このページのまとめ
- インターン選考とは、インターンシップ参加に向けて行われる選考のこと
- インターン選考では書類選考や面接、グループディスカッションなどが行われる
- インターン選考に落ちても、本選考への影響は基本的にはない
「インターン選考では何をするの?」「必要な準備はある?」などと悩む就活生も多いでしょう。インターン参加に向けて選考を行うケースもあり、本選考同様に対策が必要です。
この記事では、インターン選考の内容や難易度、採用に向けて必要な準備を解説します。最後まで読めばインターン選考について理解でき、採用されるための対策を実施できるはずです。
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- インターン選考とは?基本的な情報を解説
- インターン選考の難易度
- インターン選考の時期
- インターン選考の流れ
- 選考がないインターンもある
- インターン選考での企業の評価基準
- インターンシップへの意欲があるか
- 自社の求める人材像とマッチしているか
- コミュニケーション能力があるか
- 企業がインターンシップを行う目的
- 入社後のミスマッチを防ぐため
- 優秀な人材を早期から見つけるため
- 企業の魅力を伝えるため
- インターンの選考方法
- 履歴書
- エントリーシート
- 筆記試験
- 適性検査
- グループディスカッション
- 面接
- インターン選考に向けての事前準備
- 自己分析を徹底する
- 企業研究を徹底する
- ビジネスマナーを確認する
- 面接対策を徹底する
- インターンの選考が本選考に与える影響
- インターン選考に不安があるあなたへ
インターン選考とは?基本的な情報を解説
インターン選考とは、インターン参加に向けて行われる選考のことです。企業によってはインターン前に書類選考や面接を行い、参加者を決定します。
ここでは、インターン選考について詳しく解説するので、申し込み前に選考について知っておきましょう。
インターン選考の難易度
インターン選考の難易度は、本選考と同じくらいか、企業によっては本選考以上になる場合もあります。インターンに参加できる人数が少なく、本選考の採用者よりも枠が少ないケースがあるためです。
また、インターンに参加する就活生は、就活への意欲が高く、準備もしっかりと行っている学生です。本選考よりもライバルの質が高く、選考に苦戦することも考えられます。
特に、人気のあるメーカーや、大企業などでは倍率が100倍を超えることもあるでしょう。応募者が優秀なことや枠が少ないことを理解し、しっかりと選考対策を行う必要があります。
インターン選考の時期
インターン選考の時期は、参加するインターンによって変わります。基本的には、インターンが開催される1〜2ヶ月前に行われると考えておきましょう。
たとえば、サマーインターンを7月に行う企業があるとします。5月に募集開始、6月に選考を終えて7月にインターン開始のような流れになるでしょう。
インターンの時期はもちろん、企業によっても選考の時期は変わります。参加した企業の情報を確認し、選考に遅れないようにしてください。インターンの申し込みタイミングについては、「インターンの締め切りはいつ?申し込み期限を過ぎた時の対応や準備を解説!」の記事で目安を紹介しています。
インターン選考の流れ
インターン選考の流れは、書類選考を行い、その後に面接を行うケースが一般的です。一例として以下のような選考を行うことをイメージしておくとよいでしょう。
・1.書類選考
・2.適性検査
・3.グループディスカッション
・4.面接
選考内容は企業によって異なり、書類選考だけで参加できるインターンもあれば、面接だけで参加できるインターンなどもあります。選考に向けて準備をするために、どのような選考があるかは企業ごとに確認しておくとよいでしょう。
選考がないインターンもある
インターンのなかには、選考を行わないケースもあります。応募者を先着順や抽選で決めることもあるからです。
また、説明会やセミナー形式のインターンは、人数が多くても問題ないため選考を行わないことも。「企業や業界についてまずは情報収集を行いたい」などの状況であれば、あえて選考のないインターンを選ぶのもよいでしょう。
インターンシップについては、「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事でも解説しています。合わせてご確認ください。
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インターン選考での企業の評価基準
インターン選考では、企業は学生のどのような点に注目しているのでしょうか。評価の基準となりえるポイントについてまとめましたので、参考にしてください。
インターンシップへの意欲があるか
企業がインターン選考で見ているポイントの一つが、インターンへの意欲があるかどうかです。インターンを実施する企業は、意欲が高い学生に参加してもらい、多くのことを学んでほしいと考えています。
インターンへの意欲を伝えるためには、選考のエントリーシートや面接でアピールすることが欠かせません。「参加する目的は何か」「なぜその会社のインターンシップに参加したいのか」などを明確にアピールすることで、意欲を伝えられるでしょう。
自社の求める人材像とマッチしているか
自社の求める人物像と合っているかどうかも、インターン選考で見られているポイントです。企業の求める人物像に合うほうが、仕事で成果を出しやすく、ほかの従業員とも協力しやすいからです。
特に、長期のインターンの場合、実際に企業の業務を任されるケースもあるでしょう。インターンであっても応募者に成果を求めるため、自社で活躍できそうかや社風に合いそうかを確認しています。
コミュニケーション能力があるか
スムーズにインターンを進めるために、コミュニケーション能力も見られているポイントです。実際に働く従業員はもちろん、参加するほかの就活生とも協力してインターンを進めなければなりません。
どのような業界や仕事であっても、協力して仕事を行います。社内外のさまざまな人たちと円滑にコミュニケーションが取れる学生は、企業にとって魅力的な人材でしょう。
インターン選考でどのような応募者が求められているかは、企業研究を行って調べておくのもおすすめです。企業研究の進め方は「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。
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企業がインターンシップを行う目的
企業がインターンを行うのは、お互いのミスマッチを防止したり、優秀な人材を見つけたりするためです。なぜインターンを行うのかを解説するので、選考に向けて参考にしてください。
入社後のミスマッチを防ぐため
企業がインターンシップを行う目的のひとつは、学生と企業とのミスマッチを防ぐためです。企業には、それぞれの社風や風土がありますが、企業のサイトを見ただけでは、社内の雰囲気や社員の様子などはわかりません。
インターンシップにおいて、実際に会社での就業体験をすることで、社員とコミュニケーションを取ったり、どのような社風が根付いているのか、肌で感じることができるのです。ミスマッチを起こすと早期退職につながる場合も多く、インターンの段階でお互いに見極めることが大切になります。
優秀な人材を早期から見つけるため
インターンには、優秀な人材を早くから見つける目的もあります。インターンの段階から応募者にアプローチを行うことで、志望度が高まり入社してもらえる可能性があるからです。
また、書類選考や面接など、本選考だけで応募者の能力を見極めるのは難しいでしょう。インターンで実際に働く姿を見ることで、仕事で活躍できる人材かどうかを判断できます。
企業の魅力を伝えるため
企業の魅力を伝えることも、インターンを行う目的です。インターンを通して自社の魅力が伝われば、応募者が増えて採用を行いやすくなります。
就活では企業が選ぶだけではなく、企業側も就活生から選ばれる立場です。多くの応募者が集まるように、自社の社風や仕事内容、魅力の伝わるインターン内容を考えて実施しています。
インターンに参加するか迷っている場合は、「インターンに行くべき?参加のメリット・種類・注意点を理解して選ぼう」の記事も参考にしてください。
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インターンの選考方法
インターン選考では、履歴書やエントリーシートなどの書類選考や、面接などが行われます。どのような選考が実施されるかを紹介するので、対策に向けて参考にしてください。
履歴書
履歴書には、氏名や住所、学歴、資格、志望動機などを記載します。手書き、パソコンでの入力どちらでも構いませんが、企業から書式や記入方法などを指定されたときはそれに従いましょう。
履歴書で特に重視されるのは、インターンの志望動機です。「なぜインターンに参加しようと思ったのか」「ほかの企業ではなく、なぜその企業なのか」を特に意識して伝えるようにしましょう。
履歴書作成のコツについては、「受かる履歴書の書き方!就活アドバイザーがポイントを徹底解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
エントリーシート
エントリーシートはESともいい、記入項目や書き方、字数などは企業が指定するのが一般的。氏名や住所、学歴のほか、自己PRと志望動機も頻出の項目です。
インターン選考における自己PRは、結論から述べて具体的なエピソードを盛り込むことや、応募先企業で強みをどのように活かせるか伝えることがポイント。志望動機では、その会社ならではの魅力を述べた上で、入社後のビジョンを具体的に伝えましょう。
インターンシップのエントリーシートについては「インターンシップのエントリーシートには何を書く?項目や回答のコツを解説」も参考にしてください。
筆記試験
筆記試験の内容は、会社によって異なります。一般的には、業界や職種に関わるテーマについての小論文や英作文などが出題されるので確認しておきましょう。
志望企業の問題形式や試験時間などを確認し、過去に出題された問題に取り組むなどして対策するのがおすすめです。
適性検査
適性検査とは、応募者の仕事への適性や基礎能力を調べる検査です、代表的な適性検査に、SPIや玉手箱があります。
適性検査の特徴は、能力検査と性格検査の2つに分けられる点です。能力検査には言語分野と非言語分野があり、前者は語彙力や要旨の理解力などを測る試験、後者は計算力や論理思考力を問う試験となります。書籍やWebサイトなどを活用して事前に取り組み、問題形式や時間配分に慣れましょう。
性格検査は、応募者の人柄や職種の適性などを判断するための試験です。性格検査の質問には、正直に答えるのがポイント。会社の求める人物像に合うよう意図的に回答すると、どこかで矛盾が生じ見破られてしまうためです。
また、インターンに参加して結果的に入社できたとしても、自分に合わない部署に配属される恐れがあります。質問内容を深く考えすぎると時間のロスにもつながるため、素早く直感的に回答することを心がけましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションは、1つのテーマに対して複数人の応募者で議論し、結論を発表する選考形式です。
テーマは「△△の売上を2倍にするにはどうしたらよいか」といった会社の商品・サービスに関するものや、「地域活性化のためにできることは何か」など時事問題に関わるものがあります。
グループディスカッションでは、論理的思考力やほかの人の意見を傾聴する姿勢、発想力などが評価のポイント。こまめにニュースをチェックする、日頃から積極的に自分の意見を伝えるといったことを心がけ、グループディスカッションの対策をしましょう。
インターンシップのグループディスカッションに関しては、「インターンシップのグループディスカッションとは?進め方や対策方法を解説」の記事も参考にしてください。
面接
インターン選考の場合にも面接を行う場合があります。個人面接では、学生1人に対して面接官が1人のときもあれば、面接担当者が複数人いる場合もあるので準備しておきましょう。個人面接では、履歴書やエントリーシートの内容に関して深く問われるため、落ち着いて答えられるよう事前に回答をまとめておきましょう。
もう一つの方法は、複数人の応募者が一度に面接を行う「グループ面接」です。一人ひとりの話す時間が限られていることを念頭に置き、端的に答えることが大切です。また、ほかの応募者が回答しているときの態度もチェックされるため、軽くうなずくなどしてしっかり話を聞きましょう。
インターン選考の面接では、積極的に自分という人間をアピールすることが重要です。
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インターン選考に向けての事前準備
書類選考や筆記試験、面接などさまざまなインターンの選考方法があることを知り、「対策が大変そう…」と思った方は多いかもしれません。ここでは、選考の際に力を十分に発揮できるよう、事前に準備した方がよい事をご紹介します。
自己分析を徹底する
インターン選考においても基本となるのが自己分析。自己分析は、勉強やアルバイト、部活動などから印象的だった出来事を振り返り、自分は何に興味があるのか、強み・弱みは何かを考える作業です。
自己分析で自分の価値観や長所、短所を把握できれば、どのような企業、職種が向いているのかを考えられます。このとき、働く上で譲れない条件や妥協できる点についても考えておくと、企業を絞るときに役立つでしょう。
自己分析の進め方は「自己分析とは?おすすめのやり方8選や実施時の注意点を紹介」の記事で解説しているので参考にしてください。
企業研究を徹底する
自己分析と並行して、企業・業界研究も入念に行いましょう。興味のある会社をピックアップするときは、できる限り広い視野で会社を探し候補を多くすることをおすすめします。
実際にインターンに参加すると、Webサイトで調べたときとは異なる印象を抱いたり、志望度の高さが変わったりするためです。興味のある会社にOB・OGがいるのであれば、仕事内容や職場の雰囲気などを聞いて会社選びの参考にしましょう。
ビジネスマナーを確認する
インターン選考の面接では、基本的なビジネスマナーを事前に必ず確認しましょう。入室から退室までの基本的な立ちふるまい、また、面接を受けているときの姿勢や声の大きさ、話すスピードなども意識して行う必要があります。
オンライン面接の場合は、インターネットの接続環境、アカウント名やカメラの位置など、事前にチェックしておくべき項目があります。服装や髪型などの身だしなみも、対面の面接と同じように確認しましょう。
面接対策を徹底する
インターン選考の面接事前対策も重要です。インターン面接でよく聞かれる質問事項を確認し、スムーズに答えられるよう準備しておきましょう。特に、「なぜインターンに参加したいのか」「自社でのインターンに参加したい理由は何か」といった質問に対しては、明確な回答を準備しておくことが大切です。
また、インターン面接の最後には、企業から逆質問をされることも多いです。「質問はありますか?」と聞かれたときに「ないです」と答えてしまうのは非常にもったいないので、最低でも1つは逆質問を考えておきましょう。
企業の理念についてや、社員の働き方について、その企業の事業に関する事についての質問がおすすめです。
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インターンの選考が本選考に与える影響
インターンの選考に落ちてしまっても、本選考にほとんど影響はありません。インターンに参加しなくても、本選考には問題なく応募できます。
そもそもインターン選考は倍率が高く、参加できない就活生も多くいる状況です。インターン選考に落ちたからといって、本選考の評価が下がることはありません。
反対に、インターン選考に合格していても、本選考で落ちることもあります。インターンに参加できたからといって、必ず採用してもらえるわけではありません。
大切なのは本選考でアピールを行い、採用を勝ち取ることです。インターン選考に落ちても気にせずに、本選考でチャレンジするとよいでしょう。インターンシップが本選考に与える影響については「インターン参加は有利になる?本選考に与える影響とは」の記事も参考にしてください。
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インターン選考に不安があるあなたへ
「自分に合う企業がわからない」「インターン選考に向けて自己PRや志望動機のまとめ方に不安がある」という方は、キャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットでは、カウンセリングで適性を把握し、あなたに合うお仕事をご紹介します。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。