グループディスカッションとは?流れやテーマごとの対策を解説

このページのまとめ

  • グループディスカッションに向けて全体の流れや時間配分、役割について知っておこう
  • グループディスカッションは面接や書類選考ではみえない能力を評価するために行われる
  • 面接官は「積極性」「協調性」「論理性」「発想力」をチェックしている

グループディスカッションとは?流れやテーマごとの対策を解説のイメージ

「グループディスカッションとは?」「グループディスカッションが初めてで不安…」などの悩みを抱えている方もいるでしょう。グループディスカッション(GD)は、多くの応募者を効率的に選考したり、集団の中での役割を見たりするために行われます。

この記事では、グループディスカッションの概要や流れについて解説します。また、テーマごとの対策やGDを成功させるポイントも紹介するので、GDに不安を感じている就活生の方は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

採用選考のグループディスカッションとは?概要を解説

採用選考におけるグループディスカッション(GD)とは、与えられたテーマについて、数人の学生が制限時間内に議論を行い、グループとしての結論を導き出す選考形式のことです。ここでは、採用選考のグループディスカッションについて、具体的な人数や所要時間について解説します。

グループディスカッションが実施されるタイミング

グループディスカッションは多くの場合、1次面接の前後に行われることが一般的です。このタイミングで実施される理由は、企業側が多くの学生を効率的に評価するためです。

個別面接では見えにくい「集団の中でのコミュニケーション能力」や「思考のプロセス」を初期段階で確認し、自社の社風や求める人物像に合致するかを判断する役割を果たしています。

グループディスカッションの人数

グループディスカッションにおける一組あたりの人数は、一般的に4名から6名程度で行われることが多いですが、選考形式によっては10名近い大人数で行われるケースもあります。

企業や選考の規模によっては、予期せぬ欠席などにより当日の人数が前後することもありますが、基本的には集団の中での立ち振る舞いを多角的に評価できる人数で行われます。

グループディスカッションの所要時間

選考全体にかかる時間は、30分〜1時間程度であることが多いです。後ほど詳しく解説しますが、全体の流れとしては、最初の数分間で自己紹介や役割分担を行い、メインとなる議論を経て、最後に数分間の発表時間を設けるという構成が一般的です。

限られた時間内で納得感のある結論を導き出さなければならないため、常に時間を意識した効率的な進行が不可欠となります

グループディスカッションのコツについて知りたい方は、「グループディスカッションのコツを解説!準備・発言・役割のポイント」を参考にしてください。

オンライングループディスカッションの特徴と対処法

近年、導入企業が増えているのがオンライングループディスカッションです。Web会議システムを使って、インターネット上でグループディスカッションを行います。

オンライングループディスカッションの場合、対面式よりも人数が絞られ、時間も短く設定されているケースが多いようです。ただし、企業の評価ポイントは対面式とほぼ同じなので、心配は要りません。

オンラインでは、言葉や表情、動きなどが、対面式よりも伝わりにくくなってしまいます。自分の意見はハキハキと伝え、表情や動きは、普段よりも大げさに動かすことを意識してみてください。

グループディスカッションを突破する方法について知りたい人は、「グループディスカッションで落ちる人の特徴とは?突破に向けた7つの攻略法」をご参照ください。

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グループディスカッションの主な流れ

「議論中に何をすればいいか分からなくなったらどうしよう」と不安に思うかもしれませんが、グループディスカッションには基本となる「型」が存在します。全体の流れをあらかじめ頭に入れておくだけで、次にすべき行動が明確になり、落ち着いて議論に集中できるようになります。

限られた時間で最高の結果を出すために、まずは開始から終了までの一般的なグループディスカッションの流れを確認しておきましょう。

1.面接官から説明を聞く

まず初めに、試験開始前に、面接官から議論のテーマや制限時間、遵守すべきルールについての詳細なガイダンスが行われます。評価の基準や資料の扱い、発表の有無といった重要な情報が含まれることが多いため、聞き漏らしがないよう集中しましょう。

2.自己紹介

グループディスカッションを円滑に始めるため、まずは学校名や氏名、簡単な挨拶をメンバー全員で行い、お互いの緊張を和らげて場を和ませましょう。企業によっては名札を使用しないケースもあるため、各メンバーの座席位置と名前をセットでメモしておくと議論中の呼び掛けがスムーズです。

名前で呼び合うことでグループ内に一体感が生まれ、活発な意見交換ができる心理的な土壌が整いやすいです。話しやすい雰囲気を作ることは協調性のアピールにも繋がるため、笑顔でハキハキと話し、第一印象で良いイメージを持ってもらうことが大切です。

3.役割分担

グループディスカッションを効率的に進めるためには、メンバーそれぞれの特性を活かした適切な役割分担を行い、議論の基盤を整えることが不可欠です。各役割が自身の責任を果たすことで議論の迷走を防げるため、まずは自分に何ができるかを考え、グループ全体が円滑に回る配置を迅速に決定します。

ただし、役割に固執しすぎて発言が疎かになっては本末転倒のため、自身の担当業務をこなしつつも議論の本筋に積極的に関与し続ける姿勢を保ちましょう

グループディスカッションを有利に進める「役割」と「立ち回り」のコツについては、後ほど詳しく解説します。

4.タイムスケジュールの決定

役割が決まったら、制限時間をどのように活用するかという明確な時間配分をグループ全員で合意し、計画性を持って取り組むための準備を行います。グループディスカッションの時間配分の例は以下のとおりです。

全体の時間 前提確認 アイデア出し 意見の統合 発表準備 予備
20分 2分 6分 7分 3分 2分
30分 5分 10分 10分 3分 2分
45分 5分 15分 15分 5分 5分

上記の時間配分はあくまで目安であり、テーマの難易度に応じて調整が必要です。グループディスカッションでは、結論をまとめる時間が不足しがちになることも少なくないため、余裕を持った時間配分を組み、不測の事態にも対応できる予備の時間を確保しておきます。

計画を共有しておくことでメンバー全員が時間意識を共有でき、議論の迷走を防ぐとともに、納得感の高いアウトプットへと繋げることが可能になります。

5.ディスカッションを行う

提示されたテーマに対してメンバー全員がそれぞれの視点から意見を出し合い、多角的な議論を通じて解決策や結論の糸口を粘り強く探ります。自分の意見を論理的に述べるだけでなく、他者の発言にも耳を傾けて尊重し、相乗効果でより良いアイデアが生まれるよう努めましょう

議論がテーマから脱線しそうになった場合は速やかに軌道修正を行い、常に最終的なゴールを見失わないよう意識しながら発言を積み重ねます。単なる多数決で決めるのではなく、全員が納得できる共通解を導き出すために、客観的な根拠やデータを活用して説得力のある議論を展開しましょう。

6.グループ内の意見をまとめる

議論で出された多様な意見を整理・統合し、チームとしての最終的な結論を制限時間内にまとめ上げる、重要で難易度の高いフェーズです。結論がテーマの趣旨とかけ離れていないか、設定した前提条件を満たしているかを全員で最終確認し、ロジックに矛盾がないかを精査します。

7.発表する

グループの代表者が、導き出した結論とそれに至るまでのプロセスを、面接官や他のグループの学生に向けて、分かりやすく発表します。単に結論だけを述べるのではなく、どのような課題に対してどのような根拠からその解決策を選んだのか、論理の筋道を立てて説明することが重要です。

発表中も他のメンバーは相槌を打つなどして、グループ全体で発表内容を支持している姿勢を見せることで、チームの一体感を面接官に示せます。質疑応答がある場合は、誰か一人に任せきりにするのではなく、質問の意図を汲み取ってグループ全員で真摯に回答する姿勢を保ちましょう。

面接や就活で使える「説明力」について知りたい方は、「5分でわかる『頭の良さとは「説明力」だ』|就活生おすすめ本要約」をご覧ください。

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グループディスカッションの4つの形式と対策

採用選考でのグループディスカッションの形式は、主に4つの形式に分けられ、それぞれ進め方や評価のポイントも変わってきます。

ここでは、グループディスカッションのテーマと対策について解説します。

抽象的テーマ型

抽象的テーマ型とは、抽象的なテーマを議題として、学生が1つの結論を出す形式です。具体的には「幸せとは何か?」「10年後の自分たちに必要な力は?」といった、正解のないテーマが設定されます。

この形式では、参加者それぞれの価値観や人生観が反映されやすく、議論が多角的な視点に広がりやすいという特徴があります。明確な数値や事実といった根拠が乏しいため、お互いの意見を尊重しながら共通の着地点を見つけ出すプロセスが重要になります。

軸を意識してディスカッションを進めよう

テーマが抽象的なため、誰でもすぐに意見を言いやすく結論がまとまらずに終わる、ということも頻発しがちになるのがこの形式です。

まずは、テーマに対して一定の条件や定義付けをしたうえで、1つの結論を目指して議論を進めていくと良いでしょう。

重視されるのは過程と人柄

この形式では結論が出にくいため、過程が重視される傾向にあります。グループディスカッションを進めていくなかで、円滑なコミュニケーションが取れているかなど、能力面よりも人柄面をチェックされることが多いようです。

課題解決型

課題解決型とは、与えられた課題について、より良い解決策を見出すことを目的としたグループディスカッション形式です。簡単な資料が用意されている場合もあります。テーマ例としては「あるカフェの売上を1.5倍にするには?」「若者の離職率を低下させる施策を考えよ」といった、実務に近い内容が出題されます。

柔軟な発想力を大切にして議論を進めよう

課題解決が目的のため、まずは現状の問題点や原因を分析し、自由な発想で解決策を提案していきましょう。その後、実現の可能性が一番高いアイデアに絞り、詳細を議論していきます。

大切なのは行動力と思考力

課題解決型のグループディスカッションは、メーカーや広告系の企業で多く取り入れられているようです。これらの企業では、問題解決のためのリサーチ能力や柔軟な発想力でアイデアを出し続ける思考力が評価される傾向にあるからでしょう。

資料分析型

資料分析型とは、与えられた資料から問題点を見出し、最善と思われる解決策を導き出していく形式のグループディスカッションです。例えば「3つの新規事業案の中から、資料のデータを踏まえて投資すべき案を一つ選べ」といったテーマが挙げられます。

自由な発想で意見を出していく課題解決型とは異なり、意見の根拠は資料、または資料から読み解ける事実を起点とした議論となります。グループディスカッションの前に、個人で資料を読み込む時間が設定される場合もあります。

論理的思考がカギ

資料読み取り型のグループディスカッションは、人柄以上に論理的な思考能力や仮説構築力といった能力が重要視されるようです。事実ベースを意識するこの形式では、事実や根拠を示すことを大前提として、議論を進めていくことが大切なポイントとなります。

ただ闇雲にアイデアを出すのではなく、物事を構造的に捉え、データに基づいた意見を出すようにしましょう。

ディベート型

ディベート型とは、賛成・反対の立場、または役割が与えられたうえで、テーマについてディスカッションする形式です。テーマ例には「日本は救急車を有料化すべきか否か」「新卒採用において学歴フィルターは必要か」といった、意見が二分される社会問題が多く選ばれます。

自分の本心とは無関係に立場が指定されるため、相手の主張を予測して反論を準備する戦略的な思考が必要です。

冷静に議論を進めよう

この形式では、自分に与えられた立場から論理を構築するとともに、相手側の論旨の欠点=攻撃点を考える必要があります。また、お互いに立場が決められた状態で議論をするため、ヒートアップしやすく言い争いになってしまうこともしばしばです。

相手を説得するためのロジックや交渉で、冷静な議論を成り立たせるように心がけましょう。

大切なのは柔軟な対応力と説得力

ディベート型のグループディスカッションでは、与えられた立場に柔軟に対応できるか、そして、グループ内での意見をまとめ、相手側を説得できる強力な論陣を張れるかが評価の対象になります。穏やかに交渉する能力も評価されるポイントです。

グループディスカッションの種類と特徴について詳しく知りたい方は、「グループディスカッションの種類とお題の関係性」をご参照ください。

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GDを有利に進める「役割」と「立ち回り」のコツ

グループディスカッション(GD)において、司会や書記などの役割はあくまで「チームで成果を出すための手段」であり、役職に就くこと自体が合格の保証になるわけではありません。

大切なのは、与えられた役割を通じて、どのように議論を活性化させ、チームの結論に貢献したかという「立ち回り」の質です。各役割の本来の目的と、評価を高めるための具体的な振る舞いを確認し、どのポジションからでも合格を勝ち取れる動き方を身につけましょう。

司会進行

司会進行は議論のリーダーとして全体を把握し、参加者から多様な意見を引き出しながらグループの意思決定をリードする重要な役割です。特定の人が長く話しすぎないよう配慮しつつ、発言が少ないメンバーにも話を振るなど、全員が議論に貢献できる公平な場を率先して作り上げます。

立ち回りのコツ

議論が停滞したり論点がズレたりした際には、これまでの話を「今、議論は〇〇の段階ですが、ここからは△△について話しませんか?」と速やかに整理して示しましょう。常に最終的なゴールから逆算して進行を行うことで、議論の質とスピードを両立させることができます。

また、意見が対立した際には、双方の共通点を見つけ出し、第三の案を提示するなどして、グループを一つの結論へと導くことで評価に繋がります。

タイムキーパー

タイムキーパーは制限時間から逆算して議論のペースを管理し、各フェーズで予定通りに進捗しているかをメンバーに共有して議論の遅れを防ぎます。グループディスカッションにおいて「時間切れで結論が出ない」事態は、チーム全員の減点に直結するため、タイムキーパーによる的確な時間管理と積極的な声掛けは不可欠です。

単にストップウォッチを眺めるだけでなく、議論の盛り上がりを見極めながら、時間配分の修正を提案するなどの柔軟性が求められる、責任の大きなポジションです。

立ち回りのコツ

単に時間を告げるだけでなく「意見集約まで残り5分なので結論をまとめ始めましょう」といった、次のアクションを促す具体的な声掛けを意識しましょう。

また、議論が白熱して時間が押している場合には、「この議論はあと3分で切り上げて、次の資料分析に移りませんか?」と、司会をサポートする形で進行に介入することも大切です。
主体的に時間を使おうとする姿勢が、時間管理能力としての評価対象となります。

書記

書記は議論の内容をリアルタイムで整理し、全員が視覚的に現状を把握できるようメモやホワイトボードに要点を分かりやすく記録する役割です。議論が空中戦になるのを防ぎ、チームの認識のズレを最小限にする重要な基盤を担います。

書記が優秀であれば、議論が迷走した際にも「これまでに、これだけのアイデアが出ました」と即座に振り返ることができ、チーム全体の生産性が飛躍的に向上します。

立ち回りのコツ

発言をすべて書き留めるのではなく、論点を構造化して可視化することで議論の重複を防ぎ、後半の意見集約をスムーズにするための土台を構築します。

記録に集中しすぎて無言になるのではなく、書きながら「今の意見はこういう解釈で合っていますか?」と確認を挟むことで、議論に積極的に参加している姿勢をアピールしましょう。

発表者

発表者はグループで導き出した最終的な結論と、それに至るまでの論理的なプロセスを、制限時間内に面接官へ向けて正確かつ魅力的に伝える役割です。どれほど素晴らしい議論が行われても、発表者の伝え方次第でチームの成果の伝わり方が変わることもあります。

グループの代表として、議論の全体像を要領よくまとめる力が試されます。発表時間は1分〜3分程度と短いことが多いため、情報を取捨選択する判断力も欠かせません。

立ち回りのコツ

議論の内容を誰よりも深く理解し、他者が納得できる構成で説明を行う必要があるため、高い言語化能力とプレゼンスキルを活かしてチームを代表します。議論の内容を誰よりも深く理解し、他者が納得できる構成で説明を行う必要があります。

たとえば、PREP法(結論・理由・具体例・結論の順で話すフレームワーク)を活用し、最初に導き出した答えを述べ、その根拠を順序立てて伝えることで、短時間でも要点の伝わるプレゼンテーションが可能になります。

また、発表の直前になって慌てるのではなく、議論の最中から「何が決定事項で、何が根拠なのか」を整理しておくことがコツです。

役割なし

司会や書記などの明確な役割に就かなかった場合は、「議論の内容そのものに最も集中できる自由なポジション」といえます。議論が脱線した際に軌道修正したり、対立する意見の共通点を見つけたりといった「客観的な視点」での発言は、高く評価されます。
役割に固執せず、チームの結論をより良くするための発言を積み重ねましょう。

立ち回りのコツ

役割がないメンバーは、作業に追われる他のメンバーよりも一歩引いた「客観的な視点」を持ちやすいのが最大の強みです。議論が脱線した際にそっと軌道修正を行ったり、対立する意見の共通点を見つけ出して合意形成を助けたりといった行動は、高く評価されます。

また、書記が記録しきれていない点を補足したり、司会が拾いきれなかった意見をフォローしたりと、グループの「潤滑油」として立ち回ることで、高い当事者意識を示すことができます。

グループディスカッションの対策について知りたい方は、「グループディスカッションの種類別対策!評価・実践ポイントを解説」をご一読ください。

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採用選考でグループディスカッションを行う理由

企業が面接だけでなくグループディスカッションを行うのは、個人の能力だけでなく集団の中での振る舞いを多角的に評価するためです。個別の面接では見えにくい対人関係の構築能力や、集団の中での立ち回り、議論への貢献度を実際の行動を通じて企業側は確認します。

ここでは、なぜ多くの企業がグループディスカッションを導入しているのか、その目的について詳しく解説します。

多人数を同時に評価し選考を効率化するため

グループディスカッションは、一度に多くの学生を評価できるため、応募者が集まる選考の序盤で導入されることが多いです。1対1の面接を繰り返すよりも時間あたりの選考人数を増やせるため、企業にとっては採用活動の効率を高められるメリットがあります

限られた採用期間の中で、より多くの候補者と接触し、スピーディーに次のステップへ進む学生を見極めるための手段として導入されています。

仕事に対する主体性や姿勢を知るため

議論に対して自ら進んで参加し、より良い結論を出そうと最後まで粘り強く取り組む主体性は、入社後の働く姿を想像させる重要な要素です。他者任せにせず自分事としてテーマを捉え、困難な状況でもポジティブに議論を活性化させようとする熱意が、評価の対象となります

どのような姿勢で仕事に向き合い、困難を乗り越えて成果を出そうとするタイプなのかを、実際の行動を通じて多角的に把握されます。

社会人基礎力について知りたい方は、「人生100年時代を生き抜く術、教えます!社会人基礎力に追加された「3つの視点」とは?」をご参照ください。

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グループディスカッションで面接官が見ているポイント

初めて会う学生同士で議論するグループディスカッションに対して、「自分のどこを評価されているのか分からず不安」「目立たないと落とされるのでは?」と、面接以上に緊張を感じる方も少なくないでしょう。

グループディスカッションにおける評価の基準は、単に発言量だけではありません。企業の面接官は、グループディスカッションでさまざまな観点から学生のことを見ています。主にどんな点をチェックしているのかみていきましょう。

1.積極性

与えられたテーマに対し、積極的に発言したり行動することができるか、という点がもっとも多くの面接官が見ているポイントです。どの企業においても、仕事をするうえで「動く」「発言する」などの積極性はとても大切なこととみなされています。

単に話し続けるのではなく、状況に応じて役割を買って出たり、新しい論点を提示したりすることで、組織への貢献意欲を評価されます。周囲の反応を伺いすぎることなく、チームの目標達成に向けて自分ができることを探し、粘り強く働きかけ続けることが合格への近道でしょう。

2.協調性・コミュニケーション能力

自分の意見ばかりではなく他人の意見もしっかりと聞けるか、グループ全体の活動を活発にできるか、という点も重要な評価ポイントの1つです。そのほかにも、初めての相手ともしっかりと会話のキャッチボールができるか、全体の雰囲気を読むことができるかといった点もチェックされます。

他者の発言を否定せず一度受け入れた上で、建設的な代案を出すなど、チームの和を保ちながら議論を深めるスキルが特に重視されます。個人の優秀さを誇示する場ではなく、集団の中で互いの強みを引き出し合い、最善の結論を導こうとする協調的な態度が求められます。

3.論理性

物事を構造的に捉えて整理する力や、複雑な考えを誰にでも分かりやすく簡潔に説明できる論理的な思考力も、評価されるポイントの一つです。発言の際には、常に具体的な根拠やデータを示しながら理由を説明し、納得感のあるストーリーを構築できる能力が面接官に見られます。

思いつきの意見ではなく、一貫性のある論理を積み重ねることで、説得力を持って周囲を動かし結論を導くプロセスが実務能力として直結するでしょう。

4.発想力

既存の知識や常識にとらわれず、多角的な視点から斬新なアイデアを提案できる発想力に期待を寄せている企業は、多く存在します。議論が行き詰まった場面で、これまでにない切り口から打開策を提示する創造性は、グループディスカッションにおいて大きな武器となります。

テーマの目的に合致した上で、チームの思考を広げるような質の高い発想が評価されるでしょう。

グループディスカッションの評価基準について知りたい方は、「グループディスカッションの4つの評価基準とは?重要なのは絶対評価」をご覧ください。

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グループディスカッションを成功させるポイント

グループディスカッションで評価されるためには、事前準備・対策が必須です。ここで、紹介する採用選考でのグループディスカッションを成功させるポイントを意識してみてください。

ニュースをこまめにチェックする

グループディスカッションのテーマとしてよく扱われる時事問題のほか、業界に関係する話題や社会動向の多くは、ニュースをこまめにチェックすることで情報収集できます。日頃から知識や情報のアンテナを張るように心掛けましょう

また、情報を得るだけではなく、自分の言葉で説明できるように練習してみることもおすすめです。

常に自分で考え意見を持つ

グループディスカッションでは自分なりの意見やアイデアが求められます。日常的に得たニュースや情報も知ったら終わりにせず、情報に対して「自分はどう思うか?」「賛成か?反対か?」など、自分の意見を持つ習慣をつけましょう。
ノートに意見やアイデアを書き出してみるのもおすすめです。

相手の意見を聞く

就活のグループディスカッションで重要視されるコミュニケーション能力や協調性は、選考本番のときだけ意識しても実行するのは難しいものです。日常会話においても、自分が話すだけではなく、意識的に相手の意見や話をしっかりと聞いたり、相手の立場を考えて行動したりするようにしてみましょう

実際にグループディスカッションの練習をする

グループディスカッションをうまくこなせるようになるためには、練習あるのみです。事前に練習しておけば、「リーダー」「タイムキーパー」「発表者」など、自分にとってどの役割がしっくりくるのか、見つけやすくなります。
友人と練習するほか、就活セミナーなどで初対面の人と練習するのもおすすめ。練習風景はビデオに録画して、ディスカッション後に見直してみましょう。自身の課題を見つけられるはずです。

グループディスカッションの練習方法について知りたい方は、「グループディスカッション練習法13選!情報収集のコツやオンライン対策も」をご一読ください。

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グループディスカッション当日に気を付けたいこと

いざ本番が始まると、議論の内容に集中するあまり、自分自身の振る舞いやマナーへの意識が疎かになってしまいがちです。しかし、面接官は発言の中身だけでなく、応募者が「社会人として相応しい態度をとれているか」という点もチェックしています。

無意識の癖が評価を下げてしまうのは非常にもったいないことです。ここでは、グループディスカッション当日に気を付けたいことについてまとめました。

姿勢や動作に注意する

企業側は就活生の意見だけを評価するのではありません。姿勢や動作もチェックしています。

猫背や貧乏ゆすり、必要以上の身振り手振りなどは評価を下げることにつながりかねません。背筋を伸ばし、落ち着いた動作で好印象を与えられるように注意しましょう。

声の大きさやトーンに気を付ける

恫喝するかのように大きな声や聞き取りづらい小さな声、早口などは周囲の人が不快に感じるおそれがあります。
はっきりとした口調、聞き取りやすい速さ、適切な声量、落ち着いた声のトーンを保ち話すことで意見にも説得力が増すものです。心掛けるようにしましょう

話し過ぎないようにする

積極性をアピールしたい気持ちから、つい自分の意見を数多く発言したくなるかもしれません。しかし、ディスカッションの場では全員がバランス良く話せるような周囲への配慮が必要です。
冷静になりグループ全体を見回してから発言するようにしてみましょう。

グループディスカッション(GD)とグループワーク(GW)の違いについて知りたい方は、「GDとは何か?基本的な流れや種類ごとの特徴を知って本番に備えよう!」をご参照ください。

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グループディスカッションで困ったときの対処法

その場でテーマを出され、みんなと一緒に進めていくグループディスカッションだからこそ、試験の場で思わぬ事態に遭遇する可能性も。慌てずに対処するため、発生しがちなトラブル事例とその対処法を解説します。

議論の方向性を見失ってしまった

参加者それぞれの自由な発言によって、議論の方向性を見失ってしまった場合、早めの方向修正が重要です。基本となるのは、「そもそも前提は何か?」という点。一度原点に立ち返り、これまでに出た意見をまとめていきましょう。

参加者全員の共通認識を深めながら議論を進めていくことで、内容が深まり、評価につながりやすくなります。

全く分からないテーマが出題された

全く知見のないテーマが出題された場合に、「知ったかぶりをしてそのまま進める」のは避けてください。グループディスカッションの合否のポイントは、テーマについて正しい知識を有しているかどうかではありません。

テーマに対する知識がないことを正直に伝えれば、知っている人が答えてくれることもあるでしょう。仮説に基づき、論理的に議論を組み立て、一定の結論に至ることが、評価のポイントになります。

時間配分で失敗した

時間配分で失敗した場合、臨機応変に対応してください。議論が白熱して時間を使い過ぎてしまった場合、その後のプロセスを分業で進めることで、時間の節約につながります。全員が配分ミスを認識し、リカバーするための役割を果たせれば、評価アップにつながるでしょう。

反対に、時間が余ってしまったときも、状況に沿った対応を心掛けてください。より一層議論を深めたり、より分かりやすく伝えるため工夫したりすると良いでしょう。時間配分のミスは、社会人になってからも、比較的よくあるトラブルです。柔軟な姿勢で適切に対処できることをアピールしてください。

就活のやり方やスケジュールを把握しておきたい方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」をご覧ください。

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グループディスカッションを成功させたい方へ

グループディスカッションとは、数人の学生がチームとなって与えられたテーマについて議論し、制限時間内に結論を導き出す選考方式です。グループディスカッションを成功させるには、まず議論の型を正しく理解し、自分の役割を果たしながらチーム全体に貢献する姿勢が不可欠です。

もし、どのように準備すれば良いか迷っている方や、より実践的な指導を受けたい方は、ぜひキャリアチケット就職エージェントにご相談ください。キャリアチケット就職エージェントでは、就活のプロによるグループディスカッション対策が受けられます。

あなたの強みや課題を的確に把握し、就活のサポートを行います。不安を一人で抱え込まず、プロの力を借りて自信を持って選考に臨んでください。

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グループディスカッションとは何かを知りたい方からのFAQ

グループディスカッションについて悩んでいる方からのよくある質問をまとめました。

Q.グループディスカッションが初めてで不安です…

初めての方はまず議論の全体像を把握し、自分がどの役割なら貢献できそうか、具体的な立ち回りをイメージしておくことから始めましょう。完璧に振る舞おうとせず、まずは笑顔で挨拶をし、他者の意見に相槌を打つといった基本的なコミュニケーションを意識するだけで十分です。

練習会やエージェントによるグループディスカッション対策などを活用して場数を踏めば、自然と落ち着いて発言できるようになるでしょう。

Q.グループディスカッションの定義付けのコツを教えてください。

定義付けとは、議論の前提条件を明確にすることであり、チーム全員が同じ方向を向いて話し合うための極めて重要な最初のステップです。例えば「幸せ」がテーマなら、それが「誰にとっての幸せか」や「どのような場面か」を具体化し、議論の対象範囲を絞り込むのがコツです。

定義が曖昧なまま議論を進めると、結論がまとまらず時間切れになるリスクが高まるため、序盤に時間を割いて認識を合わせることが大切です。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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