面接準備しない方がいい?就活生が知るべきリスクと対策ポイントを紹介

このページのまとめ

  • 練習の目的は「型にハマること」ではなく「自分の強みを伝えられる状態に整えること」
  • 面接準備をしないと、慣れない質問に戸惑いアピールのチャンスを逃す可能性がある
  • 自己分析・企業研究・模擬面接などの準備は、自然体の自分を伝えるために欠かせない

面接準備しない方がいい?就活生が知るべきリスクと対策ポイントを紹介のイメージ

「面接準備をしない方が、自然体でいられていいのでは?」と考える就活生もいるかもしれません。確かに、面接の練習をし過ぎると棒読みのような回答になりやすく、素の自分を表現しにくくなることがあります。しかし、全く準備をせずに挑むと話のまとまりが悪くなったり、マナーや所作で印象を損なったりするリスクが考えられるでしょう。

この記事では、面接準備のメリットや効果的な練習方法を紹介します。

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目 次

面接準備をしない方がいいといわれる理由

面接練習を避ける人の多くは、「練習し過ぎると機械的な回答になり、素の自分が伝わらなくなる」と考えているのではないでしょうか。

確かに、練習によって回答の型やセリフのような話し方が身に付くと、不自然な印象を与える可能性があります。たとえば、練習で何度も口に出した自己PRが棒読みになり、個性や人柄が伝わらないケースが考えられるでしょう。

しかし、全く準備をせずに挑むと話のまとまりが悪くなったり、マナーや所作でマイナスな印象を与えたりしてしまう可能性があります。練習の目的は「型にハマること」ではなく、「自分の強みをスムーズに伝えられる状態に整えること」と理解しましょう

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面接対策をしないとどうなる?

面接対策をしないとどのような事態に繋がるのでしょうか。ここではそのリスクを解説します。

面接に慣れにくい

対策をしないと、面接に慣れるまで時間と回数が必要になります。就活では、一次面接や二次面接、個人面接や集団面接など、さまざまな種類の面接を突破していかなければいけません。

一発勝負だと思って対策をしないと、面接官からの質問に簡潔に答えられなかったり、話すことに集中して顔が強張ったりしてしまいます。

本番の面接だけで経験を積もうとすると時間がかかってしまうため、きちんと対策をして内定の機会を逃さないようにしましょう。

面接時の基本マナーが分からない

面接準備をしないと、マナーや当日の動きが分からず、面接官に良くない印象を与えてしまう可能性があります。

面接では、入退室のタイミングやお辞儀の仕方、座る位置など、細かいマナーも評価の対象です。これらを知らないまま臨むと準備不足とみなされ、せっかくの自己PRや志望動機が印象に残りにくくなります。

たとえば、入室時にノックのタイミングを間違えたり、面接官に背を向けて座ってしまったりすると、第一印象でマイナス評価を受けることがあるでしょう。事前に動作や流れを確認しておけば、こうした失敗を避けられます。

面接当日に慌てずに対応するため、最低限のビジネスマナーや入退室の動きを事前に確認しておきましょう。模擬面接や動画での確認も効果的です。

話がまとまらず意図が伝わらない

話がまとまらないまま回答をすると言いたいことがうまく伝わらず、もったいないです。

面接では、限られた時間のなかで自分の強みやスキルを端的に伝えることが求められます。話がダラダラと長くなると、本当に伝えたいポイントがぼやけ、印象が薄くなってしまいます。

たとえば「学生時代に頑張ったこと」を質問されたときに、エピソードを順序立てずに話すと面接官は何を評価すべきか判断できません。結論から話し、要点を整理して伝えると、短時間で効果的にアピールできます。

事前に話す内容の要点を整理し、「結論→理由→具体例→まとめ」の順で話す練習をしておきましょう。短時間で的確に自分を伝えられるようになります。

回答に一貫性がないと不信感を与える

面接で回答が一貫していないと、面接官に不信感を与え、評価が下がる可能性があります。

面接官は、志望動機や自己PRからあなたの考えや価値観を判断するものです。発言がコロコロ変わると信頼性や誠意が伝わらず、矛盾した印象を与えてしまいます。

たとえば、志望動機で「安定力に魅力を感じた」と答えたあとに、理想の働き方を聞かれ「スタートアップのような挑戦的な環境で働きたい」と答えると、面接官は矛盾を感じてしまうでしょう。また、「ちゃんと調べたのかな?」とも思われてしまいます。

面接前に自分の考えや経歴を整理し、志望動機・自己PR・キャリアプランを整合性のある形で準備しましょう。一貫した回答を意識すれば、誠意と説得力が伝わりやすくなります。

就活が長引く

面接対策をしないとなかなか選考を通過できず、就活が長引く恐れがあります。もし面接に落ちた場合は、なぜ落ちたのかについて考えて次に活かすことが大切です。

面接後に振り返りなどの対策をしないと、1次面接に通ってもその先になかなか進めないという状況に陥ってしまうため注意しましょう。

就活がうまくいかないときには、「就活がうまくいかない…内定がでないときの対策10選と選考時のコツを紹介」の記事も参考にしてください。

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面接対策は就活前に始めるのがおすすめ

面接対策を就活前に始めれば、余裕をもって就活に取り組めます。面接対策は、入退室のマナーや企業研究などさまざまな方向からしなければいけません。そのため、忙しい就活中では手が回らなくなるでしょう。

目上の人に対する言葉の使い方や企業研究は、短時間で完成するものではありません。受ける会社が明確に決まっていなくても、就活前である時間に余裕があるときに可能な限りの対策をしておきましょう

企業研究については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。

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面接の対策方法

集団面接と個人面接、各面接の対策方法を解説します。どちらの面接形式でもしっかりと自分のことが伝えられるように準備しておきましょう。

集団面接

集団面接は、全員に同じ質問を投げ掛ける特徴があります。この面接では、ほかの応募者の雰囲気に流されず、自分なりの意見を発言することが大切です。

発言は短く簡潔にまとめておく

面接で必ずといって良いほど聞かれる自己PRや志望動機は、短く簡潔にまとめておきましょう。集団面接では同じ質問に対して応募者が順番に答えていくため、一人あたりの持ち時間が短くなります。

もともと用意していた自己PRや志望動機は、集団面接の場においては長過ぎる可能性もあります。

集団面接の場合、回答は1分以内におさめるのがベターです。これより長い場合は、1分以内に収まるようにまとめてみましょう。

回答は被っても堂々と話す

集団面接でほかの応募者と回答の内容が被っても、堂々と発言するようにしてください。「すでに出ている意見と同じなのですが…」などの前置きは不要です。

ほかの応募者と被らないようにその場で意見を変えたり、被ってしまったことで不安になったりする必要はありません。その場で考えた回答や不安な気持ちは、堂々した発言の妨げになります。自分と同じような内容が話されたとしても、評価に影響はないので安心してください。

個人面接

個人面接では会話の流れでさまざまな質問をされることもあるため、受け答えの姿勢やコミュニケーション能力が重要です。

自己分析は徹底的に行う

面接前には、自己分析は徹底して行いましょう。個人面接では、面接官が回答の内容をどんどん深堀りして聞かれる場合があります。

自己分析ができていないと、掘り下げられた質問に対して言葉が詰まってしまうことも。自分の意見に対して「どうしてそう思ったのか」「なぜそのように行動したのか」などと自身に問いかけ、自己理解を深めておきましょう。

面接の練習を録画して見返す

面接の練習をするときは録画をして見返すのがおすすめです。志望度が高い企業ほど緊張してしまい、萎縮して声が小さくなるケースはよくあります。

声に出す練習を録画しておけば、自分の声の大きさを客観的に確認することが可能です。また目線が下がっていたり、表情が硬くなったりしていることにも気付けます。

話している自分の姿を確認して、明るい印象になるように心掛けましょう。

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面接対策を行う際のポイント

面接は、準備が不十分だと実力を発揮できないまま終わってしまうことがあります。

ここでは、面接本番で自信をもって臨むための基本的なポイントをまとめました。マナーの確認や話し方の練習、質問への回答準備など、すぐに取り入れられる対策を押さえて、面接で好印象を残せるようにしましょう。

明るく堂々と話す練習をする

面接では、明るく堂々と話すことが重要です。

第一印象は面接の結果に大きく影響します。自信のなさげな話し方や暗い表情では、熱意や前向きさが伝わりにくく、面接官にマイナス印象を与えてしまうでしょう。

声の大きさやトーン、表情を意識して練習すると、自然と堂々と振る舞えるようになります。たとえば、自己PRや志望動機を何度も声に出して練習すると徐々に落ち着いて話せるようになり、面接官に真剣さや前向きな姿勢が伝わるでしょう。

自宅や鏡の前で録音しての練習などを取り入れ、声のトーン・話すスピード・表情を意識しながら練習してみてください。面接本番でも堂々と話せるようになります。

入退室の所作やビジネスマナーを確認する

入退室の所作や基本的なビジネスマナーを確認しておくことで、面接官に礼儀正しい印象を与え、自信をもって面接に臨めます。

あいさつや立ち振る舞いが不適切だと、「準備不足」「場をわきまえていない」と判断されるリスクがあります。反対に、正しい所作を身に付けていれば好印象を与えられるでしょう。

入室時のノックの仕方、椅子への座り方、退室時の礼の角度など、基本動作を一つひとつ確認しておくと、緊張してもスムーズに行動できるでしょう。また、面接官に対して礼儀正しさが伝わるので、面接全体の印象が良くなります。

面接前に、鏡の前や友人との練習であいさつや入退室の動作をチェックしましょう。本番でも自然に自信をもって行動でき、面接官に安心感と好印象を与えられます。

模擬面接や面接アプリで予行練習をする

模擬面接や面接アプリを使った予行練習は、本番の面接で慌てず自信をもって答えるために有効です。実践的に練習することで、質問への回答の流れや所作を覚えることができ、当日の緊張や不安を減らせます。

ハローワークや大学のキャリアセンターでは模擬面接を実施しており、面接官から直接フィードバックをもらうことが可能です。近くに受けられる場所がない場合は、AI面接官が練習相手になってくれるアプリを使えば時間や場所を選ばずにスキルアップできます。

何度も模擬練習を行い、回答の順序や話すスピード、表情や声のトーンを意識して改善していきましょう。

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面接でよく聞かれる質問

面接でよく聞かれる質問は、必ず回答を用意してください。質問によっては企業に合わせた内容にする必要があります。また、それぞれ質問によって面接官が注目していることや、回答に気を付けるべき点をまとめました。ぜひ参考にしてください。

自己紹介

自己紹介はほとんどの面接ですることになるでしょう。面接官によって「所属している学校や氏名を教えてください」と問われる場合と、「自己紹介をお願いします」と問われる場合があります。

前述のように聞かれた場合は、自分の強みなどは入れずに簡潔に答えてください。後述のように聞かれた場合は、ひと言くらいであれば自身の強みを含めても問題ありません。

しかし、この質問では応募者の基本的な情報を求めているだけなので、回答が長くなり過ぎないように気を付けましょう。自己紹介では無理に自分をアピールする必要はありません。

自己PR

自己PRは企業に合わせて変えることをおすすめします。そのためには企業研究が欠かせません。応募先の企業がどんな素質を持った人材を求めているのかを考え、その素質と自分自身を照らし合わせてアピールできる部分を見つけましょう。

面接官が注目するのは、その人の強みとその強みの活かし方です。自身の持っている強みが、応募先の企業ではどのように活用できるかというところまでが大切なアピールポイント。企業に合わせた自己PRを用意して、「この人に来てほしい」と面接官に思ってもらえるようにしましょう。

志望動機

志望動機は、企業へ入社の熱意を伝える質問です。回答内容が浅いと志望度が低いと評価されます。

志望動機には、「IT関係の仕事がしたい」「採用業務に関わりたい」など、実際に入社したらどのようなことをしたいのかも盛り込んでください。この部分が具体的であれば、企業は「企業への理解度が高い上で、熱意を持って志望している」と伝えることができます。

さらに、志望動機を考えるときには、応募先の企業と競合他社の両方を調べ、比較してみましょう。そうするとその会社にしかない強みが見えてくるはずです。その強みに共感できれば志望動機に繋がります。

学生時代に頑張ったこと

学生時代に頑張ったことは、自身がどのような価値観をもって行動したかを見られる質問です。この質問は、以下のような流れで回答を構成してください。

・1.頑張ったことと、それによって得た成果
・2.なぜ頑張ったのかという理由
・3.具体的にどのように取り組んだのか
・4.上記の経験を経て、得た成果、またはこの経験がどう企業に活かせるか

「学生時代に頑張ったこと」のなかには、できるだけ「数字」を入れるのがポイントです。バイトなどの売上に貢献したエピソードであれば、「以前に比べて15%売上が上がった」などの具体的な数字があると、面接官に頑張ったことがどれだけの成果に繋がったのか理解しやすくなります。

逆質問

逆質問は、面接前に必ず用意しておきましょう。この逆質問は、企業の「さらに自社の良いところを知ってほしい」「応募者がどのような部分に疑問を持っているのか知りたい」という考えのもと、行われます。

しかし、逆質問を求められたからといって何でも聞いて良いわけではありません。調べて分かることや給料などの待遇面は聞くことを避けてください。企業への理解度が低い、または働く意欲が薄いと思われる可能性があるからです。

逆質問では、説明会では知れなかったことや、実際に働くイメージに繋がるような質問をしましょう

面接中の逆質問については「就活の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」の記事も参考にしてください。

なお、就活でよく聞かれる質問については「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事でも紹介しています。併せてご覧ください。

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正しい入室・退室のやり方

面接では入室の仕方からチェックされています。正しい入退室のやり方を身に付け、好印象に繋げましょう。

入室の手順

ドアを3回ノックし、「どうぞ」と声をかけられたら入室します。集団面接で2番目以降に入室するときは、ノックは不要なので「失礼します」と言いながら入室しましょう。

部屋に入ったら後ろ手にならないように扉を閉めて、面接官の方を向き直ってお辞儀をします。お辞儀したあとは椅子に向かって歩き、椅子の横に立って、「○○大学の○○です。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつをします。あいさつをすべて言い終わってから、深い角度でお辞儀をしましょう。

面接官から「どうぞ」と言われたら着席し、鞄は床に置いてください。コートやマフラーは鞄の上に載せます。面接中は背筋をしっかりと伸ばし、最後まで姿勢が崩れないように保ちましょう。

退室の手順

面接が終わったら立ち上がって「本日はありがとうございました」とお礼を言い、ドアの前まで歩いたら面接官の方を向き直って「失礼いたします」と言ってお辞儀をします。顔を上げたときにアイコンタクトをとると、最後に自分の印象を残せるでしょう。

扉は入室時と同様、後ろ手にならないように静かに閉めます。退室後はオフィスを出るまで気を抜かず、ネクタイを緩めたり携帯を触ったりしないようにしてください。

面接の流れについては「覚えていて損はなし!就活における面接の流れ」も参考にしてください。

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面接で注意したい身だしなみ・マナー

身だしなみやマナーは、その人の第一印象を左右する重要な要素になります。どのような身だしなみやマナーに気を付ければ良いか、事前にチェックしておきましょう。

服装・髪型

就活の基本的な服装はリクルートスーツです。面接前日にはスーツやシャツにシワや汚れがないか、事前に確認してきれいな状態にしておきましょう

また、髪型は清潔感を意識してください。面接官と目を見て話すことから、前髪がかかり過ぎないようにするのもポイントです。長い前髪は横に流して、顔が見えるようにしましょう。

話し方

話し方は、その人を印象付ける重要な要素です。笑顔でハキハキと喋ると好印象に繋がります。小さい声でボソボソ話してしまうと、面接官に「自信がない」と思われてしまうおそれがあります。

面接のときに、大きな声でハキハキと喋るには事前の練習が必要です。言いたいことをある程度暗記することも、ハキハキ喋れることに繋がります。伝えたい内容を覚え、声に出す練習をして、自信をもって面接へ臨めるようにしておきましょう。

面接時の身だしなみについて詳しく知りたい方は、「家を出る前に確認したい、第一印象で損をしないための就活マナー」も併せて参考にしてください。

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面接前日までにやっておきたい準備まとめ

面接前日にしっかり準備しておくと、当日慌てず自信をもって臨めるでしょう。ここでは、前日に確認・準備しておくべきポイントを具体的に紹介します。

面接当日のスケジュールを前日に確認する

面接当日は余裕をもって会場に到着できるよう、前日にスケジュールを必ず確認しましょう。公共交通機関の時刻は平日・休日で異なる場合があり、移動時間や開始時間を把握していないと遅刻や慌てる原因になります。

移動手段や時間、面接開始時間を時系列で書き出すと、当日スマートに確認できるでしょう。たとえば、家を出る時間、最寄り駅から会場までの移動時間、面接開始時刻を一覧にしておくと安心です。

前日にスケジュールを整理しておくことで、面接当日に落ち着いて行動できます。

面接会場までの経路と天気予報も前日に確認する

面接前日は、面接会場までの経路と当日の天気予報を必ず確認しておきましょう。風や大雨、大雪などの悪天候が予想される場合、移動手段や出発時間を見直さないと、遅刻や慌てる原因になりかねません。

電車の遅延や道路の混雑を想定し、早めに家を出る、別のルートを検討するなどの準備が必要です。また、雨や雪に備えて傘や予備の靴下、コートなどを用意しておくと安心でしょう。経路と天気を前日にチェックしておくことで、予期せぬトラブルを避け、落ち着いて面接に臨めます。

面接前日は持ち物をすべてそろえておく

面接に必要な持ち物は前日のうちに確認・準備しておきましょう。当日に必要なものがそろっていないと、焦って準備不足の印象を与えてしまったり、面接自体に集中できなくなったりする可能性があります。

必須の持ち物:
A4サイズの書類が入るバッグ、履歴書・職務経歴書のコピー、求人票や会社案内、筆記用具、スマートフォン、現金・交通系ICカード、応募先の連絡先メモ、ハンカチ・ティッシュなど
あると安心な持ち物:
地図、手鏡、身分証明書、印鑑、腕時計、予備のストッキング、折り畳み傘、薬、口臭ケア用品、モバイルバッテリー、メガネやコンタクトの予備、マスクの替え、除菌グッズなど

前日に持ち物をすべてそろえ、チェックリストで確認しておくことで、落ち着いて面接に臨めます。安心感をもって挑むためにも、準備は前日までに完了させましょう。

面接当日の服装は前日に確認・準備しておく

面接で好印象を与えるために、服装や靴、カバンは前日までに準備しましょう。当日に服装の不備や靴の汚れに気づくと、焦りや不安が生じ、面接に集中できなくなる可能性があります。

【チェックポイント】

スーツやジャケットはクリーニング済みで、シワやほつれがないか確認する
シャツのボタンやほつれがあれば補修、シワがある場合はアイロンをかける
靴は汚れやホコリを落として磨き、カバンもきれいな状態に整える

細部まで気を配ることで、清潔感と丁寧さを印象付けられます。

面接前日は質問と回答の最終確認を行う

面接前日は、準備した想定質問や回答をおさらいして、内容を頭に入れておきましょう。前日に質問内容を確認しておくことで、面接当日に焦らず、自信をもって答えられるようになります

【チェックポイント】

志望動機や自己PRなど、必ず聞かれる質問をチェック
回答の順序やキーワードを頭の中で整理して、声に出して練習
前日に新しい回答を作るのではなく、これまで準備した内容を確認することを優先

前日までに準備しておきたい面接対策については、「面接対策!前日までに準備しておきたいこと」でも紹介しているため、併せてチェックしてみてください。

就活のやり方を見直したい方には「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事をおすすめします。興味のある方はぜひご一読ください。

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面接の準備をしない方がいいのか迷っているあなたへ

面接準備をしないかどうか迷う気持ちは理解できます。「素の自分を見せたい」「練習し過ぎると機械的になるのでは」と考える方もいるでしょう。

しかし、準備をしないまま臨むと、緊張したり話がまとまらなかったり、マナーや回答の一貫性でマイナス評価を受ける可能性があります。反対に、適切な準備をしておくことで、自然体でありながらも自分の強みや熱意を効果的に伝えられるようになるでしょう。

大切なのは「準備の仕方」です。模擬面接や自己分析、志望動機・自己PRの整理、入退室の所作確認など、必要なポイントを押さえて練習すれば、機械的にならず、堂々と自信をもって面接に臨めます。

また、前日までのスケジュールや持ち物、服装の確認なども欠かせません。

「自分だけでは何から手をつければいいか分からない」と感じる方は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。キャリアチケットでは、面接対策や模擬面接、自己分析のお手伝いなど、プロの就活アドバイザーが一対一でサポートします。効率的に準備を進めることで、自信をもって面接に挑めるだけでなく、選考通過の確率も高められます。

就活アドバイザーと模擬面接を行い、自然体で好印象を残せる面接を目指しましょう。第一志望の企業から内定をもらいたい方は、ぜひご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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