このページのまとめ
- 銀行への就職を考えるときは、まず業界の実態や将来性を知ることが重要
- 銀行に就職するメリットは、社会的信用が高まる点や金融知識が身につく点
- 銀行に就職するデメリットは、業務の拘束時間が長い点や常に勉強し続ける必要がある点

「銀行業界に就職したい」「銀行に就職するには何が必要?」などと気になる就活生も多いでしょう。銀行への就職を目指すなら、まずは業界や仕事の特徴を理解し、自分に合うかを考えることが大切です。
この記事では、銀行業界の特徴や仕事内容、就職するメリットデメリットを解説します。銀行業界への理解を深め、自分に合う業界かどうかを明確にしましょう。
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- 銀行へ就職するときは業界の実態を知ることが重要
- 銀行に就職する難易度は高い
- IT技術の進歩が銀行の将来性に影響を与えている
- 銀行への就職を目指す際の対策
- インターンシップに参加する
- OB訪問をする
- 有利になりやすい資格を取得する
- 就職に向けて知っておきたい銀行の種類
- 都市銀行
- 地方銀行
- 信託銀行
- ネット銀行
- 銀行員の主な仕事内容
- 総合職
- 地域特定職・一般職
- 専門職
- 銀行員の平均年収
- 銀行に就職する5つのメリット
- 1.金融分野のスキルや知識が高まる
- 2.安定した業界で働ける
- 3.社会的な信用を得やすい
- 4.福利厚生が整っている
- 5.ワークライフバランスを整えやすい
- 銀行に就職する3つのデメリット
- 1.ノルマが発生する場合がある
- 2.部署異動や転勤が発生する場合もある
- 3.常に勉強する必要がある
- 銀行への就職に向いている人の特徴
- 経済に関心がある
- 責任感が強い
- ストレス耐性がある
- 銀行で働く際に求められる5つのスキル
- 1.コミュニケーション能力
- 2.提案力
- 3.柔軟性
- 4.金融知識
- 5.英語力
- 銀行への就職を目指しているあなたへ
- 銀行への就職に関するよくある質問
- Q.銀行に就職したら勝ち組?
- Q.銀行への就職はやめとけって本当?
銀行へ就職するときは業界の実態を知ることが重要
銀行への就職を考えるときは、業界の現状や今後の動向を知ることが重要です。何も知らずに就職を決めてしまうと、入社後にミスマッチを起こす可能性があります。
ここでは、銀行に就職する難易度や将来性を解説するので、業界の実態を把握するのに役立ててください。
銀行に就職する難易度は高い
一般的に、銀行への就職は難易度が高めだといわれています。近年は、銀行でもIT技術の導入が進んでおり、新卒の採用人数が減らされたり採用基準が高まったりしている印象です。
そのため、最初は銀行への就職を目指していても、結果として銀行への就職を諦める就活生も少なくありません。一方で、より専門的な知識を要する分野に挑戦したい就活生ほど、銀行への就職を強く希望している傾向です。
採用人数の減少
銀行に就職する難易度が高まる背景として、採用人数の減少が挙げられます。近年ではメガバンクを中心に、店舗人員の採用数が減少傾向にあるようです。銀行が採用数を削減する主な要因は、金融サービスとIT技術を組み合わせた「FinTech」やAIといった新たな技術の導入が挙げられます。
実際に、IT技術の導入によってパソコンやスマートフォンからの決済が可能になり、店舗における銀行員の出番は減りました。こうした状況に伴って、店舗人員の新規採用数が減少していると考えられます。
採用基準の高まり
近年は、銀行員の採用基準も上昇しているようです。店舗人員を担う一般職の採用が減り、銀行員の仕事の多くは、法人向けの融資営業や個人向けの金融商品販売などに移行しています。
融資営業や金融商品の販売などは、より専門的な金融知識が求められるため、一般職に必要な知識だけでは仕事を完遂するのは難しいでしょう。そのため、以前と比べて専門性の高い人材が求められるようになり、採用基準が底上げされたと考えられます。
IT技術の進歩が銀行の将来性に影響を与えている
AIの発達により人がしている仕事の多くが今後はなくなっていくと予想されているなか、銀行員の仕事も例外ではありません。店舗人員が長年担当してきた業務のうち、手作業で行っていた業務やルーティンワークは、AIの活用によって自動化や効率化が進んでいくでしょう。
たとえば、窓口業務や書類チェックといった事務作業は、機械のほうが正確性も高く、人による作業は不要になると考えられます。また、資産運用や資金調達などの仕事でも、情報分析能力が高いAIやFinTechなどに移行していく可能性があるでしょう。このように、IT技術の進歩は銀行の将来性に大きな影響を与えています。
金融業界に関する知識を深めたい就活生は、「10分で分かる金融業界(銀行編):3大メガバンクの特徴を徹底解説」も参考にしてください。
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銀行への就職を目指す際の対策
銀行への内定を目指すには、早期から業界や企業の実態に触れておきましょう。実体験に基づいた情報収集を行えば、ほかの志望者と差別化した志望動機が作れるようになるからです。
具体的な対策として、以下の3つのステップを意識して進めましょう。

インターンシップに参加する
まずはインターンシップに参加してみましょう。銀行の業務は外側から見えにくいものが多いため、参加すれば実際の現場を模したワークを通じて、自分自身の適性を確認することが可能です。
多くの銀行では数日間のプログラムを用意しており、融資の判断業務を体験したり、現役の行員からフィードバックをもらえたりする機会が設けられています。こうした場に参加すると、その銀行が大切にしている価値観や、働く人々の雰囲気を肌で感じとれるでしょう。早期に接点をもてば、選考ルートが有利になるケースも見受けられるため、積極的に応募することをおすすめします。
インターンシップの詳細なメリットや具体的な応募の流れについては、「インターンに参加するべき?メリットや探し方と応募の流れを紹介」の記事も参考にしてみてください。
OB訪問をする
個別のOB・OG訪問を通じて、リアルな声を聞き出すことが重要です。1対1の対話であれば、仕事のやりがいだけでなく、日々の苦労や具体的な生活スタイルについても質問しやすくなります。
特に、自分が志望する職種で働いている先輩を訪ねるのが効果的です。「なぜこの銀行を選んだのか」「入行後に感じたギャップは何か」といった問いへの答えは、面接での説得力を高める貴重な材料になります。最近ではオンラインで完結するツールも増えているため、大学のキャリアセンターや専用アプリを活用して、早めにアポイントをとりましょう。
有利になりやすい資格を取得する
選考を有利に進めるためには、入行後に役立つ資格の取得も視野に入れましょう。銀行員は入行後も継続的な学習が求められる職業であり、学生のうちに基礎を固めておけば、学習意欲のアピールにつながります。
銀行就活において、評価の対象となりやすい主な資格は以下のとおりです。
・ファイナンシャル・プランナー(FP2級、3級)
・日商簿記検定(2級、3級)
・TOEIC、TOEFL(語学力を示すスコア)
・宅地建物取引士(不動産融資に関連するため)
資格を保有していれば、業務に対する本気度が面接官に伝わりやすくなるでしょう。入行後も多くの試験を受けることになりますが、学生時代に成功体験を積んでおくことは、キャリアを築くうえでの自信につながります。学業やサークル活動とのバランスを考えつつ、まずは自分に合ったものから計画的に学習を進めるのが賢明です。
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就職に向けて知っておきたい銀行の種類
銀行にも種類があるので覚えておきましょう。就職に向けて知っておきたい4つの銀行を解説します。
都市銀行
都市銀行とは、日本全国で店舗を展開している規模が大きい銀行を指します。法律上は、「都市銀行」という定義が存在しないため、実質は普通銀行と同じ扱いです。
また、都市銀行の中でも特に巨大な資産や規模を誇る銀行やグループは「メガバンク」とも呼ばれます。都市銀行と似たような意味合いで使われることが多いため、あわせて覚えておくと良いでしょう。
地方銀行
地方銀行とは、各地方や都道府県内を営業の基盤としている銀行です。分かりやすい特徴として、「全国地方銀行協会」の会員であることが挙げられます。都市銀行と同様に、法律上の定義では普通銀行と同様の扱いです。
地方銀行の主な取引対象は地元の中小企業や個人で、小口取引を主体としています。各都道府県に地域を代表とする地方銀行が存在するため、都市銀行と並んで身近な銀行という方もいるでしょう。
信託銀行
信託銀行は、通常の銀行業務に加えて「信託業務」と「併営業務」を行っています。
信託業務とは、主に金銭や有価証券など、個人や法人から信託を引き受け、目的にあわせて運用・管理することです。また、併営業務では、不動産の仲介や相続に関する業務において、財産の管理や処分を行います。
信託銀行の業務領域は幅広く、顧客のさまざまなニーズに対応できるのが特徴です。信託銀行と普通銀行の違いについては、「信託銀行とは?業務内容や普通銀行との違いを解説」も参考にしてください。
ネット銀行
ネット銀行とは、店舗をもたずにインターネット上でサービスを提供する銀行を指します。パソコンやスマートフォンを使い、入金や出金といったサービスの利用が可能です。
ネット銀行は店舗に行かなくても利用できるため、若者を中心に利用者が広がっている傾向にあります。24時間利用できるサービスが多い点も特徴です。
仕事内容はシステム開発や保全を中心とした業務になります。ほかの銀行とは違い、直接的な接客を行わない点もネット銀行ならではの特徴といえるでしょう。
各銀行の特徴を正しく把握することは、自分に合った企業選びの第一歩となります。より効率的に就職活動を進めるための具体的なリサーチ手法については、「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事をチェックしてみてください。
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銀行員の主な仕事内容
銀行での仕事は、担当する職種によって役割やキャリアパスが分かれています。自分がどのような形で金融に関わりたいかを考えながら、各業務の特徴を確認してみましょう。
総合職
将来の幹部候補として、幅広い業務を経験するのが総合職です。数年ごとに異なる部署や拠点を経験するジョブローテーションを通じて、銀行経営の根幹に関わるスキルを磨いていきます。
営業
顧客と直接向き合い、最適な金融ソリューションを提案するのが営業の役割です。法人営業では企業の経営課題を深く理解し、設備投資のための融資やビジネスマッチングを通じて、事業の成長をトータルで支えるパートナーとしての役割を担います。一方、個人営業では資産運用や住宅ローン、相続の相談など多岐にわたるのが特徴です。顧客のライフステージに寄り添いながら、最適なプランの構築をサポートすることが求められます。
ただお金を動かすだけでなく、顧客の挑戦や安定した生活を支え、目に見える形で社会に貢献できる点にやりがいを感じられるでしょう。深い信頼関係を築くための高いコミュニケーション能力が求められる仕事です。
本部でのサポート業務
支店の活動を後方から支える役割を担うのが本部です。具体的な業務には、支店から上がってきた融資案件を厳密に精査し、最終的な可否を判断する審査業務や、時代のニーズに合わせた新しい金融商品を企画・立案する開発業務が含まれます。現場の営業担当者が円滑かつ適正に業務を遂行できるよう、専門的な知識を用いて制度を整えたり、各支店の数値を管理したりすることも任務です。
顧客と直接対面する機会は限られますが、組織全体の方向性を決め、銀行の健全な経営を守る責任あるポジションといえます。多角的な視点から物事を捉え、論理的に分析する力が欠かせません。
地域特定職・一般職
勤務地が限定されており、特定の地域に根ざしてキャリアを積めるのが地域特定職や一般職です。主に支店での実務を中心に担当し、正確な処理能力と丁寧な接客スキルが求められます。
窓口業務
銀行の顔として、店舗を訪れる顧客一人ひとりに対して最初に応対するのが窓口業務です。預金の入出金や振り込み、税金の支払いといった日常的な手続きを正確に処理するだけでなく、顧客との会話から潜在的なニーズを汲み取り、適切な商品やサービスを案内する役割も兼ねています。
迅速で正確な事務処理能力はもちろんのこと、顧客に安心感を与える丁寧な接客スキルや、複雑な仕組みを分かりやすく説明する力が必要です。地域の人々と直接触れ合い、感謝の言葉をいただける機会も多いため、人の役に立っている実感を得やすい業務の一つといえるでしょう。
事務
銀行の信頼性の根幹となる、膨大な書類の確認や正確なデータ入力を一手に担うのが事務です。金銭を取り扱う業務の特性上、一円の誤差も許されない厳格な正確性が求められ、迅速かつ確実に作業を完結させて銀行の健全な決済機能を支えています。
最近ではデジタル化の影響により、AIやシステムを活用した効率化が進んでいますが、最終的なチェック機能としての役割や、複雑な例外処理への対応など、人間による細やかな判断は依然として欠かせません。緻密な作業をコツコツと積み上げ、ルールに則って正しく物事を進めることに価値を感じる人に向いている仕事です。
専門職
特定の分野において高度な知識や技術を発揮するのが専門職です。一般的なジョブローテーションとは異なり、入行時から特定の領域でプロフェッショナルとしての道を歩みます。
クオンツ
高度な数学や統計学の手法を駆使して、金融市場の分析や金融商品の設計を行うのがクオンツの役割です。膨大なマーケットデータから価格変動の法則を見出し、投資戦略の策定や、銀行が抱えるリスクを数値化して管理するモデルを構築します。理系の専門知識を活かして、目に見えない市場の流れを論理的に解き明かす、知的な創造性が求められる仕事です。
世界情勢や経済指標が複雑に絡み合う現代の金融市場において、データに基づいた客観的な判断を提供するクオンツは、銀行が安定して収益を上げるための頭脳として欠かせない存在となっています。知的好奇心が強く、数字の裏側にある真実を探求することに喜びを感じる人に向いているでしょう。
IT技術職
銀行のサービスを支える大規模なシステムの開発・運用から、最新のデジタル技術を活用した新サービスの構築までを幅広く担当します。インターネットバンキングの利便性向上や、顧客の大切な資産を守るための強固なサイバーセキュリティの構築など、現代の銀行経営における最重要基盤を担うスペシャリストです。
単にプログラムを書くだけでなく、銀行業務の知識を深く理解し、ビジネスの課題をテクノロジーでどう解決するかという企画力も求められます。金融とITが融合したFinTechの流れの中で、従来の銀行の形を変えるような新しい価値を生み出す最前線に立ち、技術的な側面から社会の利便性を高める役割です。
銀行の仕事内容について詳しく知りたい方は、「銀行業務とは?主な仕事内容や銀行員に求められる5つのスキルを解説」も参考にしてください。
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銀行員の平均年収
銀行員の平均年収は、職種やポジションによって異なります。
job tagによると、「銀行等窓口事務」の平均年収は509万3,000円、「銀行・信用金庫渉外担当」の平均年収は631万1,000円です。また、「銀行支店長」の平均年収は917万2,000円となっています。
ただし、金額はあくまでも平均額です。企業や個人の成果などによって、給料が変わることは意識しておきましょう。
年収について気になる方は、「20代の平均年収はいくら?年齢や業界ごとの詳細を紹介」の記事も参考にしてください。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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銀行に就職する5つのメリット
ここでは、銀行に就職する主なメリットを解説します。検討の際の参考にしてください。
1.金融分野のスキルや知識が高まる
銀行に就職すると、金融分野のスキルや知識を高めることができます。どの仕事もお金に関する仕事のため、働きながら金融に関するさまざまな知識を習得できるでしょう。
たとえば、融資を行う際は決算書を読み解いたり、企業の財務状況を分析したりできるスキルが身につきます。実務を通して金融に関する知識を高められる点は、銀行ならではのメリットでしょう。
2.安定した業界で働ける
銀行は人々の生活に欠かせないサービスであり、安定している点も特徴です。経済活動に欠かせないものであり、業界がなくなったり、衰退したりする可能性は低いでしょう。
また、銀行業界は経済状況が悪くなった場合でも、打撃を受けにくい業界でもあります。国や中央銀行などのサポートを受けながら、事業を続けられる点も特徴です。
3.社会的な信用を得やすい
銀行で働いていると、社会的な信用を得やすいメリットがあります。お金を扱う仕事は誠実さや責任感が必要であり、信頼できる仕事で働いていると評価されるでしょう。
社会的な信用は周囲の評価が高まるだけではなく、車や家のローンを受けやすいメリットもあります。もし将来的に転職を考える場合も、評価されやすい仕事といえるでしょう。
4.福利厚生が整っている
銀行業界は安定している企業が多く、福利厚生を期待できる点もメリットです。福利厚生が充実していると生活が安定し、仕事へのモチベーションにもつながります。
たとえば、大手銀行であれば家賃補助があったり、社員寮が準備されていたりします。また、育児休暇や介護休暇などを手厚くする企業もあるでしょう。
福利厚生が整っているホワイト企業の特徴については、「ホワイト企業とは?特徴や就職で見極めるポイントも紹介」の記事で解説しているので参考にしてください。
5.ワークライフバランスを整えやすい
銀行は休日が多い傾向にあり、ワークライフバランスを整えやすいメリットがあります。銀行の店舗勤務であれば土日祝日は基本的に休みであり、仕事とプライベートのメリハリをつけられるでしょう。
企業によっては夏季休暇や長期休暇を取得しやすい場合もあり、プライベートの充実につなげられるでしょう。
また、銀行は育児中でも働きやすい環境が整っている場合が多く、短時間勤務や育児休暇、テレワークなどをとり入れている場合があります。将来的に家庭をもちたいと考えている人にとっては、この点もメリットといえるでしょう。
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銀行に就職する3つのデメリット
銀行への就職は少なからずデメリットもあります。良い部分だけでなく、悪い部分にも目を向けておけば、入社後のネガティブなギャップを減らせるでしょう。
1.ノルマが発生する場合がある
銀行の仕事はノルマが発生する場合もあるので気をつけましょう。たとえば、支店勤務では貸付目標や預金獲得目標、口座獲得目標などが存在することも。
ノルマを達成するためには、企業や個人宅を訪問して口座や預金を獲得するなど、目標達成に向けて行動数を増やさなければなりません。ノルマのある仕事が苦手な場合はデメリットとなるでしょう。
一方で、ノルマを達成したり、実績を上げたりすれば表彰や昇進につながることもあります。ノルマ達成がモチベーションにつながる場合は向いているでしょう。
2.部署異動や転勤が発生する場合もある
銀行では、ジョブローテーションにより数年単位で部署異動や転勤が行われることが一般的です。
支店から本部へ、あるいは営業から事務へといった役割の変化が伴うケースも少なくありません。新しい環境で人間関係や業務内容をゼロから構築し直す必要があるため、変化を好まない人にとっては心理的な負担になる可能性があるでしょう。
また、広域展開している銀行では、転居を伴う転勤が必要になる場合もあります。将来のライフプランを立てる際、決まった場所で長く働き続けたい人にとっては懸念点となるかもしれません。自身の希望する働き方に合致するか、異動の範囲を事前に確認しておくのが賢明です。
3.常に勉強する必要がある
銀行員は覚える知識が多く、常に勉強を続けなければなりません。銀行で扱う金融商品や社会経済の動向など、学び続けるのを大変に感じる人もいるでしょう。
銀行によっては、課題やテストを実施したり、研修を行ったりする場合があります。新しいことを学ぶのが苦手な場合は、仕事を大変に感じるかもしれません。
自分に合った仕事を見つけるためには、どのような業界なのかを詳しく調べておくことが大切です。業界研究のポイントを「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので、参考にしてください。
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銀行への就職に向いている人の特徴
ここでは、銀行への就職に向いている人の特徴を解説するので、入行後に後悔しないためにも、自分の適性を事前に確かめてみてください。
経済に関心がある
経済に関心をもつ人は日々の社会変化に対応しやすく、銀行業務が向いているでしょう。銀行の仕事は経済の動きと大きく関わりがあり、日々のアップデートが欠かせないためです。
社会経済に普段から関心をもっている人であれば、自然と情報を確認し、自分の知識へと変えていけるでしょう。新しいことを覚える際にも苦にならないため、知識が求められる銀行業界も向いているといえます。
責任感が強い
資金や顧客の資産を預かる銀行員は、責任感が必要です。資金の横領や個人情報の流出などの不正はもちろん、仕事でのミスを起こさない責任感が求められます。
たとえば、「報告書の数字が間違っていた」「資産管理を誤ってしまった」のようなミス1つで、銀行全体の信頼が失われてしまいます。自分の仕事が銀行全体のイメージにつながることを理解し、真面目に仕事ができる責任感がある人は向いているでしょう。
ストレス耐性がある
銀行業務はストレスのかかる仕事も多く、ストレス耐性のある人が向いています。ノルマへの対応や人間関係などのストレスに対し、うまく対処していくことが必要でしょう。
ストレスが溜まると仕事でのミスが増えたり、体調不良を引き起こしたりと仕事を続ける際の支障が出てきます。ストレスに強いのはもちろん、うまくストレス発散をして自分で管理できる人は銀行に向いているでしょう。
自分にどのような特徴があるかは、自己分析をして自己理解を深めるのがおすすめです。自己分析の方法は「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事で解説しているので、参考にしてください。
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銀行で働く際に求められる5つのスキル
銀行員として働くには、以下の5つのスキルが求められます。
1.コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、銀行業務に欠かせない要素の一つです。顧客との信頼関係を築くほか、同僚や上司と協力して業務を進めるためにも、円滑なコミュニケーションが役立ちます。
銀行業務は顧客とのコミュニケーションが中心です。そのため、コミュニケーション能力の有無は、採用の可否を判断する際にチェックされるポイントでもあります。顧客の話をよく聞いて、ニーズや要望を適切に理解すると、安心感を与えられるでしょう。
2.提案力
銀行員には、ニーズに合わせて最適な提案をする能力も求められます。顧客の状況や抱えている課題に対して、より良い銀行商品やサービスを提案するのが銀行員の役割です。
また、提案力を活かして顧客の資産を最適に運用できれば、銀行の収益増加にもつながるでしょう。
提案力を高めるためには、顧客のニーズを的確に把握するほか、仮説を立てて提案を組み立てる必要があります。そのため、銀行員には聴く能力だけでなく、分かりやすく整理して伝える能力が不可欠です。
3.柔軟性
銀行員に求められるスキルの一つとして、柔軟性が挙げられます。銀行業界は、世の中の動きにあわせて変化することが多い業界です。
具体的には、新たな法規制やITの進歩、市場のトレンド変化など、常に新たな課題が待ち受けているともいえるでしょう。そのため、柔軟性をもって変化に対応できる人材ほど成功しやすく、組織の一員としての貢献度も高まります。
4.金融知識
銀行で働くには、資産形成や保険など、金融知識が不可欠です。顧客に適切なアドバイスをしたりリスク管理したりする際には、金融知識がなければ対応しきれません。
ただし、こうした金融知識は、実際の銀行業務をとおして身につけられるため、新卒の就活時に求められるケースはあまりないでしょう。また、金融知識を増やしていくためには、就職後も継続して学習を続ける必要があります。
5.英語力
銀行の仕事内容によっては、英語力も求められる可能性があるでしょう。グローバル化が進んでいる現在は、海外進出を図る企業も珍しくなく、銀行における国際金融業務も増えています。
英語力を身につけておけば、就活において有利になるだけでなく、海外事業を担当できるチャンスが得られるなど、キャリアアップにもつながるでしょう。
大学生のうちにさまざまな経験をしてスキルを身につけたい方は、「大学生のうちやるべきこと32選!遊びから勉強までテーマ別に紹介」も参考にしてください。
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銀行への就職を目指しているあなたへ
銀行への就職を目指していても、「将来性はどうか」「やめとけと言われるほど仕事が大変なのか」と不安な気持ちを抱えている就活生も多いのではないでしょうか。
銀行への就職は社会的な信頼を得られるほか、長く続けやすいメリットもありますが、ノルマが多く銀行員として評価を得るのは決して簡単なことではありません。
銀行に就職したいけれど不安という方は、エージェントへの相談もおすすめです。キャリアチケット就職エージェントでは、就活のプロがマンツーマンで向き合い、業界研究や志望動機の作成などを細かくサポートします。すべてのサービスを無料で活用できるため、ぜひお気軽にご相談ください。
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銀行への就職に関するよくある質問
銀行への就職を検討する際、周囲の評判やネット上の意見が気になる人もいるでしょう。ここでは、就活生が抱きがちな疑問について客観的な視点から回答します。
Q.銀行に就職したら勝ち組?
「勝ち組」の定義によりますが、待遇や社会的信頼の面では高い水準にあります。他業界と比較しても平均年収は高めで、福利厚生が充実している点は大きな魅力です。住宅ローンの審査が通りやすいなど、日常生活で銀行員という肩書きの恩恵を感じる場面も多いでしょう。
ただし、給与が高い分、求められる責任や学習量も膨大です。ミスが許されない厳格な事務や、常に数字を意識するプレッシャーに耐える必要があります。内定だけで安泰と考えず、入行後も自らの価値を高め続けられるかが、真の満足度を左右する要素になるでしょう。
Q.銀行への就職はやめとけって本当?
「やめとけ」と言われる背景には、業界の構造改革や働き方の厳しさが関係しています。AIによる自動化や店舗削減が進み、以前のような「定年まで安泰」というモデルが変化しているのは事実です。こうした動向を不安視する声が、否定的な意見につながっていると考えられます。
また、厳格なルール遵守や継続的な勉強を負担に感じる人には、苦労の多い環境かもしれません。しかし、若いうちから高度な金融知識やマナーを習得できる環境は、キャリア形成において大きな武器になります。変化を前向きに捉える人には、現在も十分に価値のある選択といえるでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。