このページのまとめ
- ビジネスメールの返信は必要なやり取りが終わるまで続ける
- ビジネスメールの返信をどこまでするかの判断は文末でもできる
- ビジネスメールの返信は24時間以内を心掛ける
「ビジネスメールの返信はどこまですれば良い?」とモヤモヤしている就活生も多いのではないでしょうか。基本的には、必要なやり取りが終わったら返信しないものと考えてください。意味もなくやり取りを続けようとすると、かえって迷惑になるでしょう。
この記事では、ビジネスメールの返信をどこまですべきか、終えるタイミングを解説します。メールでのマナーも紹介しているので、やり取りの参考にしてください。
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ビジネスメールの返信はどこまで続ける?メールを終えるタイミングを解説
ビジネスメールの返信は、必要なやり取りが終われば返信を終えても問題ありません。ここでは、メールを終えるタイミングをご紹介します。
必要なやり取りが終わった場合
必要なやり取りが終われば、メールを終わりにしましょう。目的もなく送ると、返信する手間が増えて迷惑になってしまいます。
たとえば、面接の日程調整メールであれば、面接日が決まったら用件は終わりです。面接のお礼メールであれば、お礼が伝われば問題ありません。
ビジネスマナーで、「学生側でメールを終わらせる」はよくいわれる内容です。しかし、用件が終わっているにも関わらず、「ありがとうございます」のようにお礼だけのメールを送ると、相手に返信の手間をかけてしまうので注意してください。メールは、状況によっては企業側で終わることもあるのです。
返信不要と書かれている場合
「返信不要です」とある場合は、メールを終えるのがマナーです。返信すると、「相手への配慮ができていない」「文言を読んでいない」などの印象を与えてしまいます。
ただし、返信不要と書かれていても、必要だと思う場合には返信しましょう。相手とのやり取りの内容次第なので、自分で考えて判断することが大切です。
文末に「またこちらからご連絡します」とある場合
「また連絡します」「不都合があれば、ご連絡ください」などの文言で終わっている場合も、返信は不要です。
自分からメールを送る際にも、使える表現です。用件が終わったことが分かりやすく、丁寧な印象を与えられるでしょう。
メールのビジネスマナーについては「就活メールの正しい書き方は?基本のマナーと構成のポイント」も参考にしてください。相手に丁寧な印象を与えられるように、勉強しておきましょう。
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ビジネスメールを返信する際のマナー
ビジネスメールに返信する際は、「24時間以内」「件名は変えない」などのマナーがあります。就活ではビジネスメールで連絡する機会も多いので、マナーを覚えておきましょう。
24時間以内に返信する
メールを受け取ったら、できるだけ24時間以内に返信しましょう。相手が返答を待っており、すぐに連絡したほうが良い内容も多いからです。
たとえば、面接日程を調整するための連絡であれば、早めに返したほうが良いでしょう。相手が早く都合をつけられ、自分の日程も明確になります。
就活の時期は、最低でも1日1回はメールを確認する癖をつけましょう。どうしても忘れてしまいそうな場合は、メールチェックの時間を決めておくのがおすすめです。
件名は変えずにそのままにする
ビジネスメールを返信する際は、件名を変えずに送りましょう。件名の先頭に「Re:」がつきますが、そのままで問題ありません。
件名をそのままにしておくのは、返信メールだと相手に分かりやすくするため。採用担当者は複数の人と連絡をとっており、件名がそのままのほうが判断しやすいのです。相手の立場を考えてビジネスメールのやり取りができると、良い印象を与えられるでしょう。
ビジネスメールの件名については「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」も参考にしてください。
引用返信を使う
ビジネスメールでは引用返信を使うのもおすすめです。引用しておくと、連絡の内容が分かりやすくなります。
引用返信を使わない場合、前のメールを開いて確認しなければなりません。相手に手間をかけてしまうので、引用返信を使うのがビジネスマナーだと覚えておきましょう。
テキスト形式を使う
ビジネスメールでは、HTML形式ではなくテキスト形式を使いましょう。HTML形式の場合、企業によってはメールを受信できない可能性があるからです。
HTML形式には、文字を装飾して協調できるメリットがあります。しかし、メールでの装飾は行わないのがビジネスマナーなので、テキスト形式で問題ありません。
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ビジネスメールに返信する際の基本的な構成
ビジネスメールに返信する際は、「件名」「宛名」「挨拶」「本文」「署名」が必要です。それぞれの書き方について解説します。
件名
返信する際の件名は、そのままで問題ありません。変更すると、相手が混乱してしまうのでやめましょう。返信時につく「Re:」も残しておきますが、あまりにも数が増えた場合は減らして調整してください。
もし、自分から件名をつける際は、分かりやすくするのがポイントです。「面接日程の変更につきまして△△大学・△△ △△(氏名)」のように、簡潔にします。誰が送信したかわかるように、大学名と氏名も入れておきましょう。
宛名
本文に入る前に、相手の宛名が必要です。「企業名」「部署名」「氏名」の3つを記載しましょう。宛名の例文は、以下のとおりです。
△△部 人事課 △△様
宛名を書く際は、正式名称で書きましょう。「(株)」のように略称を使うのは避けてください。
挨拶
本文の書き出しは、挨拶から始めましょう。初めて連絡をする場合は、「お世話になります。△△大学の△△(氏名)と申します」がおすすめです。
なお、2回目以降の場合は、「お世話になっております。」に変えましょう。
本文
本文は、簡潔に分かりやすく書きましょう。採用担当者は忙しく、長文や複雑な内容は迷惑になってしまうからです。
ここでは、面接の日程調整を行う際の例文を紹介します。次のような本文にしてみましょう。
△△大学・△△学部・△△学科の△△ △△と申します。
このたびは、面接の日程につきまして、ご連絡をいただきありがとうございます。
日程については、今回ご提示いただいたなかで、下記の日程でしたらお伺いすることが可能です。
・△月△日 △△:△△~△△:△△
・△月△日 △△:△△~△△:△△
・△月△日 △△:△△~△△:△△
お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
メールを送信する際は、改行に気をつけましょう。また、採用担当者はパソコンでメールを確認することが多いので、パソコンでの見やすさを意識してください。
署名
本文のあとには、署名が必要です。署名とは、自分の名前や連絡先など、誰が送ったかが分かる情報のこと。
署名には、次のような情報を載せましょう。
・氏名
・電話番号
・メールアドレス
・住所
署名の例文も紹介します。
田中太郎(たなか たろう)
△△大学△△学部△△学科△年
〒000-0000
東京都△△市△△町△丁目△番△号
携帯電話:△△-△△-△△
メール:△△@△△.com
---------------------------------------------
メールシステムによっては、署名を自動で挿入できるサービスもあるようです。署名漏れを起こさないように、活用すると良いでしょう。
署名の書き方については「就活メールに署名は必要?すぐに使えるテンプレや署名の入れ方をご紹介」も参考にしてください。署名について、複数の例文も紹介しているので参考にしてください。
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ビジネスメールの返信がこない場合の対応
メールを送っても返信がこない場合、2営業日ほど待ってから再びメールを送りましょう。「メールが届いていない」「担当者が見落としてしまった」などの可能性があるからです。
それでも返信がない場合、電話をかけてみましょう。その際、企業の営業時間を考慮して連絡してください。
電話をかける場合に備えて、マナーを身につけておきましょう。電話のビジネスマナーについては「就活の電話はどう話す?基本的なマナーや苦手を克服する方法について解説」も参考にしてください。
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ビジネスメールの返信をどこまでするかなど就活マナーを知りたいあなたへ
ビジネスメールの返信をどこまでするか、ビジネスマナーに悩む就活生もいるでしょう。マナーは、自分でできているか判断するのが難しいですよね。ビジネスマナーについて確認したい方は、就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。
キャリアチケットではメール返信をはじめ、就活に必要なマナーをアドバイスいたします。
ほかの就活生と差をつけるには、細かなビジネスマナーが大切です。キャリアチケットのサポートを受けて、良い印象を与えられる就活生になりましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。