経済学部の就職先は?おすすめの業界・職種と内定獲得のコツを紹介!

このページのまとめ

  • 経済学部で学んだ知識は、金融や商社など多岐にわたる就職先で活かせる
  • 経済学部が就職に有利なのは、データ分析力や論理的思考力が企業に評価されやすいから
  • 自己分析と業界研究を徹底し、自分に合う企業を見つけることが就活成功の鍵

「経済学部に入ったけれど、具体的にどのような企業を目指すべきか分からない」と不安を感じている就活生もいるでしょう。経済学部から目指せる就職先の選択肢は幅広いため、迷ってしまうのも無理はありません。

この記事では、経済学部生におすすめの就職先を業界・職種別に紹介し、内定を勝ち取るための具体的なコツを解説します。進むべき道を明確にし、自信をもって選考に臨みたい方はぜひ最後までご覧ください。

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目 次

【業界別】経済学部におすすめの就職先8選

経済学部で培う「社会の動きをマクロ・ミクロの両面から捉える力」「データに基づいた分析力」「論理的思考力」は、あらゆる業界で高く評価されます。ここでは、経済学部の学びが活かせる8つの業界を紹介するので、就職先選びの参考にしてみてください。

1.金融(銀行・証券・保険)

金融業界は、経済学部生にとって王道の就職先といえます。銀行、証券、保険のいずれも「お金の動き」がビジネスの根幹であり、大学で学んだマクロ・ミクロ経済学や金融論の知識が直接的に役立つからです。

具体的には、以下のような場面で経済学部で学んだ知識が活かせます。

・銀行:企業の財務分析や市場動向に基づく融資判断
・証券会社:刻一刻と変化する市場情報の読解
・保険会社:新しい保険商品の企画やリスク管理

金融業界では、お客さまの信用を獲得し、安心してサービスを利用してもらうことが大切です。経済学部で身につけたノウハウやスキルを活用すれば、会社やお客さまに貢献できる人材として活躍できるでしょう。

金融業界を志望する方は「金融業界の志望動機の書き方や業種別の例文を紹介!差別化するコツも解説」の記事も、合わせてチェックしてみてください。

2.商社(総合・専門)

世界を舞台にビジネスを展開する商社も、経済学部生におすすめです。商社は「トレード」と「事業投資」を2本の柱としており、常に世界経済の変化を敏感に察知しなければなりません。為替の変動や国際情勢がビジネスに直結するため、広い視野で経済を捉える姿勢が武器となるでしょう。

「総合商社」では巨大なプロジェクトを動かすための論理的な思考力、「専門商社」では特定の市場における深い洞察力が求められます。資金の流れや物流の仕組みを構造的に理解できる経済学部生は、商社で働く素養があると評価されやすいでしょう。

商社の具体的な仕事内容については、「商社の仕事内容とは?代表的な職種や働く魅力を紹介」の記事で解説しています。

3.メーカー(製造業)

日本の経済を支えるメーカーも、経済学部生が活躍できるフィールドが豊富です。特に、製品を市場に流通させ、採算を管理するフェーズでは経済学の視点が欠かせません。

具体的には、原価管理や在庫の最適化、効率的なサプライチェーンの構築といった場面で、大学での学びが応用されます。自動車や電機、食品など、多くの企業がグローバル展開を加速させるなか、国際経済の知識とマクロな視点をあわせもつ人材は重宝されるでしょう。

メーカーの業務内容や商社との違いは、「メーカーとはどんな業界?業務内容や商社との違いを解説!」の記事をご覧ください。

4.IT・情報通信

IT・情報通信業界も、経済学部の知識を活かせる可能性がある業界です。

現代のビジネスにおいてITは切っても切り離せないインフラであり、経済学部生のデータ分析能力が高く評価されます。また、インターネット広告やECサイトの運営では、ユーザーの行動を数値化して分析する「行動経済学」や「統計学」の知見が不可欠です。

システム構築のスキルそのものよりも、そのシステムを使ってどのように収益を上げるかという「ビジネスモデル」を構築する力を期待されます。

変化が激しく、常に新しいトレンドを追いかける柔軟性が求められますが、若いうちから裁量権をもって働きたいと考える経済学部生にとって、魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。

5.広告・マスメディア

広告・マスメディア業界は、経済学部ならではの視点を活かしやすい業界といえるでしょう。たとえば、広告業界では商品やサービスの売れ行きを予測したり、広告を見た人の反応を分析したりする必要があり、経済学部で学んだ市場分析や消費者心理の知識を活かせます。

また、新聞社やテレビ局では、経済関連のニュースを取り扱うことが少なくありません。情報発信の場がSNSやネット配信へと広がるなか、複雑な経済事象を正確に、かつ分かりやすく世の中に届ける「情報の翻訳者」としての役割が期待されています。

専門的なバックグラウンドをもつ経済学部生は、情報の信頼性を担保する存在として重宝されるでしょう。

6.不動産

不動産業界では土地や建物の価値を見極める必要があるため、経済学部で培った知識を活かせるでしょう。たとえば、新しいマンションや商業施設などを建てる際は、その地域の将来性や収益性を分析する必要があり、経済の知識が欠かせません。

また、営業においても、住宅ローンの資金計画や金利動向を踏まえた返済シミュレーション、資産運用としての不動産投資の提案など、経済と生活に関わる幅広い専門性が必要です。経済と生活を結びつける幅広い知識をもつ経済学部生は、プロフェッショナルとして多方面での活躍が期待されています。

7.コンサルティング

コンサルティング業界は、企業の経営課題の解決や持続的な成長を支援する、経済学部生にとって親和性の高いフィールドです。企業の財務状況の精査や競合他社の動向、マクロ経済の影響を多角的に分析する際、大学で身につけた計量経済学や経営戦略の知見が役立ちます。

クライアントの将来戦略を立案する場面では、市場の需給変化や新たなビジネスチャンスを正確に予測しなければなりません。経済のメカニズムを深く理解し、客観的なデータに基づいて仮説を組み立てる力をもつ経済学部生は、企業の意思決定を導くパートナーとして存在感を発揮できるでしょう。

8.卸売業・小売業

私たちの生活に身近な卸売・小売業も、経済学の知見が有効に機能する業界です。流通の裏側では、複雑かつ高度なサプライチェーンマネジメントが行われています。在庫を抱え過ぎず、かつ欠品を防ぐための適正な仕入れ判断には、需要予測や統計の知識が欠かせません。

近年はECサイトの台頭やキャッシュレス決済の普及により、購買データの分析がより重要視されるようになりました。消費者の心理や行動を行動経済学的な視点で分析し、店舗運営やMD(マーチャンダイジング)に活かせる人材は、戦略的な流通を担う存在として高く評価されるでしょう。

経済学部におすすめの就職先については、「経営学部におすすめの就職先は?成功させるポイントや評価される資格も解説」でも紹介しています。

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【職種別】経済学部におすすめの就職先10選

業界だけでなく「どの職種で働くか」も、将来のキャリア形成において重要です。経済学部での学びは、あらゆる業務に応用できるでしょう。ここでは、経済学部生としての強みを発揮できる、おすすめの職種を紹介します。

1.営業職

営業職は、企業の収益を支える職種といえます。経済学部生が営業職に就く強みは「数字に基づいた論理的な提案」ができる点です。単なる根性論ではなく、顧客のコストパフォーマンスや、導入による投資対効果を明確に提示することで、高い信頼を獲得できるでしょう。

特に法人営業では、相手企業の決算書を読み解き、経営課題を特定したうえで解決策を提案する力が求められます。経済学部で学んだ「市場の仕組み」や「お金の流れ」の知識は、顧客のビジネスを深く理解するための武器になるでしょう。

営業職の仕事内容について詳しくは、「営業職とはどんな仕事?魅力と業務内容を徹底解説」の記事をご覧ください。

2.経理・財務職

企業のお金を管理する経理・財務職は、経済学部での学びが直接的に活かせる職種です。経理は日々の取引を記録し、決算書を作成することで企業の現状を正確に把握する役割。財務は銀行からの資金調達や予算管理、資産運用を行い、将来に向けた資金繰りを計画します。

経済学部生は、単に計算が得意なだけでなく、マクロな経済動向が自社の財務にどのように影響するかを俯瞰して捉えられるでしょう。簿記などの基礎知識を身につけることで、企業の司令塔に近いポジションから経営を支えるプロフェッショナルとしての活躍が期待されます。

3.公認会計士・税理士

公認会計士や税理士は、国家資格を必要とする専門職です。経済学部では会計学や税務に関する科目が充実しており、在学中から試験勉強に励む学生は少なくありません。公認会計士は企業の監査を行い、市場の透明性を担保する役割を担い、税理士は税の専門家として企業や個人の経営をサポートします。

これらの資格は一度取得すれば一生ものの武器となり、監査法人や税理士法人だけでなく、一般企業の経営管理部門やコンサルティングファームでも高く評価されるでしょう。数字を通じて社会の公正さを守るという責任感と、高い専門性による安定した高収入を目指せるのが、この職種のメリットです。

4.企画・マーケティング職

企画・マーケティング職は、市場のデータを分析して新商品の開発や販売戦略を立案する仕事です。経済学部生が得意とする「統計的なデータ分析」や「市場動向の予測」がダイレクトに活かされます。

最近ではデジタルマーケティングの普及により、膨大なアクセスログを解析する能力が重視されるようになってきました。論理的な仮説を立て、検証を通じて施策を改善していく手法は、研究で行う実証分析の手法と重なります。自分のアイデアがヒット商品を生む喜びを味わいたい方におすすめです。

5.経営コンサルタント

経営コンサルタントは、企業の経営陣に対し、組織運営や事業戦略の改善案を提示する仕事です。複雑な経営課題を因数分解し、ボトルネックを特定して解決策を提示するには、高い論理的思考力が求められます。経済学部での学びを通じて培われる「物事を構造的に捉える力」は、この職種において武器となるでしょう。

若手のうちから経営の全体像に触れられるため、スピード感をもって成長できるのが魅力です。また、マクロ経済の動向が特定の業界にどのように波及するかを予測し、企業の生き残り戦略を練る業務は知的好奇心を刺激し、やりがいを感じられるでしょう。

6.ファイナンシャルプランナー

個人のお客さまに対し、資産運用や保険、年金、相続などのマネープランを提案するのがファイナンシャルプランナー(FP)です。家計の経済状況を詳細に把握し、将来の目標に向けた資金計画を立てる際、経済学部で学ぶ金融や社会保障の知識が役立つでしょう。

銀行や保険会社、証券会社などの金融機関で活躍するケースが一般的ですが、近年は独立して活動する人も増えています。お客さまの人生設計に深く寄り添い、経済的な側面から「安心」を提供するこの仕事には、確かな専門知識と高いコミュニケーション能力の両輪が欠かせません。

7.アクチュアリー

アクチュアリーは、確率・統計などの数理的な手法を用いて、保険料の算定や年金制度の設計を行う「数理のスペシャリスト」です。資格取得の難易度は非常に高いですが、経済学部で統計学や計量経済学を深く学んだ学生にとっては、その高い専門性を活かせる職種といえるでしょう。

将来のリスクを予測し、企業の財務健全性を守るという論理的かつ高度な判断が求められます。主な活躍の場は、保険会社や信託銀行、監査法人などです。

8.証券アナリスト

証券アナリストは、産業や企業の動向を調査・分析し、投資判断のための情報を提供する専門家です。マクロ経済の動向、業界内の競争環境、個別企業の財務状況などを総合的に分析する能力が必要で、経済学部での学びが凝縮された仕事の一つといえます。

自分の出した分析結果が市場を動かし、巨額の資金運用に影響を与える責任は重大ですが、その分達成感も得られるでしょう。常に最新のニュースやデータに触れ続け、世界の動きを読み解くことが求められるため、知的好奇心が旺盛で研究気質な学生におすすめの職種です。

9.金融ディーラー

金融ディーラーは、証券会社や銀行の資金を用いて、債券や為替、株式などの金融商品を売買し、利益を上げる仕事です。一瞬の判断が巨額の損益を左右するため、冷静な判断力と高度な専門知識が求められます。

大学で学んだ国際金融論やマーケットの理論を、リアルタイムの市場で実践する場といえるでしょう。データからパターンを読み取る力に加え、プレッシャーに耐える精神力も必要です。実力主義の世界であり、成果が明確に数字で現れることにモチベーションを感じるタイプの方におすすめの職種といえます。

10.公務員

公務員も、経済学部生におすすめの職種の一つです。

財務省や経済産業省、地方自治体の経済部門など、経済学部の知識を活かして活躍できる場があります。社会の課題解決に経済の視点をもって貢献できるため、社会や地域に関わる仕事に興味のある方はやりがいをもって働けるでしょう。

このように、経済学部生が活躍できる職種はさまざまですが、選ぶ際は自分の興味や適性をしっかり見極めることが大切です。業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事で、職種研究のポイントを解説しているので、あわせてご覧ください。

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自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。

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経済学部が就職に有利といわれる理由

「経済学部は就職に強い」という言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。企業が経済学部生を採用したいと考える背景には、4年間の学びで自然と身につく「3つの強み」があります。以下で詳しく見ていきましょう。

経済学部が就職に有利といわれる理由のイメージ

数字に強く客観的な分析ができる

経済学部生の武器は、社会現象を数値化して捉える習慣が身についている点です。ビジネスの現場では「なんとなく売れそう」といった主観ではなく、「過去のデータから見て△%の確率で成功する」という客観的な根拠が求められます。

以下の表は、厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」をもとに、企業が新規学卒者の採用において重視した要素をまとめたものです。

重視する項目 回答事業所の割合
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 79.3%
コミュニケーション能力 74.8%
マナー・社会常識 58.6%
組織への適応性 53.2%
体力・ストレス耐性 36.2%
業務に役立つ専門知識や技能
(資格・免許や語学力)
30.4%

参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況-(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(7p)

「業務に役立つ専門知識や技能(資格・免許や語学力)」を重視した企業は30.4%に留まり、一見すると低く見えるでしょう。しかし、これは「専門性が不要」という意味ではなく、高い専門知識をベースにした「質の高いアウトプット」が期待されていると解釈できます。

たとえば、ニーズの高い「コミュニケーション能力」においても、経済学部生の場合は単なる話し上手ではなく、数字という客観的な根拠に基づいた説得力のある対話が可能です。

エビデンスを重視する姿勢は、DX化が進む現代企業において、再現性の高い専門スキルとして高く評価されるでしょう。

参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況

論理的思考力が身についている

経済学は、限られた資源をいかに効率的に配分するかを追求する学問です。その学習過程では、「Aという事象が起これば、Bというメカニズムを通じてCという結果に至る」といった、緻密な因果関係を整理する力が鍛えられます。

企業が直面するトラブルや新事業の立案において、感情論に流されず、筋道を立てて解決策を導き出せる人材は貴重です。

ゼミでの議論やレポート作成を通じて、複雑な物事をシンプルに構造化して説明する習慣が身についていることは、面接などの選考過程はもちろん、入社後のあらゆる業務課題の解決において強力な武器と評価されるでしょう。

幅広い業種に適応可能な汎用性がある

経済学部で学ぶ知識は、特定の業界に限定されない汎用性の高さが特徴です。

流通や製造、サービス、金融など、あらゆる営利活動は経済の原理原則に基づいて動いています。そのため、どのような企業に入社しても、自社の立ち位置や市場の構造を理解するための基礎体力がすでに備わっている状態と評価される傾向があります。

特定の専門領域に固執せず、多様なビジネス環境や職種に柔軟に対応できる「汎用性の高い知能」は、経済学部生の強みといえるでしょう。

経済学部生としての強みを活かし、スムーズに就活を進めるためには、計画的なスケジューリングが欠かせません。「就活とは?基本的な流れやスケジュールとあわせて成功のポイントを解説」の記事で、就活の基本的な流れやスケジュールを確認してみてください。

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経済学部の学生が納得いく就職先の内定を掴むコツ

経済学部が就職に有利な側面があるとはいえ、準備不足では志望企業からの内定は得られません。周囲と差をつけ、自分らしいキャリアを歩み始めるための具体的な6つのステップを確認していきましょう。

自己分析を丁寧に行う

就活では、自己分析を丁寧に行うことが大切です。経済学部での学びや経験を通じて、自分が何に興味をもち、どのような能力を身につけたか整理しましょう。ゼミでの研究やサークル活動、アルバイトなど、これまでのあらゆる経験が自己PRの材料になります。

また、自己分析で自分の仕事への価値観や考え方を明確にすれば、相性の良い企業を見つけやすくなるでしょう。焦って周りに流されず、じっくりと自己分析を行うことが納得できる就活につながります。

このように、経済学部生ならではの強みを活かしながら、計画的に就活を進めていくことが大切です。就活の進め方については、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事もあわせてご一読ください。

業界研究は幅広く行う

経済学部生の強みの一つは汎用性の高さであるため、業界研究は分野を絞り過ぎず、幅広く行いましょう。書籍やWebサイトを見るだけでなく、企業説明会やOB・OG訪問などにも積極的に参加することで、これまで分からなかった業界の魅力を発見できる可能性があります。

近年ではIT化に伴い、新しいビジネスモデルで成長している企業や業界もあるため、そこにも目を向けてみてください。経済学部で培った考え方や知識は、新しい価値を生み出すビジネスでも存分に活かせるでしょう。

志望業界を絞り込めたら、企業研究を行うことも大切です。企業研究の目的や手順については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考にしてみてください。

仕事に活かせる資格を取得する

経済学部での学びを証明し、実務への適応力をアピールするには資格取得が効果的です。特に、客観的な数値管理能力や専門知識を証明できる資格は、選考において武器となるでしょう。

以下に、経済学部生が取得を検討する際におすすめの資格をまとめました。

資格名 資格の概要 活かせる業界や職種
日商簿記検定
※実務に役立つレベルの目安は2級以上
企業の経営成績や財政状態を把握するスキルを証明する資格 メーカー、卸売業・小売業、経理・財務職
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP) 年金、保険、資産運用など、個人のお金に関する総合的な知識を証明する資格 金融(銀行・証券・保険)、ファイナンシャルプランナー
公認会計士 企業の監査や会計、経営コンサルティングを行う資格 コンサルティング、公認会計士、経営コンサルタント
税理士 税務の代理や書類作成、経営のアドバイスを行う税の専門家 不動産、税理士、経理・財務職
証券外務員 株式や債券、投資信託などの勧誘や販売を行うために必要な資格 金融(銀行・証券・保険)、証券アナリスト、金融ディーラー
金融窓口サービス技能士 金融機関の窓口での事務や資産運用の相談業務に必要な知識とスキルを認定する資格 金融(銀行・証券・保険)、営業職
TOEIC
※履歴書に記載する場合は
600点以上が目安
英語によるコミュニケーション能力をスコアで評価する世界基準のテスト 商社、IT・情報通信、メーカー、企画・マーケティング職
宅地建物取引士(宅建士) 不動産取引の専門知識を証明する資格 不動産、金融(銀行)、営業職

資格取得は単に知識があることを示すだけでなく、目標に向けて計画的に努力できる姿勢の証明にもなります。特に「日商簿記検定」は、業界を問わずビジネスの共通言語である会計知識を証明できるためおすすめです。

また、金融機関を志望するなら「証券外務員」や「FP」を学生のうちに取得しておくと、志望度の高さをアピールできるでしょう。自分のキャリアプランから逆算して、優先順位を決めて取り組むことが大切です。

インターンシップに積極的に参加する

インターンシップは、実際の仕事を体験できる貴重な機会なので、積極的に参加しましょう。実際に仕事に関わることで、経済学部で学んだ理論を実務でどのように活かせるか体験できます。

また、インターンシップは、企業や業界との相性を見極める機会にもなります。企業のWebサイトやパンフレットの情報だけでは分からない仕事の実態や、職場の雰囲気を知れるからです。そのため、できるだけ多くの企業のインターンシップに参加することをおすすめします。

数字を読み解く力をアピールする

経済学部生の就活では、データや統計を使って社会の動きを読み取り、理解する「数字を読み解く能力」が強みとなります。

たとえば、ゼミでの研究やグループワークなどでどのようにデータを分析し、結論を導き出したのかを具体的に説明できるように準備してください。実体験を交えて説明することで説得力が増し、面接で評価される可能性が高まります。

経済の動きを見る視点をもつ

ニュースや社会の出来事を経済の視点で捉えられるスキルも、経済学部生のアピールポイントとなります。たとえば、特定の業界が伸びている理由を経済の知識を絡めて説明できれば、面接官の印象に残りやすいでしょう。就職したい業界について、経済的な観点から自分の考えを話せることは、強みといえます。

普段から新聞やテレビなどでニュースに触れ、経済的な視点で「なぜそうなったのか」「これからどうなるのか」を考える習慣をつけておくのがおすすめです。

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就職先の選択に悩む経済学部生へ

就職先選びに迷うのは、あなたがそれだけ自分の将来を真剣に考えている証拠です。特に経済学部で学ぶ内容は汎用性が高く、就職先の選択肢も多いため迷うのは当然だといえます。まずは、自分の興味がある分野や活躍できそうな業界を特定し、一歩踏み出してみましょう。

「自分に合う仕事が分からない」「経済学部で学んだことを活かせる企業に就職したい」など、就職先選びに悩んでいる方は、プロに相談してみるのがおすすめです。キャリアチケット就職エージェントは、キャリアアドバイザーが一緒に自己分析を行い、あなたに合った企業を紹介します。

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経済学部の就職先に関するよくある質問

経済学部生からよく寄せられる、就活に関する悩みや疑問にお答えします。不安を解消して、前向きな気持ちで選考に進むためのヒントにしてください。

Q.経済学部は就職活動がきついって本当?

A.「経済学部は学生数が多い分、ライバルが多いからきつい」といわれることがありますが、ほかの学部と比べて特別にきついということはありません。むしろ、評価されるスキルが明確な分、対策は立てやすいといえます。

きついと感じる原因の多くは、人気の大手企業に志願者が集中し過ぎることや、準備不足のまま選考に臨んでしまうこと。早期に自己分析と業界研究を行い、経済学部としての強みを言語化できる準備をしておくことが大切です。

Q.資格がないと大手企業への就職は難しい?

A.資格がなくても大手企業へ就職できる可能性が十分にあります。多くの企業は、新卒採用において「現在のスキル」よりも「将来のポテンシャル」を重視するもの。資格の有無よりも、大学で何を学び、それをどのように仕事に活かしたいかという意欲や論理性のアピールが重要です。

もちろん、資格があれば加点要素になりますが、それがすべてではありません。アピールできる資格がなくても、ゼミでの研究内容やアルバイトでの成果など、数字や論理を駆使したエピソードを磨くことで十分に対抗できるでしょう。

自分の強みをアピールするコツについては、「自己PRの書き方は?就活で評価されるアピールのコツを例文つきで解説」の記事をご覧ください。

Q.経済学部生が高年収を狙える就職先は?

A.一般的に高年収といわれる就職先には、外資系コンサルティングファームや総合商社、外資系投資銀行、メガバンクの特定職などがあります。これらの企業は求められるスキルも業務負担も大きいですが、成果に対して高い報酬を得やすいでしょう。

また、近年ではIT企業のデータサイエンティストや、アクチュアリーなどの金融の専門職も高待遇で迎えられるケースが増えています。経済学部で培った専門性を極めることが、結果として高い市場価値と年収に結びつく近道になるでしょう。

高収入を目指したい方は、「高給取りを目指すにはどうする?高収入を目指しやすい職種や業界を紹介!」の記事にも目を通してみてください。

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