このページのまとめ
- 就活しない息子は就活に自信をなくしていたりやりたい仕事がなかったりする
- 就活しない息子に対し干渉しすぎや他者と比較するのはNG
- 就活しない息子には精神的にサポートしてあげるのが大切
「就活しない息子に対してどうしたらいいかわからない」「サポートしてあげたいけど何をしたらいい?」と悩んでいる親御さんも多いでしょう。息子さんが就活していないと、声をかけるべきか見守るべきか迷うのはよくあることです。
この記事では、就活しない息子さんに対してできるサポートや、NG対応について解説します。息子さんが就活しない原因についても解説するため、状況に応じて適切なサポートをしてあげてください。
就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。
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- 息子が就活しないときに考えられる4つの原因
- 就活に失敗して自信をなくしている
- やりたい仕事が見つかっていない
- 就職以外の働き方を考えている
- 単位取得やアルバイトで忙しい
- 就活しない息子に親がしてはいけない対応
- 就活に対して干渉しすぎる
- 息子の言葉に耳を貸さない
- 息子の就活に関心を持たない
- 兄弟や他人と比較してしまう
- 親世代の就活を前提に話をする
- 就活しない息子に対して親ができる援助
- 精神的にサポートする
- 就活情報を共有する
- 就活に必要な費用を援助する
- 就活しない息子には就活エージェントを勧めるのもおすすめ
- 就活しない息子を抱えた親がよくする質問
- Q.就活も進学もせずに卒業する学生はどのくらいいる?
- Q.就活に失敗してしまうとどうなる?
- Q.息子にやる気を出させるためにはどうしたらいい?
息子が就活しないときに考えられる4つの原因
「息子が就活をしない」と悩んだ際には、なぜ行動に移さないのか原因を知ることが大切です。4つのよくある原因を紹介するため、あてはまるか考えてみましょう。
就活に失敗して自信をなくしている
息子さんが就活を行っていたにもかかわらず、急にやめてしまった場合には、失敗して自信をなくしているかもしれません。
たとえば、頑張っているのに内定が獲得できない場合、「自分には無理かもしれない」とネガティブになってしまうでしょう。真剣に努力している人こそ、失敗したときのダメージも大きくなります。
もし、就活を頑張っていた息子さんが急にやる気を失った場合には、落ち込んでいないか気にかけてあげましょう。
やりたい仕事が見つかっていない
やりたい仕事が見つかっておらず、就活を行っていない場合もあります。多くの企業のなかから、自分にあった企業を見つけるのは大変だからです。
内定を獲得するためには、自己分析や企業分析を行い、アピールしなければなりません。しかし、やりたい仕事が見つかっていなければ、アピールする内容がないため、面接を受けても受からないと考えてしまいます。
説明会に参加していない、面接に参加していない、と感じた場合には、やりたい仕事が見つからずに、どうすればいいか困っている場合もあるでしょう。
やりたい仕事が見つからずに困っている息子さんには、「「やりたいことがない…」と悩む人向け!就活の進め方」の記事がおすすめです。まずは自分の将来について、ゆっくり考える時間を作りましょう。
就職以外の働き方を考えている
就職以外の働き方を考えて、就活をしていない場合もあります。就職を考えていない場合には、次のような選択肢を希望しているかもしれません。
・フリーター
・大学院への進学
・公務員
・資格の取得
・起業
・留学
息子さんに夢がある場合、就職以外の選択肢を応援するのも1つの方法です。ただし、選択肢それぞれにメリットデメリットがあるため、息子さんの将来のためになるかは、一緒に考えてあげてください。
単位取得やアルバイトで忙しい
単位取得やアルバイトで忙しく、就活まで手が回っていない可能性もあります。余裕ができてから、就活を始めようとするパターンです。
特に、必要な単位が取得できなければ、内定を獲得しても卒業できません。そのため、単位が取れてから、就活に集中しようと考える人も多くいます。「就活を始めてなさそうだけど大丈夫かな?」と感じた場合には、状況を聞いてみてもいいでしょう。
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就活しない息子に親がしてはいけない対応
就活していない息子さんを見ると、ついつい干渉してしまいがちです。しかし、干渉し過ぎた結果、余計に就活を始めない事態にも陥ってしまいます。
ここでは、就活しない息子さんに対し、親が避けた方がいい対応を紹介するため、参考にしてください。
就活に対して干渉しすぎる
就活に対して、干渉しすぎるのはやめましょう。就活は社会人への準備期間であり、息子さんにある程度任せるのが大切です。
たとえば、「大手企業に就職してほしい」「安定している企業で活躍してもらいたい」などの思いはあるでしょう。しかし、干渉しすぎてしまうと、息子さんの希望や考えを邪魔してしまうかもしれません。
大学生になると、自分の将来は自分で考えられるようにもなっています。心配だとは思いますが、息子さんの選択を温かく見守るのも大切です。
息子の言葉に耳を貸さない
息子さんの言葉には、耳を貸してください。話を聞かずに自分の主張ばかりしてしまうと、ケンカになってしまうからです。
また、息子さんが選んだ選択肢を否定しないようにしましょう。「その企業はやめた方がいい」「もっといい企業がある」などと否定すると、息子さんがショックを受けてしまいます。
息子さんから意見を言われた際には、すぐに否定せず、まずは受け入れるところからはじめてください。
息子の就活に関心を持たない
息子さんの就活に、関心を持たないのもNGです。適切な距離感を保って、応援を続けてあげましょう。
たとえば、「内定を獲得した!」と報告をしたにもかかわらず、反応がなければ息子さんは不安になります。「自分に関心がないのかな?」とネガティブになってしまうでしょう。
干渉しすぎもNGですが、関心を持たないのもよくありません。相談を受けたら一緒に悩んであげたり、いい報告をもらったら一緒に喜んだりしてあげるのが大切です。
兄弟や他人と比較してしまう
兄弟や他人と比較して、息子さんに言葉をかけるのはやめてください。比較されると、落ち込んでしまう人も多いからです。
たとえば、「お兄ちゃんは大手企業に入った」「友達の△△さんはもう内定が決まった」などと言われると、息子さんはプレッシャーを感じます。ただでさえ就活のストレスがある状態で、余計に負担をかけてしまうでしょう。
周囲の人々と比較して言葉をかけるのではなく、息子さんのペースで頑張れるように応援してあげてください。
親世代の就活を前提に話をする
親世代の就活を前提に、話をするのも避けましょう。就活の状況は変わっており、昔の方法が今でも有効とは限らないからです。
たとえば、「お母さんの時代はこうだった」「お父さんみたいに△△しなさい」とアドバイスを送っても、今の状況には合わないと聞いてもらえないでしょう。アドバイスをする場合には、今の就活状況を調べて、息子さんにあったアドバイスを送ってあげるのが重要です。
最近の就活についての基本的な情報は、「就活とは?スタート前に知っておくべき基礎知識とスケジュールを解説」で紹介しています。この記事を参考にアドバイスを送るのも1つの方法です。
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就活しない息子に対して親ができる援助
就活しない息子さんに対して「何かできないだろうか?」と考える親御さんもいるでしょう。息子さんにプレッシャーをかけないように、適切にサポートしてあげるのが大切です。ここでは、就活しない息子さんに対してできる援助を紹介するため、参考にしてください。
精神的にサポートする
就活はストレスを感じる場面が多いため、精神的なサポートが有効です。息子さんの不安な気持ちを受け止めて、相談にのってあげましょう。いつでも味方であると、教えてあげるのが大切です。
もし、落ち込んでいたり、辛そうだったりする場合には、「何かあった?」と声をかけてあげましょう。アドバイスをせずに、話を聞いてもらうだけでも息子さんは気持ちが楽になります。普段は就活についてあまり話さない場合でも、一度話を聞いてあげてください。
就活情報を共有する
就活の進め方に迷っている息子さんには、就活情報を共有してみましょう。親御さんは社会人の先輩になるため、社会人目線のアドバイスがためになるからです。
たとえば、身だしなみに関して伝えてあげる方法もあります。また、自分が就活をしていた際のエピソードを伝えてみてもいいでしょう。
ただし、情報の押し付けにならないように伝えてください。息子さんの知らない情報を教えてあげれば、就活の視野が広がり、行動しやすくなります。
就活に必要な費用を援助する
就活はお金がかかるため、金銭的な援助も大事です。スーツ代はもちろん、面接などの交通費は大学生にとって負担になります。
就活のためにアルバイトをすると、今度は面接などに参加する時間がありません。息子さんが金銭的な問題で就活に取り組めていない場合は、費用の援助を検討してあげてください。
就活にかかる費用については、「就活の費用はどれくらいかかる?」で解説しています。必要な就活資金が用意できているか、息子さんと確認してください。
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就活しない息子には就活エージェントを勧めるのもおすすめ
「就活しない息子をサポートしてあげたいけど、なにができるかわからない」と悩む親御さんもいるでしょう。そんな場合には、キャリアチケットがおすすめ。
キャリアチケットは、就活生の内定獲得をサポートする就活エージェントです。面接やエントリーシートの対策はもちろん、就活の始め方からアドバイスを行います。
「就活をどう進めていいかわからない」と悩む就活生にも、マンツーマンでサポート。息子さんをどうやってサポートするか困った場合には、ぜひキャリアチケットを紹介してあげてください。
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就活しない息子を抱えた親がよくする質問
ここでは、就活しない息子さんを抱えた親御さんから、よくある質問を紹介します。どのような対応をすべきか迷った際には、参考にしてください。
Q.就活も進学もせずに卒業する学生はどのくらいいる?
A.就活も進学もせずに卒業する学生は、文部科学省の「令和4年学校基本調査確報報道発表資料(p7)」によると、令和4年4月卒業者で9.4%でした。1割近い学生が、進路が決まらずに卒業している状況です。
参照元
文部科学省
令和4年学校基本調査確報報道発表資料
Q.就活に失敗してしまうとどうなる?
A.就活に失敗してしまうと、フリーターになったり、ニートになったりしてしまいます。仕事に就かない期間が長くなると、就職のモチベーションを上げにくくなるため注意してください。
就活に失敗した人がどうなってしまうかは、「就活に失敗した人の末路とは?その後の選択肢や内定が出ない原因を解説」 でも解説しています。
Q.息子にやる気を出させるためにはどうしたらいい?
A.息子さんにやる気を出させるためには、応援する姿勢を見せてあげましょう。親御さんが味方であると伝えるのが重要です。
また、「頑張ったね」「よかったね」などのように、ポジティブな言葉かけも試してみましょう。否定したり、他者と比較したりせず、息子さんを応援してあげてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。