インターンシップに応募する流れを徹底解説!申し込み方法や注意点も紹介

このページのまとめ

  • インターンシップに参加する場合は、応募の流れを理解して早めに準備する
  • インターンシップは、志望動機やメールマナーに注意して応募する
  • インターンシップ参加後も丁寧な対応で印象アップを目指すことが大切

インターンシップに応募する流れを徹底解説!申し込み方法や注意点も紹介のイメージ

インターンシップは、企業理解を深めるだけでなく、実務を体験できる貴重な機会です。一方で、「初めてインターンシップに応募するため、何から始めればよいのか分からない」と不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、応募の流れや申し込み方法、注意点を詳しく解説します。インターンシップへの応募を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目 次

インターンシップとは?応募前に基本を知っておこう

インターンシップとは、学生が企業の仕事を体験したり、職場見学や説明会に参加したりできる制度です。多くの企業が、自社の理解促進やミスマッチ防止を目的に実施しています。

ここでは、インターンシップの種類や開催時期、申し込み時期の目安について解説します。参加を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インターンシップの種類

インターンシップには、短期と長期の2種類があります。期間の長さによって必要な準備やプログラムの内容が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

ここでは、長期と短期のインターンシップの違いについて詳しく解説します。

短期インターンシップ

短期インターンシップは、1日から1週間程度の期間で、大学の夏休みや冬休みにあわせて行われることが一般的です。1dayインターンシップは、企業理解や業務内容の把握を目的に、会社説明会やセミナーに近い形式で実施されます。

また、数日間のインターンシップでは、グループディスカッションや実際体験できるプログラムなど、企業の雰囲気や仕事の概要をつかむことが目的です。

短期インターンシップについて詳しく知りたい方は、「短期インターンのメリットは?長期インターンとの違いや就活に活かす方法を解説」もぜひ参考にしてください。

長期インターンシップ

長期インターンシップは、1ヶ月から1年以上にわたって実施されます。短期インターンに比べて企業内で実際の業務を任される機会が多く、責任のある仕事を経験できる点が特徴です。

長期インターンシップは、より実践的なスキルや知識を身につけられるメリットがあります。ただし、長期間にわたるため、学業やアルバイトなどと両立できるか事前にスケジュールの確認が必要です。

インターン先を探す際は、夏休みや冬休みといった長期休暇の時期を中心に情報収集を行うとスケジュール調整がしやすくなるでしょう。長期インターンについては、「無給とはここが違う!有給インターンシップ参加のメリット」の記事もぜひ参考にしてください。

インターンシップの参加率

インターンシップに参加する学生の数は、年々増加傾向です。2022年には、経済産業省・文部科学省・厚生労働省が共同で「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」を改正するなど、政府も制度の整備に取り組んでいます。

内閣府が実施した「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」では、約8割の学生がインターンシップに参加した経験があると回答しました。

令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(37p)のイメージ

引用元:内閣府「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(37p)

また、約7割の学生が「複数回参加したことがある」と回答しており、積極的なインターンシップへの参加がうかがえます。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

インターンシップの参加時期

インターンシップは、学業に影響が出ないよう大学の夏休みや冬休みにあわせて実施されることが多く、特に夏休み期間は長期インターンも含めてプログラムの種類が豊富な時期です。

内閣府の「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、大学3年生の7〜9月に参加した学生が約6割と最も高く、10〜12月や1〜3月に参加した学生もそれぞれ約4割程度にのぼります。

令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(38p)のイメージ

引用元:内閣府「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(38p)

就職活動をスムーズに進めるためには、早めにスケジュールを確認し、夏休みや冬休みを活用してインターンシップに参加する計画を立てることが大切です。

なお、インターンの基本については「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事でも紹介しています。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

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インターンシップの応募方法6選

インターンシップへの応募は、企業のWebサイトや就活情報サイトだけでなく、複数の申し込みルートがあります。ここでは、代表的な応募方法を6つ紹介するので、自分に合った方法で応募を進めるためにも、ぜひ参考にしてください。

1.企業のWebサイト

インターンシップは、企業の公式Webサイトから直接申し込みが可能です。多くの企業では、自社サイトの「採用情報」や「新卒採用」ページにインターンシップの募集要項を掲載しています。

ただし、情報の掲載時期は企業によって異なるため、志望先のWebサイトは定期的に確認しましょう。募集ページが公開されていれば、応募フォームの記入やメールでの連絡を通じてエントリーができます。

また、最近では企業の公式SNSでインターンシップの情報を発信しているケースもあるため、あわせて確認してみてください。

2.就活情報サイト

インターンシップに応募する一般的な方法として、就活情報サイトの利用があります。就活情報サイトであれば、インターンシップを募集している企業を一覧で確認できるため、幅広い企業を比較して検討したい学生におすすめです。

中小企業に特化しているサイトなど、就活情報サイトによって特色が異なります。インターンシップ先を探すときは、自分に合ったサイトを見極めて利用しましょう。

3.OB・OGの紹介

OBやOGからの紹介を通じて、インターンシップに応募する方法もあります。インターンシップに参加したいと思ったら、OBやOGを紹介してもらえないか大学で相談してみることもおすすめです。

OB・OG訪問では、インターンシップをはじめ、就活に関するアドバイスを受けられるメリットもあります。場合によっては、人事担当者につないでもらえる可能性もあるので、積極的に活用しましょう。

OB・OG訪問の方法については、「OB・OG訪問のやり方を解説!質問例とお礼メールの書き方もご紹介」の記事も参考にしてください。

4.大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターを通じて、インターンシップへの応募も可能です。大学と企業が協力して独自のプログラムを用意したり、海外のインターンシップに派遣したりしている場合もあるので、自分の大学でどのような取り組みがあるか確認しましょう。

大学のキャリアセンターを通じて申し込めば、大学ならではのプログラムにエントリーできるだけでなく、インターンシップに関する疑問や不安を気軽に相談できて安心です。

5.大学教授の紹介

大学教授の紹介で応募できるインターンシップもあります。授業の一環としてインターンシップが行われている場合は、参加しながらの単位取得も可能です。

ただし、単位認定に関しては条件が決まっているケースが多いので、単位取得できるインターンシップであるか、事前に確認しましょう。

6.以前にインターンシップに参加した企業からの案内

一度インターンシップに参加していると、同じ企業から募集の案内が届く場合もあるので、こまめに情報を確認するのがおすすめです。同じ企業のインターンシップに複数回参加すると、志望度の高さをアピールできます。

インターンシップに応募する流れについては、「インターンシップの準備には何が必要?当日までに必要な準備や持ち物を解説」の記事も参考にしてください。

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インターンシップに参加する7つのメリット

インターンシップは、企業側だけでなく学生にとってもさまざまなメリットがあります。ここでは、インターンシップに申し込むメリットを解説するので、ぜひ積極的に参加を検討してください。

1.企業とのミスマッチを防げる

インターンシップに参加すると、企業とのミスマッチを防げるメリットがあります。インターンシップは業界や職種はもちろん、企業の雰囲気を体感できる貴重な機会です。

志望業界がまだ決まっていない場合は、複数のインターンシップに参加すると、自分に合う業種や職種を見つけるのに役立ちます。

2.スキルアップにつながる

スキルアップにつながる点も、インターンシップに参加するメリットの一つです。特に、短期インターンシップよりも長期インターンシップのほうが企業内で十分な時間を過ごせる分、より実務的なスキルを身につけられます。

インターンシップへの参加は、就活で有利になるだけでなく、入社後のパフォーマンスにおいても、ほかの学生よりも一歩リードできる場合もあるでしょう。

3.経験をアピールできる

インターンシップの経験は、就活におけるアピールポイントとしても効果的です。実務経験による知識を持っていれば、面接官が入社後の活躍をイメージしやすくなります。

また、プログラムを通して何を身につけたか明確に言語化できれば、他業種の選考にも活かせるでしょう。

4.人脈が増える

長期インターンシップの場合は、人脈形成にもつながる点もメリットです。インターンシップ先の社員と関係を築いておくと、入社後も職場になじみやすくなります。

また、参加しているほかの就活生と仲良くなれるケースもあるので、インターンシップへの参加は、新しい人脈を作る良い機会でしょう。

5.仕事の理解が深まる

インターンシップに参加すると、仕事の理解が深まることもメリットの一つです。

企業のWebサイトや説明会では得られない仕事の体験は、自分にとっての適切な環境を見つけるうえで重要な判断材料になります。インターンシップへの参加を通じて仕事内容のイメージを具体化できると、入社後に後悔するリスクも減らせるでしょう。

インターン以外にも、合同説明会や就活イベントに参加するのもおすすめです。詳しくは「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」の記事でご確認ください。

6.本選考の練習になる

インターンシップの選考に臨むと、就活における選考の練習になります。インターンシップに関しても、下記のように本選考と同様の選考プロセスを採用している企業も珍しくありません。

・Webテスト
・エントリーシート
・面接
・グループディスカッション

人気の企業では、インターンシップの選考も内定に向けた本選考と同程度に難易度が高いのが現状です。選考プロセスをひととおり経験しておくと、次回以降の選考にも落ち着いて参加できます。インターンシップの選考プロセスについては、「インターン選考とは?基本的な情報や突破に向けて対策を解説!」の記事も参考にしてください。

7.内定につながる場合がある

内定につながる可能性がある点も、インターンシップに参加するメリットの一つです。内定につながるインターンシップは、就活情報サイトにも掲載されています。志望度が高い企業については、内定直結型のインターンシップがあるか確認しておくと安心です。

また、内定には直結しなくても、選考が一部免除される場合もあります。インターンシップに参加すると就活が有利になるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

内定に直結するインターンシップについては、「内定直結インターンとは?参加するメリットや選考突破のコツを徹底解説」で詳しく解説しています。

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インターンシップに応募する前に必要な準備5つ

インターンシップに申し込む際は、事前の準備が必要です。ここでは、応募する前に必要な準備について解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.業界・企業選び

インターンシップに申し込む前に、まず参加する業界や企業の選定が必要です。自己分析をしておくと参加する業界や企業を選びやすくなるので実施しておきましょう。

インターンシップは仕事の理解を深める場でもあります。少しでも興味・関心のある業界や企業なら、あまり悩まずにまずは1社でも申し込んでみるとよいでしょう。

2.プログラム内容の把握

インターンシップに申し込むときは、プログラム内容の把握が大切です。どのような仕事を経験できるか把握しておくと、インターンシップに参加する目的や自分のするべきことが明確になります。

プログラム内容によっては特定のスキルや知識が役立つ可能性もあるため、事前にできる限りの準備をしておくと活躍の幅を広げられます。

3.履歴書やエントリーシート

企業によっては、インターンシップの参加前に履歴書やエントリーシートの提出を求められる場合もあります。申し込み前に提出するのか当日持参すればよいのか、事前に提出方法を確認して書類を準備してください。

自己PRや志望動機は、履歴書やエントリーシートに書く必要があるほか、面接などでいつ聞かれても答えられるように準備しておくことが大切です。

4.事前課題

一部のインターンシップでは、事前課題が用意されている場合もあります。事前課題を提出しなければ、企業からの評価が下がるだけでなく、インターンシップへの参加を認められない場合もあるため、注意が必要です。

事前課題を怠ると、インターンシップ先の企業やほかの参加学生などにも迷惑がかかります。インターンシップの申し込み時のアナウンスなどを確認し、準備しましょう。

5.企業に対する理解

インターンシップにエントリーするときは、申し込み前に企業理解を深めることも必要です。応募先企業について、下記の情報を中心に把握しましょう。

・事業内容
・企業理念
・商品やサービス

インターンシップでは質疑応答の場面もあるため、企業研究で気になった内容については事前の準備が必要です。

インターン選考におけるエントリーシートの書き方については、「インターンシップのエントリーシートには何を書く?項目や回答のコツを解説」の記事も参考にしてください。

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インターンシップに応募するときの6つの注意点

インターンシップに申し込む際は、いくつかの注意点があります。ここでは、インターンシップに応募するときの注意点を6つ解説するので、参考にしてください。

1.学業への支障がないか確認する

インターンシップに応募する前に、スケジュールが学業に支障がないか確認しましょう。

長期のインターンシップでスケジュール調整が難しい場合は、短期のインターンシップを選ぶなどの工夫が必要です。エントリーをする段階で、学業への影響を考えてプログラムを選ぶようにしてください。

2.インターンシップ募集開始後は早めに応募する

インターンシップの募集が開始されたら、早めの応募が大切です。人気のある企業やプログラムに応募する場合、先着順で締め切られるケースも珍しくありません。

また、早めに応募すると、参加に向けた準備もしやすくなります。必要な準備をしっかりとするためにも、エントリー時期には余裕を持たせておきましょう。

3.事前に自己分析と業界・企業研究をする

インターンシップへの応募を検討している場合は、できるだけ早い段階で自己分析や業界・企業研究を進めておく必要があります。自分の興味や価値観を整理し、志望する業界や企業との接点の把握が大切です。

多くの場合、インターンシップの選考では、「なぜこの企業を選んだのか」「何を学びたいのか」といった参加理由を聞かれます。事前に準備をしておくと、説得力のある志望動機を伝えられるようになり、選考通過の可能性も高まるでしょう。

4.インターンシップに応募する目的を明確化するハイライト

限られた期間で多くの学びを得るためには、インターンシップに参加する目的の明確化が重要です。「企業理解を深めたい」「業務を体験したい」など、自分なりの目的意識を持つと、より有意義な時間を過ごせて学びの質や達成感が高まります。

インターンシップに応募する目的の明確化は、面接時の志望動機にも説得力を与えられるでしょう。

5.インターンシップ応募後のキャンセルは避ける

インターンシップ応募後のキャンセルは、できるだけ避けてください。キャンセルをすると自分の印象を悪くしてしまう恐れがあるからです。

やむを得ない理由でキャンセルする場合は、電話やメールなどで事前に連絡する必要があります。インターンシップのキャンセルを行う際の方法やマナーについては、「インターンを辞退しても不利にならない?メールでの連絡方法や注意点を解説」の記事を参考にしてください。

6.インターンシップのスケジュール重複に注意する

インターンシップに応募する際は、スケジュールの重複にも注意が必要です。

インターンシップのなかには、数ヶ月や1週間などにわたって行うプログラムもあります。日程を間違えて、どちらかのインターンシップをキャンセルしなければならない事態を防ぐためにも、事前の確認が必要です。

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インターンシップの応募メールに記載すべき基本項目

インターンシップはメールで申し込みをする場合もあり、マナーが守れていると印象が良くなります。ここでは、応募メールに記載すべき項目と書き方のポイントについて確認するので、参考にしてください。

インターンシップの希望が伝わる件名

インターンシップの応募メールを送る際には、参加希望が伝わる件名にしましょう。企業の担当者には日々多くのメールが届くため、件名で判別できないと迷惑メールと間違えられたり、ほかのメールに埋もれたりするリスクが高まります。

具体的には、「インターンシップ申し込みのお願い・△△大学・氏名」といった件名にすると安心です。

就活でメールを書くときの件名については、「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」の記事も参考にしてください。

宛名と署名

メールの本文には、まず宛名を書くのが基本です。「△△株式会社人事課△△様」のように宛名を書きましょう。この際、企業名や役職、名前は省略せずに書いてください。

署名とは、自分の氏名と所属を書くことです。氏名と大学名や学部、連絡先記載しましょう。なお、署名は本文の最後に記載します。

挨拶と自己紹介

インターンシップの申し込みメールを書くときは、宛名の次に挨拶を述べましょう。企業に送る一般的なメールと同じように書けば問題ありません。

具体的には、「お世話になります。△△大学△△学部の△△と申します」と記載してください。インターンシップの応募で連絡した旨をあわせて書いておくと好印象につながります。

志望動機

インターンシップに応募する際のメールには、志望動機もあわせて書いておくのもポイントです。志望動機を書いておくと、インターンシップに参加したい熱意が伝わります。

ただし、メールの本文に書く志望動機は長くなり過ぎないように注意が必要です。エントリーシートと同じ文章量を書いてしまうと、相手は読むのが面倒に感じる可能性があります。応募したきっかけや意気込みを数行程度でアピールしておくと、印象アップにつながるでしょう。

締めの文章

インターンシップに応募する際は、メールの締めに採用のお願いを添えましょう。「ご検討くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」のように、簡単な文章で問題ありません。最後に一文を添えるだけでもメールの文章全体が締まった印象になります。

インターンシップ参加時のメール返信マナーについては、「返信メールはどう書く?インターン参加時のメールマナー」の記事も参考にしてください。

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インターンシップに応募する際に必要なメールマナー

インターンシップに応募すると、企業とのやり取りの多くがメールで行われます。ここでは、インターンシップ応募後のメールマナーや返信時の注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。

企業からのメールは24時間以内に返信する

インターンシップに関するメールを企業から受け取ったら、原則として24時間以内に返信するのがマナーです。返信が遅れると、印象を損ねる点に注意してください。

すぐに回答できない場合でも、「内容を確認しました。後ほど改めてご連絡いたします」などの一言を添えると、丁寧な印象を与えられます。迅速な対応は、社会人としての信頼感を高める第一歩にもなるでしょう。

できるだけ就業時間内に返信する

企業への返信は、相手の就業時間内に送信するのが望ましいとされています。一般的には平日9時から18時がビジネスメールの適切な時間帯です。

土日祝や深夜の返信は避け、翌営業日に送るよう心がけましょう。時間帯への配慮も、社会人としての基本的なマナーの一つです。丁寧な対応を心掛けると、企業側に安心感や誠意を伝えられます。

インターンシップのメールの返信については、「インターンシップのメールの返信はどうする?対応方法やマナーを例文付きで解説」の記事を参考にしてください。

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インターンシップの応募メールで注意すべきポイント

インターンシップに応募する際は、メールの内容だけでなく基本的なビジネスマナーにも注意が必要です。細かな点にも気を配ると、丁寧な印象を与えられ、信頼度も高まります。

ここでは、インターンシップの応募メールで注意すべきポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

宛名や署名は省略しない

インターンシップの応募メールでは、冒頭に記載する宛名と末尾の署名を省略しないことが基本です。宛名は「株式会社△△人事部 御中」など、正式名称で丁寧に記載しましょう。

ビジネスの場では「(株)」などの略称はマナー違反とされています。署名には氏名・大学名・連絡先などを明記し、誰からのメールかが一目で分かるように整えましょう。

質問がある場合はストレートに確認する

インターンシップの応募に関して不明点がある場合は、遠慮せずに質問することが大切です。曖昧な表現ではなく、「参加日時の変更は可能でしょうか」など要点を絞ってストレートに確認しましょう。
質問の意図が明確であれば、採用担当者もスムーズに対応しやすくなります。
インターンシップのメールに関するマナーや注意事項については、「インターンのメールに関するマナーと注意事項を解説!場面ごとの例文付き」の記事も参考にしてください。

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インターンシップに応募する際のメール文例4選

インターンシップに応募する際は、企業へのメールのやり取りが発生するのが一般的です。
ここでは、応募時や質問のある場合、面接後など、シーン別に使えるインターンシップ応募メールの文例を4つ紹介します。状況に応じて使い分けできるよう、ぜひ参考にしてください。

例文1:インターンシップ参加する場合

まずは、インターンシップに応募する際の基本的なメール文面を理解しておきましょう。件名や挨拶、本文の構成を整えると、相手に好印象を与えられます。
また、適切に改行を入れたり、句読点を意識したりすると、読みやすいメールに仕上がります。

件名:インターンシップの参加申し込み(△△大学△△学部△△学科△△△△)

株式会社△△
人事部 インターンシップご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。
△△大学△△学部△年の△△△△と申します。

この度は、貴社の夏期インターンシップについて知り、ぜひ参加させて頂きたくメールいたしました。

私には、「人々の生活に役立つモノづくりに携わりたい」といった目標があります。
貴社の独自技術は、業界内で高く評価されているだけでなく、街を走る自動車の軽量化に非常に大きく貢献しており、人々の生活に欠かせないものだと感じております。

貴社のインターンシップでは、設計だけでなくプログラミングにも携われると聞いております。
私は大学でCADの基礎知識を身につけました。
貴社のインターンシップを通して最先端の技術と実践的な知識を学びたいと考えております。

是非ともインターン採用をご検討くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部△△学科
△△△△
電話:000-0000-0000
mail:×××××@×××××.com
ーーーーーーーーーーーーーーー

例文2:インターンシップに関する質問がある場合

質問がある場合は、メールの件名にその旨を明記しましょう。件名に「インターンシップに関するご質問」などと記載しておくと、採用担当者が内容を一目で把握しやすくなり、スムーズな対応につながります。

件名:インターンシップの会場に関する質問(△△大学△△学部△△学科△△△△)

株式会社△△
人事部 インターンシップご担当者様

お世話になっております。
△△大学・△△学部・△△学科の氏名と申します。

このたびはインターンシップ参加時の会場について確認させて頂きたく、メールいたしました。

当日の指定会場は△△とされていますが、本社オフィスには行かず直接△△に伺えばよろしいでしょうか。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部△△学科
△△△△
電話:000-0000-0000
mail:×××××@×××××.com
ーーーーーーーーーーーーーーー

例文3:インターンシップに関する日程調整のメール

インターンシップの面接直前にやむを得ない事情で参加日程の調整が必要になることもあります。そのような場合は、丁寧かつ迅速に連絡し、失礼のない形での相談が大切です。

件名:インターンシップの面接日程の件(△△学部△△学科△△△△)

株式会社△△
人事部 インターンシップご担当者様

お世話になっております。
△△大学・△△学部・△△学科の氏名と申します。

このたびは、インターンシップの面接日程につきまして、ご連絡を頂きありがとうございます。

日程の方ですが、今回ご提示頂いたなかで、下記の日程でしたらお伺いすることが可能です。
・△月△日 △△:△△~△△:△△
・△月△日 △△:△△~△△:△△
・△月△日 △△:△△~△△:△△
・△月△日 △△:△△~△△:△△

お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部△△学科
△△△△
電話:000-0000-0000
mail:×××××@×××××.com
ーーーーーーーーーーーーーーー

例文4:インターンシップ参加後のお礼のメール

インターンシップ参加後は、感謝の気持ちを伝えるお礼メールを送るのが社会人としての基本マナーです。誠実なメール対応は、今後の選考でもよい印象を残すきっかけになります。

件名:インターンシップのお礼(△△学部△△学科△△△△)

株式会社△△
人事部 インターンシップご担当者様

お世話になっております。
△△大学・△△学部・△△学科の氏名と申します。

この度は、インターンシップの機会を頂き、ありがとうございました。インターンシップを通じて、実際に貴社の業務を体験させて頂き、学びとなりました。

ご多忙のなか、丁寧にご指導頂きまして心より感謝申し上げます。
インターンシップにて学んだことを糧に、これからの就職活動に励んでいきたいと思っております。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部△△学科
△△△△
電話:000-0000-0000
mail:×××××@×××××.com
ーーーーーーーーーーーーーーー

インターンシップの応募メールの例文については、「インターンの申し込み方法は?応募メールの書き方を例文付きで解説」の記事を参考にしてください。

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インターンシップ応募後の5つの流れ

インターンシップは、書類選考や面接を経て参加者が決定される場合もあるので、各ステップを丁寧にこなすことが大切です。
ここでは、インターンシップに申し込み後の流れを解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.説明会の参加

インターンシップの応募後に、企業が説明会を開催する場合があります。たとえ説明会への参加が任意の場合であっても、できる限り積極的に参加するのがおすすめです。
説明会に参加すると、具体的なプログラム内容をはじめ、企業文化や価値観などをより詳しく理解できます。

また、説明会では企業の代表者や社員と直接交流する機会が設けられる場合もあります。有益な情報が得られるだけでなく、場合によっては、説明会でインターンシップの参加動機や適性を直接アピールできるでしょう。

2.エントリーシートの提出

インターンシップでは、申し込み時にエントリーシートの提出を求められることがあります。提出期限を確認し、自己PRや志望動機を分かりやすくまとめて提出しましょう。

また、内容に誤字脱字がないかの最終確認も忘れずに行うことが大切です。

3.グループディスカッションの実施

エントリーシートなどの書類選考に通過したあとは、グループディスカッションが実施されるケースが多く、事前の準備が必要です。

グループディスカッションでは、周りと協力して課題解決する姿勢が求められます。ただし、消極的になるのではなく、自分の意見をきちんと周囲に伝える意識をもって臨むことが大切です。

4.Webテスト・筆記テストの実施

インターンシップの応募後に、Webテストや筆記テストを受ける場合もあります。テストの種類や受験方法は企業によって異なるため、確認して準備が必要です。

一般的なWebテストであれば、市販の参考書や問題集もあります。Webテストや筆記テストの実施が分かったら、事前に勉強して準備しましょう。

5.面接

インターンシップ選考の最後には、面接が行われる場合もあります。面接では、エントリーシートの内容を深掘りする質問が中心です。

選考に通過するためには、以下のような質問の「なぜ」に対する理由を明確に伝える必要があります。

・なぜインターンシップに参加しようと思ったのか
・なぜこの業界なのか
・なぜ当社のプログラムなのか

どのような質問が聞かれるかを想定し、簡潔に答えられるように準備しておきましょう。
インターンシップ選考における面接対策については、「インターンの面接、準備はできてる?事前対策で質問を攻略」の記事も参考にしてください。

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インターンシップ応募をスムーズに行いたい方へ

インターンシップに参加するためには、書類選考や面接などのプロセスを設けている企業も多くあります。選考内容や難易度は企業によって異なり、志望動機や自己PRが重視される場合もあるので、事前準備をしたうえで望むことが大切です。

インターンシップ選考に通過できるか不安な場合は、就職エージェントの活用もおすすめです。キャリアチケット就職エージェントでは、専任アドバイザーが一人ひとりにあわせてカウンセリングを実施し、インターンシップの紹介から参加前の準備まで丁寧にサポートしています。

すべてのサービスが無料で利用できるため、インターンシップの申し込みに不安を感じている方は、ぜひ気軽に相談してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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