志望動機が思いつかない…例文や作成時に意識したいポイントを解説!

このページのまとめ

  • 志望動機が思いつかない主な原因は、自己分析と企業研究の不足
  • 志望動機は、企業の視点に立ち「どう貢献できるか」を軸に考えよう
  • 志望動機が思いつかないからといって、Web上の例文をそのまま使うのはNG

志望動機が思いつかない…例文や作成時に意識したいポイントを解説!のイメージ

「志望動機が思いつかない…」と悩む就活生は少なくありません。周りが順調にエントリーを進めるなか、自分だけが白紙の履歴書を前に手が止まっていると焦りを感じるでしょう。しかし、正しい手順を知れば、誰でも説得力のある志望動機は作れます。

この記事では、志望動機が浮かばない原因や、具体的な作成手順を解説。当てはめるだけで志望動機が完成する基本構成や例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

志望動機が思いつかない場合の選考への影響

志望動機が曖昧なまま選考に臨むと、採用担当者から「自社でなくても良いのでは?」と疑念をもたれる可能性があります。熱意が不十分だと判断されれば、選考通過率が下がるだけでなく、入社後のミスマッチを招くリスクも高まるでしょう。

ここでは、志望動機が不十分な場合に生じる具体的なデメリットを2つの視点から解説します。

企業に入社意欲や熱意が伝わらない

採用担当者が志望動機を通してチェックしているポイントの一つは、その学生が「本当に自社に入りたいと思っているか」という熱量の高さです。内容が薄かったり、具体性に欠けたりすると、滑り止めで受けている印象を与えてしまう可能性があります。

企業はコストをかけて採用活動を行っているため、内定を出しても辞退しそうな学生や、入社への意欲が低い学生をあえて選ぶことはないでしょう。熱意を証明するためには、なぜほかの企業ではなく「その会社」でなければならないのかを明確にする必要があります。

ミスマッチだと思われる

企業は志望動機から、「この学生の価値観は自社の社風と合うか」という点もチェックしています。自分の強みと企業の求める人物像がリンクしていないと、どれだけ優秀なスキルをもっていても不採用になるケースは珍しくありません。

自分のやりたいことと企業の方向性が合致していることを証明できない限り、プロフェッショナルとして活躍するイメージをもってもらうのは困難でしょう。自分と企業の共通点を見つける作業が、選考突破には不可欠といえます。

志望動機のポイントとは?基本の構成や評価される書き方を例文とあわせて解説」の記事では、志望動機を作成する際のポイントを解説しているのでぜひご一読ください。

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志望動機が思いつかない5つの原因

なぜ志望動機が思いつかないのか、その根本的な理由を理解することが解決への第一歩です。

以下で、多くの就活生が陥りやすい5つの原因を紹介します。

1.やりたいことや考えが整理できていない

自分が将来どうなりたいのか、どのような仕事をしたいのかという軸が定まっていないと、志望動機を言葉にするのは困難でしょう。自己分析が不足している状態では、自分の価値観と企業の接点を結びつけることが難しいためです。

「有名だから」「安定していそうだから」といった感覚だけで動いていると、論理的な文章を組み立てられません。まずはこれまでの経験を振り返り、自分がどのようなときにモチベーションを感じ、どのような環境で力を発揮できたのかを言語化してみましょう。

考えが整理できていない場合は、自己分析から始めてみてください。自己分析のやり方については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事で詳しく解説しています。

2.給与などの待遇だけで企業を選んでいる

給与や福利厚生など、待遇だけで会社を選んでいる場合も注意が必要です。条件面はあくまで「働く環境」に過ぎず、それだけを動機にすると「その企業で何を成し遂げたいか」という核心部分が見えてこないためです。

キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、25卒学生が企業を選ぶポイントで給与が16%の2位、福利厚生が12%の4位でした。

【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査の引用画像

給与や福利厚生は、長く働き続ける上で重要な要素であることは間違いありません。しかし、これらをそのまま志望動機として伝えるのは避けるべきです。「給料が高いから」と志望動機で伝えられて、喜ぶ会社は少ないでしょう。

志望動機を考える際は、業務内容や社風のように、条件面以外でのアピールが重要です。もし現状、条件面しか魅力に感じていないのであれば、別の視点から企業研究を深めてみましょう。

参照元
キャリアチケット
【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査

3.その企業の魅力を把握できていない

企業研究が不十分で、その会社ならではの特徴や強みを理解できていないケースもあります。競合他社との違いが分からない状態では、「なぜこの会社なのか」という問いに対して説得力のある回答ができません。

企業のWebサイトを眺めるだけでなく、中期経営計画や社長インタビュー、製品のこだわりなどを深く掘り下げる必要があります。

情報不足のまま志望動機を書くのは難しいものです。徹底的に企業を調べ上げることで、ようやく「この会社のここが素晴らしい」「自分のこの経験と結びつく」といった具体的なエピソードが見つかります。

4.自分に自信がなく貢献できることが浮かばない

「自分には誇れる実績がない」「この会社で役に立てる自信がない」という自信のなさから、志望動機の作成が進まない場合もあります。しかし、新卒採用において即戦力を重視する企業は少なく、可能性や伸び代、物事に取り組む姿勢を重視するものです。

特別な成果がなくても、日常生活やアルバイト、学業のなかで意識してきた「自分なりの工夫」をアピールしましょう。過度に自分を低く見積もらず、等身大の自分がどのように貢献できるかを考えることが大切です。

5.そもそも志望度が高くない

その企業に対してあまり興味がもてていないことも、原因の一つとして考えられます。「親にすすめられたから」「周りが受けているから」といった受動的な理由で選考に臨んでいると、情熱が湧かないのは当然です。

「ここで働きたい」と思えていない場合、企業から評価される志望動機を作成するのは難しいでしょう。もし、複数の企業の志望動機が思いつかないのであれば、今受けている業界や職種が自分のやりたいことではない可能性も疑ってみてください。

一度立ち止まり、本当に自分が興味を持てる分野はどこなのか、就職活動の方向性そのものを見直す勇気も必要かもしれません。

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志望動機が思いつかないときの7つの対処法

志望動機が思いつかないときは、一度アプローチの仕方を変えてみるのがおすすめです。以下の7つの方法を試すことで、志望動機のヒントが見つかるでしょう。

1.自己分析で考えや価値観を整理する

志望動機作成の第一歩は、自分自身を深く知ることです。過去の経験を振り返り、「なぜその行動をとったのか」「何に喜びを感じたのか」を深掘りしてみましょう。自分の価値観や強みが明確になれば、それを軸に企業との共通点を探せます。

たとえば、「チームで目標を達成することに喜びを感じる」という価値観があれば、チームワークを重視する企業を志望する理由となるでしょう。自分のモチベーションがどこにあるのかを正しく理解していれば、選考でも自信をもって自分の言葉で想いを届けられるはずです。

2.企業研究を行い企業と自分の接点を見つける

企業の特徴と自分の経験が重なる「接点」を見つける作業も重要です。企業のWebサイトや採用ページを熟読するのはもちろん、プレスリリースやIR情報にも目を通してみましょう。

企業の課題や今後のビジョンを把握したうえで、「自分のこの強みが、御社のこの課題解決に役立つ」というロジックを組み立てます。独りよがりなアピールではなく、企業のニーズに寄り添う内容を意識することが大切です。

企業が解決しようとしている課題と、自分の過去の経験や価値観がリンクすれば、それがあなた独自の志望動機になります。「この会社でなければならない理由」は、徹底したリサーチの結果として導き出されるものです。

3.就活の軸を考えなおす

志望動機がどうしても思いつかない場合、設定している「就活の軸」が自分に合っていない可能性があります。就活の軸とは、企業選びにおいて譲れない条件や方向性のことです。

たとえば、「若手のうちから裁量権がある会社」という軸をもっていても、実際の自分の本音が「安定して長く働きたい」であれば、志望動機に矛盾が生じてしまいます。一度、世間体や周囲の目を抜きにして、自分が仕事に何を求めているのかを正直に書き出してみましょう。

自分の本音に基づいた軸に修正することで、納得感のある志望動機をスムーズに作成できるようになるはずです。就活の軸の考え方については、「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」の記事を参考にしてみてください。

4.OB・OG訪問で先輩の話を聞く

文字情報だけでは得られない現場の生の声を聞くことは、志望動機の質向上につながります。

実際に働いている先輩に、入社の決め手や仕事のやりがい、社内の雰囲気を尋ねてみてください。現場の苦労や喜びを知ることで、自分がその会社で働く姿をより具体的にイメージできるようになります。

「OB訪問で聞いた〇〇さんのエピソードに感銘を受け、私も御社で同じように挑戦したいと感じました」といった一次情報を盛り込むことで、ネット上の情報を切り貼りしただけの志望動機と差別化され、採用担当者の印象にも残りやすくなるでしょう。

5.Web上の志望動機を参考にする

ゼロから文章を作るのが苦手な方は、Web上に公開されている志望動機の例文を参考にしてみましょう。実際に選考を通過した方の志望動機が掲載されているサイトもあり、どのような構成で、どのようなエピソードが評価されたのかを学べます。

ただし、そのままコピーするのは厳禁です。構成の型や言葉の選び方を参考にしつつ、中身は必ず自分の経験に置き換えて作成してください。例文を分析することで、「評価されるポイント」を客観的に理解でき、自分の想いをどのように盛り込むべきかが見えてくるはずです。

6.興味のない企業は応募しない

志望動機が思いつかない企業には、無理に応募しないという決断も大切です。関心がない企業の志望動機をひねり出すのは大変であり、準備に多くの時間を費やすことになるでしょう。結果として、第一志望の企業の対策がおろそかになり、すべてが中途半端に終わってしまうリスクがあります。

応募する企業を厳選し、一社一社に対して深く向き合う時間を確保するほうが、説得力のある志望動機が作成できるでしょう。限られたリソースを、自分が「本当に行きたい」と思える企業に集中させることが、内定への近道といえます。

7.就活エージェントに相談する

一人で悩み続けて時間が過ぎてしまうなら、就活エージェントに相談し、プロの視点を取り入れるのがおすすめです。第三者から客観的な意見をもらうことで、自分一人では気づけなかった強みや、より効果的な表現が見つかることも少なくありません。

より評価される志望動機を考えるには、選考の基準を知り尽くしたプロのアドバイスが大きな力になります。少しでも「行き詰まった」と感じたら、一人で抱え込まずにサポートを活用しましょう。

キャリアチケットでも志望動機作成のアドバイスを行っているので、ぜひお気軽にご相談ください。

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当てはめるだけ!志望動機の基本構成

志望動機には、誰でも説得力のある文章が作れる基本的な構成が存在します。

以下の3ステップに沿って内容を埋めていくだけで、論理的で分かりやすい志望動機が作成できるでしょう。

当てはめるだけ!志望動機の基本構成のイメージ

1.志望する理由を伝える

まずは志望動機の結論にあたる、「志望理由」から伝えましょう。質問に対して結論から答えることは、就活での基本です。

結論から伝えることで、何について話したいか明確になり、採用担当者側の理解も高まります。「私は△△という理由で貴社(御社)を志望しました」のように伝えると、分かりやすいのでおすすめです。

2.志望するきっかけになったエピソードを伝える

次に、企業を志望するようになったきっかけや経験を伝えましょう。自分自身の体験に基づいたエピソードを盛り込むことで、内容に独自の説得力が生まれます。

同じ企業にエントリーする就活生は大勢いるため、ありきたりな内容では埋もれてしまう可能性も。採用担当者の目を引くためには、当時の状況や感情が伝わるような、あなただけの具体的なエピソードを言語化することが大切です。

3.企業に対してどのように貢献できるかを伝える

最後に、自分の強みや経験を活かして、会社に対してどのように貢献できるかを伝えましょう。採用担当者は「入社後に活躍できそうか」「どのような成果を出してくれそうか」という視点で評価を行っています。

たとえば、「強みであるコミュニケーション能力を活かして、営業職として成果を出します」といった表現です。自分の強みと志望職種をリンクさせ、自分を採用するメリットを企業側に明確に提示することがポイントです。

志望動機の構成については、「志望動機の構成はどう作る?基本の3ステップや業界別の例文を解説」の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

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志望動機が思いつかない人が意識したいポイント

文章の構成を理解しても中身が埋まらない場合は、一度視点を切り替えてみましょう。無理にひねり出すのではなく、以下の4つのポイントから思考を広げてみることで、自分でも気づかなかった「志望動機のタネ」が見つかる可能性があります。

「自分」ではなく「企業」の視点で考える

多くの就活生が陥りがちなのが、「自分が何をしたいか」という自分主体の視点のみで語ってしまうことです。しかし、採用は企業と学生の「マッチング」のため、企業にとってのメリットが示されなければなりません。

「私はこうなりたい」という希望を伝えるだけでなく、「私の力を使うことで、企業にどのようなプラスがあるか」という視点をもちましょう。相手の立場に立って文章を構成することで、独りよがりではない、ビジネスパーソンとしての素養を感じさせる志望動機になります。

企業にとってのメリットを示すためには、企業研究が欠かせません。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で、企業研究の目的や手順を紹介しているので参考にしてみてください。

「やりたいこと」ではなく「ありたい姿」を語る

具体的な「やりたい業務」が思い浮かばないときは、将来どのような人間になりたいかという「ありたい姿」に焦点を当ててみてください。たとえば、「誰からも信頼される専門家になりたい」「困っている人を真っ先に助けられる存在でありたい」といった理想像です。

業務内容は、時代や状況によって変わることもあります。しかし、自分の根底にある「ありたい姿」は、価値観に深く根ざした揺るぎないものです。

「自分の目指す理想像を実現するために、貴社(御社)の環境が必要である」という文脈で伝えれば、相手の心に響く納得感のある志望動機になるでしょう。

自分の「得意」と「役割」を結びつける

「やりたいこと」が見つからないなら、「自分ができること・得意なこと」を起点に考えてみましょう。これまでに褒められた経験や、無理なく続けられたことを振り返り、その得意分野が志望企業のどの職種や役割で活かせるかを検討します。

たとえば、「計算が得意なので、事務職として正確な実務で貢献したい」「傾聴力に自信があるので、営業職として顧客の潜在課題を見つけ出したい」といった流れです。漠然とした熱意よりも、実力に基づいた具体的なアピールのほうが、採用担当者は入社後の活躍をイメージしやすくなります。

「本音」をプロフェッショナルな表現に変換する

正直な志望理由が「給与」や「福利厚生」であっても、それ自体は決して悪いことではありません。大切なのは、その本音の裏側にある「意欲」を見つけ出し、社会人らしいプロフェッショナルな言葉に変換することです。

たとえば、以下のように言い換えることで、企業への貢献意欲が伝わります。

・「給料が良いから」→「正当に評価される環境で、成果にコミットしたい」
・「残業が少なそうだから」→「効率的に業務を遂行し、自己研鑽の時間を作って専門性を高めたい」
・「大手で安定しているから」→「盤石な事業基盤を活かし、より大きな規模の課題解決に携わりたい」

本音を否定するのではなく、企業の利益に結びつく「前向きな動機」へと磨き上げましょう。そうすることで、誠実さとプロ意識を両立させた、説得力のある志望動機が完成します。

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【状況別】志望動機が思いつかない人向け例文集

具体的なイメージが湧かない方のために、5つの状況別例文を用意しました。自分の状況に近いものを選び、自分の経験に合わせてカスタマイズしてみてください。

ワークライフバランスを重視したい場合

私が貴社(御社)を志望する理由は、効率を重視しつつ最大限のパフォーマンスを発揮できる環境に惹かれたからです。

私は学生時代に参加していたボランティア活動で、複数のプロジェクトを並行して進めるなかで、独自のタスク管理法を徹底し、限られた時間内ですべての目標を達成してまいりました。その経験から、単に時間をかけるのではなく、密度を高めて成果を出すことに強いこだわりをもっています。

貴社(御社)の「限られた時間で成果を出す」という方針は、私の価値観と合致しています。入社後は、時間あたりの生産性を意識し、迅速かつ質の高い仕事を提供することで、貴社(御社)の成長に貢献したいと考えております。

「残業が少なそう」という本音を、「生産性向上への意欲」というポジティブな表現に変換しているのがポイントです。「楽をしたい」のではなく「限られた時間で成果を出すプロ意識がある」と伝えることで、企業側にとってメリットのある人材であることをアピールできます。

スキルアップや成長できる環境を求めている場合

私は「自らの専門性を磨き、市場価値を高め続ける」という軸をもって就職活動をしています。若手から難易度の高い案件に挑戦できる貴社(御社)の風土は、高い目標を掲げて自己研鑽を積む私の姿勢を活かせる環境だと確信しております。

大学での研究活動を通じて得た、粘り強く課題を解決する力を活かし、いち早く貴社(御社)の戦力として貢献する所存です。常に最新の知識を吸収し、自らの市場価値を高めることが、結果として貴社(御社)のサービスの質を向上させ、持続的な成長に寄与すると考えております。

「成長したい」という希望を自分一人のメリットに留めず、「成長することが企業の利益(サービスの質向上)に直結する」という論理を組み立てている点がポイントです。「教えてもらう」姿勢ではなく、自走して貢献する意欲を示すことで、ポテンシャルの高さを印象づけられるでしょう。

社風や企業理念への共感をアピールしたい場合

貴社(御社)の「挑戦を恐れない」という理念に深く共感し、志望いたしました。

私はサークル活動で前例のないイベントを企画し、周囲を巻き込んで成功させた経験があります。その際、現状に満足せず変化を楽しむことの大切さを学びました。

社員一人ひとりが挑戦心をもち、互いに高め合う貴社(御社)の環境であれば、私の主体性を最大限に発揮できると確信しています。入社後は、既存の枠組みにとらわれない新しい提案を行い、貴社(御社)のさらなる発展に寄与したいと考えております。

理念への共感だけでなく、それを裏付ける「過去の具体的なエピソード」をセットにすることで説得力が高まります。自分の性格と企業のカラーの一致を示し、「この人なら自社の社風に馴染み、長く活躍してくれそうだ」という安心感を与えましょう。

大手・人気企業の場合

貴社(御社)が業界のリーダーとして常に革新的なサービスを生み出し、社会に大きな影響を与え続けている点に惹かれました。特に△△という製品が、市場の課題を解決していく過程に強い感銘を受けております。

私は、多くの関係者と調整を図りながら物事を進める調整力に自信があります。規模の大きなプロジェクトを動かす貴社(御社)において、私の調整力を活かし、多様な部署と連携しながら円滑に業務を推進していきたいと考えています。業界NO.1の誇りをもち、さらなるシェア拡大に貢献いたします。

大手企業に対しては、「安定」ではなく「影響力の大きさ」や「革新性」に触れましょう。また、組織の大きさから関わる人数も多いため、「調整力」や「連携」といったキーワードを盛り込むことで、組織のなかで円滑に動ける適応力をアピールできます。

ベンチャー・中小企業の場合

少数精鋭でスピード感をもって事業を展開されている貴社(御社)において、自分自身の手で会社を大きくしていきたいと考え、志望いたしました。

私は主体的に動くことを信条としており、アルバイト先では業務フローの改善を提案し、効率化を実現した経験があります。一人ひとりの役割が大きく、裁量権をもって働ける貴社(御社)の環境は、私の持ち味を活かせる場だと感じております。

入社後は、与えられた業務以上の成果を追求し、貴社(御社)の事業拡大を加速させる原動力になりたいと考えています。

ベンチャーや中小企業が求める「主体性」や「当事者意識」をアピールしています。完成された仕組みに乗るのではなく、「自分自身が会社を大きくする」という姿勢を見せることで、少人数の組織に欠かせない熱量のある人材だと評価されるでしょう。

志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事でも志望動機の例文を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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志望動機が思いつかないときに注意したい失敗例

志望動機の内容によっては、企業にマイナスイメージを与えてしまうことがあります。志望動機作成後は、以下のNG例に該当していないかチェックしてみましょう。

どの企業にもあてはまる内容

「社風に惹かれた」「成長できそう」「社会に貢献したい」といった言葉は、どの企業の志望動機にも使えます。このような汎用性の高い表現ばかりを並べていると、採用担当者に「他社でも良いのでは?」と思われてしまうでしょう。

その企業でなければならない理由を必ず含めるようにしてください。競合他社と比較して「A社ではなくその企業である理由」を自分なりに整理してみると、内容が具体的になります。

特定の製品や独自の技術、社長の言葉など、その企業特有の要素をエピソードに組み込む工夫を行いましょう。

企業側の採用メリットが分からない

志望動機の内容は、「自分のやりたいこと」や「学びたいこと」だけで終わらないようにしましょう。企業は教育機関ではなく、利益を追求する組織です。そのため、あなたを採用することで、会社にどのようなメリットがあるのかを明確に提示する必要があります。

自分の強みを提示する際は、必ず「それをどのように仕事に活かすか」という出口の部分までセットで書くように心掛けてください。あなたの存在が企業にとってプラスの投資になると感じさせることがポイントです。

条件(給与・福利厚生)ばかりに触れている

給与や休日、研修制度、オフィス環境などの条件面を志望理由のメインにするのは避けましょう。これらはあくまで「働く環境」であり、仕事そのものへの意欲を示すものではないからです。

条件を強調し過ぎると、採用担当者に「もっと条件が良い会社があれば、すぐに転職してしまうのではないか」という不安を抱かれる可能性があります。条件面が魅力で応募したとしても、志望動機では事業内容や仕事のやりがい、自身の貢献方法に焦点を当てるのが就活の基本です。

エピソードに具体性がない

「私は努力家です」「コミュニケーション力があります」と自称するだけでは、信憑性がありません。数字や周囲の反応、直面した困難、それをどのように乗り越えたかというプロセスを具体的に記述しましょう。

たとえば、「頑張りました」ではなく「〇〇の課題に対し、3ヶ月間毎日〇〇を行い、結果として売上を20%向上させました」と書くことで、あなたの能力が客観的に伝わり信憑性が増します。志望動機に説得力をもたせるには、それらの強みを裏付ける具体的なエピソードが必要です。

話を過度に脚色している

自分を良く見せようとして、実績を捏造したり、経験を過度に誇張したりするのは避けましょう。面接官に深掘りの質問をされた際に、上手く答えられなかったり、矛盾を見抜かれたりするリスクがあります。

嘘が発覚すると信頼関係が崩れ、マイナスイメージにつながるでしょう。また、たとえ嘘で内定を得られたとしても、入社後に実力以上の期待をされ自分が苦しむことになります。

等身大の自分で勝負し、小さな経験であってもそこから何を学び、どのように成長したかを誠実に伝えることが大切です。

例文をそのまま使っている

Web上の例文を丸写しにしたり、AIが生成した文章をそのまま提出したりするのも避けるべきです。採用担当者は多くの志望動機を読んでおり、テンプレートどおりの文章はひと目で分かります。また、あなた自身の言葉で語られていない文章には、人の心を動かす力は宿りません。

例文はあくまで「型」や「表現のヒント」として活用し、中身は必ず自分の体験に基づいた言葉で埋めましょう。一生懸命に自分の言葉で伝えようとする姿勢こそが、人の心を動かし、内定を引き寄せるのです。

志望動機でのNG例やNG例文については、「志望動機のNGワード集!避けたい例文や企業から評価されるコツまで解説」の記事も参考にしてください。

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志望動機が思いつかないと悩んでいるあなたへ

志望動機は、選考を突破するために欠かせない項目です。しかし、志望動機を「どのように書けば良いのか」「どのような内容が良いのか」と悩む就活生もいるでしょう。

志望動機が思いつかないと苦戦している場合は、プロからのアドバイスを受けてみるのも一つの手です。キャリアチケット就職エージェントでは専任のアドバイザーが、あなたの経験や考えを整理し、志望動機を作るサポートを行います。

また、自己分析や応募書類の作成、面接対策など、就活全般に関するアドバイスが可能です。これらのサービスの利用料はすべて無料。就活への不安や悩みを感じている就活生は、ぜひお気軽にご相談ください。

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志望動機が思いつかない人によくある質問

最後に、志望動機に関するよくある疑問をまとめました。不安を解消して、前向きな気持ちで作成に取り組みましょう。

Q.志望動機は嘘をついても良い?

A.嘘をつくのはおすすめしません。面接での深掘りに耐えられなくなるリスクが高いからです。ただし、本音をすべてさらけ出す必要もありません。

嘘をつくのではなく、自分のもっている複数の側面のうち、その企業に適した部分を強調して伝える「情報の取捨選択」を意識してください。不本意な動機であっても、それを前向きな言葉に言い換えることは立派なビジネススキルです。

なお、就活で嘘をつくとマイナスな評価を受けたり、内定が取り消されたりするリスクがあります。詳しくは、「就活で嘘をつくとどうなる?ばれる理由やリスクも解説」の記事をご覧ください。

Q.企業はなぜ志望動機を聞くの?

A.企業が志望動機を聞く主な理由は「入社への熱意」と「マッチング」を確認するためです。新卒採用では、ポテンシャルが重視されます。スキルが未熟な学生を採用する以上、途中で投げ出さずに自社で成長し、貢献してくれる意欲がある人材を獲得したいと思うでしょう。

また、学生の価値観が企業のビジョンや社風と一致しているかを確認し、早期離職を防ぐ狙いもあります。志望動機を通して、あなたが自社の文化を理解し、そのなかでいきいきと働くイメージがもてるかどうかを判断しているのです。

Q.志望動機はどのくらいの長さが適切?

A.ES(エントリーシート)や履歴書の場合は、指定された記入欄の8割〜9割程度を埋めるのが基本です。文字数指定がある場合は、その9割以上を目指しましょう。一般的には300〜400字程度にまとめるのが、論理性と読みやすさを両立させる適切なボリュームとされています。

面接で話す際は1〜1分半程度を目安にすると、相手に飽きられず、かつ十分な情報量を伝えられるでしょう。

Q.志望動機が思いつかないのは熱意がないから?

A.必ずしもそうとは限りません。熱意があっても、それを言語化するスキルが未熟だったり、情報の整理ができていなかったりする場合があります。また、多くの企業を受けていると、一社に対する熱量が分散してしまうのも無理はありません。

まずは、自己分析や企業研究を深め、志望動機の材料を集めることから始めてみてください。そうすることで、自分の本当の気持ちが見えてくる可能性があります。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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