このページのまとめ
- 玉手箱とは、就活の適性検査の一つで能力テストと性格適性検査で構成されている
- 玉手箱は時間制限が少ないので素早く解けるように対策が必要
- 玉手箱対策は、就活が本格化する前に早めに始めるのがおすすめ
「玉手箱とはどのような適性検査なのか」「どのように対策したらよいのか分からない」など、疑問を持っている就活生も多いでしょう。玉手箱は、就活のWebテストのなかでも採用している企業が多く、事前の対策が不可欠です。
この記事では、玉手箱の特徴や問題形式、対策方法を解説します。攻略のポイントや対策を始める時期の目安もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
- 玉手箱とは?就活で実施されるWebテストの一種
- 受検方法
- 見分け方
- 出題内容
- 合格目安
- 企業の実施目的
- 採用している企業
- 難易度
- 玉手箱の4つの特徴
- 1.1問あたりに使える時間が少ない
- 2.受検者によって出題される問題が異なる
- 3.同じ分野の問題が連続して出題される
- 4.前の問題には戻れない
- 玉手箱とSPIの違い
- 玉手箱の問題形式
- 言語理解
- 計数理解
- 英語理解
- 性格適性検査
- 玉手箱対策はインターンシップ選考前に始めよう
- 玉手箱対策を効率的に進めるコツ7選
- 1.制限時間を意識して対策を進める
- 2.対策本を繰り返し解いて問題形式に慣れる
- 3.Webサイトやアプリを活用する
- 4.苦手分野は重点的に対策する
- 5.電卓とメモ用紙で計算できるようにする
- 6.筆算でも解けるように練習する
- 7.模擬テストを受ける
- 玉手箱試験本番の注意点
- 分からない問題に時間をかけ過ぎない
- 性格適性検査では嘘をつかない
- 不正行為をしない
- 玉手箱対策を徹底して自信を持って臨みたいあなたへ
玉手箱とは?就活で実施されるWebテストの一種
玉手箱とは、日本エス・エイチ・エル株式会社が取り扱っている総合適性テストです。「能力テスト」と「性格適性検査」の2種類が出題されます。
大手企業や人気企業の新卒採用で導入されており、選考通過のためには対策が重要です。玉手箱とはどのような適性検査か、受検方法や出題内容などを解説するので、参考にしてください。
受検方法
玉手箱の受検方法には、自宅や学校のネット環境が整ったパソコンから受検する「Webテスト方式」と、テストセンターで受検する「テストセンター形式(C-GAB)」の2種類があります。
Webテスト方式は、企業から送られてくるURLにアクセスし、受検期間内の好きなタイミングで受検する方法です。Webテスト方式の場合、計算問題では電卓の使用が認められています。
一方で、テストセンター形式(C-GAB)は、自宅ではなく指定されたテストセンターに出向いて受検する方法です。テストセンター形式の場合、会場に電卓を持ち込めないため、筆算で計算問題を解く必要があります。
見分け方
Webテスト方式の場合、企業から送られてくるURLから「玉手箱かどうか」を見分けることが可能です。URLに以下の文字が含まれている場合は、Webテストが玉手箱である可能性が高いでしょう。
・「e-exam」
・「nsvs」
・「tsvs」
玉手箱のほかにも、就活のWebテストにはさまざまな種類があります。応募先の企業が玉手箱を導入していると事前に分かれば、限られた時間で効果的な対策が可能です。
出題内容
玉手箱は、「能力テスト」と「性格適性検査」の2つで構成されています。
能力テストは、「言語」「計数」「英語」の3つの教科です。計数は数学や算数、言語は国語をイメージすると良いでしょう。性格適性検査は、心理テストのような問題で、自分に当てはまる選択肢を選ぶ形式です。就活生の価値観や思考といった人間性を判断する質問が出題されます。
合格目安
玉手箱を導入している企業の多くは、合格目安を公開していません。一般的には6〜7割程度が合格の目安とされていますが、大手企業や人気企業、難関企業では、8割以上の正答率が求められる可能性も考えられます。
玉手箱は誤謬率(ごびゅうりつ:解答した問題のうち、間違えた数の割合)を測定しないテストであり、間違えた答えが多くても減点されません。したがって、分からない問題があっても積極的に解答することが得点アップにつながります。
企業の実施目的
企業が選考の一環として玉手箱を実施するのは、主に以下の目的があるためです。
・就活生の基本的な学力を測る
・自社とのマッチ度を判断する
・応募者のなかから優秀な人材を選抜する
特に大手企業や人気企業には応募者が殺到するため、玉手箱を通して採用基準を満たした応募者をふるいにかける狙いがあります。
採用している企業
玉手箱を採用している企業は、業界を問わず大手企業から中小企業までさまざまです。なかでも、コンサルティングや金融、保険などの業界で、多くの企業が玉手箱を採用しています。
企業によって採用している適性検査の種類が異なるため、それぞれの対策が必要です。就活でよく見られるそのほかの適性検査については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事を参考にしてください。
難易度
玉手箱の言語・計数・英語の問題は、それぞれ中学〜高校レベルとされており、難易度はそれほど高くありません。事前に対策しておけば、高い正答率を狙えるでしょう。
ただし、玉手箱は問題数が多いうえに、解答時間が少ないといった特徴があります。そのため、事前の対策を怠らないよう注意が必要です。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱の4つの特徴
玉手箱の結果は選考に影響するため、事前に対策する必要があります。ここでは、玉手箱の特徴を4つ解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.1問あたりに使える時間が少ない
玉手箱は時間制限が厳しく、素早い解答が求められます。たとえば、問題によっては15分で32問の解答が必要です。この場合、1問あたりに使える時間は30秒程度しかありません。
解答速度を上げるためには、あらかじめ玉手箱の問題形式に慣れておく必要があります。問題集を解いたり、模擬テストを受けたりするなどして、対策を進めましょう。
2.受検者によって出題される問題が異なる
玉手箱は、受検者によって出題される内容が変わります。そのため、たとえ玉手箱を受検した就活生から、「このような問題が出た」と聞いても再び同じ問題が出るとは限りません。
同じ企業の玉手箱を受検する場合でも、問題は変わるので気をつけましょう。どの範囲が出題されても困らないよう、幅広い問題形式の対策をしておくことが大切です。
3.同じ分野の問題が連続して出題される
玉手箱は1つの分野において、1種類の問題形式しか出題されません。以下に、問題の分野と種類をまとめました。
【言語】
・論理的読解/GAB形式(32問/15分または52問/25分)
・趣旨判定/IMAGES形式(32問/10分)
・趣旨把握(10問/12分)
【計数】
・四則計算(50問/9分)
・図表の読み取り(29問/15分または40問/35分)
・表の空欄の推測(20問/20分または35問/35分)
【英語】
・論理的読解/GAB形式(24問/10分)
・長文読解/IMAGES形式(24問/10分)
たとえば、計数の分野の1問目が四則計算だった場合、あとの49問すべてが四則計算の問題になります。1問目が図表の読み取りであれば、残りもすべて同じ種類の問題形式です。
ほかの適性検査では複数の分野にわたって出題されるケースが多く、苦手な分野があっても得点を取れます。一方で、玉手箱は対策していない分野が出ると得点を取れないリスクがあるので、全分野の対策が必要です。
4.前の問題には戻れない
玉手箱は、前の問題に戻って解答を修正できません。また、分からない問題を後回しにして、後から解答することも不可能です。一つひとつ解答を埋めてから、次の問題に進みましょう。
玉手箱は加点式のテストのため、解答率が低くても評価は下がりません。どうしても分からない問題も、ひとまず解答を埋めてから次に進むのがおすすめです。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱とSPIの違い
玉手箱とSPIは、どちらも多くの企業が新卒採用で導入している適性検査です。玉手箱とSPIは開発元が異なり、受検方法や出題内容にも違いがあります。
SPIは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが取り扱っている総合適性テストです。受検方法は、「Webテスティング」「テストセンター」のほか、企業が用意する指定会場で受検する「ペーパーテスティング」、応募先企業のパソコンを使用する「インハウスCBT」があります。
SPIの出題内容は、「言語分野」「非言語分野」に分かれており、企業によっては「英語力」「構造的把握力」が追加されます。
なお、就活のWebテストの種類はさまざまです。Webテストの種類や特徴について知りたい方は、「就活の適性検査の種類は?選考でよく使われる検査10選を解説」の記事を参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱の問題形式
玉手箱は、言語と計数が3種類ずつ、英語が2種類の全8種類で構成されています。問題数や制限時間は、企業によって異なる点に注意しましょう。
ここからは、それぞれの分野と問題形式について紹介します。
言語理解
言語理解は長文を読んで解答するもので、主に国語の能力を判断する問題です。「論理的読解(GAP形式)」「趣旨判定(IMAGES形式)」「論旨把握」の3つのうち、どれか1つが出題されます。
論理的読解(GAP形式)
論理的読解は600字程度の長文を読み解き、選択肢のなかから正しいと思うものを選んで解答する問題です。本文に対する設問文の内容が、正しいか・間違っているか・判別できないかを判断します。
制限時間は15分で、8つの長文に各4つの問題があり全32問です。または、制限時間が25分で、13の長文に各4つの設問で全52問が出題されます。解答時間は、1つの長文に対して1〜2分程度です。
趣旨判定(IMAGES形式)
趣旨判定は400〜600字程度の長文が出され、それに対する設問文が趣旨として正しいかどうかを選択肢から選びます。論理的読解と同様、8つの長文に各4つの設問があり全32問の構成です。
しかし、制限時間が10分と短く、1つの長文に対して1分30秒前後しか時間をかけられないため、迅速な解答が求められます。
論旨把握
論旨把握は1000字程度の長文を読み、4つの選択肢のなかから解答を選ぶ問題です。設問数は10問で、12分の制限時間が設けられています。
1問あたり1分程度で解答しなければならず、文章を素早く読み、理解する力が不可欠です。
計数理解
計数理解は、「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄の推測」の3種類の問題形式で構成されています。Webテスト方式の場合は電卓が使えるので、あらかじめ用意しておきましょう。
四則計算
四則計算は式の一部に空欄があり、方程式を完成させる問題です。全50問で9分の制限時間が設けられています。
1問あたり10秒程度で解答しなければ間に合わないので、事前に出題形式に慣れておくのがポイントです。
図表の読み取り
図表の読み取りでは、表やグラフなどの図表を読み取って法則を見つけ、設問に答えます。計算する桁の数が多いのが特徴です。
制限時間が15分で全29問、または35分で全40問に解答する2つのパターンがあります。
表の空欄の推測
表の空欄の推測は、図表に記入されているほかの数値から法則を読み取って、空白に当てはまる数字を解答する問題です。表の要素を比較して法則を見出す必要があるため、やや難易度が高いといえます。
制限時間は20分で全20問、または35分で全35問を解く構成です。
英語理解
英語は主に長文問題で構成され、基本的に単語の出題はありません。言語理解の「英語版」と考えておくとよいでしょう。玉手箱では、中高生レベルの基礎的な英語力が試されます。
論理的読解(GAP形式)
論理的読解は文章を読み、選択肢のなかから適切だと思うものを答える形式です。言語の論理的読解と同様に、正しいか・間違っているか・判別できないかを解答します。
制限時間は10分で、問題数は長文8つに対し各3つの設問で全24問です。
長文読解(IMAGES形式)
長文読解では、長文を読んで正しい選択肢に答えます。1つの長文に対して設問が3問あり、全24問の構成です。制限時間は10分で、英語の長文を読み解く力が求められます。
英語理解の対策方法を詳しく知りたい就活生は、「玉手箱の英語対策とは?特徴と出題傾向を押さえて完全攻略!」の記事を参考にしてください。
性格適性検査
性格適性検査は、選択肢のなかから自身の考えに合うものを選ぶ形式です。テストというよりも、性格診断のような側面が強いといえます。
性格適性検査の具体的な項目は、以下のとおりです。
・行動特性
・意欲
・情緒
・ライスケール
選択肢の数は2択や3択、4択など、企業によって異なります。質問の数は68問程度で、制限時間は20分です。性格適性検査の結果は、企業が「社風に合っているか」「入社後に活躍できる人材か」といった適性を判断するために利用されます。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱対策はインターンシップ選考前に始めよう
大学3年生になって就活準備を始めたら、玉手箱を含むWebテスト対策をスタートさせましょう。
企業によっては、本選考に限らずインターンシップ選考で玉手箱を採用しています。そのため、具体的には、インターンシップ選考前にあたる大学3年生の5〜7月に玉手箱対策を始めるのがおすすめです。
内閣府の「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、インターンシップの参加時期は大学3年生の7月〜9月ごろがピークになっています。
引用元:内閣府「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(11p)」
インターンシップの選考と比べて、本選考ではより多くの企業が玉手箱を実施します。2024年12月には、26卒予定の大学生の就活・採用活動スケジュールについて、「2025年3月1日以降に情報解禁」と発表されました。
玉手箱は選考の初期段階で採用されるケースが多く、情報解禁に合わせて実施する企業も少なくありません。インターンシップ選考でWebテストの実施がなかった学生も、就活の情報解禁前には対策を済ませておくと良いでしょう。
一次面接と適性検査の関連性については、「一次面接と適性検査に関係はある?検査の内容や受検に向けた対策を解説!」の記事で詳しく解説しています。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
厚生労働省
大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱対策を効率的に進めるコツ7選
玉手箱対策を効率的に進めるためには、本番を想定した練習が不可欠です。ここでは、玉手箱対策の方法を7つ紹介するので、参考にしてください。
1.制限時間を意識して対策を進める
玉手箱は、対策の段階から制限時間を意識して解くのがポイントです。玉手箱は1問あたりの解答時間が30秒から1分程度しかないため、スピードが求められる傾向にあります。
練習のときから制限時間を意識すると、本番でも同様のペース配分で解答できるでしょう。練習段階ではタイマーやストップウォッチを使用し、自分がどの程度の時間で解答できるか確認しておくのがおすすめです。
2.対策本を繰り返し解いて問題形式に慣れる
対策本や問題集を用意し、繰り返し解くようにしましょう。玉手箱は、過去に出た問題から数字のみを変えたものが出題されるケースも珍しくありません。問題の傾向をつかみ、設問を見ただけで解き方が分かるようになれば、本番でも素早く解答できます。
玉手箱の対策本や問題集は、書店やオンラインショップなどの市販で購入可能です。レイアウトや解説の分かりやすさなどから自分に合う1冊を選び、繰り返し解くようにしてください。
3.Webサイトやアプリを活用する
玉手箱対策には、Webサイトやアプリの活用もおすすめです。Webサイトのなかには、本番同様の問題を体験できるものもあります。また、アプリであれば、通学中や外出先でのスキマ時間を有効に使いやすい点がメリットです。
対策本を一度解いてから、理解度をチェックするためにWebサイトやアプリを活用すると良いでしょう。また、Webサイトやアプリは対策本の問題をすべて解く余裕がないときにも、概要をつかむために役立ちます。
4.苦手分野は重点的に対策する
玉手箱における自分の苦手分野が特定できたら、重点的に時間をかけて対策しましょう。苦手な分野や間違えた問題には付箋やマーカーをつけ、スムーズに解けるようになるまで繰り返し取り組むのがおすすめです。
練習のときは時間をかけたり、解説を読んだりして問題を解けたとしても、本番では制限時間のなかで思うように解答できないことも少なくありません。苦手な問題を重点的に対策すると、本番でも落ち着いて解答できるでしょう。
5.電卓とメモ用紙で計算できるようにする
計算問題で使う電卓は、日頃から使い慣れたものを用意しましょう。電卓によって操作方法やボタン配置が異なるため、本番で違う物を使用すると混乱する可能性があります。練習段階から電卓を使用すると、本番でもスムーズな計算が可能です。
また、練習段階からメモを残すよう意識してください。本番でメモが必要になった場合に、「メモに集中し過ぎて時間をオーバーしてしまった」といったミスを減らせます。
6.筆算でも解けるように練習する
玉手箱をテストセンターで受検する場合は、電卓を使用できません。電卓がなくても計算できるように、筆算の練習もしておきましょう。
電卓に頼り切ってしまうと、いざというときに計算ができず、点数を下げる要因になります。また、計算に時間がかかると、制限時間が足りなくなる可能性もあるでしょう。Webテストなのかテストセンター形式なのかは、企業によって異なります。電卓でも筆算でも問題ないように準備しておくと安心です。
テストセンターでの電卓の扱いについては、「テストセンターで電卓は使える?持ち込み禁止物を確認しよう」の記事も参考にしてください。
7.模擬テストを受ける
選考前に玉手箱の模擬テストを受検しておくと、解答方法や試験の雰囲気をつかめます。本番の一連の流れを想定したうえで、本番も落ち着いて臨めるでしょう。
模擬テストの結果を振り返ると、自分の得意不得意が分かります。また、テスト結果を苦手な分野の対策に役立てられると、どの内容が出題されても安定して点数が取れるようになるでしょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱試験本番の注意点
玉手箱の試験本番では、時間配分や不正行為など、注意すべきポイントがあります。ここでは、特に注意すべきポイントをまとめているので、参考にしてください。
分からない問題に時間をかけ過ぎない
試験の本番でどうしても分からない問題が出てきたら、迷わず飛ばすのも方法の一つです。
玉手箱は、誤謬率(ごびゅうりつ)を測定しておらず、正しく解答した数のみをカウントしています。分からない問題に時間を割いて正答数を減らしてしまうよりも、1問でも多く正しい解答をすることが大切です。
性格適性検査では嘘をつかない
性格適性検査では、嘘の回答をしないようにしましょう。嘘の回答をしてしまうと、内容に一貫性がなくなって面接時の評価が下がってしまう恐れがあります。
そもそも、適性検査は企業側が一人ひとりの就活生を「求める人物像にマッチしているか」を判断するためのものです。ありのままの自分とかけ離れた回答をしてしまうと、適性検査の結果と面接の印象を比べて、違和感を持たれてしまう点に注意してください。
不正行為をしない
Webテストであっても、解答を検索したり解答集を活用したりするなど、不正とみなされる可能性がある行為はやめましょう。
不正行為が発覚した場合、該当する試験だけでなく、ほかの企業からも内定を取り消される可能性があります。場合によっては、玉手箱を採用している企業の選考に参加できなくなる場合もあるため、非常にリスクの高い行為です。
玉手箱を受検するときは、事前に注意事項をよく読み、不正を疑われる行為はしないように注意してください。
テストセンターでの受検にあたり、ルールを確認しておきましょう。テストセンターで試験を受ける際の準備については、「テストセンターってなに?適性検査の種類と受検方法まとめ」の記事で詳しく解説しています。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
玉手箱対策を徹底して自信を持って臨みたいあなたへ
玉手箱をはじめとする適性検査の対策に、焦りや不安を感じている就活生は多いでしょう。玉手箱は難易度がそれほど高くはないものの、解答スピードが求められる適性検査です。そのため、事前に対策して問題形式やパターンに慣れておく必要があります。
「自分に合った玉手箱の対策方法を知りたい」「対策を始めたものの、手応えを感じられない」といった悩みがある場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。就職エージェントのキャリアチケットでは、玉手箱対策に限らず、エントリーシート(ES)や面接など、就活全般のアドバイスをしています。
多くの不安を抱える就活は、精神的な負担も大きくなりがちです。就活に対して不安や悩みがあるときは、ぜひキャリアチケットにご相談ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。