このページのまとめ
- 就活をしたくないと感じるのは、就職へのネガティブなイメージや自信のなさなどが原因
- 就活をしたくないと感じた際は、就活を続けるメリット・デメリットの理解が重要
- 就活をしたくないときこそ、自己分析やキャリアについてしっかり向き合うことが大切
就職することへのイメージの悪さなどから、漠然と「就活したくない」と考える学生は多いでしょう。就活は自らゴール設定する必要があり、キャリアプランを踏まえて納得できる企業を探すことが大切です。
この記事では、就活をしたくないと悩む学生に向けて、共通する理由や就活を続けるメリット・デメリット、就職以外の選択肢などをまとめました。就活のモヤモヤの解消策と注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 就活をしたくないと感じるのはあなただけではない
- 就活したくないと感じる6つの理由
- 1.就活に対してネガティブなイメージがある
- 2.やりたいことが見つからない
- 3.選考に通過せず自信をなくしている
- 4.応募書類の記入や面接練習などが大変
- 5.就職したいと思っていない
- 6.働き方に特有の考えがある
- 就活したくないと感じたときの5つの対処法
- 1.改めて自己分析を行う
- 2.就職することで得られる価値を考える
- 3.OB・OGに相談する
- 4.ライフプランを見直す
- 5.就活をポジティブに捉えてみる
- 新卒で就活を続けるメリット
- 1.新卒としてポテンシャルで採用してもらえる
- 2.新卒でしか応募できない企業にエントリーできる
- 3.自分にあった企業を見つけやすい
- 4.自己や社会への理解が深まる
- 5.就活をやりきることが自信になる
- 新卒で就活を続けるデメリット
- 1.自分に合わない企業の選考を受ける確率が高まる
- 2.就活以外のことができなくなる
- 3.周囲の就活生との比較で焦ってしまう
- 4.心と身体が疲れてしまう可能性が高まる
- 就職しない選択から得られるもの
- 就活しなかった場合の5つの選択肢
- 1.フリーターになる
- 2.既卒として就活する
- 3.就職留年をする
- 4.大学院進学や海外留学する
- 5.フリーランスや起業して働く
- 就職しない選択肢をとる場合の注意点
- 一時の感情で決断しない
- 既卒の就活は新卒よりも難しい
- 就職しなかった場合に何をするか明確にする
- 内定獲得後に就職へのモヤモヤを感じた場合の対処法
- 就職しない場合のデメリットを考える
- 納得がいくまで就活を続ける
- 社会に出る前の不安であると割り切る
- 就活したくないと思いつつも内定がほしいあなたへ
就活をしたくないと感じるのはあなただけではない
「就活をしたくない」とネガティブな気持ちを抱くかもしれませんが、多くの就活生が同じように悩むものです。
就活は自分でゴールを設定する必要があり、さまざまな選択肢から自分に適した企業や仕事を選ばなければなりません。途方もない作業が待っているような気がして、就活に対して後ろ向きになってしまうのは無理もないでしょう。
しかし、就活したくないと思いながらも、多くの就活生は就活を続けて内定を獲得しているのが現実です。就活をしたくない理由にしっかりと向き合って適切な対策を取らないと、周りと比べて落ち込んでしまうこともあるでしょう。
就活は自分の未来を見つめ直すチャンスと捉え、前向きに行動することが大切です。
就活に対する不安が消えない就活生は「「就活どうしよう」と不安なあなたへ!悩みの原因と対処法をご紹介」を参考にしてください。
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就活したくないと感じる6つの理由
就活をしたくないと感じる理由を6つ紹介します。
漠然と「就活をしたくない」と思っている間は、いつまで経っても現状を変えられません。以下で紹介する理由に自分の就活に対する向き合い方を照らし合わせて、悩みのタネを明らかにしましょう。
1.就活に対してネガティブなイメージがある
就活に対するネガティブなイメージは、「就活をしたくない」気持ちにさせる大きな原因になります。
・個性や自分らしさが大切なはずなのに、全員同じスーツを着用して髪型も黒髪にしないといけない
・毎日説明会や面接で忙しそう
就活に限らず、一度ネガティブな感情を抱いてしまうと、感情がさらに強まってしまいがちです。
よりよい評価を得られるように自己を過剰にアピールする就活生を見かけて、うんざりすることもあるでしょう。就活生がみな同じような格好をして就活をする光景に違和感を抱く人もいます。
自分が就活に対してどのようなイメージを持っているか、一度考え直してみましょう。
2.やりたいことが見つからない
やりたい仕事や就職後の目標がはっきりしないと、どのような企業や職種に応募すべきか分からず、就活のやる気を削がれてしまいます。
そもそも、大学生の場合はアルバイト経験があるくらいで、スキルも限定的です。自身の限られた経験や知識から就職先を探しても、選択肢はどうしても狭まります。
選択肢が狭まる結果、やりたいことが見つからない負のループに陥ってしまうのです。
3.選考に通過せず自信をなくしている
現に就活をしているものの、書類選考や面接に通過できなくて自信をなくし、就活したくないと考える人もいるでしょう。
就活は上手くいかないことのほうが多いですが、選考に通過できないと「内定をもらえないのでは?」と不安になってしまうものです。
不採用通知が続くとマイナス思考になりがちで、就活への意欲が下がるのは無理もありません。
4.応募書類の記入や面接練習などが大変
就活が本格化すると、応募書類の作成や面接対策などにも時間がかかり、慌ただしい日々を過ごす大変さから就活をしたくないと考えてしまいます。
就活でやるべきことは多岐にわたり、応募書類の提出期限や面接日時などは企業側が設定するのが一般的です。スケジュールを自分が思うように進められず、時間に追われてしまうことも多いでしょう。
就活による疲労が溜まることで、「就活をしたくない」気持ちになる人も多いのが実情です。
5.就職したいと思っていない
そもそも正社員として就職したいと思っていない人は、就活したくないと感じているでしょう。
働くことの意味や価値観は人それぞれです。就職を希望しない人からすると、前提として就活へのモチベーションは低くなるでしょう。
6.働き方に特有の考えがある
働き方に特有の考えがあるのも、就活したくないと感じる理由の一つです。
・組織に所属して働くのは性に合わない
・毎日会社に出社するのは避けたい
雇用形態にこだわりがなかったり、働く場所や時間に選択肢が欲しかったりする場合もあるでしょう。どのような働き方が理想的で納得できるのか、特有の考えをより具体的に言語化できると、最適な選択肢をとれるようになります。
就活したくない理由については、「なぜ働きたくないのか?働きたくないと感じる理由と対処法を徹底解説」も参考にしてください。
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就活したくないと感じたときの5つの対処法
「就活したくない…」と思ったときは、自身の適性を見直して心境をつぶさに観察することが重要です。下記で対処法を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.改めて自己分析を行う
やりたいことが見つからない、なかなか選考に通過しない場合は、自己分析を念入りに行うことで就活の方向性を見直せる可能性があります。
自己分析は、学生時代に頑張ったことやうれしかったこと、辛かったことなどを振り返り、自分の強みや価値観を明らかにする作業です。
学生時代のエピソードから好きなことや苦手なこと、直面した困難などを書き出すことで、働く目的や向いている仕事、モチベーションの源泉を把握できるでしょう。
改めて自己分析すれば、新たな発見があるはずです。就活に行き詰まり感を抱いたら、自分を再度見つめ直してみてください。自己分析のやり方については「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」をご覧ください。
2.就職することで得られる価値を考える
就活したくないと考えてしまった場合は、「就職することの意味」を考えてみましょう。就職することで得られる価値は、大きく分けて3つあります。以下の内容を踏まえて、就活に対する考え方を見つめ直してみてください。
1.社会人としてのルールやマナー
新卒で企業に就職すると、新入社員研修などを通じてマナーをイチから学べます。また、新入社員であれば仕事におけるミスはつきものであり、「失敗から学ぶ」ことを許容されます。
逆に、新卒で就職せずにブランク期間ができた場合、「ビジネスパーソンとしての基礎基本がなっていない」と厳しい評価がなされる可能性もあるでしょう。
2.人間関係の幅
就職して社会人として働き始めると、学生時代とは違う次元で人間関係の幅が広がるでしょう。就職先の企業規模による部分もありますが、社内の交流だけでなく、クライアントとの関わりも増えるため、フリーターや派遣社員にはない人間関係を構築できるのが通常です。
企業に勤めると、幅広い年齢層のさまざまな考え方を持つ人と関われるため、視野を広げるのに役立ったり、自身の成長にもつながったりします。
3.社会的信用
新卒で企業に就職すると、毎月安定的な収入を得られるのはもちろん、社会的な信用も獲得できます。大学を卒業してフリーターや派遣社員、フリーランスとして働くと、会社員に比べて社会的信用が劣ってしまうのはやむを得ません。
就活における新卒カードの重要性については「新卒カードが最強って本当?メリットや就活のポイントを解説!」で詳しく解説しています。
3.OB・OGに相談する
就活したくない気持ちが強くなった場合は、社会人として働く大学やサークルの先輩に相談してみましょう。OB・OGのなかには、自分と同じような考えで就活に臨みながらも、現在はやりがいを持って働いていることもあります。
「入社前は△△が不安だったけれど、過度に心配する必要はなかった」という話や、就活へのモチベーションの上げ方などを聞けば、前向きな気持ちになれるきっかけを掴めるでしょう。
4.ライフプランを見直す
就活を諦めそうになった際は、自身の人生設計を見直すことをおすすめします。
・これからのキャリアに対する考え方
・仕事で大切にしたいこと
・人生で実現したい夢や目標
自分のなりたい姿が明確になれば、「10年後に△△の仕事がしたいからこの業界について知ろう」「△△の分野を極めたいから先に資格を取ろう」など、就活のモチベーションアップにもつながるでしょう。
5.就活をポジティブに捉えてみる
「就活したくない」気持ちから脱却するには、就職をポジティブに捉えるようにしましょう。以下で紹介する3つのコツを踏まえて、就職することを前向きに考えてみてください。
1.さまざまな企業を知れる機会と捉える
就職活動は、さまざまな業界に属する多くの企業を短期間で一気に知れるまたとないチャンスです。企業を知れば知るほど、自分にあった仕事が見つかる可能性も高まるため、知識欲を満たすつもりで就活を捉えてみましょう。
2.自分の未来とじっくり向き合う機会と捉える
就活中は企業を知れる機会だけでなく、自分の未来とじっくり向き合える期間ともいえます。就活を成功させるには、入念な自己分析が欠かせません。
理想から逆算して、最適な企業に就職することが新卒における就活の目標となるでしょう。就活の自己分析はめんどくさいと考えるのではなく、「理想の人生を描けるチャンス」と考えて、自分の未来とじっくり向き合ってみてください。
3.ゲームを攻略するつもりで捉える
就活をある種のゲーム感覚で捉えてみるのもおすすめです。
就職活動は企業と就活生の需要と供給がマッチングする機会であり、企業の性格を理解した上で、自分の魅力や特徴を効果的にアピールする必要があります。
企業に気に入られるように行動するのではなく、企業に合わせて自分の見せ方を変えることを意識しましょう。就職を希望する企業をどうすれば攻略できるか考えると、就活の見方も変わってくるはずです。
就活に対してしんどいと感じている就活生は、「就活で体力がもたない?しんどいときに乗り切る方法と効率化するコツ!」を参考にしてください。
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新卒で就活を続けるメリット
新卒で就活をする5つのメリットを解説します。就活へのモチベーションが上がらない人は、以下のメリットを理解して就活への向き合い方を見直してみてください。
1.新卒としてポテンシャルで採用してもらえる
新卒における就職活動では、スキルよりも本人のポテンシャルで採用されることのほうが多いです。
企業が即戦力を求めるのは中途採用の転職者が大半で、新卒の場合は伸び代を見られています。新卒の就活であれば、背伸びしないと入社は目指せないような大企業に就職できるチャンスもあるでしょう。
2.新卒でしか応募できない企業にエントリーできる
就活における企業の考え方は柔軟になっていますが、新卒でしか応募できない企業もあるのが実情です。
既卒者を新卒同様に扱うよう通達が出ていますが、企業によっては、既卒者は応募できないケースもあります。言い換えると、新卒の場合は就職先の選択肢が豊富なのです。
「新卒カードが重要」といわれるように、大学をストレートで卒業する年に就職先は決めてしまったほうがよいでしょう。
3.自分にあった企業を見つけやすい
就活では合同説明会が頻繁に開催されるため、自分にあった企業を効率よく見つけやすいのもメリットとして挙げられます。
インターネットで検索すると自身の興味の範囲が中心になりがちですが、説明会に参加すれば、自ら検索はしないであろう企業との出会いもあるでしょう。新卒の就活ではさまざまな企業が求人情報を積極的に開示しているため、自分にあった企業を探しやすいタイミングといえます。
4.自己や社会への理解が深まる
就活は自己分析や企業・業界研究を繰り返して自分のキャリアを考える機会になるため、自己や社会への理解が自然と深まります。
高校卒業のタイミングでは、大学に進学することを前提に「どの大学に行くか」という進路選択をした人が大半ではないでしょうか。就活の場合は自ら道を選んでいく必要があり、就職先に正解はありません。
新卒の就活は、自分の将来についてじっくりと考えられるよい機会です。「就活はしたくない」と思うのではなく、自分について深く見つめ直せるチャンスと捉えて就活に向き合いましょう。
5.就活をやりきることが自信になる
就活を続けて思うような成果が出なくても、諦めずに行動し続ければ納得いく企業と巡りあえます。「行動し続けた事実」自体が、将来の自信につながると思って就活はやりきりましょう。
「就活はもうしたくない」と諦めてフリーターになるのは簡単ですが、新卒で就職できるチャンスにも限りがあります。就職を諦めても後悔しないほど就活に取り組めていない場合は、諦めることなく選考を受け続けましょう。
新卒で就職するメリットとデメリットについては、「就活しない選択はあり?就職活動をするメリット・デメリット」も参考にしてください。
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新卒で就活を続けるデメリット4選
思うように成果が出ないまま新卒で就活を続けることのデメリットを4つ解説します。メリットとデメリットの両側面を踏まえて、自分が取るべき選択肢を見誤らないようにしましょう。
1.自分に合わない企業の選考を受ける確率が高まる
就活をむやみやたらに続けると、自分には合わない企業の選考を受けてしまう可能性が高まります。
選考に通過して内定を獲得できたとしても、入社後にミスマッチが起きるリスクが高く、早期退職の恐れもあるでしょう。自分の軸に沿わない企業の選考を受けるのは、就活の期間を長引かせる原因にもなるため注意が必要です。
ダラダラと就活を続けないように期限を設定した上で、内定をもらった際に辞退しないような企業の選考を受けるようにしましょう。
2.就活以外のことができなくなる
就活を長期間続けると、就活以外のことができなくなります。
就活の時期には説明会や面接の予定でスケジュールが埋まり、就活以外のことに使う時間はほとんどないでしょう。留学や勉強など学生の時期にしておきたいことがある人は、就活以外のことに時間を使えないのは負担になる可能性もあります。
3.周囲の就活生との比較で焦ってしまう
就活中は、周囲の就活生と比較して焦ることもあるでしょう。全員が就活を同時にスタートするため、周囲の就活生の結果がいやでも耳に入ってきます。
周りの就活生がうまくいっていると余計なプレッシャーを感じてしまい、就活をしたくなくなる人もいるでしょう。
4.心と身体が疲れてしまう可能性が高まる
就活を長期間続ければ続けるほど、心身ともに疲労が溜まるのは無理もありません。
就活が本格化すると、本業である学業のほかにこれらを同時並行で進める必要があります。加えて、周りの就活生と比較してしまうと、「自分は全然うまくいっていない」などと落ち込んでしまう人もいるでしょう。
極度のストレスを感じる場合は、一旦休憩して就活から離れてみてください。自分の将来をゆっくり考え直してみると、就活への向き合い方も変わってくるでしょう。
就活に疲れてしまった場合は「就活に疲れた時の対処法9選!向き合い方や疲れないための解決策も解説」も参考にしてください。
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就職しない選択から得られるもの
新卒で就職しない決断をした場合に得られるものは、大きく分けて以下の4つです。
・好きなことに集中できる環境
・人間関係のしがらみから解放
・高収入を得られる可能性
社会人として企業に勤めると、週のうち5日間は出勤して働く必要があります。学生時代に比べて時間の自由が減るだけでなく、好きなことに集中できるのは休日だけになることが大半でしょう。
就職しない選択を取れば、時間に対する制約がなくなるため、自由を感じやすいといえます。人間関係の悩みが増えることもないでしょう。
新卒で会社員として働くと給料が安定して支払われる反面、もらえる金額には限界があります。就職せずにフリーランスで働いたり、個人で影響力をつけたりすれば、会社員の年収を1ヶ月で稼げることもあるでしょう。
働くことや人生において何を重視するかは人それぞれであり、就職する・しないに関係なく、後悔しない選択をすることが重要です。
派遣社員の働き方に興味がある就活生は「「内定が取れないので、派遣になっても良いですか?」――派遣社員の働き方とは?」を参考にしてください。
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就活しなかった場合の5つの選択肢
新卒で就活しなかった場合、進路の選択肢としては大きく以下の5つが挙げられます。どのような選択肢をとれるのか把握しておきましょう。
1.フリーターになる
フリーターは、企業の正社員ではなく非正規のアルバイトとして仕事をして生計を立てる働き方。アルバイトは勤務日数・時間を調整しやすいため、仕事以外にチャレンジしたいことがある人はメリットの大きい働き方です。
ただし、基本的に時給制のため、働く時間が短いとその分収入が少なくなります。働く時間を増やせばある程度の収入を見込めますが、長続きするとはいえないでしょう。
そのほか、ボーナスや住宅手当の支給、資格取得支援制度の適用などは正社員だけを対象とする傾向があり、雇用が不安定なのもデメリットです。
2.既卒として就活する
学校卒業後に既卒として、「中途採用」に応募するパターンも考えられます。
既卒になると新卒枠に応募できないため、正社員経験のある人も応募する可能性が高い中途採用枠となり、新卒採用に比べると知識・スキルを求められる傾向にあります。
ただし、学校を卒業してから3年以内の場合、企業によっては既卒者も新卒採用の求人に応募できる場合もあるでしょう。新卒採用であれば基本的に入社意欲やポテンシャルを重視され、高度なスキルや経験を問われないのがメリットです。
3.就職留年をする
大学を卒業せず、1年留年したうえで新卒就活に再チャレンジする方法もあります。新卒就活は企業の選択肢を増やせる一方、以下のデメリットがある点には注意が必要です。
・一人暮らしの場合は家賃や光熱費、食費なども必要になる
・面接で留年した理由をほぼ確実に聞かれる
就職留年をする場合は、どのような点を意識して就活を進めていくか明確にしておきましょう。
面接で「やる気が出なかった」と伝えてしまうと、「本当に就職する気持ちが低いのでは」「入社後すぐに辞めてしまうのではないか」などのマイナスイメージを与えてしまう恐れもあります。
「△△という反省を活かし、現在は△△△△に気をつけて就活をしています」など改善点を述べて、前向きな姿勢をアピールしてください。
4.大学院進学や海外留学する
大学院進学や海外への留学も進路の一つとして考えられるでしょう。
専門的なスキルを身につけることで、就活の選択肢を広げられる可能性は高まります。大学院卒の場合、企業や職種によっては学部卒より給与が高いこともあるでしょう。自ら学びを追い求める姿勢は、就活においてプラスな印象を与えやすいメリットもあります。
ただし、新卒の学部生より社会人になるのが遅れるため、就職後のキャリアに影響を及ぼす可能性があることは覚えておきましょう。学費や留学費用がかかる点も考慮する必要があるのは言うまでもありません。
5.フリーランスや起業して働く
企業と雇用契約を交わさず、「業務委託契約」を締結してフリーランスで働くのも一つの選択肢です。パソコンを使って仕事が完結する場合、リモートワークも可能であるため、働く場所や時間にとらわれないフリーランスとして仕事をする人が少しずつ増えています。
ただし、新卒のタイミングから個人の力で生計を立てるのは簡単ではなく、仕事をとってくる営業や請求書の発行といった事務作業のすべてを一人で行わなければなりません。
起業する場合も相応のビジネスアイデアと実行力・行動力が必要なのは言うまでもなく、一朝一夕でできるものではないでしょう。フリーランスや起業して働くのは、社会人経験を踏まえたキャリアプランの一つと考えておくのが一般的です。
就活しなかった場合の選択肢については、「就職したくない・・・就職しないという選択肢はアリ?」も参考にしてください。
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就職しない選択肢をとる場合の注意点
就職しないのも一つの選択ですが、後悔しない決断をすることが何よりも大切です。「これ以上は就活をしたくない」と結論づける際は、以下で紹介する点に気をつけましょう。
一時の感情で決断しない
「就活はもう続けられない」「就職せずに自由に生きる」などの考えが、感情的になって表れたものでないかは慎重に判断してください。
新卒の就活は一度きりで、ビジネスパーソンとしてのスタートをきる重要な段階です。「就職しない」と結論づける前に、一度冷静になって将来を考えるようにしましょう。
既卒の就活は新卒よりも難しい
就職留年したり既卒で就活を継続するのも一つの方法ですが、これらの場合、新卒の場合に比べて内定獲得のハードルは高くなることも覚えておいてください。
「就職しない」選択をとった理由は、就活でほぼ確実に問われます。ブランクが生まれた期間で何を学び、経験を積めたのかも重要です。
目的意識を持って就職しない選択をしている場合は、既卒の就活も乗り越えられるでしょう。一般的に、既卒の就活は新卒に比べて難しいとされるため、相応の覚悟が必要といえます。
就職しなかった場合に何をするか明確にする
就職しない選択をとった場合、自由に使える時間で何をするか明確にしておきましょう。スキルアップや新たな価値観に触れるための期間にするなどの明確な目的意識があれば、漫然と就職した人よりも充実した日々を過ごせるはずです。
一方、特に目的もなく就職しない選択をとると、なんとなく時間が過ぎる毎日になりかねません。就職しない場合は、「△△をしたい」が明確になっているかを判断軸にするとよいでしょう。
就職しない選択をとる場合は、「就職したくない理由とは?|就活以外の選択肢とメリット・デメリットも解説」も参考にしてください。
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内定獲得後に就職へのモヤモヤを感じた場合の対処法
晴れて内定を獲得できても、このまま就職してよいのかモヤモヤを感じる場合もあるでしょう。下記でこのまま就活を終えてよいか迷ってしまった場合の対処法を3つ紹介するので、参考にしてください。
就職しない場合のデメリットを考える
内定をもらえた企業に就職しなかった場合のデメリットをまずは考えましょう。たとえば、内定を辞退すれば就活を引き続き行う必要があるだけでなく、その後の就活で必ず内定がもらえるとは限りません。
極度に深刻に考えるものではありませんが、せっかくもらえた内定を手放すのは慎重に考えるようにしてください。
納得がいくまで就活を続ける
内定先の企業にモヤモヤを感じる場合は、納得できるまで就活を続けましょう。
期間を限定して就活を続けてみて、内定先よりも魅力的な企業が見つからなければ内定を受諾すべきです。より魅力的な企業から内定をもらえた場合は、その企業に就職すれば後悔することはないでしょう。
社会に出る前の不安であると割り切る
就活を始めた当初は、ありとあらゆる可能性・選択肢がありました。しかし、晴れて内定がもらえると就職先が一社に決まるため、「本当にこれでよいのか」と迷ってしまうものです。
社会に出る前の不安は誰もが経験するため、就活における自身の判断基準を踏まえて「正しい判断をした」と考えるようにしましょう。
内定を獲得した後のモヤモヤを解決する方法は「就活が終わったのにもやもやするのはなぜ?5つの理由と乗り越え方を解説」を参考にしてください。
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就活したくないと思いつつも内定がほしいあなたへ
就活をしたくないとは思いつつ、内定がほしいと考えている就活生も多いのではないでしょうか。就活がしたくない人は、就活のプロである就活エージェントを頼ることも一つの手段です。
キャリアチケットは、就活のプロが、履歴書やエントリーシートの添削から面接対策までを無料でサポートしています。
就活のプロに相談して、就活にかける時間や労力をなるべく軽減しながら内定獲得を目指しましょう。
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