このページのまとめ
- 就活を何から始めるか悩んでいる人は自己分析や業界研究から始めよう
- 就活を効率良く進めるには、スケジュールの把握と対策を同時並行で進めるのが重要
- 就活で何をすれば良い分からずに不安な人は、就活エージェントに頼るのがおすすめ
「就活って何から始めれば良いの?」「やることがありすぎて把握できない」などと悩む就活生は少なくありません。内定獲得のためには、全体像を把握して、自己と企業の理解に努めることが大切です。
この記事では、就活を何から始めたら良いか分からない人に向けて、時期別の対策を含めたやるべきことをまとめました。就活を効率良く進めるコツも解説しているので、内定を獲得したい人はぜひ参考にしてください。
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- 就活を何から始めるか迷ったら自己分析から
- 一般的な企業の就活スケジュール
- 3年生の5月〜6月:夏のインターンシップに応募
- 7月〜9月:夏のインターンシップに参加
- 10月〜2月:秋冬のインターンシップに応募・参加
- 3年生の3月1日:就活の本格スタート
- 3年生の3月~4年生の5月:書類の提出・書類選考
- 6月:選考開始
- 10月:内定式の実施
- 就活で何から始めるべきかを時期別に解説
- 大学3年生の春(4~6月)
- 大学3年生の夏(7~8月)
- 大学3年生の秋(9~11月)
- 大学3年生の冬(12~2月)
- 大学3年生の3月以降
- キャリアアドバイザーから就活の始め方のアドバイス
- 就活スケジュールを卒業年別で解説
- 2027年卒の学生が始める就活
- 2028年卒の学生が始める就活
- 就活はいつから始めるべき?活動ピーク期【27卒】
- 迷ったら今すぐ始めるのが大事
- 就活が本格化する時期は大学3年生の3月
- 面接のピークは大学4年生の4月
- 就活するために必要なこと7選!ポイントを解説
- 1.インターンシップへの応募と参加
- 2.OB・OG訪問の実施
- 3.自己分析
- 4.業界・企業研究
- 5.履歴書やエントリーシートの準備
- 6.筆記試験対策
- 7.面接対策
- 就活を効率的に進める3つのコツ
- 1.内定までのスケジュールから逆算する
- 2.就活準備は並行して進める
- 3.就活関連サービスをフル活用する
- 就活に向けて大学1・2年生のうちにやっておくこと
- 就活で語れる学生時代のエピソードを作る
- 就活に活かせる資格を取得する
- 早めに単位を十分に取得しておく
- 情報収集して就活をイメージしておく
- 就活経験者からリアルな話を聞いておく
- 就活を何から始めるかわからず不安なときの対処法
- 「やらないと」と思ったことから始める
- 友人と就活の状況を共有する
- 就活を終えた大学の先輩に相談する
- 大学のキャリアセンターに相談する
- 就活エージェントに相談する
- 就活で何から始めれば良いかわからず悩むあなたへ
就活を何から始めるか迷ったら自己分析から
就活を何から始めるかわからないときは、自己分析を行うのがおすすめです。自己分析を行うことで就活の軸が定まったり、アピールに使う内容が思いついたりするでしょう。
就活を成功させるためには、自分に合う企業を選ぶことが重要です。自己分析を行い、「自分はどのような仕事がしたいのか」「自分にはどのような社風が合うか」「どのような条件を希望するのか」などを考える必要があります。
また、書類選考や面接でアピールするには、自分の強みや能力などに気づくことが大切です。強みや能力を理解することで、自己PRや長所など就活でよく聞かれる質問の準備ができます。
自己分析でわかったことは就活を進める際の土台になるので、何から始めるか迷ったらまず取り組んでみましょう。自己分析の進め方については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事で解説するので参考にしてください。
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一般的な企業の就活スケジュール
就活を何から始めれば良いかわからない場合、最初に理解しておきたいのが就活のスケジュールです。企業や業界によって時期が異なるものの、基本的には大学3年生の3月にエントリー開始、4年生の6月に本選考スタートという原則を踏まえ、逆算して各種イベント・取り組みが用意されています。
ここでは、一般的な企業の就活スケジュールを具体的に解説するので、いつどのようなイベントを控えているのか知っておきましょう。
3年生の5月〜6月:夏のインターンシップに応募
就活が本格化する前に必ず押さえておきたいのが、夏のインターンシップです。夏のインターンシップは、開催のおよそ2〜3ヶ月前に応募が始まる傾向にあります。各社のインターンシップ情報は、大学3年生に進級して少し落ち着いたタイミングからチェックしておきましょう。
企業によっては、インターンシップの成績や評価次第で内定に直結する場合もあります。応募の際はエントリーシートの提出を求められることが多いため、事前に自己分析を少しだけでも済ませておけば、応募書類をスムーズに作成できるでしょう。
7月〜9月:夏のインターンシップに参加
大学3年生の夏休み期間は、インターンシップに参加して実際の業務に触れるのが一般的な流れです。
夏のインターンシップは3日程度のものもあれば、2週間や1ヶ月ほどにわたって開催される場合もあります。実務を経験したりワークショップ形式でグループワークをしたりするなど、開催方式や期間含めて企業によってさまざまです。
企業に対する興味の有無に限らず、インターンシップに参加することで仕事に対する考え方がクリアになるため、積極的に参加して自分の適性を判断しましょう。
10月〜2月:秋冬のインターンシップに応募・参加
夏のインターンシップが終わるころには、秋・冬のインターンシップの応募が始まったり、各プログラムが開催され始めたりします。
秋冬のインターンシップは学生の講義の都合などを加味して、3〜5日程度の比較的短い期間で開催されることが多い傾向です。夏のインターンシップとは異なる業界のプログラムや、同じ業界の異なる企業のインターンシップに参加することで、自分の知見や考え方をより深められるでしょう。
なお、秋のインターンシップ応募は8月ごろから始まるため、継続的に情報収集をすることが大切です。
3年生の3月1日:就活の本格スタート
大学3年生の3月を迎えると企業の採用情報が正式に解禁され、各種就活サイトからエントリーできるようになります。なお、国が定めた統一的な指針に沿って採用活動をしている企業の場合は、3月から本格的にスタートします。
ただし、企業によっては前倒しで選考や面接を進める場合もあるため注意が必要です。3年生の春ごろから始めた自己分析や企業研究などを経て、志望企業にアプローチを始めるのがこの時期です。
外資系・ベンチャー企業は選考が前倒しされている
外資系企業やベンチャー企業は、全体的に前倒しで選考が進みます。外資系企業の場合、夏季インターンシップの開催はほかの企業と変わりません。
しかし、夏季インターンシップが終了したあとに説明会や本選考をスタートさせる場合もあります。早いと大学3年生の年内に内々定が出され、全体的には3年生の3月には内々定が出そろう傾向です。
外資系企業の場合、一般的な企業の就活が本格化する前に選考活動が終了するため、特に前倒しで準備する必要があります。なお、以下の企業・業界の就活スケジュールにも注意が必要です。
・テレビ業界の企業
・マスコミ企業
・ベンチャー企業
・非上場の中小企業
実態は企業によって異なりますが、3年生の12月ごろから説明会が行われ、3月ごろに内々定が出ることもあります。ほかにも、大学3年生の3月から4年生の6月に本選考が行われ、一般的な企業よりも前倒しで内々定が出るパターンも多いです。
企業によって選考スケジュールは異なるという前提を踏まえ、興味のある企業は過去の採用計画を必ずチェックしておきましょう。ベンチャー企業の特徴は「ベンチャー企業に就職したい!働くメリットとデメリットとは」の記事を参考にしてください。
3年生の3月~4年生の5月:書類の提出・書類選考
就活が本格的に始まると、内定獲得に向けてさまざまな対応に追われます。
・企業説明会への参加
・エントリーシートの提出
・Webテストの受験
3月以降は一気に慌ただしくなりますが、大学4年生を迎えるまでに就活準備を進めておくと、選考をスムーズに進められるでしょう。
6月:選考開始
一般的には、4年生の6月から面接が行われ始めます。同時に、内々定を獲得する学生も増えていきます。
学生によっては複数社から内々定を獲得する人も出てくるでしょう。周りと比較せず、自分が納得できる企業から内定をもらうことを目標に、コツコツと続ける意識が大切です。
場合によっては3月にエントリーした企業の選考にすべて落ちてしまい、持ち駒がなくなる可能性もあります。精神的な余裕をもつためにも、就活が本格化してからはエントリーする企業を定期的に増やす意識も持っておきましょう。
10月:内定式の実施
4年生の10月以降に内定式が実施され、正式に採用が決まります。一般的には4年生の10月で就活は一区切りですが、内定獲得に時間が掛かる人や納得いく企業から内定をもらえていない人は、就活を続けることになるでしょう。
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就活で何から始めるべきかを時期別に解説
就活で何から始めればよいかわからない人は、スケジュールの全体像を把握したうえで、時期別のやることリストを参考に順番に取り組んでいきましょう。
時期別に何をすれば良いかをまとめたので、迷ったときの参考にしてください。
大学3年生の春(4~6月)
大学3年生になったら、自己分析や企業研究など就活の準備を始めてみましょう。夏にはインターンシップが始まります。近い時期になってから自己分析や企業研究を初めても、時間が足りず期限に間に合わない可能性も。スムーズに参加できるよう準備をすすめておくのがおすすめです。
大学3年生の春には、以下のような内容に取り組んでください。
・自己分析
・業界/企業研究
・就活/企業選びの軸の決定
・就活アイテムの用意
・夏季インターンシップに応募
・就活サイトへの登録
さらに、学内で開催される就活ガイダンスや、総合型の就活サイトなどが主催する合同説明会・セミナーに参加しておくと、就活ノウハウを身につけられるでしょう。大学3年生になったタイミングを一つの目安にして行動を開始できると、余裕を持って就活を進められます。
また、インターンシップや各種イベントに参加するには、リクルートスーツやカバンなどのアイテムが欠かせません。各種就活アイテムは面接や選考を受ける際に欠かせないため、時間に余裕がある間にそろえておいてください。
大学3年生の夏(7~8月)
大学3年生の夏になると、インターンシップが始まります。業界や企業についての理解を深めるために、参加しておくと良いでしょう。
ほかにも以下のような就活準備を進めておくのがおすすめです。
・OB/OG訪問をする
・夏季インターンシップに参加する
・秋季インターンシップに応募する
・自己分析と業界/企業研究を継続する
・志望企業の過去の選考スケジュール確認する
夏休み期間を利用して、就職先の可能性を探っていきましょう。夏季インターンシップの詳細は「サマーインターンの日程はいつから?スケジュールや選考突破のコツを解説」をご覧ください。
大学3年生の秋(9~11月)
大学3年生の秋を迎えたら、以下の準備を進めてさらなる情報収集に努めましょう。
・夏季インターンシップの振り返り
・秋季インターンシップの参加
・冬季インターンシップの応募
・合同説明会などの参加
・継続的な自己分析や業界/企業研究
夏季インターンシップに参加した人は、振り返りつつ就活の軸を見直してみてください。実際の職場で働くことで、仕事に対する価値観や業界・企業の見え方も変わるはずです。
インターンシップで得た気づきは必ず言語化して、応募書類や面接でアピールできるようにしておきましょう。
インターンシップに参加した経験や学びは、面接であなたの志望企業への熱意を伝えるための重要な要素です。インターンシップの日々の学びをメモに書き残すなどして、ESや面接で有効活用しましょう。
大学3年生の冬(12~2月)
大学3年生の冬は、志望企業によっては選考が始まっています。一般的には就活が本格化する直前期になるため、今までの就活準備を振り返りつつ、状況に合わせた準備をしていきましょう。
・冬季インターンシップの参加と振り返り
・自己分析のさらなる深掘り
・履歴書やESの準備
・Webテスト、筆記試験対策
・面接対策
・企業研究の内容の振り返り
・早期選考への応募
就活が本格化する前に、心身ともにリラックスする期間を作るのもおすすめです。今まで準備してきた内容を改めて整理して、万全な状態で3月を迎えましょう。
大学3年生の3月以降
就活が本格的にスタートする大学3年生の3月以降は、スケジュール管理の徹底が重要です。10〜20社ほどを一斉にエントリーするケースも多く、個別説明会や応募書類の提出期限が重なる機会も増えます。
3月以降は想像以上に忙しい日々になるため、アルバイトや卒論などを含めて、自分にとっての優先順位をつけて効率良く取り組むことが重要です。スケジュール管理を徹底しつつ、面接対策と企業研究は継続させましょう。
選考が始まれば、あとは自分の理想や就活の軸を曲げずに行動するだけです。納得いく企業から内定をもらえるよう、トライアンドエラーを繰り返しながら選考に臨みましょう。
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キャリアアドバイザーから就活の始め方のアドバイス
自己理解につながる自己分析を就活の最初にやる理由は、自分に合った企業からの内定をもらうための第一歩だからです。
内定は、第一印象やこれまでの経験、仕事や物事に対する考え方といった企業が求めるものと自分が持っているものが合致したうえで、企業に伝わったときに獲得できます。
つまり、「自分の特徴がわからない」「自分の強みやアピールポイントがよくわからない」という状況で就活を進めても、自分に合う企業がわからず選考に進めたとしても、合致点がないため好印象にはつながりにくいといえます。
就活の最初に自己分析を行わないまま、「知っているから」「なんとなくよさそうだから」といった理由でやみくもに応募先を決めていては、企業が求めるものと自分の強みやアピールポイントがずれてしまい、よい結果にはつながりません。結果として就活が長引いてしまう恐れもあるでしょう。
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就活スケジュールを卒業年別で解説
就活の始め方に関する悩みは卒業年度によってある程度大別でき、優先すべき内容も決まってきます。ここでは、2025年8月時点における就活準備の第一歩を卒業年別で解説します。状況次第では焦るかもしれませんが、今日からできることを対策していきましょう。
2027年卒の学生が始める就活
2027年卒業の人は、2025年8月時点で大学3年生に相当し、すでに就活準備がスタートしているといった状況です。
大学3年生の夏休み期間は、インターンシップに参加して実際の業務に触れるのが一般的な流れ。企業に対する興味の有無に限らず、インターンシップに参加することで仕事に対する考え方がクリアになるため、積極的に参加して自分の適性を判断しましょう。
インターンに参加することで、自分の興味がないと思っていた業界で「意外と面白いかもしれない」と気づく学生も多くいます。まずはインターンシップへの参加を第一歩として踏み出し、自分の適性と興味を見極める行動を始めましょう。
2028年卒の学生が始める就活
2028年卒業の人は2025年8月時点で大学2年生に相当する状況です。
具体的な就活準備をするにはかなり早い一方で、長期インターンシップのなかには、大学2年生でも参加できるものがあります。興味のある企業を中心に、インターンシップ情報の確認だけでも行っておくと、就活を有利に進められるでしょう。
ほかにも、外資系企業への就職を志望するのであれば、紹介した内容を踏まえて適宜対策を進めても問題ありません。興味関心のある企業を中心に、産業構造の理解を深めてもよいでしょう。
大学2年生で長期インターンシップに参加しておけば、就活が本格的に始まったころに焦る必要もなくなるでしょう。また、興味のある仕事を体験できるので、今後の就職活動をスムーズに進められます。インターンシップに参加したい場合は、「大学2年生のインターンの探し方は?ポイントやメリットを分かりやすく解説」も参考にしてください。
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就活はいつから始めるべき?活動ピーク期【27卒】
就活が本格化するのは、大学3年生の3月ごろからです。活動のピークを知り、それまでに準備を進めておきましょう。就活をいつから始めればよいかについて解説します。
迷ったら今すぐ始めるのが大事
就活をいつ始めるか迷ったら、今すぐ始めましょう。就活準備は早く動くほど、余裕をもって入念な準備が行えます。また、就活の本格的なスタートが迫っている場合、のんびりしている余裕はありません。自己分析や面接対策など、重要度の高い対策から進めていきましょう。
就活をいつから始めれば良いかについては、「就活はいつから?大学3年生が始めた平均時期や26卒スケジュールを紹介」の記事を参考にしてください。
就活が本格化する時期は大学3年生の3月
就活が本格化する時期は、大学3年生の3月からです。就活のエントリーが一斉に解禁されることをきっかけに、就活生が動き出します。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」によると、企業説明会やセミナーへの参加は大学3年生の3月が多いことがわかります。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
エントリー解禁をきっかけに企業説明会や就活セミナーの数も増えるため、参加する就活生も多くなります。就活が本格化する大学3年生の3月までに、企業説明会や就活セミナーに参加する準備を終えておくとよいでしょう。
面接のピークは大学4年生の4月
面接が行われる時期のピークは、大学4年生の4月です。同調査によると、2月から3月にかけて面接数が増加し、4月にピークを迎えることがわかります。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
面接が増える大学4年生の4月までには、面接対策を進めておくことが重要です。いつまでにどのような準備が必要かを逆算し、就活を進めるのが大切でしょう。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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就活するために必要なこと7選!ポイントを解説
ある程度流れがつかめたら、インターンシップの応募やOB・OG訪問に向けた準備もしていきましょう。
ここでは、就活の全体像を踏まえて取り組みたいことを紹介します。ポイントを踏まえて実践していけば、就活が本格化した際も自信を持って選考や面接に臨めるはずです。
1.インターンシップへの応募と参加
インターンシップに参加することで、企業や仕事内容への理解を深めることができます。インターンシップに参加するメリットは、以下のとおりです。
・企業への理解が一気に深まる
・実際の職場で実務を経験できる
・社会人のリアルな働きぶりを見られる
・別ルートで面接を受けられる場合もある
・その企業や業務への適性を判断できる
インターンシップにはさまざまな種類があるので確認して応募しましょう。企業や業界について軽く知りたいのであれば短期、志望度が高い企業なら長期のインターンシップがおすすめです。
2.OB・OG訪問の実施
企業研究の一環として、OB・OG訪問も積極的に行うようにしてください。OB・OG訪問を通じて、企業のWebサイトには掲載されていないリアルな情報を得られます。
・現在の仕事内容
・1日の仕事の進め方
・働く前後のイメージギャップ
・実際に働いた感想ややりがい
・当時の就活でこだわったポイント
・選考対策や面接のアドバイス
OB・OG訪問の具体的な進め方は、大学のキャリアセンターの連絡先リストから先輩を探したり、ゼミやサークルなどの先輩に依頼したりするのが一般的です。
3.自己分析
自分の強み・価値観・向いている仕事を明確にして、志望業界・職種を絞る指針とするために、自己分析を行いましょう。もし自己分析が不十分なまま企業探しを始めると、「なんとなく選んだ企業」で選考を受け、志望動機に説得力がなく不合格になったり、内定後にミスマッチに気づいて後悔するリスクがあります。
具体的には以下のポイントを押さえて自己分析を進めましょう。
・自分の性格の特徴(長所・短所)
・得意なこと・苦手なこと
・仕事で大事にしたい価値観(安定・挑戦・人との関わりなど)
・向いている仕事・向いていない仕事
過去の経験(部活・アルバイト・学業など)で「どんなことに取り組み、どのように行動し、何を学んだか」を整理することも大切です。早めに取り組むことで、自信を持った志望動機作成やガクチカ準備が可能になり、就活で周囲に差をつける準備が整います。
4.業界・企業研究
就活で納得の内定を得るためには、業界研究・企業研究が欠かせません。自分に合った業界・企業を理解しないまま選考を受けると、志望動機に具体性がなく説得力を欠き、選考で不利になってしまいます。
業界研究は「どの業界で働きたいか」を決めるため、企業研究は「同じ業界の中でどの企業を志望するか」を決めるために必要です。この2つを丁寧に行うことで、自分の価値観・興味とマッチする業界・企業を見つけられ、面接で「なぜその業界・その企業を選んだのか」を自信を持って語れるようになります。
5.履歴書やエントリーシートの準備
自己分析と業界・企業研究が一通り済んだ段階で、履歴書やエントリーシート記入用のひな型を作っておくと良いでしょう。自己と企業双方の理解ができていれば、応募書類や面接でほぼ必ず聞かれる項目にはあらかじめ回答できるはずです。
・志望動機
・自己PR
・ガクチカ
・長所と短所
もちろん、企業によって求める人物像は異なるため、すべて同じ内容で提出できるわけではありません。
しかし、上記を中心とした内容であれば、パターン分けして下準備ができるはずです。企業が求める人物像に合わせてひな型の内容を調整すれば、面接や各種選考で慌ただしくなった際も落ち着いて対応できます。
6.筆記試験対策
面接に進むには筆記試験やWebテストなどの選考をクリアしなければならず、試験対策も欠かせません。
企業によって使用する試験の種類は異なりますが、主要なタイプは限定されています。過去の採用情報を検索すれば使用される試験の種類も調べられるので、参考書を1冊購入して傾向をつかんでおきましょう。
就活が本格化すると筆記・Web試験対策に充てる時間も取りづらいため、就活が本格化する大学3年の3月までに対策を済ませるのがおすすめです。Webテストの対策は移動時間などのすきま時間を利用して少しずつ進めていきましょう。
Webテスト対策に関する詳細は「就活のWebテストとは?受検形式や出題科目、効果的な対策法を解説」をご覧ください。
7.面接対策
就活準備として、時間を掛けたいのが面接対策です。企業の採用担当者や部長・役員などから直接質問される面接は、誰もが緊張して思うように回答できません。面接は場慣れしていたほうが緊張しづらくなるので、以下で紹介する内容を中心に、各自で入念な対策を済ませましょう。
筆記試験対策と同様、面接対策も就活が本格化すると時間を確保しづらいため、大学3年生の2月中までに済ませておけるとベターです。なお、面接対策は多少後ろ倒しになってもカバーできるため、状況に応じてすきま時間に対策しても良いでしょう。
・友人同士で面接官役を交代しながら受け答えを練習する
・自分が面接で回答する様子を動画撮影して見直す
・大学のキャリアセンターに面接対策を依頼する
・就活エージェントに面接対策を依頼する
面接でよく聞かれる質問に対しては、あらかじめどのように答えるか準備しておきましょう。ただし、丸暗記すると、本番に内容を忘れてしまった際に思い出せなくなる可能性があります。
また、面接は面接官との対話です。面接官とコミュニケーションをとる場なので、丸暗記した内容では、ただセリフを読んでいるようになり相手に熱意が伝わりにくくなってしまいます。感情を込めて話せるように、何度も練習して本番に臨みましょう。
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就活を効率的に進める3つのコツ
就活の準備を効率良く進めたいのであれば、内定までのスケジュールから逆算してやるべきことを明確にし、取り組めるものは同時並行させるのがおすすめです。
ここでは、効率的に就活を進めるコツを3つ紹介します。以下の内容も参考にしながら、就活対策を進めていきましょう。
1.内定までのスケジュールから逆算する
就活を効率的に進めたいのであれば、内定獲得と現時点を基準にスケジュールを逆算して立てることが特に重要です。
・自己分析
・業界・企業研究
・インターンシップ参加の検討
・筆記試験対策
・面接対策
今まで解説したなかでも上記5つの対策は必須であり、それぞれ、いつまでに取り組む必要があるかが異なります。状況次第で各対策にどの程度の時間をかけられるかも異なるため、優先順位をつけたうえで、時間配分とスケジュールを最初に決めてしまいましょう。
期限を決めてやるしかない状況に追い込めば、おのずと就活準備も効率良く進められるはずです。
2.就活準備は並行して進める
就活の準備は多岐にわたりますが、並行して進められるものは同時に進めましょう。自己分析や業界・企業研究には終わりがなく、それぞれを完ぺきに終わらせてから次の準備に進むのはむしろ非効率です。
企業研究を進める過程で、自分の好きな仕事内容や就活の方向性が見えてくる場合もあります。そこで得た気づきをさらに深掘りすれば、就活の軸が固まることもあるでしょう。
就活の準備は、選考が本格的に始まるまでに終えられれば、順序を極度に気にする必要はありません。準備を終わらせる期限を定めたうえで、自分が進めやすい形で対策を進めていきましょう。
3.就活関連サービスをフル活用する
効率的に就活を進めたい人は、就活にまつわる便利なサービスを並行して使うのがおすすめです。
・就活サイト
・ES添削サービス
・就活エージェント
・逆求人サービス
・新卒応援ハローワーク
一般的な就活サイトはもちろん、就活をサポートしてくれるサービスをうまく利用することで、より効率的に準備を進められます。自分一人では先入観も入ってしまうため、視野が狭まる可能性も否定できません。第三者からアドバイスをもらうことで、思ってもいなかった業界・企業が就職先の選択肢に挙がるケースもあるでしょう。
就活に関するおすすめサイトは「スムーズな就職活動のために!就活におすすめのサイト情報~その1~」も参考にしてください。
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就活に向けて大学1・2年生のうちにやっておくこと
ここでは、大学1・2年生の間に何を準備すべきかを解説します。就活の基礎力(ガクチカ・スケジュール管理・情報収集)を早めに整えておくことで、周りと差をつけられるでしょう。
就活で語れる学生時代のエピソードを作る
就活で内定をとるには、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」が欠かせません。企業は、就活生がどのような価値観・行動力・課題解決力を持つ人なのかを、学生時代のエピソードから判断します。
面接で必ず聞かれる質問の一つであり、インターンシップ選考でも求められることが多い項目です。そのため、大学1・2年生の間にアピールできる体験を積んでおくことが大切になります。具体的には以下のような活動を通じてエピソードを集めましょう。
・部活・サークル活動(役割・課題解決エピソードを意識)
・アルバイト(業務改善・接客向上の工夫など)
・インターンシップ(仕事理解・主体性発揮の機会)
・留学(異文化対応力・語学力の向上)
ポイントは、「何をやったか」だけでなく、「どう取り組んだか」「どのような成果・学びがあったか」まで具体的に説明できるよう準備しておくことです。大学1・2年のうちから目的意識を持って経験を積むことで、就活で自信を持って語れるエピソードを作り、周りの就活生と差をつけましょう。
就活に活かせる資格を取得する
資格は就活で自分の努力とスキルを示す強力な武器になります。資格取得の過程で培った計画性・継続力・基礎スキルは、企業から高く評価されるポイントです。特に大学3年生になると就活・ゼミ・授業で忙しくなるため、大学1・2年生のうちに資格取得に取り組むと良いでしょう。
就活でアピールしやすい資格の例は以下のとおりです。
・TOEIC(800点以上):語学力を証明できる
・日商簿記(3級以上):数字に強いことを示せる
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト):事務作業への対応力を示せる
・ITパスポート試験:IT基礎知識を証明できる
・秘書検定:ビジネスマナーの基礎を理解していることを証明できる
もちろん、直接仕事に関係しない資格であっても、「目標に向けて努力を続けられる人材である」ことのアピールにつながります。
資格取得の勉強は早く始めるほど便利です。今はまだ早いなどと思わず、大学1・2年生のうちに挑戦し、将来の選択肢を広げていきましょう。
早めに単位を十分に取得しておく
就活を成功させるには、大学1・2年生のうちに単位を計画的に取得しておきましょう。大学3年生になると就活だけでなくゼミ活動や授業でスケジュールが埋まり、時間の確保が難しくなります。もし単位取得が遅れていると、面接日程と授業が重なってしまい、選考に参加できなかったり、ESや面接対策の時間が取れずほかの学生に後れを取ったりする可能性があるでしょう。
具体的には、以下のポイントを意識しながら計画的に単位取得を進めることがおすすめです。
・効率的な履修計画を立てる(空きコマを作らない時間割作り)
・シラバスを活用し、評価方法・難易度を把握する
・レポートや課題は早めに取り組む習慣をつける
大学1・2年生のうちに履修計画を工夫し、コツコツと単位を取得しておくことで、志望企業の選考に集中できます。
情報収集して就活をイメージしておく
就活を有利に進めるには、大学1・2年生のうちから情報収集を始めることが大切です。就活が本格化する大学3年生のタイミングでスムーズに動けるかどうかは、どれだけ事前に情報を持っているかで大きく差がつきます。
具体的には、以下のような情報を少しずつ集めておくと、就活開始時に迷わず行動できるでしょう。
・就活の流れ・スケジュール感
・インターン・選考に必要な準備(ES・面接の流れ)
・各業界・業種の特徴、求められる人材像
・気になる企業の具体的な情報(理念・仕事内容・選考方法)
・効率的な就活のコツ、成功・失敗体験談
「何を知らないのかすら分からない状態」は就活において不利な状況です。大学1・2年生のうちから情報収集を習慣化し、自分が興味のある業界や企業を比較検討できる状態に整えておくことが内定獲得の大きな一歩になります。
就活経験者からリアルな話を聞いておく
就活を有利に進めたいなら、大学1・2年生のうちから就活経験者の話を聞いておきましょう。実際に就活を経験した先輩の話には、ネットでは得られないリアルな情報が詰まっており、就活の進め方や注意点、成功・失敗事例を具体的に確認できます。
情報収集方法としては以下の方法がおすすめです。
・サークルやゼミの先輩に気軽に相談する
・大学のキャリアセンターでOB・OG訪問の機会を活用する
・内定者座談会やオンラインイベントに参加する
・社会人になった先輩に、入社後の仕事内容についても聞いてみる
経験者の話を聞くことで、具体的な準備ステップが見え、就活への不安を減らせます。「もっと早く動いておけばよかった」と後悔しないために、今のうちから先輩や社会人に話を聞き、自分の就活戦略を練る材料を集めておきましょう。
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就活を何から始めるかわからず不安なときの対処法
就活を何から始めればよいかわからず不安なときは、候補に挙がったやるべきことを順番にやってみたり、頼りになる人や就活エージェントに相談したりするのがおすすめです。就活に対する不安を解消するためにできることをまとめたので、以下で紹介する内容も参考にしてみてください。
「やらないと」と思ったことから始める
何から始めれば良いかわからないときは、思い浮かんだ選択肢を一つずつ実践していくのがおすすめです。
自分のなかで、「面倒だな」と思うものを先に片付けてしまえば、そこからリズム良くほかのこともこなせるようになるはずです。
何かアクションに移すことで「次は企業研究して情報を集めよう」「関連するこの業界もあとで調べよう」などのように、次の選択肢が自然と出てきます。就活に不安はつきものであることを前提に、自分がピンときたことから対策を進めてみましょう。
友人と就活の状況を共有する
就活をしている同学年の友人と進捗状況を聞き合うのは、就活の不安を取り除く際におすすめしたい方法の一つです。特に、以下の内容について話を聞いてみましょう。
・現在どのような対策をしているか
・できていないことがあるか
・就活の進め方で不安はないのか
・やったほうが良いと思っていることはあるか
・おすすめのサービスやイベントはあるか
お互いに近況を報告し合うことで、新たな発見もあるでしょう。自分と同じ境遇で努力する身近な存在を頼りに、現状を客観的に把握したうえで不安の原因を取り除いてみてください。
就活を終えた大学の先輩に相談する
同い年の友人だけでなく、就活を終えた大学やサークルなどの先輩に相談しても良いでしょう。同学年の友人に相談すると自分の現況と直接比較することになり、状況次第では落ち込む原因になりかねません。
すでに内定を獲得している先輩なら、直近の経験を交えながら親身になって相談に乗ってくれるでしょう。先輩に相談する際は、自分が希望する業界に内定が決まっているほうが、より具体的で実践的なアドバイスをもらえるはずです。
大学のキャリアセンターに相談する
就活の不安の相談先として、大学のキャリアセンターも積極的に利用してみましょう。キャリアセンターは自分のことを深く知らない立場だからこそ、相談しやすい側面もあります。
ただし、時期によって繁忙度が異なり、その場で相談に乗ってもらえることもあれば、事前予約が必要な場合もあります。自分の大学のキャリアセンターに「予約が必要かどうか」を問い合わせてみましょう。
就活エージェントに相談する
就活に関する不安は、就活のプロである就活エージェントに相談してもよいでしょう。就活エージェントは多くの学生をサポートしてきた実績があり、キャリアアドバイザー自身の豊富な知識と経験を踏まえ、学生の状況に合わせた適切なアドバイスが可能です。
就活の流れや企業・業界の動きも熟知している就活エージェントなら、就活に関するあらゆる悩みを解決できるでしょう。
就活の悩みを相談する相手に関しては、「就活相談先のおすすめ15選!悩み別の聞くこと一覧や相手選びのコツも解説」も参考にしてください。
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就活で何から始めれば良いかわからず悩むあなたへ
就活は誰もが初めての経験であり、「何から始めれば良いかわからない」と悩むのは当然です。周りが着々と準備を進めるなか、時間だけが過ぎて焦っている人もいるでしょう。就活の進め方がわからなくて困っている人は、プロの力を借りるのがおすすめです。
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