面接でボランティア経験がないことを伝える例文は?アピールのコツも解説

このページのまとめ

  • 面接ではボランティア経験がない場合でも不利にはならない
  • 面接で伝えるボランティア経験がない場合、アルバイトなどほかの経験を伝える
  • 面接で伝えるボランティア経験がないときも、「特になし」は避ける

面接でボランティア経験がないことを伝える例文は?アピールのコツも解説のイメージ

「面接でボランティア経験がないことを伝える例文は?」「就職活動でボランティア経験なしでも大丈夫?」などと不安な就活生もいるでしょう。ボランティア経験がなくても、別の出来事をアピールすれば選考突破は十分に可能です。

この記事では、面接で伝えるボランティア経験がない場合の対応や例文について解説します。最後まで読めばボランティア経験がなくても不安に思わず、面接でアピールできるはずです。

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目 次

ボランティア経験がなくても面接は問題ない

ボランティア経験がなくても、面接で不利にはなることはありません。サークルやアルバイトなど、ボランティア以外の経験を上手くアピールできれば高評価につながる可能性があります。

企業側がボランティア経験を聞く主な目的は、就活生の考え方や物事への取り組み方などを見るためです。価値観や仕事への姿勢などが分かるエピソードがあれば、ボランティア経験にこだわる必要はありません。

ボランティア経験の有無だけで判断されるわけではないので、安心して面接に臨みましょう。

部活動・サークル活動の有無も関係ない

部活動やサークルの有無も、選考の結果に大きく影響しません。部活動やサークル活動について聞かれるのも、就活生の考え方や物事への取り組み方を見るためだからです。

部活動やサークル以外にも、インターンシップや学業、アルバイトなどアピール材料になる経験は複数あります。自分の強みをアピールできれば、特定の活動だけにこだわる必要はありません。

話題づくりが目的のボランティア活動は意味がないので注意する

面接での話題作りだけを目的としたボランティア活動は避けるのがおすすめです。面接で動機を聞かれた際に、上手く答えられずに困ってしまいます。

面接ではボランティア経験を深掘りされることも多く、「なぜ参加したのか」「何を学んだのか」を聞かれる可能性も。話題作りのためだけに参加して学んだことが何もない状態では、かえって評価が下がってしまう恐れがあります。

ボランティアに参加するのであれば、明確な目的意識を持ち、今後に活かすことが必要です。ボランティア経験をアピールする際のコツは、「自己PRでボランティアを伝える際のコツは?評価される強みや例文を紹介」の記事でも解説しているので、参考にしてください。

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面接でボランティア経験のありなしが聞かれる理由

会社がボランティア経験について聞くのは、学業以外に行っている活動や、物事への取り組み方を見るためです。

ここでは、ボランティア経験が聞かれる理由を紹介するので、回答を考える際の参考にしてください。

学業以外の活動について知るため

面接でボランティア経験について聞かれる理由の一つは、学業以外にどのような活動に取り組んでいたかを知るためです。学業以外に何に力を入れていたかを知ることで、就活生の人物像を見極めようとしています。

学業だけでなく、ボランティア経験やサークル活動など複数の観点から就活生の話を聞くことで、人柄や興味を持っている物事をチェックしているようです。

行動への取り組み方や考え方を知るため

ボランティア経験を通して、物事に対する取り組み方や考え方も見られています。取り組み方や考え方は、仕事を行ううえでも大切だからです。

たとえば、ボランティア活動で周囲と協力して取り組んだ就活生は、仕事でも協調性を発揮して行動できそうだと評価できます。また、複数のボランティア活動に積極的に参加した就活生は、入社後も積極的に行動できそうだと評価できるでしょう。

このように、ボランティア経験からは、就活生の考え方や考え方や物事への取り組み方がわかります。入社後の姿をイメージし、仕事で活躍できそうかどうかをチェックされていることを意識しましょう。

面接でよく聞かれる質問や答え方は、「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

社会貢献への意欲を知るため

社会貢献に対する意欲を持っているかも、ボランティア経験からチェックされています。企業が社会貢献のための活動を行う際に、積極的に参加してくれそうかを判断するためです。

近年の企業は、環境保護や貧困対策などの社会貢献を積極的に行う傾向にあるため、そのような活動に参加する意志があるかは気にするポイントになるようです。

ボランティア経験を持つ就活生は社会貢献への意欲が高く、企業からも好意的に見られるでしょう。

面接でどのような点が見られているかについては、「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事も参考にしてください。

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ボランティア経験がない学生が面接でアピールするコツ

ボランティア経験がない場合でも、別の経験を伝えればアピールできます。ここでは、ボランティア経験がない就活生が、どのようにアピールすればいいかを解説するので、チェックしてみましょう。

ボランティア以外に取り組んでいたことを伝える

ボランティア経験がない場合、ボランティア以外に取り組んでいたことを伝えるのがおすすめです。「部活」「アルバイト」「サークル」などの活動を伝えれば問題ありません。

たとえば、「ボランティア経験はありませんが、野球部の活動に力を注いでいました」などのように答えましょう。

企業が知りたいのは、就活生の人柄や考え方です。就活生について分かるのであれば、ボランティア経験でなくても問題ありません。

面接を突破するコツは、「就活の面接対策はどうする?よく聞かれる質問40選や選考突破のコツを解説」の記事でも解説しています。

ボランティア経験以外から学んだことを伝える

ボランティア経験がない場合、ボランティア以外の出来事から学んだことを伝えましょう。企業側が知りたいのは、「学生生活を通してどのように成長したか」だからです。

ボランティア経験がない場合、面接で「なぜボランティアをしていないのか?」を聞かれる可能性があります。その際、「△△の目標があり、△△の活動に注力していました」と答えれば、その活動について深掘りされるはずです。

その後、「△△の活動を通して△△を学びました」など、自分が得たものをアピールできれば、ボランティア経験でなくても評価されます。ボランティア経験がないと答えるだけでなく、別の活動でアピールすることを意識してみましょう。

ボランティア経験以外をアピールする場合は、「ガクチカとは?評価される書き方や例文18選を紹介!」の記事を参考にしてください。

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ボランティア経験がない学生によくある面接でのNG行動

ボランティア経験がない就活生が、ついやってしまうNG行動を紹介します。3つの行動を紹介するので、気を付けましょう。

嘘のエピソードを回答する

ボランティア経験がないからといって、嘘のエピソードを答えるのはやめましょう。就活ではどのような内容であれ、嘘をつくと評価が下がる可能性があります。

嘘のエピソードを伝えても、面接で深掘りされた際に上手く答えられず苦しくなってしまうでしょう。嘘だとわかってしまうと、不採用になる恐れもあります。

また、嘘ではなくても、誇張して話すのもNGです。就職活動では嘘をつかず、正直に答えるようにしてください。

就職活動で噓をつくリスクについては、「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事で詳しく解説しています。

ボランティアをしていない理由が答えられない

ボランティアをしていない理由は、答えられるようにしておきましょう。「アルバイトに費やしていた」「学業に集中していた」など、別に力を入れていたものがあると答えてください。

ボランティアもせず、ほかの活動もしていない場合、何をしていたのだろう?と思われてしまう可能性があります。アピールできる部分もなく、評価はあがらないでしょう。

アピールする内容は、優れた成果や結果がなくても問題ありません。自分なりに努力した、続けられたと思う内容があれば、アピールしてみてください。

就活のためだけにボランティアをしようとする

就活対策のためだけにボランティアをするのもやめましょう。ボランティアを通して得たものや学んだものがなければ、就活でのアピールにはなりません。

会社が見ているのは、「ボランティアに参加したかどうか」ではないので気を付けましょう。ボランティアへの取り組み方や姿勢など、就活生自身をみています。

ボランティアに10回参加して何も得なかった就活生より、1回のボランティアで学びを得た就活生の方が評価されることも。ボランティアには目的意識を持ち、参加するようにしてください。

自分をアピールするコツを掴むのは、面接だけでなくエントリーシートを書く際にも大切です。「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事もあわせてご覧ください。

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ボランティア経験がない就活生が面接で答える場合の例文

ここでは、ボランティア経験がない就活生が、どのように答えればいいか例文を紹介します。

私は大学時代のボランティア経験はありません。学生時代は塾のアルバイトに力を入れていたからです。

塾のアルバイトでは、中学生を中心に教えていました。始めたきっかけは、中学・高校受験と塾の先生にお世話になり、今度は自分が教える側に回って、生徒の目標を叶えるサポートをしたいと考えたからです。

塾のアルバイトでは、最初は子どもたちが話を聞いてくれず、教えるのが大変でした。また、騒いでいる子や遅刻する子に注意するなど、子どもたちに嫌われることもしなくてはなりませんでした。

最初は嫌われたくないと躊躇してしまいましたが、先輩から「子どもたちの将来のためになることが大事」と教えられ、自分がどう思われるかではなく、子どものためになることを意識して行動できるようになりました。

そこから、注意すべき点はしっかりと注意する。ただし、一方的ではなく、子どもたちの話も聞きながら、コミュニケーションを取るように心がけました。

すると、最初は話を聞いてくれなかった子どもたちと徐々にコミュニケーションを取れるようになり、授業も無事に進められるようになりました。

この経験から、相手のことを考えるコミュニケーションの重要性を学びました。貴社でもこの経験を活かし、相手の気持ちを考えながら、チームのためになる提案を積極的に行い、目標の達成を目指します。

ボランティア経験がない場合は、アルバイトやサークルなどほかの経験をアピールすれば問題ありません。どのような活動をアピールする場合にも、活動を通して何を得たかを中心に伝えましょう。

アルバイト経験をアピールするコツについては、「ガクチカでアルバイト経験をアピールする方法は?仕事別に例文も解説」の記事で解説しているので、こちらをぜひご覧ください。

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ボランティア経験がない状態でも面接でアピールしたいあなたへ

ボランティア経験がなくても、就活や面接でのアピールは可能です。アルバイトやサークルなど、ボランティア経験以外のエピソードでアピールにつなげましょう。

ボランティア経験がないことで就活に不安を感じている方は、就職エージェントに相談してみましょう。就職エージェントでは、就活のプロが「どのようにアピールすればいいか」「どのような内容が評価されるか」などの悩みを解消します。

キャリアチケットでも、就活のプロであるアドバイザーが多数在籍しているので、ぜひ相談してください。ボランティア経験がなくても、あなたの経験をアピールする方法をアドバイスします。

自己分析や面接対策など、高評価を得るためのサポートも実施。内定獲得に向けて全面的に、マンツーマンでサポートするので、まずはキャリアチケットに登録してみましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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