このページのまとめ
- 自己紹介の役割は、自分がどんな人物か知ってもらうと同時に、その後のコミュニケーションを円滑にするきっかけ作り
- プロフィール、感謝の意、挨拶という3つを基本形に、状況に応じて、インターンへの参加理由、意気込みなどの情報を追加する
- 自己紹介する際の注意点は、「自己PRにしない」「良い姿勢と適切な声の大きさを心がける」「つなぎ言葉はなるべく控える」の3つ
- エピソードは学業以外のことで自分らしさが伝わるような情報ならOKだが、ネガティブな内容や表現は避ける
- 緊張した時は、何を伝えるのか思い出すのではなく「相手とコミュニケーションを取る」方向に意識を向けると落ち着きやすい
就活生の中でも「自己紹介が苦手」という人は意外といるのではないでしょうか。特にインターンシップでは、採用担当者のほか、役職者、学生が複数人いること、本選考への影響を意識することで、強い緊張感を覚えてしまう方も。せっかくなら、程よくリラックスした状態で好印象を残したいものです。
そこで当コラムでは、自己紹介の基本的な内容からポイントまでを分かりやすくまとめました。本選考の面接でも活かせる内容ですので、ぜひチェックしてみてください。
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自己紹介が果たす役割
そもそも、自己紹介の役割についてですが、自分がどんな人物か知ってもらうのはもちろん、その後のコミュニケーションのきっかけ作りという役割もあります。
特にインターンは、グループワーク型やOJT型など、人とのコミュニケーションで成り立つプログラムがほとんど。
参加者や担当社員に顔を覚えてもらい、良好な人間関係を築くきっかけを作ることで、インターンを円滑に進めやすくなります。
スムーズにインターンに参加できることによって、最終的に得られる成果も異なりますから、最初の自己紹介が果たす役割は意外と大きいかもしれません。
本選考の面接でも、必ずと言って良いほど自己紹介をする機会があるため、インターンシップのうちにコツを掴んでおくと良いでしょう。
「何を伝えて良いのか分からない」という方もいると思いますが、次の項目以降で詳しくご紹介しますので、参考にしてみてください。自分らしさが伝わる自己紹介の方法を身に付け、印象UPに繋げましょう。
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自己紹介の基本内容と例文
まず、自己紹介で話す基本的な内容をおさらいしましょう。以下の項目に則って、話す内容を決めます。
・プロフィール(氏名、大学名・学部、出身地など)
・大学で学んでいることや打ち込んでいること
・自分の特長、欠点
・会社に対する印象、感謝の意
・インターンへの参加理由、意気込み
自己紹介で意識したいのは「相手が知りたい情報を伝える」ということ。緊張して氏名と大学名のみで終わってしまう方もいますが、時間的な制限がない場合、状況に応じて情報を追加するようにしましょう。
基本的なプロフィールのほか、大学の専攻や集中して取り組んでいること、自分の特長や欠点などを伝えると、あなたの人物像についてイメージしやすくなります。企業が求める人物像にフィットする内容の場合は、優先して伝えると印象に残りやすいかもしれません。
そのほか、会社に対する印象やインターンへの意気込みを伝えると、印象UP。与えられた時間に余裕がある場合は、意欲が伝わるような具体的なエピソードを盛り込んでも良いでしょう。ただし、冗長になりすぎないように注意。他の参加者がいることも忘れず、内容の追加は適宜調整します。
インパクトを残そうという思いからか、突飛なエピソードを話す方もいますが、その必要はありません。あくまで自己紹介の目的は、インターンシップで関わる人たちと、良好な人間関係を築けるようなきっかけを作ること。自然で自分らしい自己紹介ができれば大丈夫です。
下記に基本的な例文を記載しましたので、自己紹介の参考にしてみてください。
例文
本日より○日間、○○でお世話になります。○○大学○○学部○年の××です。
大学では○○のゼミに所属しており、○○をテーマにした研究をしています。
今回、インターンに参加することで、御社の○○、○○についてを勉強し、自分の方向性を見定めるヒントを得たいと考えております。
短い期間ではありますが、何卒、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
自己紹介では、制限時間が設けられる場合もあるため、30秒、1分、2分などさまざまなバリエーションを用意しておくと安心です。
基本的なプロフィールと挨拶の簡潔バージョンを基本に、時間の長さに応じて他の内容を追加するようにしましょう。
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自己紹介の注意点
自己紹介をする上で気をつけたいことをいくつかまとめました。
・自己PRにしない
・良い姿勢と適切な声の大きさを心がける
・つなぎ言葉はなるべく控える
まず注意したいのが、自己紹介で自己PRをしないこと。「少しでも良い印象を残さなくては」という想いから、自己PRのような内容に終始したという人もいるようです。
自己紹介はあくまで自分の人物像について分かりやすく伝えるもの。特に自分の特長や学校で取り組んでいることを伝える際は、そのような方向に傾きやすいため、話し方には注意を払いましょう。
姿勢と声の大きさについてですが、緊張から、強張った表情、小さい声、丸まった姿勢…という姿で自己紹介をする人もいるようです。
また、「えーと」「あのー」などのつなぎ言葉も、緊張したり、何を言おうか迷ったりすると、多用しがちなもの。頼りない印象を与えやすいだけでなく、話す内容が伝わりづらくなるでしょう。
どちらも緊張を和らげることで、ある程度防ぎやすくなります。慣れておくためにも、事前に何回か練習しておくのがおすすめ。姿勢や表情は鏡でチェック、声の大きさは人に聞いてもらうのも良いでしょう。自己紹介の場所がどのような場所で行われるのかを知っておくと、適切な声の大きさがどのくらいか把握しやすくなります。
内容は、丸暗記するよりも要点だけ押さえておくほうが自然な印象です。30秒・1分・2分…と時間を設定して、それぞれに盛り込む内容を決めておき、複数のパターンで練習を繰り返しておくと良いでしょう。
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自己紹介にまつわるお悩みアレコレ
自己紹介をする際の、よくある悩みと解決方法をいくつかご紹介します。
紹介できるようなエピソードがない
「とにかく印象に残るようなことを…」と考える人がよく持つ悩みです。先程も少し触れましたが、自己紹介に盛り込むエピソードに凄さや珍しさが必要なわけではありません。もちろん、そのようなエピソードがあるのは良いことですが、大事にしたいのは「自分がどのような人物なのか伝わるか」ということ。趣味や特技など、学校以外の活動でも構わないので、自分が集中して取り組んできたことを添えると良いでしょう。あなたの人柄が伝わるような情報であれば、学業以外のことでも大丈夫です。
ただし、打ち解けるきっかけが作りづらくなる、ネガティブな内容や表現は控えましょう。今一度、自己紹介の内容や表現に問題がないかチェックしてみてください。
緊張で頭が真っ白になってしまいそう
企業によっては、インターンシップに各部署のトップや上層部の社員が参加することもあるため、緊張で何も話せなくなってしまうのでは…と不安に感じる人もいるようです。参加学生も含め、初めて会う人ばかりの環境ですから、緊張するのも無理はありません。
そんな時は、焦って練習した内容を思い出すことに意識が向きがちですが、「相手とコミュニケーションを取る」という方向にシフトすると落ち着きやすいようです。言葉に詰まってしまったら、「○○大学○○学部の○○です。このような貴重な時間をいただきありがとうございます。本日から宜しくお願い致します」と、簡単なプロフィールとインターンに参加できることへの感謝を伝えることができればOK。
緊張するのは「うまく伝えなくちゃ」と考えているからでもあります。背伸びせず、自然体で自己紹介しましょう。
制限時間が指定されない時の長さはどのくらい?
「自己紹介を○秒(○分)でお願いします」と制限時間を指定される場合もありますが、特に指定されないこともよくあるようです。
その場合は、30秒~40秒を目安にして、内容を簡潔に伝えられるようにします。
時間を指定されないからと、長々と話す人もいるようですが、避けたほうが良いでしょう。他にも参加している学生がいますし、プログラムの進行にも影響することから、「相手の立場を考えられない人」と思われてしまう可能性も。プロフィール、学生時代に取り組んできたこと、インターン参加への感謝という3つで構成すれば、短時間で必要な情報を伝えることができます。秒数を計って練習しておきましょう。
今回はインターンでの自己紹介について解説しました。スムーズなコミュニケーションのきっかけになるような自己紹介を心がけましょう。
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