エントリー数の平均はどのくらい?適切な数を知っておこう

このページのまとめ

  • エントリー数の平均は少ない学生で5社、多い学生で50社が目安
  • エントリー数が少な過ぎると実際に選考に進む企業の数が減り、内定を得にくくなる
  • エントリー数が多すぎると、スケジュール管理が難しくなる

エントリー数の平均はどのくらい?適切な数を知っておこうのイメージ

就活で企業の選考を受けるためには、まずエントリーしなくてはなりません。しかし、「何社くらいエントリーすれば良いのかわからない…」「このエントリー数で十分なのか…」と悩んでしまう方もいるでしょう。このコラムでは、就活をスムーズに進めるにはどれくらいのエントリー数が適切なのかを解説。これから就活を始める方は、ぜひ一度ご覧ください。

目 次

 

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就活生のエントリー数の平均は?

目安としては少ない学生で5社、多い学生で50社ほどですが、エントリー数の平均は就活する時期が売り手市場か買い手市場かによって変動します。
近年はアベノミクスの影響で景気が良くなり、学生有利の売り手市場が続いていることからリーマンショック直後と比べると学生のエントリー数は減少。売り手市場だと内定を得られる可能性が高まるため、むやみにエントリーする必要がなくなっているようです。
しかし、内定を得られる可能性が高くなっているからといってエントリー数を減らしてしまうと、「応募できる企業がない」ということになりかねません。何故ならエントリーした企業の選考全てに参加できるわけではないからです。選考日の重複、エントリーシート作成に割ける時間、書類選考で不合格などの理由から、実際に面接に行くのはエントリーした企業の数より少なくなります。
では適切なエントリー数とはどのくらいなのでしょうか?エントリー数が少ない場合と多い場合のメリットとデメリットを知って、自身の参考にしましょう。

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エントリー数の量によるメリットとデメリット

エントリー数によってどのようなメリット、デメリットがあるか把握しておくことで、エントリー数を増やしたほうが良いか、絞るべきか適切な判断ができます。

エントリー数が1~10社の場合

エントリー数が1~10社の場合、自分は少ない方と認識しておいたほうが良いでしょう。加えて、メリット・デメリット(リスク)を客観的に把握しておくことも大切です。 
少なすぎる場合のメリット、デメリットは以下が挙げられます。

メリット

・一社一社に集中することができる
・志望の業界や企業しか受けないと決めることで、モチベーションが上がる場合もある

デメリット

・内定を得られる可能性が低くなる
・早々に全ての選考から落ちてしまうと、その後の就活で焦ったり、プレッシャーに駆られたりする
・業界や企業を絞りすぎることで視野が狭くなり、ほかの業界や企業を見逃している可能性がある
・あとでほかの企業も受けてみれば良かったと後悔することがある
・志望する業界や企業とのミスマッチに気づいてもリカバリーがしにくい

新卒の就活は通年でエントリー募集しているわけではないので、最初にある程度のエントリー数を確保しておいたほうがいいでしょう。

エントリー数が40社以上の場合

エントリー数が40社以上の場合、自分は多い方と認識しておいたほうが良いでしょう。加えて、メリットとデメリットを客観的に把握しておくことも大切です。

メリット

・様々な業界を調べることで視野を広げることができる
・選考に臨めるチャンスが増える
・本命の企業を受ける前に場数を踏んで、選考に慣れておくことができる

デメリット

・企業の情報を調べるだけでも苦労
・1つの企業に対して十分な準備をすることが難しくなる
・スケジュール管理が困難になる
・遠方からの移動がある場合、費用がかかる

エントリー数が多過ぎると、面接日程が重複してしまう、エントリーシートの提出期限や受付の期日の管理に追われてしまうなど、1つの企業に対して十分な準備をすることが難しくなりがちです。企業研究や面接対策に使える時間は限られているため、エントリー数はスケジュール管理ができる範囲に留めておいたほうが良いでしょう。

 

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結局どのくらいエントリーすれば良いの?

無理なくスケジュール管理ができ、精神的にゆとりを持てる範囲なら、20~30社エントリーするのが良いでしょう。ただし、大事なのは数ではなく、自分の価値観や状況にあった進め方です。 
闇雲に数を増やせばいいというものでもないため、自分ならではの企業選びの基準を持ち、優先度つけて進めていくと良いでしょう。

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自分の状況に合わせてエントリー数の調整を!

先述したとおり、エントリー数はただ増やせばいいというわけでもありません。自分の価値観や状況に合った進め方が必要です。 
説明会や1次選考段階では、企業との相性や仕事の適性が十分かどうか分かりません。3次、最終選考くらいまで進めば、仕事の適性や企業風土をある程度把握できます。そのため、選考序盤がほとんどで、エントリー数が1~10社の場合はエントリー数を増やしたほうが良いでしょう。

 

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エントリー数を増やす場合どうしたらいいの?

エントリーを広げる場合、どのように広げたらよいか困る方もいるでしょう。ここでは、エントリーを広げたい場合の考え方のポイントについて解説します。

業界ではなく企業で選ぶ

業界で選ぼうとせず、企業がマッチするかで判断しましょう。自分が大事にしている価値観や、持っている強みなどを基準にすることで、自分に合った企業に出会える可能性があります。

今まで注目していなかった業種にもエントリー

これまで注目していなかった業種にも目を向けて話を聞き、長所や短所を整理していくことで、企業選びの軸が明確になります。さまざまな業種を見たうえで働きたいと思えるポイントを見つけられれば、志望動機にも説得力をもたせやすくなるでしょう。

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本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわさき)

新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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