ガクチカに趣味はあり?アピールポイントの書き方や例文をご紹介

このページのまとめ

  • ガクチカに趣味を書くのは問題ない
  • ガクチカを聞く理由は価値観や志向性、物事への取り組み方などを知るため
  • 犯罪やギャンブル、マニア性のある趣味は業務に関連しない限りガクチカに書かない

ガクチカに趣味はあり?アピールポイントの書き方や例文をご紹介のイメージ

「ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)に趣味を書いても良いの?」と悩んでいる方はいませんか?
就活をするにあたって誰もが準備しなくてはいけない「ガクチカ」。学生時代に一番頑張った、費やしたと言えることは「趣味」という方もいるでしょう。ガクチカに趣味を書くことは、個性をしっかりアピールできるのでおすすめです。
このコラムでは、ガクチカに趣味を盛り込む際のポイントや例文を紹介。ぜひ参考にしてみてください。

目 次
 

25卒の就活について相談したい

 

ガクチカに趣味を書くのは大丈夫?

結論から言うと、ガクチカに趣味を書くのは問題ありません。
企業がガクチカを聞く目的は、「人間性・物事へ取り組む姿勢・学ぶ力」を見たいといったところにあります。つまり、企業が知りたい人間性・物事への取り組む姿勢・学ぶ力を示せれば、何に関するエピソードかは特に決まってありません。
ただし、趣味はあくまで「好きなことだから頑張れるのでは?」と思われる可能性があります。
仕事は好きなことに携われるとは限りません。誰もがやりたくないことをやらなければならないこともあります。そのため、あまり特定のテーマに関するアピールに偏らず、その熱意を業務へどう活かしたいか、どう活躍したいかを伝えられるようにしましょう。

▼関連記事
趣味・特技なんで聞かれるの?採用担当者の印象に残るESの書き方を解説!
趣味・特技欄は自己PRのチャンス!書き方のポイントを例文つきで解説

 

25卒の就活について相談したい

 

ガクチカで企業が評価する3つのポイント

ガクチカで企業が評価している点は、価値観や志向性、物事への取り組み方、経験から学びを得る力・姿勢の3つです。まずはこれらが伝わる材料を集めましょう。

​​1.価値観や志向性

企業はガクチカを聞いて学生の価値観や人間性をつかみ、自社が求めている人材かどうか見極めています。そのため、ガクチカで趣味をアピールするときは、趣味を始めた動機やなぜ取り組んだのかを伝えるようにしましょう。そこに自分ならではの価値観が現れているものです。
たとえば、趣味が筋トレの人は複数いると思いますが、趣味に力を入れている理由や目指しているもの、趣味に興味を持ったポイントなどは学生ごとに異なります。
企業はこうした、学生が何を面白いと感じて、何に興味関心を持つのか、その価値観や志向性を知りたいと考えていることが多いようです。

2.物事への取り組み方

企業はガクチカのエピソードから物事への取り組み方を把握し、自社の業務にも取り組んで行けそうかを見ています。
特に課題やトラブルに直面したときの対応や、目標を追う姿勢などは企業で活躍するうえで重要な要素です。

3.経験から学びを得る力・姿勢

企業は、その人の経験から「学びを得る力」を見ています。新卒は中途と異なり、ポテンシャル採用のため、特にこの経験から学びを得る力を重視。「過去の経験から何を学んだか」「どのような価値観が形成されたか」を述べることに価値があります。
ガクチカで趣味をアピールするときは、趣味をどのように楽しんだかではなく、どのように趣味に取り組み、そこから何を学んだのかを伝えるようにしましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

ガクチカを趣味で書く場合の構成ポイント

ガクチカの基本構成は、結論→困難→工夫→結果で述べます。趣味を述べる際も同じです。
特に趣味を述べる際は特に、結果の部分で「趣味から何を学んだか」「企業への活かし方」はまとめておきましょう。

結論「〜に取り組みました」

最初に、結論「何に取り組んだのか」を述べます。抽象度が高いと自分らしさやインパクトが出ないため、1文50文字以内で具体的に述べましょう。

困難「〜に苦しみました」

趣味に取り組んでいく中でどんなことに課題や困難に直面したかを述べます。課題が起きた背景や課題を乗り越えるためにどう考えたかを述べます。

工夫「〜に乗り越えました」

課題や困難に対して、どう乗り越えたか、実際にとった行動を述べます。工夫で自分の頑張り方をアピールできるところなので詳しく書きましょう。

結果「〜が得られました」

工夫した結果、何が得られたか・何を学んだのかなどを述べます。結果では、可能であれば数字などを用いて客観的な事実に基づくもので述べるのが望ましいでしょう。また、趣味で取り組んだことから何を学んだか、企業にどんなことを活かしたいかもまとめておくのがおすすめです。

 

25卒の就活について相談したい

 

ガクチカに記載を避けたい趣味

趣味や特技の内容によっては、人間性に誤解を招く恐れがあります。すべてオープンにするのではなく、客観的な視線を考慮した方が良いでしょう。以下のようなことに気をつけてください。

ギャンブルや犯罪を想起させるもの

アウトローな本や映画が好き、配当金があるスポーツが好き、といったことは、自ら述べる必要性はないでしょう。ただし、業務に関連がある場合は、その限りではありません。

人によっては印象が良くないもの

ゲームやアニメ、漫画などは、人によっては閉鎖的、一風変わったマニアという捉え方をされる場合があります。しかし、前記同様、業務に関連がある場合は例外です。

初めての就活では、何が正しいのかそうでないのかが分かりづらいでしょう。方向性を見定めるためには、客観的にアドバイスをしてもらうのが効果的です。

 

25卒の就活について相談したい

 

ガクチカに趣味を書く際の例文

ここでは、実際に趣味をガクチカに盛り込む際の例文をいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

登山

私が学生時代に力を入れたことは登山です。大学時代に登山サークルに入ったことをきっかけに、登山の頂上に行くまでにどのルートで行くのが効率的か考えるのが好きで継続していました。毎回頂上まで行けるように、普段からトレーニングもして体力作りも欠かせません。また、山についても勉強して、山の怖さも知ったうえで登っておりました。登山の趣味から学んだことは、地道な努力と辛い時も前を向く姿勢です。標高の高い山は途中で嫌になりますが、諦めずに続けることができます。今後も、高い目標を設定していきながら、どうやって達成するのが良いか追求できるエンジニアとして御社で活躍したいです。

料理

私が学生時代に力を入れたことは、料理です。父子家庭で10歳離れた弟がいて「何か手伝えることはないか。」と考えて料理を始めたのがきっかけです。学校から帰宅して、弟や父が帰宅するまでの時間で準備できるよう、時短料理にチャレンジしました。時短テクニックは便利な反面、美味しく作るポイントを押さえていないと、時短で作ったことがわかってしまいます。初めはレシピを見ても思うように作れなかったところから、繰り返すうちにポイントを押さえられるようになり、今では、翌日の弁当になっても美味しく食べられるように料理を作れるようになりました。この経験を通して、一定の量をこなすことでポイントを掴み、質が改善できることを知りました。

絵画

私が最も熱心に取り組んだことは絵画です。小学生のころに絵が上手い友達がいて、私も同じように好きな世界を描いてみたいと思って始めたのがきっかけです。絵を描き始めると時間を忘れてしまい、何時間も没頭して描き続けられます。高校生では美術部には所属せず、地域の写生会に参加したり、ブログを開設して絵を公開したり、絵画に取り組見ました。大学時代に入ってから、絵画を通じて多くの人に元気を与えたいと思いTwitterで投稿し続けた結果、1000以上のリツートをされたことがありました。絵画では、1つのことに没頭し完成までコツコツ粘り強く行動する能力を得られました。この力を活かして1つずつ丁寧に業務を遂行し、目標達成に向けて努力し貢献できます。

▼関連記事
ESの特技欄で差がつく!評価UPのコツを例文付きで解説します
ESの趣味は何を書けばいいの?例文と書き方のポイントを解説!

本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわさき)

新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。