右の銘があれば教えてください
・数多くの候補者のなかで、最終的に「この人と一緒に働きたい」と決断を下す際の、決め手となるポイントを教えてください
・組織を率いるリーダーとして、多様な社員のベクトルを一つにまとめるために、最も心を砕いていることは何でしょうか
・激変する市場環境において、会社を存続・発展させるために「これだけは絶対に変えてはならない」と考えている信念は何ですか
・社長にとっての成功の定義や、現在追いかけている次なる大きな挑戦についてお聞かせください
・20代のころの自分に、今の社長がアドバイスを送るとしたら、どのような言葉をかけられますか
・これまでの経営判断のなかで、最も苦渋の決断を迫られたエピソードと、そのときに何を優先して答えを出されたかを教えてください
社長自身の経歴やエピソードに触れつつ、ビジネスパーソンとしての考え方や価値観を引き出せるような質問を心掛けましょう。
最終面接で想定される質問については、「最終面接の対策は何をすればよい?頻出質問10選の回答例を解説」で詳しくまとめているので、あわせて参考にしてください。
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社長面接の逆質問で避けたほうが良い6つの内容
社長面接の逆質問では、意欲をアピールすることが重要ですが、質問の内容次第ではかえってマイナスな印象を与える可能性があるので注意が必要です。
以下で、社長面接の逆質問で避けたほうが良い内容を6つ解説します。質問例も紹介しているので、チェックしておきましょう。
1.調べれば分かる質問
社長面接の逆質問では、調べれば分かる内容を聞くのは避けましょう。調べれば分かる内容の質問例は、以下のとおりです。
・御社の企業理念を教えてください
・展開している事業内容は何でしょうか
・主要な取引先を教えてください
・売上規模はどの程度でしょうか
企業のWebサイトを確認すれば分かるような質問をすると、企業研究が足りないというマイナスなイメージにつながる場合もあるので気をつけてください。
2.待遇面に関する質問
逆質問の際に、給与や勤務条件などの待遇面に関する質問ばかりするのもNGです。
・入社して何年目に給料はいくらになりますか
・昇給、昇格はどのような頻度でありますか
・土日祝日は必ず休めますか
待遇面が気になるのは当然ですが、社長が登場する最終面接は、ビジョンへの共感や入社意欲の高さをアピールする最後の場です。条件面ばかりを優先すると「仕事内容より待遇が目的か」と誤解される恐れがあるため、質問のバランスに注意しましょう。
産前産後休暇や育児休暇に関する質問はOK
待遇面ばかりの逆質問をすると印象を下げる可能性がありますが、「ライフイベントを経ても長く貢献し続けたい」という意欲の裏返しとして伝えれば問題ありません。
最近では、男性の育休取得を推進する企業も増えています。性別を問わず、仕事と生活を両立させながら長期的に活躍するためのイメージをもちたい場合は、逆質問を通じて疑問を解消させましょう。
3.他社でも使い回せる質問
他社でも使い回しできるような逆質問をするのも、避けたほうが無難です。
たとえば、「御社のキャリアパスは?」「御社の強みは?」などの質問はすべての企業に通用する内容で、場合によっては企業研究が足りないという評価につながりかねません。
志望企業の具体的な事業内容や最新の動向に触れ、その企業ならではの視点をもった質問を心掛けましょう。
4.プライベートに関する質問
社長面接の逆質問に関しては、プライベート過ぎる踏み込んだ内容も望ましくありません。プライベートに関する逆質問の例文は、以下のとおりです。
・趣味は何ですか
・出身地はどこですか
・ご結婚はされていますか
・休日は何をされることが多いですか
これらの質問は、選考評価や業務内容との関連性が乏しく、ビジネスの場ではマナー違反と捉えられる可能性が高いためです。また、質問の意図が不明確だと、社長側に「なぜこのような質問をしたのだろうか」という困惑を与えかねません。
社長と直接対話できる貴重な機会だからこそ、経営理念やビジョンへの理解を深めるといった本来の目的を再認識して臨みましょう。
5.現場の業務に関する質問
社長面接で逆質問をする際、現場の業務に関する質問も避けたほうが良いでしょう。一部の場合を除いて、一般的には、現場の社員や採用担当が回答できる質問です。
企業のトップとして長期的な経営判断を求められる立場であることを理解して、「社長にしか聞けない質問」を意識しましょう。
6.「はい」「いいえ」で回答できる質問
質問の内容に関して、「はい」「いいえ」のいずれかで回答できる質問も控えましょう。逆質問をするときは、相手の考えやビジョンを引き出せる「オープンクエスチョン」を意識することが大切です。
たとえば、「今後も△△事業が御社の主力ビジネスになりますか?」という聞き方では、「はい」「いいえ」で回答できるため、話が広がりません。
一方、「現在の主力は△△事業ですが、今後はどの事業がカギを握るとお考えでしょうか。新たな事業展開の可能性も含めてお聞かせください」といった聞き方であれば、経営者の具体的な考えや展望を引き出せます。
質問内容をまとめられたら、それぞれどのように回答できるか今一度見直してみましょう。
就活生が面接で避けるべき逆質問は、「【面接質問集】就活でよく聞かれること40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事でも解説しているので、あわせて確認にしてみてください。
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社長面接=ほぼ内定とは限らない!逆質問に必要な準備
「最終面接=意思確認の場」というイメージの学生がいるかもしれませんが、最終面接で不採用になるケースはおよそ50%とされています。
公益社団法人全国求人情報協会の「2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査 ⑦就職活動の各プロセスの活動量(p.16)」によると、25年卒の学生は平均で4.4回の最終面接を受けており、内定を取得したのは2.4社であるとしています。
最終面接まで辿り着いても、約半分の学生が内定を獲得できていないのが実情です。内定獲得に近づくためにも、次の章で解説する考え方の指針や質問例をもとに、しっかりと逆質問を用意しましょう。
ここでは、逆質問をする前にしておくべき準備を解説します。
一次・二次面接との評価基準の違いを理解する
社長面接を突破するには、現場社員や人事担当者が行う一次・二次面接との評価基準の違いを把握することが大切です。中堅社員や人事が実務能力や人柄を重視するのに対し、社長は経営理念への共感や将来のポテンシャルを重視します。
そのため、現場レベルの具体的な業務内容に関する質問ばかりでは、経営層に「視座が低い」「志望度が不十分」といったネガティブな印象を与えかねません。組織全体の方向性や企業の存在意義にフォーカスした質問を用意しておきましょう。
質問は5つ以上用意しておく
逆質問の時間は限られていますが、ストックとして5つ以上の質問を用意しておくことをおすすめします。面接の中盤で社長が語った内容と自分の用意した質問が重なってしまい、本番で聞くことがなくなってしまうリスクを避けるためです。
また、十分な数の質問を準備しておくことは、その企業に対する関心の高さを示す証拠にもなるでしょう。用意した質問をすべて使い切る必要はありませんが、状況に合わせて最適な問いを選べる状態にしておくと余裕をもって本番に臨めます。
企業理念やビジョンに共感する理由を言語化する
社長面接では、企業のビジョンに対して「なぜ自分が共感しているのか」を自分の言葉で説明できるように準備しましょう。社長にとって企業理念は会社の核であり、そこに深く共鳴している学生には強い信頼を寄せるためです。
単に「理念に感動しました」と伝えるだけではなく、自分の価値観や過去の経験を紐付けることで説得力を高められるでしょう。たとえば、部活動やボランティアでの経験が、企業の掲げる行動指針とどう重なり、どう活かせるのかを論理的に整理しておいてください。
入社後に活躍するイメージをもたせられれば、内定獲得に近づけるでしょう。
社長の経歴や発信内容をリサーチする
面接に臨む前に、社長個人の経歴やSNS、Webメディアでの発信内容を徹底的にリサーチしておく必要があります。社長の価値観やこれまでの歩みを知ることで、型通りではない、その社長だけに刺さる深い質問が可能になるからです。
リサーチの対象となる主な媒体は以下のとおりです。
・企業の公式サイトのトップメッセージ
・経済ニュースサイトのインタビュー記事
・社長個人のブログや公式のSNS
・動画プラットフォームでの登壇映像
これらを読み解くことで、経営者が現在どのような課題を感じ、どのような未来を描いているのかが見えてくるはずです。そのビジョンと自分自身のキャリアを接続させて語ることができれば、他の候補者と差別化でき、印象に残りやすくなるでしょう。
自分の質問に対する社長からの回答を想定しておく
社長面接時の逆質問を準備する際は、質問への回答も考えておきましょう。なぜなら、回答の仮説を事前に立てておくことで、社長からの回答と自分の考えを照らし合わせられるからです。
もし社長の回答が自分の考えと異なる場合でも、「私は△△という理由だと推察していましたが、直接お話を伺い、△△という視点に非常に納得いたしました」といった受け答えができます。
これは、単なる質問以上に「企業理解に深く努めている姿勢」のアピールにつながるでしょう。
質問事項を漠然と考えるだけでなく、回答の内容を踏まえて具体的にシミュレーションしておくと、落ち着いて最終面接に臨みやすくなります。
新卒の面接対策は、「就活の面接対策をしたい!新卒におすすめの方法や頻出質問110選を紹介」の記事にまとめているのでチェックしてみてください。
参照元
公益社団法人 全国求人情報協会
2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査
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社長面接でうまく逆質問できるか不安なあなたへ
社長面接における逆質問は単なる疑問解消の場ではなく、志望度の強さを証明する最大のチャンスです。経営層が何を重視しているのかを理解し、企業のビジョンと自身のキャリアを紐付けた質の高い問いを準備することで内定につながるでしょう。
もし、「自分の質問が社長に響くか不安」「客観的なアドバイスが欲しい」と感じるなら、就職エージェントの活用がおすすめです。
キャリアチケット就職エージェントでは、新卒の就職を成功させるために、あなたに合った求人の紹介はもちろん、最終面接対策や内定獲得後のフォローなど、一貫して就職活動をサポートしています。
模擬面接も実施しているので、自信をもって本番に臨めるでしょう。最終面接を突破して内定を獲得したい方は、ぜひキャリアチケット就職エージェントまでご相談ください。
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社長面接の逆質問に関する質問
ここでは、社長面接の逆質問に関する質問をQ&A形式で回答します。
Q.社長面接の逆質問は何個用意しておけば良い?
A. 社長面接の逆質問は、最低でも5つ以上は用意しておくことをおすすめします。社長面接は対話形式で進むことが多く、用意していた質問の答えが面接中の会話で先に出てしまうケースが多々あるからです。
また、現場レベルの質問よりも、経営方針やビジョンに関わる「社長にしか聞けない問い」を準備しておきましょう。最後に「何かありますか」と聞かれた際に「特にありません」と答えるのは、志望度が低いとみなされてネガティブな印象を与えかねません。
多めに準備しておくことで、状況に合わせて最適な問いを選べる余裕が生まれ、企業への強い関心を効果的にアピールできるでしょう。
Q.社長面接までいったらほぼ内定って本当ですか?
A.社長面接までいったからといって「ほぼ内定」とは限りません。 一般的に最終面接の通過率は50%程度といわれており、二人に一人は不採用になるのが実態です。
一次・二次面接が「スキルや実務能力」の確認であるのに対し、社長面接は「理念への共感」や「将来のポテンシャル」を経営視点で厳しく評価されます。最後まで気を抜かず、企業のビジョンに対して自分がどう貢献できるかを言語化し、熱意を伝え切る準備をして臨みましょう。
Q.社長面接では面白い逆質問をして印象を残すべき?
A.無理に面白い質問をする必要はありません。社長が求めているのは、奇抜さよりも志望度の高さや論理的な思考力です。下手にウケを狙うと「TPOが守れない」「真剣みが足りない」と逆効果になるリスクがあります。
印象を残したいのであれば、社長の過去のインタビューや著書を深くリサーチしたうえでの「仮説付きの質問」を投げかけましょう。経営者に「よく調べているな」と思わせる誠実な深掘りこそが、最良の自己アピールになります。
最終面接の質問対策は、「新卒の最終面接でよく聞かれる質問は?回答のポイントと逆質問の対策も解説」の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。