このページのまとめ
- SPIのペーパーテストとはマークシート方式の適性検査
- SPIのペーパーテストは、問題数や過去問を解いて対策をする
- SPIのペーパーテストは電卓が使えないので、非言語の問題対策は重点的に行う
「SPIのペーパーテストを控えているので、問題形式を知りたい」「SPIマークシート方式の対策方法が分からない」と悩んでいる就活生は多いでしょう。
SPIを突破するには、企業が導入している受検方式を把握したうえで、方式に合った問題集や過去問を繰り返し解くことが大切です。この記事では、SPIのマークシート方式「ペーパーテスト」の特徴や時間配分、対策方法について解説します。
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- SPIとは就活で使用される適性検査の一種
- SPIのマークシート方式「ペーパーテスト」の特徴
- 会場でマークシートに記入する
- 別受検方式より試験時間が長い
- 出題レベルは中学〜高校の範囲が中心
- 別受検方式と出題範囲が異なる
- 全体の問題形式を把握できる
- 対策に時間がかかる
- テストの合否発表に時間がかかる場合もある
- 合格基準は企業によって異なる
- SPIのペーパーテストの問題数と時間配分
- 性格検査は40分で300問
- 言語問題は30分で40問
- 非言語問題は40分で30問
- 英語能力問題は30分で45問
- SPIのペーパーテストの対策
- マークシートの塗りつぶしに慣れる
- 同じ問題集を繰り返し解く
- Webサイトやアプリも活用する
- 苦手な問題はしっかり時間をかける
- 電卓なしで非言語の問題を解く練習をする
- 本番と同じ時間制限で過去問を解く
- SPIのペーパーテスト本番での解き方のコツ
- はじめに問題全体をチェックする
- 解答スピードを意識して進める
- 得意な分野から優先して解いていく
- 解き終わったあとは必ず見直す
- SPIのペーパーテストの対策をしたいあなたへ
- SPIのペーパーテストに関するよくある質問
- Q. SPIのペーパーテストはすべてマークシート?
- Q. SPIのマークシートでは、構造的把握力検査は出る?
- Q. SPIのマークシート方式で毎回落とされる。どうしたら良い?
SPIとは就活で使用される適性検査の一種
SPI(エスピーアイ)とは正式名称を「Synthetic Personality Inventory(総合適性検査)」といいます。リクルートキャリア社によって開発された適性検査の一種です。
SPIで出題される「性格検査」と「能力検査」を通して、就活生の能力や人物像を把握することができます。裏づけとなるデータが豊富なことから、多くの採用現場で取り入れられていることで有名です。
SPIの受検方法は「ペーパーテスティング」「テストセンター」「Webテスティング」「インハウスCBT」の4種類あります。受検方法は企業が指定するので、それに従いましょう。
適性検査の種類や各受検形式の特徴については「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」のコラムで紹介しているので、あわせてご覧ください。
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SPIのマークシート方式「ペーパーテスト」の特徴
SPIのマークシート方式「ペーパーテスト」は、企業や会場に出向いて受験する方式です。
SPIと聞くと自宅やテストセンターで受験するWebテスティングをイメージする方も多いようですが、ペーパーテストも多くの企業で採用されています。ペーパーテストの特徴を知り、受験対策を行いましょう。
会場でマークシートに記入する
SPIのペーパーテストは、マークシート方式のテストを企業や会場に出向いて受験をします。パソコンで受けるWebテストとは異なり、持ち物やルール、マナーも意識しなければなりません。
受験票や鉛筆、消しゴムなどを忘れないようにしましょう。また、会場で出たゴミや持ち物は忘れずに持ち帰ってください。採用基準には左右されないでしょうが、採用担当者からの印象が変わります。
会場では「採用担当者から見られているかもしれない」と意識し、社会人のマナーをわきまえた行動を意識しましょう。
別受検方式より試験時間が長い
SPI試験は、受検方式によって所要時間が大きく異なるのが特徴です。以下の表に、SPIの代表的な受検方式ごとのテスト時間をまとめました。
検査項目 | ペーパーテスト | テストセンター/Webテスティング |
性格検査 | 約40分 | 約30分 |
言語能力 | 約30分 | 約15分 |
非言語能力 | 約40分 | 約20分 |
ペーパーテスト形式のほうが、各検査において10分〜20分ほど長く設定されているのがわかります。企業によっては、性格検査と基礎能力検査(言語・非言語)をセットで実施する場合があり、合計試験時間が最大で約110分になることも。
長時間にわたって集中を維持する必要があるため、模擬試験を同じ時間設定で解いてみるなど、事前に集中力を鍛える練習をしておくことが重要です。
慣れないまま本番に臨むと、後半でミスが増えたり、読み飛ばしが起こることもあります。本番と同じような環境を整えて練習することで時間感覚をつかみ、集中力の持続力を高めましょう。
出題レベルは中学〜高校の範囲が中心
SPIでは、出題される問題の多くが中学〜高校で学んだ範囲の内容に基づいています。大学生にとっては、高校までの内容であれば解ける問題も多いと感じるかもしれませんが、SPIでは重要なのは「速さ」です。
問題をどれだけ早く解けるか、そしてほかの受験者よりも高得点を取ることが求められます。特にペーパーテストでは、非言語問題を40分以内に30問解かなければならず、1問あたりにかけられる時間は約1分20秒と限られているのが特徴の一つです。
別受検方式と出題範囲が異なる
SPIは受検方式によって、出題される問題の範囲や形式が異なります。そのため、過去にWebテスティングを受検して手応えを感じた人でも、ペーパーテストでは思わぬ難問に直面する可能性があるでしょう。
SPIの対策をする際は、自分が受検する予定の方式に合わせて対策教材や模擬問題を選ぶことが大切です。油断せず、幅広い出題範囲に対応できるように準備しておきましょう。
全体の問題形式を把握できる
マークシート方式では、試験が開始されたらテスト全体の問題を把握できます。苦手な分野や時間がかかりそうな問題を確認し、時間配分の設定が可能です。
全体を把握できるので、一題ずつ出題されるWEBテストとは異なり、自分のペースで解答を記入できるのが特徴。解きやすい問題は早めに解答し、時間がかかりそうな問題は残り時間でゆっくり解答することがおすすめです。
対策に時間がかかる
SPI対策を進めるうえで見落としがちなのが、「出題形式によって、必要な対策時間に差が出る科目がある」という点です。
たとえば、Webテスティングで出題される整数問題や年齢算などは比較的やさしい内容で、事前の学習がなくても対応できる人が多い傾向にあります。しかし、こうした問題はペーパーテストでは出題されないため注意が必要です。
ペーパーテスト特有の問題として出題されるのが「表の読み取り」や「領域(図形)の問題」です。これらの問題は、形式に慣れていないと初見で正解するのが難しく、きちんと対策をしたかどうかで得点に大きな差が生まれる可能性があります。
そのため、これからSPI対策に取り組む方は、「どの方式で受検するか」を確認したうえで、特にペーパーテスト形式に備えて時間をかけて学習する姿勢が大切です。コツコツと丁寧に準備を進めることで、安定した結果につながるでしょう。
テストの合否発表に時間がかかる場合もある
パソコンで受験できるWebテストは即時に合否が判明しますが、ペーパーテストは回答を回収したあと正誤の判断をする必要があるので、採点に時間がかかる場合があります。
合否の通知に時間がかかっても、焦り過ぎずに気長に待ちましょう。
SPIの傾向や対策については、「SPI対策!プロのアドバイザーが傾向と対策の仕方を解説!」も参考にしてください。
合格基準は企業によって異なる
SPIのペーパーテストを受ける際に知っておきたいのは、「合格基準は企業によって異なる」という点です。
SPIの結果は、得点そのものが企業に伝わるわけではありません。代わりに、「偏差値」という形で、受験者の相対的な評価が20〜80の数値で通知される仕組みになっています。これは、企業側が点数そのものではなく、「全体の中でどのくらいの位置にいるか」を見るための指標として使われているのです。
特にペーパーテスト方式では、同じ会場・同じ時間で、すべての受験者が同じ問題に取り組むことになります。この形式では、応募者同士の成績比較がしやすくなるため、相対評価の重要性がより高まるのが特徴です。
そのため、「絶対に何点取れば合格」という明確な基準が存在しない一方で、周囲よりも高い偏差値を出すことが次の選考へ進むカギになります。
企業によって合格基準の偏差値が異なるため、志望する業界や企業がどの程度の水準を求めているのかをあらかじめ確認し、それに見合った準備をすることが大切です。模擬試験などを活用して、自分の現在の偏差値を把握し、目標に届くように戦略的に対策を進めていきましょう。
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SPIのペーパーテストの問題数と時間配分
SPIのマークシート方式「ペーパーテスト」は、問題数と時間配分が決まっています。一題ずつ出題されるWebテストとは異なり、問題全体を確認できるため、時間配分の設定がしやすいです。
苦手な分野や時間がかかる問題を把握して、制限時間内に解答を記入できるよう対策しておきましょう。「SPI問題の傾向と対策を把握しよう!無料学習ツールのおすすめもご紹介」でも、SPI対策を紹介しているため、あわせて参考にしてください。
性格検査は40分で300問
性格検査は、40分間に300個の質問が出され、「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」「どちらかというとあてはまらない」「あてはまらない」といった選択肢から自分の考えに近いものを選択していくタイプの検査です。
選択された回答をもとに、応募者の考え方や性質、仕事への適性など、人格的な部分を測ります。具体的には下記のカテゴリから質問が出題されます。
・行動的側面
・意欲的側面
・情緒的側面
・ライスケール
性格検査では、できるだけ正直に回答するよう心がけましょう。この検査では、取り繕った回答をすると矛盾が生じ、「虚構性がある」と結果に出てしまいます。
性格検査で素早く回答するためには、自己分析をしっかりと行うべきです。迷って回答したり、途中で意思が変わったりしないように、ぶれない軸を立てましょう。
言語問題は30分で40問
言語問題は、いわゆる「国語」科の問題を、30分間で40問解く必要があります。
問題は高校卒業レベルです。一から勉強してしっかりと対策する必要がありませんが、過去問は解くようにしましょう。自分では正解だと思っていた答えが、実は間違っている場合もあります。
ペーパーテストで出題される分野は以下のとおりです。
・二語関係
・語句の意味
・語句の用法
・文の並び替え
・空欄補充
・長文読解
・同意語
・反意語
上記のなかでも特に出題頻度が高いとされるのが、「二語関係」「語句の意味」「語句の用法」「長文読解」の4つ。ペーパーテストでもテストセンターでも出題されることが多いため、押さえておきましょう。
非言語問題は40分で30問
非言語問題は、いわゆる「数学」科の問題を、40分間で30問解く試験です。
数的な思考力を問う「非言語分野の問題」では下記のような項目があり、ランダムに出題されます。
・推論
・確率
・集合
・割合と比
・損益算
・料金割引
・仕事算
・速度算
・場合の数
・代金の清算
・表の読み取り
・長文読み取り計算
非言語分野は数的な思考力を通して、効率的かつ正確な仕事を行う能力があるかどうかを測定する問題です。
ペーパーテストの非言語の問題は、解く際に電卓が使えません。電卓を使わずとも計算ができるように、過去問や問題集で慣れておくようにしましょう。
英語能力問題は30分で45問
SPIには英語の能力を測るオプション試験があり、約30分間で45問ほどを解く形式になっています。英語試験はすべて選択式で、記述問題はありません。出題されるのは次の6つの分野です。
SPI英語試験の出題内容(例)
・同意語・反意語の意味理解
・文中の空欄補充
・英英辞典の読解
・文法ミスの訂正
・和文英訳
・長文読解
基礎的な英語力を測るもので、レベル感としては大学入試共通テストと同程度とされています。英語を日常的に使っている人や、TOEICの勉強をしている人にとっては比較的解きやすい内容ですが、慣れていない人は事前の対策が必須です。
外資系企業や商社、航空業界など、英語力が重視される業界では実施されることが多いため、該当業界を志望する場合は注意しましょう。不安な場合は、SPIの英語対策に特化した本やアプリを活用して、問題形式に慣れておくと安心です。
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SPIのペーパーテストの対策
SPIのペーパーテストを通過するためには、過去問をできるだけ解き、不安要素を減らしましょう。また、これから紹介する対策を意識しながら過去問を解いてみてください。
マークシートの塗りつぶしに慣れる
マークシートで解答を記入するペーパーテストに慣れておきましょう。受験時にはマークシートを使った試験を多く経験しますが、大学受験を終えるとマークシートに触れる機会が少なくなります。
自分が思う解答のマークを正確に塗りつぶし、塗りつぶしのズレがないように注意しなければなりません。
過去問や練習問題を繰り返し解き、スムーズに回答できるように対策しましょう。
同じ問題集を繰り返し解く
SPIのペーパーテスト対策としては、1冊の問題集を繰り返し解く方法が効果的です。多くの対策本は、非言語問題を解くために必要な公式や頻出の問題が整理されています。繰り返し解くことで、理解できた問題と苦手な問題を明確に区別でき、効果的な学習ができるでしょう。
また、1冊に集中して取り組むことで、問題のパターンを覚えたり、解法を体得したりしやすくなります。もし同じ問題を解いて簡単過ぎると感じたり、物足りなさを感じたりした場合は、次のレベルの問題集に進むタイミングかもしれません。
Webサイトやアプリも活用する
SPIのペーパーテスト対策には、アプリやWebサイトを利用する方法もあります。無料で挑戦できる問題も多いため、まずは試しに使ってみるのがおすすめです。スマートフォン用のアプリを使えば、移動中などの短い時間を有効に活用して、効率的にSPIの勉強が進められます。
アプリやWebサイトでは、有料版に登録することで、さらに多くの問題を解くことができる場合も。紙の本でも電子書籍でも、自分に合ったツールを使って学習しましょう。
苦手な問題はしっかり時間をかける
SPIのペーパーテスト対策では、苦手な問題を克服するために十分な時間をかけることが重要です。すでに解ける問題パターンに対しては、これ以上の対策は必要ありません。本番でスムーズに解けるでしょう。
しかし、得点を伸ばすためには時間がかかる問題や正解率が低い問題など、自分が苦手に感じる部分に焦点を当てることが必要です。対策本には間違えた問題に印をつける、または付箋を貼るなどして、苦手分野を視覚的に把握することをおすすめします。
電卓なしで非言語の問題を解く練習をする
SPIをマークシートで受験するペーパーテストは、非言語の問題で電卓が使えません。電卓なしで計算問題を解けるようにしておきましょう。
非言語問題とは、いわゆる「数学」です。繰り返し練習することで問題に慣れ、数値が変わっても解けるようになります。
過去問や練習問題を繰り返し解いて、事前に対策しましょう。
本番と同じ時間制限で過去問を解く
ペーパーテストはマークシートに解答を記入します。鉛筆などでマークを塗りつぶす作業が必要なので、実際の制限時間で過去問を解いてみましょう。
また、前述したとおり非言語は40分間で30問、言語は30分間で40問を解く必要があります。時間配分を間違えないためにも、制限時間内で解答することに慣れておくと安心です。
SPIの時間切れを防ぐためのコツは「【SPI試験】テストの特徴と時間切れを防ぐための解答のコツ」も参考にしてください。
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SPIのペーパーテスト本番での解き方のコツ
ここでは、SPIペーパーテストで正答数を伸ばすために意識したい3つのポイントをご紹介します。模擬テストなどで事前に練習し、本番でも自信を持って取り組めるようにしておきましょう。
はじめに問題全体をチェックする
ペーパーテストは、すべての問題をひと目で確認できるのが特徴です。パソコンで解答するWebテスティング方式では、受検者の解答状況に応じて出題内容が変化するため、どのような問題が出るか事前に把握できません。
一方、ペーパーテスト方式では、テスト開始と同時にすべての問題が記載された冊子が配られます。たとえば、言語分野は40問、非言語分野は30問といった具合に、最初に全体の把握が可能です。
この形式を活かし、解答を始める前に問題全体に目を通しておきましょう。あらかじめ出題傾向や問題数、難易度のバランスを把握しておけば、どの問題にどれだけ時間をかけるか、どの順番で解いていくかといった戦略を立てやすくなります。
本番では焦ってすぐに解き始めたくなるかもしれませんが、最初に少しだけ時間をかけて全体像をつかむことが、結果的に高得点への近道になるでしょう。
解答スピードを意識して進める
SPIのペーパーテストに取り組むうえで大切なコツの一つが、解くスピードを常に意識することです。
ペーパーテストでは、パソコンで受けるWebテスティングと異なり、1問ごとに制限時間が設定されているわけではありません。そのため、難しい問題につまずいてしまうと、つい時間をかけ過ぎてしまい、結果として最後まで解ききれないという可能性もあります。
SPI全体として問題数が多いため、「1問にかける時間を決めておく」「分からない問題は一度飛ばして後で戻る」などの工夫が必要です。特にペーパーテストでは、自分で時間配分を管理する力が問われるでしょう。
スピードを意識しながら解く練習をしておくと、限られた試験時間の中でもより多くの問題に対応でき、正答数を増やせます。普段の学習や模擬試験の段階から、時間内に解き終えることを目標に据えて取り組むようにしましょう。
得意な分野から優先して解いていく
SPIのペーパーテストでは、最初に全体を確認したうえで、自信のある問題から取り組むことが効果的です。
全問を時間内に解き終えることが理想的ですが、実際には多くの受検者が時間切れとなり、手つかずの問題を残してしまう傾向があります。前から順に機械的に解いていくと、後半に自分の得意な問題があったとしても、時間が足りずに解答できないという状況が起こりかねません。
確実に得点できる問題を優先することで、効率良く正答数を増やすことが可能です。また、事前に「このタイプの問題が出たら先に解く」といった解答の優先順位を決めておくと、当日のテストでも迷わず取り掛かれるでしょう。焦らず自分の強みを活かせる順番で問題に向き合うことが、安定した得点につながるポイントです。
解き終わったあとは必ず見直す
SPIのペーパーテストでは、すべての問題を解き終え、時間が余った場合は、必ず見直しの時間を設けるようにしましょう。パソコンで実施されるWebテストとは違い、SPIのペーパーテストはすべての問題が最初から冊子に掲載されているため、テスト中に前の問題に戻って見直すことが可能です。
特にマークシート方式では、「マークのずれ」や「塗り忘れ」といった些細なミスが起こりやすい傾向があります。また、非言語分野では計算ミスにも注意が必要です。
以下のようなポイントに意識を向けて見直すと、不要なミスを防げるでしょう。
・マークシートのずれがないか
・マークがしっかり塗りつぶされているか
・計算ミスや計算過程の誤りがないか
見直しの時間を有効に使うことが、合否を左右する可能性もあります。最後の1分まで丁寧に取り組む姿勢を持ちましょう。
SPIの対策が十分にできたら、ほかの就活の工程の対策も準備しておきましょう。「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事では、就活のスケジュールや進め方を紹介しているので、あわせてご一読ください。
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SPIのペーパーテストの対策をしたいあなたへ
就活に欠かせないSPIですが、企業によって実施方式が異なります。方式によって制限時間や出題数、対応も変わってくるので、事前に志望企業がどの方式でSPIを行っているか知ることがポイントになるでしょう。
SPIのマークシート方式「ペーパーテスト」を上手に対策したい場合は、新卒支援のキャリアチケットを利用してみてください。
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SPIのペーパーテストに関するよくある質問
ここからは、SPIのペーパーテストに関するよくある質問を紹介します。
Q. SPIのペーパーテストはすべてマークシート?
A. ペーパーテストは、すべてマークシートで回答します。選択問題だからといって油断せず、問題集や過去問を解き、制限時間内に終わるように対策しましょう。
SPIの詳しい出題内容は、「SPIとは?今さら聞けない出題内容や対策のコツを就活のプロが解説!」も参考にしてください。
Q. SPIのマークシートでは、構造的把握力検査は出る?
A. マークシートのペーパーテストで、構造的把握力検査は出題されません。構造的把握力検査は、テストセンターで受験する場合にのみ出題されます。
構造的把握力検査については、「出題はテストセンターのみ!構造的把握力検査の特徴と内容」も参考にしてください。
Q. SPIのマークシート方式で毎回落とされる。どうしたら良い?
A. SPIを通過するためには、過去問や問題集を繰り返し解き、マークシートに慣れることが大切です。
マークシートで解答する場合、解答のズレやミスによるタイムロスをしないようにしましょう。
SPIを通過する対策については、「SPIの非言語問題とは?回答のコツや対策方法を解説」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。