このページのまとめ
- 飲食店向けの自己PRを書くときは、就職後に活かせるアピールポイントを1つ選ぶ
- 飲食店でのアルバイト経験がある場合は、自己PRにエピソードを盛り込むと効果的
- 自己PRを書くときは、300文字前後でまとめよう
- 飲食店のアルバイト経験がある人は、気配りやマルチタスク能力などをアピールできる
- 飲食店へ応募する前に、応募条件に必須となる資格がないか確認しておこう
レストランやカフエなどの飲食店へ就職を希望する人の中には、自己PRに苦戦している人もいるでしょう。自己PRをうまく書くためのポイントは、自分の強みが志望する飲食店で役立つ根拠をはっきり述べることです。
このコラムでは、飲食店向けの自己PRの書き方と例文をご紹介しています。飲食店のアルバイト経験から考えるアピールポイントもまとめました。飲食業界を目指す就活生はぜひご覧ください。
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飲食店向け自己PRの書き方
飲食業界へ志望する際の自己PRの書き方を、簡単にご紹介します。
以下のポイントを参考に、自己PRを作成してみましょう。
飲食店で活かせるアピールポイントを1つ選ぶ
飲食店で活かせるアピールポイント(強み・長所)を1つ選びましょう。
応募書類は限られた文字数で書かなければなりません。アピールポイントを盛り込みすぎると、1つひとつの内容が薄くなり、採用担当者の印象に残りにくくなる場合があります。
また、飲食店に関係のないアピールポイントを選ぶのは、「どうしてうちに応募したのか」と疑問を持たれる可能性があるため避けましょう。就職後にも活かせるアピールポイントを1つ選び、簡潔に述べるのが効果的です。
飲食店でのアルバイト経験は積極的に盛り込む
飲食店でのアルバイト経験があれば、積極的に盛り込むことをおすすめします。
飲食店にはレストランやカフェ、ホテルのラウンジなどさまざまな店舗がありますが、どれも業務内容は似ているもの。店舗によって雰囲気は変わりますが、基本的な業務内容に共通点が多く、就職後も役立つ可能性があります。飲食店でのアルバイト経験をアピールすれば、採用者側は「即戦力としての働きが期待できそうだ」と好印象を受けるでしょう。
飲食店を志望する理由に触れる
飲食店を志望する理由にも触れておきましょう。
採用者側は、「なぜ飲食業界を選んだのか」「なぜ自社を選んだのか」といったことを知ろうとします。自己PRでアルバイト経験を伝える際に、飲食店を志望するきっかけや就職後に成し遂げたいことなどを絡めて説明すると、採用担当者の興味を持ってもらえるでしょう。
ただし、詳しい志望理由は志望動機を聞かれたときに答えることになるので、自己PRではあくまで触れる程度に留めておきます。
飲食店で達成したいことを伝える
自己PRのまとめとして、将来のビジョンを伝えましょう。
入社後にどんな仕事に関わりたいのか、店長やマネージャーといった役職を目指すのかなどを考え、入社後になりたい自分や達成したいことを考えてみてください。
また、自分のアピールポイントが入社後に役立つことを伝えるのも効果的。「コミュニケーション能力を活かして常連のお客さまを増やしたい」なども将来のビジョンの1つです。
自己PRは300文字程度にまとめる
飲食店を志望する場合に限りませんが、自己PRは300文字程度にまとめておくのがおすすめです。
履歴書は200~300文字、エントリーシートは300~400文字程度必要だと考えられるので、応募書類に応じて調整しましょう。
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飲食店のアルバイト経験から考える自己PRポイント
ここでは、飲食店のアルバイト経験から考えるアピールポイント(強み)をご紹介します。
飲食業界を志望していて飲食店でのアルバイト経験がある人は、以下を参考に自分のアピールポイントを探してみましょう。
臨機応変な対応力
臨機応変な対応力とは、急なトラブルがあっても落ち着いて対応する力のことです。
飲食店では、急な団体のお客さまの来店や、お皿やコップを割ってしまうなどのアクシデントに冷静に対応しなければなりません。飲食店のアルバイトで予期しないトラブルに何度も対応していれば、自然と臨機応変に対応する力が身につくことがあります
リーダーシップ
飲食店のホールやキッチンでアルバイトリーダーを務めていた場合は、リーダーシップもアピールできます。リーダーという役職がなくても、ほかのアルバイトを教育したり指示を出したりした経験がある人は、リーダーシップをアピールしても問題ないでしょう。
細やかな気配り
飲食店のアルバイトでは、常にお客さまの求めているものをキャッチする必要があるため、細やかな気配りができるようになっていることも。
「そろそろ注文が決まっただろうか」「水のおかわりが必要か」など、お客さまをおもてなししているうちに、広い視野で細かな点に気づけるようになります。
マルチタスク能力
アルバイトで多くの仕事を1人でこなしていた場合、知らず知らずマルチタスク能力が発揮されていた可能性もあるでしょう。
飲食店によっては、お客さまのご案内、オーダー、ドリンクの提供、食事の配膳、デザートの盛り付け、片付けなどを1人で行うことがあります。優先順位をつけたり迅速に物事を進めたりするマルチタスク能力は、就職後も多彩な業務で役立つでしょう。
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飲食店向け自己PRの例文
ここでは、飲食店を志望する自己PRの例文をご紹介します。
前述した「飲食店向け自己PRの書き方」と「飲食店のアルバイト経験から考える自己PRポイント」と一緒に確認してみましょう。
「臨機応変な対応力」をアピールする例文
私の強みは、臨機応変な対応力です。
学生時代は、レストランのホールスタッフとしてアルバイトをしていました。私は比較的混みやすい夕方を担当していましたが、ある日スタッフの1人が急な風邪で欠勤してしまい、お客さまのご案内やオーダー、配膳、片付けなどを1人でこなさなければならなくなりました。そこで私は、お客さま優先を徹底し、先にオーダーと配膳を済ませてから片付けをまとめて行うことで、その場を乗り切りました。結果、後からサポートに来てくれた店長よりお褒めの言葉をいただけました。
貴社のレストランに配属された際は、どんなトラブルにあっても冷静に対応し、お客さまに素敵な時間を提供したいと考えています。
上記の例文は、300文字程度でまとめた例です。
履歴書やエントリーシートに記載する自己PRを考える際は、このくらいのボリュームに仕上げられるよう工夫してみてください。
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飲食業界を目指す際に気をつけておきたい注意点
最後に、飲食業界を目指す際に、気をつけておきたい点をご紹介します。
転勤の可能性を考慮する
飲食業界の正社員はアルバイトとは違い、転勤が多い場合があります。転勤の頻度は飲食店によって異なりますが、数年に1度の場合もあれば、1年に数回になる場合もあるでしょう。特に、全国展開をしているチェーン店では、勤務先が全国にわたることも。引っ越しが必要になる可能性もあるため、自分が対応できる状況であるか検討しておく必要があるでしょう。
調理に関わる場合は資格が必要なこともある
飲食業界で調理に関わろうとしている人は、募集要項に必須となる資格がないか確認しておきましょう。求人によっては、「調理師免許」「管理栄養士」などの資格が必要になる場合もあります。
また、資格不要の求人の場合でも、飲食店の仕事に役立ちそうな資格・免許はアピールポイントになる可能性があるため、漏らさず応募書類に書いておきましょう。
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