このページのまとめ
- 自己PRで評価される臨機応変さとは、環境の変化や想定外の状況に対応できる能力
- 自己PRで臨機応変さを伝える際は具体的なエピソードが大事
- 自己PRで臨機応変さを伝える際は、主体性がないと思われないように注意する
「自己PRで臨機応変さを伝える際にはどうすればいい?」と悩む就活生も多いでしょう。臨機応変さを伝える際は、企業がどのような部分を評価しているのか考えるのが大事です。
この記事では、自己PRで臨機応変さを伝える際のコツや、注意点を解説しています。臨機応変さを伝える例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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- 自己PRで評価される臨機応変さを解説
- 予想していない状況でも対応できる
- ほかの人の考え方を受け入れられる
- 環境が変わっても活躍できる
- 臨機応変さを自己PRで伝える際の構成
- 結論から伝える
- 臨機応変さを発揮したエピソードを伝える
- 仕事でどのように活かすかを伝える
- 自己PRで伝える臨機応変さを見つける方法
- 自己分析で過去を振り返る
- エピソードから成果を明らかにする
- 臨機応変さと仕事の関連性を探す
- 自己PRの構成に沿ってまとめる
- 臨機応変さを自己PRで伝える際の注意点
- 面接中に慌てないようにする
- 主体性がないと思われないようにする
- 臨機応変さをアピールする自己PRの例文
- アルバイト経験から臨機応変さをアピールする自己PRの例文
- ゼミ経験から臨機応変さをアピールする自己PRの例文
- 臨機応変さを自己PRでどのように伝えるか悩むあなたへ
自己PRで評価される臨機応変さを解説
多くの企業にとって、「臨機応変に対応する力」を持っている就活生は魅力的です。臨機応変さとは、「状況に応じた行動を取れること、場合によってその対応を適切に変えること」を指します。
「柔軟さがある」「対応力がある」とも言い換えられる力です。
就活生の自己PRで評価される臨機応変さとは、具体的にどのような能力なのかを解説していきます。
予想していない状況でも対応できる
臨機応変さには、予想していない状況でも柔軟に対応できる能力が含まれます。仕事をしていると、アクシデントや想定外のトラブルが予想されるので、その際にどのように対応できるかが重要視されます。
トラブルが起きた際に慌てて対応してしまうと、さらなるミスを引き起こす可能性もあります。ミスを拡大しないためにも、慌てずに状況を判断し、冷静に対処できる人材が求められるでしょう。
自己PRで臨機応変さをアピールできれば、トラブルが起きても任せられる人材だと思われ、高評価につながります。
ほかの人の考え方を受け入れられる
ほかの人の考え方を受け入れられる柔軟さも、臨機応変さとして評価されます。仕事はほかの社員と一緒に進める場合も多く、自分の考えややり方を通すだけでは立ち行かない状況も考えられます。
自分と違った考えでも受け入れながら協力して行うことで、新しい案や効果的な仕事のやり方が生まれてきます。そのため、他者の考えややり方を尊重できる柔軟な精神は不可欠です。
また、多様な考え方を受け入れられる人は、周囲との信頼関係を築きやすくなります。意見を否定せず、お互いが納得できるようにコミュニケーションをとれるからです。
仕事を成功させるためには、コミュニケーションをとりながら、意見を1つにまとめる能力が重要になります。自分の考えにこだわらず、臨機応変に意見を取り入れられる柔軟な就活生は、評価されるでしょう。
環境が変わっても活躍できる
臨機応変な人は、環境が変わっても活躍できる柔軟さを持っています。社会人になると、業務や職場環境が変わっても、これまでのパフォーマンスを維持する力が求められます。
企業に勤めると、人事異動で環境が変わったり、新しい業務を任せられたりする場合もあるでしょう。その場合にも、これまでと同じように仕事をこなし、成果を残すスキルが重要です。
環境が変わっても活躍できる人には、新しい業務や役割を任せられると期待感を持たれます。切り替えが早く、環境が変わっても活躍できる柔軟な対応力をアピールすれば、企業から高く評価されるでしょう。
上記を踏まえると、企業の求める臨機応変さとは、「柔軟さがあり、感情コントロール力が高い」という結論になります。他者の考えを受け入れられ、予期せぬ事態において慌てたりせず、冷静に状況を把握し、できることを考える力が重要視されています。
自分の強みが臨機応変さにあてはまるかわからない場合は、自分の持つ強みやスキルを整理してみましょう。
「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」で強みを探す方法を解説しているので、参考にしてください。
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臨機応変さを自己PRで伝える際の構成
就活生が臨機応変さを自己PRで伝える場合、「結論」「エピソード」「仕事での活かし方」の3つを意識してみましょう。ここでは、臨機応変さを伝える際の構成を解説します。
結論から伝える
自己PRでは、結論である自分の強みから伝えるようにしましょう。冒頭から「自分の強みは臨機応変さです」のように伝えます。
結論から先に伝えることで、自己PRのアピールポイントが明確になります。最初に結論を伝えると、聞き手はその先の話をイメージでき、内容を理解しやすくなります。
臨機応変さを発揮したエピソードを伝える
結論を伝えたあとは、臨機応変さを発揮したエピソードを伝えましょう。具体的なエピソードがあれば、強みに対して説得力が生まれます。
エピソードの内容は、部活やアルバイト経験など、どのような内容でも問題ありません。特別な成果や実績は必要ないので、自分なりのエピソードを伝えてください。
エピソードを伝える際は、過程を具体的に説明しましょう。たとえば、「トラブルが発生して臨機応変に対応した」だけでは、どのような努力をしたかが伝わりません。
「トラブルに対して、△△を行い対応した。その結果、△△のように良い成果が生まれた」と、過程と結果をセットで伝えましょう。
もし、伝えるエピソードが思いつかない場合は、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」を参考に探してください。
仕事でどのように活かすかを伝える
最後に、自分の強みを仕事でどのように活かすかを伝えましょう。就活生に対して、入社後に活躍できるイメージを持ってもらうのが大切です。
たとえば、「IT業界は進化が早く環境も変わりやすい業界ですが、臨機応変な対応力を発揮して新しい技術を身につけます」のように、臨機応変さの活かし方を伝えてください。自己PRなので、自分がどのように活躍できるかをアピールしましょう。
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自己PRで伝える臨機応変さを見つける方法
自己PRでアピール出来る臨機応変さを見つけるには、自己分析で過去を振り返り、自身の経験からエピソードを見つけるのが大切です。ここでは、これまでの経験から臨機応変さを見つける方法を解説します。
自己分析で過去を振り返る
まずは自己分析を行い、過去の経験を振り返りましょう。高校、大学など学生時代を中心に振り返ります。
たとえば、「部活のキャプテンだった際にトラブルがあって解決した」「アルバイトで急な要望に対応した」などのような、柔軟な対応力が発揮された経験やエピソードを探してください。
ただし、小学校や中学校の経験など、昔のエピソードは避けるようにしましょう。直近でのエピソードはないのだろうか、と思われてしまいます。今の自分をアピールするためにも、大学生になってからの経験に基づくエピソードがおすすめです。
エピソードから成果を明らかにする
臨機応変さを発揮したエピソードが見つかれば、どのような成果があったか振り返りましょう。特に、具体的な数字があれば、アピール材料になるのでおすすめです。
たとえば、「アルバイト先の飲食店で予約ミスがあったが、臨機応変に対応した」よりも、「アルバイト先の飲食店で10名分の予約ミスがあったが、臨機応変に対応した結果、問題なくお客さまに料理を提供できた」の方が具体的に伝わります。
「多くの」「さまざまな」などの言葉も避けるようにし、具体的に説明できるように工夫してください。
臨機応変さと仕事の関連性を探す
臨機応変さが仕事でどのように活かせるか考えましょう。自己PRで伝える強みは、仕事に関係あるほど高評価につながります。
仕事との関連性を探すためには、企業研究を入念に行いましょう。企業説明会やOB・OG訪問を活用してください。
企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」で詳しく解説しています。
自己PRの構成に沿ってまとめる
伝える内容が決まれば、自己PRの構成に沿ってまとめましょう。次のような構成でまとめると、伝わりやすくなります。
・結論(自分の強み)
・強みを説明するエピソード
・強みを仕事で活かす方法
採用担当者のほとんどは、就活生について詳しく知らない状態です。初めて聞く内容でも伝わるように、構成を意識して自己PRをつくり、自身の強みをアピールしてください。
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臨機応変さを自己PRで伝える際の注意点
ここでは、臨機応変さを自己PRで伝える際の注意点を解説します。
面接中に慌てないようにする
臨機応変さを自己PRで伝える場合、面接中に慌てないようにしましょう。面接で慌ててしまうと、臨機応変さがあるとはいいづらくなってしまうからです。
たとえば、面接で予想外の質問をされたときに、慌てて自然に答えられなかったとします。想定外の質問でも答えられる就活生の対応力を見ている面接官には、自己PRの内容と矛盾していると思われ、評価が下がるかもしれません。
採用担当者は、自己PRなどエントリーシートに書かれた内容と、面接での回答が矛盾していないかを見ています。選考中に予想外の出来事が起きた場合の柔軟な対応力が、アピールにつながるのを覚えておきましょう。
面接で慌てないためには、事前の準備も大切です。「面接準備を完璧にしよう!必要な対策とマナーや持ち物などを紹介」を参考に、準備をしておきましょう。
主体性がないと思われないようにする
臨機応変さを自己PRする場合、主体性がないと思われないように注意してください。
臨機応変さは、「対応力がある」「柔軟性がある」などと言い換えられる強みです。これは「周りに流されやすい」「自分の意見がない」と思われる場合があるからです。
臨機応変さをアピールする際は、自分から行動できる人物であると伝えるようにしましょう。誰かから言われた内容に従うのではなく、自分で考えて行動できるとイメージしてもらえれば、高評価につながります。
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臨機応変さをアピールする自己PRの例文
ここでは、臨機応変さを自己PRで伝える場合の例文を紹介するので参考にしてください。
アルバイト経験から臨機応変さをアピールする自己PRの例文
私の強みは、アルバイトをとおして培った臨機応変さです。
お客さま対応を工夫し、臨機応変な対応ができるようになりました。
私はカフェでアルバイトをしており、お客さまにカウンター越しに商品を提供するスタイルです。しかし、高齢のお客さまがカウンターまで飲み物を取りにくるのが大変であり、辛そうにしている状況が何度かありました。
そこで私は、店長と相談し、高齢のお客さまがいらしたときは席まで商品をお持ちし、お客さまが安心してお店を利用できるように工夫しました。その結果、複数のお客さまから「このお店は利用しやすい」と言っていただくことができました。
貴社でもこのアルバイト経験を活かし、お客さまに合わせて柔軟に対応し、より適切な提案ができるように努力していきます。
ゼミ経験から臨機応変さをアピールする自己PRの例文
私の強みは、トラブルにも落ち着いて対処できる臨機応変さです。
ゼミ発表の当日に、用意していた資料がパソコンの故障で全く閲覧できなくなったことがありました。資料がなければ内容が伝わらない題材であり、どのように対応すればよいか急いで考えなければなりませんでした。
そこで私は、手書きで簡単な資料を作成して発表を行い、教授には後日で詳細な資料を提出することにしました。急な資料作成でしたが発表には間に合い、内容も理解してもらえて評価もいただいています。
仕事をしていると、トラブルへの対応が必要な場面も起こります。そのような場面でも慌てず、その時々の状況に合わせて柔軟な行動をとり、着実に成果を上げていきたいです。
志望動機の例文については、「就活を乗り切る!志望動機の書き方と例文」でも解説しています。複数の例文を参考にし、自分なりの志望動機を作成してください。
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臨機応変さを自己PRでどのように伝えるか悩むあなたへ
内定獲得に向けて、臨機応変さを自己PRでどのように伝えるかは難しいところです。うまく思いつかずに、悩んでいる就活生もいるでしょう。自己PRの作り方に悩んでいるなら、キャリアチケットに相談してみませんか。
キャリアチケットでは、経験からの強みの見つけ方や文章のまとめ方など、自己PR作成に向けたサポートを実施しています。マンツーマンで、就活生それぞれにあわせたアドバイスを行うので、ぜひ活用してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。