このページのまとめ
- 内定保留期間の目安は1週間程度で、長くても2週間程度が一般的
- 内定保留期間を相談する際は電話で誠意を伝え、メールで記録を残すと安心
- 内定保留期間を経て辞退する場合も早急に連絡し、感謝と謝罪を伝えることが大切
「内定保留期間はどれくらいなら待ってもらえる?」と気になる就活生もいるでしょう。内定保留期間の目安は1週間程度で、長くても2週間程度が一般的です。ただし、早期内定や公務員試験との併願など、時期や状況によって目安は変わります。
この記事では、時期・状況別の保留期間について解説します。また、内定保留の相談をするときのポイントや例文もご紹介。内定を保留したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 新卒の内定保留期間の目安は1週間程度
- 通知時期によって保留できる期間は変わる
- 1〜2ヶ月の長期保留には具体的な理由が必要
- 公務員試験の結果待ちは早めに相談する
- 内定を保留したいと感じる理由
- 第一志望企業の選考結果を待ちたいから
- 提示された労働条件を詳細に確認したいから
- 他社の内定と迷っているから
- 内定先に対する不安があるから
- 家族に相談して合意を得たいから
- 進学や留学も視野に入れているから
- 内定を保留するメリット
- 納得いくまで比較して後悔のない選択ができる
- 第一志望の選考に集中して全力を尽くせる
- 家族や周囲の意見を聞いて冷静に決断できる
- 内定を保留するデメリットやリスク
- 企業から「入社意欲が低い」と疑われる恐れがある
- 内定を取り消されるリスクがある
- 内定保留を相談するときの6つのポイント
- 1.内定通知後できるだけ早く相談する
- 2.電話で連絡したあとメールで内容を残す
- 3.具体的な回答期限を自分から提示する
- 4.入社意欲があることをアピールする
- 5.保留が必要な正当な理由を誠実に説明する
- 6.最低限のビジネスマナーを守る
- 【手段別】内定保留を伝えるときの例文
- 電話で伝える場合
- メールで伝える場合
- 保留期間中にやっておきたいこと3選
- 1.企業を比べる軸を書き出す
- 2.他社の選考日程と結果が出る時期を確認する
- 3.就活のプロに相談する
- 内定保留の期間を延長したいときの伝え方
- まずは提示された期限で一度返事をする
- 延長をお願いするときは明確な期限と誠意を伝える
- 【回答別】内定保留後に企業に連絡をするときの例文
- 内定を承諾する場合
- 内定を辞退する場合
- 内定保留で考えられるトラブルとその対処法
- 企業から「保留はできない」と断られたとき
- その場で内定承諾を迫るオワハラに遭ったとき
- 保留期間中に内定を取り消されたとき
- 内定保留の期間について悩んでいる人へ
- 内定保留期間に関するよくある質問
- Q.内定保留はそもそも可能?
- Q.「内定保留できない」と言われたらオワハラになる?
新卒の内定保留期間の目安は1週間程度
新卒採用において、内定を保留できる期間の一般的な目安は「内定通知から1週間程度」です。企業側は採用活動のスケジュールを組んでおり、欠員が出た場合には追加募集を行う必要があるため、あまり長くは待てないのが実情といえます。
企業から回答期限が提示されている場合は、その指示に従うのが基本的なマナー。 無断で期限を遅らせたり放置したりすることは避け、指定された期間内に意思決定を行いましょう。
なお、内定保留期間の延長を企業に相談すること自体は可能です。企業によって判断は異なりますが、事情によっては2週間程度まで待ってもらえる場合もあります。ただし、それ以上の保留は企業側の負担が大きくなるため、理由と期限を明確にしたうえで相談することが前提です。
内定を保留した場合、その時間をどう使うかが重要になります。期限内にしっかりと自身の就活軸や優先順位を整理し、後悔のない納得のいく選択ができるよう準備を進めましょう。
ここからは、内定保留ができる期間の時期ごとの目安や、長期間の内定保留について解説します。
通知時期によって保留できる期間は変わる
内定を保留できる期間は、内定を通知された時期によって変動します。採用活動の時期によって、企業側の採用進捗や枠の空き状況が異なるためです。時期ごとの保留期間は、以下を目安にしてみてください。
| 大学3年生〜大学4年生の3月(早期内定) | 1週間〜1ヶ月程度 |
|---|---|
| 大学4年生の4〜5月 | 1〜2週間程度 |
| 大学4年生の6〜7月 | 1週間程度 |
| 大学4年生の8〜9月 | 3日〜1週間程度 |
| 大学4年生の10月以降 | 即日〜3日程度 |
大学3年生から4年生の3月ごろまでの早期選考期は、本格的な就活前であるため、1週間〜1ヶ月程度の長期保留が認められやすい時期です。大学4年生の4月〜5月は選考が本格化する時期ですが、採用枠に余裕があるため1〜2週間程度は柔軟に対応してもらいやすいでしょう。
一方で、大学4年生の6月〜7月は内定出しのピークとなり、原則1週間程度を限度として設定する企業が増える傾向にあります。8月以降になると、内定式に向けた人数確定や欠員補充となるため、数日以内の迅速な決断が求められるでしょう。
一般的に、就活の時期が遅くなるほど企業側のスケジュールの制約が大きくなり、保留期間も短くなります。
1〜2ヶ月の長期保留には具体的な理由が必要
内定の返答は企業が指定した期限を守るのが原則であり、保留の相談をする場合でも1週間〜2週間程度までが一般的な許容範囲です。そのため、1〜2ヶ月におよぶ長期間の保留を希望する場合は、企業側が納得できる明確な理由と誠実な説明が不可欠となります。
企業は採用枠を一つ確保した状態であなたを待つことになるため、その間はほかの候補者の選考を止めたり、不採用の連絡を出したりしなければなりません。単に「決めきれない」「なんとなく迷っている」といった自己都合の理由では、「自社への志望度が低い」「スケジュール管理ができていない」と判断され、評価を落とすだけでなく内定を取り消されるリスクもあるでしょう。
ただし、「海外留学の終了を待って判断したい」「国家試験の結果を待ちたい」といった、やむを得ない事情であれば考慮される可能性もあります。
1ヶ月や2ヶ月といった長期の保留をお願いする場合は、「いつ」「何の結果が出るのか」を具体的に伝え、その日付を回答期限として提示してください。保留期間中に状況が変わったときは、期限を待たずに途中経過を報告すると、企業も安心して待ちやすくなります。
内定保留にはリスクが伴うため、内定をもらったあとに意思決定をスムーズに行えるよう、あらかじめ全体の選考スケジュールを把握しておくのがおすすめです。内定獲得後の対応は、「就活とは?いつから何をやる?基本の流れと今からできる準備を解説!」の記事で解説しているので参考にしてみてください。
公務員試験の結果待ちは早めに相談する
公務員試験と民間企業を併願している場合は、保留期間が長くなりやすいため、内定の連絡を受けた段階で早めに企業へ相談しましょう。公務員試験は、民間企業に比べて最終合格の発表が遅い傾向があるからです。
人事院の「2026年度 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)受験案内」によると、国家公務員の一般職の第1次試験日は5月31日、最終合格者の発表は8月12日でした。そのため、6月に民間企業から内定をもらった場合、合格者の発表まで2ヶ月ほど待つことになり、一般的な保留期間の目安である1週間程度を大きく超えてしまいます。
このように結果が出るまで期間が空く場合は、「公務員試験の最終合格発表が△月△日にある」と正直に伝え、その日を基準に回答期限を相談するのが誠実な対応です。企業によっては待ってもらえないこともあるため、保留が難しいと言われた場合に承諾と辞退のどちらを選ぶか、あらかじめ自分のなかで決めておくと良いでしょう。
参照元
人事院
国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)
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内定を保留したいと感じる理由
内定を獲得したあとに「すぐに承諾して良いのだろうか」「もう少し考える時間が欲しい」と悩み、返答の保留を検討する就活生は少なくありません。背景には、他社の選考状況や将来への不安など、さまざまな理由が存在します。
実際に、複数の内定を得たうえで就活を継続する学生は珍しくありません。キャリアチケットが27卒を対象に実施した「【就活実態調査】27卒就活終了率は66%|内定者の44%が内定ブルーに」によると、8月末時点で11.1%が内々定をもちながら納得がいくまで就活を続けていると回答しています。

複数の選択肢から納得して1社を選ぶために、内定保留を考えるのは自然なことといえるでしょう。
ここでは、内定を保留にしたいと感じる主な理由を解説するので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
参照元
キャリアチケット就職
【就活実態調査】27卒就活終了率は66%|内定者の44%が内定ブルーに
第一志望企業の選考結果を待ちたいから
内定保留を希望する大きな理由の一つが、第一志望の企業の選考が現在も継続中であることです。第一志望の結果が分からないまま別の企業への入社を決めてしまうと、「もし結果を待っていたら第一志望の企業に入れたのではないか」という思いが残り、納得感をもってキャリアをスタートできなくなる恐れがあります。
実際に、キャリアチケット就職が25卒を対象に実施した「2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)」を見ても、「内定承諾後も就活を続けた理由」の最多は「より志望度の高い企業の選考が残っていたから(68.4%)」でした。

このデータからも、妥協せず納得のいく形で就活を終えたいと願う学生の強い思いが読み取れるでしょう。将来に対する後悔をなくすためには、すべての選択肢が出揃った状態での比較・検討が欠かせません。
なお、保留を相談する場面では他社の選考状況を詳しく質問されるケースもあります。「ほかに受けている企業を面接で聞かれたらどうする?好印象のコツを解説」の記事を参考に、企業側に悪印象を与えない回答を準備しておきましょう。
参照元
キャリアチケット就職
2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)
提示された労働条件を詳細に確認したいから
内定通知とともに提示された雇用条件を精査したいというのも、多くの学生が保留を希望する理由です。求人票や面接時の説明だけでなく、「内定通知書」や「労働条件通知書」に記載された詳細な契約内容を読み解くには、ある程度の時間を要します。
キャリアチケットが実施した調査によると、企業を選ぶポイントとして「仕事内容(59.1%)」に次いで、「給与(55.4%)」や「福利厚生(47.6%)」といった条件面が上位を占める結果となりました。

近年の就活では、やりがいだけでなく、生活基盤となる労働環境の妥当性についても冷静に判断する就活生が多いことが分かります。
基本給の内訳や年間休日数、各種手当や福利厚生の支給条件といった項目は、今後の生活に直結する要素にほかなりません。自身のライフプランと照らし合わせ、無理なく働き続けられる環境かを慎重に見極めるプロセスを挟むからこそ、一定の検討期間が必要となるでしょう。
他社の内定と迷っているから
すでに複数の内定を獲得している場合、どの企業に入社すべきか決めきれず、保留を希望するケースも多く見られます。どの企業にもそれぞれ異なる魅力が存在するため、即座に優先順位をつけるのは容易ではありません。
特に、自分のなかで就活の軸や将来のキャリア像が定まりきっていないと、1社に絞り込む決断に対して慎重になりがちです。「どちらかを辞退して後悔したくない」という心理から、じっくりと比較検討するための時間を確保したくなるでしょう。
内定先に対する不安があるから
内定を獲得したものの、入社に対する不安や迷いが拭えず、一時的に判断を保留したいと考えるケースも存在します。選考中には気にならなかった点や直感的な違和感が内定後に表面化し、いわゆる「内定ブルー」の状態に陥ってしまうことは珍しくありません。
「一度承諾すると簡単に後戻りはできない」というプレッシャーを感じれば、誰しも慎重になるものです。自分のなかにある不安や迷いを一つずつ整理し、納得して一歩を踏み出すための検討時間として、保留が必要になる場面もあるでしょう。
内定ブルーについてや陥る主な原因は、「内定ブルーとは?9つの原因と今からできる解消法を解説」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
家族に相談して合意を得たいから
内定を承諾する前に家族へ相談し、納得してもらったうえで決断したいという思いから、回答を保留する就活生もいます。
特に、就職に伴って引っ越しや一人暮らしが必要になる場合や、勤務地・勤務形態が大きく変わるようなケースでは、家族の理解と協力が不可欠です。また、人生の先輩として家族に客観的なアドバイスをもらうことで、自分では気づけなかった企業の魅力や注意点に気づけることもあります。
「家族から心から応援してもらい、安心して社会人としての第一歩を踏み出したい」という誠実な姿勢が、慎重な検討時間として保留を希望する理由につながっているのです。
進学や留学も視野に入れているから
大学院進学や海外留学といった別の道を検討している場合も、内定の返答を保留したいと感じるでしょう。学問への探求心や海外で挑戦したいという夢があると、内定が出たからといって即座に就職へ舵を切るのは容易ではありません。
自分のキャリアの第一歩として、ビジネスの世界へ飛び込むべきなのか、あるいは学びを深めるべきなのかを天秤に掛けてみてください。人生の方向性を大きく左右する重大な岐路だからこそ、後悔のない答えを出すための熟考期間が必要となるでしょう。
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内定を保留するメリット
就活で内定を獲得した際、すぐに返答せず保留を選ぶことは決して悪い判断ではありません。むしろ、人生の選択肢を慎重に見極めるうえで、検討時間を確保することには多くの利点が存在します。
ここでは、内定を保留することで得られる主な3つのメリットを見ていきましょう。
納得いくまで比較して後悔のない選択ができる
内定を保留するメリットの一つは、複数の企業をじっくりと比較し、自分自身が納得できる決断を下せる点です。内定が出た嬉しさから焦って承諾してしまうと、入社後に「本当にこの会社で良かったのだろうか」とミスマッチに悩むリスクが生じます。
回答を保留にして時間を確保できれば、提示された労働条件や企業の将来性、職場の雰囲気などを客観的に見比べることが可能です。各社を冷静に分析することで、どの企業が自身のキャリアプランに合致しているかが見えてくるでしょう。
第一志望の選考に集中して全力を尽くせる
第一志望企業の選考が残っている段階では、他社の内定返答を保留することで、目の前の選考に意識を100%集中させられます。「この内定を受けるか断るか」という決断に頭を悩ませずに済むため、本命企業の企業研究や面接対策にリソースを注ぎ込める点が大きなメリットです。
また、すでに一社内定を獲得できているという事実は、精神的な支えにもなります。過度なプレッシャーや焦りが和らぐことで、第一志望の面接でも本来の自分らしさや強みを落ち着いて発揮しやすくなるでしょう。
ただし、内定保留の許容期間は一般的に1週間程度と決して長くはありません。保留できる期限内に第一志望の選考結果が出そうかどうかをあらかじめ逆算し、スケジュールを管理しながら臨むことが大切です。
家族や周囲の意見を聞いて冷静に決断できる
内定を保留して作った時間は、周囲の人に相談して客観的な意見を取り入れる機会にもなります。親や大学のキャリアセンター職員、就活仲間などに相談してみましょう。自分ひとりの視点では気づきにくかった企業の懸念点や、反対に思わぬ強み・魅力に気づかされるかもしれません。
また、事前に家族へ相談して納得を得ておくことは、入社直前のトラブルや迷いを未然に防ぐうえでも有効です。自信をもって一歩を踏み出すためにも、家族とじっくり話し合う時間を確保しておきましょう。
なお、内定を安易に承諾すべきではない理由や後悔しないための対処法については、「早期選考の内定をとりあえず承諾するのはOK?後悔しないための対処法」の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定を保留するデメリットやリスク
内定を保留すると慎重に決断を下せるメリットがある反面、企業との関係性や選考状況において生じるデメリットやリスクも考慮しなければなりません。対応を誤ると、獲得した内定そのものを失ったり入社後の信頼に関わったりする可能性があります。
ここでは、内定を保留する際に生じうるデメリットやリスクについて詳しく解説します。
企業から「入社意欲が低い」と疑われる恐れがある
内定の保留を申し出ると、企業側から「自社への入社意欲が低いため、他社を優先しているのではないか」と疑われる恐れがあります。企業は多大なコストと時間を掛けて採用活動を行っており、できるだけ早く確実に入社してくれる熱意のある人材を確保したいと考えているからです。保留期間が長引くほど、その懸念は強まってしまうでしょう。
このような疑念をもたれると、仮に最終的にその企業への入社を決意したとしても、入社前からマイナスの印象をもたれた状態でのスタートになりかねません。保留を伝える際は、「納得して決断し、御社に貢献するために、今の選考を最後までやり遂げたい」など前向きな理由を添えましょう。誠実な姿勢が伝われば、志望度を疑われるリスクを抑えられるはずです。
内定を取り消されるリスクがある
企業によっては、内定保留によって獲得した内定を失う恐れがある点もデメリットです。法律上、企業が合理的理由なく一方的に内定を取り消す行為は厳しく規制されているものの、長期間の保留や期日までの無回答は実質的な「内定辞退」とみなされるケースがあります。
採用枠の限られた企業や人気職種においては、ほかの合格者が先に承諾したことで定員が埋まり、それ以上の保留延長が認められなくなることも。また、「指定期日までに連絡がない場合は自動的に辞退」と厳格に対応される事例も珍しくありません。
予期せぬ内定喪失を防ぐためにも、企業の提示する期限を順守し、期間延長を希望する際は早めかつ誠実に相談しましょう。
内定の意味や取り消しの条件は、「内定とは?内々定との違いや新卒の場合の獲得から入社までの流れを解説」の記事で解説しているので確認してみてください。
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内定保留を相談するときの6つのポイント
内定の回答を保留したい場合は、企業に対して「誠実に相談する」という姿勢を示すことが欠かせません。配慮の行き届いた対応を心掛けることで、企業との良好な関係性を保ちながら回答期限を延ばしてもらえます。
なお、保留を切り出してから最終回答に至るまでの全体像は、以下のスケジュール感をイメージしておくとスムーズです。

ここでは、内定保留を相談するときのポイントを6つ解説するので参考にしてみてください。
1.内定通知後できるだけ早く相談する
内定の返答を遅らせたい場合は、通知を受けてからできるだけ早く相談しましょう。企業は採用スケジュールを組んでおり、内定者の返事次第で次の採用枠を調整する必要があるためです。連絡を先延ばしにするほど採用計画に支障をきたす恐れがあるため、早めの相談が重要となります。
もし連絡が遅れると、「志望度が低いのではないか」「社会人としてのマナーに欠ける」といったマイナスの印象を与えかねません。たとえ気まずくても、内定通知を受けた当日中か遅くとも翌営業日には保留の旨を伝えましょう。
2.電話で連絡したあとメールで内容を残す
内定保留の相談は、まず電話で直接伝えるのがマナー。メールだけでは一方的な印象を与えやすく、担当者がいつ確認したか把握しづらいためです。直接言葉で伝えることで、保留をお願いする誠意も伝わりやすくなるでしょう。
電話が終わったあとは、感謝の気持ちと会話内容をまとめたメールを送信しておくと安心です。記録として文面を残しておくことで、回答期限などの認識違いによるトラブルを防げます。
内定保留を電話で相談するときのマナーは、「内定を保留する際の電話マナーは?知っておきたい注意点4つ」の記事をご確認ください。
電話をかける時間帯や不在時の対応にも配慮する
企業へ電話をかける際には、相手の業務スケジュールに配慮した時間帯を選ぶことが求められます。以下の時間帯は、担当者が比較的多忙であるケースが多いため避けるのが賢明です。
- 始業直後:午前9〜10時ごろ
- 昼休憩:正午〜午後1時
- 終業間際:午後5時以降
もし担当者が不在だった場合は、折り返しを待つのではなく、自分から再度かけ直す旨を伝えてください。伝言をお願いする際は、取り次いでくれた方への感謝を忘れず、氏名と用件を簡潔に伝えるのがマナーです。
3.具体的な回答期限を自分から提示する
保留をお願いする際は、「いつまで待ってほしいか」という具体的な日付を自分から提示しましょう。期限を曖昧にしたまま「少し考えさせてください」と伝えても、企業側はいつまで待てば良いか判断できず、困惑させてしまいます。
ただし、あまりに長い期間を指定すると企業からの印象を損なうだけでなく、最悪の場合は内定を取り消されるリスクも。カレンダーを確認し、現実的に決断できる最速の日程を伝えるようにしてください。
4.入社意欲があることをアピールする
内定の保留をお願いする場面だからこそ、企業に対する前向きな想いや評価してくれたことへの感謝をしっかり伝える姿勢が欠かせません。企業は「一緒に働きたい」という期待を込めて内定通知を出しているため、迷っている段階であっても相手への敬意を込めて言葉を選ぶ必要があります。
ただ「検討させてください」と伝えるのではなく、企業のどのような点に魅力を感じているのかや、入社後に挑戦したい仕事などをひと言添えましょう。第一志望群としての熱意や関心を具体的に提示することで、企業側の不安を和らげ、お互いに気持ちの良い関係を保ちながら結果を待ってもらえます。
5.保留が必要な正当な理由を誠実に説明する
内定の保留をお願いする際は、なぜ今すぐ返答できないのか、納得感のある理由を正直に話しましょう。嘘をついてしまうと、そのあとのやり取りで辻褄が合わなくなり、企業からの信頼を完全に失ってしまう恐れがあるためです。
たとえば「第一志望の選考が△日に控えている」「人生の大きな決断だからこそ家族と対面で話し合いたい」といった状況を正直に伝えれば、企業側も事情を汲み取りやすくなります。
自分の置かれている背景を丁寧に説明することで、採用担当者からも「それならしっかり考えて答えを出してほしい」と歩み寄ってもらいやすくなるでしょう。
6.最低限のビジネスマナーを守る
内定保留の相談を円滑に進めるためには、学生気分を捨て、社会人にふさわしいビジネスマナーを徹底することが不可欠です。言葉遣いや敬語の使い方はもちろんのこと、忙しいなかで時間を割いてくれている採用担当者への配慮を忘れてはなりません。
横柄な態度や軽々しい発言は、選考段階で築き上げた高評価を一瞬で損ねてしまう要因となります。日常で使いがちなカジュアルな言い回しは避け、ビジネスシーンに相応しい丁寧な対話を心掛けましょう。
あわせて注意したいのがSNSでの言動です。内定保留に関する悩みや企業の情報を安易にネット上へ投稿する行為は、漏洩や特定のリスクを伴います。情報管理の意識をもち、最後まで誠実な対応を貫く姿勢こそが、自身の信頼を守ることにもつながるでしょう。
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【手段別】内定保留を伝えるときの例文
内定保留の相談をする際は、電話とメールのどちらを用いるかによって注意すべきマナーや伝える順番が異なります。状況に合わせて適切な表現を選び、誠実な姿勢で伝えることが大切です。
ここでは、実際に使用できる具体的な例文を「電話」と「メール」に分けて解説します。
電話で伝える場合
電話で伝える際は、第一に内定へのお礼を述べたうえで「保留したい理由」「希望する回答期限」「待たせてしまうことへのお詫び」を順番に伝えるのが基本の流れです。
担当者に繋がったら、以下のやり取りを参考に、焦らず落ち着いたトーンで相談を進めましょう。
電話で内定保留を依頼するときの会話例
受付はい、株式会社△△です。
お世話になっております。△日に内定の連絡をいただきました、△△大学の△△と申します。人事部の△△様に、内定のお返事の件でおつなぎいただけますでしょうか。
受付少々お待ちください。
採用担当者お電話かわりました。人事部の△△(担当者名)です。
お世話になっております。△△大学の△△(氏名)と申します。先日は内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。御社にご評価いただけたこと、心より感謝申し上げます。
実は現在、他社の選考も進んでおり、最後までやり遂げたうえで納得して決断したいと考えております。本来であればすぐにお返事すべきところ大変恐縮なのですが、△月△日まで判断をお待ちいただくことは可能でしょうか。
採用担当者△月△日ですね。承知しました。そちらの日程までお待ちいたします。
ご配慮いただき、誠にありがとうございます。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません。それでは、△月△日までに改めてご連絡差し上げます。
採用担当者承知いたしました。では、ご連絡をお待ちしています。
お忙しいところご対応いただき、ありがとうございました。失礼いたします。(相手が通話を終了してから電話を切る)
回答期限の認識違いを防ぐためにも、提示した日付を最後にもう一度復唱して双方で確認しておくと安心です。相手が電話を切ったのを見届けてから静かに受話器を置くのを意識してみてください。
メールで伝える場合
電話で連絡がつかなかった際や、電話でのやりとり後に内容を文章として記録に残したい場合には、メールで保留を依頼します。件名で要件と差出人がひと目で伝わるように配慮し、感謝の言葉と誠実な理由、希望期限を簡潔にまとめましょう。
メールで内定保留を依頼するときの例文
件名:内定承諾期間のご相談(△△大学△△学部 氏名)
本文:
株式会社△△ 人事部
採用担当 △△様
お世話になっております。△△大学△△学部の△△(氏名)です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。数ある候補者のなかから私を評価していただけたこと、心より感謝申し上げます。
内定承諾のお返事につきまして、本来であればすぐにお返事するべきところ、大変恐縮ですが△月△日(△曜日)までお時間をいただくことは可能でしょうか。
現在、かねてより選考が進んでおりました他社の選考も最終段階を迎えております。大変勝手なお願いではございますが、その結果も含めて改めて自身のキャリアを熟考し、「やはり貴社で働きたい」という強い覚悟をもって、貴社での仕事に邁進したいと考えております。
勝手なお願いであることは重々承知しておりますが、後悔のない決断をしたく存じます。何卒ご検討いただけますと幸いです。まずは取り急ぎ、お礼とご相談を申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
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△△大学△△学部△△学科4年
氏名
携帯電話:090-0000-0000
メールアドレス:△△@△△.jp
〒000-0000 東京都△△区△△1-2-3
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先に電話をかけたものの担当者が不在だった場合は、冒頭に「先ほどお電話を差し上げましたが、ご不在のようでしたので取り急ぎメールにてご連絡いたします」とひと言書き添えましょう。
なお、企業から回答延長の許可や返答のメールが届いた際は、そのまま放置せず、迅速にお礼の返信を送ってください。
内定保留を伝える具体的な例文やポイントについては、「内定保留はいつまで?新卒向けに電話・メールの伝え方のマナーと例文を紹介」でも解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
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保留期間中にやっておきたいこと3選
内定保留期間は、ただ他社の結果を待つための時間ではありません。限られた期間で納得のいく決断を下すには、保留を伝えた直後から判断の準備を進めておくことが大切です。
ここでは、保留期間中にやっておきたいことを3つご紹介します。
1.企業を比べる軸を書き出す
保留期間中にまず取り組みたいのは、内定先と選考中の企業を比べるための軸を書き出すことです。軸が曖昧なまま比べると、その日の気分や周囲の評判に左右され、期限までに結論を出せなくなる恐れがあります。
「仕事内容」「働く場所」「給与や休日などの労働条件」「社風」といった項目を挙げ、自分にとっての優先順位をつけてみましょう。そのうえで各社を比べると、どの企業が自分に合っているかを客観的に判断しやすくなります。
比べる軸がなかなか定まらない場合は、「企業選びの軸の決め方は?面接やESでの回答例や伝える際のポイントを解説」の記事も参考にしてみてください。
2.他社の選考日程と結果が出る時期を確認する
選考が残っている企業の日程と、結果が出る時期も正確に把握しておきましょう。最終面接の日程や合否連絡の目安が分かっていれば、保留した企業へ回答できる日を逆算できます。
もし選考中の企業の結果が保留期限に間に合わないと分かった場合は、期限の直前ではなく、分かった時点で内定先に相談するのが誠実な対応です。選考中の企業に、結果が出るおおよその時期を問い合わせてみるのも一つの方法でしょう。
3.就活のプロに相談する
自力で判断を下すのが難しいと感じた場合は、キャリアアドバイザーといった就活のプロに相談してみるのがおすすめです。一人で悩み続けてしまうと、視野が狭くなり客観的な比較ができなくなってしまいます。
第三者の視点からアドバイスを受けることで、各企業の魅力や懸念点をフラットに再評価できるようになるでしょう。また、プロに話を聞いてもらいながら思考を整理することで、自分が本当に大切にしたい軸に気づかされるケースも少なくありません。
納得のいく選択肢を見極め、自信をもって決断するためにも、一人で抱え込まずプロの知見を積極的に活用していきましょう。
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内定保留の期間を延長したいときの伝え方
一度伝えた保留期限が近づいても決断がつかない場合や、他社の選考が長引いている場合には、保留期間の延長交渉を検討するかもしれません。延長の相談は企業側にさらなる負担を掛ける行為のため、より慎重かつ誠実なアプローチが求められます。
ここでは、保留期間の延長をお願いする際に押さえておきたい2つの伝え方を解説します。
まずは提示された期限で一度返事をする
保留期間の再延長を検討する前に、まずは当初約束した期日までに現在の状況を必ず企業へ連絡しましょう。期日直前や期限が過ぎてからの連絡は、社会人としての信頼を大きく損ねてしまう原因となるためです。
たとえ最終的な答えが出ていなくとも、「現在も真剣に検討を重ねている」という状況と、他社の選考がいつ完了する見通しかを正確に共有すれば、企業側も対応を検討しやすくなります。約束期日を守り真摯に向き合う姿勢を示すことが、そのあとの延長相談を円滑に進めるための前提条件となるでしょう。
延長をお願いするときは明確な期限と誠意を伝える
やむを得ない事情で延長が必要な場合は、一度目の相談よりもさらに丁寧に交渉することが大切です。現在の状況を詳しく説明したうえで、「いつまで待ってほしいか」という新たな期限と、「これが最後のお願いである」という覚悟をあわせて伝えましょう。
ただし、何度も延長を繰り返すと、採用担当者からの信頼を損ない、「入社意欲が低い」と判断されて内定の維持が難しくなる可能性もあります。延長は原則一度きりと考え、慎重に申し出るようにしてください。
内定保留期間の延長を依頼する必要が出てきた方には、「内定承諾期間は延長できる!目安期間と依頼マナー・例文を解説」の記事がおすすめです。
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【回答別】内定保留後に企業に連絡をするときの例文
内定を承諾するかどうかの意思が固まったら、速やかに企業へ連絡しましょう。承諾・辞退のどちらを選択する場合であっても、返答を待ってもらったことへの感謝を忘れず、誠意ある対応を心掛けてください。
ここでは、「承諾」と「辞退」のそれぞれにおける連絡方法や伝える際のポイントについて解説します。
内定を承諾する場合
保留していた内定を承諾すると決めたら、まずは回答を待ってくれた採用担当者へ心からの感謝を伝えることが大切です。お礼の言葉とともに「内定をお受けする」旨をハッキリと示し、入社への意欲や抱負を前向きに表現しましょう。
内定を承諾するときの会話例
就活生お世話になっております。先日内定をいただきました△△大学の△△(氏名)です。回答をお待ちいただいていた件で、ぜひ御社の内定をお受けしたくご連絡いたしました。
お時間をいただき、誠にありがとうございました。4月から精一杯努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
承諾の意思を伝えたあとは、入社承諾書の送付手順や今後のスケジュールについて指示を受けるのが一般的な流れとなります。メモと筆記用具を手元に用意したうえで連絡を入れ、疑問点や不明点があればその場で確認しておくと確実です。
内定承諾する際の伝え方は、「内定承諾を電話で伝えるには?新卒向けの受け答え例文やマナーを解説!」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
内定を辞退する場合
内定を辞退する場合も、結論を先延ばしにせず、はっきりと伝えるのがマナーです。期待を寄せてくれた企業に対して申し訳ない気持ちはあるでしょうが、曖昧な表現を避けて感謝と謝罪を伝えましょう。
内定を辞退するときの会話例
就活生お世話になっております。先日内定をいただきました△△大学の△△(氏名)です。先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
せっかくのお申し出ではございますが、熟考いたしました結果、大変心苦しいのですが今回の内定を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。
貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、ご希望に添えない結果となりましたことを深くお詫び申し上げます。本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、お電話でのご連絡となりました非礼をお許しください。
最後になりますが、御社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
辞退の理由は、「検討を重ねた結果」と簡潔に述べるだけで問題ありません。もし理由を深掘りされた場合は、他社の具体的な名称を出す必要はなく、「自身の適性やキャリアプランにより合致する企業とのご縁があったため」と説明するのがスマートです。
内定辞退は法律上入社の2週間前なら問題ない
内定を辞退することに強い不安を感じる人もいますが、「民法第627条」にもあるとおり、解約の申し入れから2週間が経過すれば契約は終了します。つまり、法的には入社の2週間前までに辞退の意思を伝えれば、入社日までに契約を解約することが可能です。
ただし、企業側はあなたを迎え入れるために、デスクの準備や研修の手配、備品の購入など、多大なコストと時間を費やしていることに変わりはありません。入社直前の辞退は、それらの準備を無に帰し、企業運営に支障をきたす可能性もあるでしょう。そのため、決断ができ次第1日でも早く連絡するのが、社会人としてのマナーです。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)
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内定保留で考えられるトラブルとその対処法
内定保留を相談する際、企業の意向や採用状況によってはスムーズに承諾してもらえなかったり、予期せぬトラブルに発展したりといったリスクもあります。万が一の事態に直面しても冷静に対応できるよう、起こり得るトラブルと適切な対処法をあらかじめ把握しておきましょう。
以下では、内定保留の際に発生しやすい3つのトラブルと具体的な解決策を解説します。
企業から「保留はできない」と断られたとき
企業に内定保留を願い出た際、「保留は認められない」と断られてしまうケースは少なくありません。企業側としては、内定辞退のリスクを避け、早く採用枠を確定させたいと考えているためです。
特に、採用人数が少ない中小企業やベンチャー企業、あるいは選考のピーク時期には、待ってもらうのが難しい傾向にあります。
もし断られてしまった場合は、一方的に自分の要望を押し通すのではなく、なぜ保留が必要なのかという正当な理由を誠実に伝えて再交渉してみましょう。たとえば、「他社の選考が最終局面にあり、後悔のない選択をするために1週間だけ待っていただきたい」といった正当な理由と明確な期限を伝えます。
それでも企業側が譲らない場合は、その場で焦って返事をする必要はありません。「一度持ち帰って家族に相談したい」など、せめて数日だけでも検討する時間をもらえないか、最後の相談を試みてください。
その場で内定承諾を迫るオワハラに遭ったとき
内定を出す条件として、その場で他社の選考を辞退して就職活動を終えるように強く迫られる、いわゆる「オワハラ(就活終われハラスメント)」に遭う可能性もあります。優秀な人材を確実に確保したいという焦りから、高圧的な態度をとってしまう企業が存在するのも事実です。
特に、内定保留を切り出した途端に態度が急変し、プレッシャーを与えられるケースも少なくありません。
もしオワハラに遭遇したら、その場の雰囲気に飲まれて安易に流されてしまわないよう、冷静に「持ち帰る」姿勢を示すことが大切です。余計なトラブルや心理的負担を減らすためにも、まずはその場をうまく切り抜ける方法を覚えておきましょう。
オワハラを切り抜けるための主な対処法は、以下のとおりです。
| 状況 | 具体的な対処法 |
|---|---|
| その場で決断を迫られたとき | 「一生を左右する決断なので、一度持ち帰って家族としっかり相談して決めたい」と伝える |
| 他社の辞退を強要されたとき | 「他社の選考も最後までやり遂げることで、納得感をもって御社に入社する覚悟を決めたいと思います」と熱意を絡めて伝える |
| 高圧的な態度を取られたとき | 感情的にならずに冷静さを保ち、「本日は一度持ち帰らせてください」と伝えてその場を離れる |
オワハラを受けたときの対処法は、「オワハラとは何の略?よくある事例や対処法を新卒向けに解説」の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。
保留期間中に内定を取り消されたとき
一度は内定保留を認めてくれたにも関わらず、その保留期間中に企業側から内定を取り消されてしまうというトラブルが起こることもあります。志望度の低さを懸念した企業がほかの候補者を優先したり、急な業績悪化など不可抗力的な事情が重なったりすることなどが主な要因です。
法的には、内定が出た時点で「始期付解約権留保付労働契約」が成立するため、企業都合による客観的合理性を欠いた取り消しは認められません。したがって、単に他者を優先したいといった企業側の勝手な理由は、原則として解約の正当な根拠になり得ないのが実情です。
しかし口頭のみのやりとりにとどめていると、「そもそも保留を認めていない」と言い逃れをされ、言った・言わないの平行線からトラブルの解決が難しくなってしまいます。
このような不当な事態を防ぐためにも、保留の合意を得た際はメールなど「形に残る記録」を確実に保持しておきましょう。電話で了承を得た場合であっても、直後に確認メールを送受信しておくのが確実です。
万が一不当な取り消しに遭った場合は、提示されたメールなどの証拠を揃えたうえで、大学のキャリアセンターや弁護士へ速やかに相談し対応を仰いでください。また、各都道府県の労働局に設置されている「総合労働相談コーナー」でも、募集・採用に関するトラブルの相談を受け付けています。予約不要かつ無料で、面談か電話で相談できるため、一人で抱え込まずに活用しましょう。
不当な内定取り消しを受けたときの対処法は、「内定取り消しは違法?判断基準や就活で不当な扱いを受けた際の対処法を解説」を参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
雇用環境・均等
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内定保留の期間について悩んでいる人へ
内定保留の期間は、一般的に「数日から1週間程度」、長くても「2週間程度」が一つの目安です。企業の採用スケジュールや事情に配慮しつつ、誠実な姿勢で期限と理由を伝えることが、良好な関係を保ったまま納得のいく判断を下すための鍵となるでしょう。
しかし、「保留を伝えるとき、どれくらい待ってもらえるか分からない」「第一志望の結果が出るまで待ってほしいけれど、どう伝えれば角が立たないだろうか」と、一人で悩みを抱え込んでしまう方もいるかもしれません。
内定保留の期間や伝え方に悩む方は、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。キャリアチケット就職エージェントは、専属のキャリアアドバイザーが一人ひとりの希望や適性を丁寧に紐解き、あなたに合った最適な求人の紹介から面接対策までをトータルでサポートする就職支援サービスです。
内定保留の判断基準や企業への伝え方といった個別のお悩みに対しても、1対1で実践的なアドバイスを提供しております。検討の末に辞退を選択することになった場合でも、新たな求人紹介や手厚い選考サポートを通じて、納得のいくキャリア選択に向けて伴走いたします。自分にぴったりの企業を見つけたい方や就職活動を前進させたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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内定保留期間に関するよくある質問
ここでは、内定を保留できる期間に関する質問にQ&A形式で回答します。
内定保留はそもそも可能?
内定保留を企業に相談すること自体は可能です。企業側も、入社後のミスマッチで早期に辞められるより、学生に納得して入社してもらうほうが望ましいと考える傾向にあるでしょう。
ただし、保留できる期間は1週間程度が目安で、採用状況によっては断られることもあります。保留を相談するときは、理由と回答期限を明確にし、誠実な姿勢で伝えましょう。
内定保留については、「内定保留を電話で伝える方法は?状況別の例文とマナーを解説【新卒】」の記事でも解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
「内定保留できない」と言われたらオワハラになる?
企業が就活生に対して「保留できない」と伝えること自体は、採用枠の確保などの都合もあり、直ちにオワハラとはいえません。しかし、「今すぐ他社の選考を辞退しろ」と強要したり、承諾書を書くまで帰さなかったりといった高圧的な態度は明確なオワハラに該当します。
内定承諾後であっても法律上は辞退が可能なため、企業側の対応に強引さを感じたり、決断に迷いがある場合は、その場で無理に返答せず、「親や大学と相談して△日までに回答します」と伝えて一度持ち帰りましょう。
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