このページのまとめ
- 自己PRのまとめ方は、「強み」「エピソード」「仕事への活かし方」の順番が基本
- 自己PRのまとめ方からは、「人柄や考え方」「入社への熱意」などが見られている
- 自己PRのまとめ方に困ったら、自己分析や企業研究から始めてみよう
「自己PRのまとめ方が分からない」「どのような内容が評価されるの?」などと悩む就活生もいるでしょう。自己PRのまとめ方を知っておけば、面接官に内容が伝わり、アピールにも成功します。
この記事では、自己PRをまとめるための3つのステップを解説します。基本の構成を知り、分かりやすい文章にしましょう。自己PRの例文も紹介しているので、まとめ方に困ったら参考にしてください。
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- 就活で評価される自己PRのまとめ方
- 1.アピールする強みを伝える
- 2.強みの根拠になるエピソードを伝える
- 3.強みを仕事に活かす方法を伝える
- より高い評価を受ける自己PRのまとめ方のポイント
- 分かりやすく簡潔な文章にする
- アピールする強みは一つにする
- エピソードも一つに絞る
- 自己PRのまとめ方から企業が評価しているポイント
- 就活生の人柄や考え方
- 企業とのマッチ度
- 入社への熱意
- 自己PRをまとめるために必要な4つの準備
- 1.自己分析
- 2.過去のエピソードの振り返り
- 3.業界研究
- 4.企業研究
- 分かりやすいまとめ方の参考になる自己PRの例文
- 協調性をアピールする例文
- 継続力をアピールする例文
- 分析力をアピールする例文
- 自己PRのまとめ方に苦戦しているあなたへ
就活で評価される自己PRのまとめ方
就活で自己PRを評価されるには、アピールしたい強みから伝えるのがコツです。そのあとに、エピソードや強みを仕事に活かす方法を伝えれば、より評価される内容に仕上がります。
1.アピールする強みを伝える
自己PRでは、アピールしたい強みを最初に伝えましょう。「私の強みは△△です」のように伝えます。
結論から伝える理由は、アピールポイントを印象に残すためです。また、自己PRの内容が伝わるため、このあとの内容も分かりやすくなります。
自己PRの書き出しについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」で解説しています。
2.強みの根拠になるエピソードを伝える
次に、強みをアピールするために、エピソードを伝えましょう。具体的なエピソードは強みを示す根拠となり、説得力が増します。
エピソードを伝える際は、過程も重視しましょう。たとえば、「リーダーシップを発揮して大会で優勝した」だけでは、どのような強みなのかが伝わりません。「練習には率先して取り組み、メンバーのモチベーションがあがるように声かけを続けた」のように、自分の行動や工夫も伝えてください。
エピソードの答え方については、「就活で自分のエピソードはどう伝える?伝え方のコツや注意点を解説」で詳しく解説しています。
3.強みを仕事に活かす方法を伝える
最後に、アピールした強みをどのように仕事で活かすのか伝えましょう。面接官に、入社後の活躍をイメージしてもらうためです。
アピールする強みは、業務内容と関連させるのがポイントです。事前に企業研究を行い、どのような業務があるかを調べておきましょう。
企業研究の方法については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。
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より高い評価を受ける自己PRのまとめ方のポイント
履歴書や面接で高評価を受けるためには、分かりやすく伝えるのが大切です。評価されるために必要な3つのポイントを解説するので、確認しておきましょう。
分かりやすく簡潔な文章にする
自己PRは、分かりやすく適切な長さでまとめます。文章が長過ぎると内容が伝わりにくく、評価が下がってしまうかもしれないからです。
文章を書く際は、一文一義がおすすめです。伝えたい内容が多くても、詰め込まないようにしてください。
アピールする強みは一つにする
自己PRで伝える強みは、一つに絞りましょう。複数の強みを伝えると、どれが大事なのか分からなくなります。
たとえば、「忍耐力と協調性とコミュニケーション能力が強みです!」とアピールされても、面接官は困ってしまいます。「どの能力をアピールしたいのだろう?」と悩み、評価しにくくなるでしょう。
アピールする強みは一つにし、具体的に伝えるのがコツです。どの強みを伝えるか迷う場合は、「『強み』ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる『強み』の発見法」の記事を参考に、どれを伝えるか決めてみてください。
エピソードも一つに絞る
伝えるエピソードについても、一つにしましょう。エピソードを複数伝えても、内容が多過ぎて面接官にイメージしてもらえません。
また、履歴書に書く際も、エピソードが多いと書くスペースが足りなくなります。無理やり内容を詰め込んでも、読みにくくなり評価が下がってしまうでしょう。
エピソードは一つにし、具体的に伝えてください。
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自己PRのまとめ方から企業が評価しているポイント
企業は自己PRから、就活生の人柄や入社への熱意をチェックしています。企業の評価ポイントを意識して、自己PRを作成しましょう。
就活生の人柄や考え方
企業は自己PRから、「就活生がどのような人物か」「どのような考え方をしているか」を見ています。「採用して問題ないか」「自社で活躍してくれそうか」などを評価するためです。
面接の場合は、自己PRの内容はもちろん、話し方やマナーも見られています。嘘の内容を話すと、質問で深掘りされてバレる可能性もあるので注意しましょう。
面接対策については、「面接対策は万全?就活に必要不可欠な準備とマナー」で詳しく解説しています。評価を高めるために、面接での振る舞い方も意識してください。
企業とのマッチ度
自己PRでは、自社に合う就活生かどうかも見られています。回答する強みは、企業の業務内容や社風に合うものを選びましょう。
業務には、「チームワークを重んじる業務」「個人で黙々と作業する業務」など、企業や業界によって違いがあります。ミスマッチが起こると、従業員のモチベーション低下や早期退職にもつながってしまうでしょう。
企業はより長く働いてくれる人材を採用したいと考えています。そのため、志望企業に合う人材だとアピールするのも欠かせません。
入社への熱意
自己PRからは、入社への熱意も見られています。同程度の評価の就活生がいる場合、熱意のある就活生の方が採用したいと考えるからです。
熱意をアピールするためには、企業について調べ、自己PRに盛り込みましょう。たとえば、自分の強みを業務に活かす方法をアピールできれば、企業研究ができていると評価されます。
選考を突破するカギは、履歴書では「会ってみたい」と思ってもらうこと、面接では「この人と働きたい」と思ってもらうことです。企業が自己PRに求める意図を理解して、まとめ方を考えましょう。
自己PRで評価されるポイントについては、「新卒面接の自己PRで評価される4つのポイント」で詳しく解説しています。聞き手に与える印象をイメージして、自己PRを作成してください。
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自己PRをまとめるために必要な4つの準備
自己PRを考える際は、「自己分析」「エピソードの振り返り」「業界研究」「企業研究」の4つが大切です。準備を入念に行えば、評価される自己PRが作れます。
それぞれの準備のポイントを解説するので、参考にしてください。
1.自己分析
自己PRを作るために、自己分析を行い、自己理解を深めましょう。アピールする強みを見つけるためにも、自分について知るのが大切です。
自己分析を行えば、自分の「長所や短所」や「特徴」「考え方」などが分かります。志望する企業の求める人物像に応じて、どの強みをアピールするかを考えましょう。
自己分析の方法については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」も参考にしてください。
2.過去のエピソードの振り返り
強みを深掘りするために、過去のエピソードを振り返りましょう。強みの説得力を増すためには、具体的なエピソードが必要です。
伝えるエピソードでは、輝かしい経歴や成功例は必要はありません。面接官は優れた実績よりも、「何を感じたか」「どのような行動に移したか」などを重視しています。
自己PRでは、実績よりも過程を意識して伝えましょう。「大会で優勝した」ではなく、「苦手でも体力づくりのために、毎日実施したランニングのおかげで優勝につながった」のように、具体的な行動を答えるのがコツです。
3.業界研究
企業に合わせてアピールするために、業界研究を行いましょう。業界について調べておけば、どのような強みを持つ人材が評価されるか分かるからです。
業界研究を行う方法には、業界研究セミナーに参加したり、企業のWebサイトを確認したりする方法があります。
「業界についてよく調べている」と評価されるためにも、「業界研究の効果的なやり方を解説!会社説明会やセミナーには行くべき?」も参考に進めてください。
4.企業研究
企業研究を行い、企業が求める強みや人材についても調べておきましょう。同じ業界でも、企業ごとに求める内容が変わるからです。
たとえば、営業職を募集し、「お客さまとの商談に必要なコミュニケーション能力」「目標達成に向けて努力できる行動力」などが重視される企業があるとします。
この企業の面接で「裏方として働くサポート力が強みです」とアピールしても、求められる強みとは違うので評価は低くなるでしょう。
業界研究や企業研究を行い、どのような能力が求められているかを知るのが大切なのです。「就活における業界研究のポイントや、情報源などをご紹介!」の記事を参考にして、希望する業界に求められる能力を調べてみましょう。
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分かりやすいまとめ方の参考になる自己PRの例文
ここでは、自己PRを分かりやすくまとめるための例文を紹介します。
協調性をアピールする例文
大学のハンドボール部では、都の大会で6位入賞が続いていました。2年生になり、去年悔しい思いをした私は、優勝するためにはチームでの協力が必要だと考えました。
ハンドボールでは、常にチームに目を配り、コミュニケーションを取りながら練習や試合を進めています。私はこれまで以上に、困っている人に声をかけ、些細なことでも話し合うようにしました。
すると、チーム内でコミュニケーションが徐々に増え、声をかけ合うのが当たり前の環境ができました。その結果、惜しくも優勝には届きませんでしたが、去年は準優勝を果たしました。
貴社では、チームで業務を行う場面が多く、協力して進めていくのが欠かせません。ハンドボールで培った協調性を活かして、貴社に貢献してまいります。
継続力をアピールする例文
高校時代には、テニス部に所属していました。高校から始めたこともあり、最初は補欠でした。練習試合にも出られず、悔しい思いをしたのを覚えています。
まずは試合に出るための基礎が必要だと感じた私は、毎朝3キロのジョギングと、朝・夜に500回の素振りを続けました。その結果、プレーの質が上がり、1試合通して戦う体力も付き、同級生との試合に勝てるようになりました。
1年生後半からは、練習の成果もあり、レギュラーを獲得しています。また練習を粘り強く続けたことで、チームメイトや監督から信頼され、3年生では副部長を務めました。
この経験を活かし、貴社の業務でも粘り強く取り組み、結果に貢献したいです。
分析力をアピールする例文
大学1年生から現在も、雑貨を扱うショップでアルバイトをしています。一時期、ショップの売上が前年割れすることが数ヶ月続いていました。
改善するためにどうすれば良いか、店舗をお客さま目線で観察したところ、競合店と比べてラインナップの特徴がないことに気づきました。
そこで、店長に流行商品をショップの最前列に並べるように提案をしてみたところ、お客さまの来店数が増え、その月から売上が前年比10%上がりました。
この経験から培った、客観的に判断する能力を活かし、貴社の売上アップに貢献したいと考えています。
自己PRで評価されるには、まとめ方を意識して分かりやすく伝えるのが大切です。例文を読み、どのようなまとめ方をしているか考え、取り入れてみましょう。
自己PRの書き方については、「自己PRは書き方が大事!企業に評価される構成やポイントを解説します」でも解説しています。この記事を参考に、自分なりに自己PRをまとめてみましょう。
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自己PRのまとめ方に苦戦しているあなたへ
自己PRを上手にまとめ、面接官に伝えるのは難しいですよね。「何から書き始めるか」「話の順序はどうするか」など、迷うことも多いでしょう。
分かりやすくまとめるなら、「結論から伝えること」が大事です。文章が上手にまとめられないときは、意識してみてください。
自己PRを考えたいのであれば、就活エージェントへの相談もおすすめです。就活のプロが、あなたの悩みに応じて的確なアドバイスをします。
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自己PRのまとめ方で苦戦している場合は、キャリアチケットと一緒に、どのようにアピールするかを考えてみましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。