このページのまとめ
- フェルミ推定とは、抽象的な数量を既知の数値や論理的な推定を前提に概算すること
- 前提条件を整理したうえで考察を具体化して計算し、最後に数量が正しいか検証する
- フェルミ推定には、普段からロジカルシンキングを身につけるトレーニングが有効
「フェルミ推定を解くことになったけれど、未知の数値を出すことが苦手」「就活でフェルミ推定の対策をしておくべき?」このように悩んでいる就活生も多いでしょう。フェルミ推定では、数値が正しいかを検証することも重要です。
この記事では、フェルミ推定の基礎知識から応用編を解くトレーニング方法まで、例題と解答例付きで解説します。最後まで読めば、フェルミ推定をスムーズに解くためのコツが分かること間違いなしです。
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- フェルミ推定とは?ビジネスでの応用方法や求められる企業を解説
- ビジネスでも応用できる
- 求められる企業
- フェルミ推定を解く前におさえておくべき基礎知識
- 日本の基礎知識
- 世界の基礎知識
- フェルミ推定の解答を出すときの基本手順
- 1.前提条件を整理する
- 2.考察を具体化する
- 3.実際に計算する
- 4.数量が正しいか検証する
- フェルミ推定で面接官が見ているポイント
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 忍耐力や粘り強さ
- 着眼点の鋭さ
- 【フェルミ推定の応用】解答を出すトレーニング方法と対策
- ロジカルシンキングを身につける
- 本やドリルを使って多くの問題に取り組む
- フェルミ推定の例題とその解答例
- 市場規模を推定する例題と解答例
- 個数を推定する例題と解答例
- 面白い問題と解答例
- フェルミ推定を通して外資やコンサル業界の選考を突破するコツ
- フェルミ推定をスムーズに解答して選考を突破したいあなたへ
フェルミ推定とは?ビジネスでの応用方法や求められる企業を解説
フェルミ推定とは、調査が難しい数値を論理的に概算するテクニック・考え方のことです。たとえば、「東京のタクシーの数は?」「日本にいる犬の数は?」など、知らない数値を推定で解きます。フェルミ推定は英語で「Fermi estimate」、概算の見積もりという意味で「order estimatio」ともいいます。
また、フェルミ推定によく似た言葉として「ケース面接」が挙げられます。ケース面接はフェルミ推定の応用ともいわれ、概算した数値をもとに解決策を導いていく面接のことです。
たとえば、「東京都渋谷区の居酒屋で売上をあげるためにはどうしたらよいか」「東京と秋田間の夜行バスの売上を2倍にするにはどうしたらよいか」など。つまり、ケース面接では、フェルミ推定で数値を概算したうえで、仮説の妥当性や論理的思考力が見られています。
難しく捉えがちなフェルミ推定ですが、仕組みや解き方のコツを学べば誰でも解けるようになります。少しずつ解き方を学び、フェルミ推定をマスターしましょう。
ビジネスでも応用できる
フェルミ推定を身につけることで、仕事のさまざまな場面で活かせるでしょう。予測できない数量を概算する手段であるフェルミ推定は、マスターすることで論理的思考力が養われます。
必要なデータがすべてそろっていない状態でも、「事業戦略を立てる」「企画を立案する」といった能力が身につきます。欧米では、思考力を育てるために、学校教育にもフェルミ推定を取り入れているようです。
求められる企業
フェルミ推定を取り入れる企業は、大手からベンチャーまで多数あります。なかでも外資系企業やコンサルティング会社の選考において、ケース面接とあわせて出題される傾向が多いようです。
クライアント先の売り上げやデータから分析し、仮説と戦略を立てていくコンサル業界では、数字センスや論理的思考力が必須となります。
一般企業ではあまり導入されていませんが、コンサルティング企業や外資系企業への就職を目指す場合には押さえておきたい考え方です。自分の志望する企業がフェルミ推定を取り入れているかどうか、前もって調べておくと良いでしょう。
ケース面接について詳しく知りたい就活生は、「ケース面接とは?回答の流れや対策ポイントについて解説」の記事も参考にしてください。
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フェルミ推定を解く前におさえておくべき基礎知識
フェルミ推定を解く場合、いくつかの前提知識をおさえておくとスムーズに解答できることがあります。以下に、フェルミ推定対策に使える基礎知識をまとめました。
日本の基礎知識
人口 | 約1億2,400万人(2050年の予想人口:1億人) |
世帯数 | 5,000万戸 |
平均世帯人数 | 2.5人 |
平均寿命年齢 | 84歳 |
領土の総面積 | 37万8,000平方キロメートル |
森林の割合 | 3分の2 |
給与所得者 | 5000万人 |
平均年収 | 430万円 |
世界の基礎知識
人口 | 76億人(2050年の予想人口:95億人) |
地球の円周 | 40,000km |
地球の直径 | 12,000km |
地球の表面積 | 5億キロ平方メートル(海70%、陸30%) |
海と陸の割合 | 7:3 |
外務省の「探検しよう!みんなの地球」には、上記以外にも日本や世界の統計データが掲載されています。端数を取り、アバウトな数値を頭に入れておくと、フェルミ推定の対策ができるでしょう。
参照元
外務省
探検しよう!みんなの地球
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フェルミ推定の解答を出すときの基本手順
この項では、フェルミ推定の問題の解き方を紹介します。例題を参考に、考察手順に沿って解説しますので、解き方の大まかな流れをチェックしてみてください。
1.前提条件を整理する
まずは、曖昧な前提条件を整理し、定義付けを行いましょう。与えられた条件の整理や定義付けをしないと、求める数字の範囲が広くなり、解くことが難しくなってしまいます。
たとえば、「コンビニの売り上げがいくらか」という問題では、最初に下記のような条件を確認する必要があります。
・「期間」はどれぐらいか→1日の売上なのか、1週間の売上なのか、1ヶ月の売上なのか
条件に不明点があれば面接官に質問したうえで、クリアにしてから取り組みます。自分で設定する場合は、「この条件で考える」という前提を面接官と共有しておくと安心です。解く際には必ず前提条件を整理し、大まかな枠組みを決めることを意識しましょう。
2.考察を具体化する
考察する際には、現実的な情報をもとにしながら考えを具体化しましょう。考察の手順やポイントについて、「東京の電柱の数は何本か」という問題をもとに、考え方の一例を以下で紹介します。
(2)1キロあたり何本かを考察する
(3)東京の面積あたりの電柱の数を導く
電柱がひしめき合っている地域もあれば、立地の問題で少ない場合もあると予想できるでしょう。ここではあくまでも平均値として推定してください。
3.実際に計算する
考察の内容と手順が決まったら、いよいよ計算です。
電柱が8メートルごとに2本あると想定すると、8平方メートルの面積内には、4本の電柱がある計算になります。この数字を8キロ平方メートルあたりの本数に換算すると4000本になるので、1キロ平方メートルにつき電柱は500本あると推定することが可能です。
概算を出すのに必要な東京の面積は2,188平方km。ここから、電柱の数をおよそ「2,188×500=1,094,000」本と導き出せます。
ここで注意しておきたいのが、(1)と(2)は仮の推定で数値を出せるものの、(3)に関しては東京の面積を知らないと答えを出すのが難しいということ。フェルミ推定を解くには、日本や世界の総人口、国土面積、平均寿命のようなビッグデータは事前に覚えておくのが望ましいです。
4.数量が正しいか検証する
最後に、求めた数値が現実的に考えて無理のない数値かどうか、多方面から考えて妥当性をチェックします。たとえば、先述した問題の場合、導き出した数値が東京の総人口よりも多かったり、国土面積を超えていたりすると、算出方法のどこかに誤りがある可能性が高いです。
答えが現実的でないと考えられる場合は、前提条件や算出過程を振り返って見落としている点を見つけましょう。
一方で、面接や選考では緊張しやすい人も多いでしょう。過度な緊張から、焦ってシミュレーション通りに考えられないケースもあります。フェルミ推定の基本手順に慣れ、本番でもスムーズに解答できるよう準備することも大切です。
面接で緊張しないためのコツについては、「面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説」も参考にしてください。
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フェルミ推定で面接官が見ているポイント
就活のフェルミ推定では、答えの正確性よりも、答えを出すまでの過程や能力、論理的に説明する力が重視されます。「正解に近い数字を出せているか」ももちろん見られますが、計算式を出すまでの仮説やプロセスから「論理的思考」の有無を判断しているようです。
ここでは、フェルミ推定で面接官が何を見ているのかを詳しく解説します。
論理的思考力
フェルミ推定の問題で評価されるポイントは、与えられた条件から、どれだけ自分で仮説や定義づけて結論まで導けるか、といった過程です。フェルミ推定は問題そのものが抽象的で、正しい答えを出すにはさらに厳密な調査や多くのエビデンスが必要になるからです。
実際に多くの企業では、フェルミ推定を解かせたあとに、その解答までの経緯や思考プロセスを説明させ、その過程を見て合否を出します。
論理的に考えて仮説を立てられる就活生は、ビジネスの場でも数多くの情報を組み立てて整理し、自分なりに全体像を把握できる人材だ、と企業から期待を寄せられるでしょう。仕事をスムーズに進めるうえで、論理的思考力は欠かせないスキルといえます。
コミュニケーション能力
フェルミ推定やケース面接では、面接官と議論を交えることもあり、対話によって自分の考えをブラッシュアップしていくコミュニケーション能力が重要です。また、ケース面接では結論を論理建てて説明するプレゼン能力も重視されます。
自分の考えやプロセスを、いかに分かりやすく伝えられるかどうかも、コンサル業界などでは必要なスキルです。普段から解答を簡潔にまとめることや、筋道立てて分かりやすく伝える練習をしておくと良いでしょう。
そのほか、難題に対して意欲的に取り組む姿勢や、思考することを楽しめるかといった仕事に対する適性、問題を短時間で解決するスピード感などもチェックされます。
忍耐力や粘り強さ
面接官は、フェルミ推定で忍耐力や粘り強さの有無を見ているケースもあります。フェルミ推定は、前提条件からさまざまな角度で解答を出すために多くの時間と労力を要するからです。
途中で考えることを放棄したり妥協したりすると、忍耐力や粘り強さは感じられないでしょう。質問に対して論理的に納得できる答えを見つけられると、諦めずに行動できる姿勢を評価されやすくなります。
忍耐力をアピールする場合は、「忍耐力を言い換えると?自己PRやガクチカのアピール方法を例文付きで紹介」の記事も参考にしてください。
着眼点の鋭さ
フェルミ推定では、「与えられた課題にいかに鋭い視点で解答できるか」も評価の一つになりえます。シミュレーションどおりに解答を出すことはもちろん、ほかの人が気づかない仮説を立てられるとクリエイティブな能力をアピールできるでしょう。
視野を広く考える力を持つためには、時事問題やニュースなどをチェックする習慣を作ることが大切です。一般常識を蓄えて広い視野を持ち、ほかの就活生との差をつけましょう。
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【フェルミ推定の応用】解答を出すトレーニング方法と対策
フェルミ推定の対策は、ロジカルシンキングを身につける練習を習慣化することが有効です。また、知識を多く身につけると、角度を変えて検証ができたり、複数の考察のパターンを思いついたりといったメリットが得られるのでおすすめです。
そのほか、例題をこなして問題の傾向に慣れ、コツをつかんでおきましょう。前もってしっかりと準備をしておくと、面接にも余裕をもって臨めるはずです。
ロジカルシンキングを身につける
フェルミ推定に取り組むうえで、ロジカルシンキングの習得は必要不可欠です。普段から下記の手順を意識して例題に取り組み、論理的思考力を養いましょう。
2.既知のデータや推測できる数値を代入し、身近な数値に落とし込む
3.出した答えを多角的に検証する
面接では、過程や前提条件の詳細について面接官から質問されることがしばしばあります。場合によっては、過程が不完全であったり、前提条件に無理があったりといった不備が浮き彫りになることも。
面接官のこうした質問には、修正に向けた「思考力」を見極めたいという意図があります。面接官の質問で不備が見つかった際には、きちんと考え直し、向き合いながら明確にしていきましょう。
本やドリルを使って多くの問題に取り組む
スムーズに推定できるようになるためには、本やドリルで多くの問題をこなし、解き方のトレーニングをすることが大切です。過去の出題例や類題に挑戦して傾向をつかんでおくことで、実際に出題されたときも落ち着いて取り組めます。
フェルミ推定は、参考書やインターネットでも問題集が多くあるので、まずは簡単なものから論理的思考力や解き方の大枠をつかみ、少しずつ難易度が高いものに挑戦することで解き方のコツをつかみましょう。
自分に解ける問題から取り組んで自信をつける
まずは、「全国の男性の数は?」「お酒の市場規模は?」といった初心者向けの簡単な問題からスタートするのがおすすめです。日本の総人口数や、男女比、年齢別の人数比など基本的な数字も覚えておくと、より具体的かつ正確な数字が導けます。
ある程度慣れてきたら、「テーマパークにおける訪日外国人の市場規模」のような、少しテクニックが必要とされる応用問題へと段階を踏んで取り組むと良いでしょう。
頻出問題の傾向や計算式をマスターする
就活生の趣味や興味のあること、時事問題などにからめて、売上高や市場規模、所有数などが問われることもあるようです。
面接で「お寿司が好きなのでよく寿司屋に足を運びます」と伝えると、「では、あなたがよく行く寿司屋の年間の売上はどれくらいだと思いますか?」と面接官に尋ねられる可能性も。
ある程度出題される問題の予測がつけば、恐れることなく問題に向かうことができるはずです。前述した寿司屋の売上高を求める問題でいえば、キャパシティ(収容人数)や稼働率、回転率、営業時間、単価などを考慮し、以下のような推定式が立てられます。
年間売上高(市場規模)=キャパシティ×回転率×稼働率×営業時間×単価×365日
このように、市場規模や売上高を求める問題は、パターンごとに計算式に当てはめていくと解きやすくなるのでぜひ覚えておいてください。
もし、応募先の企業でフェルミ推定が採用されていなかったとしても、フェルミ推定で培われた論理的思考力やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などはビジネスの場で活かせます。学んでおいて損はないでしょう。
フェルミ推定で求められる論理的思考力を身につけたい方は、「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」も参考にしてください。
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フェルミ推定の例題とその解答例
ここからは、フェルミ推定の例題を紹介し、その解答例をご紹介します。先述のとおり、フェルミ推定では正確な答えを出す必要はなく、解答に至ったプロセスが重要です。
以下の解答を一例とし、自分なりの考え方を身につけましょう。
市場規模を推定する例題と解答例
例題
「深夜営業スーパーマーケットの市場規模は?」
解答例
まずは、以下の前提条件を把握します。
・日本の人口:1億2千万人
・1人あたりの平均的なスーパーマーケット利用頻度:1週間に2回
・1回の平均的な購買額:3,000円
・深夜利用者の割合:10%
・1年は57週
日本の人口のうち深夜利用する人は1,200万人、1週間の購買額は1人6,000円と推測できます。「1,200万×6,000」は、72億円。年間の市場規模を出すために、72億×57週を計算します。
日本の深夜営業スーパーマーケットの市場規模は、4104億円と推定されます。
個数を推定する例題と解答例
例題
「日本に設置されたプールの数は?」
解答例
日本でプールが設置されているであろう施設を推測します。主に、保育園や幼稚園、小学校、中学、高校、宿泊施設、自宅、マンション、公営・民営プールにあると考えられるでしょう。
各施設ごとの数は、以下のように考えます。
・宿泊施設:5万
・幼稚園:1万
・小学校:2万
・中学校:1万
・高校:5,000
・マンション:700万
・一軒家:3,000万
・公営・民営プール:5,000
各施設ごとに設置されているプールの割合は、保育園や幼稚園が1%、小学校・中学校・高校が70%、宿泊施設が10%、自宅が0.5%、マンションが1%。公営・民営プールには、必ず水泳プールがあるため、100%とします。
施設の数とプールの割合を計算すると、「5000+100+14,000+7,000+3,500+70,000+150,000+5,000」。日本にあるプールの数は、25万個であると推測できました。
面白い問題と解答例
「日本で割り箸を使う人の割合は?」
解答例
以下を前提条件として、一回の食事で割り箸を使う人の割合を計算します。
・日本の人口:約1億2千万人
・食事をする場合の人の割合:100%
(全ての人が食事をすると仮定します)
食事のうち、外食・自炊・出前の選択肢が考えられるため、それぞれの割合を予想しました。
・外食:50%
・自炊:40%
・出前:10%
それぞれの食事で割り箸を用意している割合は、以下のとおりです。
・外食店:70%
・出前:60%
・自宅:30%
さらに、スプーンやフォークもあるなかで割り箸を使う人の割合をまとめます。
・外食:70%
・出前:60%
・家の食事:30%
上記の前提に基づいて、割り箸を使用する人数を計算します。
外食をする人の数の中で割り箸を使う人数は、1億2千万人×50%×70%×70%=2,940万人
自炊をする人の数の中で割り箸を使う人数は、1億2千万人×40%×60%×60%=432万人
出前を取る人の数の中で割り箸を使う人数は、1億2千万人×10%×30%×30%=432万人
これらの数を合計することで、割り箸を使用する人の総数が分かります。割り箸を使用する人の総数は、2,940万人+432万人+432万人=3,804万人。したがって、日本全体で割り箸を使用する人の数は約3,804万人と推定されます。
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フェルミ推定を通して外資やコンサル業界の選考を突破するコツ
フェルミ推定を使って採用活動を行う企業の例は、外資系企業やコンサル業界が挙げられます。外資系企業やコンサル業界の選考を突破するためには、以下のコツを押さえて選考に望みましょう。
・一つの質問に対して、簡潔に必要な情報を伝える
・履歴書やESに書く「自分の強み」に独自性を持たせる
面接では、過度に緊張して早口になったり、面接官と目を合わせられなかったりする就活生も多いようです。面接官は企業に必要な人材を確保するために、就活生のことをよく知りたいと考えています。そのため、就活生からも面接官に寄り添い、目を見て自分の意見を説明することが大切です。
自分の意見を説明する際は、多くの情報を伝えたくなりがちです。「あれもこれも」と情報を詰め込み過ぎると話が長くなり、「何を伝えたいのか分からない」といった状況にもなりかねません。できるだけ簡潔に話せるように、対策を行いましょう。
また、履歴書やESでアピールする自分の強み・長所は、ほかの就活生と差をつけられるように独自性をもたせましょう。能力が高いことをアピールするのではなく、自分だけのエピソードを交えて伝えることが大切です。自分なりの強みを見つけるために、自己分析を徹底的に行い、過去の経験や成功体験、失敗から学んだことを探してみてください。
強みを伝えるための自己PRについては、「受かる自己PRのまとめ方と分かりやすく伝えるポイントを解説【例文付き】」も参考にしてください。
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フェルミ推定をスムーズに解答して選考を突破したいあなたへ
フェルミ推定は、解答を出す前に前提条件を整理することが大切です。また、考察を具体化し、実際に計算して検証まで行いましょう。ケース面接では、論理的に課題を考え、面接官とコミュニケーションをとりながらフェルミ推定を進めていきます。
とはいえ、「フェルミ推定の本番で緊張してしまいそうで不安」「どのように論理的思考力を鍛えていけばよいか分からない」などと悩む就活生も多いでしょう。
そのような場合には、就活エージェントの「キャリアチケット」にご相談ください。キャリアチケットでは、フェルミ推定を使ったケース面接や、グループディスカッション対策のお手伝いをいたします。サービスはすべて無料で、選考に役立つ面接対策や就活セミナーも開催しています。フェルミ推定を控えて不安を感じている就活生は、以下のボタンから登録してお気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。