玉手箱とはどんなテスト?SPIとの違いや高得点を獲得するコツを解説

このページのまとめ

  • 玉手箱とは就活の適性検査の一つで、能力テストと性格適性検査で構成されている
  • 玉手箱はほかのテストと比較して時間制限が少ないので、素早く解けるように慣れが必要
  • 就活が本格化する前に、早めに玉手箱対策を始めるのがおすすめ

玉手箱とはどんなテスト?SPIとの違いや高得点を獲得するコツを解説のイメージ

「玉手箱とはどんなテスト?」「どのように対策したら良い?」と気になる就活生も多いでしょう。玉手箱は、採用している企業の多い適性検査の一つ。解答のスピード感が求められるので、事前の対策が不可欠です。

この記事では、玉手箱の特徴や問題形式、対策方法を解説します。また、攻略のポイントや対策を始める時期の目安もまとめているので、高得点を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

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目 次

玉手箱とは就活の適性検査の一つ

玉手箱とは、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する総合適性テストです。選考の一貫として取り入れている企業も多く、就活生の能力と人柄を知るために実施されます。大手企業や人気企業の新卒採用でも導入されており、選考通過のためには事前の対策が重要です。

ここでは、玉手箱の受検方法や出題内容、合格ライン、難易度などを解説します。玉手箱の基本情報を知りたい方は参考にしてみてください。

受検方法

玉手箱の受検方法には、自宅や学校のネット環境が整ったパソコンから受検する「Webテスト方式」と、テストセンターで受検する「テストセンター形式」の2種類があります。

Webテスト方式とは、企業から送られてくるURLにアクセスし、受検期間内の好きなタイミングで受検する方法です。Webテスト方式の場合、計算問題では電卓の使用が認められています。

一方テストセンター形式とは、自宅ではなく指定されたテストセンターに出向いて受検する方法です。テストセンター形式の場合、会場に電卓を持ち込めないため、筆算で計算問題を解く必要があります。

出題内容

玉手箱は、大きく分けて「能力テスト」と「性格適性検査」の2つで構成されています。

能力テストの科目は、「言語」「計数」「英語」の3つです。計数は数学や算数、言語は国語をイメージすると良いでしょう。

性格適性検査は心理テストのような問題で、自分に当てはまる選択肢を選ぶ形式です。就活生の価値観や思考といった人間性を判断するための質問が出題されます。

合格ライン

玉手箱の合格ラインは企業によって異なりますが、多くの場合、正確な合格ラインは公開されていません。一般的には6〜7割程度が合格の目安とされていますが、大手企業や人気企業、難関企業では、8割以上の正答率が求められることもあります。

玉手箱は、誤謬率(ごびゅうりつ)を測定しないテストです。誤謬率とは、解答した問題のうち、間違えた割合のこと。間違いが多くても減点されないので、分からない問題があっても積極的に解答することが得点アップにつながります。

難易度

玉手箱の言語・計数・英語の問題は、それぞれ中学〜高校レベルとされており、難易度はそれほど高くありません。事前に対策しておけば、高い正答率を狙えるでしょう。

ただし、難易度が高くないからといって何もせずにいると、大幅に点数を落としてしまう恐れも。また、対策をしていないことで本番の焦りや不安につながるので、油断せずに事前の対策をしっかり行いましょう。

ほかの適性検査との見分け方

企業の受検案内だけでは、玉手箱なのかほかのテストなのか判別しにくいことがあります。Webテスト方式の場合は、URLをチェックして玉手箱かどうかを見分けられるので、覚えておくのがおすすめです。

URLに以下の文字が含まれている場合は、Webテストが玉手箱である可能性が高いといえます。

・「e-exam」
・「nsvs」
・「tsvs」

玉手箱のほかにも、就活のWebテストにはさまざまな種類があります。テストの種類を事前に把握できれば、直前にその形式に絞った対策ができるため、必ずチェックしておきましょう。

企業の導入目的

企業が選考の一環として玉手箱を実施するのは、主に以下の目的があるためです。

・就活生の基本的な学力を測る
・自社とのマッチ度を判断する
・応募者のなかから優秀な人材を選抜する

特に、大手企業や人気企業には応募者が殺到するため、玉手箱を通して採用基準を満たした応募者をふるいにかける狙いがあります。

採用している企業の傾向

玉手箱は、業界を問わず大手企業から中小企業までさまざまな企業の選考で実施されています。特に玉手箱が採用されやすい業界として挙げられるのは、コンサルティングや金融、保険などです。高い事務処理能力や論理的思考力が求められる企業で採用される傾向にあります。

就活でよく見られるそのほかの適性検査については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事を参考にしてみてください。

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玉手箱の問題形式

玉手箱は、言語と計数が3種類ずつ、英語が2種類の全8種類の問題形式で構成されています。問題数や制限時間は、企業によって異なるので注意しましょう。

ここからは、玉手箱の出題分野と問題形式について解説します。

言語理解

言語理解は長文を読んで解答するもので、主に国語の能力を判断する問題です。「論理的読解(GAP形式)」「趣旨判定(IMAGES形式)」「論旨把握」の3つの形式があります。3つのうち一つだけが出されるのが一般的です。

論理的読解(GAP形式)

論理的読解とは、600字程度の長文を読み解き、選択肢のなかから正しいと思うものを選んで解答する問題形式です。本文に対する設問文の内容が、正しいか・間違っているか・判別できないかを判断します。

制限時間15分で8つの長文に各4つの問題、全32問のパターンか、制限時間25分で13の長文に各4つの設問、全52問のパターンが出題されます。そのため、解答時間は、1つの長文に対して1〜2分程度です。

趣旨判定(IMAGES形式)

趣旨判定とは、400〜600字程度の長文が出され、それに対する設問文が趣旨として正しいかどうかを選択肢から選びます。論理的読解と同様、8つの長文に各4つの設問があり全32問の構成です。

制限時間が10分と短く、1つの長文に対して1分30秒前後しか時間をかけられないため、迅速な解答が求められます。

論旨把握

論旨把握は1000字程度の長文を読み、4つの選択肢のなかから解答を選ぶ問題です。設問数は10問で、12分の制限時間が設けられています。

1問あたり1分程度で解答しなければならず、文章を素早く読み、理解する力が不可欠です。

計数理解

計数理解は、「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄の推測」の3種類の問題形式で構成されています。言語理解と同様、3つのなかから一つだけが出題されるのが一般的です。Webテスト方式の場合は電卓が使えるので、あらかじめ用意しておきましょう。

四則逆算

四則逆算とは式の一部に空欄があり、方程式を完成させる問題です。全50問で9分の制限時間が設けられています。

1問あたり10秒程度で解答しなければ間に合わないので、事前に出題形式に慣れておくのがポイントです。

図表の読み取り

図表の読み取りでは、表やグラフなどの図表を読み取って法則を見つけて設問に答えます。計算する桁の数が多いのが特徴です。

制限時間が15分で全29問、または35分で全40問に解答する2つのパターンがあります。

表の空欄の推測

表の空欄の推測とは、図表に記入されているほかの数値から法則を読み取って、空白に当てはまる数字を解答する問題です。表の要素を比較して法則を見出す必要があるため、やや難易度が高いといえます。

制限時間は20分で全20問、または35分で全35問を解く構成です。

英語理解

英語は主に長文問題で構成され、基本的に単語の出題はありません。「論理的読解」と「長文読解」の2種類の問題形式があります。言語理解の「英語版」と考えておくと良いでしょう。中高生レベルの基礎的な英語力が試されます。

論理的読解(GAP形式)

論理的読解とは、文章を読んで選択肢のなかから適切だと思うものを答える形式です。言語の論理的読解と同様に、正しいか・間違っているか・判別できないかを解答します。

制限時間は10分で、問題数は長文8つに対し各3つの設問で全24問です。

長文読解(IMAGES形式)

長文読解では、長文を読んで正しい選択肢に答えます。1つの長文に対して設問が3問あり、全24問の構成です。制限時間は10分で、英語の長文を読み解く力が求められます。

英語理解の対策方法を詳しく知りたい就活生は、「玉手箱の英語対策とは?特徴と出題傾向を押さえて完全攻略!」の記事を参考にしてみてください。

性格適性検査

性格適性検査は、選択肢のなかから自身の考えに合うものを選ぶ形式です。テストというよりも、性格診断のような側面が強いでしょう。玉手箱の性格検査は、「性格」と「意欲」に分類されています。

選択肢の数は2択や3択、4択など、企業によって異なります。質問の数は性格分野が68問程度で、制限時間は20分。意欲分野は36問で制限時間は15分です。場合によっては、性格分野30問、意欲分野24問を制限時間なしで解答できることもあるでしょう。

性格適性検査の結果は、企業が「社風に合っているか」「入社後に活躍できる人材か」といった適性を判断するために利用されます。

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玉手箱の4つの特徴

玉手箱が「手強い」と言われる理由は、問題の難易度そのものよりも、その独特なシステムにあります。「1問あたりに使える時間が少ない」「受検者によって出題される問題が異なる」などの特徴があるので、対策を始める前に知っておくことが大切です。

1.1問あたりに使える時間が少ない

玉手箱は時間制限が厳しく、素早い解答が求められます。たとえば、問題によっては15分で32問の解答が必要です。この場合、1問あたりに使える時間は30秒程度しかありません。

以下は、問題の科目と設問数、制限時間を表にまとめたものです。

分野 科目・形式 問題数 制限時間
言語 論理的読解/GAB形式
 
32問 15分
52問 25分
趣旨判定/IMAGES形式 32問 10分
趣旨把握 10問 12分
計数 四則逆算 50問 9分
図表の読み取り 29問 15分
40問 35分
表の空欄の推測 20問 20分
35問 35分
英語 論理的読解/GAB形式 24問 10分
長文読解/IMAGES形式 24問 10分

解答速度を上げるためには、あらかじめ玉手箱の問題形式に慣れておく必要があります。何度も繰り返し問題を解いて、制限時間内で回答する練習をしてみましょう。

2.受検者によって出題される問題が異なる

玉手箱は、受検者によって出題される内容が変わります。そのため、玉手箱を受検した就活生から、「このような問題が出た」と聞いていたとしても、自分が受けるときに同じ問題が出るとは限りません。

同じ企業の玉手箱を受検する場合でも、人によって問題は変わるので気をつけてください。どの範囲が出題されても困らないよう、幅広い問題形式の対策をしておくことが大切です。

3.同じ分野の問題が連続して出題される

玉手箱は1つの分野において、1種類の問題形式しか出題されません。たとえば、計数の分野の1問目が四則逆算だった場合、あとの49問すべてが四則逆算の問題になります。1問目が図表の読み取りであれば、残りもすべて同じ種類の問題形式です。

ほかの適性検査では複数の分野にわたって出題されるケースが多く、苦手な分野があっても得点を取れます。一方で、玉手箱は対策していない分野が出ると得点を取れないリスクがあるので、全分野の対策が必要です。

玉手箱の結果で選考に落ちるのを防ぎたい方は、「就活の筆記試験で落ちる人の特徴は?テスト対策でボロボロの結果を防ごう」の記事も参考にしてみてください。

4.前の問題には戻れない

玉手箱は、前の問題に戻って解答を修正できません。一度「次に進む」のボタンを押すと、戻ることはできない仕様になっています。そのため、分からない問題を後回しにしてあとから回答するという、テストでよく使われる手法を取れない点に注意が必要です。

前述したとおり、玉手箱は加点式テストのため、正解率が低くても評価は下がりません。どうしても分からない問題も、解答を埋めてから次に進みましょう。

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玉手箱とほかのテストの違い

就活で実施される適性検査には、玉手箱以外にも「SPI」や「TG-WEB」など多くの種類が存在します。玉手箱の対策を始める前に、ほかのテストとの違いを押さえておくことが大切です。

ここでは、玉手箱と混同されやすい主要なテストとの違いを解説します。

SPIと玉手箱の違い

SPIとは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供している総合適性テストです。適性検査としてSPIを採用している企業は多く、就活においてはポピュラーなテストといえるでしょう。

受検方法は、「Webテスティング」「テストセンター」のほか、企業が用意する指定会場で紙のテストを受検する「ペーパーテスティング」、応募先企業内や企業が用意した会場でパソコンを使用する「インハウスCBT」があります。

SPIの出題内容は、「言語分野」「非言語分野」に分かれており、企業によっては「英語力」「構造的把握力」が追加されるのも特徴です。

SPIについてさらに詳しく知りたい方は、「SPIのWebテストとは?効果的な対策や実力を発揮するためのコツを解説」の記事をご覧ください。

TG-WEBと玉手箱の違い

TG-WEBとは、ヒューマネージ社が提供する適性検査で、自宅受検型がメインのWebテストです。問題は、「言語」「非言語」「英語」「性格適性」の4つの分野から出題されますが、英語を採用している企業はそう多くありません。

出題形式は従来型と新型の2種類があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

・従来型(旧型):難易度が高く出題数が少ない
・新型:問題数が多く回答時間が少ない

難易度は適性検査のなかで最も高いといわれています。なお、2021年からはAI監視型の「TG-WEB eye」の提供も始まりました。

TG-WEBについては「TG-WEB試験とは?試験概要・出題傾向・効果的な対策法を解説」で詳しくまとめています。

Web-CAB・Web-GABと玉手箱の違い

Web-CABとは、玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エル株式会社が提供するWebテストです。同じ会社が提供しているとはいえ、内容は全く異なります。

玉手箱は、一般的な適性検査と同様の問題が出題される総合職向けのテストといえるでしょう。一方、Web-CABはIT系職種での選考に多く用いられます。能力検査でも、「四則逆算」「法則性」「命令表」「暗号」といった、IT業界で必要とされる論理的思考力を測る問題が出されるのが特徴です。

Web-GABとは、玉手箱と同じく日本エス・エイチ・エル株式会社が提供するWebテストです。「言語」「計数」「性格検査」があり、どの企業でも出題範囲が固定されている特徴があります。

なお、Web-GABはGABの受検方式の一つで、自宅などで受検する種類の名称がWeb-GABです。このほかに、テストセンターで受ける「C-GAB」とペーパーテスト型の「GAB」があります。

就活のWebテストの種類はさまざまです。Webテストの種類や特徴について知りたい方は、「適性検査の種類22選を紹介!就活で使われる理由や対策も解説」の記事を参考にしてください。

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玉手箱の対策方法5選

玉手箱は、問題形式への慣れがスコアを左右するテストです。そのため、ぶっつけ本番で挑むのはリスクが高く、事前のトレーニングが欠かせません。対策本やWebサイト、アプリなどを利用し、対策を行いましょう。

ここでは、多くの就活生が実践している対策法を5つご紹介します。自分に合ったスタイルを組み合わせて、高得点を目指してみてください。

玉手箱の対策方法5選のイメージ

1.対策本を繰り返し解く

玉手箱の対策方法の一つに、対策本や問題集を用意し、繰り返し解くことが挙げられます。玉手箱は、過去に出た問題から数字のみを変えたものが出題されるケースも珍しくありません。問題の傾向を掴み、設問を見ただけで解き方が分かるようになれば、本番でも素早く解答できます。

玉手箱の対策本や問題集は、書店やオンラインショップなどの市販で購入可能です。レイアウトや解説の分かりやすさなどから自分に合う1冊を選び、繰り返し解くようにしてください。

2.Webサイトを活用する

Webサイトを活用するのも、効果的な玉手箱対策の方法です。最近では、玉手箱の例題や練習問題を無料で公開しているWebサイトが多くあります。

Webサイトを活用するメリットは、本番に近い「画面上で問題を解く」環境に慣れられることです。特に、計数問題などは紙の参考書で解くのと、PC画面を見ながら計算するのとでは感覚が異なります。スキマ時間にパソコンを開き、マウス操作を交えながら解く練習をしておくと、本番での戸惑いを減らせるでしょう。

3.アプリで問題を解く

玉手箱の対策アプリを利用するのも一つの手。スマートフォンで手軽に演習ができるアプリは、忙しい就活生の強い味方です。机に向かう時間が取れない時でも、一問一答形式で計数問題を解いたり、語彙の確認をしたりと、スキマ時間をトレーニング時間に変えられます。

最近では、間違えた問題を記録して重点的に復習できる機能や、タイマー機能付きでスピード感覚を養えるアプリも充実しています。重い対策本を持ち歩く必要がないため、移動中や大学の講義の合間などにコツコツ取り組んでみてください。

4.模擬テストを受ける

ある程度解法をマスターしたら、オンライン上で実施される模擬テストを受講してみましょう。本番の一連の流れを想定したうえで緊張感をもって練習に取り組めるのが、模擬テストのメリットです。

模擬テストの結果を振り返ると、自分の得意不得意が分かります。テスト結果を苦手な分野の対策に役立てられると、どの内容が出題されても安定して点数が取れるようになるでしょう。

5.実際に玉手箱を受ける

第一志望以外の企業の選考で玉手箱を受検してみるのもおすすめです。一度、本番の適性検査を受けておくと、本命企業のときに過度に緊張せずに済みます。模擬試験も効果的ですが、実践を積むことでより改善点を見つけやすくなるでしょう。

就活を成功させるには、流れを把握しておくのが重要です。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」では、就活の流れや進め方をまとめています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

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玉手箱対策を効果的に行う6つのコツ

玉手箱は、ただやみくもに問題を解くだけでは思うようにスコアが伸びないことがあります。限られた時間のなかで合格ラインを突破するには、戦略的な対策が欠かせません。

ここでは、玉手箱対策を効果的に行う6つのコツをご紹介します。これらを意識して、志望企業の選考を突破しましょう。

1.インターンシップ選考前に始める

玉手箱対策は、インターンシップ選考前にあたる大学3年生の5〜7月から始めましょう。企業によっては、インターンシップの選考で玉手箱を採用するところもあるためです。

内閣府の「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、インターンシップの参加時期は大学3年生の7月〜9月ごろがピークでした。

令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書の引用画像

引用元:内閣府「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(11p)

玉手箱は選考の初期段階で採用されるケースが多く、情報解禁に合わせて実施する企業も少なくありません。インターンシップ選考でWebテストの実施がなかった学生も、本選考が始まる大学4年生の6月までには、玉手箱の対策を済ませておきましょう。

一次面接と適性検査に関係はある?検査の内容や受検に向けた対策を解説!」の記事では、一次面接と適性検査の関連性について詳しく解説しています。こちらもあわせてご参照ください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

2.苦手分野は重点的に対策する

玉手箱対策を効果的に行うために、苦手分野を重点的に対策するように心掛けましょう。苦手な分野や間違えた問題には付箋やマーカーをつけ、スムーズに解けるようになるまで繰り返し取り組むのがおすすめです。

練習のときは時間をかけたり、解説を読んだりして問題を解けたとしても、本番では制限時間のなかで思うように解答できないことも少なくありません。苦手な問題を重点的に対策すると、本番でも落ち着いて解答できるでしょう。

3.電卓とメモ用紙で計算できるようにする

玉手箱のWebテストでは電卓を使用できるため、練習にも取り入れることが大切です。日頃から使い慣れたものを用意しましょう。電卓によって操作方法やボタン配置が異なるため、本番で違う物を使用すると混乱する可能性があるので注意してください。

また、練習段階からメモを残すよう意識するのもポイントです。本番でメモが必要になった場合に、「メモに集中し過ぎて時間をオーバーしてしまった」といったミスを減らせます。

4.筆算でも解けるように練習する

玉手箱をテストセンターで受検する場合は、電卓を使用できません。電卓がなくても計算できるように、筆算の練習もしておきましょう。電卓に頼り切ってしまうと、いざというときに計算ができず、点数を下げる要因になります。また、計算に時間がかかると、制限時間が足りなくなる可能性もあるでしょう。

Webテストなのかテストセンター形式なのかは、企業によって異なります。電卓でも筆算でも問題ないように準備しておくと安心です。

テストセンターでの電卓の扱いについては、「テストセンターで電卓は使える?持ち込み禁止物を確認しよう」の記事も参考にしてみてください。

5.制限時間を意識して対策を進める

玉手箱で高得点を獲得するために、対策の段階から制限時間を意識して解くのもポイントです。前述したとおり、玉手箱は1問あたりの解答時間が30秒から1分程度しかないため、スピードが求められる傾向にあります。

練習のときから制限時間を意識すると、本番でも同様のペース配分で解答できるでしょう。練習段階ではタイマーやストップウォッチを使用し、自分がどの程度の時間で解答できるか確認しておくのがおすすめです。

6.性格適性検査の矛盾を無くす

玉手箱の性格検査では、矛盾がないように答えることが重要です。性格検査で企業からの印象を良くしようと、本心とは異なる答えを選ぶ人も少なくありません。しかし、適性検査は似たような趣旨の質問がいくつか出題されるため、虚偽の回答をするとどこかで矛盾が出やすくなります。

性格検査であまりにも矛盾が多くなると企業からの印象が悪くなり、不採用の原因にもなりかねません。自己分析をしっかり行ったうえで、性格検査の答えを統一させることを意識しましょう。

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玉手箱のテスト当日の注意点

万全の対策をしていても、当日の環境や思わぬトラブルで実力を出し切れないのはもったいないことです。気持ちを落ち着けて臨むことや一つの問題に時間をかけ過ぎないことを意識し、テスト当日を乗り切りましょう。

ここでは、テスト当日に最高のパフォーマンスを発揮し、後悔を残さないために守るべき3つの注意点を解説します。

気持ちを落ち着けて臨む

玉手箱を受検する直前は、気持ちを落ち着けることを意識しましょう。玉手箱の難易度はそこまで高くありませんが、緊張し過ぎてしまうと頭が真っ白になり、本来解けるはずの問題が解けなくなる可能性があります。リラックスすることで、本来の力を発揮しやすくなるでしょう。

たとえば、深呼吸や軽いストレッチをすると、緊張がほぐれやすくなります。自分なりのリラックス方法を見つけて実践してみてください。また、準備不足のまま本番を迎えると不安から緊張しやすくなるので、対策をしっかり行うことも重要です。

就活での気持ちのコントロールの方法は「就活でメンタルがボロボロのときの回復術!ストレスを溜めないコツも紹介」を参考にしてください。

一つの問題に時間をかけ過ぎない

試験の本番にどうしても分からない問題が出てきたら、時間をかけずに回答して次の問題に進みましょう。

玉手箱は、正しく解答した数のみをカウントしています。そのため、時間が足りなくなり未回答の問題が出るよりも、間違ってでもすべての問題に回答するほうが高得点を狙いやすくなるでしょう。

不正行為と捉えられる行動をしない

解答を検索したり解答集を見たりするなど、不正とみなされる可能性がある行為はやめましょう。Webテスト方式であっても、替え玉受検や複数人での協力、問題画面の撮影・SNSへの投稿などは、企業の監視システムやスコアの不自然な偏りから発覚するリスクがあります。

もし不正が疑われれば、その企業の選考が即座に中止されるだけでなく、最悪の場合、内定取り消しや就職活動全体に大きな悪影響を及ぼしかねません。これまでの努力を台無しにしないためにも、必ず自分の力で正々堂々と受検しましょう。

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玉手箱対策を徹底して選考に臨みたいあなたへ

玉手箱をはじめとする適性検査の対策方法が分からず、焦りや不安を感じている就活生は多いでしょう。玉手箱は難易度がそれほど高くはないものの、解答スピードが求められる適性検査です。そのため、事前に対策して問題形式やパターンに慣れておく必要があります。

「自分に合った就活の対策方法を知りたい」「対策を始めたものの、手応えを感じられない」などのお悩みがある場合は、就職エージェントへの相談がおすすめ。ぜひ一度、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。

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玉手箱に関するよくある質問

ここでは、玉手箱についてよくある質問をQ&A形式でまとめました。

Q.玉手箱とSPIの難易度に違いはある?どちらが難しい?

A.難易度は、玉手箱のほうがSPIよりも上といえるでしょう。玉手箱は企業ごとに出題内容が異なり対策が難しいうえ、回答するスピードも求められるためです。とはいえ、問題そのもののレベルはそこまで高くないので、事前に対策をしておけば十分対応できます。

それぞれの違いについて詳しく知りたい方は「SPIと玉手箱の違いとは?適性検査の種類や特徴をチェック」の記事もご覧ください。

Q.就活の玉手箱対策はいらないって本当?

A.結論から言うと、対策は必須です。「中学・高校レベルの問題だから対策不要」という声もありますが、玉手箱の真の難しさは問題の難度ではなく「制限時間の短さ」にあります。対策なしで臨むと、最後まで解ききれずに未回答のまま終了してしまうリスクが高いでしょう。

また、玉手箱は問題パターンが固定されているため、練習量が得点に直結しやすいテストでもあります。ライバルたちが対策をして高得点を狙ってくるなかで、ノー対策で挑むのは避けるべきです。

Q.玉手箱の対策はいつから始めるべき?

A.玉手箱の対策は、受検の3ヶ月前から始めると良いでしょう。たとえば、夏のインターン選考で玉手箱を受検する場合は、大学3年生の5〜7月からの対策がおすすめです。玉手箱の対策には約60時間程度が必要といわれているため、選考を受ける時期に合わせてスケジュールを組みましょう。

27卒の就活スケジュールをチェックしよう!いつ何をすべきか解説」の記事で一般的な就活スケジュールを紹介しているので、こちらもあわせてご参照ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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