このページのまとめ
- 意欲のある学生に参加してもらうために、企業はインターン選考でも面接を行う
- 志望動機、自己PR、長所と短所はインターンの面接でよく聞かれる質問
- インターンの意気込みを示すためにも、逆質問を用意しておこう
- インターン前に学ぶべきことや1日のスケジュールなど、仕事の意欲が見える質問をしよう
- 業務に無関係な質問や、待遇などに関する質問は避けよう
近年は、多くの企業がインターンの選考のために面接を行っています。
志望企業のインターンに参加するためにも、面接の対策を万全にしておきましょう。
今回は、インターンのために面接が実施される意味や、よくある質問、逆質問について紹介していきます。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
インターン選考で面接を実施する意図
インターンに参加するには、まず面接を通過する必要があります。
就業体験であるインターンでなぜ面接を実施するのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
企業側としては、インターンを通して自社について知ってもらいたい、将来のビジョンを明確にしてもらいたいという目的があるため、できるだけ意欲のある学生に参加してもらいたいと思うもの。
そのような学生を絞り込むために、インターンでも面接を行います。
採用面接では、学生の適性や、将来自社に貢献してくれる人材かどうかなどが重視されます。
対してインターンの面接は、「インターンに参加する目的が明確になっているか」「意欲があるか」が問われるため、その点をアピールできるように準備しておきましょう。
インターンは就業体験ができる貴重な機会であり、今後の就職活動にプラスになります。
ただインターンに参加するだけでなく、その体験を有意義なものにするためにも、目的意識はしっかり持っておきましょう。
インターンの準備については「インターンシップの準備には何が必要?当日までに必要な準備や持ち物を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
インターン面接でよく聞かれる質問
企業にもよりますが、インターンの面接で聞かれる質問の内容はある程度パターンが決まっています。
よく聞かれる質問を把握し、事前に回答を準備しておきましょう。
志望動機
志望動機は、インターンの面接で必ず聞かれる質問といっても過言ではありません。
インターンへの参加意欲を示すための大切な質問なので、その企業や業界ならではの回答を練っておきましょう。
どの企業でも通じるような質問では、熱意を疑われてしまいます。
また、ストレートに「志望動機はなんですか?」というだけでなく、「インターンに興味を持ったきっかけは?」「当社への印象は?」など、言い回しを変えて聞かれる場合もあるため、注意が必要です。
「なぜこの企業のインターンに参加したいと思ったのか」ということをじっくり考え、しっかり答えられるようにしておきましょう。
自己PR
自己PRも、志望動機と同様よく聞かれる質問の1つです。
インターンに活かせるような自分の強みをわかりやすく伝えましょう。
自己PRには、企業が納得できるような説得力があることが大切なので、強みの根拠を裏付けるような具体的なエピソードが必要です。
ただ「私にはこのような強みがあります」というだけでは、企業側も実感がわきません。
納得できる自己PRに仕上げるためにも、自己分析を徹底して自分のことを知っておきましょう。
自分のこれまでの人生を振り返り、自分の強みをアピールできるエピソードを深掘りして絡めていけば、説得力のある自己PRに仕上がります。
長所・短所
「長所と短所を教えてください」という質問も、面接で聞かれる確率が高いです。
長所だけでなく短所を聞くことで、「自分を客観的に見られているか」「業務に支障が出るような欠点がないか」をチェックされているので、その点を踏まえておきましょう。
「時間にルーズ」「約束を守れない」などの回答は、「社会人として致命的」と捉えられてしまう可能性があるので、要注意です。
また、ただ短所を述べるだけでなく、その欠点を克服するためにどのような努力をしているかを説明する必要があります。
長所は自己PRと同じように、根拠となるエピソードを添えて話せば問題はありません。
上記の質問には、なるべくスムーズに答えられるよう準備しておきましょう。
特に企業・業界研究や自己分析は早めに行うのがベストです。
インターンの面接については「インターンの面接に落ちる理由は?受かるための対策を例文とともに解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
逆質問も用意しよう
面接の締めに、面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
これは「逆質問」といい、評価を左右する大切な質問です。
今まで面接で好印象を与えることができても、逆質問への回答次第で覆ってしまう可能性があるので、事前に企業への質問を用意しておく必要があります。
適切な質問で印象アップに繋げるためにも、まずは逆質問の意図を把握しておきましょう。
質問の機会を設けるからには、学生の不安や疑問の解消というのも理由の1つとしてありますが、学生の熱意や意欲の確認といった意図も含まれています。
特にインターンへの応募が多い企業では、より意欲の高い学生に参加してもらいたいと考える傾向があるので、逆質問の内容も選考の対象に入ると考えたほうがいいでしょう。
ただ疑問を述べるのではなく、インターンへの意気込みを示すような質問内容にすると、最後まで好印象を残すことができるかもしれません。
インターンの面接の逆質問については「インターンの面接…逆質問にはどう答える?」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
逆質問の例
面接官に好まれるといわれている逆質問は、以下のようなものがあります。
学ぶべきこと
仕事に必要なスキルや知識について尋ねるのは、志望度の高さのアピールになります。
インターンはまだ職業体験の段階ではありますが、仕事に興味を持っている学生としてポジティブな印象を残すことができるでしょう。
特に志望度が高い企業であれば、それだけ効果が見込めるかもしれません。
仕事のやりがいと大変な点
仕事のやりがいと大変な点について聞くのも、好印象を残すのに効果的といえるでしょう。
いい面だけでなく、大変な点も確認することで、仕事への本気度をアピールすることができます。
また、今後の就職活動での仕事選びの参考にもなるので、自分にとってもプラスになるでしょう。
1日のスケジュール
仕事についての興味を示すなら、1日のスケジュールを尋ねるのも有効です。
また、実際に働いている人たちのスケジュールを聞き出すことで、志望している職業の大まかな流れを把握できるため、就職活動にも活かせるでしょう。
上記のように、仕事への熱意や意欲が伝わるような質問をするのがベストです。
もちろん、自分が質問内容について本当に知りたいと思っていることが大切なので、その点と摺り合せながら考えましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
こんな逆質問は避けよう
逆質問は「自分が知りたい」と思っていることも大切ですが、何を聞いても問題ないというわけではありません。
下記の質問は企業の心証を悪くしてしまう可能性があるので、避けましょう。
「特にありません」
逆質問に対して「特にありません」というのは、避けたい回答の1つです。
「自社に興味がない」「志望度が低い」と見なされる恐れがあります。
もし面接中に聞きたかったことについて話題が挙がり、本当に質問がなくなってしまったという場合は、「十分に納得できました。ぜひご縁をいただきたいと思います」というように、相手への敬意と意欲を示す一言を残せば、印象アップに繋がるでしょう。
調べればわかるような質問
事前に情報をチェックしていればわかるような質問も避けましょう。
特に企業の公式サイトのすぐに目に入る場所に掲載されているはずの内容だと、「意欲がない」「リサーチ不足」という印象を持たれてしまいます。
インターンに参加したいと思っている企業の公式サイトは、必ず隅々までチェックしておきましょう。
業務や企業に無関係な質問
面接官のプライベートについてなど、業務や企業に無関係な内容は聞かないようにしましょう。
「なぜそのような質問をするのか」と疑問に思われる上、「TPOを理解していない人」と見なされてしまうかもしれません。
質問をするならば、必ず業務や企業に関係する内容にしましょう。
待遇面に関して連続で尋ねる
休暇や給与、福利厚生など、待遇面ばかりを尋ねるのは、働く意欲を疑われてしまいます。
社会経験がない学生は、仕事への熱意や意欲をチェックされる傾向にあるため、「働く気がない」と思われるのは致命的です。
待遇に関することが気になっても、面接で質問するのは避けましょう。
インターンへの参加は自分の進む道を見つけるための第一歩ともいえるので、面接への対策は十分に行いましょう。
もし面接に自信がなければ、就職活動のプロに相談するのも有効な手段です。
キャリアチケットでは、経験豊富な就活アドバイザーが就職活動をマンツーマンでサポートします。
面接対策を徹底して行うので、少しでも疑問や不安な点があればお気軽にご相談ください。
就職活動に関するお悩みは、キャリアチケットが丁寧に対応します!
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。