このページのまとめ
- 自己PRにキャッチコピーが必要なのは、端的に自分をアピールするため
- 自己PRのキャッチコピーから、自社が求める人材に合っているかなどを見られている
- キャッチコピーを作る際は、大げさな表現は避けて比喩や数字を使うのがおすすめ
「自己PRのキャッチコピーが思いつかない」「この内容で評価されるだろうか」など、キャッチコピーの付け方に悩む学生は多いです。
この記事では、キャッチコピーの作り方や作るコツと注意点、企業の評価ポイント、具体例を紹介しています。
企業に評価されるキャッチコピーを作るポイントは、比喩や数字を盛り込み、普段耳にする表現も参考にすることです。最後まで読めば、魅力的なキャッチコピーを作れるようになるでしょう。
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- キャッチコピーやキャッチフレーズで自分を体現しよう
- 自己PRにキャッチコピーが必要な理由
- 端的にアピールするため
- ほかの就活生と差別化するため
- 企業が自己PRのキャッチコピーで評価するポイント
- 自己分析ができているか
- 分かりやすく伝える能力があるか
- 自社が求める人材に合っているか
- 企業が学生に求めている資質や能力
- 自己PRで使えるキャッチコピーの作り方4ステップ
- 1.自己分析をする
- 2.企業研究をする
- 3.強みや長所を具体的に言い換える
- 4.オリジナルの表現にする
- 就活で評価される自己PRのキャッチコピーを作るコツ
- 簡潔に表現する
- 最も伝えたいことから考える
- 比喩表現を使う
- 数字やエピソードを盛り込む
- 反対語と組み合わせる
- 普段から耳にするキャッチコピーを参考にする
- 自己PRで伝えるキャッチコピーを作る際の注意点6選
- 1.無理にインパクトを与えようとしない
- 2.難しい言葉を使わない
- 3.理想ではなく今の姿を伝える
- 4.大げさな表現をしない
- 5.ネガティブまたはウケ狙いの表現も避ける
- 6.応募書類の内容と一貫性を持たせる
- 自己PRのキャッチコピーを面接で答える際のポイント
- 自己PRで使えるキャッチコピーの例文71選
- 主体性を表すキャッチコピー
- 向上心を表すキャッチコピー
- 協調性を表すキャッチコピー
- 継続力を表すキャッチコピー
- 積極性や行動力を表すキャッチコピー
- コミュニケーション能力を表すキャッチコピー
- リーダーシップを表すキャッチコピー
- 真面目さを表すキャッチコピー
- その他の強みを表すキャッチコピー
- 自己PRのキャッチコピーのNG例
- 自己PRで回答するキャッチコピーに悩むあなたへ
キャッチコピーやキャッチフレーズで自分を体現しよう
そもそもキャッチコピー・キャッチフレーズとは、相手に強い印象を与えて、関心を持ってもらうために用いられる短い言葉を指します。キャッチコピーは、テレビやSNS、新聞・雑誌などで、商品やサービスの広告に用いられることが多いです。
商品やサービスのキャッチコピーのなかには、つい言葉にしたくなったり、一度聞いたら頭から離れなかったりするものもあるでしょう。
就職活動においては、自分という人材をいかにアピールするかが重要です。そこで、企業の採用担当者に対して、「自分はこのような人間です」ということを端的に示すために、キャッチコピーやキャッチフレーズを活用するのです。
自分という人材を就職活動で魅力的にアピールするためにも、印象に残るキャッチコピーを用意しましょう。
自分にキャッチコピーやキャッチフレーズをつけるには、自己理解が欠かせません。「就活でのセールスポイントはどう答える?強みの探し方やアピール方法を解説」の記事では、強みの探し方を詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
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自己PRにキャッチコピーが必要な理由
就職活動や自己PRをするなかでキャッチコピーが必要になるのは、ほかの就活生と差別化して、分かりやすくアピールするためです。面接官の印象に残るキャッチコピーやキャッチフレーズを伝えられれば、選考に有利にはたらくでしょう。
ここでは、自己PRにキャッチコピーが欠かせない理由を2つ紹介します。
端的にアピールするため
自己PRをする際にキャッチコピーが必要なのは、自分らしさを端的に伝えるためです。キャッチコピーやキャッチフレーズがあるおかげで、限られた面接時間や応募書類の文字数のなかで、より効果的なアピールにつながります。
特に、集団面接の場合、一人当たりの質問・回答時間は個人面接に比べて短いです。直接的に比較され得る状況においては、キャッチコピーがあるおかげで、短い時間で自己PRできるだけでなく、面接官の印象に残りやすくなります。
自分の特徴やスキルを一言で表せる点も、キャッチコピーがあると便利な理由といえるでしょう。
ほかの就活生と差別化するため
オリジナルのキャッチコピーやキャッチフレーズがあれば、ほかの就活生との差別化につながります。見かけないキャッチコピーほど印象に残り、エントリーシートや面接でプラスになるでしょう。
なかでも、書類選考では、採用担当者は大量のエントリーシートや履歴書を短時間で見なければならず、目に止まるような箇所がなければ興味を持ってもらえないかもしれません。
言い換えると、秀逸なキャッチコピーがあれば、ほかの就活生と比べて印象に残りやすく、選考も突破しやすくなります。周りとの差別化を図るためにも、時間をかけてキャッチコピーを考える価値があるといえるでしょう。
キャッチコピーやキャッチフレーズを作る前提として、中身の濃い自己PRの作成が欠かせません。自己PRの作り方は「面接での自己PRは大学のエピソードを活かそう!効果的にアピールするコツ」の記事で詳しくまとめているので、あわせて参考にしてください。
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企業が自己PRのキャッチコピーで評価するポイント
企業の採用担当者が学生のキャッチコピーをチェックする際は、自分について理解できているかや、分かりやすく伝えるスキルがあるかなどを見ています。キャッチコピーやキャッチフレーズを考える際は、読み手の目線が重要です。
ここでは、企業が自己PRのキャッチコピーで評価しているポイントを紹介します。企業目線のチェックポイントも踏まえて、魅力的なキャッチコピーを考えてみましょう。
自己分析ができているか
自己PRに盛り込むキャッチコピーから、自分の長所や強みを客観的に理解できているかが見られています。自分を体現するキャッチコピーやキャッチフレーズをつけるためには、自己理解が欠かせません。
キャッチコピーと応募者のイメージがマッチする場合、正しく自己分析ができていると評価されるでしょう。一方、キャッチコピーとイメージが合わない場合、「自己分析がしっかりできていないのでは」などと懸念されかねません。
自己分析が入念にできていることをアピールするためにも、自分を体現するキャッチコピーをつけましょう。
自己分析のやり方は、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事を参考にしてみてください。
分かりやすく伝える能力があるか
キャッチコピーの内容から、応募者に分かりやすく伝える能力があるかどうかも見られています。
キャッチコピーはコンパクトにまとめなければならず、言葉選びのセンスや語彙力も必要です。また、自分の人柄や特性を伝えるだけでなく、読み手・聞き手の心に響くような表現も欠かせません。
短い言葉のなかで、最大限アピールできるようなキャッチフレーズをつけられるように工夫しましょう。
自社が求める人材に合っているか
キャッチコピーから伝わる強みや長所が、企業の求める人物像に合っているかどうかもチェックされています。企業としては、自社にマッチし、長期にわたって活躍してくれる人材を求めているのが通常です。
例えば、営業職を希望する場合は、行動力やコミュニケーションスキルを求められる傾向にあります。その際は、「コミュニケーションおばけ」のようなキャッチコピーにすることで、志望先にマッチする人材であることをアピールできるでしょう。
企業の公式サイトや採用サイト、会社説明会などから企業の求める人物像を把握して、どのような強みをアピールすべきか逆算することが大切です。
企業が学生に求めている資質や能力
一般社団法人 日本経済団体連合会の「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」によると、企業の採用担当者が大卒の就活生に期待する資質や能力には、主体性やリーダーシップ、課題設定・解決能力などが挙げられています。
引用:一般社団法人 日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」
上記はあくまで全体の傾向ですが、どのようにアピールすべきか迷う際は、主体性やチームワーク・リーダーシップ・協調性、実行力などを示すキャッチコピーやキャッチフレーズを考えてみましょう。
参照元
一般社団法人 日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果
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自己PRで使えるキャッチコピーの作り方4ステップ
自己PRで使えるキャッチコピーを作る際は、徹底的な自己分析と企業研究をしたうえで、強みをさまざまな言葉に言い換えながら具体化させる流れがおすすめです。ここでは、キャッチコピーの作り方を4つのステップで詳しく紹介するので、順番どおりに実践してみてください。
1.自己分析をする
キャッチコピーを作る際は、徹底した自己分析から始めましょう。自分を正しく理解できなければ、適切なキャッチコピーも作成できません。
・小中高大の時系列で順番に書き出してみる
・没頭したことを思い出す
・好きなことや苦手なことを思い出す
自己分析の進め方は上記のようにさまざまですが、一つの経験に対して「なぜ?」を繰り返して答えを深掘りすると、自分を表す特徴が具体化できるはずです。一つひとつの経験に対して抱いていた感情や実績なども、同時に記入していきましょう。
経験の深掘りができたら、「自分はどのような経験をしたときにどのような感情を抱くのか」という共通点を探してみてください。その共通点が自分の特性といえます。
また、自己分析の際は、強みだけでなく弱みやマイナス面にも目を向けてみましょう。自分では弱みだと思っていても、ほかの人には魅力的に映る場合もあります。自己分析をするときは、視野を広げて自分を客観視することが重要です。
2.企業研究をする
自己分析を終えたら、企業研究を通して、どのような人材を求めているのかや、活躍している社員の方にどのような特徴や共通点があるのかリサーチします。企業が求める人物像を把握できれば、自己PRに盛り込むべき強みが明確になるでしょう。
逆に、応募企業の業務内容や求める人物像と関係ない強みをアピールしても、面接官からの高評価は期待できないので気をつけてください。
「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で企業研究の手順を詳しく紹介しているので、企業がどのような人材を必要としているのかを調べてみましょう。
3.強みや長所を具体的に言い換える
自己分析と企業研究を通してアピールする強みや長所が決まったら、具体的な言葉に言い換えます。言い換えの作業をしなければ、キャッチコピーやキャッチフレーズにはなりません。
たとえば、「聞き上手」をキャッチコピーにする場合、以下のような切り口で理由を掘り下げるのがポイントです。
・どれくらいの頻度で相談されるのか
・どのような姿勢で話を聞いているか
「聞き上手です」と表現するだけではインパクトのあるアピールにならないので、聞き上手である理由を深く掘り下げて、具体的な言葉に言い換えられないか考えてみましょう。
4.オリジナルの表現にする
具体的な言葉に言い換えるなかで、最後に工夫したいのがオリジナルな表現にこだわることです。言葉選びを工夫することで、キャッチコピーにインパクトやオリジナル性を持たせられます。その結果が、ほかの就活生との差別化につながるのです。
・人生はロッククライミング
・相槌マスター
上記は一例ですが、キャッチコピーとしてオリジナルな表現にするには、比喩を使ったり、数字を盛り込んだりするのがおすすめです。次の章でキャッチコピーを作るコツを紹介しているので、インパクトのある表現を探しましょう。
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就活で評価される自己PRのキャッチコピーを作るコツ
就職活動で差別化につながるキャッチコピーを作るには、比喩表現や数字を盛り込んだり、真逆の意味を持つ言葉を組み合わせたりするのがおすすめです。ここでは、自己PRで使えるキャッチコピーを作る際のコツを紹介するので、参考にしてください。
簡潔に表現する
キャッチコピーを作る際に最も意識したいのが、簡潔さです。一言で伝えられるほうが印象に残りやすく、簡潔に表現するためにも、アピールする強みや長所は一つに絞りましょう。
要点がまとまったコンパクトな言葉にすると、表現がストレートに伝わり、面接官や採用担当者の印象に残りやすくなります。あれもこれもと詰め込むのではなく、軸を一つ決めたうえで簡潔に表現するのがポイントです。
最も伝えたいことから考える
キャッチコピーに盛り込む内容は、就職活動を通じて企業に最も伝えたいことをベースにして考えるのもおすすめです。強みや長所を一つに絞るのは先述したとおりですが、絞り方のコツとして、最もアピールしたい強みにすることで、キャッチコピーに熱意を加えやすくなるでしょう。
キャッチコピーは、自分という人材を最も魅力的にアピールするためにつけるものです。キャッチコピーやキャッチフレーズをつける本来の目的に合うよう、最も伝えたいことは何かであるかを考えてみましょう。
比喩表現を使う
自分の強みを言い換える際のコツとして、比喩表現の使用がおすすめです。直接的な表現はほかの就活生と被る可能性もあるため、差別化するためにも、比喩表現を積極的に取り入れてみてください。
・柔軟な適応力をアピールする場合:カメレオン
ただし、上記のような比喩表現の多くが、既に就活生に使用されています。「差別化のつもりが被ってしまって印象に残らない」という可能性もあるので気をつけましょう。
比喩表現を使う場合は、キャッチコピーとしてありふれた表現ではないかを意識するのがポイントです。
数字やエピソードを盛り込む
キャッチコピーにオリジナリティを加える際におすすめなのが、数字やエピソードの追加です。比喩表現は被る可能性があるものの、自分の経験に基づく数字の表記やエピソードであれば、重複することはないでしょう。
・聞き上手をアピール:24時間営業の相談所
なお、数字はあくまでもアピールなので、実際の記録や実績でなくても構いません。ただし、実際とかけ離れた数字を使うと誇張していると疑われる可能性があるため、適度にアピールできる範囲に留めましょう。
反対語と組み合わせる
キャッチコピーやキャッチフレーズにインパクトを加えるには、真逆の意味を持つ言葉や表現と組み合わせる方法も有効です。反対語を組み合わせることで聞き馴染みのないフレーズになるため、面接官の印象に残りやすくなります。
たとえば、「聞き過ぎない聞き上手」というキャッチコピーにすれば、「話をしっかりと聞きながらも、適切なタイミングでアドバイスをする」という意味を込められます。
ただし、一度見聞きしただけで理解してもらえない場合もあるため、補足説明を忘れないようにしましょう。
「自己PRで問題解決能力を伝えるコツは?相手に伝わる構成や例文も紹介」の記事では、問題解決能力をアピールする際の例文を紹介しているので、キャッチコピーを考える際の参考にしてみてください。
普段から耳にするキャッチコピーを参考にする
キャッチコピーを作るコツとして、最近見聞きした言葉を参考にするのもおすすめです。各種広告はもちろん、映画が上映される前のCMやSNSのショート動画など、インパクトのある言葉や表現は至るところにあります。
ゼロベースで考えるのが難しい場合は、印象に残っているキャッチフレーズをパロディーするイメージで考えてみてもよいでしょう。
ただし、参考にした元のキャッチフレーズが何であるか分かるような使い方は、「その場しのぎで考えたのでは」などと懸念される可能性があるので気をつけてください。同様に、同業他社で同じキャッチフレーズを流用し、競合他社のフレーズを使用することがないようにしましょう。
安易な模倣には十分注意してください。
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自己PRで伝えるキャッチコピーを作る際の注意点6選
キャッチコピーやキャッチフレーズを作る際は、無理なインパクトを与えたり難しい言葉を使わないようにしたりするだけでなく、大げさな表現にも注意が必要です。ここでは、キャッチコピーを作成する際の注意点を6つ紹介するので、以下の内容に当てはまらないように気をつけましょう。
1.無理にインパクトを与えようとしない
キャッチコピーを考える際は、無理にインパクトを与えようとする必要はありません。あくまで「自分という人材を魅力的にアピールする」という目的であって、自分の特性を端的に伝えることを重視しましょう。
印象付けようとするあまり、インパクトを与えることばかり考えてしまうのは本末転倒です。
奇抜な表現も必要ないので、自分を体現するフレーズを意識しましょう。
2.難しい言葉を使わない
キャッチコピーを作る際は、説明が必要な難解な言葉を入れないように注意してください。初めて見聞きしたときに分からない表現の入ったキャッチコピーでは、自分の魅力が伝わりません。
誰が聞いても一度で意味を理解できるような、シンプルで分かりやすい言葉を選びましょう。
3.理想ではなく今の姿を伝える
キャッチコピーでは、理想ではなく現在の自分自身を表現するようにしてください。キャッチコピーは将来の夢や姿を伝えるものではなく、自分の魅力をアピールするためのものです。
今までの経験によって身についた性格や特徴、能力といった情報を盛り込みましょう。現在の自分とかけ離れている場合、自己理解ができていないと思われる可能性があるため注意が必要です。
4.大げさな表現をしない
無理なインパクトを与えようとすることに関連して、自分の強みやスキルを大げさに表現したり、誇張したりするのも避けてください。動画サイトのサムネイルで見かける「釣りタイトル」のようなキャッチコピーは、自分のスキルや実態に合っていない場合、企業からの評価を下げる原因になりかねません。
たとえば、「日本一」や「最大級」などの言葉は、よほどの実績やエピソードがなければ本当かどうか疑われる可能性が高いです。
キャッチコピーが作成できたら、「本当に表現したとおりの人格を持っているか」「相手を納得させるだけのエピソードが話せるか」をよく考えてみましょう。
5.ネガティブまたはウケ狙いの表現も避ける
キャッチコピーやキャッチフレーズは自分を魅力的にアピールするための言葉なので、ネガティブなフレーズも入れないように気をつけてください。同様に、キャッチコピーでウケを狙うのもやめましょう。
就職活動を通じて企業が見ているのは、「自社にマッチする人材であるかどうか」です。各質問を通じて、自分を採用するメリットをいかにアピールできるかが求められているので、質問の意図を踏まえた回答を心がけましょう。
6.応募書類の内容と一貫性を持たせる
面接でキャッチコピーの回答を求められた際は、内容の一貫性を意識してください。応募書類に書いたアピール内容とキャッチコピーの方向性が矛盾すると、どちらが正しいのか判別がつきません。
たとえば、エントリーシートの自己PRで協調性をアピールしたのであれば、キャッチコピーも協調性にまつわる内容がおすすめです。書類に記載のない強みをアピールしても、説得力が生まれないので気をつけてください。
キャッチコピーは、「応募書類で記入したすべてのアピールを総括したもの」という意識で作成し、応募書類とのブレがないようにしましょう。
面接官に好印象を与える自己PRの書き方は「面接でアピールすべき自己PRのポイントは?例文13選や強みがないときの対処法」の記事で詳しく紹介しています。
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自己PRのキャッチコピーを面接で答える際のポイント
キャッチコピーを面接で回答する際は、以下の順番で回答するのがおすすめです。
・関連するエピソードで補足する
・入社してからどのように活躍していきたいかで締めくくる
質問のされ方にもよりますが、まずは端的に答えるためにも、キャッチコピーを最初に伝えましょう。そのうえで、内容を補足するエピソードを盛り込み、まとめとして入社後のキャリアやビジョンについても触れるのがポイントです。
企業が質問をする意図を汲み取り、どのような回答をすると面接官が自分を採用するメリットや活躍する姿をイメージできるか考えながら、受け答えの対策をしていきましょう。
面接に自信がない人は「面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説」の記事を参考に、適切な対策を施してみてください。
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自己PRで使えるキャッチコピーの例文71選
ここでは、就職活動で役に立つキャッチコピーの例文を、アピールしたい強み別で合計71個紹介します。以下の内容を参考に、自分の言葉でキャッチコピーを考えてみてください。
主体性を表すキャッチコピー
主体性を表すキャッチコピーは以下が挙げられます。
・自ら舵を切ってナンボ
・一歩踏み出す勇気が取り柄
・自分の人生は自分でデザイン
・講義では毎回挙手をして質問する人間
・計画的チャレンジャー
・謙虚なチャレンジャー
・とりあえずやってみる
・ファーストペンギン野郎
先述した経団連の調査においても、主体性を求める企業は多いという結果でした。就職活動において、自分で考えて行動できる主体性をアピールしたい場合は、上記のようなキャッチコピーをつけてみてもよいでしょう。
向上心を表すキャッチコピー
向上心を表すキャッチコピーの例として、以下を参考にしてみてください。
・ピンチこそが本当のチャンス
・なぜなぜ野郎
・ポジティブ変換器
・人生には伸び代しかない
・向上心の鬼
・たけのこ以上の成長意欲
・満足を知らない男
現状に満足しない姿や成長意欲の強さなどを比喩で表現したり、前向きさをアピールしたりするとよいでしょう。
協調性を表すキャッチコピー
協調性を表すキャッチコピーには、以下のようなものが挙げられます。
・話を聞き出すプロ
・チームの守護神
・チームのセラピスト
・一言多い聞き上手
・みんなの相談窓口
・スライム人間
・人をダメにしないクッション
「組織における潤滑油」という表現はありきたりですが、調整役としての立ち回りを表すにはピッタリです。
継続力を表すキャッチコピー
継続力を表すキャッチコピーの例として、以下を参考にしてみましょう。
・ゆとりのある努力家
・石の上にも20年
・時間を忘れる集中力
・絶対に諦めないタフガイ
・決めたことは絶対にやり抜く男
・亀の速度で成長し続けた男
・雑草に負けず劣らないタフネス
・頑張らない努力家
ことわざを参照したり、対をなす言葉を混ぜたりして、時間的な長さや意思の強さをアピールするのもおすすめです。
積極性や行動力を表すキャッチコピー
積極性や行動力を表すのにおすすめなキャッチコピーとして、以下が考えられます。
・方位磁針のような人間
・期待は応えるものではなく超えるもの
・失敗は成功の近道
・回遊魚よりも動き回る男
・走りながら考える男
回遊魚をより具体化させて「マグロ」にしたり、「行動力おばけ」をより詳細に説明したりすると、人柄や特徴をさらにアピールしやすくなるでしょう。
コミュニケーション能力を表すキャッチコピー
コミュニケーション能力を表すキャッチコピーの例として、以下が挙げられます。
・コミュニケーションおばけ
・愛され系ポジティブバカ
・暖炉のような人間
・台風の目のような人間
・馴染みやすさはハンドクリーム以上
・チームのお笑い担当
・話し上手な聞き上手
「組織やグループの中心になる」という意味合いで、暖炉や台風の目と表現したり、お笑い担当や憎めない愛されキャラとしてアピールしたりするのもおすすめです。
リーダーシップを表すキャッチコピー
リーダーシップを表すキャッチコピーは、以下を参考にするとよいでしょう。
・物静かなリーダー
・高気圧のような人間
・優しい大黒柱
・みんなの右腕
・マッチのような人間
・架け橋のような人間
方向を示す灯台だけでなく、先陣を切る船頭としても表現できそうです。リーダーシップの形もさまざまなので、上記のような言い回しを参考に、自分の言葉でリーダーシップを表現してみましょう。
真面目さを表すキャッチコピー
真面目さを表すキャッチコピーには、以下が挙げられます。
・うそをついたことがない
・日本の電車を超えた正確性
・サボらない働きバチ
真面目さに関しては、継続力で紹介したキャッチコピーを参照することも可能です。コツコツと取り組む姿を、分かりやすい言葉で具体化させましょう。
その他の強みを表すキャッチコピー
その他の強みを表すキャッチコピーとして、以下も参考にしてみてください。
・メリハリのある笑顔
・年中スマイル
・心地よい聞き上手
・相槌マスター
・みんなの相談窓口
・柔軟剤配合
・カメレオンのような人間
・ひまわりのような人間
・スポンジのような人間
・歩くWikipedia
・お茶碗についたお米
周りを安心させられる力や、臨機応変な対応力などをアピールする際は、これらのキャッチコピーを参考に自分の言葉で強みを表現してみましょう。
「自己PRで探求心をアピールするコツは?構成の作り方や例文も解説」の記事では、探究心をアピールする自己PRの例文を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
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自己PRのキャッチコピーのNG例
最後に、就職活動において避けたいキャッチコピーのNG例をまとめました。
・決断を委ねるリーダー
・挫折を知らない男
・石橋を叩き過ぎる慎重派
・パーフェクトヒューマン
・全ての願望を実現してきた行動力
・日本一のアイデアマン
・ナンパの伝道師
・常に最悪の事態を想定して行動する人間
・人類最強の成長速度
大げさな表現や誇張表現、真実かどうか疑われる言い回しなどは避けてください。また、入社後の活躍をイメージしづらいネガティブな表現も、マイナスな印象を与えてしまうので控えましょう。
なお、就職活動を効率よく進めるには、頻出の質問に対する対策が欠かせません。「【プロ監修】新卒採用の面接で聞かれる40の質問と対策ポイント【質問シートあり】」の記事では、よくある質問と対策のポイントをまとめているので、キャッチコピーを含めた面接への回答例を準備しましょう。
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自己PRで回答するキャッチコピーに悩むあなたへ
「自己PRに盛り込むキャッチコピーはこれでよいのか」「面接官に伝わるだろうか」など、回答方法には悩みがつきものです。魅力的なキャッチコピーをつけるには、企業が求める人物像を踏まえて、自分が最も伝えたい強みを分かりやすい言葉で具体化させることが欠かせません。
自分の言葉でキャッチコピーを作成できたものの、魅力的になっているのか分からず、このまま面接を迎えるのが不安な人もいるでしょう。面接への不安が拭いきれない人は、就活のプロである就活エージェントの利用がおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーが、就活生一人ひとりに寄り添い、就職活動をサポートします。自己分析や企業研究のサポートはもちろん、作成したキャッチコピーの添削や相談にも乗るのでお任せください。
効率的に就職活動を行い、内定獲得に近づきたい方は、キャリアチケットまでお気軽にお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。