このページのまとめ
- 面接対策は時間に余裕のある就活前から始めよう
- 対策をしないと面接に慣れにくく、就活が長引く可能性が高い
- 自己PRやガクチカは面接官が何に注目しているのか対策した上で回答するのが大切
- 企業に熱意と自身を深く知ってもらうため、面接前に自己分析をと企業研究と徹底する
- 就活では、事前に身だしなみやマナーに気を遣って第一印象を良くしよう
面接では素の自分を伝えるために対策は必要ない、と考えている人はいませんか?就活において、面接対策はとても重要です。対策をしないと面接に慣れにくく、就活が長引く可能性もあります。面接対策には自己分析と企業研究が大切。また頻出する質問は、聞かれる意味を汲み取る必要があるため、質問の意図や回答するときの注意点もまとめています。このコラムを参考に、面接対策を始めましょう!
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面接対策しないとどうなる?
話すことが得意な人や、コミュニケーション能力が高い人は、「面接は素のままで伝えるために対策はしないほうが良い」と思う人もいるでしょう。しかし、面接前の対策は、これから受ける面接に良い影響を与えてくれます。逆に、面接対策をしないと採用のチャンスを逃してしまうことも。面接対策をしないとどのような事態に繋がるのでしょうか。
面接に慣れにくい
対策をしないと面接に慣れるまで時間と回数が必要になります。就活では、一次面接や二次面接、個人面接や集団面接などの、さまざまな種類の面接を突破していかなければいけません。
一発勝負だと思って対策をしないと、面接官からの質問に簡潔に答えられなかったり、話すことに集中して顔が強張ったりしてしまいます。
特に二次面接や最終面接は通過率が非常に低いため、進めたら貴重なチャンスです。本番の面接だけで経験を積もうとすると時間がかかってしまうため、対策をして内定の機会を逃さないようにしましょう。
就活が長引く
面接対策をしないと、採用が遠のいて就活が長引く恐れがあります。もし面接に落ちた場合は、なぜ落ちたのかについて考えて次に活かすことが大切です。
面接後に振り返りなどの対策をしないと、1次面接に通ってもその先になかなか進めないという状況に陥ってしまうため注意しましょう。
就活うまくいかないときについては「就活がうまくいかない…内定がでないときの対策10選と選考時のコツを紹介」も参考にしてください。
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面接対策は就活前に始めるのがおすすめ
面接対策を就活前に始めれば余裕を持って取り組めます。面接対策は、入退室のマナーから企業研究まで、さまざまな方向からしなければいけません。そのため、忙しい就活中では手が回らなくなるでしょう。
また、目上の人に対する言葉の使い方や企業研究は、短時間で完成するものではありません。受ける会社が明確に決まっていなくても、就活前である時間に余裕があるときに可能な限りの対策をしておきましょう。
企業研究については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
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面接の対策方法
集団面接と個人面接、各面接の対策方法を解説します。どちらの面接形式でもしっかりと自分のことが伝えられるように準備しておきましょう。
集団面接
集団面接は、全員に同じ質問を投げ掛ける特徴があります。この面接では、ほかの応募者の雰囲気に流されず、自分なりの意見を発言することが大切です。
発言は短く簡潔にまとめておく
面接で必ず聞かれる自己PRや志望動機は短く簡潔にまとめておきましょう。集団面接では、同じ質問に対して、応募者が順番に答えていきます。そのため一人ひとりの持ち時間は短くなります。
元々用意していた自己PRや志望動機は、集団面接の場においては、長過ぎる可能性も。集団面接であれば、回答は1分以内におさめるのがベストです。これより長い場合は、1分以内におさまるように、短く簡潔な内容にまとめるようにしてください。
回答は被っても堂々と話す
集団面接で、ほかの応募者と回答の内容が被っても堂々と発言してください。「すでに出ている意見と同じなのですが…」などの前置きは不要です。
ほかの応募者と被らないようにその場で意見を変えたり、被ってしまったことで不安になったりするのは避けましょう。その場で考えた回答や不安な気持ちは、堂々した発言の妨げになります。自分と同じ考えが言われたとしても、問題ないので安心してください。
個人面接
個人面接では、会話の流れで質問される傾向にあるため、受け答えの姿勢やコミュニケーション能力も重要になります。
自己分析は徹底的に行う
面接前には、自己分析は徹底して行いましょう。個人面接では、面接官が回答の内容をどんどん深堀りして聞いてくる場合があります。自己分析ができていないと、掘り下げられた質問に対して言葉が詰まってしまうことも。自分の意見に対して「どうして〇〇なのか」と自身に問いかけ、自己分析を深めておきましょう。
面接の練習を録画して見返す
面接の練習をするときは録画して見返すのがおすすめです。個人面接では、回答者は自身一人のため、萎縮して声が小さくなることもあります。
声に出す練習を録画しておけば、自分の声の大きさを客観的に聞くことが可能です。また目線が下がっていたり、表情が硬くなったりしていることにも気付けます。面接の前に、話している自分の姿を確認して、明るい印象になるようにしましょう。
自己分析については「自己分析とは?やり方や就職活動における意味を解説します」も参考にしてください。
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面接でよく聞かれる質問
面接でよく聞かれる質問は、必ず回答を用意してください。質問によっては企業に合わせた内容にする必要があります。また、それぞれ質問によって面接官が注目していることや、回答に気をつけるべき点をまとめました。ぜひ参考にしてください。
自己紹介
自己紹介は面接の始めに必ず聞かれる質問です。この質問では面接官によって「所属している学校や氏名を教えてください」と問われる場合と、「自己紹介をお願いします」と問われる場合があります。
前述のように聞かれた場合は、自分の強みなどは入れずに簡潔に答えてください。後述のように聞かれた場合は、一言くらいであれば自身の強みを含めても問題ありません。しかし、この質問では応募者の基本的な情報を求めているだけなので、回答が長過ぎないように気をつけましょう。
自己PR
自己PRは企業に合わせて変えることをおすすめします。そのためには企業研究が欠かせません。応募先の企業がどんな素質を持った人材を求めているのかを考え、その素質と自分自身を照らし合わせてアピールできる部分を見つけましょう。
面接官が注目するのは、その人の強みとその強みの活かし方です。自身の持っている強みが、応募先の企業ではどのように活用できるかというところまでが大切なアピールポイント。
企業に合わせた自己PRを用意して、「この人に来て欲しい」と面接官に思ってもらえるようにしましょう。
志望動機
志望動機は、企業へ入社の熱意を伝える質問です。回答内容が浅いと志望度が低いと評価されます。
志望動機の中には「◯◯の仕事がしたい」「〇〇に関わりたい」など、実際に入社したらどのようなことをしたいのかも盛り込んでください。この部分が具体的であれば、企業は「企業への理解度が高い上で、熱意を持って志望している」と伝えることができます。
さらに、志望動機を考えるときには、応募先の企業と競合他社の両方を調べ、比較してみましょう。そうするとその会社にしかない強みが見えてくるはずです。その強みに共感できれば志望動機に繋がります。
学生時代に頑張ったこと
学生時代に頑張ったことは、自身がどのような価値観を持って行動したかを見られる質問です。この質問は、以下のような流れで回答を構成してください。
・1.頑張ったことと、それによって得た成果
・2.なぜ頑張ったのかという理由
・3.具体的にどのように取り組んだのか
・4.上記の経験を経て、得た成果、またはこの経験がどう企業に活かせるか
この学生時代に頑張ったことの中には、できるだけ「数字」を入れるのがポイントです。バイトなどの売上に貢献したエピソードであれば、「以前に比べて15%売上が上がった」などの具体的な数字があると、面接官に頑張ったことがどれだけの成果に繋がったのか理解しやすくなります。
逆質問
逆質問は、面接前に必ず用意しておきましょう。この逆質問は、企業の「さらに自社の良いところを知って欲しい」「応募者がどのような部分に疑問を持っているのか知りたい」という考えのもと、行われます。
しかし、逆質問を求められたからといって何でも聞いて良いわけではありません。調べて分かることや給料などの待遇面は聞くことを避けてください。企業への理解度が低い、または働く意欲が薄いと思われる可能性があるからです。逆質問では、説明会では知れなかったことや、実際に働くイメージに繋がるような質問をしましょう。
面接中の逆質問については「就活の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」も参考にしてください。
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正しい入室・退室のやり方
面接では、入室から、第一印象がつけられます。正しい入退室のやり方を身に着け、好印象に繋がるようにしましょう。
入室の手順
ドアを3回ノックし、「どうぞ」と声をかけられたら入室します。集団面接で2番目以降に入室するときは、ノックは不要なので「失礼します」と言いながら入室しましょう。
部屋に入ったら後ろ手にならないように扉を閉めて、面接官の方を向き直ってお辞儀をします。お辞儀した後は椅子に向かって歩き、椅子の横に立って、「○○大学の○○です。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶。挨拶をすべて言い終わってから、深い角度でお辞儀をしましょう。
面接官から「どうぞ」と言われたら着席し、鞄は床に置いてください。コートやマフラーは鞄の上に載せます。
面接中は背筋をしっかりと伸ばし、最後まで姿勢が崩れないように保ちましょう。
退室の手順
面接が終わったら立ち上がって「本日はありがとうございました」とお礼を言い、ドアの前まで歩いたら面接官の方を向き直って「失礼いたします」と言ってお辞儀をします。顔を上げた時にアイコンタクトをとると、最後に自分の印象を残せるでしょう。
扉は入室時と同様、後ろ手にならないように静かに閉めます。
退室後はオフィスを出るまで気を抜かず、ネクタイを緩めたり携帯を触ったりしないようにしてください。
面接の流れについては「覚えていて損はなし!就活における面接の流れ」も参考にしてください。
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面接で注意したい身だしなみ・マナー
身だしなみやマナーは、その人の第一印象を左右する重要な要素になります。どのような身だしなみやマナーに気をつければ良いか事前にチェックしておきましょう。
服装・髪型
就活の基本的な服装はリクルートスーツです。面接前日にはスーツやシャツにシワや汚れがないか、事前に確認してきれいな状態にしておきましょう。
また、髪型は清潔感を意識してください。面接官と目を見て話すことから、前髪がかかり過ぎないようにするのもポイントです。長い前髪は横に流して、顔が見えるようにしましょう。
話し方
話し方は、その人を印象付ける重要な要素です。笑顔でハキハキと喋ると好印象に繋がります。小さい声でボソボソ話してしまうと、面接官に「自信がない」と思われてしまいます。
面接のときに、大きな声でハキハキと喋るには事前の練習が必要です。言いたいことをある程度暗記することも、ハキハキ喋れることに繋がります。伝えることを覚え、声に出す練習をして、自信をもって面接へ行けるようにしておきましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。