このページのまとめ
- インターンシップに期待することを聞くのは、本選考の参考にもするため
- 「このインターンシップだからこそ参加したい」という気持ちをアピールしよう
- 企業の求める人物像に合わせて、具体的なエピソードを簡潔に伝えるのが大切
「インターンシップに期待すること」のESや面接での回答に悩んでいる大学生も多いのではないでしょうか。「インターンシップに期待すること」の回答は、企業が質問から把握したい内容を踏まえて考えるのが大切です。
この記事では、「インターンシップに期待すること」に対する企業の意図や、回答の考え方・伝え方、例文などをまとめました。参考にしてインターンシップの選考突破につなげてください。
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- 「インターンシップに期待すること」を企業が聞く理由
- 志望する意欲や熱意を図るため
- 企業と学生のマッチ度を確かめるため
- 学生のニーズを知りたいため
- 学生の理解度や基礎的なポテンシャルを知るため
- 「インターンシップに期待すること」を考える時のポイント
- インターンシップに参加したいと思った理由
- インターンシップ先を選ぶ基準
- インターンシップに参加する明確な目的
- 「インターンシップに期待すること」の回答ポイント
- ほかの企業ではなく応募先を選んだ理由を伝える
- インターンシップで学びたいことを伝える
- インターンシップに参加する意欲を伝える
- 企業が求める人物像にあわせる
- 「インターンシップに期待すること」のNG回答
- 回答がインターンシップの内容にあっていない
- 「特になし」と答えてしまう
- 給与や待遇に関する内容が目立つ
- 「インターンシップに期待すること」のESや面接での伝え方
- 結論から伝える
- 結論の理由や自身の具体的なエピソードを盛り込む
- インターンシップに期待していることを再度述べる
- 【文字数別】インターンシップに期待することの例文
- インターンシップに期待することの100字の例文
- インターンシップに期待することの200字の例文
- インターンシップに期待することの300字の例文
- 【業界別】インターンシップに期待することの例文
- インターンシップに期待することの人材業界の例文
- インターンシップに期待することの食品業界の例文
- インターンシップに期待することのIT業界の例文
- インターンシップに期待することの回答で悩むあなたへ
「インターンシップに期待すること」を企業が聞く理由
企業がインターンシップに期待することをエントリーシートや面接で聞くのは、学生の熱意やマッチ度を図りたい意図があると考えられます。企業が知りたい内容を事前に把握すれば、効果的な回答につなげられるでしょう。
ここでは、企業がインターンシップに期待することを質問する理由を4つ解説します。
志望する意欲や熱意を図るため
インターンシップ参加や企業への興味関心・熱意が高く、積極的に活動してくれる人を求めているため、やる気やモチベーション、本気度などを確認したいと考えている企業が多いようです。
また、企業説明会の前にインターンシップに参加するため、入社に対する意欲の高さを図っている場合もあるでしょう。
なお、政府が公表した「2024年度(2025年3月)卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等ポイント(1p)」によると、2025年3月卒業・修了予定者から、一定の条件を満たしたインターンシップに参加した学生の情報について、採用に活用できると方針づけられました。
これにより、企業は正式に採用直結型のインターンシップを開催できるため、学生はインターン応募の段階からより真剣に取り組むことが重要です。
参照元
内閣官房
2024年度(2025年3月)卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等
企業と学生のマッチ度を確かめるため
「インターンシップに期待すること」の質問から、自社と学生のマッチングを図る目的もあります。
企業がインターンシップを実施するのは、自社に対する理解を学生に深めてもらうためだけではありません。インターンシップを通じて早期から優秀な人材を見つける目的もあります。
また、インターンシップでミスマッチを事前に防ぎ、入社後の意欲低下や早期退職の回避につなげる意図もあるでしょう。
なお、学生側も、インターンシップへの参加は会社説明会と比べ、企業をより深く知ることができます。就活において、企業を選ぶ上で大切にしたい価値観がマッチしているか確認できるチャンスであり、志望動機にもつながるため、事前に就活の軸を明確にしておきましょう。
学生のニーズを知りたいため
企業は、「学生が何を求めてインターンシップに応募したのか」といったニーズを把握する目的もあるようです。
学生がインターンシップに期待することを把握し、今後のインターンシップでより充実したプログラムを提供できるよう情報収集を行っています。
また、インターンシップで自社に求める内容から、ほかの企業との差別化ポイントを把握し、採用活動で学生に対して効果的なアピールにつなげている場合もあるでしょう。
学生の理解度や基礎的なポテンシャルを知るため
「インターンシップに期待すること」を通じて、学生の企業への理解度や持っているポテンシャルも見ています。
インターンシップ応募の際、志望動機は必須項目ですが、インターンシップに期待することの回答では、より具体的な内容が欠かせません。そのため、深く企業やインターンシップの内容を理解した上で応募しているかを判断しようとしています。
また、学生の持つコミュニケーション力や対応力など、基礎的なポテンシャルを把握する目的もあるようです。
これらを念頭に置いて、「インターンシップに期待すること」の回答を考えていきましょう。
なお、インターンシップ選考についてより詳細を知りたい人は、「インターン選考には種類がある?ポイントや本選考への影響などを解説!」を参考にするのがおすすめです。
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「インターンシップに期待すること」を考える時のポイント
ここでは、「インターンシップに期待すること」の回答を考える際のポイントを3つ解説します。エントリーシートや面接で質問されても慌てないよう準備しておきましょう。
インターンシップに参加したいと思った理由
まずは、応募先のインターンシップへの参加を決めたキッカケを振り返ります。「実際に企業の内部を見てみたいと思った」「仕事について詳しく知りたいと思った」など、自分が興味を持ったキッカケを考えてみましょう。
「人に勧められたから」「名前を知っているから」と興味を持った人も、インターンシップに参加しようと決意した理由があるはずです。
インターンシップ先を選ぶ基準
次に、インターンシップを選んだとき、どのように選んだかを思い出してみましょう。業界で選んだ人、実施期間で選んだ人など、意識して選んだ理由があるはずです。
数ある企業の中から、どのような基準で絞ったのかを考えることで、就活における自分の方向性を整理できます。
インターンシップに参加する明確な目的
最後に、参加するインターンシップの内容をしっかりと理解し、自分がどのような期待をしているのか整理してみてください。
「△△を学び知識やスキルを身につけたい」「△△の体験がしたい」など、具体的な目的を挙げれば、なぜこのインターンシップに参加することにしたのか、しっかり説明できるようになるでしょう。
やみくもに考えるのではなく、順序立てて整理するのがおすすめです。
なお、インターンシップ選考で提出するエントリーシートの志望動機の書き方で悩んでいる人は、「インターンシップの参加理由は?志望動機の例文アリ」を参考にしてみてください。
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「インターンシップに期待すること」の回答ポイント
ここでは、インターンシップに期待することについて、エントリーシートや面接で回答する際に伝えるべきポイントを4つ解説します。
ほかの企業ではなく応募先を選んだ理由を伝える
ほかの企業ではなく、なぜ応募先のインターンシップを選んだのかを伝えましょう。
業界全体の状況を把握した上で、応募先ならではの特徴を具体的に伝えれば、「よく自社について研究できている」と好印象につながるかもしれません。
なお、業界を絞るにはコツを掴むのが近道です。「就活生が知っておくべき業界を紹介!絞り方のコツや方法も解説」では、業界について網羅的に紹介しているので、参考にしてみてください。
インターンシップで学びたいことを伝える
インターンシップに参加し、何を学びたいのか伝えることも重要です。
企業側は、費用や時間をかけてインターン生を受け入れています。そのため、自社のプログラムとマッチした学生に参加してほしいと考えるでしょう。
貴重な時間を有意義に使うためにも、インターンシップで学びたいことを明確化し、アピールしてください。
インターンシップに参加する意欲を伝える
「インターンシップに期待すること」の回答では、参加への意欲を伝えるのも欠かせません。
インターンシップへの参加人数は限られており、もしアピール内容が同じような学生がいた場合、意欲や熱意が伝わるかは大切なポイントです。
インターンシップ参加で学びたいこととあわせて、自分のなりたい将来像を伝えるのもよいでしょう。
企業が求める人物像にあわせる
インターンシップにおけるエントリーシートや面接でも、企業が求める人物像であると伝えることが大切です。
前に述べたように、企業は採用活動において、学生が自社にマッチしているかを評価しています。そのため、エントリーシートや面接の回答は、「企業が学生に求めている人物像」をイメージしながら作成してください。
そして、これまでの経験や学んだこと、習得してきたスキルをどのように活かせるかを伝え、採用担当者に入社後のイメージをしてもらえれば、マッチしていると判断される可能性が高まるでしょう。
これらのポイントを取り入れつつ回答を作成し、インターンシップの選考突破を目指してください。
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「インターンシップに期待すること」のNG回答
ここでは、インターンシップに期待することをエントリーシートや面接で回答する際のNGポイントを3つ解説します。
回答がインターンシップの内容にあっていない
インターンシップのプログラムと、伝える内容が一致しない場合は見直しが必要です。たとえば、プログラムに関係ない話題や、応募するプログラムで学べない内容を回答するのは避けましょう。
また、他社のインターンシップとの比較や、特定の社員と関わるのが目的と捉えられる内容もNGなので、注意してください。応募先のプログラムをしっかり把握し、回答を用意しましょう。
「特になし」と答えてしまう
「インターンシップに期待すること」を質問され、「特にありません」と答えるのもNGです。意欲や熱意が低いと捉えられ、低評価を受ける可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、この記事で紹介しているインターンシップに期待することの見つけ方や例文を参考にして、しっかりと準備を進めていきましょう。
給与や待遇に関する内容が目立つ
「昇給や賞与について知りたい」「テレワークや休暇取得の実情を知りたい」といった、給与や待遇に関する内容は極力避けてください。
インターンシップはあくまで学びの場であり、プログラムの内容や実務に関係のないことを述べれば、「仕事について学ぶ意欲がないのか」と思われる可能性があります。
そのため、たとえ就職後の給与や待遇が気になったとしても、インターンシップ選考でのエントリーシートや面接では別の回答を用意してください。
これらが、自身の作成した「インターンシップに期待すること」の内容に当てはまっていないか確認しながら進めましょう。
インターンシップの選考になかなか受からず悩んでいる人は、不採用の理由を問い合わせてみるのも1つの手です。「インターン選考に落ちてからが勝負?落ちる原因と受かるポイントを伝授!」に問い合わせメールの例文も紹介しているので、参考にしてみてください。
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「インターンシップに期待すること」のESや面接での伝え方
インターンシップに期待することに限らず、エントリーシートや面接では、PREP法の流れに沿って述べましょう。
PREP法とは、「Point(結論)→Reason(結論の理由)→Example(理由の具体例)→Point(結論やまとめ)」の頭文字を取った文章構成の型を指します。主張を印象づけたり、短時間でも説得力を持たせたりしやすいため、意識して取り入れてみてください。
ここでは、PREP法に沿って、エントリーシートや面接での伝え方のポイントを3つ解説します。
結論から伝える
最初に結論から述べるよう意識しましょう。エントリーシートや面接に限らず、何かを伝える際は結論から伝えれば、受け手は内容を把握しやすくなります。
そのため、冒頭にインターンシップに何を期待するか明確に伝えれば、採用担当者は内容をイメージしやすくなり、「物事を整理して話を組み立てられる」と好印象を与えることにもつながるでしょう。
なお、最初に述べる結論は、できるだけ簡潔に伝えるように注意してください。
結論の理由や自身の具体的なエピソードを盛り込む
結論を伝えたあとは、期待するきっかけとなった理由や、具体的なエピソードをアピールしましょう。経験を踏まえた具体的なエピソードを伝えれば、その業界や企業を選んだ理由もより説得力を持たせられます。
独自のエピソードを基に、企業に対してインターンシップ参加への熱意を伝えましょう。
インターンシップに期待していることを再度述べる
最後に、結論を再度伝えます。ここでは、冒頭の結論から内容がずれないように注意してください。
理由やエピソードを踏まえて、インターンシップで学びたいことや携わりたい仕事を伝えれば、話に統一感が生まれ、より説得力のある内容になるでしょう。
なお、字数が少ない場合はこの流れに沿えない場合もあるかもしれません。300~400字程度の長文を作成しておき、状況にあわせて調整するのがおすすめです。
インターンシップの選考で提出するエントリーシートの書き方で悩んでいる人は、「インターンシップのエントリーって?正しいESの書き方を解説」の記事を参考にしてみてください。
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【文字数別】インターンシップに期待することの例文
ここでは、インターンシップに期待することの例文を文字数別に3つ紹介します。なお、エントリーシートでは書き言葉である「貴社」を使用し、面接では話し言葉である「御社」を使用してください。
インターンシップに期待することの100字の例文
私は、インターンシップで最新のSNSマーケティングに携わることを期待します。
貴社(御社)は企業の個性にあわせたSNS運用代行でマーケティングされており、私もインターンシップを通じて企業を支え利益に貢献したいと考えております。
インターンシップに期待することの200字の例文
私は、インターンシップで貴社(御社)の3Dコンテンツの企画業務に携わることを期待します。
貴社(御社)が昨年開催した、イラストと3Dアニメーションを連動させたイベントで、自分の好きなキャラクターが動いている姿に感動いたしました。
私も将来、漫画やイラストのキャラクターの特性を活かしつつ、さらに世に広めたいと考えております。インターンシップでは、企画の基礎知識から実際の立案、実務でのPDCAサイクルの回し方を学びたいと考えております。
インターンシップに期待することの300字の例文
私が貴社(御社)のインターンシップに期待することは、生活に関わる保険の営業を体験することです。
私が中学生の頃、両親に対して保険の営業の方が熱心に学資保険を説明してくれたお陰で、大学生になった今、安心して学生生活を送ることができています。私も将来は、お客様の状況にあわせて本当に必要な保険を提案し、生活を豊かにするお手伝いをしたいと考えております。
貴社(御社)のインターンシップでは、第一線で活躍している営業社員の指導や、グループワークで実際の営業活動を疑似体験できる点に魅力を感じております。インターンシップを通じて、保険営業の業務内容や、お客様のニーズを汲み取る技術を学びたいです。
例文の流れに沿って、自身が伝えたいことを当てはめてみると回答を作成しやすいでしょう。
なお、インターンシップ選考のエントリーシートに書く自己PRの書き方で悩んでいる人もいるかもしれません。その場合、「インターンシップ選考は自己PR大事!書き方のポイントと例文3選をご紹介」に作成のポイントや例文も紹介しているので参考にしてみてください。
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【業界別】インターンシップに期待することの例文
ここでは、インターンシップに期待することの例文を業界別に3つ紹介します。
インターンシップに期待することの人材業界の例文
私が貴社(御社)のインターンシップに期待することは、人材マッチングサービスのライティング業務を体験することです。
私の父が転職活動をしていた際、貴社(御社)のサービスを利用し最適な結果につながったことから、私もユーザーが求める最新の情報を分かりやすく伝え、人生の節目に大きな影響を与えられる仕事に就きたいと考えております。
インターンシップでは、実務を通じてユーザーに必要な情報を適切に伝える表現を学ばせていただきたいです。
インターンシップに期待することの食品業界の例文
私が貴社(御社)のインターンシップに期待することは、食品ロス削減の取り組みを体験することです。
大学の授業内で世界の食糧問題について学ぶ機会があり、貴社(御社)は安全かつ美味しい商品を生み出すだけでなく、食を通して社会の課題解決に貢献しているところに興味を持ちました。
インターンシップを通して食品業界の理解を深め、どのように社会課題を解決できるのか学びたいと考えております。
インターンシップに期待することのIT業界の例文
私が貴社(御社)のインターンシップに期待することは、企業の業務改善に携わることです。
私は大学2年間勤務した飲食店で、アルバイトリーダーとして新人アルバイトの業務効率化を図るためマニュアル作成を行いました。その結果、オペレーションがスムーズに進み、店舗の売上向上に貢献できました。
この経験から、より社会の仕組みに大きな影響を与えられるIT業界に興味を持ちました。
貴社(御社)のインターンシップを通じて、エンジニア職の理解を深め、ITに関する知識やスキルを身につけたいと考えております。
これらの例文はあくまで参考にして、あなただけの回答を作成してみてください。
なお、インターンシップ選考で「意気込み」を聞かれ答え方に悩んでいる人は、「インターンシップの意気込みはどう伝える?例文とあわせて5つのコツを解説」を参考にするとよいでしょう。
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インターンシップに期待することについて回答する際は、企業が把握したいポイントを踏まえて、応募先の企業のプログラムに参加したい理由や、何を目的に参加するかを明確に伝えるのが大切です。
インターンシップで学ぶ意欲や姿勢をアピールし、選考突破を目指しましょう。
なお、「インターンシップに期待することの回答を考えたけど、適切か分からない」と悩んでいる人は、就活エージェントに相談するのがおすすめです。
中でもキャリアチケットは、専任のアドバイザーがマンツーマンでサポートしています。インターンシップの選考に限らず、就活の進め方なども気軽に相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。