このページのまとめ
- IT業界の就活では「インターネット」「ハードウェア」などの業界を目指せる
- IT業界で就活を行う際は「エンジニア」などの職種をチェックしておく
- IT業界で就活を行う際はインターンシップへの参加がおすすめ
「IT業界で就活を進めたいけど、業界や職種についてよくわかっていない」と困ってはいませんか。
IT業界での内定を目指すためには、業界や職種についての理解を深め、志望企業を見つけるのが大切です。IT業界といっても幅が広いので、どのような分野があるかを知っておきましょう。
この記事では、IT業界に向いている人の特徴や、就活で必要な行動なども解説しています。IT業界への就職を目指す方は、参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
- 就活におけるIT業界とは?代表的な種類を解説
- インターネット業界
- ハードウェア業界
- ソフトウェア業界
- 情報処理サービス(SI)業界
- 通信インフラ業界
- 就活に向けてチェックしておきたいIT業界の職種
- ITエンジニア
- ITコンサルタント
- マネジメント
- 製品開発・研究開発
- 営業
- IT業界の就活事情
- IT業界は圧倒的な売り手市場になっている
- 早期選考が行われやすい
- IT業界に向いている就活生の特徴
- 地道な努力ができる
- 協調性がある
- 論理的思考力がある
- IT業界を目指す就活生におすすめの行動
- 業界研究を行う
- 志望する領域や職種を絞る
- 就活エージェントを活用する
- IT業界に特化した就活サイトを使う
- プログラミングの知識を学ぶ
- アルバイトやインターンシップに参加する
- IT業界で就活を行おうと考えているあなたへ
就活におけるIT業界とは?代表的な種類を解説
就活生が目指すIT業界は、「インターネット業界」「ハードウェア業界」「ソフトウェア業界」などに分類できます。IT業界といっても幅が広いので、どのような分類があるかを知っておきましょう。
ここでは、IT業界のなかでも代表的な、5つの分野を紹介します。
インターネット業界
インターネット業界とは、インターネットを利用したサービスの提供を行う業界です。「ネットワークの構築」「Webサイトの作成」「ポータルサイトの運営」「通信インフラの整備」などの事業を行っています。
SNSやECサイトの作成、運営なども、インターネット業界に含まれるので覚えておきましょう。
ハードウェア業界
ハードウェアとは、パソコンのような有形の機械や装置、設備を指します。ハードウェア業界は、このような機械製品の開発や製造を行う業界です。
スマートフォンやインターネットに接続する家電なども、ハードウェア業界の分野に含まれます。
ソフトウェア業界
ソフトウェアとは、コンピューター上の処理を行うプログラムのことです。ソフトウェア業界では、プログラムの開発や運用を実施しています。
身近なものを例に出すと、スマートフォンやパソコンのOS、アプリケーションなどです。
また、「文字入力ソフト」「図表作成ソフト」「法人向け経営管理ソフト」などのソフトだけではなく、家電製品や自動車などのハードウェアとソフトウェアが一体となった製品なども開発しています。
情報処理サービス(SI)業界
情報処理サービス業界は、情報システムのコンサルティングや開発、運用を行う業界です。顧客の要望に応じて適切なハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、業務の効率化や品質向上をサポートします。
汎用性のあるシステムの開発や販売を行うのではなく、顧客の要望に応じて受託開発を行う点が特徴的です。
通信インフラ業界
通信インフラ業界とは、通信機器に関する製品やサービスの開発、提供を行う業界です。「ネットワーク」「携帯電話」「通信回線」などのサービスが該当します。
具体的には、通信インフラの構築を行い環境を整備したり、法人に向けて通信回線やネットワークの営業を行うことが業務です。
IT業界を目指す就活生には、「【IT業界徹底解説Part1】IT業界で働くための基礎知識」の記事もおすすめです。志望動機を考えたり選考に参加したりする前に、基礎的な内容を学んでおきましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
就活に向けてチェックしておきたいIT業界の職種
就活をするにあたって、どのような職種を選ぶかは大切です。IT業界には、「ITエンジニア」「ITコンサルタント」「製品開発」などの職種があるので知っておきましょう。
ここでは、IT業界で代表的な5つの職種について解説します。
ITエンジニア
ITエンジニアとは、「システムエンジニア」「プログラマー」「サーバーエンジニア」などのような、IT技術者のことです。
システムエンジニアはシステム開発を行い、クライアントへのヒアリングやシステムの提案、設計書の作成などを行います。クライアントの要望を聞き出せるコミュニケーション能力に加えて、設計書を作成するための文章力も求められるでしょう。
プログラマーはシステムエンジニアが作成した設計書をもとに、プログラミングを行います。開発するシステムによって、「アプリケーションプログラマー」「Webプログラマー」「組み込みプログラマー」のように名前が変わるので覚えておきましょう。
サーバーエンジニアはサーバーの設計や構築、運用、保守を行う仕事です。障害対策やセキュリティ対策など、サーバー関連の知識が求められます。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業のITに関する課題や経営状況をヒアリングし、システム開発の提案を行う職種です。システムの設計からサポートの担当を行う場合もあります。
ITコンサルタントの提案をクライアントが承認した場合は、システムエンジニアに開発の指示を行い業務が進みます。システムエンジニアを経験してからITコンサルタントになる場合が多く、コミュニケーション能力や論理的思考力、プレゼンテーション能力などが求められる職種です。
マネジメント
マネジメントでは、プロジェクトのスケジュールや予算、品質や納期の管理を行います。プロジェクトに合わせてメンバーを選出し、プロジェクト成功に向けて指示を行う業務です。コミュニケーション能力はもちろん、マネジメント能力も求められます。
マネジメントの業務は、システムエンジニアやプログラマーの経験を積んだ後に任命されるケースが一般的です。プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーと呼ばれる場合もあります。
製品開発・研究開発
IT業界では、ハードウェアやソフトウェアなどさまざまな製品やサービスの開発、研究を行うことも業務です。
製品開発では、既存の技術を使いながら、新しい製品やサービスを生みだすことが求められます。研究開発の場合は、AIや自動運転技術のように、新しい技術を開発するケースも。
製品開発・研究開発ともに、独自性や発想力、コミュニケーション能力などが求められます。
営業
IT業界での営業は、クライアントにサービスを説明したり、導入メリットを説明したりして契約を獲得する仕事です。
自社の製品やサービスをよく理解し、アピールするプレゼンテーション能力が求められます。また、クライアントのニーズに応じた提案が必要となるため、希望や抱えている問題を聞き出す傾聴力も必要でしょう。
IT業界の職種について知りたい就活生は、「【IT業界徹底解説Part4】IT業界に関わる職種やキャリアについて」の記事もおすすめ。どのような職種につきたいのか、じっくり考えてみましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
IT業界の就活事情
IT業界は売り手市場になっており、早期選考が行われやすい傾向があります。就活に向けて、IT業界の人材市場がどのような状況にあるかを知っておきましょう。
IT業界は圧倒的な売り手市場になっている
IT業界は人手不足であり、売り手市場になっています。業界が急速に拡大した結果、人材の確保が足りていないからです。
経済産業省は、IT業界に対し、「今後ますますIT利活用の高度化・多様化が進展することが予想され、中長期的にもITに対する需要は引き続き増加する可能性が高いと見込まれる。」と言及しています。
その一方で、「昨今の情報セキュリティ等に対するニーズの増大により、IT人材の不足が改めて課題となっている」とも指摘している状況です。
就活生にとっては、多くの企業から選びやすく、就活が実施しやすい状況です。大手企業はもちろん、ベンチャー企業や中小企業も人材を募集しているので、企業ごとの特徴や応募要項などを確認し、エントリーを行いましょう。
ただし、売り手市場だからといって、内定が簡単に獲得できるとは限りません。海外の人材を含めて、優秀な人々がIT業界を志望しているため、就活対策を入念に行うのが大切です。
参照元
経済産業省
IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果
早期選考が行われやすい
IT業界は経団連に加盟していない企業も多く、早期の選考になりやすいので気を付けてください。10月からエントリーを開始し、1月には選考を行う企業もあります。
一般的な企業であれば、経団連の指針に基づき、3月にエントリー開始、選考の開始は6月です。通常のスケジュールと同じように動いていると、遅れてしまう場合があるので気を付けましょう。
基本的な就活のスケジュールについて知りたい場合は、「就活はいつから始めるべき?2025卒のスケジュールとやることを解説!」の記事がおすすめです。どのようなスケジュールで就活が行われるのか、確認しておきましょう。
参照元
内閣官房
2024(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
IT業界に向いている就活生の特徴
IT業界がおすすめの人の特徴には、「地道に努力できる」「協調性がある」などが挙げられます。どのような特徴がIT業界に向いているか、なぜ向いているかなどを知っておきましょう。
地道な努力ができる
IT業界は勉強やスキルアップが重要であり、コツコツと努力できる人が向いています。ITの世界は変化が続いており、新しい技術や知識を身につけ続けなければならないからです。
IT業界で活躍するためには、仕事以外の時間でも勉強を行い、成長することが求められます。努力が苦にならず、成長を楽しめる人はIT業界に向いているでしょう。
協調性がある
IT業界はチームで動く場面も多く、協調性が求められます。仕事に必要なコミュニケーションがとれるかどうかがポイントです。
プログラマーやエンジニアなどは、パソコンの前で黙々と作業をするイメージがあるかもしれません。実際には、チームメンバーと協力してプロジェクトに取り組んでいるため、協力が必要です。
協調性をアピールしたい就活生には、「協調性を自己PRで効果的に伝える方法は?経験別・職種別の例文17選」の記事がおすすめ。伝え方のコツを知り、よりアピールできるように準備しておきましょう。
論理的思考力がある
プログラミングを行う職種の場合、論理的思考力が求められます。複雑な内容でも整理・分析して、わかりやすく示す能力が活かせるでしょう。
論理的思考力を鍛えるには、実際にプログラミングをしたり、論理的思考力の本を読んだりするのがおすすめです。
ロジカルシンキングを鍛えるのもおすすめなので、「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」の記事を参考にトレーニングしてみましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
IT業界を目指す就活生におすすめの行動
IT業界を目指す場合には、業界研究を入念に行ったり、IT業界に特化した就活サイトを使ったりするのがおすすめです。ここでは、IT業界を目指す場合に実施したい、おすすめの行動を6つ紹介します。
業界研究を行う
IT業界を目指す場合、まずは業界研究を行って理解を含めましょう。同じIT業界でも分野が複数あるので、どの分野で就職をしたいのか考えるのが大切です。
業界研究を行う方法には、「本を読む」「企業のWebサイトを調べる」「業界研究セミナーに参加する」などがあります。業界研究を行えば、エントリーシートや履歴書の内容にも活かせるので、必ず行うようにしてください。
業界研究の方法については、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事でも解説しているので参考にしてください。
志望する領域や職種を絞る
IT業界は幅広いので、志望する領域や仕事内容は絞るようにしましょう。絞らずに就活を行ってしまうと、エントリーする企業に迷ったり、就活の軸がぶれたりしてしまうからです。
たとえば、IT業界の職種には「ITエンジニア」「ITコンサルタント」「研究開発」「営業」など複数あり、それぞれ業務内容が違います。
また、ITエンジニアでも「システムエンジニア」「プログラマー」「サーバーエンジニア」と分類ができるので、ある程度絞らなければ進路に迷ってしまうでしょう。
IT業界での就活を成功させるには、ある程度領域や職種を決めるのが重要です。IT業界のなかでもどの部分に興味を持っているのかを考え、選ぶようにしましょう。
就活エージェントを活用する
就活エージェントを活用し、アドバイスをもらうのもおすすめです。企業の選び方はもちろん、自己分析の進め方、エントリーシートの添削など、さまざまな点でサポートを受けられるでしょう。
内定を獲得するためには、自分のアピールを行うのはもちろん、ほかの就活生との差別化が大切です。プロの意見をもらい、ほかの就活生にはないアピールを考えてみましょう。
キャリアチケットでも、IT業界の内定獲得に向けて、マンツーマンでサポートを実施しています。あなたに合う企業の紹介も行っているので、ぜひ活用してください。
IT業界に特化した就活サイトを使う
就活サイトを使う場合、IT業界に特化したものを選ぶのがおすすめです。総合的な就活サイトよりも、情報が詳しかったり、IT企業の掲載数が多かったりします。
使用する就活サイトは1つではなく、複数のケースが一般的です。総合的な就活サイトに加えて、IT業界に特化した就活サイトも併用し、情報を集めるようにしましょう。
プログラミングの知識を学ぶ
プログラミングを勉強し、アピール材料に使うのもおすすめです。本を読んだり、プログラミングを教えてくれるサービスを活用したりして学びましょう。
IT企業の場合、プログラミングの知識を持っていた方が仕事を進めやすくなります。営業のように直接的にはプログラミングを行わない場合でも、知識として知っておいた方がいいでしょう。
また、入社前からプログラミングを学んでいるとアピールすれば、入社への意欲が高いと評価されやすいのでおすすめです。
アルバイトやインターンシップに参加する
IT業界のアルバイトを経験したり、インターンシップに参加したりするのもいいでしょう。実際に体験することで、学べる知識や経験は多くあります。
特に、インターンシップに参加して評価をもらえれば、担当者に覚えてもらえたり、インターンシップ参加者だけの選考に参加させてもらえたりするケースも。インターンシップの経験を履歴書や面接でアピールするのも効果的なので、積極的に参加するといいでしょう。
インターンシップについて詳しく知りたい場合は、「インターンシップとは何か?特徴や選び方などをご紹介!」の記事を参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
IT業界で就活を行おうと考えているあなたへ
IT業界は、就活生からの人気が高い業界です。社会的なニーズも高まっており、働くやりがいもあるでしょう。
IT業界は急速な拡大から、人手不足に悩む企業も多くあります。積極的にエントリーを行い、就職活動を行えば、志望企業の内定獲得も実現できるでしょう。
ただし、売り手市場だからと言って、油断してはいけません。就活対策を行っていなければ、選考に落ちてしまいます。内定を獲得できるか不安な場合は、就活エージェントのキャリアチケットに登録してみましょう。
就活エージェントを利用すれば、エントリーシートや履歴書の添削、面接対策などのサポートを受けられます。これから就活に向けて準備する学生には、就活の進め方や自己分析の方法などのアドバイスを実施。
就活を効率的に、スムーズに行うためにはプロの力が重要です。キャリアチケットを活用して、志望企業の内定獲得に向けて動き出しましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら